JPH07282654A - ワイヤーハーネスの組立用支持具 - Google Patents

ワイヤーハーネスの組立用支持具

Info

Publication number
JPH07282654A
JPH07282654A JP6067460A JP6746094A JPH07282654A JP H07282654 A JPH07282654 A JP H07282654A JP 6067460 A JP6067460 A JP 6067460A JP 6746094 A JP6746094 A JP 6746094A JP H07282654 A JPH07282654 A JP H07282654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
wire harness
assembly drawing
drawing board
assembling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6067460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3003497B2 (ja
Inventor
Satoru Nishiwaki
了 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP6067460A priority Critical patent/JP3003497B2/ja
Publication of JPH07282654A publication Critical patent/JPH07282654A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3003497B2 publication Critical patent/JP3003497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】このワイヤーハーネスの組立用支持具Aは、ベ
ース部材30の底面部33に下方に突出する爪部材60
を有する。取付ねじ50を組立図板10に挿通し、ナッ
ト52で締め付けることにより、爪部材60が組立図板
10に突き刺さるようにした。 【効果】ワイヤーハーネスの組立用支持具に対する回動
を防止して、ワイヤーハーネスの組立精度を向上させる
ことができる。ワイヤーハーネスの組立用支持具を簡単
容易に着脱できる。ワイヤーハーネスの組立用支持具を
取付けるためのスペースを小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤーハーネスの
組立用支持具に関するものであり、詳しくは、当該組立
用支持具の、組立図板上での回転を規制するための構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来から
ワイヤーハーネスを組み立てるには、たとえば図6に示
すように、組立図板1上においてワイヤーハーネスの組
立用支持具2によってワイヤーハーネスWHを構成する
電線束WEを布線した後、コネクタ3の取付けや、テー
ピングT等の作業を行なっている。
【0003】上記組立用支持具2は、一般に図7に示す
ような構造をしている。すなわち、上記電線束WEを受
け止めて支持するための、U字形形状をした支持具本体
2aと、先端に支持具本体2aを支持する支持部2b
と、この支持部2bの下端に突設され、組立用支持具2
を組立図板1に固定するための取付部2cとを有してい
る。この取付部2cは、雄ねじが形成されたねじ棒によ
り構成されている。そして、このねじ棒が組立図板に設
けられた取付穴1aに挿通され、ナット2dを掛けて締
め付けることにより、組立用支持具2が組立図板1上に
締結されるようになっている。
【0004】ところで、近年、自動車用のワイヤーハー
ネスにおいては、車体のあらゆる場所に取付けられた電
装品に配線を施すために、ワイヤーハーネスの形状は複
雑な枝形状を有するようになってきた。従って、ワイヤ
ーハーネスの組立時に、ワイヤーハーネスを構成する電
線を複雑に枝分かれした形状に布線しなくてはならず、
布線作業の際には、上記組立用支持具2にあらゆる方向
から複雑な力が絶えず加わった状態となっている。この
ため、上記ねじ棒とナット2dとによる締結が緩んで、
組立用支持具2が、ねじ棒を中心に回転してしまう場合
があるという不具合が発生していた。
【0005】しかも、複雑な枝形状を有するワイヤーハ
ーネスでは、電線の分岐部分の間隔が狭くなるため、当
該分岐部分にテーピングを施す際に組立用支持具2が邪
魔になり、テーピング作業が非常にしづらくなる場合が
あった。このため、従来では、特開平5−325670
号公報に開示されたような組立用支持具3が提供されて
いる。
【0006】図8を参照して、この組立用支持具3は、
ベース部材3aと、蝶番3bを介してベース部材3aに
傾倒可能に連結された電線収容部3cとを備えている。
ベース部材3aの底部には、ねじ穴3dが形成されてお
り、組立図板の裏面側から挿通されたボルトをねじ込む
ことにより、組立用支持具3を組立図板上に固定するよ
うになっている。なお、参照符号3eは、蝶ねじを示し
