JP2950112B2 - ワイヤーハーネス用組立治具 - Google Patents

ワイヤーハーネス用組立治具

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JP2950112B2
JP2950112B2 JP5249180A JP24918093A JP2950112B2 JP 2950112 B2 JP2950112 B2 JP 2950112B2 JP 5249180 A JP5249180 A JP 5249180A JP 24918093 A JP24918093 A JP 24918093A JP 2950112 B2 JP2950112 B2 JP 2950112B2
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清貴 広瀬
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤーハーネスの組
み立てを行う際に、組立図板上の予め定める位置に配置
され、ワイヤーハーネスを構成する電線を受け止め、当
該電線を予め定める方向に案内するための治具に関す
る。特に、組立図板上にセットされたワイヤーハーネス
に対して、ワイヤーハーネスを持ち上げることなく、ハ
ーネス部品を容易に取り付けることができるワイヤーハ
ーネス用組立治具に係る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーハーネスの中でも、特に自動車
用のワイヤーハーネスは、所定長さの多数の電線が集束
され、各電線の両端部には端子が取り付けられて、各端
子がコネクタへ挿入されてなるものであり、柔軟性があ
って形態的には細長く、自動車に用いられている種々の
電装品に配線されるため、複雑に枝分かれした構造を有
しているのが特徴である。
【0003】通常、自動車用のワイヤーハーネスは、図
10に示すように、組立図板1上で組み立てられる。こ
の組立図板1には、ワイヤーハーネスWHの最終形態を
示した布線図(図示せず。)が描かれている。さらに、
組立図板1上には、布線図に沿った予め定める位置に複
数の組立治具2が植立されている。ここで、組立図板1
上でのワイヤーハーネス組立作業について簡単に説明す
る。所定長さに調尺切断された多数の電線Wを、それぞ
れ、所定の組立治具2に配線して、目的に応じた枝形状
の電線束を形成する。次いで、この電線束がばらけない
ように、電線束の外周をテープ等で巻いて集束する。最
後に、この集束電線に、コルゲートチューブ、クラン
プ、グロメット、プロテクター等といった、多種多様の
部品を取り付けて完成される。
【0004】近年、ワイーハーネスの枝形状が複雑さを
増大させており、それに伴って組立図板上に組立治具が
高密度に設置されている。したがって、テープ巻き作業
やクランプ、プロテクター等の取付作業(以下、これら
の作業を「ハーネス部品取付作業」と称する。)時に、
組立治具がその作業の邪魔となって、作業性を著しく低
下させていた。例えば、図11に示すように、電線が枝
分かれしたワイヤーハーネスWHの分岐部BPに対して
絶縁テープTを巻く際には、電線を受け止め、当該電線
を枝分かれ方向に案内する、組立治具2の電線ガイド部
2aが邪魔になりやすい。そのため、幹線MWを持ち上
げて電線ガイド部2aから取り外し、分岐部BPをテー
プ巻きした後、再び分岐部BPを電線ガイド部2aに戻
すといった面倒な作業を強いられているのが実情であ
る。特に、多数の電線を集束して大径のワイヤーハーネ
スを組み立てる際に、上記持ち上げ作業を行うには難渋
をきたしている。
【0005】また、組立図板で組み立てられたワイヤー
ハーネスは、所定の形状に保持されるため、ある程度の
テンションが与えられて組立治具間で支えられている。
そのため、ワイヤーハーネスを無理に持ち上げた場合に
は、持ち上げた衝撃等により端子抜けや断線が生じたり
することがあった。そこで、従来より、上記問題点に対
処するため、実開平4−33212号公報及び実開平4
