JPH0510199Y2 - - Google Patents

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JPH0510199Y2
JPH0510199Y2 JP9655488U JP9655488U JPH0510199Y2 JP H0510199 Y2 JPH0510199 Y2 JP H0510199Y2 JP 9655488 U JP9655488 U JP 9655488U JP 9655488 U JP9655488 U JP 9655488U JP H0510199 Y2 JPH0510199 Y2 JP H0510199Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は保冷剤の被覆構造に関する。
すなわち、生鮮食品等の保冷対象物を簡便に保
存したり、又保冷コンテナ等を用いず比較的近距
離で運搬したりするため、簡易クーラーその他の
保冷ボツクスが用いられているが、本考案は係る
保冷ボツクス内に保冷対象物とともに収納され
る、冷却用保冷剤の被覆構造に関するものであ
る。
「従来の技術」 第5図は従来例の使用状態を示す斜視説明図で
ある。
同図にも示すごとく保冷ボツクス内に収納され
た状態において、従来は保冷剤1の容器2上に鮮
魚等の保冷対象物3が例えば直接載置されてい
た。つまり保冷剤1を収めた容器2と保冷対象物
3とが、直接接触していた。
「考案が解決しようとする課題」 ところでこのような従来例にあつては、次に問
題が指摘されていた。
第1に、鮮魚等の保冷対象物3が凍結するとい
う指摘があつた。
すなわち保冷対象物3は、保冷剤1の容器2に
接触している部分だけが必要以上に集中的に冷却
され、もつてこのように直冷された接触部分を中
心に徐徐に凍結していまうことが多々あつた。そ
して係る凍結により、接触部分が容器2にそのま
までは分離不能にくつつき付着してしまうので、
事後保冷ボツクスから取り出す際両者を無理に分
離しようとすると、保冷対象物3が損傷してしま
い問題となつていた。又このような事態を回避す
るため解凍作業も行われていたが、係る解凍作業
には時間と手間がかかるという問題があつた。
第2に、鮮魚等の保冷対象物3の保冷状態が悪
いという指摘もあつた。
すなわち保冷剤1の容器2と保冷対象物3とが
直接接触しているため、空気層が介在せず保冷剤
1からの空気が塞がれ、もつて保冷ボツクス内に
おける冷気の循環が阻止されてしまうことにな
る。そこで保冷対象物3は、接触部分たる例えば
下側のみが集中的に冷却され凍結する反面、非接
触部分たる上側は冷却が不足し、もつてその上下
の温度差が大となる等保冷状態が悪いという問題
があつた。
従来例ではこのような点が指摘されていた。
本考案は、このような実情に鑑み上記従来例の
問題点を解決すべくなされたものであつて、保冷
対象物と保冷剤の容器間に、ハニカムコアと多数
の通気孔が形成されたシート体とを介在させるこ
とにより、保冷対象物が凍結することなくかつ均
一に保冷される、保冷剤の被覆構造を提案するこ
とを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本考案の技術的手段は、次
のとおりである。
この被覆構造は、保冷ボツクス内に保冷対象物
とともに収納される、冷却用保冷剤の被覆構造に
関する。
そして該保冷剤を収めた容器と、該容器を被覆
するハニカムコアと、該ハニカムコアの表面を覆
うシート体とを有してなつている。
該シート体には多数の通気孔が形成され、上記
保冷対象物を該通気孔を介した冷気により冷却す
るようになつている。
「作用」 本考案に係る保冷剤の被覆構造は、このような
手段によりなるので次のごとく作用する。
使用に際し、保冷ボツクス内に保冷対象物とと
もに収納された保冷剤は、その被覆構造を備えて
いる。従つて保冷対象物と保冷剤とは直接接触せ
ず、両者間には断熱性と通気性に優れたハニカム
コアと、多数の通気孔を備えたシート体とが、介
在している。
そこで第1に、保冷対象物が直接接触により直
冷されて凍結することは、確実に防止される。
又第2に、保冷剤からの冷気は、容器からハニ
カムコアを介した後、大部分がシート体の通気孔
から保冷ボツクス内に循環する。従つて保冷対象
物は、その上側、下側等を問わず均一に冷却され
て保冷される。
「実施例」 以下本考案を、図面に示すその実施例に基づい
て、詳細に説明する。
第1図は、本考案の実施例を示す縦断面図であ
る。第2図は同平面外観図である。第3図はその
保冷剤の容器の斜視図である。第4図はその使用
状態を示す一部を透視した斜視説明図である。
まずその構成等について説明する。
保冷剤1は、保冷ボツクス4内に保冷対象物3
とともに収納され、その冷却用として機能する。
すなわち保冷剤1としては、常温で液化し冷凍
すると固体化する。各種公知の薬剤が用いられ
る。又保冷ボツクス4は、開閉部を備え密閉され
た箱状をなし、その材質としては発泡スチロール
が代表的である。保冷対象物3としては、鮮魚が
代表的であるが(第4図参照)、その他各種の生
鮮食品その他の対象物が考えられる。
次にこの保冷剤1の被覆構造は、保冷剤1を収
めた容器2と、容器2を被覆する非金属材製のハ
ニカムコア5と、非金属材製のハニカムコア5の
表面を覆うシート体6とからなつている。
すなわち容器2は、密閉された平箱状をなし、
フレキシブルなもの又は固型的なもの等があり、
蓋7により開閉されて常温で保冷剤1の出し入れ
