JPH0727860Y2 - 装飾具のホルダー - Google Patents

装飾具のホルダー

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JPH0727860Y2
JPH0727860Y2 JP1992053818U JP5381892U JPH0727860Y2 JP H0727860 Y2 JPH0727860 Y2 JP H0727860Y2 JP 1992053818 U JP1992053818 U JP 1992053818U JP 5381892 U JP5381892 U JP 5381892U JP H0727860 Y2 JPH0727860 Y2 JP H0727860Y2
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slit
elastic locking
locking piece
piece
accessory
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JP1992053818U
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JPH067515U (ja
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和雄 峠
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和雄 峠
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バッジやメダル等の装
飾具を吊り下げるホルダーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、表面に適宜な図柄模
様を印刷等してなる表面部材の周縁に裏面部材の周縁を
嵌着して偏平な中空円板形状に形成されたバッジを吊り
下げる場合、図6に示すように、バッジAの上端部に表
裏面部材間に貫通する小径の取付孔Bを設け、この取付
孔BにリングCを介してホルダーDを連結するか、或い
は、図7に示すように、バッジAの裏面部材aの上端部
左右2か所に取付孔b、bを接近した状態で穿設し、一
方の取付孔bから他方の取付孔bにリングCを挿通させ
て該リングCを介してホルダーDを連結している構造の
ものが一般に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
構造によれば、取付孔BやリングCがバッジAの表面側
に露呈して体裁が悪いばかりでなく、表面部材に設けて
いる図柄模様の一部が取付孔Bの穿設により除去された
状態となって外観を損するという問題点がある。一方、
後者の構造によれば、表面部材の外観を損することはな
いが、裏面部材の上端部左右2か所に穿設した取付孔
b、b間に1個のリングCを挿通すると、このリングC
を介して吊り下げた場合、取付孔b、b内に挿入してい
るリングCの部分が裏面部材の内面に押接すると共に取
付孔b、bから出たリングCの部分が裏面部材の外面に
押接してバッジAが傾斜状態に吊り下げられることにな
り、体裁が悪くなるばかりでなく、図柄模様を明確に見
せることができなくなるという問題点がある。
【0004】又、上記いずれの構造においても、リング
Cを取付孔B、bに挿通、係止させる作業が困難で、煩
わしいものである。本考案はこのような問題点を解消し
得る装飾具のホルダーの提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の装飾具のホルダーは、ホルダー主体1の下
端にバッジ等の中空装飾具9の上端に穿設しているス
リット10に挿入可能な薄い弾性係止片5を連結し、該
弾性係止片5の中央部に、この弾性係止片5を上記中空
装飾具9のスリット10に挿入した際に弾性復元によっ
て上端が中空装飾具9のスリット10の周辺内面に抜け
止め状態に係止する下端から上端に向かって斜め外方に
傾斜した切起片部7を設け、さらに弾性係止片5の上端
部に、中空装飾具9の上面に当接する係止突片5aを突
設してなる構造を有しているものである。
【0006】
【作用】弾性係止片5を中空装飾具9の上端に穿設して
いるスリット10に挿入すると、該弾性係止片5の切起片
部7がスリット10により弾性係止片5と面一となる方向
に弾性変形しながらスリット10を通過し、通過後には該
切起片部5がスリット10からの規制を解かれて直ちに上
向き傾斜状態に弾性復元し、その上端面がスリット10の
周辺内面に係止してホルダー主体1が該弾性係止片5を
介し装飾具9の上端に抜け止め状態で簡単に取付けられ
る。この取付状態においては、スリット10が極めて細長
の孔であるから外部から殆ど直視することができず、し
かも、該スリット10が薄い弾性係止片5によって埋め込
まれた状態となっているので外観を損することもなく、
さらに、スリット10の開口方向に応じて該スリット10か
ら突出した弾性係止片5の端部を垂直上方に折り曲げる
ことによってその表裏面を装飾具9と面一状態にするこ
とができ、装飾具9を体裁よく吊支することができるも