−99313号公報等で、ワイヤーハーネスを持ち上げ
ることなく、ハーネス部品取付作業を行えるワイヤーハ
ーネス用組立治具が提案されている。
【0006】上記実開平4−33212号公報で開示さ
れている組立治具は、組立図板上に植立された支持部材
と、支持部材の上端部に取り付けられ、電線束を受け止
め案内するフォーク部材とを備え、フォーク部材両端の
可動電線掛杵をフォーク部の水平杵に対して起倒可能に
構成したものである。つまり、この治具においては、可
動電線掛杵を起こした状態で電線を受け止め、ハーネス
部品取付作業時には、電線掛杵を倒すことによって、ハ
ーネス部品取付作業の作業性の向上を図っている。
【0007】上記実開平4−99313号公報で開示さ
れている組立治具は、上部に電線束を案内する電線ガイ
ド部を有する電線ガイド杵を上下方向に昇降可能に構成
したものである。つまり、この治具では、電線ガイト杵
を上昇させて組立図板の上方に突出させることにより、
電線を電線ガイド部で受け止め、ハーネス部品取付作業
時には、電線ガイト杵を下降させて組立図板の下方に退
避させることによって、ハーネス部品取付作業の作業性
の向上を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記両
公報で開示された組立治具においても、ある程度ハーネ
ス部品取付作業の作業性向上に貢献するものの、なおハ
ーネス部品取付作業の作業性に係る問題が残っている。
即ち、上記実開平4−33212号公報の組立治具で
は、支持部材を組立図板上に立たせたまま、電線掛杵が
電線を受け止めている起立状態から電線掛杵を倒すだけ
でハーネス部品取付作業に具えるので、支持部材の上端
部にあるフォーク部材の水平杵と、電線束との相互間隔
は殆どなく、フォーク部材の水平杵がハーネス部品取付
作業の支障となってしまう。
【0009】一方、実開平4−99313号公報の組立
治具では、電線ガイト杵を下降させて組立図板の下方に
退避させ、ハーネス部品取付作業に具えるため、実開平
4−33212号公報の組立治具よりもハーネス部品の
取付作業スペースを確保できる。しかし、電線ガイト杵
の電線ガイド部まで組立図板の下方まで退避させること
ができず、電線ガイド部は組立図板で立ったままとな
る。そのため、電線ガイト杵の電線ガイド部と、電線束
との相互間隔を十分に広く確保することができず、電線
ガイド部がハーネス部品取付作業の支障となってしま
う。
【0010】本発明は、上記技術的課題に鑑みなされた
もので、ワイヤーハーネスを持ち上げることなく、ハー
ネス部品の取付作業スペースを十分に確保でき、ハーネ
ス部品取付作業性をより向上させることができるワイヤ
ーハーネス用組立治具の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明請求項1に係る組立治具は、ワイヤーハーネ
スを組立図板上で組み立てる際に用いられるものであっ
て、組立図板上の予め定める位置に固定されるベース部
材、下端部が上記ベース部材に対して横軸線回りに起倒
自在に取り付けられた支持部材、上記支持部材に上下移
動可能に嵌め込まれており、上端部にワイヤーハーネス
を構成する電線を受け止め、当該電線を予め定める方向
に案内する電線ガイド部材を備えた電線ガイド杵、及び
上記電線ガイド杵を上下移動させることによって、上記
電線ガイド部材の高さ調整を行うための調整手段を含む
ものである。
【0012】請求項2に係る組立治具は、請求項1記載
のワイヤーハーネス用組立治具において、上記調整手段
は、上記支持部材又は電線ガイド杵のいずれか一方に、
上下方向に延ばされて形成された案内孔、上記案内孔か
ら水平方向に連続して延ばされて形成された係止孔、並
びに上記支持部材又は電線ガイド杵のいずれか他方に設
けられ、上記案内孔及び係止孔に係合される係合ピンを
含むものである。
【0013】請求項3に係る組立治具は、請求項2記載
のワイヤーハーネス用組立治具において、上記調整手段
は、上記支持部材と電線ガイド杵との間に介装され、上
