JPH0660061U - 自動車用アース端子の接続構造 - Google Patents

自動車用アース端子の接続構造

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JPH0660061U
JPH0660061U JP577593U JP577593U JPH0660061U JP H0660061 U JPH0660061 U JP H0660061U JP 577593 U JP577593 U JP 577593U JP 577593 U JP577593 U JP 577593U JP H0660061 U JPH0660061 U JP H0660061U
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JP
Japan
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ground
positioning
ground terminal
plate
prevention piece
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Pending
Application number
JP577593U
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English (en)
Inventor
孝之 日永田
Original Assignee
住友電装株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アース線4を接続した板状接触部6からなる
アース端子1を、車体のアース取着部2に、接続ボルト
3によって接続固定するアース端子の接続構造におい
て、アース端子1の接続作業性の向上を図る。 【構成】 板状接触部6の左右側縁を、部分的に突出さ
せて下方に曲成した一対の位置決め片7A・7Bを設け
ると共に、その一つの位置決め片7Aの下端を外方へ曲
成した浮き上げ防止片9を有するアース端子1と、アー
ス取着部2のボルト取着部10を有する板材11に、位
置決め片7A・7Bを挿入し、かつ、浮き上げ防止片9
を板材11の裏側の防止片挿入空隙13に挿入して板材
11に係合させる位置決めスリット12A・12Bを設
け、位置決め片7A・7Bと浮き上げ防止片9によっ
て、アース取着部2に対するアース端子1のセット姿勢
を三軸方向に係止する構造が特徴である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バッテリー側等のアース端子を、自動車車体側のアース接続部に接 続する自動車用アース端子の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のアース端子の接続構造は、図3参照、接続ボルト3の挿通孔5を中央 に有して後端にアース線4を接続した板状接触部6からなるアース端子1が用い られ、この板状接触部6は左右両縁を下方に曲成した一対の位置決め片7を有し 、この位置決め片7を、車体のアース取着部2に設けた位置決めスリット12に 嵌めて、そのアース取着部2のボルト取着部10とアース端子1の挿通孔5を同 心にして重ね合せ位置合せをなし、しかるのち、その挿通孔5から接続ボルト3 を挿入緊締して、アース端子1をアース取着部2に接続固定する構造になってい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上の従来のアース端子の接続構造は、位置決めスリット12にアース端子1 の一対の位置決め片7を挿入した後、接続ボルト3を嵌めて締め付けるので、そ の接続ボルト3による接続作業のとき、アース端子1の位置決めと回り止めがな されるものの、アース線4は太くて剛性に富むので、アース線4の線ぐせによっ て、位置決めスリット12へ入れた位置決め片7が、図示点線のように、浮き上 がって外れることがある。従って、位置決め片7を位置決めスリット12に挿入 したアース端子1の姿勢を崩さないために、アース線4を片手で保持しながら、 他の片手で接続ボルト3を嵌めて締め付ける作業が必要になり、このアース端子 1の接続作業は、やりずらくして能率が悪く、作業性に劣る不具合がある。
【0004】 本考案は、以上の従来の不具合点を解消して、作業性の向上を図るアース端子 の接続構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成する本考案のアース端子の接続構造は「接続ボルトの挿通孔 を中心に有して、後端にアース線を接続する板状接触部の左右側縁を、下方に曲 成した一対の位置決め片を有すると共に、該位置決め片のいずれかの下端を、該 板状接触部の外方へ曲成した舌片状の浮き上げ防止片を形成したアース端子と、 前記接続ボルトのボルト取着部を有する車体側の板材に、前記位置決め片を個別 に挿入し、かつ、前記浮き上げ防止片を該板材の裏側に挿入係合させる防止片挿 入空隙を有する位置決めスリットを設けたアース取着部との組合せになし、前記 接続ボルトによって前記アース端子を前記アース取着部に接続する構造」が特徴 である。
【0006】
【作用】
以上の本考案のアース端子の接続構造は、車体のアース接続部にアース端子を 接続するとき、アース端子の位置決め片を車体側の位置決めスリットに入れると 同時に、その位置決め片下端の浮き上げ防止片を、位置決めスリットの板材の裏 側へかみ合せて、アース端子を車体のアース取着部に位置決め装着することがで きる。従って、その位置決めされたアース端子は、位置決め片によって回り止め と位置ずれが防止されると共に、アース線の線ぐせによる浮き上げ力も、その浮 き上げ防止片によって担持され、アース取着部に対する「接続ボルト挿入前のア ース端子」の三軸方向の位置決めが的確に保持固定されるので、アース端子の位 置崩れを防止するためのアース線保持の手作業が無用になる。
【0007】
【実施例】
以下、実施例に基づいて詳しく説明する。本考案の一実施例を示す図1を参照 して、本考案の自動車用アース端子の接続構造は、接続ボルト3の挿通孔5を中 心に有して、後端にアース線4を圧接接続した板状接触部6を主要部となすアー ス端子1と、このアース端子1を接続ボルト3によって導通接続する車体側のア ース取着部2との組合せになっており、アース端子1には、下記に詳述する浮き 上げ防止片9を有する位置決め片7が設けられ、車体側のアース取着部2の板材 には、アース端子1の位置決め片7と、浮き上げ防止片9を受け入れて、アース 取着部2に対するアース端子1の装着姿勢を三軸方向に位置決めする「防止片挿 入空隙13を有する位置決めスリット12」が設けられている。
【0008】 詳しくは、位置決め片7は一対の7A・7Bからなり、それ等は板状接触部6 の左右側縁を部分的に外方に突出させて下方に直角曲げした逆L字形をなしてい る。そして、その一つの位置決め片7Aの下端は、さらに外方へ曲成されて、板 状接触部6と概ね平行する舌片状の浮き上げ防止片9に形成されている。
【0009】 一方、アース取着部2は、接続ボルト3を螺着して、上に重ねたアース端子1 を接続固定するボルト取着部10を有し、そのボルト取着部10の両側には、ア ース端子1の位置決め片7A・7Bを、「がたつき」少なく個別に受け入れる一 対の位置決めスリット12A・12Bが、その部分の板材11に形成されている 。そして、位置決め片7Aを受け入れる位置決めスリット12Aには、板材11 の裏側に、前記の浮き上げ防止片9を入れて板材11の裏面と係合させる防止片 挿入空隙13が、スリット12Aに連続して存在し、この浮き上げ防止片9つき 位置決め片7Aと位置決め片7Bを有するアース端子1と、防止片挿入空隙13 つき位置決めスリット12Aと位置決めスリット12Bを有するアース取着部2 によって、アース端子1の接続構造を構成している。なお、位置決めスリット1 2Aは、浮き上げ防止片9を下記の手法で挿入できるスリット幅が設定されてい る。
【0010】 そして、以上のアース端子1は、図1の(B)参照、アース取着部2に対して 傾けた姿勢になして、浮き上げ防止片9を位置決めスリット12Aに差し込み、 続いて、その浮き上げ防止片9を防止片挿入空隙13に入れて図示矢印D方向に 倒し、一対の位置決め片7A・7Bを、それぞれの位置決めスリット12A・1 2Bに入れてアース取着部2にアース端子1を重合すると、図1の(C)参照、 アース端子1の挿通孔5とアース取着部2のボルト取着部10が同心状になって セットされる。かくして、その挿通孔5から接続ボルト3を挿入して締め付ける ことによって、アース端子1が車体のアース取着部2に接続固定される。
【0011】 以上の図1実施例のものは、前記の作用があり、車体側のアース取着部2に装 着セットした、接続ボルト3の装着前のアース端子1は、アース取着部2に対し て三軸方向に位置決め固定されるので、接続ボルト3を挿入緊締するまで、アー ス線4を手で保持する必要がなく、作業が極めてし易くなる。
【0012】 つぎに、図2を参照して、本考案の他の実施例を説明する。即ち、この図2の ものは、位置決めスリット12Aの孔底に、アース端子1の浮き上げ防止片9を 、防止片挿入空隙13に導く案内片14が設けてある。この案内片14を有する ものは、浮き上げ防止片9の挿入が一段とし易くなる。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明のとおり、本考案の自動車用アース端子の接続構造は、アース線端 のアース端子を車体のアース取着部に接続するとき、そのアース端子を、アース 取着部に対して三軸方向に位置決めセットができるので、アース線を手で保持す る作業が無用にして作業がし易く、アース端子の接続作業性を向上する効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のアース端子の接続構造を示
し、図中の(A)はその斜視図、図中の(B)(C)
は、その接続手順と接続状態を示す(A)のEE方向の
断面図
【図2】本考案の他の実施例のアース端子接続構造のア
ース取着部の中央断面図
【図3】従来のアース端子の接続構造を示し、図中の
(A)はその斜視図、図中の(B)はその使用状態の中
央断面図
【符号の説明】
1 アース端子 2 アース取着部 3 接続ボルト 4 アース線 5 挿通孔 6 板状接触部 7・7A・7B 位置決め片 9 浮き上げ防止片 10 ボルト取着部 11 板材 12・12A・12B 位置決めスリット 13 防止片挿入空隙 14 案内片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続ボルトの挿通孔を中心に有して、後
    端にアース線を接続する板状接触部の左右側縁を、下方
    に曲成した一対の位置決め片を有すると共に、該位置決
    め片のいずれかの下端を、該板状接触部の外方へ曲成し
    た舌片状の浮き上げ防止片を形成したアース端子と、前
    記接続ボルトのボルト取着部を有する車体側の板材に、
    前記位置決め片を個別に挿入し、かつ、前記浮き上げ防
    止片を該板材の裏側に挿入係合させる防止片挿入空隙を
    有する位置決めスリットを設けたアース取着部との組合
    せ構造を特徴とする自動車用アース端子の接続構造。
JP577593U 1993-01-27 1993-01-27 自動車用アース端子の接続構造 Pending JPH0660061U (ja)

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JPH0660061U true JPH0660061U (ja) 1994-08-19

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005093263A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Jst Mfg Co Ltd 回り止め付き圧着端子
JP2007317624A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Kyocera Corp ラグ端子及び回路基板並びに電子モジュール
JP2010132093A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Calsonic Kansei Corp ワイヤハーネスのアース端子構造
JP2014167235A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械のアース構造

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