JPS5821431Y2 - 生鮮物輸送用容器 - Google Patents

生鮮物輸送用容器

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JPS5821431Y2
JPS5821431Y2 JP15866478U JP15866478U JPS5821431Y2 JP S5821431 Y2 JPS5821431 Y2 JP S5821431Y2 JP 15866478 U JP15866478 U JP 15866478U JP 15866478 U JP15866478 U JP 15866478U JP S5821431 Y2 JPS5821431 Y2 JP S5821431Y2
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JP
Japan
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container
lid
bottom plate
ice
inner lid
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JP15866478U
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JPS5574638U (ja
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「のぼる」 大井川
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は生鮮物、たとえば魚介類、海藻類、野菜、果実、
食肉、松茸などのきのこ類或は各種草花などを、産地か
ら消費地まで輸送するための輸送用容器に関する。
これらの生鮮物においては、鮮度の低下がそのま・商品
価値の低下に結びつき、鮮度低下の程度によっては、商
品としての価値を喪失してしまう場合さえ生じる。
したがって、生鮮物は産地における状態にできるだけ近
い状態で、消費地まで輸送することが望ましい訳である
が、これらの生鮮物の特性から、鮮度維持は極めて困難
である。
たとえば魚介類などの水産物を例にとると、これらの水
産物の多くは水分の含有量が多く、腐敗細菌、カビなど
の繁殖に好条件を与え、腐敗が起り易いうえに、体表面
に存在する不融和脂肪酸または融和脂肪酸が細菌の繁殖
に好適な条件を与え、蛋白質が変性し易いという特性を
有する。
さらに自己の内臓より発生する強い自己消化酵素により
自己消化を惹起し、鮮度が急激に低下する。
また生鮮物の中には、活貝類、エビ、ウニなどのように
、消費地まで生きたま・で輸送しなければならないもの
も存在する。
従来においても生鮮物を輸送するための手段として、発
泡スチロール等の断熱材からなる容器を用いることは既
に知られているが、従来の輸送容器は単なる容器と蓋の
みから戒り、収納した生鮮物の上に冷却のための氷を直
接配置して蓋により冷気の散逸を防ぐだけのものである
ため、冷却作用が平均的でなく、直接氷と触れる部分と
触れない部分とでは温度差を生ずると共に、氷が融ける
ことにより生ずる水分が生鮮物を水浸してしまい、水に
触れる部分は直接氷と触れる部分よりも冷却作用を受け
にくいために、鮮度を確実に維持できず、従って長時間
の輸送或は遠隔地への輸送には充分に適したものとは云
い難いという問題を有していた。
本考案はこれら生鮮物輸送上の諸問題を解決し、生鮮物
の鮮度低下を極力抑えつつ遠隔地に輸送し得るようにし
た輸送用容器を提供することを目的としたもので゛ある
以下本考案を図示に示す実施例について詳記すれば、第
1図は蓋板を取った状態の容器の斜視図であり1、第2
図は第1図のII −II線における断面図、第3図は
同じく第1図のlll−III線における断面図を示し
ている。
容器1は発泡スチロールなどの断熱材から成り、断面矩
形状の有底角筒形に成形され、開口部を形成する上縁の
内側には、蓋板2の裏面保合部3が嵌合する係止段部4
が設けられると共に、内周面には前記係止段部4から底
板5の方向にかけて、冷気導通用の凹溝6が全周面に互
って等間隔に凹設されている。
また容器1の底板5の表面には複数本の同じ高さの隔離
片7が突設されていて、この隔離片7の上には容器1の
内周面よりも僅かに小形の中底板8を、容器内周面との
間に間隙9が設けられるように載置して、該中底板8の
下面に貯水室10が設けられるようになっている。
なお前記の隔離片7は容器1の成形に際して底板5と一
体に突出成形することが望ましいが、底板5は平坦に成
形してその後別途棒状もしくは塊状の隔離片を配置する
ようにしてもよい。
また隔離片7は図示の実施例において突条のものとした
が、突条に限らず、山形の突起であってもよい。
前記中底板8の上には適宜生鮮物を納めるための収納室
11が形成されるが、容器1の開口部には蓋板2の施蓋
に先立って、中蓋12が施蓋される。
この中蓋12は、外周部に容器上縁に嵌合される断面鉤
形の係合部13を有すると共に、中央部には皿形の受氷
部14が凹設されるように一体に成形されている。
この場合前記係合部13と受氷部14との間には前記容
器1上縁部における係止段部4上に係合される段部15
が設けられると共に、受氷部14の側面が容器内周面と
の間に間隙17が設けられるような水平段部16が周設
され、この水平段部16には多数の冷気導通用の透孔1
8が穿設されている。
また受氷部14の表面には補強用のリブを兼ねる凹溝1
9が対角線状に設けられ、この凹溝19の先端が位置す
る受氷部の四隅に排水孔20が夫々開設されている。
なお上記実施例においては、容器1の上縁内側に蓋板2
の裏面保合部3が嵌合する係止段部4を設けた・めに、
中蓋12においても該係止段部4に係合する段部15を
設けたが、これら容器1の係止段部4及び中蓋12の段
部15は必らずしも必要ではなく、第5図に示す如く、
中蓋12は鉤形係合部13と受氷部14との間に容器内
周面と受氷部14とを隔てるための透孔18を穿設した
水平段部16が設けられるようになっていればよい。
