JPH0728139Y2 - 真空予冷用保冷容器 - Google Patents

真空予冷用保冷容器

Info

Publication number
JPH0728139Y2
JPH0728139Y2 JP1990031791U JP3179190U JPH0728139Y2 JP H0728139 Y2 JPH0728139 Y2 JP H0728139Y2 JP 1990031791 U JP1990031791 U JP 1990031791U JP 3179190 U JP3179190 U JP 3179190U JP H0728139 Y2 JPH0728139 Y2 JP H0728139Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
lid
outside
communicating
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990031791U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03123868U (ja
Inventor
保 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Corp filed Critical Kaneka Corp
Priority to JP1990031791U priority Critical patent/JPH0728139Y2/ja
Publication of JPH03123868U publication Critical patent/JPH03123868U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0728139Y2 publication Critical patent/JPH0728139Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内部に野菜、果物等の被予冷物を収容して閉
蓋状態のまま、真空チャンバーを利用した真空予冷法に
よって予冷可能とし、もって予冷後において閉蓋作業の
手間を省略して予冷効果の維持を計ることができる真空
予冷用保冷容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、野菜、果物等の被予冷物を真空チャンバーを利用
した真空予冷法によって予冷する場合、被予冷物を、例
えば貫通穴を有する段ボール箱に収容して行ったりして
いる。このとき、被予冷物を収容した貫通穴を有する段
ボール箱を、真空チャンバー内にこの貫通穴が閉鎖され
ないようにして複数、連接並びに積段し、このチャンバ
ー内を、例えば5mmHg程度に減圧し、もってこの貫通穴
を通じて段ボール箱内の空気を強制排気させることで、
被予冷物が保持している水分の一部を蒸発させ、潜熱を
奪うことによって予冷している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、こうした貫通穴を有する段ボール箱を用
いた場合、真空予冷操作終了後、真空チャンバー内を復
圧させてチャンバー外に搬出した後の保管や運搬過程に
おいてこの貫通穴を通じて外気が流入し、被予冷物が外
気温の影響によって昇温して予冷効果が損なわれたり、
又酸素が供給されることによる呼吸作用によって変色す
る等して早期に商品価値を損なうおそれがある。
こうしたことから、断熱性能と気密性能に優れた発泡合
成樹脂製の容器本体と蓋体よりなる保冷容器を用いるこ
とが考えられるが、真空チャンバーを利用した真空予冷
法ではチャンバー内において容器内外が連通していなけ
ればならず、このため従来の保冷容器では開蓋状態で利
用する必要があった。しかし、この真空チャンバーを利
用した真空予冷法では予冷操作が約10〜25分で完了する
のにもかかわらず、チャンバー内を復圧させた後、チャ
ンバー外等での閉蓋作業に手間どり、予冷した被予冷物
が昇温して予冷効果の維持ができないという問題があ
る。
こうした従来の問題点に鑑みて、本考案者は、断熱性能
と気密性能に優れた発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体よ
りなる保冷容器を、真空予冷後の後作業で手間どらない
