JP2007267532A - ワイヤハーネス分岐位置用クリップおよび該クリップのワイヤハーネス取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤハーネスの分岐位置にクリップを精度良く取り付ける。
【解決手段】ワイヤハーネス40の分岐形態に対応した形状の基板11を備え、該基板11の分岐点Pに治具穴15を穿設していると共に、基板11の裏面側に車体係止用クリップ21を着脱自在に取り付けられる保持枠17を一体的に突設しているクリップ10を用い、布線用治具31の中心軸32を前記治具穴15に貫通させて基板11を作業台30上に水平に保持させ、基板11上に幹線41を布線し、支線42を布線用治具31の中心軸32に巻きつけて幹線41から分岐させ、幹線41および支線42を基板11にテープTで巻き付け固定した後、基板11を布線用治具31から抜き取り、該基板11の裏面の保持枠17にクリップ本体21を装着して、クリップ21の中心とワイヤハーネス40の分岐点Pとを一致させる。
【選択図】図4
【解決手段】ワイヤハーネス40の分岐形態に対応した形状の基板11を備え、該基板11の分岐点Pに治具穴15を穿設していると共に、基板11の裏面側に車体係止用クリップ21を着脱自在に取り付けられる保持枠17を一体的に突設しているクリップ10を用い、布線用治具31の中心軸32を前記治具穴15に貫通させて基板11を作業台30上に水平に保持させ、基板11上に幹線41を布線し、支線42を布線用治具31の中心軸32に巻きつけて幹線41から分岐させ、幹線41および支線42を基板11にテープTで巻き付け固定した後、基板11を布線用治具31から抜き取り、該基板11の裏面の保持枠17にクリップ本体21を装着して、クリップ21の中心とワイヤハーネス40の分岐点Pとを一致させる。
【選択図】図4
Description
本発明は、自動車に配索するワイヤハーネスをパネルに車体に固定するワイヤハーネス分岐位置用クリップおよび該クリップのワイヤハーネス取付方法に関するものである。
自動車に配索されるワイヤハーネスは、幹線の所要位置から多数の支線が分岐され、支線端末に接続したコネクタを電気機器に接続している。この種のワイヤハーネスでは、支線分岐位置で車体側のパネルに固定し、ワイヤハーネスの配索経路を位置決めしている。
ワイヤハーネス組み立ては、図11(A)に示すように、ワイヤハーネス組立作業台上に支軸1aの上端に電線受部1bを有する布線治具1が立設し、ワイヤハーネスW/Hを構成する電線群を布線治具1の電線受部1bで支持させながら布線し、幹線W1から分岐する支線W2を布線治具1の位置から幹線W1とは異なる方向へと分岐させ、支線W2の分岐分Aを布線治具1の設置位置で規定している。
この分岐部Aで、ワイヤハーネスW/Hの分岐配索形態を維持するためにテープTを巻き付け結束しているが、その際、布線治具1が邪魔になるため、図11(B)(C)に示すように、布線治具1を下げてワイヤハーネスW/Hを布線治具1から取り外した状態でテープT巻き作業を行っている。
この分岐部Aで、ワイヤハーネスW/Hの分岐配索形態を維持するためにテープTを巻き付け結束しているが、その際、布線治具1が邪魔になるため、図11(B)(C)に示すように、布線治具1を下げてワイヤハーネスW/Hを布線治具1から取り外した状態でテープT巻き作業を行っている。
しかしながら、前記した手順でワイヤハーネスW/Hの分岐結束作業を行うと、ワイヤハーネスW/Hを一旦は布線治具1から取り外してテープTによる結束作業を行うため、分岐位置がズレやすくなる。このように分岐位置がズレると、ワイヤハーネスに取り付けた車体係止用のクリップと車体側のパネルに設けた取り付け穴とに位置ずれが発生し、ワイヤハーネスの配索作業に支障が生じると共に、支線長にもバラツキが生じ、支線端末のコネクタと電気機器のコネクタとが嵌合できなくなる問題も生じる。
また、ワイヤハーネス組み立て時において、ワイヤハーネスW/Hを布線治具1から取り外してテープ結束作業を行った後、再び布線治具1にセットし直すため、作業工数が増大する問題もあった。
また、ワイヤハーネス組み立て時において、ワイヤハーネスW/Hを布線治具1から取り外してテープ結束作業を行った後、再び布線治具1にセットし直すため、作業工数が増大する問題もあった。