記電線ガイド部材を予め定める基準位置に付勢するため
のばねをさらに含むことを特徴とするものである。
【0014】請求項4に係る組立治具は、請求項1乃至
3のいずれかに記載のワイヤーハーネス用組立治具にお
いて、上記電線ガイド部材は、交換可能とされているこ
とを特徴とするものである。
【0015】
【作用】上記請求項1に係る組立治具では、調整手段に
て電線ガイド杵を支持部材に対して上下移動させること
によって、電線ガイド部材の高さ調整可能とし、加えて
電線ガイド杵を支持する支持部材を起倒自在としてい
る。それゆえ、ハーネス部品取付作業に際し、まず調整
手段により電線ガイド部材を下降させて電線から離間さ
せ、さらに支持部材を倒すことによって、支持部材のみ
ならず電線ガイド杵をも組立図板に沿った状態で横たわ
らせることができる。そのため、ワイヤーハーネスを持
ち上げることなく、ハーネス部品取付作業に十分なスペ
ースを確保することができ、その結果ハーネス部品取付
作業性をより向上させることができる。
【0016】請求項2に係る組立治具では、係合ピンを
案内孔及び係止孔に係合するといっや簡単な操作で、電
線ガイド部材の位置を、少なくとも電線を受け止め案内
する電線案内位置I(図4(a)参照)と、電線案内位
置Iよりも低い電線案内退避位置II(図4(b)参照)
とに切り換え、保持することができる。また、係止孔を
複数段設けることによって、電線ガイドの高さ位置を複
数段に切り換えることができ、その結果ワイヤーハーネ
スを組立図板上で三次元的に組み立てることが可能とな
る。
【0017】請求項3に係る組立治具では、支持部材と
電線ガイド杵との間に介在されるばねによって、電線ガ
イド部材を予め定める基準位置に付勢しているので、係
合ピンと係止孔との係合を解くといったワンタッチ操作
にて、電線ガイド部材を予め定める基準位置にスムーズ
に戻すことができ、その結果操作性がよくなる。請求項
4に係る組立治具では、電線の枝分かれ案内方向に応じ
て電線ガイド部材を交換可能することができるので、汎
用性が増す。
【0018】
【実施例】まず、本発明の第1実施例を図1乃至図4に
基づき説明する。図1は、本発明の第1実施例に係るワ
イヤーハーネス用組立治具の構成を示す分解斜視図であ
る。本実施例の組立治具Mは、同図を参照して、ワイヤ
ーハーネスを図4に示す組立図板10上で組み立てる際
に用いられるものである。具体的には、この組立治具M
には、ワイヤーハーネスの最終形態を示す布線図(図示
せず。)が描かれた組立図板10上の予め定める位置に
固定されるベース部材20と、下端がベース部材20に
対して横軸30周りに起倒自在に取り付けられた支持部
材40と、支持部材40に上下移動可能に内嵌され、ワ
イヤーハーネスを構成する電線Wを受け止め、当該電線
Wを予め定める方向に案内する電線ガイド杵50と、電
線ガイド杵50を上下移動させ、電線ガイド杵50の高
さ位置を調整するための調整手段60とが備えられてい
る。
【0019】ベース部材20には、支持部材40が取り
付けられるベースアングル21と、ベースアングル21
から下方に突設され、組立図板10に穿設された治具植
立孔に挿通される雄ねじ22とが備えられている。ベー
スアングル21は、基部21a、及び基部21aの左右
両端から上方に向かって折り曲げられた一対の折曲部2
1b,21cを有する略U字形に形成されている。雄ね
じ22の上端部は、ベースアングル21の基部21aの
略中央部に嵌め込められており、溶接等により基部21
aに固定されている。つまり、このベース部材20は、
雄ねじ22を組立図板10の治具植立孔に通し、下方か
ら雌ねじ23を締め付けることにより、組立図板10上
に据え付け固定されるようになっている。また、雄ねじ
22の下側からは、環状のスペーサ24が通されてお
り、このスペーサ24がベースアングル21の基部21
aの底面に当接した状態で溶接等により固定されてい
る。スペーサ24は、ワイヤーハーネス組立作業時に、
組立図板搬送時の衝撃等によりベースアングル21が回