ており、これを緩めることにより、U字状の支持棒部3
fを回動させて拡開することができるようになってい
る。そして、図9の二点鎖線に示すように、上記テーピ
ング作業時に電線収容部3cを傾倒させ、支持棒部3f
を拡開させれば、上記テーピング作業を容易に行うこと
ができるようになっている。
【0007】ところが、このような構造を有する組立用
支持具3では、電線収容部3cを繰り返して傾倒させる
ことにより上記ボルトが一層緩みやすく、組立用支持具
3が組立図板上で一層回転しやすくなる。このように、
組立用支持具の取付部分の締結が緩んで、組立用支持具
が組立図板上で回転すれば、正確さを必要とする電線束
WEの分岐方向が定まらず、その結果、電線束WEに取
付けられるコネクタやクランプの位置および電線束WE
の分岐部分の位置等が変化してしまい、製品としてのワ
イヤーハーネスの組立精度が低下してしまうという問題
がある。
【0008】一方、組立用支持具の組立図板上での回転
を防止することができるものとして、従来、図10に示
すような組立用支持具Bが提供されている(実開平3−
94724号公報参照)。図10を参照して、この組立
用支持具Bは、組立図板1上に予め規則的に多数形成さ
れた固定孔4の一つに組立用支持具Bのピン部5を差し
込み、そして、他の固定孔4aに蝶ねじRを差し込んで
当該蝶ねじRとナットNとを用いて組立用支持具Bの固
定部6を組立図板1に締結するようになっている。この
構造によれば、組立図板1上での組立用支持具Bの回転
を規制して、組立用支持具Bを正確に位置決め固定する
ことができる。
【0009】しかしながら、この組立用支持具Bの構造
では、組立用支持具Bを取付ける際には、固定部6が組
立図板1上に大きく張出してしまう。これにより、組立
用支持具Bを取付けるために広いスペースが必要にな
り、組立図板1上のスペースを効率的に使用することが
できないという新たな問題がある。そこで、この発明の
目的は、広い取付けスペースを必要とせず、簡単容易に
着脱でき、且つ取付けた際には確実に組立図板上で固定
することができるワイヤーハーネスの組立用支持具を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るワイヤー
ハーネスの組立用支持具は、ワイヤーハーネスを組立図
板上で組み立てる際に、予め定められた作業に用いられ
る支持具本体を支持する支持部と、上記支持部を組立図
板上に取付けるための取付手段と、上記支持部の下方に
突出するように設けられ、支持部が組立図板上に取付け
られた状態で上記取付手段回りの支持部の回転を規制す
る回転規制部材とを有していることを特徴とするもので
ある。
【0011】また、請求項2に係るワイヤーハーネスの
組立用支持具は、請求項1記載のワイヤーハーネスの組
立用支持具において、上記回転規制部材は、支持部が組
立図板上に取付けられた状態で当該組立図板に突き刺さ
ることにより、上記取付手段回りの支持部の回転を規制
する爪部材からなることを特徴とするものである。
【0012】さらに、請求項3に係るワイヤーハーネス
の組立用支持具は、請求項2記載のワイヤーハーネスの
組立用支持具において、上記支持部には、当該支持部を
組立図板に取付けた際に、支持部と組立図板との間に介
在される平板状部材が設けられており、上記爪部材は、
上記平板状部材に一体的に形成されていることを特徴と
するものである。
【0013】また、請求項4に係るワイヤーハーネスの
組立用支持具は、請求項1記載のワイヤーハーネスの組
立用支持具において、上記支持部は、上記組立図板に取
付けられるベース部材と、上記ベース部材に対して傾倒
可能に支持された、上記支持具本体を支持する支持棒と
を有していることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1に係るワイヤーハーネスの組立用支持
具によれば、取付手段により、組立用支持具の支持部を
組立図板上に取付けることができる。この状態で、支持
部に突設された回転規制部材により、取付手段回りの支
持部の回転を規制することができる。しかも、上記回転
規制部材は、支持部から下方に突出して設けられている
ので、支持部を組立図板上に取付けた際に、回転規制部
材が組立図板上に張り出すことがない。
【0015】また、請求項2に係るワイヤーハーネスの
組立用支持具によれば、上記回転規制部材が爪部材によ
り構成されているから、支持部を組立図板上に取付けた
際に、上記爪部材が組立図板に突き刺さる。これによ
り、取付手段回りの支持部の回転を規制することができ
る。上記爪部材は、請求項3に係るワイヤーハーネスの
組立用支持具のように、上記支持部を組立図板に締結し
た際に、当該支持部と組立図板との間に介在される平板
状部材に一体的に形成しても良い。
【0016】さらに、請求項4に係るワイヤーハーネス
の組立用支持具によれば、支持具本体を支持する支持棒
がベース部材に傾倒可能に支持されているので、所要時
に上記支持具本体を組立図板上で倒すことができる。
【0017】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、この発明の一実施例に係るワイヤーハ
ーネスの組立用支持具(以下、「支持具」という)Aが