前記ワイヤハーネスは分岐位置に、車体固定用のクリップを取り付けており、該分岐位置に取り付けるクリップについては、従来より種々の提案がなされている。
例えば、実開平6−84736号(特許文献1)では、図12(A)に示すように、基板3bより車体係止部3aを突設すると共に、該基板3bの中央部に左右一対のバンド挿通係止孔3c、3dを設け、かつ、該基板3bの両端部に、左右一対の結束バンド3e、3fを備えたバンドクリップ3が提案されている。
該バンドクリップ3をワイヤハーネスW/Hの分岐部に取り付けるときは、図12(B)に示すように、幹線W1の軸線方向に基板3bを配置し、前記結束バンド3e、3fを、支線W2を間に挟んで幹線W1の両側に巻き付け、該結束バンド3e、3fを交差させて、左結束バンド3eを右バンド挿通係止孔3dに、右結束バンド3fを左バンド挿通係止孔3cに、それぞれ挿通係止させている。
例えば、実開平6−84736号(特許文献1)では、図12(A)に示すように、基板3bより車体係止部3aを突設すると共に、該基板3bの中央部に左右一対のバンド挿通係止孔3c、3dを設け、かつ、該基板3bの両端部に、左右一対の結束バンド3e、3fを備えたバンドクリップ3が提案されている。
該バンドクリップ3をワイヤハーネスW/Hの分岐部に取り付けるときは、図12(B)に示すように、幹線W1の軸線方向に基板3bを配置し、前記結束バンド3e、3fを、支線W2を間に挟んで幹線W1の両側に巻き付け、該結束バンド3e、3fを交差させて、左結束バンド3eを右バンド挿通係止孔3dに、右結束バンド3fを左バンド挿通係止孔3cに、それぞれ挿通係止させている。
前記ハンドクリップ3では、左右結束バンド3e、3fが左右の挿通係止孔3c、3dに対して斜め方向に挿通係止されるため、結束バンド3e、3fが緩みやすく、バンドクリップ3が外れたり、車体係止部3aの中心位置が分岐点からズレやすい点にも問題がある。また、該バンドクリップ3は、ワイヤハーネスの分岐作成工程において、ワイヤハーネスの分岐位置を正確に固定するものではなく、分岐作成後のワイヤハーネスの分岐部に取り付けられるものに過ぎない。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネスの分岐部にクリップを精度良く簡単かつ確実に取り付けられるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するために、第1の発明として、車両に配索されるワイヤハーネスの分岐位置に取り付けられ、該ワイヤハーネスを車体に固定するワイヤハーネス分岐位置用クリップであって、
前記ワイヤハーネスの分岐形態に対応した形状の基板を備え、該基板の分岐位置に治具穴を穿設していると共に、該基板の裏面側にはクリップ本体を取り付け、該クリップ本体の中心を前記分岐位置と一致させていることを特徴とするワイヤハーネス分岐位置用クリップを提供している。
前記ワイヤハーネスの分岐形態に対応した形状の基板を備え、該基板の分岐位置に治具穴を穿設していると共に、該基板の裏面側にはクリップ本体を取り付け、該クリップ本体の中心を前記分岐位置と一致させていることを特徴とするワイヤハーネス分岐位置用クリップを提供している。
前記クリップ本体は、基板の裏面側にはクリップ本体用の保持枠を一体的に突設し、前記保持枠にクリップ本体を着脱自在に取り付けても良いし、クリップ本体を基板と一体的に成形してもよい。
また、第2の発明として、前記分岐位置用クリップをワイヤハーネスに取り付ける方法を提供しており、該方法はワイヤハーネス組立作業台上に立設される布線用治具の中心軸を前記分岐位置用クリップの基板の治具穴に貫通させると共に、前記基板を保持させ、該基板上にワイヤハーネスを構成する電線群の幹線を布線して分岐を形成し、幹線および支線を前記基板にテープ巻きし、
その後、基板を布線治具から抜き取った後、該基板の裏面の保持枠に前記クリップ本体を装着して、クリップ本体の中心とワイヤハーネスの分岐点とを一致させている。
その後、基板を布線治具から抜き取った後、該基板の裏面の保持枠に前記クリップ本体を装着して、クリップ本体の中心とワイヤハーネスの分岐点とを一致させている。