転して治具Mの向きが変わらないようにするためのもの
である。そのため、スペーサ24の周縁部には、組立図
板10の治具植立孔の近傍に配置されている係止孔10
a(図4参照)に係合する係合爪24aが、下方に折り
曲げられて形成されている。
【0020】支持部材40は、ベースアングル21の両
折曲部21b,21c間に挿入され、この両折曲部21
b,21c間に通された横軸30にベースアングル21
の基部21aに対して浮遊状態で支持されたブロック4
1と、ブロック41上から上方に向かって突設され、電
線ガイド杵50を支持する支持筒42とが備えられてい
る。ブロック41は、略矩形状に形成されていて、支持
筒42の下端部に一体的に設けられている。支持筒42
は、上下に延びる長手の形状をしていて、その内径は、
電線ガイド杵50が上下移動でき、かつ回転できるよう
に設定されている。
【0021】電線ガイド杵50は、支持筒42内で上下
移動動自在に案内される移動杵51と、移動杵51の上
端部に取り付けられる電線ガイド部材52とが備えられ
ている。移動杵51は、上下に延びる長手の棒状体であ
って、その上端部には、電線ガイド部材52がねじ込ま
れるねじ孔51aが形成されている。電線ガイド部材5
2は、電線Wを係止して案内するためのものであって、
略U字形の電線掛部52aと、電線掛部52aから下方
に突設され、移動杵51のねじ孔51aに螺合されるね
じ部52bとを備えており、ねじ部52bを移動杵51
のねじ孔51aにねじ込み、さらにナット52cで締め
付けて移動杵51に固定されている。つまり、この電線
ガイド杵50は、電線ガイド部材52が交換可能とされ
ている。例えば、上記U字形の電線ガイド部材52に代
えて、図2に示すような、電線掛部52aが三叉に分か
れた電線ガイド部材52を取り付けることができるよう
になっている。なお、電線ガイド杵50は、移動杵51
と電線ガイド部材52とが一体的に結合されたものであ
ってもよい。
【0022】調整手段60には、支持筒42の周面に上
下方向に沿って細長く形成された案内孔61と、案内孔
61の下端から水平方向に向かって連続して形成された
係止孔62と、移動杵51の所定位置に開けられたピン
孔(図示せず。)に案内孔61を通して取り付けられ、
係止孔62に係合される係合ピン63と、移動杵51と
支持筒42との間に介装され、電線ガイド部材52を常
時上方に付勢する圧縮コイルばね64とが備えられてい
る。つまり、この調整手段60では、係合ピン63が操
作つまみを兼用しており、この係合ピン63を操作する
ことによって、電線ガイド部材52を、電線ガイド部材
52は電線Wを受け止め案内する位置(以下、「電線案
内位置」という。)I(図4(a)参照)と、電線ガイ
ド部材52は電線案内位置Iよりも低い位置(以下、
「電線案内退避位置」という。)II(図4(b)参照)
とに切り換えることができる。具体的には、移動杵51
が圧縮コイルばね64によって弾発付勢されているの
で、定常状態においては、係合ピン63が案内孔61の
上端に当接される結果、電線ガイド部材52は電線案内
位置Iに保持される。そして、係合ピン63を操作し
て、圧縮コイルばね64の付勢力に抗して移動杵51を
案内孔61に沿って下降させながら係止孔62に係合す
ると、電線ガイド部材52は電線案内退避位置IIに保持
される。電線ガイド部材52を電線案内位置Iに戻す際
に、係合ピン63と係止孔62との係合を解くと、移動
杵51が圧縮コイルばね64の付勢力により上方に移動
されて係合ピン63が案内孔61の上端に当接する結
果、電線ガイド部材52は電線案内位置Iに保持され
る。即ち、電線ガイド部材52を電線案内退避位置IIか
ら電線案内位置Iに切り換える際には、係合ピン63の
ワンタッチ操作により、電線ガイド部材52を電線案内
退避位置IIから電線案内位置Iにスムーズに切り換える
ことができる。なお、電線ガイド部材52は、係合ピン
63が係止孔62に係合される際に移動杵51が回転さ
れ、その向きが変わるが、係止孔62の水平方向の長さ
