JP2007141487A - 布線治具及び電線収束方法 - Google Patents

布線治具及び電線収束方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007141487A
JP2007141487A JP2005329735A JP2005329735A JP2007141487A JP 2007141487 A JP2007141487 A JP 2007141487A JP 2005329735 A JP2005329735 A JP 2005329735A JP 2005329735 A JP2005329735 A JP 2005329735A JP 2007141487 A JP2007141487 A JP 2007141487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
electric wire
wire
jig
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005329735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4839064B2 (ja
Inventor
Akiyuki Hirata
明行 平田
Kenichiro Komizo
健一郎 小溝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2005329735A priority Critical patent/JP4839064B2/ja
Publication of JP2007141487A publication Critical patent/JP2007141487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4839064B2 publication Critical patent/JP4839064B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】電線の布線作業を容易とすることができる布線治具を提供する。
【解決手段】布線板1上に設けられて電線3の布線に用いられる布線治具10であって、前記布線板1上に設けられた支持部材11と、前記布線板1上に起立する起立状態と該起立状態から傾倒する傾倒状態と亘って変位自在に前記支持部材11に支持されたピン部材12と、を有する電線係止部材13を複数備え、前記起立状態のピン部材12の各々によって前記電線3を挟持するように、複数の電線係止部材13が前記布線板1上に設けられることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネス等を構成する電線を布線する布線板に設けられる布線治具、及び、布線治具を用いた電線収束方法に関するものである。
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数のサブワイヤハーネスを備えている。サブワイヤハーネスは、前述した自動車に搭載される系統(システム)毎に設けられている。各サブワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。コネクタは、端子金具と、この端子金具を収容するコネクタハウジングと、を備えている。端子金具は、導電性の板金などからなり、電線の端部に取り付けられてこの電線の芯線と電気的に接続する。コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり箱状に形成されている。ワイヤハーネスは、コネクタハウジングが前述した電子機器などと結合することにより、端子金具を介して各電線が前述した電子機器と電気的に接続して、前述した電子機器に所望の電力や信号を伝える。
前記ワイヤハーネスを組み立てる際には、切断装置でまず電線を所望の長さに切断した後、該電線の端部などの被覆部を除去(皮むき)して端子金具を取り付ける。その後、端子金具をコネクタハウジング内に挿入する。こうして、一旦、前述したサブワイヤハーネスを組み立てる。そして、組み立てられたサブワイヤハーネスを互いに組み付け、所定箇所にグロメットやプロテクタなどの外装品を取り付けて、ワイヤハーネスを組み立てる。
ワイヤハーネスの組み付け作業には、周知である布線板を用いている、この布線板上には、ワイヤハーネスの最終形態を示す布線平面形に対応した布線経路に沿わせるように、例えば、U字形などの多種多様な形状の電線掛け具を立設しており、それらの電線掛け具の各々に複数の電線を掛けるように引掛け布線配索される。そして、これを束ねる為に分岐部などにテープを巻き、治具より取り外すことで所望のワイヤハーネスが得られる。
また、上述した電線掛け具を用いてテープ巻き作業や外装部品の取り付け作業を効率よく行うための電線掛け具が開示されている。この電線掛け具は、支軸の先端部に設けられた保持部が、各電線の保持位置に突出した突出姿勢からその保持位置から退避することを可能とするように構成されている(特許文献1参照)。
特開2004−79412号公報