前記のように、本発明の分岐位置用クリップの基板は、ワイヤハーネス組立作業台上において布線治具で分岐位置に支持し、該基板上で電線群を幹線と支線とに分岐させて布線しているため、基板の中心と布線治具の中心とを一致させているため、ワイヤハーネスの分岐部とクリップ中心とを自動的に一致させることができる。
しかも、該基板とワイヤハーネスとの固定は、従来は布線治具からワイヤハーネスを取り出してクリップとテープ巻き或いはバンドで締結していたが、本発明ではクリップの板の治具穴に布線治具の中心軸を通した状態で、基板とワイヤハーネスとをテープ巻きあるいはバンドで固定しているため、より確実にワイヤハーネスの分岐点にクリップを中心を位置ずれなく固定することができる。
しかも、該基板とワイヤハーネスとの固定は、従来は布線治具からワイヤハーネスを取り出してクリップとテープ巻き或いはバンドで締結していたが、本発明ではクリップの板の治具穴に布線治具の中心軸を通した状態で、基板とワイヤハーネスとをテープ巻きあるいはバンドで固定しているため、より確実にワイヤハーネスの分岐点にクリップを中心を位置ずれなく固定することができる。
また、前記基板にクリップ本体を一体的に設けておくと、予めクリップ本体が基板の分岐位置に位置合わせして設けているため、ワイヤハーネスの分岐位置とクリップ本体位置とが位置ずれすることはなき。かつ、ワイヤハーネスにクリップを取り付ける手数を省くことができると共に部品手数を減少できコスト低下を図ることができる。
一方、基板に対してクリップ本体を着脱を取り付けるときも、基板から突設した保持枠にクリップ本体を組みつけるだけでよく、該組みつけ状態で自ずとクリップ本体の中心軸を基板の中心、即ち、ワイヤハーネスの分岐部に一致させることができる。よって、クリップ本体の中心とワイヤハーネスの分岐部の位置合わせも容易かつ正確に行うことができる。
さらに、車体係止用クリップは前記固定具に着脱自在に取り付けられるため、車両側の取付穴の多様な形状に対して、クリップの交換のみで対応することができる。
さらに、車体係止用クリップは前記固定具に着脱自在に取り付けられるため、車両側の取付穴の多様な形状に対して、クリップの交換のみで対応することができる。
前記保持枠に着脱自在に取り付けるクリップ本体は、円形台座の中心から軸部を突設し、該軸部の中間外周から円盤状の皿部が突出すると共に軸部先端から折り返し状に車体係止羽が突出した形状としている一方、
前記保持枠は、前記クリップの円形台座を内嵌する断面L形状で且つ平面視U字形状とし、前記円形台座から突出する軸部を抜け止めする止め部を前記U字の対向片から突設していることが好ましい。
前記保持枠は、前記クリップの円形台座を内嵌する断面L形状で且つ平面視U字形状とし、前記円形台座から突出する軸部を抜け止めする止め部を前記U字の対向片から突設していることが好ましい。
前記基板はワイヤハーネスの幹線に沿った幹線保持部と、該幹線から分岐する支線に沿った支線保持部とを備え、これら幹線保持部と支線保持部の長さ方向の中心軸線の交点に前記治具穴を穿設していると共に、前記幹線保持部の長さ方向の両端および支線保持部の先端の裏面側にテープ止め突起を突設している。
前記基板の分岐位置に設ける治具穴は丸穴、角穴、さらには、丸穴と角穴を以外の異形穴としてもよい。その場合は、該治具穴に挿通する布線軸の支持軸も対応した丸棒、角棒等としている。治具穴を角穴とすると回転止めをすることができる利点を有するが、治具穴から突出して電線群を巻き付ける部分では丸軸にすることが好ましい。
また、治具穴は基板の中心に1個だけ設けても良いし、複数の治具穴を設け、これら複数の治具穴に布線治具の分岐させた支持軸をとしてもよい。この場合、複数の支持軸を治具穴に通した状態で布線治具の中心と基板の中心とが一致するように設定している。複数の治具穴を設けて複数の支持軸を通すと基板を布線治具に安定して保持することができる。
さらに、基板自体も直線的は平板でも良いし、ワイヤハーネスの配線形態に対応させて、傾斜、湾曲、屈折させてもよい。
また、治具穴は基板の中心に1個だけ設けても良いし、複数の治具穴を設け、これら複数の治具穴に布線治具の分岐させた支持軸をとしてもよい。この場合、複数の支持軸を治具穴に通した状態で布線治具の中心と基板の中心とが一致するように設定している。複数の治具穴を設けて複数の支持軸を通すと基板を布線治具に安定して保持することができる。