ために閉蓋状態のままで真空予冷するにはどのようにす
ればよいかの検討を鋭意行った。その結果、本考案者
は、空気が流動する際に生じる粘性抵抗とある面に薄く
付着した空気層はその周囲を仮りに真空状態としても取
除くことが困難であるとされる境膜理論を利用すること
を想到し、本考案を完成したのである。
〔課題を解決するための手段〕
そして、内部に野菜、果物等の被予冷物を収容して閉蓋
状態のまま、真空チャンバーを利用する真空予冷法によ
って内部の被予冷物を予冷可能とする目的で、本考案の
請求項1では、発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体よりな
る容器の適所に、閉蓋時において容器の内外を連通させ
る通気用連通部を形成するため、この容器を構成する壁
体を貫通させて形成した取付口に、容器の内外にほとん
ど圧力差がない場合には粘性抵抗と境膜摩擦抵抗により
自由な空気の流動が遮断される程度の内面側の断面積及
び長さを有するパイプ材の一端を挿入し、他端側を容器
内に向けて取付けた真空予冷用保冷容器を構成した。
又、請求項2では、発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体よ
りなる容器の容器本体に、閉蓋時において容器の内外を
連通させる通気用連通部を形成するため、その容器本体
の底壁の下面外周にその内周位置を底壁周囲の側壁内面
側位置より容器内部側に位置させるとともに、容器内部
側に向けて段落ちさせて設けた段設部から容器内に向け
て貫通形成した取付口に、容器の内外にほとんど圧力差
がない場合には粘性抵抗と境膜摩擦抵抗により自由な空
気の流動が遮断される程度の内面側の断面積及び長さを
有するパイプ材の一端を挿入し、他端側を容器内に向け
て取付けた真空予冷用保冷容器を構成した。そして、請
求項3では、請求項2において、容器本体の角部の側壁
内面側に沿ってパイプ材を取付けることを例示した。
次に、別に請求項4では、発泡合成樹脂製の容器本体と
蓋体よりなる容器の適所に、閉蓋時において容器の内外
を連通させる通気用連通部を形成するため、この容器を
構成する壁体の厚み方向以外の方向に、容器の内外にほ
とんど圧力差がない場合には粘性抵抗と境膜摩擦抵抗に
より自由な空気の流動が遮断される程度の断面積及び長
さを有する開口部を貫通させて設けた真空予冷用保冷容
器を構成した。又、請求項5では、発泡合成樹脂製の容
器本体と蓋体よりなる容器の容器本体に、閉蓋時におい
て容器の内外を連通させる通気用連通部を形成するた
め、その容器本体の底壁の下面外周にその内周位置を底
壁周囲の側壁内面側位置より容器内部側に位置させると
ともに、容器内部側に向けて段落ちさせて設けた段設部
の下面から側壁内面側に沿った容器の高さ方向にその上
面を側壁上面よりも下位に位置させて設けた開口部形成
用の突部の上面に、容器の内外にほとんど圧力差がない
場合には粘性抵抗と境膜摩擦抵抗により自由な空気の流
動が遮断される程度の断面積及び長さを有する開口部を
貫通させて設けた真空予冷用保冷容器を構成した。そし
て、請求項6では、請求項5において、容器本体の角部
の側壁内面側に沿って開口部形成用の突部を設け、段設
部の下面からこの突部の上面に貫通する開口部を形成す
ることを例示した。
〔作用〕
而して、このように構成された保冷容器内に野菜、果物
等の被予冷物を収容して容器を閉蓋し、これを真空チャ
ンバー内に置き、このチャンバー内を減圧させること
で、容器の内外に連通した通気用連通部を通じて容器内
の空気を強制排気させることにより、被予冷物が保持し
ている水分の一部を蒸発させ、気化潜熱を奪うことによ
って予冷する。この閉蓋状態の容器内を減圧させる過程
では、所要の長さの通気用連通部を空気が流動する際に
生じる粘性抵抗と通気用連通部を形成する壁面に薄く付
着して流動することのない空気層との間に生じる境膜摩
擦抵抗に抗して容器内の強制排気が行われるのである。
予冷後、真空チャンバー内を復圧させると、減圧状態に
なった容器内に外気が前記したのと逆に通気用連通部を
通じて流入する。そして、容器の内外の圧力差がほとん
どなくなった後には、容器内に空気が充満しているのと
通気用連通部の粘性抵抗と境膜摩擦抵抗によって、又予
冷後の容器内の空気は温度が低いため密度が大きく、密
度の小さい外気との置換がし難いことと相俟って外気の