を調整することにより、電線ガイド部材52を所望の向
きにすることができる。
【0023】さらに、上記組立治具Mには、支持部材4
0を起立状態としたときに組立図板10に対して略直立
した位置でロックするためのロック手段70と、支持部
材40の回動範囲を、組立図板10に対して略直立した
位置と、組立図板10に対して略平行した位置との間に
規制する回動範囲規制手段80とが備えられている。図
3は、支持部材のロック手段及び回動範囲規制手段の構
成を示す図であって、同図(a)は支持部材を起立姿勢
とした状態を示す斜視図、同図(b)は支持部材を傾倒
した姿勢を示す斜視図、同図(c)は同図(a)のA−
A線矢視断面図である。同図を参照して、まずロック手
段70には、支持ブロック41の回動中心の下側におい
て、ブロック41の一側面(図3(c)において左側)
から所定の深さをもって掘設された溝71と、ベースア
ングル21の一側折曲部21bの内面において、ブロッ
ク41の溝71と対応して凹設された凹み72と、ブロ
ック41の溝71内に挿入されたコイルばね73と、ブ
ロック41の溝71内に嵌め込まれ、コイルばね73に
よってベースアングル21の凹み72に向かって付勢さ
れるスチール製のボールストッパ74とが備えられてい
る。つまり、このロック手段70においては、支持部材
40のブロック41を横軸30周りに上方回動させて、
図3(b)に示す傾倒姿勢から図3(a)に示す起立姿
勢に切り換えると、支持部材40が組立図板10に対し
て略直立状態になるまでは、ボールストッパ74がベー
スアングル21の折曲部21bの内面に当接しているの
で、その押圧力によりコイルばね73は短縮状態にあ
る。支持部材40が組立図板10に対して略直立状態に
なると、ボールストッパ74がベースアングル21の凹
み72に嵌まり込み、コイルばね73が伸長する。その
結果、ボールストッパ74は、コイルばね73の付勢力
によりベースアングル21の凹み72に押し付けられ
る。よって、支持ブロック41は、支持部材40が起立
姿勢(直立姿勢)をとった位置でロックされる。
【0024】回動範囲規制手段80には、ベースアング
ル21の両折曲部21b,21cに挿通されたストッパ
軸81が備えられている。このストッパ軸81は、支持
部材40が、組立図板10に対して略直立した位置、及
び組立図板10に対して略平行となった位置で、支持ブ
ロック41が当接する位置に配置されている。それゆ
え、支持部材40のブロック41を横軸30周りに下方
回動させて、図3(a)に示す起立姿勢から図3(b)
に示す傾倒姿勢に切り換えると、支持部材40が組立図
板10に対して略平行となった位置になった時点でブロ
ック41の下端部がストッパ軸81に当接し、その下方
回動が規制される。一方、支持部材40のブロック41
を横軸30周りに上方回動させて、図3(b)に示す傾
倒姿勢から図3(a)に示す起立姿勢に切り換えると、
支持部材40が組立図板10に対して略直立した位置に
なった時点でブロック41の上端部がストッパ軸81に
当接し、その上方回動が規制される。
【0025】このように、ロック手段70及び回動範囲
規制手段80を備えることで、支持部材40を起立姿勢
から傾倒姿勢に切り換えたときには、電線ガイド部材5
2が組立図板10に当たることがないため、電線ガイド
部材52の向き等その取付位置が変化することはない。
一方、支持部材40を傾倒姿勢から起立姿勢に切り換え
たときには、電線ガイド部材52とワイヤーハーネスと
の相対位置関係を予め定められた位置関係とされるた
め、改めて電線ガイド部材52とワイヤーハーネスとの
相対位置関係を予め定められた位置関係に修正する必要
がない。
【0026】図4は、ハーネス部品取付作業における組
立治具の操作手順を示す図である。同図を参照して、テ
ープ巻き作業を想定して組立治具Mの操作手順について
説明する。まず、図4(a)に示すように、支持部材4
0を組立図板10に対して直立した起立姿勢とし、かつ
電線ガイド部材52を電線案内位置Iとした状態で、電
