JPH0129496Y2 - - Google Patents

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JPH0129496Y2
JPH0129496Y2 JP1984118136U JP11813684U JPH0129496Y2 JP H0129496 Y2 JPH0129496 Y2 JP H0129496Y2 JP 1984118136 U JP1984118136 U JP 1984118136U JP 11813684 U JP11813684 U JP 11813684U JP H0129496 Y2 JPH0129496 Y2 JP H0129496Y2
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JP
Japan
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dry ice
cold storage
cooling
container body
cold
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JP1984118136U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、長時間すぐれた保冷機能を持続す
る性能をもつ簡易構造の冷却容器に関する。
〔従来の技術〕
ドライアイスは1気圧、−78.5℃の蒸気圧を有
する固体炭酸で、液相を経ることなしに直接気化
することから冷凍剤として古くから汎用されてい
るが、気化膨張率が高いうえに、冷却対象が食品
の場合には発生する炭酸ガスにより組織細胞に損
傷を与えるなど取扱いの上で留意しなければなら
ない点がある。
近時、ばん重の蓋部分にドライアイスを収納
し、直下の金属板を介して保冷する形式の冷却器
が提案されている。この構造は収納部分に炭酸ガ
スの排出孔が介設されているため上記したドライ
アイス取扱い上の構造改善はなされてはいるが、
ドライアイスの昇華速度が早いことから長時間に
亘つて十分な保冷効果を持続させることができ
ず、4〜5時間で保冷機能が消失する問題点があ
つた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は、上記従来構造の問題点を改善し、
一層の保冷強化と長時間十分な保冷効果を持続で
きる改良された冷却容器を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段、作用、実施例〕
図はこの考案の冷却容器を例示したもので、第
1図は側断面図、第2図は第1図のA方向の一部
切欠側面図である。図において、1は容器本体、
2は容器本体1に開閉自在に蝶着された上蓋であ
る。容器本体1および上蓋2は、例えばポリプロ
ピレン樹脂の外装3と発泡ポリスチレン樹脂のよ
うな断熱材内層4によつて構成される。上蓋2の
内面空間は、上側壁に複数個のガス抜き孔5を有
し下面に適宜な保持板6を装着した収納部位7が
設けられている。保持板6は、多孔プラスチツ
ク、金網など通気性のある材料で構成し、上蓋2
は第2図に例示したような上半分が蝶番8で開口
(一点破線表示)する手段をとることにより、少
なくとも一部を開口可能な構造に形成することが
望ましい。
収納部位7には、界面が接触する状態に上部に
ドライアイス9、下部に蓄冷剤10が装入され
る。下部に装入される蓄冷剤10は、液一固移相
冷媒が塩化ビニールのような樹脂膜で包装された
冷却媒介物で、例えばエスレン化工社製AQUA
−U(商標)が有効に用いられる。また、上部の
ドライアイス9は、塊状形のものを密充填するこ
ともできるが、一体形のブロツクを装入すること
が保冷持続化に有効である。装入に際し、ドライ
アイス9と蓄冷剤10の接触面は可及的に密着さ
せることが効果的である。
この考案は上記の構造を有するから、収納部位
7の蓄冷剤10の上部にドライアイス9を装入す
ると同時にドライアイスの冷気が蓄冷剤の冷媒成
分を急速固化しながら通気性保持板6を通つて容
器本体1内に下降流入を開始し、二種類の冷媒に
よる相乗冷却作用により迅速かつ効率的に内部保
冷する。冷却過程で、ドライアイスは発生する炭
酸ガスをガス抜き孔5から円滑に排出しつつ徐々
に消耗して保冷機能を低下させるが、蓄冷剤の冷
却作用がこの機能低下を巧みに補い十分な保冷効
果を持続する。
〔考案の効果〕
この考案の冷却装置によれば以下のような種種
の実用的効果がもたらされる。
(1) 収納部位にドライアイスと蓄冷剤が装入され
ているから相乗冷却作用により効率的な保冷効
果が発揮されるうえに、保冷持続時間が大巾に
延長する。この効果は、従来のドライアイスの
みによる冷却器が保冷温度5〜10℃、保冷持続
時間4〜5時間であるのに対し、この考案の冷
却容器によればドライアイス消失後も蓄冷剤が
機能する結果、約24時間に亘つて−5〜−10℃
の高保冷効果を持続させることができる。
(2) 構造が極めて簡単であるため携帯、運搬にも
便利であり、ドライアイスだけの詰めかえによ
り継続的に使用できるから低コストにより広汎
な用途分野に利用可能である。
(3) ドライアイスが蓄冷剤の上部に装入されてい
るため、直接被冷却物に接触することがない。
したがつて、組織細胞が破壊され易い食品に対
しても安全に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の冷却容器を例示した側断面
図、第2図は第1図のA方向の一部切欠断面図で
ある。 1……容器本体、2……上蓋、3……外装、4
……断熱材内層、5……ガス抜き孔、6……保持
板、7……収納部位、8……蝶番、9……ドライ
アイス、10……蓄冷剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器本体1に開閉自在に蝶着した上蓋2の内
    面空間に大気開放するガス抜き孔5を有する収
    納部位7を設けると共に、該収納部位に界面が
    接触する状態に上部にドライアイス9、下部に
    蓄冷剤10を積層状に装入してなり、該蓄冷剤
    を前記容器本体の開口面と隣接せしめたことを
    特徴とする冷却容器。 (2) 収納部位7の下面を通気性の保持板6で構成
    し、冷却剤10を該保持板を介して容器本体の
    開口面と隣接せしめると共に、上蓋2の少なく
    とも一部を開口可能な構造に形成したことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    冷却容器。
JP11813684U 1984-07-30 1984-07-30 冷却容器 Granted JPS6134083U (ja)

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JP11813684U JPS6134083U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 冷却容器

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JP11813684U JPS6134083U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 冷却容器

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Publication Number Publication Date
JPS6134083U JPS6134083U (ja) 1986-03-01
JPH0129496Y2 true JPH0129496Y2 (ja) 1989-09-07

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JP4556019B2 (ja) * 2002-05-24 2010-10-06 日本通運株式会社 配送用保冷容器
SE527546C2 (sv) * 2004-09-15 2006-04-04 Hans Bruce Sätt och anordning för säkerställande av temperaturhållning i det inre av en transportcontainer eller liknande
JP2006240684A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Inoac Corp 保冷ボックス
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JPS6134083U (ja) 1986-03-01

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