JPH07282751A - 蛍光表示管 - Google Patents
蛍光表示管Info
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- JPH07282751A JPH07282751A JP9288694A JP9288694A JPH07282751A JP H07282751 A JPH07282751 A JP H07282751A JP 9288694 A JP9288694 A JP 9288694A JP 9288694 A JP9288694 A JP 9288694A JP H07282751 A JPH07282751 A JP H07282751A
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- Japan
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- phosphor
- layers
- display tube
- fluorescent display
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 硫化物系蛍光体を使用することなく、多色表
示を高輝度かつ長寿命で得る。また、陽極層および配線
層の断線，フィルタ層の劣化，蛍光体層の劣化などのな
い高品質かつ高信頼性で得る。 【構成】 ガラス基板１上の所定位置には、陽極層２
ａ，２ｂおよび絶縁層３が形成され、陽極層２ａ上に、
表面をＩＴＯで被覆して導電性を付与した青色顔料から
なる青色フィルター層６ｂが形成され、陽極層２ｂ上
に、表面をＩＴＯで被覆して導電性を付与した黄色顔料
からなる黄色フィルター層６ｙが形成されている。これ
らのフィルター層６ｂ，６ｙ上にＺｎＯ：Ｚｎ蛍光体か
らなる蛍光体層４Ａを形成した後、大気中にて焼成を行
ってフィルター層６ｂ，６ｙおよび蛍光体層４内に含有
されている有機バインダーを燃焼させて形成する。
示を高輝度かつ長寿命で得る。また、陽極層および配線
層の断線，フィルタ層の劣化，蛍光体層の劣化などのな
い高品質かつ高信頼性で得る。 【構成】 ガラス基板１上の所定位置には、陽極層２
ａ，２ｂおよび絶縁層３が形成され、陽極層２ａ上に、
表面をＩＴＯで被覆して導電性を付与した青色顔料から
なる青色フィルター層６ｂが形成され、陽極層２ｂ上
に、表面をＩＴＯで被覆して導電性を付与した黄色顔料
からなる黄色フィルター層６ｙが形成されている。これ
らのフィルター層６ｂ，６ｙ上にＺｎＯ：Ｚｎ蛍光体か
らなる蛍光体層４Ａを形成した後、大気中にて焼成を行
ってフィルター層６ｂ，６ｙおよび蛍光体層４内に含有
されている有機バインダーを燃焼させて形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低速電子線励起による
蛍光体の発光を利用して表示を行う蛍光表示管に係わ
り、特に透光性の陽極基板を透して発光部を観察する構
造、いわゆるリバースビュータイプの蛍光表示管に関す
るものである。
蛍光体の発光を利用して表示を行う蛍光表示管に係わ
り、特に透光性の陽極基板を透して発光部を観察する構
造、いわゆるリバースビュータイプの蛍光表示管に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、透光性の陽極基板を透して発光部
を観察する構造の蛍光表示管においては、異なった発光
色を得るのに２つの構造が提案されていた。まず、第１
の構造としては、図３に要部拡大断面図で示すように透
光性の陽極として例えばガラス基板１上にスパッタリン
グ法などにより堆積させたＡｌやＩＴＯ（インジウム・
チン・オキサイド：Ｉｎ2Ｏ3＋ＳｎＯ2 混晶体）などの
薄膜をフォトエッチング法により透光性の陽極層２およ
び図示しない配線層を形成し、次いで低融点ガラスを主
成分とする絶縁ペーストをスクリーン印刷法により塗布
し、焼成して絶縁層３を形成する。
を観察する構造の蛍光表示管においては、異なった発光