組立図板10上に取付けられている状態を示した斜視図
である。
【0018】図1を参照して、組立図板10は、一般に
木製の板部材により構成されており、この組立図板10
には、予め支持具Aの取付位置を示す貫通孔11が設け
られている。また、組立図板10の上面10aには、図
示しないが、組立後のワイヤーハーネスの原寸大の組立
図が描かれており、上記支持具Aを用いてこの組立図に
従ってワイヤーハーネスを構成する電線が布線される。
【0019】上記支持具Aは、略U字形形状をした支持
具本体20aを支持する支持棒20およびこの支持棒2
0を傾倒可能に支持するベース部材30を備えた支持部
40と、この支持部40の下方に突設された取付手段と
しての取付ねじ50とを有しており、所要時に、支持棒
20が、図1に示す起立姿勢から図2に示すような傾倒
姿勢に姿勢変化可能となっている。
【0020】図3は、図1におけるI−I断面図であ
る。図1および図3を参照して、支持棒20は、ベース
部材30に支持される基部21と、この基部21に延設
された支持具本体取付部22とを有している。基部21
には、軸挿通孔21a(図3参照)が設けられており、
ベース部材30に支持された軸23が挿通されている。
これにより、支持棒20がベース部材30に回動可能に
支持され、上記姿勢変化が可能となっている。また、基
部21には、内面にねじが形成されたプランジャ収容部
24(図3参照)が形成されており、このプランジャ収
容部24にプランジャPがねじ込まれている。さらに、
支持具本体取付部22の先端には雌ねじ22aが形成さ
れており、この雌ねじ22aに、予め定められた作業に
用いられる種々の支持具本体が螺合により取付けること
ができるようになっている。
【0021】ベース部材30は、いわゆるフラットバー
をU字状に折り曲げて形成されており、互いに対向する
側面部31,32と、これら側面部31,32に延設さ
れた状態で両者を連結する底面部33とを有している。
両側面部31,32の略中央部には、軸支持孔31a,
32aが設けられており、上記軸23を支持している。
また、両側面部31,32の所定位置には、当該両側面
部31,32を連結する状態で当接軸34が設けられて
いる。さらに、上記側面部31にはプランジャPを抜脱
するための孔35が形成されており、上記側面部32の
内面側の、上記孔35に対向する位置にはプランジャP
の先端が係合する係合凹部36が設けられている。
【0022】そして、支持棒20が起立姿勢にある場合
には、プランジャPの先端が上記係合凹部36に係合す
ると共に、支持棒20の基部21が上記当接軸34に当
接するようになっており、これにより、上記支持棒20
の起立姿勢を保持することができるようになっている。
また、上記プランジャPの保持力に抗して支持棒20を
倒せば、支持棒20を傾倒姿勢に姿勢変化させることが
できる。なお、支持棒20が傾倒姿勢になった場合で
も、上記当接軸34が支持棒20の基部21に当接する
ようになっており(図2参照)、これにより、上記傾倒
姿勢を安定させることができるようになっている。
【0023】また、上記底面部33には、当該底面部3
3から下方に突出した状態で爪部材60が一体的に形成
されている。この爪部材60は、たとえば、上記底面部
33の側面部31,32が延設されていない側の縁部3
3aに、互いに対向する状態で一対形成されており、上
記縁部33aに切込みを形成し、この切込みに沿って底
面部33を下方へ切り起こすことにより構成されてい
る。
【0024】取付ねじ50は、上記底面部33に一体的
に突設されている。この取付ねじ50は、丸棒により構
成されており、その周面に雄ねじ51が形成されてい
る。そして、この取付ねじ50を、上記組立図板10の
貫通孔11に挿入し、支持具本体20aが予め定められ
た方向に向くように支持具Aをセットした後、組立図板
10の裏側からナット52を締め込む。これにより、支
持具本体20aを所望の方向に向けた状態で、ベース部
材30を組立図板10上に締結することができる。しか
も、ベース部材30が組立図板10上に締結されること
により、上記一対の爪部材60が組立図板10に突き刺
さることになる。
【0025】なお、上記取付ねじ50にナット52を締
め込む構造の他に、上記底面部33にねじ穴を設け、こ
れに組立図板10の裏面からボルトをねじ込む構造にす
ることもできる。この実施例によれば、上記爪部材60
が組立図板10に突き刺さることにより、ベース部材3
0を組立図板10に確実に固定し、上記取付ねじ50を
中心とする、組立図板10に対するベース部材30の回
転を規制することができる。従って、ワイヤーハーネス
の組立作業中に、支持具本体20aの方向が変化してし
まうことがなく、その結果、正確に電線の分岐方向を定
め、製品としてのワイヤーハーネスの組立精度を向上さ
せることができる。しかも、上記爪部材60が組立図板
10に突き刺さっているだけであるので、ナット52を
外せば、簡単容易に支持具Aを取り外すことができると
いう利点がある。
【0026】特に、本実施例のように、支持棒20が傾
倒可能な構造であり、ワイヤーハーネスの組立作業中に
支持棒20の姿勢が起立姿勢と傾倒姿勢とに繰り返し姿
勢変化させられるような場合には、組立作業中に支持具