本考案に係る生鮮物輸送用容器は上記の如き構造から成
り、使用に際してはまず蓋板2及び中蓋12を容器開口
部より取外し、内部の中底板8上の生鮮物収納室11内
に生鮮物を収納した後、中蓋12を施蓋して受氷部14
に氷21もしくはドライアイスを載置し、この状態で蓋
板2を施蓋して発送する。
なお前記の氷21は破砕された氷であってもよいが、好
ましくは予め受氷部14内に収納される大きさとなるよ
うに製氷した板状の氷を用いることが望ましい。
またこの板状の氷は通常の氷であってもよいが、特殊な
製法により開発された通常の氷よりも冷気の低い氷を用
いることもできる。
本考案に係る容器においては、容器底板上に隔離片7を
介して中底板8を設けることにより、底板上に貯水室1
0を設けると共に、容器開口部には冷却材21を載置し
た中蓋12を設けるようにした・め、冷却材21の冷気
を生鮮物収納室11内の生鮮物に対して均等に作用せし
めることができ、解凍した水分が生鮮物に付着して水び
たしにすることを防ぐことができる。
即ち本考案では中蓋12に設ける受氷部14を、水平段
部16によって容器内周面と間隙17を隔てるように設
け、この水平段部に多数の透孔18を穿設した・め、受
氷部14上の冷却材21より発散される冷気が受氷部周
囲の透孔18を通って生鮮物の周囲に平均的に作用させ
ることができる。
この場合実施例に示した如く容器内周面に縦形の凹溝6
を設けることによって、前記の降下冷気の導入をより効
果的に行なうことができる。
また中蓋12は係合部13によって確実に容器開口部に
支持されると共に、容器の強度を増大することができ、
更に冷気は専ら受氷部14の周囲の前記透孔18より生
鮮物の周囲に作用し、受氷部14の表面には四隅に設け
た排水孔20のみしか有さないために、解凍により生ず
る水滴が直接生鮮物上に滴下せず、生鮮物を濡らすこと
がなく、排水孔20より滴下する水及び生鮮物自体より
抽水される水分は中底板8の周囲の間隙9を経て貯水部
10内に導入貯溜するので、これらの水分を生鮮物と隔
絶し、生鮮物が輸送の途中において水浸しになることを
確実に防ぐことができる。
このように本考案に係る容器を用いることによって、冷
気の生鮮物に対する平均的な付与作用及び解凍水分の付
着作用を防止することができ、従来の輸送容器に比較し
て、生鮮物における細菌の繁殖を著しく有効に抑制する
と共に、鮮度の維持を確実に行なえる状態で遠隔地へ輸
送することができる外、家庭に備えておくことにより簡
便な冷蔵庫としても利用できる等の効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る輸送用容器の斜視図、第2図は第
1図のII −II線における拡大断面図、第3図は同
じく第1図のlll−III線における断面図、第4図
は中蓋の一隅を拡大して示した平面図であり、第5図は
第2図と同じ状態における他の実施例を示す拡大断面図
である。 図において、1・・・・・・容器、2・・・・・・蓋板
、3・・・・・・蓋板裏面係合部、4・・・・・・係止
段部、5・・・・・・底板、6・・・・・・冷気導通用
凹溝、7・・・・・・隔離片、8・・・・・・貯水室、
9・・・・・・間隙、10・・・・・・貯水室、11・
・・・・・生鮮物収納室、12・・・・・・中蓋、13
・・・・・・係合部、14・・・・・・受氷部、15・
・・・・・段部、16・・・・・・水平段部、17・・
・・・・間隙、18・・・・・・透孔、19・・・・・
・排水導入用凹溝、20・・・・・・排水孔、21・・
・・・・冷却材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発泡スチロール等の断熱材から戊る容器の底板上に該容
    器内周面より小形の中底板を隔離片を介して設けること
    により、前記底板上に貯水室を形成すると共に、容器開
    口部には外周部に容器上縁に係止される保合部、中央部
    には多数の透孔を穿設した水平段部によって容器内周面
    との間に間隙を隔てられた受氷部を有する中蓋を施蓋し
    、この中蓋上に断熱材から成る蓋板が施蓋されるように
    したことを特徴とする生鮮物輸送用容器。
JP15866478U 1978-11-20 1978-11-20 生鮮物輸送用容器 Expired JPS5821431Y2 (ja)

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JP15866478U JPS5821431Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 生鮮物輸送用容器

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JP15866478U JPS5821431Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 生鮮物輸送用容器

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Publication Number Publication Date
JPS5574638U JPS5574638U (ja) 1980-05-22
JPS5821431Y2 true JPS5821431Y2 (ja) 1983-05-06

Family

ID=29150743

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7322310B1 (ja) * 2023-02-20 2023-08-07 幸聖 堀口 冷却保湿盆状体、冷却保湿器具、冷却保湿飼育ケース、及び冷却保湿飼育ケースを用いた昆虫の飼育方法。

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JPS5574638U (ja) 1980-05-22

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