JP3089493B2 - 真空予冷用保冷容器 - Google Patents

真空予冷用保冷容器

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JP3089493B2
JP3089493B2 JP03152426A JP15242691A JP3089493B2 JP 3089493 B2 JP3089493 B2 JP 3089493B2 JP 03152426 A JP03152426 A JP 03152426A JP 15242691 A JP15242691 A JP 15242691A JP 3089493 B2 JP3089493 B2 JP 3089493B2
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保 河合
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜、果物等の被予冷
物を入れて閉蓋した状態のまま、真空チャンバー内を減
圧させることで、被予冷物の予冷を可能とするととも
に、予冷後、真空チャンバー内を復圧させることで、容
器内を再度大気圧に戻すのを可能にした真空予冷用保冷
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真空予冷法で用いられる保冷容器
としては、例えば図8に示すような合成樹脂発泡体から
作成された容器本体Aと蓋体Bからなる容器の適所に、
図示したものでは蓋体Bに直径10mm程度の通気用の貫
通口Cを設けたものがある。又、本出願人は先に実公昭
63−616号で示される容器本体と蓋体の接合部にオ
リフィス効果を有する開口部を設けた保冷容器を提案し
ている。
【0003】そして、これら容器の容器本体内に野菜、
果物等の被予冷物を入れて蓋体で閉止し、このまま真空
チャンバー内に置き、この真空チャンバー内を、例えば
5mmHg程度に減圧させることで、通気用の貫通口又は開
口部を通じて容器内の空気を強制排気させ、被予冷物の
持っている水分の一部を蒸発させて気化潜熱を奪い、被
予冷物を予冷するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の保冷
容器では、真空チャンバー内を復圧させて容器内を大気
圧に戻した時点から、通気用の貫通口が大径なため、こ
の貫通口を通じて容器内外に自由な空気の流動が起こっ
て、予冷した被予冷物の温度が徐々に昇温して予冷効果
が損なわれたり、被予冷物に酸素が供給されて鮮度が低
下するという問題がある。こうした問題を解消しようと
すれば、予冷操作後、通気用の貫通口を外部からテープ
等で封着等しなければならないが、これの作業は多大な
手間がかかり大きな問題となっているのが現状である。
又、後者の保冷容器は、従来の一般技術を大幅に改良し
て、予冷操作後の開口部のテープ等による封着作業等を
不要とし、作業量の削減を達成して工業的に大いに注目
されている。しかし、その開口部の構成上、オリフィス
形状の選定に多くのトライアンドエラーを必要とし、し
かもオリフィス効果を持った開口部の実質的距離を長く
するのが容器の大きさや厚みとの関係から制約を生じや
すいという問題がある。
【0005】このような従来の改良が望まれる点に鑑み
て、本発明者は、野菜、果物等の被予冷物を容器内に入
れて閉蓋した状態のまま、被予冷物の予冷を可能とし、
被予冷物の予冷後、容器内外の連通部をテープ等で封着
等しなくとも、容器内外の自由な空気の流動を遮断で
き、被予冷物の鮮度を長時間にわたって保持可能な改良
された保冷容器の開発に着手してきた。
【0006】そして、本発明者は、ある面に薄く付着し
た空気層はその周囲を完全に真空状態としても取除くこ
とができないとされる境膜理論に基づき、この薄く付着
した空気層とその外側を流動する空気の間に生じる境膜
摩擦抵抗及び空気が流動する際に生じる粘性抵抗を利用
することに思い到った。その後、種々の実験を重ねた結
果、本発明に到達したのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の真空予冷用保冷容器は、合成樹脂発泡体
製の容器本体と蓋体からなり、容器本体と蓋体の接合部
に嵌合構造を設け、該嵌合構造の適所に、容器本体と蓋
体との接合部の長さ方向に相対向させて平行にし、その
一方の端部同士を連結させて設けた通気路と、この通気
路の平行になった他方のそれぞれの端部から容器内と容
器外に向けて内面側開口と外面側開口を設けることによ
り、閉蓋時に容器内外に連通する通気用連通部を形成し
てなる(請求項1)。この場合、前記通気用連通部の断
面積が20〜80mm で、長さが50〜200mmの