さらに、基板自体も直線的は平板でも良いし、ワイヤハーネスの配線形態に対応させて、傾斜、湾曲、屈折させてもよい。
上述したように、本発明によれば、ワイヤハーネスの分岐位置に取り付ける分岐位置用クリップを基板を、ワイヤハーネス組立作業台に突設する布線治具に取り付けて、ワイヤハーネスの幹線と支線の分岐をクリップの基板上で行うと共に、布線治具に支持した状態のままで基板をワイヤハーネスの幹線および支線とテープ巻き或いはバンド締結で固定しているため、基板の中心をワイヤハーネスの分岐点に正確にあわせた状態で固定できる。このワイヤハーネスに固定した基板の中心に突設した保持枠にクリップ本体を取り付けているため、クリップ本体の中心をワイヤハーネスの分岐点に正確に一致させて固定することできる。
このように、分岐位置用クリップをワイヤハーネスの分岐位置に正確に固定していることで、ワイヤハーネスの配索時に車体側のパネルに設けた取付穴とクリップとを位置ずれなく精度良く一致させることができる。
このように、分岐位置用クリップをワイヤハーネスの分岐位置に正確に固定していることで、ワイヤハーネスの配索時に車体側のパネルに設けた取付穴とクリップとを位置ずれなく精度良く一致させることができる。
さらに、クリップ本体を基板に対して着脱自在とすると、車体側の取付穴の形状に応じたクリップ本体の交換して用いることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は、本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネス分岐位置用のクリップ10を示す。クリップ10は、ワイヤハーネス40の分岐形態に対応した形状の基板11と、該基板11に着脱自在に取り付けられるクリップ本体21から構成している。
本実施形態では、基板11はT字状とし、ワイヤハーネス40の幹線41に沿った幹線保持部12と、該幹線41から分岐する支線42に沿った支線保持部13とから構成している。
図1乃至図5は、本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネス分岐位置用のクリップ10を示す。クリップ10は、ワイヤハーネス40の分岐形態に対応した形状の基板11と、該基板11に着脱自在に取り付けられるクリップ本体21から構成している。
本実施形態では、基板11はT字状とし、ワイヤハーネス40の幹線41に沿った幹線保持部12と、該幹線41から分岐する支線42に沿った支線保持部13とから構成している。
基板11の中心をワイヤハーネス40の幹線と支線の分岐点Pと一致させるようにしており、そのため、幹線保持部12と支線保持部13の長さ方向の中心軸線L1、L2の交点に、治具穴15を穿設している。
また、幹線保持部12の長さ方向の両端および支線保持部13の先端は、図2(A)にも示すように、裏面側にテープ止め突起16を設けている。
また、幹線保持部12の長さ方向の両端および支線保持部13の先端は、図2(A)にも示すように、裏面側にテープ止め突起16を設けている。
かつ、基板11の裏面側には、図2(A)(B)に示すように、前記分岐点Pに対応する位置に、クリップ本体21を着脱自在に取り付ける保持枠17を一体に突設している。
クリップ本体21は、一対の円形台座22A、22Bを対向して連結する中心軸部23を更に突出させ、該軸部23の中間外周から車体パネル当接用の円盤状の皿部24を突設すると共に、該軸部23の先端から車体係止羽25を矢印状に折り返して突設している。
クリップ本体21は、一対の円形台座22A、22Bを対向して連結する中心軸部23を更に突出させ、該軸部23の中間外周から車体パネル当接用の円盤状の皿部24を突設すると共に、該軸部23の先端から車体係止羽25を矢印状に折り返して突設している。
前記クリップ本体21を着脱自在に取り付ける基板11側の保持枠17は、クリップ本体21の円形台座22A、22Bを係止させる構成としている。即ち、図3(A)に示すように、基板11の裏面側から断面L形状に突設し、図3(B)に示すように、挿入ガイド部18と係止固定部19とを連続一体に備える平面視U形状としている。該保持枠17内に先端側の円形台座22Aを挿入固定し、他方の円形台座22Bを保持枠17の外面に当接させる構成としている。