流入が遮断され、野菜、果物等の被予冷物が外気温の影
響によって昇温したり、酸素が新しく次々に供給される
ことによる呼吸作用によって早期に変色したり、劣化す
るのを防止し、被予冷物の鮮度を長時間良好に保ちなが
ら保管や運搬ができるのである。
〔実施例〕
本考案に係る真空予冷用保冷容器の詳細を更に説明す
る。この保冷容器は、真空チャンバーを利用した真空予
冷法によって内部に収容した被予冷物を予冷するに際
し、閉蓋状態のまま利用することを可能としたものであ
って、このため予冷後、チャンバー外等での閉蓋作業を
なくすことができ、閉蓋作業の間に被予冷物の予冷効果
が損なわれるのを防止し、更にその後、容器内外の無用
の空気の流動をも阻止し得るようにしたものである。
第1図,第2図にはこうした保冷容器の第1実施例を示
している。図中1として示すのは発泡合成樹脂製の上面
が開口した函体状の容器本体、2はこの容器本体1の上
面開口を気密状態で閉止する同じく発泡合成樹脂製の蓋
体である。この保冷容器は、容器本体1に対して蓋体2
を気密状態で閉止しうるようにその両者の接合部に嵌合
手段を設けている。図示したものでは、容器本体1の側
壁3上面の内面側に沿って凸条4をその側壁3の外周全
体にわたって設けるとともに、蓋体2の下面外周にはこ
の凸条4に嵌合される凹条5を同じくその下面の外周全
体にわたって設けている。そして、この保冷容器では、
閉蓋時において容器の内外を連通させるための通気用連
通部6を設けている。この通気用連通部6は、その容器
本体1の底壁7の下面外周に第2図に示すようにその内
周位置を底壁7周囲の側壁3内面側位置より容器内部側
に位置させるとともに、容器内部側に向けて段落ちさせ
て設けた段設部8の容器の四隅の角部の側壁3内面側に
沿った位置から垂直方向に向けて貫通形成した取付口9
に所要の長さのストロー等のパイプ材10の一端を挿入
し、他端側を閉蓋時に閉鎖されないようにして容器内に
向けて取付けて設けられている。そして、この通気用連
通部6となるパイプ材10の内面側の断面積、長さは容器
の内外にほとんど圧力差が存在しない場合には粘性抵抗
と境膜摩擦抵抗により自由な空気の流動が遮断される程
度に形成している。ここで、境膜摩擦抵抗とは、ある面
に薄く付着した空気層はその周囲を仮りに真空状態とし
ても取除くことが困難であるとされる境膜理論から、こ
の薄く付着した空気層とその外側を流動しようとする空
気の間に生じる抵抗である。又、このパイプ材10の内面
側における断面積が大きいときには相対的にその長さを
長くし、逆に断面積が小さいときには相対的にその長さ
を短くして、ここを通過しようとする空気の間に生じる
粘性抵抗と境膜摩擦抵抗を有効に利用して実用に適した
ものに調整することが考慮される。図示したものでは、
パイプ材10を容器の四隅の角部の側壁3内面側に沿って
それぞれ設けているが、このパイプ材10は内面側の断面
積を変化させたり、長さを調整したり、又は設ける数を
増減させたりすることによって、予冷にかかる時間を調
整できるため、使用状況に応じてこれらの要件を考慮し
てそのパイプ材10の内面側における断面積、又長さ、更
には必要なパイプ材10の数を適宜設定すればよいのであ
る。
そして、容器本体1内に野菜、果物等の被予冷物を収容
し、蓋体2を外嵌させて閉蓋したときには、容器の内外
を連通させるための通気用連通部6がパイプ材10によっ
て形成される。このため、この内部に被予冷物を収容し
た保冷容器を閉蓋状態のまま真空チャンバー内に収納
し、チャンバー内を、例えば5mmHg程度に減圧すれば、
容器の内外に生じる圧力差によって通気用連通部6とな
るパイプ材10の内面側を通じて容器内の空気を強制排気
させることができるのである。こうして野菜、果物等の
被予冷物が保持している水分の一部を蒸発させ、気化潜
熱を奪うことによって、被予冷物を、例えば2〜5℃に
予冷する。そして、この閉蓋状態の容器内を減圧させる
過程では、通気用連通部6となるパイプ材10の内面側を
空気が流動する際に生じる粘性抵抗とこのパイプ材10の
内面側に薄く付着して流動することのない空気層との間
に生じる境膜摩擦抵抗に抗して容器内の強制排気が行な
われるのである。又、このとき保冷容器を底壁7を下に
して真空チャンバー内に複数、連接並びに積段しても、
この底壁7内の外周には容器内部側に向けて段落ちさせ
た段設部8があり、パイプ材10の外面側開口はこの段設