範囲内とすることが好ましい(請求項2)。
【0008】
【作用】而して、こうした保冷容器の容器本体内に野
菜、果物等の被予冷物を入れて蓋体で閉止し、これをそ
のまま真空チャンバー内に置き、この真空チャンバー内
を減圧させることで、容器内の空気を通気用連通部を通
じて外部に強制排気させ、被予冷物の持っている水分の
一部を蒸発させて気化潜熱を奪い、被予冷物を予冷す
る。そして、この閉蓋状態の容器内を減圧させる過程で
は、通気用連通部を構成する壁面に薄く付着して流動す
ることのない空気層とここを流動する空気の間に生じる
境膜摩擦抵抗及びここを空気が流動する際に生じる粘性
抵抗に抗して、容器内の強制排気が行われる。この予冷
操作の後、真空チャンバー内を復圧させると、容器外の
空気が前記したのと逆に通気用連通部を通じて、容器内
に流入する。そして、容器内外の圧力がほぼ同圧になっ
た後には、容器内に空気が充満し、しかも容器内の空気
は温度が低くなって密度が高くなり、一方外部の空気は
温度が高くて密度が低いことから、容器の内外に空気が
流動しにくくなり、更には通気用連通部によって発揮さ
れる境膜摩擦抵抗及び粘性抵抗の作用によって、容器内
外の自由な空気の流動が実質的に遮断され、被予冷物の
鮮度が長時間にわたって保持される。
【0009】
【実施例】本発明に係る真空予冷用保冷容器の具体例を
添付の図面に基づき更に説明する。
【0010】図中1、2は合成樹脂発泡体から作成され
た容器本体と蓋体である。この保冷容器では、容器本体
1に蓋体2を気密状態で閉止できるように、その両者の
接合部に嵌合構造を設けている。図示した実施例では、
図1、図2に示すように容器本体1の側板3上面の内面
側に沿って凸条4を容器の全周に設けるとともに、蓋体
2の下面外周にこの凸条4に嵌合される凹条5を同じく
その全周に設けている。そして、この容器を閉蓋したと
きには、容器本体1側の凸条4に蓋体2側の凹条5が嵌
合されるのであるが、このとき両者の接合部間に閉蓋時
に容器の内外を連通させる通気用連通部6が形成され
る。この通気用連通部6は蓋体2の各辺にそれぞれ一箇
所づつ、四箇所設けられているが、それはその各辺のほ
ぼ中央から接合部の長さ方向に沿った側方に相対向させ
て平行にし、その側方側の一方の端部同士を連結させて
設けた凹溝からなる通気路7とこの通気路7の平行にな
ったその中央側の他方の端部から容器内と容器外に向け
て設けた内面側開口8と外面側開口9から構成されてい
る。そして、この通気用連通部6を構成する通気路7
は、図3、図4に示すように蓋体2下面の凹条5外側の
各辺のほぼ中央から側方に延び、その端部から直交して
蓋体2内部側に凹条5外側、凹条5外側面から凹条5底
面のほぼ中央に延び、更にその端部から直交して凹条5
底面のほぼ中央を折返し、各辺のほぼ中央で直交して蓋
体2内部側に凹条5底面から凹条5内側面に向けて凹溝
設け、又内面側開口8は通気路7の凹溝に連通させて
凹条5内側面を凹設させて設けるとともに、外面側開口
9は同じく通気路7の凹溝に連通させて蓋体2下面の凹
条5外側を凹設させて設けている。即ち、この図示した
実施例では、外面側開口9の背後に内面側開口8が位置
している。このように、通気用連通部6の通気路7を、
容器本体1と蓋体2との接合部の長さ方向に相対向させ
て平行にし、その一方の端部同士を連結させた形状、即
ち接合部の長さ方向に折返した平行状とすることで、通
気用連通部6の長さを充分に長くとることができると同
時に、通気路7が途中で折返すことで、真空予冷後の通
気用連通部6の通気抵抗が増し、予冷効果を長く持続さ
せることができる。更に、これら通気路7、内面側開口
8、外面側開口9のそれぞれの断面積は20〜80mm
、好ましくは30〜50mm、又これらの合計長さ
は50〜200mm、好ましくは100〜150mmの
範囲内にそれぞれ形成されている。これにより、容器内
外に圧力差がない場合には、境膜摩擦抵抗及び粘性抵抗
の作用によって、容器内外の自由な空気の流動が実質的
に遮断されるようにしている。ここで、通気用連通部6
の断面積が80mmを超える場合には、予冷操作や復
圧操作がしやすいものの、予冷操作後、温度が低くなっ
て密度が大きくなった容器内の空気が温度が高くて密度
の小さい外部の空気と置換しやすくなり、早期に予冷効
果が損なわれるおそれがある。一方、通気用連通部6の
断面積が20mmより小さい場合には、容器内の空気
の排気に抵抗が大きくなり真空予冷法による予冷操作が
しにくくなって、予冷操作にかかる時間が長くなる傾向
になり、更には予冷が不充分になるおそれがある。又、
通気用連通部6の長さが200mmを超える場合も又同
様のことが言える。一方、通気用連通部6の長さが50