しかしながら、上述した電線掛け具をワイヤハーネスの分岐形成に用いる場合、複数の電線を良好な収束状態で分岐させるには、その布線板上における分岐位置の近傍に電線掛け具を設ける必要があり、複数の方向へ分岐させる電線はテンション状態にあるため、それらの電線を電線掛け具に引っかける作業は困難であった。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、電線の布線作業を容易とすることができる布線治具、及び、電線収束方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の布線治具は、布線板上に設けられて電線の布線に用いられる布線治具であって、前記布線板上に設けられた支持部材と、前記布線板上に起立する起立状態と該起立状態から傾倒する傾倒状態と亘って変位自在に前記支持部材に支持されたピン部材と、を有する電線係止部材を複数備え、前記起立状態のピン部材の各々によって前記電線を挟持するように、複数の電線係止部材が前記布線板上に設けられることを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の布線治具によれば、起立状態となったときに複数のピン部材によって電線を挟持するように、電線係止部材を布線板上に設けているので、傾倒状態のピン部材の上方に電線を配索してピン部材を起立状態に切り替えることで、布線する電線を布線治具で挟持することができる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項2記載の電線収束方法は、複数の電線を収束させる布線板上の収束位置に、請求項1に記載の布線治具を設けて、前記布線板上に布線する複数の電線を前記収束位置に収束する電線収束方法において、前記布線治具のピン部材の各々が傾倒状態のときに、前記布線治具の上方に前記複数の電線を配索し、その後、前記布線治具のピン部材の各々を起立状態に切り替えることで、複数のピン部材によって前記複数の電線を前記収束位置で収束して挟持することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の電線収束方法によれば、布線板上に設けられた布線治具のピン部材が傾倒状態のときに、その布線治具の上方に複数の電線が配索され、そして、ピン部材の各々を起立状態に切り替えることで、複数のピンによって複数の電線が収束位置に収束されて挟持される。このため、電線を布線治具上に配索してピン部材を起立させるだけで、複数の電線を収束位置に収束して挟持することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の電線収束方法において、前記起立状態のピン部材の全て若しくは一部を前記傾倒状態に切り替えて、前記収束された複数の電線を取り出すことを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の電線収束方法によれば、起立状態で収束された複数の電線を挟持している起立状態のピン部材の一部若しくは全てが傾倒状態に切り替えられることで、収束された複数の電線が取り外される。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3に記載の電線収束方法において、前記収束位置が、前記複数の電線の分岐位置であり、前記布線治具の起立状態のピン部材によって前記複数の電線を分岐させた状態で収束して挟持することを特徴とする。
上記請求項4に記載した本発明の電線収束方法によれば、起立状態に切り替えられたピン部材によって電線は分岐された状態で収束されて挟持されるため、傾倒状態の電線係止部材に対して布線経路となるように電線を配索しておくことで、ピン部材の起立状態への切り替えに応じて電線を分岐された状態に収束することができる。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の布線治具によれば、起立状態となったときに複数のピン部材によって電線を挟持するように、電線係止部材を布線板上に設けているので、傾倒状態のピン部材の上方に電線を配索してピン部材を起立状態に切り替えることで、布線する電線を布線治具で挟持することができる。従って、電線を布線する際に治具に対する電線の引っかけ作業が不要となるため、布線作業を簡単化することができる。また、電線を治具に引っかけた状態での布線作業を減少させることができるため、布線作業の効率化を図ることができる。さらに、電線を介して付加によりピン部材は傾倒状態となるようにすれば、電線がピン部材に係止していても、電線と布線治具との不要な干渉を防止することができる。