色を得るのに２つの構造が提案されていた。まず、第１
の構造としては、図３に要部拡大断面図で示すように透
光性の陽極として例えばガラス基板１上にスパッタリン
グ法などにより堆積させたＡｌやＩＴＯ（インジウム・
チン・オキサイド：Ｉｎ2Ｏ3＋ＳｎＯ2 混晶体）などの
薄膜をフォトエッチング法により透光性の陽極層２およ
び図示しない配線層を形成し、次いで低融点ガラスを主
成分とする絶縁ペーストをスクリーン印刷法により塗布
し、焼成して絶縁層３を形成する。
【０００３】しかる後、陽極層２上に蛍光体ペーストを
スクリーン印刷法により塗布して蛍光体層４ａ，４ｂを
被着形成する。ここで、塗布する蛍光体の種類を変える
ことにより異なった発光色が得られる。例えば蛍光体層
４ａにＺｎＯ：Ｚｎ（発光色：青緑）を、蛍光体層４ｂ
にＺｎＣｄＳ：Ａｇ＋Ｉｎ2Ｏ3（発光色：赤）をそれぞ
れ形成することにより青緑と赤との２色表示が得られ
る。
スクリーン印刷法により塗布して蛍光体層４ａ，４ｂを
被着形成する。ここで、塗布する蛍光体の種類を変える
ことにより異なった発光色が得られる。例えば蛍光体層
４ａにＺｎＯ：Ｚｎ（発光色：青緑）を、蛍光体層４ｂ
にＺｎＣｄＳ：Ａｇ＋Ｉｎ2Ｏ3（発光色：赤）をそれぞ
れ形成することにより青緑と赤との２色表示が得られ
る。
【０００４】また、第２の構造としては、図４に要部拡
大断面図で示すように透光性ガラス基板１上に異なる吸
収特性を有するカラーフィルター層５ａ，５ｂを形成す
る。このカラーフィルター層５ａ，５ｂは、顔料と低融
点ガラスとを主成分とするペーストやカッパーステイン
（銅を含んだ顔料）などのペーストを印刷法により塗布
して形成し、焼成により形成される。次に前述した第１
の構造と同様に陽極層２および絶縁層３を形成した後、
低速電子線励起に対して高効率で長寿命なＺｎＯ：Ｚｎ
（発光色：青緑）で蛍光体層４を形成する。
大断面図で示すように透光性ガラス基板１上に異なる吸
収特性を有するカラーフィルター層５ａ，５ｂを形成す
る。このカラーフィルター層５ａ，５ｂは、顔料と低融
点ガラスとを主成分とするペーストやカッパーステイン
（銅を含んだ顔料）などのペーストを印刷法により塗布
して形成し、焼成により形成される。次に前述した第１
の構造と同様に陽極層２および絶縁層３を形成した後、
低速電子線励起に対して高効率で長寿命なＺｎＯ：Ｚｎ
（発光色：青緑）で蛍光体層４を形成する。
【０００５】このような構成において、カラーフィルタ
ー層５ａ，５ｂがそれぞれ青色，黄色のフィルター層で
ある場合、ブロードな発光スペクトルのＺｎＯ：Ｚｎ蛍
光体層４の発光がこれらのフィルター層５ａ，５ｂによ
り、それぞれ青色，黄色に変換され、２色表示が得られ
る。また、３色以上も同様にして得ることができる。
ー層５ａ，５ｂがそれぞれ青色，黄色のフィルター層で
ある場合、ブロードな発光スペクトルのＺｎＯ：Ｚｎ蛍
光体層４の発光がこれらのフィルター層５ａ，５ｂによ
り、それぞれ青色，黄色に変換され、２色表示が得られ
る。また、３色以上も同様にして得ることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た第１の構造および第２の構造では、下記にそれぞれ説
明するような問題があった。 （第１の構造）多色表示を行うために蛍光体層４ａ，４
ｂとして（ＺｎＣｄＳ：Ａｇ＋Ｉｎ2Ｏ3 ）や（Ｚｎ
Ｓ：Ｚｎ＋Ｉｎ2 Ｏ3 ）などの硫化物系蛍光体を使用し
た場合、これらの硫化物系蛍光体は、低速電子線で蛍光
体の表面が分解し、カソードがダメージを受け、短寿命
となる。
た第１の構造および第２の構造では、下記にそれぞれ説
明するような問題があった。 （第１の構造）多色表示を行うために蛍光体層４ａ，４
ｂとして（ＺｎＣｄＳ：Ａｇ＋Ｉｎ2Ｏ3 ）や（Ｚｎ
Ｓ：Ｚｎ＋Ｉｎ2 Ｏ3 ）などの硫化物系蛍光体を使用し
た場合、これらの硫化物系蛍光体は、低速電子線で蛍光
体の表面が分解し、カソードがダメージを受け、短寿命
となる。
【０００７】（第２の構造）ガラス基板１上にカラーフ
ィルター層５ａ，５ｂを形成した後、スパッタリング法