線ガイド部材52に電線Wを順次配線して、目的に応じ
た枝形状の電線束WBを形成する。そして、図4(b)
に示すように、係合ピン63を操作して、移動杵51を
案内孔61に沿って下降させながら係止孔62に係合
し、電線ガイド部材52を電線束WBから離間した電線
案内退避位置IIとする。続いて、図4(b)で一点鎖線
で示すように、支持部材40を横軸30周りに下方回動
して、支持部材40を組立図板10に対して略平行とな
る傾倒姿勢とし、支持部材40及び電線ガイド部材52
を組立図板10に沿って横たわらせてテープ巻き作業に
具える。テープ巻き作業が完了すると、支持部材40を
横軸30周りに上方回動して、支持部材40を組立図板
10に対して略直立となる起立姿勢とし、更に係合ピン
63と係合孔62との係合を解いて、電線ガイド部材5
2を電線束WBを案内する電線案内位置Iに戻す。
【0027】なお、クランプ、プロテクター等のハーネ
ス部品を取り付ける際にも、上記と同様な組立治具Mの
操作手順でハーネス部品取付作業が行われる。このよう
に、上記組立治具Mでは、電線ガイド杵50を上下移動
自在とし、加えて電線ガイド杵50を支持する支持部材
40を起倒自在としている。それゆえ、ハーネス部品取
付作業に際し、まず係合ピン63を操作して電線ガイド
部材52を下降させて電線束WBから離間させ、さらに
支持部材40を倒すことによって、支持部材40のみな
らず電線ガイド杵50をも組立図板10に沿った状態で
横たわらせることができる。そのため、ワイヤーハーネ
スを持ち上げることなく、ハーネス部品取付作業に十分
なスペースを確保することができ、その結果ハーネス部
品取付作業性をより向上させることができる。
【0028】図5は、第1実施例に係るワイヤーハーネ
ス用組立治具の変形例を示す要部拡大図である。同図を
参照して、この変形例に係る組立治具Mの特徴は、案内
孔61に係合ピン63と係合する係止孔62a,62b
が複数段(図においては2段)設けられている点にあ
り、その他の構成は第1実施例と同様である。つまり、
この組立治具Mでは、案内孔61の下端から水平方向に
形成された第1の係止孔62aの上方位置に、第1の係
止孔62aと平行に第2の係止孔62bを形成し、係合
ピン63を第2の係止孔62bに係合したときには、電
線ガイド部材52を、最も高い第1の電線案内位置I
(図4(a)参照)と最も低い電線案内退避位置II(図
4(b)参照)との間で電線を受け止め案内する第2の
電線案内位置III(図6参照)で保持するようにして、
電線ガイド部材52の位置を3段階に高さ調整可能にし
ている。
【0029】このように、上記組立治具Mは、電線ガイ
ド部材52にて電線を受け止め案内する位置を二位置に
切り換えることができるようになっているので、図6に
示すように、ワイヤーハーネスWH1を組立図板10上
で三次元的に組み立てることが可能となる。なお、上記
第1実施例及び変形例において、移動杵と支持筒との間
に介在する圧縮コイルばねを排除し、移動杵を自重で落
下させることによって電線ガイド部材を電線案内退避位
置とするようにしてもよい。この場合には、電線ガイド
部材を電線案内位置で保持させるため、案内孔の上端か
ら水平方向に係合ピンと係合する係止孔を形成する必要
がある。
【0030】図7は、本発明の第2実施例に係るワイヤ
ーハーネス用組立治具の構成を示す要部拡大図である。
同図を参照して、本実施例の組立治具Mの特徴は、案内
孔61の上端から水平方向に係止孔62を形成し、さら
に移動杵51と支持筒42との間に介在する圧縮コイル
ばね64により、電線ガイド部材52を常時下方に付勢
するようにした点にあり、その他の構成は第1実施例と
同様である。
【0031】上記構成によると、係合ピン63を操作し
て、移動杵51を圧縮コイルばね64の付勢力に抗して
上昇させて係合ピン63を係止孔62に係合すると、電
線ガイド部材52は電線案内位置I(図4(a)参照)
に保持される。一方、電線ガイド部材52を電線案内退
避位置IIに切り換える際に、係合ピン63と係止孔62