が行われる。ハニカムコア5は、対抗するセル壁
が平行をなす中空柱状のセルの平面的集合体であ
り、開口率が大で空気層が広く形成され、もつて
一般に断熱性と通気性に優れている。シート体6
としてはビニールシートその他が用いられ、多数
のパンチ穴等の貫通孔たる通気孔8が形成され
(第2図参照)、上記保冷対象物3をこの通気孔8
を介した冷気により冷却するようになつている。
なお図示例においては、ハニカムコア5は容器
2の上下面等全面を包んで被覆し、又これに伴い
ハニカムコア5の表面を覆うシート体6も、袋状
をなしハニカムコア5をパツキングしている。こ
のような図示例によると、多量の保冷対象物3が
保冷ボツクス4内に収納された際、係る保冷対象
物3の中間に各々挿入して用いることができると
いう利点がある。
しかし本考案はこのような図示例に限定される
ものではなく、ハニカムコア5が容器2の上下面
の一方のみを被覆し、シート体6も袋状でなく1
枚の平坦なものであつてもよい。
以上が構成等の説明である。
以下その動作等について説明する。
まず常温下で容器2内に収められた保冷剤1
は、予め冷凍される。
そして使用に際し、開閉部から保冷ボツクス4
内に鮮魚等の保冷対象物3とともに収納された保
冷剤1は、その被覆構造を備えている。
従つて保冷対象物3と保冷剤1の容器2とは直
接接触せず、両者間には断熱性と通気性に優れた
ハニカムコア5と、多数の通気孔8を備えたシー
ト体6とが、介在している。つまり保冷対象物3
は、保冷剤1の容器2上にハニカムコア5等を介
し、例えば載置される。
そこで第1に、従来のごとく保冷対象物3が保
冷剤1を収めた容器2に直接接触するようなこと
はなく、もつて保冷対象物3の直冷による凍結は
確実に防止される。
又第2に、保冷剤1からの冷気は、容器2から
非金属材製のハニカムコア5を介した後、大部分
がシート体6の通気孔8から保冷ボツクス4内に
循環し、保冷ボツクス4内がほぼ均一に冷却され
る。従つて保冷対象物3は、その上側、下側等を
問わず全体が均一に冷却されて保冷される。
又特に、この実施例においては、非金属材製の
ハニカムコア5が用いられているので、ハニカム
コア5のみが特に冷却されることはなく、したが
つて、シート体6上に直接載置された保冷対象物
3を完全に均一な温度で冷却することができる。
このようにして保冷対象物3は、確実に保冷さ
れた状態で、簡便に保存され又運搬等される。
以上が動作等の説明である。
「考案の効果」 本考案に係る保冷剤の被覆構造は、以上説明し
たごとく、保冷対象物と保冷剤の容器間に、ハニ
カムコアと多数の通気孔が形成されたシート体と
を介在させることにより、次の効果を発揮する。
第1に、保冷対象物の直冷による凍結が確実に
防止されることになる。そこで事後保冷ボツクス
から取り出す際、保冷対象物と保冷剤の容器とを
無理に分離させるようなこともなく、もつて保冷
対象物が損傷するという事態は回避される。又解
凍作業も不要で、時間と手間も省かれることにな
る。
又第2に、保冷対象物が均一に保冷されたその
保冷状態が良くなる。すなわち保冷対象物は、そ
の上側、下側等を問わず均一に冷却され、もつて
その上下の温度差も小さく保冷状態が著しく向上
することになる。
このようにこの種従来例に存した問題点が一掃
される等、本考案の発揮する効果は、顕著にして
大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る保冷剤の被覆構造の実
施例を示す、縦断面図である。第2図は、同平面
外観図である。第3図は、その保冷剤の容器の斜
視図である。第4図は、その使用状態を示す、一
部を透視した斜視説明図である。第5図は、従来
例の使用状態を示す、斜視説明図である。 1……保冷剤、2……容器、3……保冷対象
物、4……保冷ボツクス、5……ハニカムコア、
6……シート体、8……通気孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 保冷ボツクス内に保冷対象物とともに収納され
    る、冷却用保冷剤の被覆構造であつて、 該保冷剤を収めた容器と、該容器を被覆するハ
    ニカムコアと、該ハニカムコアの表面を覆うシー
    ト体とを有してなり、 該シート体には多数の通気孔が形成され、上記
    保冷対象物を該通気孔を介した冷気により冷却す
    ること、 を特徴とする保冷剤の被覆構造。
JP9655488U 1988-07-21 1988-07-21 Expired - Lifetime JPH0510199Y2 (ja)

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JP9655488U JPH0510199Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21

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JP9655488U JPH0510199Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21

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JPH0220070U JPH0220070U (ja) 1990-02-09
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