などにより堆積させたＡｌやＩＴＯなどの薄膜をフォト
エッチングし、陽極層２および配線層を形成する場合、
顔料と低融点ガラスとを主成分とするフィルター層は数
μｍ以上の厚みがあるため、ＡｌやＩＴＯなどの薄膜を
フォトエッチングする際、これらの段差が原因で断線が
発生しやすい。また、エッチング液によりカラーフィル
ター層５ａ，５ｂに含まれる低融点ガラスが侵され、カ
ラーフィルター層５ａ，５ｂが濁ることになる。また、
ステイン法では、ペースト焼成後の残渣を取り除くため
の洗浄工程が必要となるとともにガラス中に入ったＡ
ｕ，Ａｇ，Ｃｕなどのイオンが蛍光表示管の加熱工程に
おいて蛍光体層４に拡散し、発光特性を低下させる。
ィルター層５ａ，５ｂを形成した後、スパッタリング法
などにより堆積させたＡｌやＩＴＯなどの薄膜をフォト
エッチングし、陽極層２および配線層を形成する場合、
顔料と低融点ガラスとを主成分とするフィルター層は数
μｍ以上の厚みがあるため、ＡｌやＩＴＯなどの薄膜を
フォトエッチングする際、これらの段差が原因で断線が
発生しやすい。また、エッチング液によりカラーフィル
ター層５ａ，５ｂに含まれる低融点ガラスが侵され、カ
ラーフィルター層５ａ，５ｂが濁ることになる。また、
ステイン法では、ペースト焼成後の残渣を取り除くため
の洗浄工程が必要となるとともにガラス中に入ったＡ
ｕ，Ａｇ，Ｃｕなどのイオンが蛍光表示管の加熱工程に
おいて蛍光体層４に拡散し、発光特性を低下させる。
【０００８】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、硫
化物系蛍光体を使用することなく、多色表示を高輝度か
つ長寿命で得られる蛍光表示管を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、陽極層および配線層の断
線，フィルタ層の劣化，蛍光体層の劣化などのない高品
質かつ高信頼性が得られる蛍光表示管を提供することに
ある。
を解決するためになされたものであり、その目的は、硫
化物系蛍光体を使用することなく、多色表示を高輝度か
つ長寿命で得られる蛍光表示管を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、陽極層および配線層の断
線，フィルタ層の劣化，蛍光体層の劣化などのない高品
質かつ高信頼性が得られる蛍光表示管を提供することに
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による蛍光表示管は、陽極基板と蛍光体
層との間に導電性のカラーフィルター層を介在させたも
のである。
るために本発明による蛍光表示管は、陽極基板と蛍光体
層との間に導電性のカラーフィルター層を介在させたも
のである。
【００１０】
【作用】本発明における導電性のカラーフィルター層は
硫化物系蛍光体を使用せずに多色表示が可能となる。ま
た、本発明における導電性のカラーフィルター層は陽極
層としての機能も兼ね備えている。
硫化物系蛍光体を使用せずに多色表示が可能となる。ま
た、本発明における導電性のカラーフィルター層は陽極
層としての機能も兼ね備えている。
【００１１】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細を
説明する。 （実施例１）図１は、本発明による蛍光表示管の一実施
例による構成を示す要部断面図であり、図３および図４
と同一部分には同一符号を付してある。同図において、
透光性のガラス基板１上には、蛍光体層の形成部位にＩ
ＴＯ薄膜のフォトエッチング法により陽極層２ａ，陽極
層２ｂおよび図示しない配線層が形成され、さらにその
周辺部には絶縁層３が形成されている。
説明する。 （実施例１）図１は、本発明による蛍光表示管の一実施
例による構成を示す要部断面図であり、図３および図４
と同一部分には同一符号を付してある。同図において、
透光性のガラス基板１上には、蛍光体層の形成部位にＩ
ＴＯ薄膜のフォトエッチング法により陽極層２ａ，陽極
層２ｂおよび図示しない配線層が形成され、さらにその