部8にのぞませているから、この容器内を減圧させるこ
とが支障なく、しかも円滑に行なえる。予冷後、真空チ
ャンバー内を復圧させると、減圧状態になった容器内に
外気が前記したのと逆に通気用連通部6となるパイプ材
10を通じて流入する。そして、容器の内外の圧力差がほ
とんどなくなった後には、通気用連通部6となるパイプ
材10の内面側の粘性抵抗と境膜摩擦抵抗によって、又予
冷後の容器内の空気は温度が低いため密度が大きく、密
度の小さい外気との置換が難しいことと相俟って外気の
流入が遮断され、野菜、果物等の被予冷物が外気温の影
響によって昇温したり、酸素が新しく次々に供給される
ことによる呼吸作用によって早期に変色したり、劣化す
るのを防止し、被予冷物の鮮度を長時間良好に保ちなが
ら保管や運搬ができるのである。
第1図、第2図に示す第1実施例のように容器にパイプ
材10を取付けるのに代えて、第3図に示す第2実施例の
ように容器に通気用連通部6を設けても同等の効果を達
成することができる。この保冷容器では、閉蓋時におい
て容器の内外を連通させるための通気用連通部6を、そ
の容器本体1の底壁7の下面外周に第1実施例と同様、
その内周位置を底壁7周囲の側壁3内面側位置より容器
内部側に位置させるとともに、容器内部側に向けて段落
ちさせて設けた段設部8の下面から容器の四隅の角部の
側壁3内面側に沿った容器の高さ方向にその上面を側壁
3上面よりも下位に位置させて設けた開口部形成用の突
部11の上面に貫通する開口部12を形成して設けたもので
ある。この開口部12の断面積、長さ、必要な数も又、第
1実施例に示すパイプ材10の内面側における断面積、長
さ、更には必要な数と同様にして適宜設定すればよい。
次に、容器内に収容した被予冷物を真空予冷法によって
予冷した後の保冷性能を、本考案に係る保冷容器と他の
容器について比較実験した結果を第6図に示している。
この実験結果については、縦軸に温度(℃)、横軸に時
間(hr)を表わしている。この中で、は第4図に示す
表層がクラフトK220、中芯がSCP125、裏層がクラフトK2
50のAフルートからなる内寸法が長さ405mm、幅295mm、
高さ135mmでその両側に幅70mm、高さ30mmの把手穴が設
けられた段ボール箱、は第5図に示す発泡ポリスチレ
ン55倍成形品よりなる肉厚が全て20mmの内寸法が長さ40
5mm、幅295mm、高さ135mmの容器本体と蓋体よりなる完
全気密に閉蓋できる保冷容器、はこのの保冷容器と
同じものの底壁に直径6mmの底壁の厚さ方向に単なる貫
通穴を四つ設けた保冷容器、はの保冷容器と同じも
のに第1図,第2図に示すように容器本体1の底壁7の
下面外周に設けた段設部8における四隅の角部の外部か
ら外径6mm、内径5mm、長さ120mmのパイプ材10を容器内
に向けて取付け、通気用連通部6とした本考案に係る保
冷容器をそれぞれ示している。そして、このそれぞれの
容器に中国野菜を3kg収容して予冷した。その結果、第
6図の比較実験データからも被予冷物の保冷性能が本考
案に係るの容器が顕著に優れているのがわかるのであ
る。ここで、は予冷中に容器が破裂して実験データの
測定は不能であった。
図示した実施例にかかわらず、通気用連通部6となるパ
イプ材10を容器本体1の側壁3や蓋体2に取付けること
も可能であるが、容器本体1内への被予冷物の収容作業
や閉蓋作業を考えれば、パイプ材10は側壁3内面側に沿
って、とりわけ容器の四隅の角部の側壁3内面側に沿っ
て設けるのが好ましい態様といえるのである。又、通気
用連通部6として開口部12を利用する場合には、図示し
た実施例の他、この開口部12を所要の長さにするため、
容器を構成する壁体の適所をその壁体の厚み方向以外の
方向に容器の内外に貫通するように設けることが考慮さ
れる。更に、開口部12を設けるときに、屈曲させて設け
たならば、粘性抵抗と境膜摩擦抵抗が有効に発揮され、
その断面積を小さくしたり、長さを短くしたり、又設け
る数を減らしたりすることが可能となる。
〔考案の効果〕
以上のようになる本考案に係る真空予冷用保冷容器にあ
っては、容器にパイプ材を取付けたり、又は開口部を形
成することによって、容器の閉蓋時に内外を連通させる
通気用連通部を設けたから、閉蓋状態のまま真空チャン
バーを利用した真空予冷法による野菜、果物等の被予冷
物の予冷が可能となり、チャンバー内を復圧させた後、
チャンバー外等での閉蓋作業が不要となって、この閉蓋
作業に時間がかかることによる予冷効果の維持が損なわ
れるのを防止することができる。又、パイプ材を取付け
て通気用連通部を設ける場合には、取付口を形成してス
トロー等をこの取付口に取付けるだけで閉蓋したまま真
空予冷法で利用できる保冷容器が提供でき、既設の成形
用金型を修正せずに利用可能であるばかりでなく、既製
の保冷容器をも簡単に利用できて経済的である。
更に、気密性の高い容器を自動閉蓋する場合には、この
通気用連通部が容器内の加圧空気の逃げ道となり、容器
の破損や蓋体の外れ等を防止して閉蓋の自動化や機械化
に好適なものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る真空予冷用保冷容器の第1実施例
を示す斜視図、第2図はその要部を示す縦断面図、第3
図は保冷容器の第2実施例の要部を示す縦断面図、第4
図は比較実験に用いる段ボール箱を示す斜視図、第5図
は同じく比較実験に用いる保冷容器を示す斜視図、第6
図は真空予冷法によって予冷した後の保冷性能比較実験
データを示すグラフである。 1:容器本体、2:蓋体、3:側壁、4:凸条、5:凹条、6:通気
用連通部、7:底壁、8:段設部、9:取付口、10:パイプ
材、11:突部、12:開口部。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体よりなる
    容器の適所に、閉蓋時において容器の内外を連通させる
    通気用連通部を形成するため、この容器を構成する壁体
    を貫通させて形成した取付口に、容器の内外にほとんど
    圧力差がない場合には粘性抵抗と境膜摩擦抵抗により自
    由な空気の流動が遮断される程度の内面側の断面積及び
    長さを有するパイプ材の一端を挿入し、他端側を容器内
    に向けて取付けた真空予冷用保冷容器。
  2. 【請求項2】発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体よりなる
    容器の容器本体に、閉蓋時において容器の内外を連通さ
    せる通気用連通部を形成するため、その容器本体の底壁
    の下面外周にその内周位置を底壁周囲の側壁内面側位置
    より容器内部側に位置させるとともに、容器内部側に向
    けて段落ちさせて設けた段設部から容器内に向けて貫通
    形成した取付口に、容器の内外にほとんど圧力差がない
    場合には粘性抵抗と境膜摩擦抵抗により自由な空気の流
    動が遮断される程度の内面側の断面積及び長さを有する
    パイプ材の一端を挿入し、他端側を容器内に向けて取付
    けた真空予冷用保冷容器。
  3. 【請求項3】容器本体の角部の側壁内面側に沿ってパイ
    プ材を取付けた実用新案登録請求の範囲第2項記載の真
    空予冷用保冷容器。
  4. 【請求項4】発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体よりなる
    容器の適所に、閉蓋時において容器の内外を連通させる
    通気用連通部を形成するため、この容器を構成する壁体
    の厚み方向以外の方向に、容器の内外にほとんど圧力差
    がない場合には粘性抵抗と境膜摩擦抵抗により自由な空
    気の流動が遮断される程度の断面積及び長さを有する開
    口部を貫通させて設けた真空予冷用保冷容器。
  5. 【請求項5】発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体よりなる
    容器の容器本体に、閉蓋時において容器の内外を連通さ
    せる通気用連通部を形成するため、その容器本体の底壁
    の下面外周にその内周位置を底壁周囲の側壁内面側位置
    より容器内部側に位置させるとともに、容器内部側に向
    けて段落ちさせて設けた段設部の下面から側壁内面側に
    沿った容器の高さ方向にその上面を側壁上面よりも下位
    に位置させて設けた開口部形成用の突部の上面に、容器
    の内外にほとんど圧力差がない場合には粘性抵抗と境膜
    摩擦抵抗により自由な空気の流動が遮断される程度の断
    面積及び長さを有する開口部を貫通させて設けた真空予
    冷用保冷容器。
