JP2010073328A - コネクタアッセンブリ、ワイヤハーネス、並びにワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents

コネクタアッセンブリ、ワイヤハーネス、並びにワイヤハーネスの製造方法 Download PDF

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Yasuo Omori
康雄 大森
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Tatsuo Tamagawa
達男 玉川
Toshio Shimizu
敏男 清水
Takayuki Suzuki
貴之 鈴木
Motohiro Yokoi
基宏 横井
Kenji Okamura
憲知 岡村
Kenji Tsuji
健司 辻
Toshifumi Ichio
敏文 一尾
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Abstract

【課題】短絡回路を含むワイヤハーネスにおいて、その製造工程の工数を低減し、取扱いが容易で接続信頼性を高めること。
【解決手段】ワイヤハーネス1の短絡回路を構成するコネクタアッセンブリであって、ワイヤハーネス1を構成する幹線3から分岐する分岐電線4の端末に設けられ、当該分岐電線4同士を電気的に短絡するジョイントコネクタ本体10と、幹線3に固定されるために設けられ、当該幹線3への固定時に、分岐電線4の長手方向が幹線3に沿って延びるようにジョイントコネクタ本体10と一体化されるハーネス固定部11と、幹線3の長手方向と交差する方向に突出するように少なくともハーネス固定部11と一体化され、当該幹線3を本体装置に装着するためのクランプ14とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタアッセンブリ、ワイヤハーネス、並びにワイヤハーネスの製造方法に関し、特に、短絡回路を構成するワイヤハーネスに適用されるコネクタアッセンブリ、ワイヤハーネス、並びにワイヤハーネスの製造方法に関する。
自動車等の車両に設けられるワイヤハーネスは、複数の電線によって所定の回路を構成した電気配線システムである。通常、ワイヤハーネスが構成する回路には、特定の複数の電線同士を短絡する短絡回路が含まれる。短絡回路は、ジョイントコネクタで構成される。例えば、特許文献1に開示されているワイヤハーネスは、当該ワイヤハーネスの幹線を構成する被覆電線の周囲に幹線用テープを巻回し、この幹線用テープの外側に分岐電線を導出し、導出された分岐電線の端末をジョイントコネクタで電気的に短絡することにより、短絡回路を構成している。そして、これらの分岐線の周囲にも前記幹線用テープとは別の分岐線用テープが巻付けられる。
特開2003−297451号公報
上述のようなワイヤハーネスを製造する際には、幹線や分岐線の外周にテーピングを施すテープ巻き工程が必要となる。このテープ巻き工程は、分岐部分が多い箇所では機械化が困難な工程であり、手作業で行われることが多いため、その簡素化が強く望まれる。ところが、特許文献1に記載されるワイヤハーネスでは、分岐線の周囲にさらに前記幹線用テープとは別のテープを巻付ける必要があり、且つ、当該分岐線を幹線に沿わせて固定するために前記幹線用テープとは別のテープ等を用いる必要がある。また、ワイヤハーネスを製造する工程には、幹線や分岐線を本体装置に取り付けるクランプを外装する工程が含まれるが、このクランプ取付工程もまた、テープ巻き工程を伴うため、手作業で行う必要があり、工数の低減が望まれる。
加えて、ジョイントコネクタで接続された分岐電線がワイヤハーネスの幹線の外部に導出されていることから、当該分岐電線やその端末のジョイントコネクタがぶらついて他の部材にひっかかることのないようにワイヤハーネスの取扱いに留意しなければならず、その面倒は前記分岐電線が長尺になるほど顕著となる。特に、前記ひっかかり等に起因して、ぶらついたジョイントコネクタに大きな外力が作用すると、当該ジョイントコネクタと分岐電線との接続が外れるおそれもあり、その接続の信頼性に影響を与えるおそれがある。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、ジョイントコネクタで構成された短絡回路を含むワイヤハーネスにおいて、その製造工程の工数を低減することができ、取扱いが容易で接続信頼性を高めることのできるコネクタアッセンブリ、ワイヤハーネス、並びにワイヤハーネスの製造方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために本発明は、ワイヤハーネスの短絡回路を構成するコネクタアッセンブリであって、前記ワイヤハーネスを構成する幹線から分岐する分岐電線の端末に設けられ、当該分岐電線同士を電気的に短絡するジョイントコネクタ本体と、前記幹線に固定されるために設けられ、当該幹線への固定時に、前記分岐電線の長手方向が前記幹線に沿って延びるように前記ジョイントコネクタ本体と一体化されるハーネス固定部と、前記幹線の長手方向と交差する方向に突出するように少なくとも前記ハーネス固定部と一体化され、当該幹線を本体装置に装着するためのクランプとを備えていることを特徴とするコネクタアッセンブリである。