周辺部には絶縁層３が形成されている。
【００１２】また、一方の陽極層２ａ上には、表面をス
パッタリング法によりＩＴＯで被覆して導電性を付与し
た例えばアルミン酸コバルトなどの青色顔料とビークル
とからなるペーストを印刷法にて塗布し、乾燥させて青
色フィルター層６ｂが形成され、同様にして他方の陽極
層２ｂ上には、表面をＩＴＯで被覆して導電性を付与し
た例えばチタンイエローなどの黄色顔料とビークルとか
らなるペーストを印刷法にて塗布し、乾燥させて黄色フ
ィルター層６ｙが形成されている。
パッタリング法によりＩＴＯで被覆して導電性を付与し
た例えばアルミン酸コバルトなどの青色顔料とビークル
とからなるペーストを印刷法にて塗布し、乾燥させて青
色フィルター層６ｂが形成され、同様にして他方の陽極
層２ｂ上には、表面をＩＴＯで被覆して導電性を付与し
た例えばチタンイエローなどの黄色顔料とビークルとか
らなるペーストを印刷法にて塗布し、乾燥させて黄色フ
ィルター層６ｙが形成されている。
【００１３】また、これらの青色フィルター層６ｂおよ
び黄色フィルター層６ｙ上には、酸化物系蛍光体として
例えばＺｎＯ：Ｚｎ蛍光体とビークルとからなるペース
トを印刷法にて塗布し、乾燥させて蛍光体層４Ａが形成
されている。また、これらの青色フィルター層６ｂ，黄
色フィルター層６ｙおよび蛍光体層４Ａが形成されたガ
ラス基板１は、大気中にて５００〜５５０℃程度で焼成
し、青色フィルター層６ｂ，黄色フィルター層６ｙおよ
び蛍光体層４内に含有されている有機バインダーを燃焼
させて除去した後、通常の蛍光表示管の製造工程を経て
管球化することにより、青色発光と黄色発光とを行う２
色表示蛍光表示管が得られる。
び黄色フィルター層６ｙ上には、酸化物系蛍光体として
例えばＺｎＯ：Ｚｎ蛍光体とビークルとからなるペース
トを印刷法にて塗布し、乾燥させて蛍光体層４Ａが形成
されている。また、これらの青色フィルター層６ｂ，黄
色フィルター層６ｙおよび蛍光体層４Ａが形成されたガ
ラス基板１は、大気中にて５００〜５５０℃程度で焼成
し、青色フィルター層６ｂ，黄色フィルター層６ｙおよ
び蛍光体層４内に含有されている有機バインダーを燃焼
させて除去した後、通常の蛍光表示管の製造工程を経て
管球化することにより、青色発光と黄色発光とを行う２
色表示蛍光表示管が得られる。
【００１４】（実施例２）図２は、本発明による蛍光表
示管の他の実施例による構成を示す要部断面図であり、
図３および図４と同一部分には同一符号を付してある。
同図において、透光性のガラス基板１上には、Ａｌ薄膜
のフォトエッチング法により図示しない配線層を形成し
た後、蛍光体層の形成部位に開口部を有する絶縁層３が
形成されている。
示管の他の実施例による構成を示す要部断面図であり、
図３および図４と同一部分には同一符号を付してある。
同図において、透光性のガラス基板１上には、Ａｌ薄膜
のフォトエッチング法により図示しない配線層を形成し
た後、蛍光体層の形成部位に開口部を有する絶縁層３が
形成されている。
【００１５】また、ガラス基板１上に形成された絶縁層
３の開口部内には、例えばベンガラなどの赤色顔料と例
えば酸化クロムなどの緑色顔料との各々に導電性物質と
してＩｎ2Ｏ3の粉体とビークルとを混合した印刷ペース
トを印刷法にて塗布して赤色フィルター層７ｒと緑色フ
ィルター層７ｇとがそれぞれ形成され、これらの赤色フ
ィルター層７ｒおよび緑色フィルター層７ｇ上に酸化物
系蛍光体として例えばＺｎＯ：Ｚｎ蛍光体とビークルと
からなるペーストを印刷法にて塗布し、乾燥させて蛍光
体層４Ａが形成されている。
３の開口部内には、例えばベンガラなどの赤色顔料と例
えば酸化クロムなどの緑色顔料との各々に導電性物質と
してＩｎ2Ｏ3の粉体とビークルとを混合した印刷ペース
トを印刷法にて塗布して赤色フィルター層７ｒと緑色フ
ィルター層７ｇとがそれぞれ形成され、これらの赤色フ
ィルター層７ｒおよび緑色フィルター層７ｇ上に酸化物
系蛍光体として例えばＺｎＯ：Ｚｎ蛍光体とビークルと
からなるペーストを印刷法にて塗布し、乾燥させて蛍光
体層４Ａが形成されている。
【００１６】この場合、フィルター層７ｒおよびフィル
ター層７ｇは、導電性物質としてＩｎ2Ｏ3の粉体が含有
され、陽極としての機能を兼ね備えており、図示しない
配線層と電気的に接続されている。また、これらの赤色
フィルター層７ｒ，緑色フィルター層７ｇおよび蛍光体
層４Ａが形成されたガラス基板１は、大気中にて５００
〜５５０℃程度で焼成して赤色フィルター層７ｒ，緑色
フィルター層７ｇおよび蛍光体層４Ａ内に含有されてい
る有機バインダーを燃焼させて除去した後、通常の蛍光
表示管の製造工程を経て管球化することにより、赤色発
光と緑色発光とを行う２色表示蛍光表示管が得られる。
ター層７ｇは、導電性物質としてＩｎ2Ｏ3の粉体が含有
され、陽極としての機能を兼ね備えており、図示しない
配線層と電気的に接続されている。また、これらの赤色
フィルター層７ｒ，緑色フィルター層７ｇおよび蛍光体
層４Ａが形成されたガラス基板１は、大気中にて５００
〜５５０℃程度で焼成して赤色フィルター層７ｒ，緑色
フィルター層７ｇおよび蛍光体層４Ａ内に含有されてい
る有機バインダーを燃焼させて除去した後、通常の蛍光
表示管の製造工程を経て管球化することにより、赤色発
光と緑色発光とを行う２色表示蛍光表示管が得られる。
【００１７】なお、前述した実施例においては、顔料表
面をＩＴＯのスパッタリングで被覆した場合と、顔料に
Ｉｎ2Ｏ3粉末を混合した場合について説明したが、本発
明はこれらに限定されるものではなく、電子ビーム蒸着
法，メッキ法などを用いて顔料の表面にＳｎＯ2 などの
他の導電物質を付与させたものを用いても前述と同様の
効果が得られる。
面をＩＴＯのスパッタリングで被覆した場合と、顔料に
Ｉｎ2Ｏ3粉末を混合した場合について説明したが、本発
明はこれらに限定されるものではなく、電子ビーム蒸着
法，メッキ法などを用いて顔料の表面にＳｎＯ2 などの
他の導電物質を付与させたものを用いても前述と同様の
効果が得られる。
【００１８】なお、前述した実施例においては、蛍光体
として例えばＺｎＯ：Ｚｎ蛍光体などの酸化物系蛍光体
を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、Ｙ2Ｏ3系蛍光体またはＺｎＳｉＯ
4 系蛍光体などを用いても前述と同様の効果が得られ
る。
として例えばＺｎＯ：Ｚｎ蛍光体などの酸化物系蛍光体
を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、Ｙ2Ｏ3系蛍光体またはＺｎＳｉＯ
4 系蛍光体などを用いても前述と同様の効果が得られ
る。
【００１９】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
透光性陽極基板と蛍光体層との間に導電性のカラーフィ
ルター層を介在させたことにより、硫化物系蛍光体を使
用せずに多色表示ができるので、蛍光体層の発光特性を
劣化させることなく、高輝度かつ長寿命の蛍光表示管が
得られるという極めて優れた効果を有する。
透光性陽極基板と蛍光体層との間に導電性のカラーフィ
ルター層を介在させたことにより、硫化物系蛍光体を使
用せずに多色表示ができるので、蛍光体層の発光特性を
劣化させることなく、高輝度かつ長寿命の蛍光表示管が
得られるという極めて優れた効果を有する。
【００２０】また、透光性陽極基板上に陽極層および配
線層を形成した後にフィルター層が形成されるため、従
来構造における陽極層および配線層の断線，フォトエッ
チングによるフィルター層の劣化およびフィルター層か
らのイオン拡散による蛍光体の劣化などがなくなるとと
もにフィルター層形成後の洗浄工程も不要となり、高品
質かつ高信頼性の蛍光表示管が得られるという極めて優
れた効果を有する。
線層を形成した後にフィルター層が形成されるため、従
来構造における陽極層および配線層の断線，フォトエッ
チングによるフィルター層の劣化およびフィルター層か
らのイオン拡散による蛍光体の劣化などがなくなるとと
もにフィルター層形成後の洗浄工程も不要となり、高品
質かつ高信頼性の蛍光表示管が得られるという極めて優
れた効果を有する。
【図１】 本発明による蛍光表示管の一実施例による基
板構造を示す要部断面図である。
板構造を示す要部断面図である。
【図２】 本発明による蛍光表示管の他の実施例による
基板構造を示す要部断面図である。
基板構造を示す要部断面図である。
【図３】 従来の蛍光表示管の基板構造を示す要部断面
図である。
図である。
【図４】 従来の蛍光表示管の基板構造を示す要部断面
図である。
図である。
１…ガラス基板、２ａ…陽極層、２ｂ…陽極層、３…絶
縁層、４Ａ…蛍光体層、６ｂ…青色フィルター層、６ｙ
…黄色フィルター層、７ｒ…赤色カラーフィルタ、７ｇ
…緑色カラーフィルタ。
縁層、４Ａ…蛍光体層、６ｂ…青色フィルター層、６ｙ
…黄色フィルター層、７ｒ…赤色カラーフィルタ、７ｇ
…緑色カラーフィルタ。
Claims (2)
- 【請求項１】 透光性陽極基板を透して蛍光体層を観察
する蛍光表示管において、 前記陽極基板と蛍光体層との間に導電性のカラーフィル
ター層を介在させたことを特徴とする蛍光表示管。 - 【請求項２】 請求項１において、前記カラーフィルタ
ー層は導電性を付与した顔料を主成分としたことを特徴
とする蛍光表示管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9288694A JPH07282751A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 蛍光表示管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9288694A JPH07282751A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 蛍光表示管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07282751A true JPH07282751A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=14066947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9288694A Pending JPH07282751A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 蛍光表示管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07282751A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100428969B1 (ko) * | 1997-08-30 | 2004-07-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 흑색 필터막을 채용한 음극선관 스크린막 |
| KR100445026B1 (ko) * | 1997-12-10 | 2005-03-08 | 삼성에스디아이 주식회사 | 녹색 필터막을 채용한 음극선관 스크린막 |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP9288694A patent/JPH07282751A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100428969B1 (ko) * | 1997-08-30 | 2004-07-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 흑색 필터막을 채용한 음극선관 스크린막 |
| KR100445026B1 (ko) * | 1997-12-10 | 2005-03-08 | 삼성에스디아이 주식회사 | 녹색 필터막을 채용한 음극선관 스크린막 |
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