以上説明したように請求項2に記載した本発明の電線収束方法によれば、布線板上に設けられた布線治具のピン部材が傾倒状態のときに、その布線治具の上方に複数の電線が配索され、そして、ピン部材の各々が起立状態に切り替えられることで、複数のピン部材によって複数の電線が収束位置に収束されて挟持されるため、電線を布線治具上に配索してピン部材を起立させるだけで、複数の電線を収束位置に収束して挟持することができる。従って、電線を布線する際に治具に対する電線の引っかけ作業が不要となるため、布線作業を簡単化することができるとともに、複数の電線を容易に収束することができる。また、電線を治具に引っかけた状態での布線作業を減少させることができるため、布線作業の効率化を図ることができる。さらに、電線を介して付加によりピン部材は傾倒状態となるようにすれば、電線がピン部材に係止していても、電線と布線治具との不要な干渉を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、起立状態で収束された複数の電線を挟持している起立状態のピン部材の一部若しくは全てが傾倒状態に切り替えられることで、収束された複数の電線を容易に取り外すことができるため、作業の効率化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の効果に加え、起立状態に切り替えられたピン部材によって電線を分岐した状態で収束して挟持するため、傾倒状態の電線係止部材に対して布線経路となるように電線を配索しておくことで、ピン部材を起立状態に切り替えるだけで、複数の電線に対する収束と分岐を同時に行うことができるため、布線作業のより一層の効率化を図ることができる。
次に、本発明に係る布線治具を布線板に用いる場合の一例を示す最良の形態を、図1〜図4の図面を参照して説明する。
なお、図1は本発明の布線治具の構成例を示す拡大斜視図である。図2は図1に示す布線治具の動作を説明する説明図であり、(a)はピン部材の傾倒状態、(b)ピン部材の起立状態をそれぞれ示している。図3はピン部材の起立状態を説明するための断面拡大模式図である。図4は布線治具に複数の電線を配索した一例を説明するための説明図である。
図1に示すように、布線治具10は、周知である布線板1上に設けられて、周知である電線3の布線に用いられる。布線治具10は、布線板1上に設けられた支持部材11と、布線板1上に起立する起立状態と該起立状態から傾倒する傾倒状態と亘って変位自在に支持部材11に支持されたピン部材12と、を有する電線係止部材13A〜Dを複数(図1例では4本)備えている。
支持部材11は、布線板1に固定する固定部11aと、該固定部11aから立設してピン部材12に係止する係止片11bと、を有しており、固定部11aと係止片11bとは、板状の金属部材を曲げ加工、プレス加工等によって形成している。固定部11aは、布線板1に対面する面に凸部11c(図2参照)を有しており、この凸部11cを図示しない布線板1に設けられた貫通孔に貫通されて固定されることで、電線係止部材13A〜Dの各々は布線板1に固定される。
係止片11bの各々は、相対する位置に軸穴11dが設けられており、該軸穴11dの各々にピン部材12の両側面に設けられた棒状の軸部材14の各々を回転自在に貫通させることで、図2(a)に示す傾倒状態から図2(b)に示す起立状態に亘って回動自在に支持している。
ピン部材12は、金属部材によって円柱棒状に形成しており、その長さは、電線3を布線する際の布線板1の表面から電線3までの距離(高さ)よりも長くなるように設定されている。なお、ピン部材12は、金属製に限定するものではなく、電線3の引っかけ等に対応できれば、合成樹脂等で形成したり、金属部材と合成樹脂を複合させて形成こともできる。また、ピン部材12の長さを伸縮自在に形成すれば、種々異なる製品に容易に対応することができる。
ピン部材12には、ピン部材12の内部から表面に亘る穴部12bを形成しており、該穴部12bにはボールプランジャ14が設けられる。該ボールプランジャ14は、常時、係止片11bに向かって付勢されている。また、ピン部材12が布線板1上に起立する起立状態となる、係止片11bのピン部材12と対向する内面には、ボールプランジャ14に対応した穴を形成している。
このような構成とすることで、ピン部材12が起立状態となったときに、ボールプランジャ14が係止片11bの凹部11eに嵌め込まれることで、図2(b)に示す起立状態となるピン部材12の起立位置に位置決めされるとともに、ピン部材12の起立状態を維持するようにしている。また、傾倒状態については、ピン部材12の先端が布線板1の表面に当接するまで支持部材によって回動させても良いし、起立状態と同様に、傾倒状態に対応した係止片11bの前記当接面に穴を形成するようにしても良い。
さらに、ボールプランジャ14と凹部11eによってピン部材12を位置決めするようにしたことから、起立状態のときに電線3を介してピン部材12に所定量以上の力が傾倒方向等に加えられない限り、ピン部材12は傾倒状態に切り替わらないため、電線3の布線作業中にピン部材12が倒れることを防止することができる。また、起立状態を維持する機構として、作業者の操作によってロックが解除されるロック機構等を用いるようにすれば、ピン部材12の起立状態をより一層確実に保持することができる。
また、本最良の形態では、起立状態を布線板1にほぼ垂直に交わる場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、布線板1に対して斜めとなるように起立させるなど種々異なる形態とすることができる。
また、上述した構成の電線係止部材13A〜Dの各々は、起立状態のピン部材12の各々によって前記電線3を挟持するように、布線板1上に設けられる。本最良の形態では、図1に示すように、複数の電線3を分岐させて収束させる布線板1上の収束位置に設けている。なお、収束位置とは、ワイヤハーネスハーネス等の最終形態を示す布線平面形に対応した布線経路上において、複数の電線3を収束させて分岐させる分岐位置としている。