この態様では、ワイヤハーネスを製造する過程で、ジョイントコネクタ本体に接続された分岐電線を幹線に沿わせてハーネス固定部を幹線上に設置し、ハーネス固定部、並びにハーネス固定部と一体化されたジョイントコネクタ本体並びに分岐電線と幹線との周囲を一括して幹線用テープでテーピングすることが可能になる。この結果、分岐電線やコネクタアッセンブリの固定に幹線用テープが利用されるため、ワイヤハーネスの製造のためのテープ巻き工程が大幅に簡略化され、且つ、分岐電線やコネクタアッセンブリが他の部材と直接接触することが幹線用テープにより防がれる。また、ジョイントコネクタ本体とハーネス固定部とが一体化されて、ジョイントコネクタ本体や分岐電線が直接幹線にテーピングされるので、分岐電線の端末がぶらつくおそれがなくなり、外力を受けにくくなるばかりでなく、接続信頼性の高い外装処理が可能になる。加えて、幹線用テープに固定されるハーネス固定部にクランプが一体化されるので、ハーネス固定部等のテープ巻き工程によって、クランプの取付作業をも同時に行うことができ、外装工程が一層簡素化されることになる。なお、「分岐電線が幹線に沿う」とは、分岐電線が幹線の長手方向に沿ってまっすぐに延びる態様の他、分岐電線の中間部が畳み込まれて分岐端末が分岐始点の方に折り返されている状態であってもよい。また、ハーネス固定部とクランプとが一体化される態様としては、ハーネス固定部に直接クランプが突設される構成である他、ハーネス固定部から幹線と交差する方向に延設片を突設し、この延設片の自由端にクランプを突設させる構成を採用してもよい。
好ましい態様において、前記ジョイントコネクタ本体と前記ハーネス固定部とを別部材で構成し、前記ジョイントコネクタ本体とハーネス固定部とを一体的に連結する連結手段を設けている。この態様では、極数の異なるジョイントコネクタ本体に対して同一種類のハーネス固定部を連結可能に構成したり、或いは、同一のジョイントコネクタ本体に対して、仕様の異なるクランプを備えたハーネス固定部を連結可能に構成したりすることにより、ジョイントコネクタ本体とハーネス固定部の汎用化を図りつつ、より多品番のワイヤハーネスに対応することが可能になる。
好ましい態様において、前記ジョイントコネクタ本体は、前記複数の分岐電線の端末にそれぞれ接続される電線側端子と、これら電線側端子と嵌合することにより該電線側端子同士を短絡させるための導体と、この導体を保持するとともに各電線側端子を収容する端子収容室を区画する外壁を有し、その一部を変位可能に形成することにより、当該端子収容室に挿入される電線側端子に係止する片持ち状の端子係止片を構成したコネクタハウジングとを含み、前記端子係止片は、前記ハーネス固定部と反対側に形成されている。この態様では、端子係止片がコネクタハウジングの外壁に形成されているので、ハーネス固定部等とともにテーピングされるジョイントコネクタ本体の小型化、薄肉化に寄与することができる。このため、ワイヤハーネスの小型化を図ることができるばかりでなく、コネクタアッセンブリの起伏が小さくなることによってテープ巻き工程がしやすくなる。また、テープ巻き工程前は、端子係止片が外部に露出した状態になるので、嵌合不良を来して端子係止片が正規のポジションに戻っていない場合にもその状態を目視によって確認することが容易になる。すなわち、電線側端子をコネクタハウジングの端子収容室に挿入する端子挿入工程においては、電線側端子が端子収容室に挿入されるにつれて当該端子収容室に臨む端子係止片を一旦端子収容室の外側に押し出し、電線側端子が予め設定された正規の挿入位置まで挿入された時点で、押し出された端子係止片が弾性的に元の姿勢に復元して電線側端子の所定位置に係止し、この電線側端子をコネクタハウジングに止定する。仮に電線側端子の挿入不良によって、コネクタハウジングの外壁によって形成された端子係止片が端子収容室から押し出されたままの状態になっている場合、端子係止片は、コネクタハウジングの外壁から突出したままの姿勢になっているので、作業者は、目視によって電線側端子の挿入不良を検知することが可能になるのである。
本発明の別の態様は、上述したコネクタアッセンブリを備えたワイヤハーネスであって、複数の被覆電線を束ねた幹線と、前記幹線から分岐して前記コネクタアッセンブリの前記ジョイントコネクタ本体に接続されることにより、短絡回路を構成する分岐電線と、前記コネクタアッセンブリのハーネス固定部および前記ジョイント本体を前記幹線および分岐電線とともに止める幹線用テープとを備えていることを特徴とするワイヤハーネスである。この態様では、分岐電線やコネクタアッセンブリの固定に幹線用テープが利用されるため、ワイヤハーネスの製造のためのテープ巻き工程が大幅に簡略化され、且つ、分岐電線やコネクタアッセンブリが他の部材と直接接触することが幹線用テープにより防がれる。また、ジョイントコネクタ本体とハーネス固定部とが一体化されて、ジョイントコネクタ本体や分岐電線が直接幹線にテーピングされるので、分岐電線の端末がぶらつくおそれがなくなり、外力を受けにくくなるばかりでなく、接続信頼性の高い外装処理が可能になる。加えて、幹線用テープに固定されるハーネス固定部にクランプが一体化されるので、ハーネス固定部等のテープ巻き工程によって、クランプの取付作業をも同時に行うことができ、外装工程が一層簡素化されることになる。