詳しくは、挿入ガイド部18は、U字上部の対向片18a、18aからなり、該対向片18a、18aの基部間の内幅w1は、クリップ本体21の円形台座22Aを内嵌する寸法とし、対向片18a、18aの先端部間の内幅w2は、クリップ本体21の軸部23を内嵌する寸法としている。
前記係止固定部19は、U字底部の円弧片19aからなり、該円弧片19aの外周内径d1はクリップ本体21の円形台座22Aを内嵌する寸法とし、該円弧片19aの内周内径d2はクリップ本体21の軸部23を内嵌する寸法としている。また、係止固定部19の中心、即ち、円弧片19aの円弧の中心を前記分岐点Pと一致させている。
前記挿入ガイド部18と係止固定部19との連結部には、対向片18a、18aの先端部より、クリップ本体21の軸部23を抜け止めする止め部20を対向方向に突設している。
前記係止固定部19は、U字底部の円弧片19aからなり、該円弧片19aの外周内径d1はクリップ本体21の円形台座22Aを内嵌する寸法とし、該円弧片19aの内周内径d2はクリップ本体21の軸部23を内嵌する寸法としている。また、係止固定部19の中心、即ち、円弧片19aの円弧の中心を前記分岐点Pと一致させている。
前記挿入ガイド部18と係止固定部19との連結部には、対向片18a、18aの先端部より、クリップ本体21の軸部23を抜け止めする止め部20を対向方向に突設している。
次に、前記構成よりなるクリップ10にワイヤハーネス40を取り付ける方法を説明する。
まず、図4(A)に示すように、ワイヤハーネス組立作業台30上にはワイヤハーネス分岐位置に布線治具31を立設しておく。該布線治具31をワイヤハーネス組立作業台30に固定する中心支軸32と、該中心支軸32の上端から所定寸法離れた下方にワイヤハーネス幹線方向に延在する横枠33、34を突設し、該横枠33、34の先端からU字状の受枠35、36を上向きに突設している。さらに支線方向に延在する横枠37を設け、その先端からU字状の受枠38を突設している。
まず、図4(A)に示すように、ワイヤハーネス組立作業台30上にはワイヤハーネス分岐位置に布線治具31を立設しておく。該布線治具31をワイヤハーネス組立作業台30に固定する中心支軸32と、該中心支軸32の上端から所定寸法離れた下方にワイヤハーネス幹線方向に延在する横枠33、34を突設し、該横枠33、34の先端からU字状の受枠35、36を上向きに突設している。さらに支線方向に延在する横枠37を設け、その先端からU字状の受枠38を突設している。
前記布線治具31に対して、図4(B)に示すように、クリップ10の基板11を布線前に取り付けておき、其の際、基板11にはクリップ本体21を取り付けていない。
布線治具31への基板11の取り付けは、保持枠17は下向きとした状態とし、軸穴15に中心支軸32の上部を挿入し、幹線保持部12の両端をU字状の受け枠35と36の間を通すと共に、支線保持部13の先端をU字状の受枠38の間に通し、基板11を布線治具31上に水平状態で保持する。
布線治具31への基板11の取り付けは、保持枠17は下向きとした状態とし、軸穴15に中心支軸32の上部を挿入し、幹線保持部12の両端をU字状の受け枠35と36の間を通すと共に、支線保持部13の先端をU字状の受枠38の間に通し、基板11を布線治具31上に水平状態で保持する。
前記した状態で、図5(A)に示すように、作業台30上にワイヤハーネス40を布線し、幹線保持部12上に沿って幹線41を布線すると共に、支線42を布線用治具31の中心支軸32に巻き付けて幹線41から分岐し、該支線42を支線保持部13上に沿って布線する。
ついで、基板11を布線治具31で保持した状態のまま、図5(B)に示すように、幹線41を幹線保持部12の両側部に、支線42を支線保持部13にそれぞれテープTで巻き付け固定する。其の際、基板11の幹線保持部12の両端および支線保持部13の先端はU字状の受枠35、36、38より外方へ突出しているため、布線治具31と干渉することなくテープ巻きを行うことができる。