本最良の形態では、電線係止部材13A〜Dによって複数の電線3を三又に分岐させるために、4つの電線係止部材13A〜Dを布線平面形状における分岐位置を中心として略十字状に配置している。そして、電線係止部材13A〜D間の距離は、複数の電線3を収束させたときの電線群(束)の直径等に応じて設定されている。このように、電線係止部材13A〜Dの配置は、収束位置における電線形状等に応じて異なるものであり、例えば、複数の電線3を挟持する場合は2つの電線係止部材を配置することになり、分岐させる場合はその分岐数に応じた個数の電線係止部材を配置することになる。
次に、布線治具10の電線係止部材13A,Bを用いて電線を収束して挟持する場合の一例を、図2の図面を参照して説明する。なお、電線係止部材13A,C、電線係止部材13C,D、電線係止部材13B,Dの各々についても、基本動作は同一であるので、説明は省略する。
図2(a)に示すように、一対の電線係止部材13A,Bの各々のピン部材12が傾倒状態において、その一対の電線係止部材13A,B上に複数の電線3が配索され、その後、矢印A方向にピン部材12の各々が移動されて、図2(b)に示す起立状態に切り替えられることにより、一対のピン部材12によって複数の電線3が、電線係止部材13A,Bの間に収束されて電線群30として挟持される。そして、電線群30に対するテープ巻き等の作業が終了してワイヤハーネスが完成すると、ピン部材12の各々が傾倒状態に切り替えられることにより取り外される。
以上説明した布線治具10によれば、起立状態となったときに複数のピン部材12によって複数の電線3を挟持するように、電線係止部材13を布線板1上に設けているので、傾倒状態のピン部材12の上方に電線3を配索してピン部材12を起立状態に切り替えることで、布線する電線3を布線治具10で挟持することができる。従って、電線3を布線する際に治具に対する電線3の引っかけ作業が不要となるため、布線作業を簡単化することができる。また、電線3を治具に引っかけた状態での布線作業を減少させることができるため、布線作業の効率化を図ることができる。さらに、電線3を介して付加によりピン部材12は傾倒状態となるので、電線3をピン部材12に係止していても、電線3と布線治具10との不要な干渉を防止することができる。
次に、図1に示す4つの電線係止部材13A〜Dによって複数の電線3を三又に分岐させる電線収束方法の一例を、以下に説明する。
図4に示すように、4つの電線係止部材13A,B,C,Dの各ピン12が傾倒状態のときに、布線板1上の周知である電線掛け具30に引っかけた複数の電線3を、4つの電線係止部材13A,B,C,Dの上方における前記布線平面形状に対応した布線経路となるように配索する。
複数の電線3の配索完了に応じて、布線治具10の全てのピン部材12の各々を傾倒状態から起立状態に切り替える。この切り替えに応じて、図1に示しように、一対の電線係止部材13A,Bの一対のピン部材12によって複数の電線3が電線群30として収束されて挟持されるとともに、一対の電線係止部材13A,Cの各ピン部材12によって電線群30の中の任意の電線3が電線群30から分岐して分岐電線群31として収束されて挟持され、かつ、一対の電線係止部材13C,Dの各ピン部材12によって電線群30の中の任意の電線3が電線群30から分岐して分岐電線群32として収束されて挟持され、かつ、一対の電線係止部材13B,Dの各ピン部材12によって電線群30の中の任意の電線3が電線群30から分岐して分岐電線群331として収束されて挟持される。そして、布線板1から取り外す際は、布線治具10の全て、若しくは、一部のピン部材12を傾倒状態に切り替えて取り外される。
このように電線収束方法によれば、布線板1上に設けられた布線治具10のピン部材12が傾倒状態のときに、その布線治具10の上方に複数の電線3が配索され、そして、ピン部材12の各々が起立状態に切り替えられることで、複数のピン部材12によって複数の電線3が収束位置に収束されて挟持されるため、電線3を布線治具1上に配索してピン部材12を起立させるだけで、複数の電線3を収束位置に収束することができる。従って、複数の電線3を布線する際に治具に対する電線3の引っかけ作業が不要となるため、布線作業を簡単化することができるとともに、複数の電線3を容易に収束することができる。また、電線3を治具に引っかけた状態での布線作業を減少させることができるため、布線作業の効率化を図ることができる。
また、起立状態に切り替えられたピン部材12によって複数の電線3を分岐した状態で収束して挟持するため、傾倒状態の電線係止部材13に対して布線経路となるように複数の電線3を配索して、ピン部材12を起立状態に切り替えるだけで、複数の電線3に対する収束と分岐を同時に行うことができるため、布線作業のより一層の効率化を図ることができる。
さらに、起立状態で収束された複数の電線3を挟持している起立状態のピン部材12の一部若しくは全てが傾倒状態に切り替えられることで、収束された複数の電線3を容易に取り外すことができるため、作業の効率化を図ることができる。
なお、上述した本最良の形態では、複数の電線3を布線治具10によって挟持する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、1本の電線3を布線する際に用いることもできる。
