JPS5841183Y2 - 生鮮物の低温輸送用容器 - Google Patents
生鮮物の低温輸送用容器Info
- Publication number
- JPS5841183Y2 JPS5841183Y2 JP7219779U JP7219779U JPS5841183Y2 JP S5841183 Y2 JPS5841183 Y2 JP S5841183Y2 JP 7219779 U JP7219779 U JP 7219779U JP 7219779 U JP7219779 U JP 7219779U JP S5841183 Y2 JPS5841183 Y2 JP S5841183Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container body
- container
- circulation groove
- lid
- inner lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Table Equipment (AREA)
- Stackable Containers (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は生鮮物の低温輸送用容器に関し、ドライアイ
ス使用による過冷却を避は得ると共にドライアイスによ
る炭酸ガスを収納部へ導入しないようにして炭酸ガス濃
度を過度に増大せぬようにしたものである。
ス使用による過冷却を避は得ると共にドライアイスによ
る炭酸ガスを収納部へ導入しないようにして炭酸ガス濃
度を過度に増大せぬようにしたものである。
従来より果実、疏菜その他の生鮮物（生鮮食品）の輸送
については、鮮度保持ないしは品質変化阻止等の目的で
種々の低温輸送を行なっていたもので、その一例として
ドライアイス使用による方法があるが、ドライアイスを
生鮮物と直接的に接し易い状態で用いると過冷却による
低温障害を生鮮物に生じ却って品質悪化を招来するおそ
れがあるほか、炭酸ガス濃度を過度に増大して輸送のた
めの容器内における空気組成の適正バランスを崩し、生
鮮物に悪影響を与え易い欠点があった。
については、鮮度保持ないしは品質変化阻止等の目的で
種々の低温輸送を行なっていたもので、その一例として
ドライアイス使用による方法があるが、ドライアイスを
生鮮物と直接的に接し易い状態で用いると過冷却による
低温障害を生鮮物に生じ却って品質悪化を招来するおそ
れがあるほか、炭酸ガス濃度を過度に増大して輸送のた
めの容器内における空気組成の適正バランスを崩し、生
鮮物に悪影響を与え易い欠点があった。
そのため生鮮物の低温輸送用容器としては、上記の欠点
を解消したものが要望されていた。
を解消したものが要望されていた。
そこで、この考案にあっては上記の欠点を全て解消でき
る低温輸送用容器を提供するものであり、その構成とし
ては、合成樹脂の発泡体にて形成された容器本体、中蓋
および外蓋を順次嵌合自在に組合せてなり、容器本体の
周壁部には収納部とは隔離した流通溝を貫通形威し、容
器本体の収納部を閉じた中蓋には上記の流通溝と通ずる
流通溝を貫通形威すると共に該流通溝と通ずるドライア
イス等の収納部を外蓋との間に形成し得るように構成し
たことを特徴としている。
る低温輸送用容器を提供するものであり、その構成とし
ては、合成樹脂の発泡体にて形成された容器本体、中蓋
および外蓋を順次嵌合自在に組合せてなり、容器本体の
周壁部には収納部とは隔離した流通溝を貫通形威し、容
器本体の収納部を閉じた中蓋には上記の流通溝と通ずる
流通溝を貫通形威すると共に該流通溝と通ずるドライア
イス等の収納部を外蓋との間に形成し得るように構成し
たことを特徴としている。
次いで、この考案の実施態様について図を参照しながら
以下に例示する。
以下に例示する。
１０は容器本体、２０は中蓋、３０は外蓋を示しており
、何れも発泡ポリスチレン等の合成樹脂の発泡体にて形
成されており、順次嵌合可能な形状を有しており、中蓋
２０は容器本体１０の収納部１１を閉塞できるようにし
てあり、中蓋２０には外蓋３０との間にドライアイス等
の収納部２１を形成できるようにしている。
、何れも発泡ポリスチレン等の合成樹脂の発泡体にて形
成されており、順次嵌合可能な形状を有しており、中蓋
２０は容器本体１０の収納部１１を閉塞できるようにし
てあり、中蓋２０には外蓋３０との間にドライアイス等
の収納部２１を形成できるようにしている。
さらに１２は容器本体１０の周壁部１３に収納部１１と
は隔離状に形成した冷気用の流通溝で、周壁部１３０強
度上の点からも流通溝１２を断続的に形成しておくのが
好ましい。
は隔離状に形成した冷気用の流通溝で、周壁部１３０強
度上の点からも流通溝１２を断続的に形成しておくのが
好ましい。
２２は中蓋２０に形成した流通溝であって、容器本体１
０の流通溝１２と通ずるように形成してあり、ドライア
イス等の収納部２１へ通じてドライアイス等の冷気を流
通し易くしている。
０の流通溝１２と通ずるように形成してあり、ドライア