前記ワイヤハーネスにおいて、前記コネクタアッセンブリとして、外壁の一部で端子係止片が構成されたコネクタアッセンブリを備え、前記幹線用テープは、当該コネクタアッセンブリの端子係止片と前記幹線とにまたがるようにこれらに巻き付けられるものである。この態様では、外部に露出した端子係止片に幹線用テープが巻回しているので、幹線用テープが端子係止片をロックするランス機能を奏することになり、一層、コネクタアッセンブリの接続信頼性を高めることができる。
本発明のさらに別の態様は、短絡回路を含むワイヤハーネスを製造するための方法であって、複数の被覆電線を束ねることにより幹線を形成する工程と、コネクタアッセンブリとして、上述したコネクタアッセンブリを用意する工程と、前記幹線に含まれる被覆電線のうちの特定の複数の被覆電線を分岐電線として引き出し、これらの分岐電線の端末に前記コネクタアッセンブリのジョイントコネクタ本体を接続することにより当該分岐電線同士を短絡させる工程と、前記分岐電線が前記幹線に沿うように前記コネクタアッセンブリのハーネス固定部を前記幹線上に位置決めする工程と、前記幹線を構成する被覆電線の周囲に幹線用テープを巻付けてその結束状態を保持するとともに、前記ハーネス固定部が位置決めされた前記コネクタアッセンブリの設置位置においては、当該ハーネス固定部、ジョイントコネクタ本体、前記分岐電線、並びに前記幹線に亘ってその周囲に前記幹線用テープを一括して巻回することにより当該コネクタアッセンブリを当該幹線上に固定する工程とを含むことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法である。この態様では、ワイヤハーネスの幹線への幹線用テープの巻付けと、当該幹線へのコネクタアッセンブリの固定とが一括して効率良く行われる。すなわち、分岐電線の端末に設けられ、当該分岐電線同士を電気的に短絡するジョイントコネクタ本体がハーネス固定部と一体的に設けられているので、テープ巻き工程においては、まず、ハーネス固定部を幹線に止定し、次いで、ジョイントコネクタ本体や分岐電線を幹線用テープで巻回することができる結果、位置決めが容易になり、効率的に複数の部材、すなわちコネクタアッセンブリ、分岐電線を同時にテーピングすることができるのである。加えて、このテープ巻き工程により、幹線を本体装置に接続するクランプを同時に止定することができるので、クランプ固定作業が不要となり、機械化の困難なテープ巻き工程を一層簡素化することができる。
以上説明したように、本発明では、ジョイントコネクタ本体並びに分岐電線と幹線との周囲を一括して幹線用テープでテーピングすることが可能になるので、ワイヤハーネスの製造のためのテープ巻き工程が大幅に簡略化され、且つ、分岐電線やコネクタアッセンブリが他の部材と直接接触することが幹線用テープにより防がれるとともに、分岐電線の端末がぶらつくおそれがなくなり、外力を受けにくくなるばかりでなく、接続信頼性の高い外装処理が可能になる。加えて、幹線用テープに固定されるハーネス固定部にクランプが一体化されるので、ハーネス固定部等のテープ巻き工程によって、クランプの取付作業をも同時に行うことができ、外装工程が一層簡素化されることになる。従って本発明によれば、コネクタアッセンブリで構成された短絡回路を含むワイヤハーネスにおいて、その製造工程の工数を低減することができ、取扱いが容易で接続信頼性を高めることができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1および図2を参照して、ワイヤハーネス1は、複数の被覆電線2が束ねられてなる幹線3と、この幹線3から分岐した分岐電線4に接続されるコネクタアッセンブリCAと、幹線3等の周囲に巻付けられる幹線用テープ5とを含んでいる。
各被覆電線2、4は、当該ワイヤハーネス1の仕様に基づく、複数の電気回路を構成している。このうち、幹線3から分岐した分岐電線4は、コネクタアッセンブリCAによって、短絡された短絡回路を構成している。コネクタアッセンブリCAは、ジョイントコネクタを構成するジョイントコネクタ本体10と、ジョイントコネクタ本体10と一体化されたハーネス固定部11と、ジョイントコネクタ本体10およびハーネス固定部11に片持ち状に延設された延設片12と、延設片12の自由端に設けられたクランプ14とを一体に有している。
図1〜図3を参照して、コネクタアッセンブリCAのジョイントコネクタ本体10は、分岐電線4に接続された電線側端子20と、電線側端子20を短絡するジョイント端子30と、これら端子20、30を収容するコネクタハウジング40とを備えている。
電線側端子20を有する分岐電線4は、絶縁被覆4aと、この絶縁被覆4aの端末に皮剥加工を施して端末がむき出しにされた芯線4bとを備えている。
この実施の形態に係る電線側端子20は、雌型の電気接続部22と電線圧着部24とを前後に有する導電材料部品である。電気接続部22は、中空角筒状の本体と、この本体内で撓み可能に設けられる一対の接触ばね片26とを有する。この電気接続部22からは、コネクタハウジング40に係止されるための被係止片28が外向きに突出している。電線圧着部24は、ワイヤハーネス1の分岐電線4の絶縁被覆4aの端末に圧着されるインシュレーションバレル部24aと、絶縁被覆4aの端末から突出する芯線4bに圧着されるワイヤバレル部24bとを一体に有しており、これらバレル部24a、24bが対応する分岐電線4の端末部分4a、4bを抱き込む姿勢で圧着されることにより、当該芯線4bと電線側端子20とが電気的に接続されている。