  6. 【請求項6】容器本体の角部の側壁内面側に沿って開口
    部形成用の突部を設け、段設部の下面からこの突部の上
    面に貫通する開口部を形成した実用新案登録請求の範囲
    第5項記載の真空予冷用保冷容器。
JP1990031791U 1990-03-26 1990-03-26 真空予冷用保冷容器 Expired - Lifetime JPH0728139Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990031791U JPH0728139Y2 (ja) 1990-03-26 1990-03-26 真空予冷用保冷容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990031791U JPH0728139Y2 (ja) 1990-03-26 1990-03-26 真空予冷用保冷容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03123868U JPH03123868U (ja) 1991-12-16
JPH0728139Y2 true JPH0728139Y2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=31534589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990031791U Expired - Lifetime JPH0728139Y2 (ja) 1990-03-26 1990-03-26 真空予冷用保冷容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728139Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58177379U (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 積水化成品工業株式会社 生鮮物の低温輸送用容器
JPS615769U (ja) * 1984-06-15 1986-01-14 鐘淵化学工業株式会社 真空予冷用容器
JPS6219975U (ja) * 1985-07-19 1987-02-06
JPS63178965A (ja) * 1986-12-27 1988-07-23 本州油化株式会社 吸排気弁付保冷容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03123868U (ja) 1991-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1991006489A1 (fr) Procede d'entreposage de fruits, legumes et similaires et conteneur isolant utilise a cet effet
JPH0728139Y2 (ja) 真空予冷用保冷容器
JPH0315501Y2 (ja)
JP2002104542A (ja) 保冷容器
JPH0142539Y2 (ja)
JP2000289780A (ja) ケーキ収納ケース
JPH0732459Y2 (ja) 真空予冷用保冷容器
JPH03240669A (ja) 野菜、果物等の収容法並びにその収容法に用いる保冷容器
JPH0223583Y2 (ja)
JPH0647824Y2 (ja) 真空予冷用保冷容器
JPS5842290Y2 (ja) 冷菓類等の包装容器
JP2500548Y2 (ja) 保冷輸送箱
JP2506123Y2 (ja) 保冷輸送箱
JP2506134Y2 (ja) 保冷輸送箱
JPH03148469A (ja) 野菜、果物等の収容法並びにその収容法に用いる保冷容器
JPH0340778Y2 (ja)
JP2559195Y2 (ja) 冷凍・保冷用発泡容器
JPH082142Y2 (ja) 保冷容器
JPH0728138Y2 (ja) 生鮮品収納用気密容器
JP3089493B2 (ja) 真空予冷用保冷容器
JPS6242934Y2 (ja)
JP2525757Y2 (ja) 吸排気弁付保冷容器
JPH0343188Y2 (ja)
JPH0223584Y2 (ja)
JPH0531110Y2 (ja)