mmより小さい場合には、容器内外の空気が置換されや
すくなる。そして、工業的に利用する場合、予冷操作に
かかる時間、容器内外の空気の置換困難性を考慮して、
通気用連通部6の断面積は30〜50mm、又その長
さは100〜15mmの範囲内にあるのが好ましいとい
う結果が種々の実験を重ねてわかった。
【0011】而して、こうした保冷容器の容器本体1内
に野菜、果物等の被予冷物を入れて蓋体2で閉止し、こ
れをそのまま真空チャンバー内に置き、この真空チャン
バー内を、例えば5mmHg程度に減圧させることで、
容器内の空気を通気路7、内面側開口8、外面側開口9
から構成される通気用連通部6を通じて外部に強制排気
させ、被予冷物の持っている水分の一部を蒸発させて気
化潜熱を奪い、被予冷物を、例えば2〜5℃程度に予冷
する。そして、閉蓋状態の容器内を減圧させる過程で
は、通気用連通部6を構成する壁面に薄く付着して流動
することのない空気層とここを流動する空気の間に生じ
る境膜摩擦抵抗及びここを空気が流動する際に生じる粘
性抵抗に抗して、容器内の強制排気が行われる。この予
冷操作の後、真空チャンバー内を復圧させると、容器外
の空気が前記したのと逆に通気用連通部6を通じて、容
器内に流入する。そして、容器内外の圧力がほぼ同圧に
なった後には、容器内に空気が充満し、しかも容器内の
空気は温度が低くなって密度が高くなり、一方外部の空
気は温度が高くて密度が低いことから、容器の内外に空
気が流動しにくくなり、更には通気用連通部6によって
発揮される境膜摩擦抵抗及び粘性抵抗の作用によって、
容器内外の自由な空気の流動が実質的に遮断され、被予
冷物の鮮度が長時間にわたって保持される。
【0012】次に、容器内に入れた被予冷物を真空予冷
法による予冷操作で予冷した後の保冷性能を、種々の容
器について比較実験した結果を図7に示している。この
実験結果については、縦軸に温度℃、横軸に時間hrを
表わしている。そして、図中は図1に示す容器と同態
様の発泡ポリスチレン55倍成形品よりなる外寸法が長
さ445mm、幅335mm、高さ175mm、内寸法
が長さ405mm、幅295mm、高さ135mm、即
ち肉厚が全て20mmの容器の容器本体1と蓋体2の接
合部の一方に通気用連通部6を図5に示すように凹溝
らなる通気路7の幅aを6mm、高さを6mm、その全
体長さbを100mmとするとともに、内面側開口8の
幅cを20mm、高さ2mm、長さdを15mm、又外
面側開口9の幅eを20mm、高さを2mm、長さfを
8mmにそれぞれして各辺にそれぞれ一箇所づつ、四箇
所設けた本発明に係る保冷容器、は図6に示す表層が
クラフトK220、中芯がSCP125、裏層がクラフ
トK250のAフルートからなる内寸法が長さ405m
m、幅295mm、高さ135mmでその短辺側の両側
面に幅70mm、高さ30mmの把手穴が設けられた段
ボール箱、はに示す容器と同様、発泡ポリスチレン
55倍成形品よりなる外寸法が長さ445mm、幅33
5mm、高さ175mm、内寸法が長さ405mm、幅
295mm、高さ135mmの容器の蓋体に直径10m
mの通気用の貫通口を四つ設けた従来の保冷容器を用い
た場合をそれぞれ示している。こうした保冷容器、段ボ
ール箱にそれぞれ中国野菜を3kg入れて予冷操作をし
た。その結果、図7の比較実験データからも被予冷物の
保冷性能が本発明に係るが顕著に優れるのがわかるの
である。
【0013】通常、こうした保冷容器では、野菜、果物
等の被予冷物を1〜6kg程度(特に2〜5Kgが多用され
る。) 入れて予冷操作を行っているが、内部に入れる被
予冷物の量や予冷するのに必要な蒸発水分量によって、
通気用連通部6の断面積の大きさ、長さ、又設ける数が
適宜設定されるのであるが、ごく普通に行われる30〜
45分程度の予冷操作時間を例にとって良好な具体例を
以下に例示している。
【0014】
【表1】
【0015】この表からもわかるように容器内部に入れ
る被予冷物の量によって決定される蒸発水分量に応じ
て、その量が多い場合には通気用連通部6の断面積を大
きくし、逆に少ない場合にはそれを小さくすればよい。
又、その断面積を大きくできない場合には、設ける数を
増すことで対処させる。
【0016】なお、上記のように通気路7を折返した平
行状に形成する場合、図示した実施例のように外面側開
口9の背後に内面側開口8を設ける他、通気路7を容器
の角部を含む位置に設けたり、内面側開口8と外面側開
口9の位置をずらせたり、容器本体1側に通気用連通部
6を設けることもできる。又、容器本体1と蓋体2の間
に設ける嵌合構造についても種々のものが利用可能であ
る。更に、内面側開口8、外面側開口9は開口又はスリ
ットに形成することもできる。そして、通気用連通部6