Aの位置および方向がずれやすい傾向にあるが、このよ
うな場合でも、上記爪部材60が組立図板10に突き刺
さることにより、上記支持具Aのずれに起因した支持具
本体20aの方向の変化を確実に防止することができ
る。従って、本実施例の支持具Aを、起立姿勢と傾倒姿
勢とに繰り返し姿勢変化させる必要があると共に、組立
図板上での正確な位置精度が要求される組立用支持具等
に用いることにより、上記ワイヤーハーネスの組立精度
を向上させ、品質および信頼性の向上を図ることができ
る。しかも、支持棒20を傾倒させることにより、電線
の分岐部分の間隔が狭くなった複雑な形状を有するワイ
ヤーハーネスであっても、組立作業を円滑に行なうこと
が可能であるという利点がある。
【0027】もっとも、本発明は、支持棒20が傾倒で
きない構造を有する組立用支持具にも同様に利用するこ
とができる。また、上記爪部材60は、ベース部材30
の下方に突出した状態で設けられているので、支持具A
を組立図板10上に取付けた際に、爪部材60が組立図
板10上に張り出すことがない。従って、支持具Aを取
付けるために広いスペースを必要とせず、組立図板10
上のスペースを有効に使用することができる。しかも、
爪部材60は、ベース部材30を切り起こして形成され
ているので、支持具Aの構造が複雑になることがなく、
好ましい。
【0028】なお、上記爪部材60を別部品として構成
し、これをベース部材30に溶接等で取付けるようにす
ることもできる。また、爪部材60を、ベース部材30
の側面部31,32の下方に設けることもできるし、一
対設ける他に、単一の爪部材を設けても良い。さらに、
上記ナット52を締め付けるだけで、支持具Aを組立図
板10に締結することができると同時に、爪部材60を
組立図板10に突き刺すことができる。一方、上記ナッ
ト52を緩めるだけで、支持具Aを組立図板10から取
り外すことができる。このように、支持具Aの、組立図
板10に対する着脱作業を、非常に簡単容易に行なうこ
とができる。
【0029】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、図4に示すように、ベース部材30と組
立図板10との間に、平板状部材としてのワッシャ70
を介在させ、このワッシャ70に上記爪部材60を形成
しても良い。図4を参照して、このワッシャ70は、ベ
ース部材30の底面部33に溶接されている。そして、
上述の、ベース部材30を切り起こして形成したと同様
に、上記ワッシャ70を切り起こして爪部材60が形成
されている。この爪部材60が組立図板10に突き刺さ
ることにより、支持具Aを組立図板10上に固定するこ
とができる。なお、この場合においても、爪部材60を
別部品として、ワッシャ70に溶接等で取付けても良
い。
【0030】さらに、図5に示すように、ワッシャ70
の一部を折り曲げて上方へ立ち上がる略L字状の取付片
71を形成すると共に、このワッシャ70の他の一部を
切り起こして下方へ折れ曲がる爪部材60を形成しても
良い。このようにすれば、上記取付片71を、ベース部
材30の側面部31,32に設けられた取付穴72,7
3に係合させることにより、ワッシャ70をベース部材
30に取付けることができ、上記爪部材60が組立図板
に突き刺ささることによって、支持具Aを組立図板10
上に固定することができる。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、取付手段により組立
用支持具の支持部を組立図板上に取付けると、支持部に
突設された回転規制部材によって、取付手段回りの支持
部の回転を規制することができるので、ワイヤーハーネ
スの組立作業中に組立用支持具の方向が変化することが
なく、ワイヤーハーネスの正確な組立てを行なうことが
できる。しかも、上記回転規制部材は、支持部を組立図
板上に取付けた際に組立図板上に張り出すことがなく、
組立図板上のスペースを有効に使用することができる。
【0032】また、請求項2または3の発明によれば、
上記回転規制部材が爪部材により構成されているから、
支持部を組立図板上に取付けただけで、上記爪部材が組
立図板に突き刺さって取付手段回りの支持部の回転を規
制することができる。また、爪部材が組立図板に突き刺
さっているだけであるから、構造が簡単で組立図板上か
ら組立用支持具を簡単に取外すことができるという利点
がある。
【0033】さらに、請求項4の発明によれば、所要時
に上記支持具本体を組立図板上で倒すことができるの
で、電線の分岐部分の間隔が狭くなった複雑な形状を有
するワイヤーハーネスであっても、組立作業を円滑に行
なうことが可能であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るワイヤーハーネスの組
立用支持具が組立図板上に取付けられている状態を示し
た斜視図である。
【図2】ワイヤーハーネスの組立用支持具が傾倒姿勢に
ある状態を示した斜視図である。
【図3】図1におけるI−I断面図である。
【図4】変更例に係るワイヤーハーネスの組立用支持具
が組立図板上に取付けられている状態を示した斜視図で
ある。
【図5】ワッシャの変更例を示した、ワイヤーハーネス
の組立用支持具の正面図である。