テープ巻きを終了し、ワイヤハーネス組立作業台30上でのワイヤハーネスの組み立て作業が終了した時点で、基板11を布線治具31から抜き取る。
その後、基板11の裏面側を上面として、図5(C)に示すように、クリップ本体21の円形台座22Aを保持枠17の係止固定部19まで挿し込み、該円形台座22Aと円形台座22Bで保持枠17を狭持した状態で装着する。
テープ巻きを終了し、ワイヤハーネス組立作業台30上でのワイヤハーネスの組み立て作業が終了した時点で、基板11を布線治具31から抜き取る。
その後、基板11の裏面側を上面として、図5(C)に示すように、クリップ本体21の円形台座22Aを保持枠17の係止固定部19まで挿し込み、該円形台座22Aと円形台座22Bで保持枠17を狭持した状態で装着する。
このようにクリップ10を用いると、ワイヤハーネスの分岐点Pを基板11の中心に確実に一致させることができる。かつ、ワイヤハーネスおよび基板11を布線治具31で支持した状態のままで、ワイヤハーネスを基板11とテープ巻き固定しているため、ワイヤハーネスの分岐点とクリップ10の基板11の中心とを一致させた状態で確実に固定できる。
また、基板11の分岐点Pに予め位置合わせして形成した保持枠17にクリップ本体21を挿入係止するため、クリップ本体21の中心軸線とワイヤハーネスの分岐点Pの位置に正確に一致させて取り付けることができる。
また、基板11の分岐点Pに予め位置合わせして形成した保持枠17にクリップ本体21を挿入係止するため、クリップ本体21の中心軸線とワイヤハーネスの分岐点Pの位置に正確に一致させて取り付けることができる。
また、クリップ本体21は基板11の保持枠17に着脱自在に係止する構造であるため、車両側のワイヤハーネス取付穴の形状に合わせて交換して取り付けることができる。
図6(A)(B)はクリップの基板11の変形例を示す。
図6(A)では基板11の形状をワイヤハーネス40の分岐形態に対応させて、基板11をY字状に形成している。詳しくは、基板11は、幹線保持部12と、該幹線保持部12の先端から二枚の支線保持部13、14を分岐してなり、Y字の分岐位置に治具穴15を穿設している。テープ止め突起16は、幹線保持部12の後端部と支線保持部13、14の先端部に突設している。なお、基板11の裏面に設ける保持枠の形状は前記実施形態と同一である。
図6(A)では基板11の形状をワイヤハーネス40の分岐形態に対応させて、基板11をY字状に形成している。詳しくは、基板11は、幹線保持部12と、該幹線保持部12の先端から二枚の支線保持部13、14を分岐してなり、Y字の分岐位置に治具穴15を穿設している。テープ止め突起16は、幹線保持部12の後端部と支線保持部13、14の先端部に突設している。なお、基板11の裏面に設ける保持枠の形状は前記実施形態と同一である。
図6(B)では基板11を十字状に形成している。詳しくは、基板11は、幹線保持部12と、該幹線保持部12の長さ方向の同一箇所から幅方向両側に支線保持部13、14を突設してなり、十字の交点位置に治具穴15を穿設している。テープ止め突起16は、幹線保持部12の両端と支線保持部13、14の先端部に突設している。なお、基板11の裏面に設ける保持枠の形状は前記実施形態と同一である。
さらに、図6(A)(B)は平板形状としているが、ワイヤハーネスの配索形態に応じて、図7に示すように基板11の幹線保持部12に対して支線保持部13を上向きに湾曲傾斜させると共に支線保持部14を下向きに湾曲傾斜させてもよい。さらに、基板を屈折させてもよい。
また、基板11に設ける治具穴15は、図8(A)(B)に示す形状としてもよい。
図8(A)では治具穴15を角穴とする一方、布線治具31の中心支軸32を角柱状とし、その上端に一回り小さく角柱状の基板固定部32aを設け、該基板固定部32aを前記角穴からなる治具穴15に通し、該基板固定部32aの上端から丸棒状の布線軸部32bを突設してもよい。
図8(A)では治具穴15を角穴とする一方、布線治具31の中心支軸32を角柱状とし、その上端に一回り小さく角柱状の基板固定部32aを設け、該基板固定部32aを前記角穴からなる治具穴15に通し、該基板固定部32aの上端から丸棒状の布線軸部32bを突設してもよい。