との係合を解くと、移動杵51が圧縮コイルばね64の
付勢力により下方に移動されて係合ピン63が案内孔6
1の下端に当接する結果、電線ガイド部材52は電線案
内退避位置IIに保持される。即ち、電線ガイド部材52
を電線案内位置Iから電線案内退避位置IIに切り換える
際には、係合ピン63のワンタッチ操作により、電線ガ
イド部材52を電線案内位置Iから電線案内退避位置II
にスムーズに切り換えることができる。
【0032】図8は、第2実施例に係るワイヤーハーネ
ス用組立治具の変形例を示す要部拡大図である。同図を
参照して、この変形例に係る組立治具Mの特徴は、案内
孔61の上端から水平方向に形成された第1の係止孔6
2aの下方位置に、第1の係止孔62aと平行に第2の
係止孔62bを形成し、係合ピン63を第2の係止孔6
2bに係合したときには、電線ガイド部材52を、最も
高い第1の電線案内位置I(図4(a)参照)と最も低
い電線案内退避位置II(図4(b)参照)との間で電線
を受け止め案内する第2の電線案内位置III(図6参
照)で保持するようにして、電線ガイド部材52の位置
を3段階に高さ調整可能にして、図6に示すように、組
立図板10上でワイヤーハーネスWHを三次元的に組み
立て可能にしている点にある。その他の構成は、第2実
施例と同様である。
【0033】図9は、本発明の第3実施例に係るワイヤ
ーハーネス用組立治具の構成を示す斜視図である。同図
を参照して、本実施例の組立治具Mの特徴は、支持部材
40の支持棒43に移動杵51を上下移動、かつ回転可
能に外嵌しており、この移動杵51に案内孔61を形成
し、案内孔61の下端から水平方向に係止孔62を形成
し、移動杵51に案内孔61を通して係止孔62に係合
される係合ピン63を取り付けた点にあり、その他の構
成は第1実施例と同様である。
【0034】つまり、上記組立治具Mでは、移動杵51
を係合ピン63が案内孔61の下端に当接するまで上昇
させ、この状態から移動杵51を回転させて係止孔62
に係合ピン63を係合させることによって、電線ガイド
部材52は電線案内位置I(図4(a)参照)に保持さ
れ、電線ガイド部材52を電線案内退避位置IIに切り換
える際に、移動杵51を逆方向に回転させて係合ピン6
3と係止孔62との係合を解くことによって、移動杵5
1が自重により下方に落下して係合ピン63が案内孔6
1の下端に当接される結果、電線ガイド部材52は電線
案内退避位置IIに保持されるようになっている。なお、
係止孔62の長さは、支持部材40を横軸30周りに傾
倒した際に、係合ピン63との係合が外れない程度の長
さに設定されている。
【0035】このように、移動杵51を操作して電線ガ
イド部材52の位置を電線案内位置Iと電線案内退避位
置IIとに切り換えることができるので、電線ガイド部材
52を電線案内退避位置IIとに切り換えた後に支持部材
40を横軸30周りに倒せば、ワイヤーハーネスを持ち
上げることなく、ハーネス部品取付作業に十分なスペー
スを確保することができる。
【0036】また、上記実施例において、係止孔を複数
段に設けてもよく、また移動杵と支持棒との間に電線ガ
イド部材を上方又は下方に付勢する圧縮コイルばねを介
装してもよい。なお、本発明は、上記実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で多くの修正及び変更
を加え得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1に係る組立治具によると、ワイヤーハーネスを持
ち上げることなく、ハーネス部品取付作業に十分なスペ
ースを確保することができ、その結果ハーネス部品取付
作業性をより向上させることができる。
【0038】請求項2に係る組立治具では、係合ピンを
案内孔及び係止孔に係合するといっや簡単な操作で、電
線ガイド部材の位置を切り換え保持することができる。
また、係止孔を複数段設けることによって、電線ガイド
の高さ位置を複数段に切り換えることができ、その結果
ワイヤーハーネスを組立図板上で三次元的に組み立てる