【図6】電線束が組立図板上で布線されている状態を示
す斜視図である。
【図7】従来の一般的なワイヤーハーネスの組立用支持
具の斜視図である。
【図8】従来の、傾倒可能な構造を有するワイヤーハー
ネスの組立用支持具の斜視図である。
【図9】傾倒状態を示した、従来のワイヤーハーネスの
組立用支持具の正面図である。
【図10】従来の、ワイヤーハーネスの組立用支持具を
組立図板上で位置決めするための構造を示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 組立図板 11 貫通孔 20 支持棒 20a 支持具本体 30 ベース部材 40 支持部 50 取付ねじ(取付手段) 60 爪部材(回転規制部材) 70 ワッシャ(平板状部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーハーネスを組立図板上で組み立て
    る際に、予め定められた作業に用いられる支持具本体を
    支持する支持部と、 上記支持部を組立図板上に取付けるための取付手段と、 上記支持部の下方に突出するように設けられ、支持部が
    組立図板上に取付けられた状態で上記取付手段回りの支
    持部の回転を規制する回転規制部材とを有していること
    を特徴とするワイヤーハーネスの組立用支持具。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワイヤーハーネスの組立用
    支持具において、 上記回転規制部材は、 支持部が組立図板上に取付けられた状態で当該組立図板
    に突き刺さることにより、上記取付手段回りの支持部の
    回転を規制する爪部材からなることを特徴とするワイヤ
    ーハーネスの組立用支持具。
  3. 【請求項3】請求項2記載のワイヤーハーネスの組立用
    支持具において、 上記支持部には、当該支持部を組立図板に取付けた際
    に、支持部と組立図板との間に介在される平板状部材が
    設けられており、 上記爪部材は、上記平板状部材に一体的に形成されてい
    ることを特徴とするワイヤーハーネスの組立用支持具。
  4. 【請求項4】請求項1記載のワイヤーハーネスの組立用
    支持具において、 上記支持部は、 上記組立図板に取付けられるベース部材と、 上記ベース部材に対して傾倒可能に支持された、上記支
    持具本体を支持する支持棒とを有していることを特徴と
    するワイヤーハーネスの組立用支持具。
JP6067460A 1994-04-05 1994-04-05 ワイヤーハーネスの組立用支持具 Expired - Fee Related JP3003497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6067460A JP3003497B2 (ja) 1994-04-05 1994-04-05 ワイヤーハーネスの組立用支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6067460A JP3003497B2 (ja) 1994-04-05 1994-04-05 ワイヤーハーネスの組立用支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07282654A true JPH07282654A (ja) 1995-10-27
JP3003497B2 JP3003497B2 (ja) 2000-01-31

Family

ID=13345590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6067460A Expired - Fee Related JP3003497B2 (ja) 1994-04-05 1994-04-05 ワイヤーハーネスの組立用支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3003497B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007059152A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線保持具
JP2007141487A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Yazaki Corp 布線治具及び電線収束方法
JP2014220078A (ja) * 2013-05-07 2014-11-20 矢崎総業株式会社 布線治具
DE102016119867A1 (de) * 2016-10-18 2018-04-19 Kromberg & Schubert Gmbh Kabelformbrett und Verfahren zur Herstellung eines Leitungssatzes
CN113555820A (zh) * 2021-06-21 2021-10-26 北京机械设备研究所 一种自带线束实时约束和拉紧的线束约束装置