さらに、図8(B)に示すように、治具穴15を基板11の中心Pに1個、さらに、中心Pに対して対称位置に2個設けて合計3個とし、布線治具の中心支軸を分岐させて、前記3個の治具穴に通してもよい。該構成とすると基板11を安定支持することができる。
図9(A)〜(C)は本発明の第2実施形態を示し、第1実施形態との相違点は、クリップ本体21を基板11と予め一体成形している点である。
クリップ本体21は基板11の中心Pに主軸部23を一致させ、該主軸部23の先端の対向する外周面から折り返し状に一対の係止羽根部24を設けていると共に基板11側の外周面から車体パネル当接用の皿部23を突設している。主軸部23の中心と基板11の中心Pを通る治具穴15を貫通して設けている。
一方、布線治具31側では、中心支軸32を角柱状とし、その先端面に開口するクリップ収容凹部35を設け、該クリップ収容凹部35の底部中心から小径の布線軸部36を突出している。
クリップ本体21は基板11の中心Pに主軸部23を一致させ、該主軸部23の先端の対向する外周面から折り返し状に一対の係止羽根部24を設けていると共に基板11側の外周面から車体パネル当接用の皿部23を突設している。主軸部23の中心と基板11の中心Pを通る治具穴15を貫通して設けている。
一方、布線治具31側では、中心支軸32を角柱状とし、その先端面に開口するクリップ収容凹部35を設け、該クリップ収容凹部35の底部中心から小径の布線軸部36を突出している。
前記クリップ本体21を一体化した基板11は、クリップ本体21を下向きとし、該クリップ本体21側の治具穴15から布線治具31の布線軸部36を挿入すると共に、クリップ本体21をクリップ収容凹部35内に収容して、基板11を支持軸32の上端面に安定して支持している。
なお、図10に示すように布線治具31の角柱形状の中心支軸32の先端面のクリップ収容凹部35を挟む対向辺にガイド枠37、37を突設し、該ガイド枠37と37との間に基板11を嵌合させる形態とすると、基板11を確実に回り止めすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、クリップの基板に対してワイヤハーネスをテープ巻ではなく、締結バンドを用いて固定してもよい。
さらに、ワイヤハーネス組立作業台上に立設する布線治具は、ワイヤハーネスの電線本数が少なく、クリップの基板が小さい場合には、中心軸から幹線方向と支線方向に突出する横枠だけを突設し、あるいは中心軸に段状に拡径した大径鍔部を設けた形状としてもよく、クリップの基板を水平に保持できる形状であればよい。
さらに、ワイヤハーネス組立作業台上に立設する布線治具は、ワイヤハーネスの電線本数が少なく、クリップの基板が小さい場合には、中心軸から幹線方向と支線方向に突出する横枠だけを突設し、あるいは中心軸に段状に拡径した大径鍔部を設けた形状としてもよく、クリップの基板を水平に保持できる形状であればよい。
10 ワイヤハーネス分岐位置用のクリップ
11 基板
12 幹線保持部
13、14 支線保持部
15 治具穴
17 保持枠
21 クリップ本体
31 布線用治具
32 支持軸
40 ワイヤハーネス
41 幹線
42 支線
P 分岐点
11 基板
12 幹線保持部
13、14 支線保持部
15 治具穴
17 保持枠
21 クリップ本体
31 布線用治具
32 支持軸
40 ワイヤハーネス
41 幹線
42 支線
P 分岐点
Claims (6)
- 車両に配索されるワイヤハーネスの分岐位置に取り付けられ、該ワイヤハーネスを車体に固定するワイヤハーネス分岐位置用クリップであって、
前記ワイヤハーネスの分岐形態に対応した形状の基板を備え、該基板の分岐位置に治具穴を穿設していると共に、該基板の裏面側にはクリップ本体を取り付け、該クリップ本体の中心を前記分岐位置と一致させていることを特徴とするワイヤハーネス分岐位置用クリップ。 - 前記基板の裏面側にはクリップ本体用の保持枠を一体的に突設し、前記保持枠にクリップ本体を着脱自在に取り付け、あるいはクリップ本体が基板と一体的に成形している請求項1に記載のワイヤハーネス分岐位置用クリップ。
- 前記保持枠に着脱自在に取り付けるクリップ本体は、円形台座の中心から軸部を突設し、該軸部の中間外周から円盤状の皿部が突出すると共に軸部先端から折り返し状に車体係止羽が突出した形状としている一方、