イス等の収納部２１へ通じてドライアイス等の冷気を流
通し易くしている。
なお、容器本体１０は流通溝１２の下部を容器本体１０
の外方へ通ずるよう下部外周を欠除した図のごとき形状
にするか、外気への放出孔（図示せず）を部分的に形成
しておくと、冷気の流通を良くし、過剰冷却の防止上一
層好都合となる。
の外方へ通ずるよう下部外周を欠除した図のごとき形状
にするか、外気への放出孔（図示せず）を部分的に形成
しておくと、冷気の流通を良くし、過剰冷却の防止上一
層好都合となる。
また使用時に積重ねる場合には、最上部に位置するもの
にのみ第３図のごとく外蓋３０を嵌合し、下部に位置す
るものについては、中蓋２０上に上位の容器本体１０が
直接載るようにしておくと、流通溝１２．３２が上下に
連続して貫通した状態となり、ドライアイス等による冷
気の流通が一層良好になる。
にのみ第３図のごとく外蓋３０を嵌合し、下部に位置す
るものについては、中蓋２０上に上位の容器本体１０が
直接載るようにしておくと、流通溝１２．３２が上下に
連続して貫通した状態となり、ドライアイス等による冷
気の流通が一層良好になる。
次に第４図以下に中蓋の形状を変更した実施例について
述べる。
述べる。
中蓋２０は容器本体１０の周壁部１３の内縁に嵌合され
てあり、容器本体１０の内部へ完全に入り込んだ状態に
なっている。
てあり、容器本体１０の内部へ完全に入り込んだ状態に
なっている。
そして容器本体１０の周壁部１３に載置する中蓋２０の
周縁部を断続的に欠除してあり、該欠除した部分を冷気
の流通溝２２となすもので、中蓋２０中夫のドライアイ
ス等の収納部２１より欠除形成した流通溝２２を経て、
容器本体１０の周壁部１３に形成した流通溝１２へと通
じるようになっている。
周縁部を断続的に欠除してあり、該欠除した部分を冷気
の流通溝２２となすもので、中蓋２０中夫のドライアイ
ス等の収納部２１より欠除形成した流通溝２２を経て、
容器本体１０の周壁部１３に形成した流通溝１２へと通
じるようになっている。
また外蓋３０のうち中蓋２０の欠除形成した流通溝２２
に対応する個所に凹部３１を形成して冷気の流通を一層
良好にしている。
に対応する個所に凹部３１を形成して冷気の流通を一層
良好にしている。
上記のごとき中蓋２０を使用すれば、中蓋２０が容器本
体１０内に入り込んでいて外部へ露出していない為、容
器を積み重ねた場合でも容器本体１０の周壁部１３のみ
で荷重を支え中蓋２０には力が加わらないので中蓋２０
の強度はあまり要求されず、また断熱性の点でも外部か
らドライアイス等の収納部２１への伝熱を防ぎ好適とな
る。
体１０内に入り込んでいて外部へ露出していない為、容
器を積み重ねた場合でも容器本体１０の周壁部１３のみ
で荷重を支え中蓋２０には力が加わらないので中蓋２０
の強度はあまり要求されず、また断熱性の点でも外部か
らドライアイス等の収納部２１への伝熱を防ぎ好適とな
る。
なお、実施上、容器本体１０、中蓋２０および外蓋３０
を形成する合成樹脂の発泡体としては発泡ポリスチレン
のほか、ポリエチレン、ポリプロピレンその他種々の発
泡体にて形成できる。
を形成する合成樹脂の発泡体としては発泡ポリスチレン
のほか、ポリエチレン、ポリプロピレンその他種々の発
泡体にて形成できる。
以上のごとく、この考案によれば容器本体１０の周壁部
１３に流通溝１２を貫通形威し、また容器本体１０の収
納部１１を閉じた中蓋２０には上記の流通溝１２と通ず
る流通溝２２を貫通形成していて、中蓋２０と外蓋３０
間のドライアイス等の収納部２１と流通溝２２および流
通溝１２とが通ずるようにしているので、容器本体１０
の収納部１１に入れた果実、疏菜その他の生鮮物に対し
てはドライアイス等の収納部２１から真下の方向を冷却
するのみでなく周囲部から出来る丈万遍に冷却を行なえ
るもので、一部分に冷却が集中したりすることもなくな
り、過冷却を起すのを防ぎ、さらに容器本体１０の流通
溝１２は収納部１１とは隔離された状態で周壁部１３に
設けられていて、これはドライアイスによる炭酸ガスを
収納部１１へ導入しないもので、炭酸ガス濃度が過度に
増大したりするのを防いでいるものである。
１３に流通溝１２を貫通形威し、また容器本体１０の収
納部１１を閉じた中蓋２０には上記の流通溝１２と通ず
る流通溝２２を貫通形成していて、中蓋２０と外蓋３０
間のドライアイス等の収納部２１と流通溝２２および流
通溝１２とが通ずるようにしているので、容器本体１０
の収納部１１に入れた果実、疏菜その他の生鮮物に対し
てはドライアイス等の収納部２１から真下の方向を冷却
するのみでなく周囲部から出来る丈万遍に冷却を行なえ
るもので、一部分に冷却が集中したりすることもなくな
り、過冷却を起すのを防ぎ、さらに容器本体１０の流通
溝１２は収納部１１とは隔離された状態で周壁部１３に
設けられていて、これはドライアイスによる炭酸ガスを
収納部１１へ導入しないもので、炭酸ガス濃度が過度に
増大したりするのを防いでいるものである。
従って、生鮮物に対しては低温障害を起すことなく、収
納部における炭酸ガス過剰をも防止できるので、生鮮物