ことが可能となる。
【0039】請求項3に係る組立治具では、係合ピンと
係止孔との係合を解くといったワンタッチ操作にて、電
線ガイド部材を予め定める基準位置にスムーズに戻すこ
とができ、その結果操作性がよくなる。請求項4に係る
組立治具では、電線の枝分かれ案内方向に応じて電線ガ
イド部材を交換可能することができ、汎用性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るワイヤーハーネス用
組立治具の構成する分解斜視図である。
【図2】種類の異なる電線ガイド部材を示す斜視図であ
る。
【図3】支持部材のロック手段及び回動範囲規制手段の
構成を示す図であって、同図(a)は支持部材を起立姿
勢とした状態を示す斜視図、同図(b)は支持部材を傾
倒した姿勢を示す斜視図、同図(c)は同図(a)のA
−A線矢視断面図である。
【図4】ハーネス部品取付作業における組立治具の操作
手順を示す図である。
【図5】第1実施例に係るワイヤーハーネス用組立治具
の変形例を示す要部拡大図である。
【図6】ワイヤーハーネスを組立図板上で三次元的に組
み立てた状態を図解的に示す図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るワイヤーハーネス用
組立治具の構成を示す要部拡大図である。
【図8】第2実施例に係るワイヤーハーネス用組立治具
の変形例を示す要部拡大図である。
【図9】本発明の第3実施例に係るワイヤーハーネス用
組立治具の構成を示す斜視図である。
【図10】ワイヤーハーネスを組立図板上で組み立てる
状態を示す斜視図である。
【図11】ワイヤーハーネスの分岐部に対してテープ巻
き作業を行っている状態を示す斜視図である。
【符号の説明】 10 組立図板 20 ベース部材 21 ベースアングル 22 雄ねじ 30 横軸 40 支持部材 41 ブロック 42 支持筒 43 支持棒 50 電線ガイド杵 51 移動杵 52 電線ガイド部材 60 調整手段 61 案内孔 62,62a,62b 係止孔 63 係合ピン 64 ばね

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーハーネスを組立図板上で組み立て
    る際に用いられるものであって、 組立図板上の予め定める位置に固定されるベース部材、 下端部が上記ベース部材に対して横軸線回りに起倒自在
    に取り付けられた支持部材、 上記支持部材に上下移動可能に嵌め込まれており、上端
    部にワイヤーハーネスを構成する電線を受け止め、当該
    電線を予め定める方向に案内する電線ガイド部材を備え
    た電線ガイド杵、及び上記電線ガイド杵を上下移動させ
    ることによって、上記電線ガイド部材の高さ調整を行う
    ための調整手段を含むことを特徴とするワイヤーハーネ
    ス用組立治具。
  2. 【請求項2】上記調整手段は、上記支持部材又は電線ガ
    イド杵のいずれか一方に、上下方向に延ばされて形成さ
    れた案内孔、 上記案内孔から水平方向に連続して延ばされて形成され
    た係止孔、並びに上記支持部材又は電線ガイド杵のいず
    れか他方に設けられ、上記案内孔及び係止孔に係合され
    る係合ピンを含むことを特徴とする請求項1記載のワイ
    ヤーハーネス用組立治具。
  3. 【請求項3】請求項2記載のワイヤーハーネス用組立治
    具において、 上記調整手段は、上記支持部材と電線ガイド杵との間に
    介装され、上記電線ガイド部材を予め定める基準位置に
    付勢するためのばねをさらに含むことを特徴とする。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のワイヤ
    ーハーネス用組立治具において、 上記電線ガイド部材は、交換可能とされていることを特
    徴とする。
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