JP5704346B2 - 分岐用布線治具およびこれを用いて製造されたワイヤハーネス並びにこれが立設されたワイヤハーネスの組立図板 - Google Patents

分岐用布線治具およびこれを用いて製造されたワイヤハーネス並びにこれが立設されたワイヤハーネスの組立図板 Download PDF

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本発明は、ワイヤハーネスの組立図板上に立設されて、ワイヤハーネスの分岐部分に配索される電線を保持するために用いられる分岐用布線治具、およびこれを用いた製造されたワイヤハーネス、並びに分岐用布線治具が立設されたワイヤハーネスの組立図板に関する。
従来から、自動車用のワイヤハーネスの製造に用いられる組立図板上には、所定の配線経路が示されていると共に、配線経路の各所において、電線を組立図板上に保持する布線治具が立設されている。そして、特開平7−105758号公報(特許文献1)の図10,図11に例示されているとおり、このような組立図板上において、配線経路に沿って多数の電線を布線治具に保持させて配索した後、配索された電線束の外周にビニールテープ等を巻いて結束すると共に、クランプやプロテクタ等の外装部品を必要に応じて取り付けることによって、所望の形状のワイヤハーネスが製造されるようになっている。
ところで、特許文献1の図11にも示されているように、従来の布線治具は一般に、組立図板から上方に突出して延びる棒状の支持部材と、この支持部材の突出先端部に設けられて上方に開口する略U字形状の電線保持部から構成されている。従って、布線治具に保持されて配索された電線束の外周にテープを巻回して結束する、所謂テープ巻の作業では、布線治具に支持された電線束を上方に持ち上げて電線保持部から一旦離脱させてテープ巻を行い、テープ巻が完了した後に、再度電線保持部へ戻すという面倒な作業が必要となる。このような作業は、多数の電線からなる電線束が比較的重量となることから、作業者に過度の負担がかかり、テープ巻の作業性を悪化させる原因となっていた。
そこで、特許文献1の図4および図7には、布線治具の支持部材を伸縮自在として電線保持部の高さ調整を可能にすると共に、支持部材を基端部回りに回動可能として布線治具の起立状態と横倒状態を択一的に実現できるようにした構造が提案されている。これによれば、布線治具の支持部材を収縮させて電線保持部を下方に退避させることにより、電線束を布線治具の上方に持ち上げる作業を必要とすることなく、簡単に布線治具を電線束から離脱させることができる。さらに、布線治具を支持部材の基端部回りに回動させて横倒状態とすることにより、電線束の下方にテープ巻に必要な十分なスペースを確保することができ、テープ巻の作業性が一層有利に向上される。また、更なる改良として、特開2004−79412号公報(特許文献2)には、布線治具の電線保持部の高さ位置を、電線束を保持する突出位置に保持する付勢手段を設けると共に、電線保持部に所定値以上の押込力が加えられた際には、付勢力が解除されて、電線保持部を電線束から下方に離隔した退避位置に自動的に退避させる機構を備えた構造が提案されている。これによれば、作業者が布線治具に保持された電線束の上方から下方に向かって単に押込力を加えることにより、電線保持部を電線束から離脱させて、容易に退避位置に退避させることができ、更なる作業性の向上を図ることができる。
ところが、このような改良型の布線治具では、電線束が直線的に延出するワイヤハーネスの直線部分のテープ巻の作業性は向上されるものの、ワイヤハーネスが枝分かれする分岐部分のテープ巻作業においては、未だに改善すべき問題点を含んでいた。具体的に、特許文献2の図6に示されている例を、図8に示して説明する。図8(a)に示すとおり、ワイヤハーネスの直線部分は、相互に離隔して立設された布線治具2a,2a,2b間に跨って延出して支持された多数の電線W1で構成されている。そのため、テープ巻の際に、作業の邪魔になる布線治具2aを下方に退避させても直線形状が維持されており、直線部分の外周にテープを巻きつける作用は何ら困難なものではない。しかしながら、ワイヤハーネスの分岐部分のテープ巻作業は、直線部分のように容易ではなかった。即ち、ワイヤハーネスの分岐部分は、分岐用布線治具2bを用いて分岐形状に配索される。分岐用布線治具2bは、略U字型で上方に開口する電線保持部の一対を対向配置して底部側で金属棒により相互に連結すると共に、かかる底部側の金属棒において支持部材の突出端部に連結させた構造とされている。そして、一対の電線保持部間に跨って直線的に延びるように配索された複数の電線W1と、一対の電線保持部の間から外方に導出された多数の分岐電線W2が、十字状やT字状に交差するように分岐部分が構成される。このようなワイヤハーネスの分岐部分のテープ巻は、図8(b)に拡大して示すように、電線W1と電線W2の交差部分の隅部A−A’,B−B’間にたすき掛け状にテープ3を巻くことにより結束されることとなる。
上述のとおり、従来構造の布線治具は、何れもテープ巻の際に布線された電線束から布線治具を離脱させるものである。従って、図8(b)に示す分岐部分のテープ巻作業は、作業者が分岐用布線治具2bから電線束の分岐部分を取り外した状態で、四方に延びる電線W1,W2の任意の箇所を手指等で押さえつつ行う必要があり、ワイヤハーネスの直線部分のテープ巻作業に比べて、非常に困難を伴い、時間を要するものであった。しかも、分岐用布線治具により所定の寸法精度で分岐形状に電線W1,W2を配索できたとしても、分岐用布線治具から電線束を離脱させた状態でたすき掛け状にテープ3を巻きつける作業において、電線束の分岐部分の変形や位置ずれの発生は避け難く、分岐部分の寸法精度を維持することは困難であった。
特開平7−105758号 特開2004−79412号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、ワイヤハーネスの分岐部分を構成する電線束を保持したままで、分岐部分のテープ巻を行うことができる、新規な構造の分岐用布線治具を提供することにある。また、本発明はかかる分岐用布線治具を用いて製造されたワイヤハーネスも提供するものである。さらに、本発明はかかる分岐用布線治具が立設されたワイヤハーネスの組立図板も提供するものである。
本発明の第一の態様は、ワイヤハーネスの組立図板上に立設されて、ワイヤハーネスの分岐部分に配索される電線を保持するために用いられる分岐用布線治具であって、前記組立図板上に突出するように取り付けられる支持部材と、前記支持部材によって前記組立図板の上方に離隔して支持されて、相互に隙間を隔てて対向する一対の電線保持部を備えており、前記一対の電線保持部は、それぞれ対向方向に直交する方向に延出して前記電線を下方から支持する下方支持部と、該下方支持部の両側端部からそれぞれ上方に突出して前記電線を側方から支持する二つの側方支持部を有している一方、前記支持部材は、前記一対の電線保持部をそれぞれ支えると共に、前記一対の電線保持部の対向方向で相互に隙間を隔てて対向配置された一対の分割脚部を有しており、前記一対の電線保持部の対向隙間には、相互に離隔して対向配置された4つの前記側方支持部間に延展されると共に、前記側方支持部に対して離脱可能に組み付けられて前記下方支持部上に載置されることにより、前記対向隙間を覆蓋して前記電線を下方から支持する軟質樹脂からなるカバー部材が設けられていることを特徴としている。
本発明に従う分岐用布線治具によれば、一対の電線保持部間の対向隙間が4つの側方支持部間に架け渡された軟質樹脂からなるカバー部材により覆蓋されている。それ故、例えば、ワイヤハーネスの幹線を構成する電線を、一対の電線保持部の下方支持部間で下方から支持しつつ、それらを跨って延出するように配索したときに、一対の電線保持部の対向方向で離隔する側方支持部間から幹線から分岐される分岐電線を、カバー部材で下方から支持することができる。それによって、分岐部分の電線配索を安定して行うことが可能となる。
また、各電線保持部を支持する一対の分割脚部が一対の電線保持部の対向方向で相互に隙間を隔てて対向配置されている。それ故、電線保持部の下方に、テープ巻作業の際にテープを電線束の下方を潜らせるためのスペースを確保することができる。しかも、カバー部材が、側方支持部から離脱可能とされている。そのため、本発明の分岐法布線治具に分岐状に配索された電線束の分岐部分を分岐用布線治具から取り外すことなく、たすき掛け状にテープ巻をして結束することができる。
すなわち、分岐用布線治具で十字状等の分岐形状に保持された電線束の分岐部分に対して、上方から隅部間にテープを掛けわたした後、スペースにテープを潜らせることで、下方からも隅部間にテープを架け渡すことができる。また、スペースを潜って電線束の分岐部分の上方に送られたテープを再度隅部間に掛け渡し、スペースを潜らせて下方にも巻き付けることができる。これを繰り返すことによって、電線束の分岐部分を治具に保持させたままでの電線束の分岐部分に対するたすき掛け状のテープ巻が、実施可能となるのである。
このように、電線束の分岐部分を治具に保持させたままで、分岐部分に対してたすき掛け状にテープ巻をすることができることから、作業者が分岐部分を保持する必要がなくなり、それによって、テープ巻きの作業性が向上する。しかも、電線束を治具に保持させたままでテープ巻ができるため、治具上での所定の寸法精度を十分に維持したまま、分岐部分をテープ結束することができる。これにより、ワイヤハーネスの寸法精度の飛躍的な向上が、容易な作業により確実に達成される。また、電線束の分岐部分を治具に保持させたままで、分岐部分に対するテープ巻ができるため、作業者の利き手等によりテープ巻の強さが方向により変化して、分岐部分の重心位置が作業者によってばらつくことも抑制できる。その結果、重心位置のずれによるワイヤハーネスのねじれが発生するおそれも可及的に回避できる。
また、そのような電線束の分岐部分のテープ巻によって、カバー部材は、電線の外周面上に電線と共にテープで結束固定されるが、このカバー部材は、軟質樹脂製であるために、電線に沿って屈曲する。それ故、カバー部材の電線束との結束固定によって、電線に不要な負荷を加えたり、電線が傷ついたりすりことを回避できる。また、カバー部材が電線に沿って屈曲することから、カバー部材の介在によるテープ巻の結束力の低下も、有利に防止できる。
さらに、カバー部材が側方支持部に離脱可能に組み付けられていることから、テープ巻作業の完了後に、カバー部材がテープで結束固定された電線束のテープ巻部分(分岐部分)を上方に持ち上げたり、治具を下方に退避させることによって、電線束から治具を容易に離脱させることができる。その結果、テープ巻きの作業、ひいてはワイヤハーネスの製造作業の作業性が向上する。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記一対の分割脚部の対向方向離隔距離が、前記一対の電線保持部の対向方向離隔距離以上とされているものである。
本態様によれば、分岐部分の下方に確実なテープ巻用の作業スペースが確保できる。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記カバー部材が側方支持部間に跨って広がる薄肉シートにより構成されており、薄肉シートの外周縁部に前記側方支持部が挿通される挿通孔が貫設されているものである。
本態様によれば、カバー部材の側方支持部への取り付け取り外しが容易となる。また、カバー部材が薄肉シートにて構成されているため、電線と共にテープ結束しても、ワイヤハーネスの分岐部分が大型化を回避できる。
本発明の第四の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記カバー部材が十字状のロッド部と該ロッド部の突出先端部に形成された四つのリング部を含んで構成されており、該四つのリング部が前記四つの側方支持部にそれぞれ挿通されるようになっているものである。
本態様によれば、カバー部材を十字状のロッド部と側方支持部に挿通されるリング部により構成したことにより、シート状のカバー部材に比して、部材強度を有利に高めることができる。また、シート状カバー部材に比して、カバー部材全体の表面積を小さくできることから、テープ巻の際のテープと電線の密着をカバー部材により阻害される領域を極力する少なくすることができ、カバー部材の介在による結束力の低減を一層有利に回避することができる。これにより、テープ巻により分岐部分の電線をより中心側にむかって絞り込むことができ、結束力の強化を図ることもできる。
本発明の第五の態様は、前記第四の態様に記載のものにおいて、前記十字状のロッド部の中心から各前記リング部までの離隔距離が、少なくとも1つのリング部において他のリング部と異ならされているものである。
本態様によれば、中心からリング部までの離隔距離を任意に異ならせることで、ワイヤハーネスの分岐部分をテープ結束した際の、分岐部分の形状(中心や分岐位置等)を任意に設定することができ、それによって、ワイヤハーネスの設計自由度の向上を図ることができる。
本発明の第六の態様は、電線束の分岐部分を含むワイヤハーネスにおいて、前記第一〜第五の態様に記載の分岐用布線治具を用いて前記分岐部分の電線が配索されており、前記分岐部分は、前記分岐用布線治具の前記カバー部材が前記電線束に重ね合されて、たすき掛け状に巻回されたテープにより前記カバー部材が前記電線束に固定されることを特徴とするものである。
本態様に従う構造とされたワイヤハーネスでは、その製造に際して、分岐部分を構成する電線束が、分岐用布線治具にて保持されたままで、たすき掛け状にテープ巻きされて、カバー部材が、電線の外周面上に電線と共にテープで結束固定される。それによって、ワイヤハーネスの寸法精度の飛躍的な向上が、容易な作業により確実に達成される。
本発明の第七の態様は、ワイヤハーネスの組立図板であって、前記第一〜第五の態様に記載の分岐用布線治具が立設されていることを特徴とするものである。このような組立図板によれば、本発明の分岐用布線治具の利点を享受して、分岐部分のテープ巻の作業性や寸法精度を有利に向上させ得る、ワイヤハーネスの組立図板の提供が可能となる。
本発明の分岐用布線治具によれば、ワイヤハーネスの分岐部分を構成する電線束を保持したままで、分岐部分のテープ巻を行うことができる。その結果、電線束の分岐部分のテープ巻きの作業性が有利に高められる。また、ワイヤハーネスの寸法精度の飛躍的な向上も、容易な作業により確実に達成される。
本発明のワイヤハーネスにあっては、上記分岐用布線治具において奏される作用・効果と実質的に同一の作用・効果が有効に享受される。
本発明に従う構造を有する分岐用布線治具の一実施形態を示す斜視図。 図1に示された分岐用布線治具が有する治具本体を示す斜視図。 図1に示された分岐用布線治具が有するカバー部材の斜視図。 図1に示された分岐用布線治具を用いて、ワイヤハーネスを製造する工程の一例を示す説明図。 図4に示された工程に引き続いて実施される工程を示す説明図であって、分岐部分をテープ巻きした状態を示す図。 本発明に従う構造を備えた分岐用布線治具の別の実施形態における治具本体を示す図2に対応する図。 本発明に従う構造を備えた分岐用布線治具の別の実施形態におけるカバー部材を示す図3に対応する図。 従来技術の説明図。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本発明に従う構造を有する分岐用布線治具の一実施形態が、その斜視形態において示されている。図1から明らかなように、本実施形態の分岐用布線治具10は、治具本体11と、この治具本体11に対して取り外し可能に組み付けられるカバー部材12を含んで構成されている。
より具体的には、図2に示されるように、治具本体11は、支持部材14と、図2における支持部材14の上端側に位置して、支持部材14にて支持された一対の電線保持部16,16とを有している。なお、以下の説明において、治具本体11の電線保持部16側を上側と言い、治具本体11の支持部材14側を下側と言う。
治具本体11の支持部材14は、全体として、略コ字状を呈する金属製の丸棒材からなっている。この支持部材14の材質は、何等限定されるものではなく、後述するワイヤハーネス(17)の製造時において、多数の電線(32)を支持可能な剛性を有するものであれば良い。従って、支持部材14の形成材料として、樹脂材料なども使用可能である。
そのような支持部材14は、二つの分割脚部18,18とベース脚部20とを有している。二つの分割脚部18,18は、互いに隙間を隔てて対向(離間)して上下方向に平行に延びるように配置されている。そして、各分割脚部18の長さ方向の中間部には、屈曲部22が設けられており、この屈曲部22よりも下側部分が、上下方向に真っ直ぐに延び出している一方、屈曲部22よりも上側部分が、上方に向うに従って互いに接近するように傾斜して延び出している。これにより、二つの分割脚部18,18の、屈曲部22よりも下側部分同士の間の離間距離:L1が、屈曲部22よりも上側部分同士の間の離間距離の最小値(二つの分割脚部18,18の上端部同士の間の離間距離):L2に比して、所定寸法だけ大きくされている。また、そのような屈曲部22よりも下側部分同士の間の離間距離:L1と、各分割脚部18の長さとが、後述するテープ巻操作に用いられる結束テープのロールの外径よりも十分に大きな寸法とされている。
ベース脚部20は、水平方向に真っ直ぐに延びる丸棒材からなり、二つの分割脚部18,18の下端部同士を一体的に連結している。即ち、このベース脚部20は、その長さが、二つの分割脚部18,18の、屈曲部22よりも下側部分同士の間の離間距離:L1と同一の寸法とされている。そして、このベース脚部20の長さ方向中間部には、雄ネジ部24が、下方に向かって一体的に突設されている。このように、ベース脚部20に雄ネジ部24が設けられていることによって、支持部材14が、後述するワイヤハーネス17の製造時に、この雄ネジ部24にて、組立図板26上に取り付けられるようになっている(図4参照)。
一方、各電線保持部16は、下方支持部28と二つの側方支持部30,30とを有している。下方支持部28は、後述するワイヤハーネス17の製造時に、組立図板26上に配索される多数の電線32を下方から支持するものであって(図4参照)、狭幅で長尺な長方形状を呈する金属平板にて構成されている。この下方支持部28の長さ方向中間部には、取付孔34が穿設されている。
二つの側方支持部30,30は、後述するワイヤハーネス17の製造時に、組立図板26上に配索される多数の電線32を側方から支持するものであって(図4参照)、金属製で細長い丸棒状のピンからなっている。それら二つの側方支持部30,30は、下方支持部28の上面の長さ方向の両端部に対して、所定高さをもって上方に突出するように、一体的に立設されている。なお、下方支持部28と二つの側方支持部30,30も、支持部材14と同様に、金属以外の、十分な剛性を有する樹脂材料などを用いて形成することもできる。
このような構造とされた一対の電線保持部16,16は、前記支持部材14の二つの分割脚部18,18の上方において、それら二つの分割脚部18,18の対向方向(離間方向)に離間して、隙間31を形成するように位置している。また、各電線保持部16の下方支持部28は、二つの分割脚部18,18の対向方向と上下方向とに直交する方向に延びるように、そのような直行方向に長さ方向を一致させて、位置している。更に、一対の電線保持部16,16のうちの一方の電線保持部16の二つの側方支持部30,30と、他方の電線保持部16の二つの側方支持部30,30の互いに対応するもの同士が、二つの分割脚部18,18の対向方向において互いに離間して対向するように位置している。即ち、四つの側方支持部30,30,30,30が、長方形又は正方形の四つの頂点にそれぞれ位置するように配置されているのである。
そして、一対の電線保持部16,16の各下方支持部28,28に設けられた取付孔34内に、二つの分割脚部18,18のそれぞれの上端部が挿入されて、各下方支持部28が、各分割脚部18に固定されている。これにより、一対の電線保持部16,16が、隙間31を隔てて互いに対向して配置された状態で、支持部材14によって固定的に支持されている。
なお、ここでは、一対の電線保持部16,16が、二つの分割脚部18,18の屈曲部22よりも下側部分同士の離間距離(対向方向離隔距離):L1よりも小さな離間距離(対向方向離隔距離):L2を有する二つの分割脚部18,18の上端部に固定されている。そのため、それら一対の電線保持部16,16の離間距離(対向方向離隔距離):L3が、二つの分割脚部18,18の屈曲部22よりも下側部分同士の離間距離(対向方向離隔距離):L1よりも小さくされている。
一方、図3に示されるように、カバー部材12は、軟質樹脂製で薄肉のシート材またはフィルム材にて構成されている。このカバー部材12を形成する軟質樹脂の種類は、特に限定されるものではないものの、そのような軟質樹脂は、ワイヤハーネス(17)を構成する多数の電線(32)の被覆フィルムと同程度か或いはそれよりも低い硬度を有するものであることが、望ましい。そのような軟質樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレン、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂などが例示される。
そして、カバー部材12は、全体として十字形状を呈し、中心部から四方に放射状に真っ直ぐに延びる四つの延出部36,36,36,36を有している。それら四つの延出部36,36,36,36は、何れも、比較的に広幅の略長方形状を呈する薄肉平板からなっている。そして、それら各延出部36の長さ方向(延出方向)の先端部、つまりカバー部材12の外周縁部の四箇所には、挿通孔38が、それぞれ、一つずつ貫設されている。
それら各挿通孔38は、何れも、円形状を呈し、一対の電線保持部16,16に設けられたピン状の側方支持部30が挿通可能な内径を有している。また、そのような四つの挿通孔38,38,38,38は、カバー部材12の周方向においての互いに隣り合う延出部36,36に設けられた挿通孔38,38の中心部間の距離:L4が、二つの分割脚部18,18の対向方向や下方支持部28の長さ方向(延出方向)において互いに隣り合う側方支持部30,30の中心部間の距離:L5と同一とされている(図1及び図2参照)。
図1に示されるように、本実施形態の分岐用布線治具10では、上記のような構造とされたカバー部材12の四つの延出部36,36,36,36が、一対の電線保持部16,16における二つの下方支持部28,28間に架け渡されて、四つの側方支持部30,30,30,30間に跨って広がるように配置されている。そのような配置状態下で、それら各延出部36の先端側部分が、各下方支持部28の長さ方向両端部に載置されて、各延出部36の先端部に設けられた挿通孔38内に、一対の電線支持部16,16の各側方支持部30が、それぞれ挿通されている。
これによって、カバー部材12が、一対の電線保持部16,16の四つの側方支持部30,30,30,30間に、四つの延出部36,36,36,36を延展させた状態で配置されて、四つの側方支持部30,30,30,30に対して離脱可能に組み付けられている。そうして、カバー部材12が、一対の電線保持部16,16間の隙間31を覆蓋しつつ、それら一対の電線保持部16,16(支持部材14)に支持されて、分岐用布線治具10が、支持部材14とカバー部材12との組付品として構成されている。また、それによって、カバー部材12が、後述するワイヤハーネス17の製造時において組立図板26上に配索される多数の電線32を下方から支持し得るようになっているのである。
ところで、上記のような構造を有する分岐用布線治具10を用いて、電線束の分岐部分を含むワイヤハーネスを製造する際には、以下の如き手順に従って、その操作が進められる。
すなわち、先ず、図4に示されるように、支持部材14のベース脚部20に設けられた雄ネジ部24を、ワイヤハーネス(17)を製造するための組立図板26に設けられた雌ネジ孔40に螺合して、支持部材14を組立図板26上に突出するように取り付けることにより、分岐用布線治具10を組立図板26上に立設する。これによって、一対の電線保持部16,16を、組立図板26の上方に離隔して、支持部材14によって支持する。図示は省略するが、所望のワイヤハーネス17の配索形態に応じて、組立図板26の適所に分岐用布線治具10が立設されて、ワイヤハーネスの組立図板26が提供される。
次に、多数の電線32を束にして、組立図板26上に示される図示しない配線経路に沿って配索すると共に、多数の電線32の束の分岐部分42を、分岐用布線治具10における一対の電線保持部16,16(図4には一つのみを示す)の二つの下方支持部28,28(図4には一つのみを示す)とカバー部材12とによって、下方から保持(支持)させる。
このとき、分岐部分42において真っ直ぐに延びる多数の電線32からなる幹線44を、一対の電線保持部16,16の二つの下方支持部28,28間に跨って延びるように配索して、そのような幹線44を、それら二つの下方支持部28,28と、それらに載置されたカバー部材12とによって支持させる。また、分岐部分42において、幹線44の延出方向と直交する方向の一方側と他方側の両側に屈曲して、幹線44から分岐する複数の電線32からなる分岐電線46,46を、それぞれ、幹線44の延出方向に間隔を隔てて対向位置する側方支持部30,30間から側方に延出させると共に、カバー部材12によって支持させる。これによって、幹線44と分岐部分42と分岐電線46.46とが、何れも容易に且つ安定的に配索可能となる。
その後、図5に示されるように、分岐部分42とカバー部材12とを一緒にして、それらの周囲に結束テープ48をたすき掛け状に巻き付けて、分岐部分42に対するテープ巻操作を行う。それによって、分岐部分42を、カバー部材12と共に、十字状の分岐形状を呈した状態で、結束テープ48により結束固定する。そして、必要に応じて、幹線44や分岐電線46,46を構成する電線32にクランプやプロテクタなどの外装部品を取り付けて、目的とするワイヤハーネス17を得るのである。
このとき、カバー部材12を支持する一対の電線保持部16,16間に隙間31が設けられていると共に、それら一対の電線保持部16,16が取り付けられる二つの分割脚部18,18が、そのような隙間31よりも大きな間隔を隔てて配置されている(図2参照)。そのため、分岐部分42を分岐用布線治具10から持ち上げたり、分岐部分42を支持するカバー部材12を分岐部分42と共に支持部材14から取り外すこともなく、しかも、作業者が分岐部分42を保持することもなしに、分岐部分42を二つの下方支持部28,28とカバー部材12に支持させたままで、結束テープ48を、二つの分割脚部18,18間の大きなスペースに潜らせながら、分岐部分42とカバー部材12とを一緒にたすき掛け状にテープ巻することができる。
従って、このような本実施形態の分岐用布線治具10を用いれば、ワイヤハーネス17における分岐部分42の電線32の配索作業、ひいてはワイヤハーネス17の製造作業の作業性を極めて効果的に高めることができる。また、電線32の束を分岐用布線治具10に保持させたままで、分岐部分42のテープ巻作業ができるため、分岐部分42、更にはワイヤハーネス17全体の寸法精度を飛躍的に高めることもできる。しかも、テープ巻の際に、作業者が分岐部分42を保持する必要がないため、分岐部分42を比較的均等な力で簡単にテープ巻きでき、分岐部分42の重心位置のずれによるワイヤハーネス17のねじれが生ずることも効果的に回避できる。
また、カバー部材12が軟質樹脂にて構成されているため、カバー部材12は、分岐部分42と共にテープ巻された際に、分岐部分42を構成する電線32の束の外周面に巻き付けられるように変形する。それ故、カバー部材12が一緒にテープ巻されることによって、分岐部分42の結束テープ48による結束力が低下することが有利に解消できる。その上、カバー部材12が薄肉のシート材からなっているため、分岐部分42へのカバー部材12の巻付けによって、分岐部分42が大型化することも、効果的に回避できる。
さらに、側方支持部30がカバー部材12の挿通孔38に挿通されていることにより、カバー部材12が側方支持部30(一対の電線保持部16,16)に組み付けられている。それ故、単に、挿通孔38から側方支持部30を引き抜くように、カバー部材12を持ち上げるだけで、カバー部材12と、それと共にテープ巻された分岐部分42を分岐用布線治具10から容易に離脱させることができる。これによっても、ワイヤハーネス17の製造作業の作業性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の分岐用布線治具10では、一対の分割脚部18,18が、ベース脚部20にて一体的に連結されている。それ故、一対の分割脚部18,18を組立図板26に対して別個に取り付けることなく、一挙に取り付けることができる。これによって、一対の分割脚部18,18の組立図板26への取付構造や取付作業を簡素化できる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、図6に示されるように、治具本体11の支持部材14を、全体として、略コ字状を呈する板材にて構成しても良い。なお、図6及び後述する図7には、前記実施形態と同様な構造とされた部材や部位について、図1〜図3と同一の符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略する。
具体的には、この支持部材14は、互いに隙間を隔てて対向して上下方向に延びる平板からなる一対の分割脚部18,18と、それら一対の分割脚部18,18の下端部同士を相互に連結する平板状のベース脚部20とを有している。また、一対の分割脚部18,18の上端部には、それらと同じ幅の平板からなる下方支持部28が、一対の分割脚部18,18の対向離隔距離の半分よりも所定寸法短い長さで、それらの対向方向の内側に延び出すように、それぞれ、一体的に突設されている。更に、そのような平板からなる二つの下方支持部28,28の突出先端部の幅方向両端部には、ピン状の側方支持部30,30が、上方に延びるように、それぞれ、一体的に立設されている。そして、それら平板からなる下方支持部28とピン状の二つの側方支持部30,30とにて、電線保持部16が構成されている。なお、この治具本体11は、例えば、金属材料や樹脂材料を用いて成形された一体成形品などからなっている。
このような構造を有する治具本体11を備えた分岐用布線治具10を用いても、前記実施形態の分岐用布線治具10を用いたときと同様な作用・効果を有効に享受できる。
また、図7に示されるように、カバー部材12を、十字形状を呈するロッド部50と、この十字状のロッド部50の四つの先端部に一体形成された四つの円形のリング部52,52,52,52とにて構成することもできる。このカバー部材12のロッド部50は、その中心部から、棒材又は細長い厚肉の板材からなる四つの延出部36,36,36,36が、四方に放射状に延びる十字形状を呈している。また、ここでは、四つの延出部36,36,36,36のうちの一つが、他の三つよりも長さが小さくされている。更に、各リング部52の内孔が、電線保持部16のピン状の側方支持部30を挿通可能な挿通孔38とされている。
このようなカバー部材12では、十字状のロッド部50の四つの延出部36,36,36,36が、棒材又は細長い厚肉の板材にて構成されているため、各延出部36を薄肉のシート材にて構成する場合に比して、それら各延出部36、ひいてはカバー部材12の全体の強度を有利に高めることができる。また、各延出部36を薄肉のシート材にて構成する場合よりも、カバー部材12の全体の表面積が効果的に小さくされる。それによって、テープ巻された分岐部分42の結束テープ48との密着をカバー部材12にて阻害する領域が可及的に小さくされる。その結果、テープ巻された分岐部分42の結束テープ48による結束力が十分に確保され得る。
しかも、一つの延出部36が、他の三つの延出部36,36,36よりも大きな長さ寸法を有している。そのため、このようなカバー部材12を分岐部分42と一緒にテープ巻することで、テープ巻された十字状の分岐部分42の交差の中心位置をずらすことができる。それによって、ワイヤハーネス17の設計自由度の向上を図ることができる。
なお、カバー部材12が、図3に示されるような薄肉のシート材にて構成される場合にも、或いは図7に示されるようなロッド部50を有して構成される場合にも、四つの延出部36,36,36,36の長さ、即ち、カバー部材12の中心部から各挿通孔38や各リング部52までの隔離距離は、適宜に変更可能である。つまり、四つの延出部36,36,36,36のうちの少なくとも一つの延出部36の長さが、他の延出部36の長さと異ならされていても良い。
また、電線保持部16の下方支持部28に対する側方支持部30の立設位置も、例示した位置から適宜に変更可能である。更に、そのような側方支持部30は、電線32を側方から支持可能なものであれば、例えば、板状やブロック状を呈するものであっても良い。
電線保持部16の下方支持部28も、電線32を下方から支持可能なものであれば、例えば、棒状やブロック状を呈するものであっても、何等差し支えない。
また、一対の分割脚部18,18を別体にて構成しても良い。即ち、ベース脚部20を省略し、二つの独立した分割脚部18,18のそれぞれにて、支持部材14,14を構成することも可能なのである。
その他、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものである。また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
10:分岐用布線治具、12:カバー部材、14:支持部材、16:電線保持部、17:ワイヤハーネス、18:分割脚部、20:ベース脚部、26:組立図板、28:下方支持部、30:側方支持部、31:隙間、32:電線、42:分岐部分、50:ロッド部、52:リング部

Claims (7)

  1. ワイヤハーネスの組立図板上に立設されて、ワイヤハーネスの分岐部分に配索される電線を保持するために用いられる分岐用布線治具であって、
    前記組立図板上に突出するように取り付けられる支持部材と、
    前記支持部材によって前記組立図板の上方に離隔して支持されて、相互に隙間を隔てて対向する一対の電線保持部を備えており、
    前記一対の電線保持部は、それぞれ対向方向に直交する方向に延出して前記電線を下方から支持する下方支持部と、該下方支持部の両側端部からそれぞれ上方に突出して前記電線を側方から支持する二つの側方支持部を有している一方、
    前記支持部材は、前記一対の電線保持部をそれぞれ支えると共に、前記一対の電線保持部の対向方向で相互に隙間を隔てて対向配置された一対の分割脚部を有しており、
    前記一対の電線保持部の対向隙間には、相互に離隔して対向配置された4つの前記側方支持部間に延展されると共に、前記側方支持部に対して離脱可能に組み付けられて前記下方支持部上に載置されることにより、前記対向隙間を覆蓋して前記電線を下方から支持する軟質樹脂からなるカバー部材が設けられている
    ことを特徴とする分岐用布線治具。
  2. 前記一対の分割脚部の対向方向離隔距離が、前記一対の電線保持部の対向方向離隔距離以上とされている請求項1に記載の分岐用布線治具。
  3. 前記カバー部材が側方支持部間に跨って広がる薄肉シートにより構成されており、薄肉シートの外周縁部に前記側方支持部が挿通される挿通孔が貫設されている請求項1又は2に記載の分岐用布線治具。
  4. 前記カバー部材が十字状のロッド部と該ロッド部の突出先端部に形成された4つのリング部を含んで構成されており、該4つのリング部が前記4つの側方支持部にそれぞれ挿通されるようになっている請求項1又は2に記載の分岐用布線治具。
  5. 前記十字状のロッド部の中心から各前記リング部までの離隔距離が、少なくとも1つのリング部において他のリング部と異ならされている請求項4に記載の分岐用布線治具。
  6. 電線束の分岐部分を含むワイヤハーネスにおいて、
    前記請求項1〜5の何れか1項に記載の分岐用布線治具を用いて前記分岐部分の電線が配索されており、前記分岐部分は、前記分岐用布線治具の前記カバー部材が前記電線束に重ね合されて、たすき掛け状に巻回されたテープにより前記カバー部材が前記電線束に固定されることを特徴とするワイヤハーネス。
  7. ワイヤハーネスの組立図板であって、
    前記請求項1〜5の何れか1項に記載の分岐用布線治具が立設されていることを特徴とするワイヤハーネスの組立図板。
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