DE102022102981A1 (de) 2022-02-09 2023-08-10 Kromberg & Schubert Automotive Gmbh & Co. Kg Kabelbaumformbrett und Verfahren zur Montage eines Kabelbaumformbretts
DE102022102982A1 (de) 2022-02-09 2023-08-10 Kromberg & Schubert Automotive Gmbh & Co. Kg Kabelbaumformbrett mit einem Hub- und Schwenkmechanismus

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007059152A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線保持具
JP4635781B2 (ja) * 2005-08-23 2011-02-23 住友電装株式会社 電線保持具
JP2007141487A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Yazaki Corp 布線治具及び電線収束方法
JP2014220078A (ja) * 2013-05-07 2014-11-20 矢崎総業株式会社 布線治具
DE102016119867A1 (de) * 2016-10-18 2018-04-19 Kromberg & Schubert Gmbh Kabelformbrett und Verfahren zur Herstellung eines Leitungssatzes
DE102016119867B4 (de) 2016-10-18 2018-07-12 Kromberg & Schubert Gmbh Kabelbaumformbrett und Verfahren zur Herstellung eines Leitungssatzes
CN113555820A (zh) * 2021-06-21 2021-10-26 北京机械设备研究所 一种自带线束实时约束和拉紧的线束约束装置
DE102022102981A1 (de) 2022-02-09 2023-08-10 Kromberg & Schubert Automotive Gmbh & Co. Kg Kabelbaumformbrett und Verfahren zur Montage eines Kabelbaumformbretts
DE102022102982A1 (de) 2022-02-09 2023-08-10 Kromberg & Schubert Automotive Gmbh & Co. Kg Kabelbaumformbrett mit einem Hub- und Schwenkmechanismus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3003497B2 (ja) 2000-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20000076464A (ko) 일체화 패치 패널 및 케이블 관리 트레이 어셈블리와 그제조방법
JP2012029449A (ja) ハーネスプロテクタ、及びワイヤハーネス配索構造
US20020081876A1 (en) Combined eyelet terminal connector bracket and wire harness trough attachment tab
JPH07282654A (ja) ワイヤーハーネスの組立用支持具
JP2004340309A (ja) 管・線状物固定用クリップ
JP2002184387A (ja) 上締バッテリターミナル
US6805593B2 (en) Quick connect battery terminal
JP3458662B2 (ja) ジョイントコネクタ保持用クランプ
US5753859A (en) Fitting structure for electrical connection box
JP4035658B2 (ja) ワイヤハーネス固定用クリップ
JPH07336867A (ja) 電子機器収納用筐体の取付金具
JPH0630534Y2 (ja) 板状体開口閉成用蓋体構造
JP2000313248A (ja) インストルメントパネルの取付構造
JP2002084616A (ja) 中空壁用配線器具取付装置
JPH0660061U (ja) 自動車用アース端子の接続構造
JPH0635603Y2 (ja) ケ−ブルヘツド保持装置
JPH0939668A (ja) ルーフレールのクッション材取付構造
JPH0744061Y2 (ja) プリント基板の取付構造
JPH0537432Y2 (ja)
JPS6333476Y2 (ja)
JP2666473B2 (ja) 車両用パワーユニットのマウント構造
JPH0313081Y2 (ja)
JP2775623B2 (ja) 柱材連結金具
JPH0716891Y2 (ja) クランプ構造
JP2588255Y2 (ja) バッテリサポートを兼ねたアースターミナル構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees