JP2014236623A - 分岐電線接続部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造で、狭小部に配設することの出来る、新規な構造の分岐電線接続部品を提供すること。
【解決手段】部品本体14を扁平形状に形成すると共に、部品本体14に、部品本体14の外面28に開口すると共に部品本体14を貫通して、ワイヤハーネス12の幹線32を部品本体14の厚さ寸法から突出させることなく挿通する幹線収容凹部26を設けた。幹線収容凹部26に幹線32を収容状態で挿通し、部品本体14を狭小部46に差し込むことで分岐電線接続部品10を狭小部46内に収容可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】部品本体14を扁平形状に形成すると共に、部品本体14に、部品本体14の外面28に開口すると共に部品本体14を貫通して、ワイヤハーネス12の幹線32を部品本体14の厚さ寸法から突出させることなく挿通する幹線収容凹部26を設けた。幹線収容凹部26に幹線32を収容状態で挿通し、部品本体14を狭小部46に差し込むことで分岐電線接続部品10を狭小部46内に収容可能とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、ワイヤハーネスの幹線に取り付けられ、幹線から分岐された分岐電線を相互に短絡接続したり、他の分岐電線と接続する分岐電線接続部品に関するものである。
良く知られているように、自動車等の車両には、ワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、多数の電線が組み合わされて幹線が形成されており、組立の際には、予め個別に予備組立がされた小単位の仮結束が重合されて所定の形態に整えられることで組み立てられる。そこで、別々の仮結束間で、幹線から所定の電線同士の接続が必要な場合には、特開2010−61943号公報(特許文献1)に記載されているように、幹線から分岐された所定の分岐電線を相互に短絡接続するジョイントコネクタや、分岐電線の端末に設けられて、他の分岐電線の端末に設けられた相手方コネクタと接続されるコネクタ等の分岐電線接続部品が用いられている。これら分岐電線接続部品は、テープ巻き等でワイヤハーネスの幹線に固定されている。
ところで、車両内においてワイヤハーネスが配索される部位は、必ずしも十分な配索スペースが確保されているとは限らず、各種の車両部品に挟まれた狭小部である場合も多い。ところが、特許文献1等に記載の従来の分岐電線接続部品は、幹線への取付状態で幹線から突出する寸法が大きいことから、狭小部に幹線を配索しようとすると、分岐電線接続部品が邪魔となって狭小部への配索が出来ない場合があった。そのような場合には、分岐電線接続部品を狭小部から外れた位置に配設するために、その分だけ分岐電線を長くしなければならず、ワイヤハーネスの製造コストの増加と重量化を招くという問題があった。
そこで、特開2000−173352号公報(特許文献2)には、幹線に外嵌状に配設されるリング形状を有する分岐電線接続部品が提案されている。しかし、特許文献2に記載の分岐電線接続部品は、多数の分割体で構成されていることから、製造コストが増加すると共に、組立作業に手間を要するという問題があり、未だ改善の余地を有していた。
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、簡易な構造で、狭小部に配設することの出来る、新規な構造の分岐電線接続部品を提供することにある。
本発明の第一の態様は、ワイヤハーネスの幹線から分岐された分岐電線を電気的に接続すると共に、部品本体が前記幹線に固定される分岐電線接続部品において、前記部品本体が扁平ブロック形状を有しており、該部品本体には、該部品本体の外面に開口すると共に該部品本体を貫通して、前記幹線を前記部品本体の厚さ寸法から突出させることなく挿通する幹線収容凹部が設けられていることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされた分岐電線接続部品においては、部品本体が厚さ寸法の小さな扁平形状とされていると共に、ワイヤハーネスの幹線を収容状態で挿通する幹線収容凹部が設けられている。これにより、幹線を部品本体で抱え込むようにして、部品本体の厚さ寸法内に収めることが出来る。そして、部品本体が扁平形状とされていることから、部品本体を長手方向で狭小部に差し込むことで、部品本体を狭小部に配設することが出来る。これにより、扁平形状の部品本体に凹所状の幹線収容凹部を設けるという極めて簡易な構成で分岐電線接続部品ごと狭小部に配設することが出来る。その結果、分岐電線を短くすることが出来、ワイヤハーネスの製造コストの低減と軽量化を図ることが出来る。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記幹線収容凹部が、前記部品本体の長手方向と直交する方向に延びる前記外面に開口されているものである。
本態様においては、幹線収容凹部に挿通される幹線が、部品本体の長手方向の端部に配設される。これにより、幹線を構成する複数の電線を略円形に束ねた状態のまま幹線収容凹部に容易に挿通することが出来る。また、部品本体の厚さ方向に延びる外面に幹線収容凹部が開口されていることから、部品本体の厚さ方向で、幹線からの突出寸法を小さくすることが出来る。その結果、より狭小な領域内への配設が可能となる。
本発明の第三の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記幹線収容凹部が、前記部品本体の長手方向に延びる前記外面に開口されているものである。
本態様によれば、部品本体の長手方向に延びる外面に幹線収容凹部が開口されていることから、部品本体の長手方向の寸法を利用して、幹線を構成するより多くの電線を収容することが出来る。なお、幹線収容凹部に電線を収容する場合には、例えば幹線収容凹部への収容部分のテープ巻きを行う前の拘束されていない状態で幹線の電線を幹線収容凹部内に広がるように収容した後に、部品本体と共に幹線の電線をテープ巻きすることで、部品本体の長手方向を広範囲に利用して電線を収容することが出来る。そして、部品本体の長手方向寸法を利用して多くの電線を収容することにより、部品本体の厚さ寸法を更に小さくして、更なる薄肉化を図ることも出来る。
本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記部品本体には、前記幹線収容凹部の開口を覆蓋して閉状態に維持する蓋部が設けられているものである。
本態様によれば、蓋部で幹線収容凹部の開口を閉じて、幹線を幹線収容凹部内で挟持することによって、テープ巻きを要することなく、部品本体を幹線に固定することが出来る。
なお、本発明における分岐電線接続部品とは、ワイヤハーネスの幹線から分岐された分岐電線を電気的に接続するものを広く含む。具体的には、例えば、本発明の第五の態様として、前記第一〜第四の何れか1つの態様に記載の分岐電線接続部品において、複数の前記分岐電線を相互に短絡接続する短絡接続部品が前記部品本体に収容されたジョイントコネクタとされている態様が好適に採用される。本態様においては、複数の分岐電線が部品本体に接続されて、部品本体内の短絡接続部品で相互に短絡接続される。
また、本発明の第六の態様として、前記第一〜第四の何れか1つの態様に記載の分岐電線接続部品において、前記部品本体に接続された前記分岐電線とは別の分岐電線の端末に設けられた相手方コネクタが前記部品本体に接続されるコネクタとされている態様も好適に採用され得る。本態様においては、部品本体が一対のコネクタの一方とされている。そして、分岐電線が部品本体に接続されると共に、他の分岐電線の端末に設けられた相手方コネクタが部品本体とコネクタ接続されることにより、部品本体に接続された分岐電線が、部品本体と相手方コネクタを介して、他の分岐電線と電気的に接続される。
本発明においては、ワイヤハーネスの幹線から分岐された分岐電線を電気的に接続する分岐電線接続部品において、部品本体を扁平形状にすると共に、部品本体に、部品本体の外面に開口して幹線を厚さ寸法から突出させることなく挿通する幹線収容凹部を設けた。これにより、幹線を部品本体で抱え込むようにして部品本体の厚さ寸法内に収めつつ、扁平形状の部品本体を車両内の狭小部に差し込んで配設することが出来る。その結果、簡易な構成で分岐電線接続部品を狭小部に配設することが出来、分岐電線を短くすることが出来て、ワイヤハーネスの製造コストの低減と、軽量化を図ることが出来る。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜図3に、本発明の第一の実施形態に係る分岐電線接続部品としてのジョイントコネクタ10を、ワイヤハーネス12への固定状態で示す。なお、図2および図3においては、後述するテープ42を省略して図示している。ジョイントコネクタ10は、合成樹脂からなる部品本体としてのコネクタハウジング14の内部に、短絡接続部品16を備えた構造とされている。
コネクタハウジング14は、全体として長手方向寸法:Lに比して厚さ寸法:Tが小さくされた長手矩形の扁平ブロック形状を有している。コネクタハウジング14には、複数(本実施形態においては、4つ)の端子収容部18a〜18dが設けられている。図示は省略するが、各端子収容部18a〜18dには、後述する接続端子40を係止するランスがそれぞれ形成されている。このような端子収容部18a〜18dが、コネクタハウジング14の背面20に開口して、コネクタハウジング14の長手方向に一列に並んで形成されている。
図2に示すように、コネクタハウジング14には、短絡接続部品16が収容されている。短絡接続部品16は、単一の金属板が適当な形状に打ち抜き加工されることで形成されており、端子収容部18の数に対応する複数(本実施形態においては、4つ)の端子部22a〜22dと、端子部22a〜22dと接続する短絡部24を備えた櫛刃形状とされている。端子部22a〜22dは、後述する雌型の接続端子40と接続する雄型のタブ形状とされており、幅方向(図2中、上下方向)に配列されている。短絡部24は、端子部22a〜22dの配列方向に延伸されており、短絡部24に端子部22a〜22dの基端部がそれぞれ連結されている。このような短絡接続部品16がコネクタハウジング14内に収容されており、短絡接続部品16の端子部22a〜22dが、コネクタハウジング14の端子収容部18a〜18d内にそれぞれ配設されている。
さらに、コネクタハウジング14の長手方向(図3中、上下方向)の一方の端部には、幹線収容凹部26が設けられている。幹線収容凹部26は、コネクタハウジング14の長手方向と直交する方向(図3中、左右方向)に延びる外面としての底面28に開口すると共に、コネクタハウジング14の長さ方向(図2中、左右方向)の全長に亘って延びる凹所形状とされている。これにより、幹線収容凹部26は、底面28に開口すると共に、コネクタハウジング14を長さ方向に貫通して形成されており、コネクタハウジング14の前面30と背面20にも開口されている。
このようなジョイントコネクタ10は、ワイヤハーネス12の幹線32に取り付けられる。ワイヤハーネス12の幹線32は、複数の電線34が束ねられてテープ36が巻回されることにより、全体として略円形の断面形状を有している。そして、幹線32から分岐された複数の分岐電線38a〜38dの端末に設けられた接続端子40が、ジョイントコネクタ10の端子収容部18a〜18dに差し込まれて、端子収容部18a〜18d内に配設された短絡接続部品16の端子部22a〜22dとそれぞれ接続される。これにより、複数の分岐電線38a〜38dが、短絡接続部品16を介して相互に短絡接続される。
そして、ジョイントコネクタ10の幹線収容凹部26に、幹線32が底面28の開口から挿入される。これにより、コネクタハウジング14が幹線32の外周面上に配設されると共に、幹線32の略円形断面の全体が幹線収容凹部26内に収容されて、幹線32が、コネクタハウジング14の厚さ寸法:Tから突出することなく幹線収容凹部26に挿通されている。その後、コネクタハウジング14がテープ42で幹線32と共に巻回されることで、幹線32に固定される。なお、コネクタハウジング14は、専用のテープ42を用いることなく、幹線32を巻回するテープ36で電線34と共に巻回されることで幹線32に固定されても良い。
このようなジョイントコネクタ10によれば、幹線32を幹線収容凹部26に収容することにより、幹線32を抱え込んで、コネクタハウジング14の厚さ寸法:Tから食み出すことなく挿通することが出来る。そして、コネクタハウジング14が扁平形状とされており、コネクタハウジング14の厚さ方向(図3中、左右方向)において幹線32からの突出寸法が小さく抑えられている。これにより、図4および図5に示すように、車両内において車両部品44aと車両部品44bとで挟まれた狭小部46内にコネクタハウジング14を長手方向(図4中、上下方向)で差し込むことにより、狭小部46内にジョイントコネクタ10を配設することが出来る。その結果、例えば図5に点線で示すように、ジョイントコネクタ10を狭小部46から外れた位置に配設する必要が無く、分岐電線38a〜38dの長さを短縮することが出来、ワイヤハーネス12のコストの低減と、軽量化を図ることが出来る。
そして、コネクタハウジング14を扁平形状にすると共に、幹線収容凹部26を形成するという極めて簡易な構成で狭小部46への配設が可能になり、ジョイントコネクタ10の製造コストも安価に抑えることが出来る。更に、ワイヤハーネス12への固定は従来のジョイントコネクタと殆ど同様の簡易な作業で行うことが出来、組立作業も容易に行うことが出来る。
次に、図6に、本発明の第二の実施形態に係る、分岐電線接続部品としてのジョイントコネクタ50を示す。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態と同様の構造とされた部材および部位には、図中に前記第一の実施形態と同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
ジョイントコネクタ50の部品本体としてのコネクタハウジング52は、全体として前記第一の実施形態のコネクタハウジング14と同様に、長手方向寸法:Lに比して厚さ寸法:Tが小さくされた長手矩形の扁平ブロック形状とされている。コネクタハウジング52の幹線収容凹部54は、コネクタハウジング52において長手方向に延びる外面としての側面56aに開口して形成されており、背面20から前面30(図示省略)の全長に亘って形成されている。また、背面20において側面56a側と反対の側面56b側には、複数(本実施形態においては、4つ)の端子収容部18a〜18dが設けられており、前記第一の実施形態と同様に、短絡接続部品16の端子部22a〜22d(図示省略)が配設されている。
このようなジョイントコネクタ50は、ワイヤハーネス12の幹線32から分岐された図示しない分岐電線38a〜38dが端子収容部18a〜18dに差し込まれて相互に短絡接続される。更に、幹線32を構成する複数の電線34が、幹線収容凹部54内で扁平状に並べられて、コネクタハウジング52の厚さ寸法:Tから食み出すことなく配設されている。なお、幹線収容凹部54に収容される電線34は、例えば、テープ巻きされる前の非拘束状態で幹線収容凹部54内に扁平状に配設された後に、テープ42(図1参照)でコネクタハウジング52と共に巻回される。これにより、コネクタハウジング52がテープ42で幹線32に固定される。
本実施形態のジョイントコネクタ50においても、前記第一の実施形態と同様に、コネクタハウジング52を長手方向(図6中、上下方向)で車両内の狭小部46(図4および図5参照)に差し込むことにより、狭小部46に配設することが出来る。そして、本実施形態によれば、幹線収容凹部54をコネクタハウジング52の長手方向に延びる側面56a上に開口させたことにより、コネクタハウジング52の長手方向の寸法を利用して、より多くの電線34を収容することが出来る。また、より多くの電線34を幹線収容凹部54に収容できる結果、コネクタハウジング52の厚さ寸法:Tを更に小さくすることも出来る。
次に、図7に、本発明の第三の実施形態に係る、分岐電線接続部品としてのジョイントコネクタ60の要部を示す。ジョイントコネクタ60は、前記第一の実施形態としてのジョイントコネクタ10の幹線収容凹部26に、蓋部62が設けられた構造とされており、その他の構造は前記ジョイントコネクタ10と同様の構造とされている。
蓋部62は、幹線収容凹部26の底面28側の開口を塞ぐ板形状とされている。蓋部62は、ヒンジ部64を介してコネクタハウジング14に一体形成されており、ヒンジ部64を屈曲させることで開閉可能とされている。また、蓋部62において、ヒンジ部64と反対側の端部には、幹線収容凹部26側に突出する係止突部66が形成されている。一方、幹線収容凹部26の内面において、閉状態とされた蓋部62の係止突部66と対応する位置には、係止爪68が突出されている。
このようなジョイントコネクタ60は、蓋部62を開いた状態で、幹線収容凹部26内に幹線32が収容される。そして、蓋部62が閉じられることにより、蓋部62の係止突部66が幹線収容凹部26の係止爪68と係合される。これにより、蓋部62が幹線収容凹部26の底面28側の開口を覆蓋した閉状態に維持されると共に、幹線32が、幹線収容凹部26から抜け出し不能に収容される。特に本実施形態においては、幹線収容凹部26が、幹線32よりもやや小さくされており、幹線32を幹線収容凹部26内に押し込んで蓋部62を閉じることにより、幹線32が幹線収容凹部26内で挟持固定されるようになっている。
本実施形態によれば、蓋部62を閉じて幹線32を幹線収容凹部26内で挟持することにより、テープ巻きを要することなく、コネクタハウジング14を幹線32に固定することが出来る。これにより、コネクタハウジング14の幹線32への固定作業をより容易にすることが出来る。
なお、蓋部62は、必ずしもコネクタハウジング14に一体形成されている必要は無く、コネクタハウジング14と別体形成されていても良い。また、蓋部62で幹線32を挟持することなく、前記第一の実施形態と同様に、幹線収容凹部26内に幹線32を隙間を隔てた遊挿状態として、テープ巻きでコネクタハウジング14を幹線32に固定しても良い。
次に、図8に、本発明の第四の実施形態に係る、分岐電線接続部品としてのコネクタ70と、コネクタ70が接続される相手方コネクタ72を併せ示す。
本実施形態のコネクタ70は、部品本体としてのコネクタハウジング74を備えている。コネクタハウジング74は合成樹脂から形成されており、前記第一の実施形態で示したコネクタハウジング14と略同様の外形状を有している。即ち、コネクタハウジング74は、長手矩形の扁平ブロック形状を有していると共に、長手方向(図8中、上下方向)の一方の端部に、幹線収容凹部26が形成されている。
コネクタハウジング74の長手方向で、幹線収容凹部26と反対側には、コネクタ収容キャビティ76が形成されている。コネクタ収容キャビティ76は、相手方コネクタ72を収容可能な大きさをもって、コネクタハウジング74の前面30に開口する凹所形状とされている。また、コネクタ収容キャビティ76の背面20側には、複数(本実施形態においては、3つ)の端子収容部78a〜78cが形成されている。端子収容部78a〜78cは、背面20に開口すると共に、コネクタ収容キャビティ76内に連通する空所とされている。図示は省略するが、各端子収容部78a〜78cには、分岐電線38a〜38cの端末に設けられた接続端子40を係止するランスが形成されている。
そして、ワイヤハーネス12の幹線32から分岐された分岐電線38a〜38cの接続端子40が、各端子収容部78a〜78cに背面20側からそれぞれ挿し込まれて、端子収容部78a〜78cに設けられた図示しないランスで係止される。これにより、各分岐電線38a〜38cの接続端子40が、コネクタ収容キャビティ76内に配設される。更に、前記第一の実施形態で示したのと同様に、幹線32が幹線収容凹部26内に収容されて、コネクタハウジング74がテープ42(図示省略)で幹線32に固定される。これにより、コネクタ収容キャビティ76が、幹線32に隣接した位置で開口して配設される。
このようなコネクタ70に、相手方コネクタ72が接続される。相手方コネクタ72は、ワイヤハーネス12とは別のワイヤハーネス79から分岐された分岐電線80a〜80cの端末に設けられている。そして、相手方コネクタ72がコネクタ70のコネクタ収容キャビティ76内に差し込まれることにより、コネクタ収容キャビティ76内に配設された分岐電線38a〜38cの接続端子40が、相手方コネクタ72内に配設された分岐電線80a〜80cの接続端子82とそれぞれ接続される。これにより、分岐電線38a〜38cと、分岐電線80a〜80cが電気的に接続されるようになっている。
本実施形態の如きコネクタ70によっても、コネクタハウジング74が扁平ブロック形状とされていることから、前記第一の実施形態(図4および図5等参照)と同様に、コネクタハウジング74を長手方向(図8中、上下方向)で狭小部に差し込むことにより、狭小部に配設することが出来る。そして、本実施形態から明らかなように、本発明の分岐電線接続部品は、相手方コネクタを要さないジョイントコネクタに限らず、相手方コネクタと接続されるコネクタであっても良い。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、部品本体に接続される分岐電線の本数や、それら分岐電線の接続端子を挿し込む端子収容部の配列態様は、任意に設定され得るものであり、端子収容部を複数列に並列して形成する等しても良い。
10,50,60:ジョイントコネクタ(分岐電線接続部品)、12:ワイヤハーネス、14,52,74:コネクタハウジング(部品本体)、16:短絡接続部品、18a〜d:端子収容部、26,54:幹線収容凹部、28:底面(部品本体の長手方向と直交する方向に延びる外面)、32:幹線、34:電線、36,42:テープ、38a〜d:分岐電線、40:接続端子、44a,b:車両部品、46:狭小部、56a:側面(部品本体の長手方向に延びる外面)、62:蓋部、70:コネクタ(分岐部品接続部品)、72:相手方コネクタ、76:コネクタ収容キャビティ、78a〜c:端子収容部、79:ワイヤハーネス、80a〜c:分岐電線(別の分岐電線)、82:接続端子
Claims (6)
- ワイヤハーネスの幹線から分岐された分岐電線を電気的に接続すると共に、部品本体が前記幹線に固定される分岐電線接続部品において、
前記部品本体が扁平ブロック形状を有しており、
該部品本体には、該部品本体の外面に開口すると共に該部品本体を貫通して、前記幹線を前記部品本体の厚さ寸法から突出させることなく挿通する幹線収容凹部が設けられている
ことを特徴とする分岐電線接続部品。 - 前記幹線収容凹部が、前記部品本体の長手方向と直交する方向に延びる前記外面に開口されている
請求項1に記載の分岐電線接続部品。 - 前記幹線収容凹部が、前記部品本体の長手方向に延びる前記外面に開口されている
請求項1に記載の分岐電線接続部品。 - 前記部品本体には、前記幹線収容凹部の開口を覆蓋して閉状態に維持する蓋部が設けられている
請求項1〜3の何れか1項に記載の分岐電線接続部品。 - 複数の前記分岐電線を相互に短絡接続する短絡接続部品が前記部品本体に収容されたジョイントコネクタとされている
請求項1〜4の何れか1項に記載の分岐電線接続部品。 - 前記部品本体に接続された前記分岐電線とは別の分岐電線の端末に設けられた相手方コネクタが前記部品本体に接続されるコネクタとされている
請求項1〜4の何れか1項に記載の分岐電線接続部品。
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- 2013-06-04 JP JP2013117720A patent/JP2014236623A/ja active Pending
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