のである。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
1はホルダー主体で、短い鎖よりなる条体2の上端に止
め環3を連結していると共に下端に小径のリング4を連
結し、さらに、このリング4に厚みが0.5mm 以下の薄い
弾性金属板よりなる矩形状の弾性係止片5の上端中央部
を連結してなるものである。この弾性係止片5は横幅が
5〜8mm程度であって、縦幅がそれよりもやゝ大きく形
成され、中央部に下向きコ字状の切目6を設けて切起片
部7を形成してある。
【0008】切起片部7は、図2に示すようにその下端
を弾性係止片5の下端部に一体に連設していると共にそ
の下端部から僅かに屈折させて下端から上端に向かって
弾性係止片5から徐々に離間するように斜め外方に傾斜
してある。この切起片部7の上端よりも僅かに上方に位
置する弾性係止片5の上端部においては、その両側部に
係止突片5a、5aを水平方向に突設してあり、さらに、弾
性係止片5の上端中央部に小径取付孔8を穿設して該小
径取付孔8に上記リング4を挿通させてこのリング4か
ら弾性係止片5を吊設しているものである。
【0009】ホルダー主体1の上記止め環3は公知の適
宜な構造のものであればよく、図においては、下向きに
開口したC字状の環部3aの開口部における一方にレバー
片11の一端部を回動自在に枢着すると共に該レバー片11
の一端近傍部分に細長い連結フレーム片12の基端を回動
自在に取付け、この連結フレーム片12の先端を止め環3
の開口部における他方端部に設けた係止溝13に上記レバ
ー片11の操作によって係脱自在に構成したものを使用し
ている。そして、連結フレーム片12の中央部に上記リン
グ4と略同大、同形状の上部リング14を連結し、両リン
グ4、14間に条体2の上下端部を連結しているものであ
る。
【0010】このように構成したホルダー主体1によっ
て吊支される装飾具としてのバッジ9は、例えば、図3
〜図5に示すように円形の金属製表裏面部材9a、9bとの
外周縁同士を嵌着、一体化した中空構造のものが用いら
れ、このバッジ9の裏面部材9bの上端に上記薄肉の弾性
係止片5が挿入可能な幅と長さを有するスリット10を水
平方向に穿設してなる構造を有する。
【0011】バッジ9を構成する表裏面部材9a、9bとの
具体的な構造は、図3に示すように裏面部材9bの外周縁
を表面部材9aに向かう環状のフランジ部15に湾曲形成
し、このフランジ部15を抱持するように表面部材9aの外
周縁を屈曲させてその屈曲縁部16の内面に裏面部材9bの
環状フランジ部15を嵌着させた構造としているものであ
り、表面部材9aにはその表面に適宜な図柄模様17が印刷
されているが、この印刷は表面部材9aに直接施しておい
てもよく、又、表面部材9aと同大、同形の紙片18に印刷
しておき、この紙片に透明カバーフイルム19を重ね合わ
せて表面部材9a上に載せ、これらの紙片と透明フイルム
との外周縁を表裏面部材9a、9bの嵌着部に巻き込んで挟
着させた構造としてもよい。
【0012】このバッジ9を上記のように構成したホル
ダーによって吊支するには、ホルダー主体1の下端に連
結している弾性係止片5を図2に示す状態からバッジ9
の裏面部材9bの上端に穿設しているスリット10に挿入す
ると、該弾性係止片5の切起片部7の下端部外面がスリ
ット10の対向開口端面に当接して弾性係止片5をスリッ
ト10に挿入するに従ってスリット10側から押圧力を受
け、その押圧力によって弾性係止片5と面一となる方向
に弾性変形しながらスリット10を通過する。
【0013】切起片部7がスリット10を通過すると同時
に弾性係止片5の上端部両側に突設した係止突片5a、5a
の下端がスリット10の両端部における裏面部材9bの表面
に当接し、弾性係止片5がスリット10にそれ以上挿入す
るのを阻止されると共に切起片部7がスリット10からの
規制を解かれて直ちに上向き傾斜状態に弾性復元し、そ
の上端面がスリット10の周辺内面に係止してホルダー主
体1が該弾性係止片5を介しバッジ9の上端に抜け止め
状態で取付けられるものである。
【0014】この際、弾性係止片5において、切起片部
7の上端部と係止突片5aの下端面との間の寸法をスリッ
ト10の穿設深さ(裏面部材9bの厚み)に略等しくしてお
くことによって、弾性係止片5をスリット10に挿入する
だけで、係止突片5aがスリット10の上面側に当接すると
同時に切起片部7をスリット10の内面側に係止させるこ
とができるものである。
【0015】このように、ホルダー主体1の下端に設け
た弾性係止片5を介してバッジ9を吊支するものである
が、スリット10が上向きに開口した状態で穿設していな
くて図に示すようにバッジ9の裏面部材9bの上端背面側
に穿設されている場合には弾性係止片5がバッジ9 から
後方に突出した取付状態となる。この場合には、スリッ
ト10から突出した弾性係止片5の端部を垂直上方に折り
曲げてバッジ9の背面に沿わせることによりバッジ9を
正確に吊支した構造にすることができる。尚、上記実施
例においては、中空装飾具としてバッジ9を例示した
が、中空のメダルや動物等の形状を有する中空小物品等
であっても、上記同様に、上端部にスリットを穿設して
おくことにより、弾性係止片5を介して吊支し得るもの
である。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案の装飾具のホルダー
によれば、ホルダー主体1の下端にバッジ等の中空装
飾具9の上端に穿設しているスリット10に挿入可能な
薄い弾性係止片5を連結し、該弾性係止片5の中央部
、この弾性係止片5を上記中空装飾具9のスリット1
0に挿入した際に弾性復元によって上端が中空装飾具9
のスリット10の周辺内面に抜け止め状態に係止する
端から上端に向かって斜め外方に傾斜した切起片部7を
設けているので、ホルダー主体1の下端に設けた弾性係
片5を中空装飾具9の上端に穿設しているスリット1
0に挿入するだけで簡単に装飾具9をホルダーに吊支す
ることができ、その作業が容易であると共に弾性係止片
5をスリット10に挿入すれば、該弾性係止片5の中央
部に設けている切起片部7が弾性復元して中空装飾具9
のスリット10の周辺内面に係止し、ホルダーに中空装
飾具9を抜け止め状態強固に取付けることができるも
のであり、その上、弾性係止片5の上端部に、中空装飾
具9の上面に当接する係止突片5aを突設しているの
で、弾性係止片5を中空装飾具9のスリット10に挿入
した際に、該係止突片5aが中空装飾具9の上面に当接
して弾性係止片5がそれ以上中空装飾具9内に挿入され
るのを確実に阻止することができると共に、この係止突
片5aと上記切起片部7とによって弾性係止片5と中空
装飾具9とが殆どガタ付きが生じることなく連結して、
中空装飾具9を安定的に吊支することができるものであ
る。
【0017】さらに、スリット10は極めて細長の孔であ
るから外部から殆ど直視することができず、しかも、該
スリット10が薄い弾性係止片5によって埋め込まれた状
態となっているので外観を損することもなく、また、ス
リット10の開口方向に応じて該スリット10から突出した
弾性係止片5の端部を垂直上方に折り曲げることによっ
てその表裏面を装飾具9と面一状態にすることができ、
装飾具9を体裁よく吊支することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッジに対する取付前の状態を示す簡略斜視
図、
【図2】その拡大斜視図、
【図3】取付けた状態の拡大断面図、
【図4】その簡略正面図、
【図5】簡略背面図、
【図6】従来構造を示す正面図、
【図7】別な従来構造を示す背面図。
【符号の説明】
1 ホルダー主体 5 弾性係止片 7 切起片部 9 バッジ 10 スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダー主体1の下端にバッジ等の中
    空装飾具9の上端に穿設しているスリット10に挿入可
    能な薄い弾性係止片5を連結し、該弾性係止片5の中央
    部に、この弾性係止片5を上記中空装飾具9のスリット
    10に挿入した際に弾性復元によって上端が中空装飾具
    9のスリット10の周辺内面に抜け止め状態に係止する
    下端から上端に向かって斜め外方に傾斜した切起片部7
    を設け、さらに弾性係止片5の上端部に、中空装飾具9
    の上面に当接する係止突片5aを突設してなる装飾具の
    ホルダー。
JP1992053818U 1992-07-07 1992-07-07 装飾具のホルダー Expired - Lifetime JPH0727860Y2 (ja)

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JP1992053818U JPH0727860Y2 (ja) 1992-07-07 1992-07-07 装飾具のホルダー

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JP1992053818U JPH0727860Y2 (ja) 1992-07-07 1992-07-07 装飾具のホルダー

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JPH067515U JPH067515U (ja) 1994-02-01
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ID=12953374

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JP2016140590A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 株式会社ダイキ バッジ・アクセサリ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5031830Y2 (ja) * 1971-03-22 1975-09-17
JPS60184599U (ja) * 1984-05-17 1985-12-07 株式会社 タカラ 時計玩具

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