この実施の形態に係るジョイント端子30は、単一の金属板を適当な形状に打ち抜くことにより形成された短絡用金属板からなり、複数の電気接触部32と、短絡部34とを一体に有する。各電気接触部32は、各電線側端子20の雌型の電気接続部22に嵌入可能な雄型(タブ)の嵌合部であり、これらの電気接触部32がその幅方向と平行な方向に配列されている。短絡部34は、電気接触部32の配列方向に延び、この短絡部34に各電気接触部32の基端がつながっている。
コネクタハウジング40は、箱型に形成された外壁41を有する樹脂成型品であり、電線側端子20を収容する圧着端子保持部42と、ジョイント端子30を収容するジョイント端子保持部43とを連続させた平面視略長方形の外郭を呈している。なお、以下の説明では、ジョイント端子保持部43の方を仮にコネクタハウジング40の前方とする。
圧着端子保持部42は、コネクタハウジング40の後端壁に開口し、平面で見て並列に並ぶ複数(図示の例では4極)の端子収容室44を区画しており、この端子収容室44の各開口44aから電線側端子20を挿入することにより、先端の内奥側まで電線側端子20を導入することができるようになっている。圧着端子保持部42の外壁(従って、コネクタハウジング40の外壁41)を構成する天板部には、端子係止片としてのランス45が端子収容室44毎に形成されている。各ランス45は、端子収容室44の前後方向中間部分から前端部分に突出する片持ち状の弾性部位である。本実施形態においては、圧着端子保持部42の外壁でランス45が形成されることにより、ランス45の上面が外部に露出している。すなわち、ランス45自身がコネクタハウジング40の外壁41の一部で構成されている。このため本実施形態では、ランス45をコネクタハウジング40の内部構造物として設ける場合に比べて、コネクタハウジング40の厚みが短縮されている。
ランス45の自由端部分には、端子収容室44に挿入された電線側端子20の被係止片28に係止する係止部45aが一体形成されている。この係止部45aは、ランス45が自由状態にあるときには、端子収容室44内に臨んで、電線側端子20の被係止片28に係止する係止ポジションに位置し、端子収容室44に導入された電線側端子20に押し込まれてランス45が撓むと、端子収容室44から退避して電線側端子20の内奥側への移動を許容する退避ポジションに位置するように設定されている。ここで、本実施形態では、ランス45自身がコネクタハウジング40の外壁41の一部で構成されていることから、係止部45aが退避ポジションに変位するようにランス45が撓んでいる場合、ランス45自身がコネクタハウジング40の底板部から突出することになる。すなわち、挿入過程ではランス45が突出し、完全挿入で被係止片28がランス45を通過してランス45が係止ポジションに復帰する。
ジョイント端子保持部43は、圧着端子保持部42の前方に連続し、ジョイント端子30を保持する部位である。ジョイント端子保持部43の前端壁には、ジョイント端子挿入口43aが形成されている。ジョイント端子30は、端子収容室44と連通するジョイント端子挿入口43aから、各電気接続部32を後方に向けた姿勢でその短絡部34をジョイント端子保持部43内に圧入している。
コネクタハウジング40の下部には、ジョイントコネクタ本体10をワイヤハーネス1の幹線3に位置決めするハーネス固定部11が連続的に形成されている。
図1および図2に示すように、ハーネス固定部11は、ジョイントコネクタ本体10の前後方向に延びて、固定時にワイヤハーネス1の幹線3に沿って配置される板状部材である。ハーネス固定部11の前後両側には、テープ巻き工程時に幹線用テープ5の位置決め目安となる突起11aが延設されている。
さらに、図示の実施形態において、ジョイントコネクタ本体10のコネクタハウジング40の側部には、延設片12が片持ち状に突設されている。延設片12は、矩形断面の板状部材であり、その自由端は、クランプ14の羽根14aの底部を受けている。クランプ14は、本体装置(例えば、自動車)に設けられた孔に嵌合することにより、ワイヤハーネス1の幹線3を本体装置に止定する突起状の部材であり、前記羽根14aと、羽根14aの中央に立設されるコア部14bと、コア部14bの両側に延設されて対をなす逆止片14cとを一体に有している。そして、図略の本体装置の孔に逆止片14cを挿入し、逆止片14cの底部と羽根14aとの間で孔の周縁を挟持することにより、周知の構成と同様に、幹線3を本体装置に止定することが可能になる。
図示のようなコネクタアッセンブリCAを採用することにより、ワイヤハーネス1の製造工程を飛躍的に簡素化することができる。
上述のようなワイヤハーネス1は、電線側端子20を初めとする端子を備えた端子付電線を製造する工程、製造された端子付電線を布線図板に配索する布線工程、配索された電線側端子を対応するコネクタに挿入する端子挿入工程、端子挿入後の配線状態を検査する導通検査工程、導通検査工程に合格したワイヤハーネス1の電線をテープ巻きするテープ巻き工程、このテープ巻き工程と並行して、或いはテープ巻き工程後にグロメットやコルゲートチューブ等の外装品を装着する外装工程が実行される。以下に、本実施形態において、重要な工程について説明する。
1)被覆電線2、4の布線工程
図略の布線図板上で、複数本の被覆電線2、4を配索する作業と各被覆電線2の端末に接続された端子をコネクタに挿入する作業とを繰り返すことにより幹線3が形成されるとともに、その被覆電線2のうちの複数本(この実施の形態では4本)の分岐電線4が幹線3から引き出される。各被覆電線2、4は、布線冶具と呼称される金具によって、布線図板から僅かに浮揚された状態で張力を付与され、ワイヤハーネス1が実装される本体装置に沿った形状に張設される。また、この配索作業に先立って、各被覆電線2、4には、必要な圧着端子が接続されており、分岐電線4には、電線側端子20が上述のように圧着されている。
2)ジョイントコネクタ本体10への端子挿入工程(短絡工程)
布線図板には、当該ワイヤハーネス1の仕様に応じて、必要なコネクタアッセンブリCAが用意されている。上述のような配索工程の過程で、電線側端子20をジョイントコネクタ本体10の開口44aから挿入して電線側端子20を端子収容室44に収容し、端子収容室44内にて、ジョイント端子30の電気接触部32と嵌合する端子挿入工程が実行され、この端子挿入工程によって、短絡回路が構成される。本実施形態においては、ランス45がハーネス固定部11と反対側の上面部分に形成されていることから、電線側端子20を挿入するたびに、ランス45の変位を確認し、嵌合不良を確認することが可能になる。すなわち、コネクタハウジング40の対応する開口44aから分岐電線4の端末に圧着された電線側端子20を挿入することにより、電線側端子20は、端子収容室44内で係止ポジションにある係止部45aを当該ランス45の付勢力に抗して退避ポジションに移動させる。このとき、ランス45は、コネクタハウジング40の外壁41の外側へ変形し、一旦、上方に隆起する。電線側端子20が被係止片28を通過する所定の位置まで挿入されると、ランス45の弾性復帰力により、係止部45aが電線側端子20の被係止片28に係止する。この結果、ランス45は、元の姿勢(係止ポジション)に弾性復帰することにより、ランス45の上面がコネクタハウジング40の底部を構成する外壁41と面一になる。他方、端子収容室44に挿入された電線側端子20が、途中で止まってしまった場合、ランス45は、退避ポジションに浮き上がったままの状態になっている。この結果、端子挿入工程を終了した作業者は、ランス45の浮き上がりを目視することで、電線側端子20の挿入不良を検出することができるのである。なお、本実施形態において、ジョイント端子30は、コネクタハウジング40に予め圧入されている。従って、この端子挿入工程が各分岐電線4を短絡して短絡回路を構成する短絡工程を兼ねている。
3)コネクタアッセンブリCAの位置決め工程
端子挿入工程を終了した後(好ましくはワイヤハーネス1の導通検査を終了した後)、テープ巻き工程を実行するのに先立ち、コネクタアッセンブリCAを布線図板に布線された幹線3に位置決めする位置決め工程が実行される。この位置決め工程では、図略の布線図板にコネクタアッセンブリCAのクランプ14を担持するホルダ6を幹線3の配索位置の近傍に立設し(図1参照)、このホルダ6にコネクタアッセンブリCAのクランプ14を収容して、片持ち状に浮揚されたハーネス固定部11を幹線3の上部に臨ませることにより、分岐電線4のテーピングやクランプ14の取付位置に好適な場所へハーネス固定部11を位置決めすることが可能になる。この際、分岐電線4は、幹線3の長手方向に沿って揃えられる。その態様としては、単に分岐電線4をまっすぐに延ばして、幹線3に沿わせるばかりでなく、コネクタアッセンブリCAが位置決めされる位置によっては、分岐電線4を折り返すようにしてもよい。
4)テープ巻き工程
幹線3を構成する被覆電線2の周囲に、その結束状態を保持するように幹線用テープ5が螺旋状に巻付けられる。この巻付けは、幹線3の全面を覆うように行われてもよいし、幹線3の一部が露出する隙間をおいて行われてもよい。
さらに、コネクタアッセンブリCAが設置される部位では、図1に示すように、このコネクタアッセンブリCA及びこれにつながる分岐電線4と幹線3とに跨るようにしてこれらの周囲に一括して幹線用テープ5が巻付けられる。これにより、当該幹線用テープ5を利用したコネクタアッセンブリCAの固定が効率よく行われる。
このようにして固定されたコネクタアッセンブリCAおよび分岐電線4は、幹線用テープ5によって外側から覆われた状態にあり、これらと他の部材との直接的な接触が阻止されるので、ワイヤハーネス1の取扱いは容易となる。また、このテープ巻き工程によって、クランプ14は、幹線3の所定位置に外装されることになる。