前記保持枠は、前記クリップの円形台座を内嵌する断面L形状で且つ平面視U字形状とし、前記円形台座から突出する軸部を抜け止めする止め部を前記U字の対向片から突設している請求項2に記載のワイヤハーネス分岐位置用クリップ。 - 前記基板はワイヤハーネスの幹線に沿った幹線保持部と、該幹線から分岐する支線に沿った支線保持部とを備え、これら幹線保持部と支線保持部の長さ方向の中心軸線の交点に前記治具穴を穿設していると共に、前記幹線保持部の長さ方向の両端および支線保持部の先端の裏面側にテープ止め突起を突設している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス分岐位置用クリップ。
- 前記基板の分岐位置に設ける治具穴は丸穴あるいは角穴孔とすると共に、該治具穴は1または複数穴とし、かつ、前記基板は配索形態に対応して直線、傾斜、湾曲、あるいは屈折させている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス分岐位置用クリップ。
- 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス分岐位置用クリップをワイヤハーネスを固定するワイヤハーネス取付方法であって、
ワイヤハーネス組立作業台上に立設される布線用治具の支軸を前記治具穴に貫通させると共に前記基板を保持させ、該基板上にワイヤハーネスを構成する電線群の幹線を布線して分岐を形成し、幹線および支線を前記基板にテープ巻きし、
その後、基板を布線治具から抜き取った後、該基板の裏面の保持枠に前記クリップ本体を装着して、クリップ本体の中心とワイヤハーネスの分岐点とを一致させていることを特徴とする分岐位置用クリップのワイヤハーネス取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006090645A JP2007267532A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | ワイヤハーネス分岐位置用クリップおよび該クリップのワイヤハーネス取付方法 |
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Publications (1)
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ID=38639972
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JP2006090645A Withdrawn JP2007267532A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | ワイヤハーネス分岐位置用クリップおよび該クリップのワイヤハーネス取付方法 |
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JP (1) | JP2007267532A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013145642A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 分岐用布線治具およびこれを用いて製造されたワイヤハーネス並びにこれが立設されたワイヤハーネスの組立図板 |
JP2013149369A (ja) * | 2012-01-17 | 2013-08-01 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネスの製造方法、ワイヤーハーネス製造用の成形型及びワイヤーハーネス |
WO2023136097A1 (ja) * | 2022-01-13 | 2023-07-20 | 住友電装株式会社 | 配線固定部材及び配線モジュール |
-
2006
- 2006-03-29 JP JP2006090645A patent/JP2007267532A/ja not_active Withdrawn
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