に対しては極めて良好な冷却状態で輸送ないしは保管さ
れるもので、非常に低温管理の難しい生椎茸などのキノ
コ類その他種々の生鮮物を品質低下させることなく収納
するのに好適な容器となり、生鮮物が活貝類生ウニ等の
いわゆる生き物であってもドライアイスから発生する炭
酸ガスによって活貝類等が死滅したりすることなく極め
て実用価値の高い容器として広く利用されるものである
。
納部における炭酸ガス過剰をも防止できるので、生鮮物
に対しては極めて良好な冷却状態で輸送ないしは保管さ
れるもので、非常に低温管理の難しい生椎茸などのキノ
コ類その他種々の生鮮物を品質低下させることなく収納
するのに好適な容器となり、生鮮物が活貝類生ウニ等の
いわゆる生き物であってもドライアイスから発生する炭
酸ガスによって活貝類等が死滅したりすることなく極め
て実用価値の高い容器として広く利用されるものである
。
図はこの考案の実施態様を例示するものであり、第１図
は断面図、第２図は容器本体の平面図、第３図は積重ね
た場合の断面図、第４図は中蓋の変更例の正面図、第５
図は平面図、第６図は容器全体の斜視図、第７図は積み
重ねた状態の断面図である。 １０・・・・・・容器本体、１１・・・・・・収納部、
１２・・・・・・流通溝、１３・・・・・・周壁部、２
０・・・・・・中蓋、２１・・・・・・ドライアイス等
の収納部、２２・・・・・・流通溝、３０・・・・・・
外蓋。
は断面図、第２図は容器本体の平面図、第３図は積重ね
た場合の断面図、第４図は中蓋の変更例の正面図、第５
図は平面図、第６図は容器全体の斜視図、第７図は積み
重ねた状態の断面図である。 １０・・・・・・容器本体、１１・・・・・・収納部、
１２・・・・・・流通溝、１３・・・・・・周壁部、２
０・・・・・・中蓋、２１・・・・・・ドライアイス等
の収納部、２２・・・・・・流通溝、３０・・・・・・
外蓋。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １１合酸相脂の発泡体にて形成された容器本体、中蓋お
よび外蓋を順次嵌合自在に組合せてなり、容器本体の周
壁部には収納部とは隔離された流通溝を貫通形威し、容
器本体の収納部を閉じた中蓋には上記の流通溝と通ずる
流通溝を貫通形威すると共に該流通溝と通ずるドライア
イス等の収納部を外蓋との間に形成し得るように構成し
たことを特徴とする生鮮物の低温輸送用容器。 ２０．容器本体は流通溝の下部を容器本体の外方へ通ず
るように形成してなる上記実用新案登録請求の範囲第１
項記載の生鮮物の低温輸送用容器。 ３、容器本体、中蓋および外蓋が発泡ポリスチレンにて
形成されてなる上記実用新案登録請求の範囲第１項記載
の生鮮物の低温輸送用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7219779U JPS5841183Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | 生鮮物の低温輸送用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7219779U JPS5841183Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | 生鮮物の低温輸送用容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55179178U JPS55179178U (ja) | 1980-12-23 |
| JPS5841183Y2 true JPS5841183Y2 (ja) | 1983-09-17 |
Family
ID=29305866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7219779U Expired JPS5841183Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | 生鮮物の低温輸送用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5841183Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59150763U (ja) * | 1983-03-29 | 1984-10-08 | 積水化成品工業株式会社 | 生鮮物の低温輸送用容器 |
| KR100354340B1 (ko) * | 1999-12-15 | 2002-09-28 | 이재희 | 식품 및 부패가능상품 포장 방법 및 용기 |
-
1979
- 1979-05-28 JP JP7219779U patent/JPS5841183Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55179178U (ja) | 1980-12-23 |
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