以上説明したように本実施形態では、ワイヤハーネス1を製造する過程で、ジョイントコネクタ本体10に接続された分岐電線4を幹線3に沿わせてハーネス固定部11を幹線3上に設置し、ハーネス固定部11、並びにハーネス固定部11と一体化されたジョイントコネクタ本体10並びに分岐電線4と幹線3との周囲を一括して幹線用テープ5でテーピングすることが可能になる。この結果、分岐電線4やコネクタアッセンブリCAの固定に幹線用テープ5が利用されるため、ワイヤハーネス1の製造のためのテープ巻き工程が大幅に簡略化され、且つ、分岐電線4やコネクタアッセンブリCAが他の部材と直接接触することが幹線用テープ5により防がれる。また、ジョイントコネクタ本体10とハーネス固定部11とが一体化されて、ジョイントコネクタ本体10や分岐電線4が直接幹線3にテーピングされるので、分岐電線4の端末がぶらつくおそれがなくなり、外力を受けにくくなるばかりでなく、接続信頼性の高い外装処理が可能になる。加えて、幹線用テープ5に固定されるハーネス固定部11またはジョイントコネクタ本体10と一体化された延設片12にクランプ14が設けられているので、ハーネス固定部11等のテープ巻き工程によって、クランプ14の取付作業をも同時に行うことができ、外装工程が一層簡素化されることになる。上述のように「分岐電線4が幹線3に沿う」とは、分岐電線4が幹線3の長手方向に沿ってまっすぐに延びる態様の他、分岐電線4の中間部が畳み込まれて分岐端末が分岐始点の方に折り返されている状態であってもよい。
また本実施形態では、ジョイントコネクタ本体10は、複数の分岐電線4の端末にそれぞれ接続される電線側端子20と、これら電線側端子20と嵌合することにより該電線側端子20同士を短絡させるためのジョイント端子30と、このジョイント端子30を保持するとともに各電線側端子20を収容する端子収容室44を区画する外壁41を有し、その一部を変位可能に形成することにより、当該端子収容室44に挿入される電線側端子20に係止する片持ち状のランス45を構成したコネクタハウジング40とを含み、ランス45は、ハーネス固定部11と反対側に形成されている。このため本実施形態では、ランス45がコネクタハウジング40の外壁41に形成されているので、ハーネス固定部11等とともにテーピングされるジョイントコネクタ本体10の小型化、薄肉化に寄与することができる。従って、ワイヤハーネス1の小型化を図ることができるばかりでなく、コネクタアッセンブリCAの起伏が小さくなることによってテープ巻き工程がしやすくなる。また、テープ巻き工程前は、ランス45が外部に露出した状態になるので、嵌合不良を来してランス45が正規の係止ポジションに戻っていない場合にもその状態を目視によって確認することが容易になる。すなわち、電線側端子20をコネクタハウジング40の端子収容室44に挿入する端子挿入工程においては、電線側端子20が端子収容室44に挿入されるにつれて当該端子収容室44に臨むランス45を一旦端子収容室44の外側に押し出し、電線側端子20が予め設定された正規の挿入位置まで挿入された時点で、押し出されたランス45が弾性的に元の姿勢に復元して電線側端子20の所定位置に係止し、この電線側端子20をコネクタハウジング40に止定する。仮に電線側端子20の挿入不良によって、コネクタハウジング40の外壁41によって形成されたランス45が端子収容室44から押し出されたままの状態になっている場合、ランス45は、コネクタハウジング40の外壁41から突出したままの姿勢になっているので、作業者は、目視によって電線側端子20の挿入不良を検知することが可能になるのである。
また本実施形態のワイヤハーネス1では、分岐電線4やコネクタアッセンブリCAの固定に幹線用テープ5が利用されるため、ワイヤハーネス1の製造のためのテープ巻き工程が大幅に簡略化され、且つ、分岐電線4やコネクタアッセンブリCAが他の部材と直接接触することが幹線用テープ5により防がれる。また、ジョイントコネクタ本体10とハーネス固定部11とが一体化されて、ジョイントコネクタ本体10や分岐電線4が直接幹線3にテーピングされるので、分岐電線4の端末がぶらつくおそれがなくなり、外力を受けにくくなるばかりでなく、接続信頼性の高い外装処理が可能になる。加えて、幹線用テープ5に固定されるハーネス固定部11またはジョイントコネクタ本体10と一体化された延設片12にクランプ14が設けられているので、ハーネス固定部11等のテープ巻き工程によって、クランプ14の取付作業をも同時に行うことができ、外装工程が一層簡素化されることになる。
特に、本実施形態は、コネクタアッセンブリCAとして、外壁41の一部でランス45が構成されたコネクタアッセンブリCAを備え、幹線用テープ5は、当該コネクタアッセンブリCAのランス45を巻回しているものである。このため本実施形態では、幹線用テープ5がランス45をロックするランス機能を奏することになり、一層、コネクタアッセンブリCAの接続信頼性を高めることができる。
上述した実施形態は、本発明の好ましい具体例に過ぎず、本発明は上述した実施形態に限定されない。
図4〜図6は、本発明の別の実施形態を示している。
まず図4(A)(B)を参照して、同図に示す実施形態では、ジョイントコネクタ本体10とハーネス固定部11とが別部材で構成されているとともに、クランプ14は、これを担持する延設片12とともに、ハーネス固定部11に一体成型されている。
ジョイントコネクタ本体10の底面には、スライドホルダ16が設けられているとともに、ハーネス固定部11には、ステー17が一体形成されており、これらスライドホルダ16およびステー17が、ジョイントコネクタ本体10とハーネス固定部11とを一体的に連結する連結手段を構成している。
スライドホルダ16は、概ねチャネル形状に開く開口を区画するように前後に延びる一対の側壁部16aと、各側壁部16a間にわたって一体形成された連結部16bと、この連結部16bに片持ち状に延設された係止片16cとを有している。一対の側壁部16aは、ハーネス固定部11に設けられたステー17を前後方向に挿抜するのに必要充分な嵌装空間16dを区画し、且つ下縁部分16eで上下の離脱を規制するものである。係止片16cは、自由端が後方に突出するランス状の部材であり、その自由端には、側壁部16aの区画する嵌装空間16dに突出する突起16fが一体に形成されている。そして、図6に示すように、ステー17の外周にスライドホルダ16が嵌装される過程で、自由状態における係止ポジションから下方に撓んで、突起16fを両側壁部16a間の嵌装空間16dから退避させる退避ポジションに変位し、ステー17の外周に所定ストローク嵌装された時点で、退避ポジションから再び係止ポジションに弾性復帰し、突起16fをステー17に係止してロックする構成になっている。
ステー17は、側壁部16aが区画する開口に入り込む二股状の突起であり、ハーネス固定部11に立設する一対の脚部17aと、この脚部17aと連続して屈曲し、ハーネス固定部11の長手方向に沿って前方に延びる胴部17bとを一体に有している。図6に示すように、脚部17aによる胴部17bの浮揚高さは、胴部17bにスライドホルダ16が嵌装する際に、胴部17bの導入を許容する程度にスライドホルダ16の係止片16cが下方の退避ポジションに退避可能な寸法に設定されている。さらに、胴部17bのヨーク部分における前後方向の寸法は、胴部17bにスライドホルダ16が嵌装された際、当該スライドホルダ16の係止片16cが係止する寸法に設定、より詳細には、一旦下方に退避した係止片16cが元の係止ポジションに弾性復帰し、当該係止片16cの突起16fが胴部17bのスリット部分に係止する寸法に設定されている。
図4〜図6に示した実施形態では、ジョイントコネクタ本体10とハーネス固定部11とを別部材で構成し、ジョイントコネクタ本体10とハーネス固定部11とを一体的に連結する連結手段として、スライドホルダ16およびステー17を設けている。このため本実施形態では、極数の異なるジョイントコネクタ本体10に対して同一種類のハーネス固定部11を連結可能に構成したり、或いは、同一のジョイントコネクタ本体10に対して、突出長の異なる延設片12を備えたハーネス固定部11を連結可能に構成したりすることにより、ジョイントコネクタ本体10とハーネス固定部11の汎用化を図りつつ、より多品番のワイヤハーネス1に対応することが可能になる。
本実施形態のさらに別の態様は、短絡回路を含むワイヤハーネス1を製造するための方法であって、複数の被覆電線を束ねることにより幹線3を形成する工程と、上述したコネクタアッセンブリCAを用意する工程と、幹線3に含まれる被覆電線2、4のうちの特定の複数の被覆電線を分岐電線4として引き出し、これらの分岐電線4の端末にコネクタアッセンブリCAのジョイントコネクタ本体10を接続することにより当該分岐電線4同士を短絡させる工程と、分岐電線4が幹線3に沿うようにコネクタアッセンブリCAのハーネス固定部11を幹線3上に位置決めする工程と、幹線3を構成する被覆電線2の周囲に幹線用テープ5を巻付けてその結束状態を保持するとともに、ハーネス固定部11が位置決めされたコネクタアッセンブリCAの設置位置においては、当該ハーネス固定部11、ジョイントコネクタ本体10、分岐電線4、並びに幹線3に亘ってその周囲に幹線用テープ5を一括して巻回することにより当該コネクタアッセンブリCAを当該幹線3上に固定する工程とを含むワイヤハーネス1の製造方法である。このため本実施形態では、ワイヤハーネス1の幹線3への幹線用テープ5の巻付けと、当該幹線3へのコネクタアッセンブリCAの固定とが一括して効率良く行われる。すなわち、分岐電線4の端末に設けられ、当該分岐電線4同士を電気的に短絡するジョイントコネクタ本体10がハーネス固定部11と一体的に設けられているので、テープ巻き工程においては、まず、ハーネス固定部11を幹線3に止定し、次いで、ジョイントコネクタ本体10や分岐電線4を幹線用テープ5で巻回することができる結果、位置決めが容易になり、効率的に複数の部材、すなわちコネクタアッセンブリCA、分岐電線4を同時にテーピングすることができるのである。加えて、このテープ巻き工程により、幹線3を本体装置に接続するクランプ14を同時に止定することができるので、クランプ14の固定作業が不要となり、機械化の困難なテープ巻き工程を一層簡素化することができる。
図7は本発明のさらに別の実施形態に係る斜視図である。
図7の実施形態では、図1〜図6で採用されていた延設片12を省略し、クランプ14の羽根14aを直接クランプ固定部11の長手方向中央部に突設し、組付時にクランプ14が、幹線3の長手方向に対して直角に突出するように構成されている。
図7の構成では、ジョイントコネクタ本体10のランス45の外面がワイヤハーネスの幹線に載置された状態でコネクタアッセンブリCAがワイヤハーネスの幹線に配置され、クランプ固定部11とともにテープ止めされる構成になっている。
なお、短絡回路の構成方法としては、上述した工法に限らず、例えば、複数のサブハーネスをグロスアッセンブルする過程で所定の電線を幹線3から分岐させて分岐電線4とする方法を採用してもよい。その場合、コネクタアッセンブリCAは、サブハーネスの製造時に分岐電線4を構成する電線端末に接続されていてもよい。