また、本最良の形態では、図3に示すように、周知である電線掛け具30と本発明の布線治具10との双方を布線板1上に設ける場合について説明したが、本発明の布線治具10のみを布線板1上に複数設けて布線を行うようにしても差し支えない。
なお、上述した本最良の形態は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の布線治具の構成例を示す拡大斜視図である。 図1に示す布線治具の動作を説明する説明図であり、(a)はピン部材の傾倒状態、(b)ピン部材の起立状態をそれぞれ示している。 ピン部材の起立状態を説明するための断面拡大模式図である。 布線治具に複数の電線を配索した一例を説明するための説明図である。
符号の説明
1 布線板
3 電線
10 布線治具
11 支持部材
12 ピン部材
13A〜D 電線係止部材

Claims (4)

  1. 布線板上に設けられて電線の布線に用いられる布線治具であって、
    前記布線板上に設けられた支持部材と、前記布線板上に起立する起立状態と該起立状態から傾倒する傾倒状態と亘って変位自在に前記支持部材に支持されたピン部材と、を有する電線係止部材を複数備え、
    前記起立状態のピン部材の各々によって前記電線を挟持するように、複数の電線係止部材が前記布線板上に設けられることを特徴とする布線治具。
  2. 複数の電線を収束させる布線板上の収束位置に、請求項1に記載の布線治具を設けて、前記布線板上に布線する複数の電線を前記収束位置に収束する電線収束方法において、
    前記布線治具のピン部材の各々が傾倒状態のときに、前記布線治具の上方に前記複数の電線を配索し、その後、前記布線治具のピン部材の各々を起立状態に切り替えることで、複数のピン部材によって前記複数の電線を前記収束位置で収束して挟持することを特徴とする電線収束方法。
  3. 前記起立状態のピン部材の全て若しくは一部を前記傾倒状態に切り替えて、前記収束された複数の電線を取り出すことを特徴とする請求項2に記載の電線収束方法。
  4. 前記収束位置が、前記複数の電線の分岐位置であり、前記布線治具の起立状態のピン部材によって前記複数の電線を分岐させた状態で収束して挟持することを特徴とする請求項2又は3に記載の電線収束方法。
JP2005329735A 2005-11-15 2005-11-15 電線収束方法及び布線治具 Active JP4839064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005329735A JP4839064B2 (ja) 2005-11-15 2005-11-15 電線収束方法及び布線治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005329735A JP4839064B2 (ja) 2005-11-15 2005-11-15 電線収束方法及び布線治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007141487A true JP2007141487A (ja) 2007-06-07
JP4839064B2 JP4839064B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=38204126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005329735A Active JP4839064B2 (ja) 2005-11-15 2005-11-15 電線収束方法及び布線治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4839064B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017201604A (ja) * 2016-05-06 2017-11-09 住友電気工業株式会社 ワイヤーハーネス組立用図板装置およびワイヤーハーネスの組立方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05325670A (ja) * 1992-05-20 1993-12-10 Yazaki Corp ワイヤーハーネス結束方法及びワイヤーハーネス布線治具
JPH06243743A (ja) * 1993-02-17 1994-09-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用組立治具
JPH06333441A (ja) * 1993-05-19 1994-12-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス組立板用案内治具
JPH07105758A (ja) * 1993-10-05 1995-04-21 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用組立治具
JPH07282654A (ja) * 1994-04-05 1995-10-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネスの組立用支持具