を設ける数はその断面積の大きさとの関係で、適宜決定
されるので特に制限はないが、目詰まりを考えて二箇所
以上、設けるのが好ましいと言える。又、通気用連通部
6は断面積を大きくする場合、その長さを長くし、又断
面積を小さくする場合、その長さを短くすることで対処
でき、前記したようにその設ける数や蒸発水分量との関
係で、これら通気用連通部6の断面積、長さを適宜決定
することが考慮される。更に、真空チャンバーの真空吸
引能力の大小によっても通気用連通部6の断面積、長さ
を適宜決定することが好ましいと言える。
【0017】そして、通気用連通部6は図示した実施例
のように凹溝からなる通気路7、内面側開口8、外面側
開口9の組合せから構成する他、嵌合構造の間の隙間、
内面側開口8、外面側開口9の組合せから構成すること
もできる。又、この他、パイプ材を容器内部に向けて立
設させたり、貫通口を設けたりすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】こうした本発明に係る真空予冷用保冷容
器では、内部に野菜、果物等の被予冷物を入れて閉蓋状
態のまま、予冷操作、又大気圧への復圧操作が可能とな
り、更には予冷後にテープ等による封着作業等が不要に
なることも相俟って、真空チャンバーを利用した真空予
冷法による予冷作業の顕著な効率化を図ることができ
る。又、予冷後には、容器内に空気を充満させて復圧さ
せるが、通気用連通部によって発揮される境膜摩擦抵抗
及び粘性抵抗の作用によって、容器内外の自由な空気の
流動が実質的に遮断され、しかも容器内の空気は温度が
低くなって密度が高くなり、一方外部の空気は温度が高
くて密度が低いことから、容器の内外に空気が流動しに
くくなり、更には内部に新しい酸素が供給されないこと
によって、被予冷物の温度上昇を最小限におさえ、鮮度
が長時間にわたって保持できる。更に、表面張力によっ
て容器内の水分が外部に漏出することがなく、容器の周
囲を汚すこともないのである。又、容器を閉蓋する場
合、通気用連通部は単なる通気路となり、閉蓋時の加圧
空気の逃げをも可能として、機械を用いた自動閉蓋作業
に好適なものとなる。
【0019】しかも、通気用連通部を構成する通気路と
して、容器本体と蓋体との接合部の長さ方向に相対向し
て平行にし、その一方の端部同士を連結させて折返した
平行状に形成してなるから、通気用連通部の長さを充分
に長くとることができると同時に通気路が途中で折返す
ことで、真空予冷後の通気用連通部の通気抵抗が増し、
予冷効果を長く持続させることができる。また、通気用
連通部は、例えば容器本体と蓋体の接合部に凹所を設
け、その接合部の長さ方向に凹溝を設ける等で形成で
き、容器の大きさや厚み、又はその成形性を何ら考慮す
ることなく、他の各種の容器と同様に成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空予冷用保冷容器の一例を示す
斜視図
【図2】この保冷容器の要部を示す縦断面図
【図3】蓋体の要部を示す底面図
【図4】通気用連通部を模式的に示す説明図
【図5】比較実験のための通気用連通部の大きさ関係を
示す説明図
【図6】段ボール箱を示す斜視図
【図7】真空予冷法による予冷操作の後の保冷性能の比
較実験データを示すグラフ
【図8】従来の保冷容器を示す斜視図
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋体 3 側板 4 凸条 5 凹条 6 通気用連通部 7 通気路 8 内面側開口 9 外面側開口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂発泡体製の容器本体と蓋体から
    り、容器本体と蓋体の接合部に嵌合構造を設け、該嵌
    合構造の適所に、容器本体と蓋体との接合部の長さ方向
    に相対向させて平行にし、その一方の端部同士を連結さ
    せて設けた通気路と、この通気路の平行になった他方の
    それぞれの端部から容器内と容器外に向けて内面側開口
    と外面側開口を設けることにより、閉蓋時に容器内外に
    連通する通気用連通部を形成してなる真空予冷用保冷容
    器。
  2. 【請求項2】 前記通気用連通部の断面積が20〜80
    mm で、長さが50〜200mmの範囲内である請求
    項1記載の真空予冷用保冷容器。
JP03152426A 1991-05-27 1991-05-27 真空予冷用保冷容器 Expired - Lifetime JP3089493B2 (ja)

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