本発明の実施の一形態に係るワイヤハーネスの製造工程を概略的に示す斜視図である。 図1の実施形態に係るコネクタアッセンブリの斜視図である。 図1の実施形態に係るワイヤハーネスの要部を示す断面部分略図である。 本発明の別の実施形態に係るコネクタアッセンブリの分解斜視図であり、(A)はジョイントコネクタ本体の底面側を示す斜視図、(B)はハーネス固定部の斜視図である。 図4の実施形態に係るコネクタアッセンブリの斜視図である。 図4の実施形態に係るコネクタアッセンブリの断面部分略図である。 本発明のさらに別の実施形態に係るコネクタアッセンブリの斜視図であり、(A)はジョイントコネクタ本体の上面側を示す斜視図、(B)はジョイントコネクタ本体の底面側を示す斜視図である。
符号の説明
1 ワイヤハーネス
2 被覆電線
3 幹線
4 分岐電線
5 幹線用テープ
10 ジョイントコネクタ本体
11 ハーネス固定部
12 延設片
14 クランプ
16 スライドホルダ(連結手段の一例)
17 ステー(連結手段の一例)
20 電線側端子
30 ジョイント端子
40 コネクタハウジング
41 外壁
44 端子収容室
45 ランス(端子係止片の一例)
CA コネクタアッセンブリ

Claims (6)

  1. ワイヤハーネスの短絡回路を構成するコネクタアッセンブリであって、
    前記ワイヤハーネスを構成する幹線から分岐する分岐電線の端末に設けられ、当該分岐電線同士を電気的に短絡するジョイントコネクタ本体と、
    前記幹線に固定されるために設けられ、当該幹線への固定時に、前記分岐電線の長手方向が前記幹線に沿って延びるように前記ジョイントコネクタ本体と一体化されるハーネス固定部と、
    前記幹線の長手方向と交差する方向に突出するように少なくとも前記ハーネス固定部と一体化され、当該幹線を本体装置に装着するためのクランプと
    を備えていることを特徴とするコネクタアッセンブリ。
  2. 請求項1記載のコネクタアッセンブリにおいて、
    前記ジョイントコネクタ本体と前記ハーネス固定部とを別部材で構成し、前記ジョイントコネクタ本体とハーネス固定部とを一体的に連結する連結手段を設けている
    ことを特徴とするコネクタアッセンブリ。
  3. 請求項1または2記載のコネクタアッセンブリにおいて、
    前記ジョイントコネクタ本体は、前記複数の分岐電線の端末にそれぞれ接続される電線側端子と、これら電線側端子と嵌合することにより該電線側端子同士を短絡させるための導体と、この導体を保持するとともに各電線側端子を収容する端子収容室を区画する外壁を有し、その一部を変位可能に形成することにより、当該端子収容室に挿入される電線側端子に係止する片持ち状の端子係止片を構成したコネクタハウジングとを含み、前記端子係止片は、前記ハーネス固定部と反対側に形成されている
    ことを特徴とするコネクタアッセンブリ。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載のコネクタアッセンブリを備えたワイヤハーネスであって、
    複数の被覆電線を束ねた幹線と、
    前記幹線から分岐して前記コネクタアッセンブリの前記ジョイントコネクタ本体に接続されることにより、短絡回路を構成する分岐電線と、
    前記コネクタアッセンブリのハーネス固定部および前記ジョイント本体を前記幹線および分岐電線とともに止める幹線用テープと
    を備えていることを特徴とするワイヤハーネス。
  5. 請求項3記載のコネクタアッセンブリを備えたワイヤハーネスであって、
    複数の被覆電線を束ねた幹線と、
    前記幹線から分岐して前記コネクタアッセンブリの前記ジョイントコネクタ本体に接続されることにより、短絡回路を構成する分岐電線と、
    前記コネクタアッセンブリのハーネス固定部および前記ジョイント本体を前記幹線および分岐電線とともに止める幹線用テープと
    を備え、前記幹線用テープは、当該コネクタアッセンブリの端子係止片と前記幹線とにまたがるようにこれらに巻き付けられるものである
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  6. 短絡回路を含むワイヤハーネスを製造するための方法であって、
    複数の被覆電線を束ねることにより幹線を形成する工程と、
    ジョイントコネクタとして、請求項1から3の何れか1項に記載のコネクタアッセンブリを用意する工程と、
    前記幹線に含まれる被覆電線のうちの特定の複数の被覆電線を分岐電線として引き出し、これらの分岐電線の端末に前記コネクタアッセンブリのジョイントコネクタ本体を接続することにより当該分岐電線同士を短絡させる工程と、
    前記分岐電線が前記幹線に沿うように前記コネクタアッセンブリのハーネス固定部を前記幹線上に位置決めする工程と、
    前記幹線を構成する被覆電線の周囲に幹線用テープを巻付けてその結束状態を保持するとともに、前記ハーネス固定部が位置決めされた前記コネクタアッセンブリの設置位置においては、当該ハーネス固定部、ジョイントコネクタ本体、前記分岐電線、並びに前記幹線に亘ってその周囲に前記幹線用テープを一括して巻回することにより当該コネクタアッセンブリを当該幹線上に固定する工程と
    を含むことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
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