JPH07335047A (ja) * 1994-06-08 1995-12-22 Yazaki Corp 電線支持具
JP2001176341A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス組立用支持具
JP2004079412A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線保持具及び、これを用いたワイヤーハーネスの製造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05325670A (ja) * 1992-05-20 1993-12-10 Yazaki Corp ワイヤーハーネス結束方法及びワイヤーハーネス布線治具
JPH06243743A (ja) * 1993-02-17 1994-09-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用組立治具
JPH06333441A (ja) * 1993-05-19 1994-12-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス組立板用案内治具
JPH07105758A (ja) * 1993-10-05 1995-04-21 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用組立治具
JPH07282654A (ja) * 1994-04-05 1995-10-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネスの組立用支持具
JPH07335047A (ja) * 1994-06-08 1995-12-22 Yazaki Corp 電線支持具
JP2001176341A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス組立用支持具
JP2004079412A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線保持具及び、これを用いたワイヤーハーネスの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017201604A (ja) * 2016-05-06 2017-11-09 住友電気工業株式会社 ワイヤーハーネス組立用図板装置およびワイヤーハーネスの組立方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4839064B2 (ja) 2011-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6124940B2 (ja) ワイヤーハーネスの製造方法及び布線治具
JP4839064B2 (ja) 電線収束方法及び布線治具
JP4100275B2 (ja) ワイヤハーネス用の分岐部結束バンド、該バンドによる結束構造および結束方法
US8013265B1 (en) Switch device
WO2018105375A1 (ja) ワイヤーハーネスの製造方法
CN103403987B (zh) 配备外部构件的电线和具有所述配备外部构件的电线的线束
JP2950112B2 (ja) ワイヤーハーネス用組立治具
KR101964816B1 (ko) 와이어링 하네스 고정 지그
JPH08190820A (ja) 電線端末保持具
JP2001135171A (ja) 線材束の配線用治具
JP2010073328A (ja) コネクタアッセンブリ、ワイヤハーネス、並びにワイヤハーネスの製造方法
JP3011074B2 (ja) プロテクタの分岐構造
JP3082612B2 (ja) 複数のジョイントコネクタの接続固定構造
KR101400547B1 (ko) 통합형 밴드케이블
JP3613096B2 (ja) 線材束の組立図板
JP6472906B2 (ja) ワイヤーハーネス製造装置およびワイヤーハーネス製造方法
JP2018029432A (ja) 車両固定部材、車両固定部材付配線モジュール及び車両固定部材付配線モジュールの製造方法
JP4823025B2 (ja) 配線システム組立治具および配線システム組立方法
JPH1040752A (ja) ワイヤーハーネス組立用の電線支持具
JP2000106046A (ja) ワイヤハーネス組立装置
JP3123973U (ja) 電線保持具及び電線保持具用の弾性シート部材
JPH11176260A (ja) ワイヤハーネスの三次元方向分岐装置
JPH09161562A (ja) 電線支持具
JP4444249B2 (ja) ケーブル接続方法、電気装置製造方法、および電気装置
JP2000011775A (ja) 線材束の組立用治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111003

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4839064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250