JPH07279742A - 内燃機関用吸入空気量センサの故障検出装置 - Google Patents

内燃機関用吸入空気量センサの故障検出装置

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JPH07279742A
JPH07279742A JP6073225A JP7322594A JPH07279742A JP H07279742 A JPH07279742 A JP H07279742A JP 6073225 A JP6073225 A JP 6073225A JP 7322594 A JP7322594 A JP 7322594A JP H07279742 A JPH07279742 A JP H07279742A
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Takehiko Terada
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間変化に対するセンサの劣化と故障とを検
出する。 【構成】 ECU7内の運転状態検出装置5にて所定運
転状態にあるか否かが判断される。所定運転状態にある
とき最初に故障診断装置17にてバイパス弁3の故障が
検出される。バイパス弁3が故障していないと判断され
た場合、応答性演算装置18にてエアフロセンサ1の故
障が検出される。エアフロセンサ1の故障検出は、内燃
機関が所定運転状態でエアコンのスイッチがOFFから
ONになったときエアコンの負荷に応じた所定開度Δθ
1 だけ開かれた際に、エアフロセンサ出力qが所定値q
1 に到達する時間Δtが計測されることにより実施され
る。エアフロセンサ1の故障はこのエアフロセンサ出力
qが所定値q1 に到達する時間Δtが所定値tthより大
きいと判断された場合である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用吸入空気量セ
ンサの故障検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からある吸入空気量センサの故障を
検出するものとして、例えば特開昭55−164312
号公報に開示されるものがある。これは吸入空気量を検
出するセンサの出力の基準値を外れた回数が所定回数を
越えたときセンサの異常状態と判断するものである。
【0003】また特開平3−23346号公報に開示さ
れるものは運転状態に応じた吸入空気量の学習された初
期値とその後の変化量とからセンサの特性劣化に応じた
吸入空気量を算出し、学習値を更新していくものであ
る。そして特開昭59−60067号公報に開示される
ものはセンサからの信号が所定範囲を越えた値をとった
ときにセンサを異常状態と判断するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術はいず
れもセンサの出力信号の時間経過に伴った変化を考慮し
たものではないため、センサ出力の時間変化がある内燃
機関の加減速時、すなわちセンサの動特性(応答性)の
劣化、故障を検出していない。実際の吸入空気量を検出
するセンサは吸入空気量を変えるように吸入空気量を制
御する制御弁の開度が変化したあとその吸入空気量の変
化を伝える信号が出力されるまでに時間がかかる。この
時間が応答性と関係するものであり、この応答性を考慮
に入れて設計がなされる。
【0005】しかし劣化等の原因でセンサのこの応答性
が低下した場合、例えば内燃機関を搭載した車両の加速
時において実際の吸入空気量が増加したのにもかかわら
ず、この時点でセンサは実際の吸入空気量よりも少ない
値を出力するので、吸入空気量は少ないと判断される。
よって空燃比はリーン側に偏りドライバビリティが悪化
するという問題がある。
【0006】また減速時においては実際の吸入空気量は
減少しているのにもかかわらず、この時点で逆にセンサ
は実際の吸入空気量よりも大きい値を出力するので、吸
入空気量は多いと判断される。よって空燃比はリッチ側
に偏り燃費と排ガス量とが悪化するという問題がある。
このため本発明はセンサの応答性に対する劣化と故障と
を簡易な方法で検出することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、図13に示すように、内燃機関の吸入
空気量を検出し、検出された吸入空気量に対応した信号
を出力する吸入空気量センサと、所定の負荷に応じて所
定量だけ吸入空気量を可変制御する吸入空気量制御手段
と、前記吸入空気量センサの出力値を検出し、前記吸入
空気量制御手段が駆動している過程のある2点の出力値
とその2点の出力値の間の時間とを用いて、前記吸入空
気量センサの故障と判断するセンサ故障判断手段とを備
える内燃機関用吸入空気量センサの故障検出装置を提供
するものである。
【0008】また前記センサ故障判断装置において、前
記吸入空気量センサの2点の出力値は特定の大きさの2
点であり、前記特定の2点間の時間が第1の所定時間よ
り大きいときを前記吸入空気量センサの故障と判断して
もよい。また前記センサ故障判断手段において、前記求
めた2点の出力値の時間は一定であり、この2点間の出
力値の差の絶対値が第1の所定値以下のとき前記吸入空
気量センサの故障と判断してもよい。
【0009】また前記センサ故障判断手段において、前
記吸入空気量が予め定められた所定の状態にあるときに
前記吸入空気量制御手段が駆動されてから一定時間後の
前記吸入空気量センサの出力値と第2の所定値とを比較
して前記吸入空気量センサの故障と判断してもよい。ま
た前記センサ故障判断手段において、前記吸入空気量制
御手段が駆動している過程の前記2点の出力値は複数組
あり、その2点間はすべて一定の時間であり、2点間の
出力値の差の、その時間に対する比の最大値が第3の所
定値より小さい場合前記吸入空気量センサの故障と判断
してもよい。
【0010】また前記吸入空気量制御手段により、所定
量だけ吸入空気量を可変制御する際に、所定の駆動量だ
け駆動される時間を検出し、この検出された時間が第2
の所定時間よりも大きい場合は吸入空気量制御手段が故
障していると判断する吸入空気量制御手段故障判断手段
を備え、該吸入空気量制御手段故障判断手段が前記吸入
空気量制御手段の故障を判断したとき前記センサ故障判
断手段による故障判断を中止してもよい。
【0011】また前記センサ故障判断手段が故障判断す
る際の前記吸入空気量制御手段の駆動と前記吸入空気量
制御手段故障判断手段が故障判断する際の前記吸入空気
量制御手段の駆動とを同時に行ってもよい。また前記セ
ンサ故障判断手段および前記吸入空気量制御手段故障判
断手段による故障判断は、内燃機関がアイドリング状態
で、回転数が目標回転数と等しく、暖機状態であるとき
に行われてもよい。
【0012】また前記吸入空気量制御手段は内燃機関の
アイドリング時の回転数を制御するものでもよい。
【0013】
【作用】前記構成よりなる本発明は、吸入空気量センサ
により内燃機関の吸入空気量を検出し、検出された吸入
空気量に対応した信号を出力する。また、吸入空気量制
御手段により内燃機関に所定の負荷が加わったとき、所
定の負荷に応じて所定の駆動量だけ駆動して吸入空気量
を可変制御する。そして、センサ故障判断手段は吸入空
気量センサの出力値を検出し、吸入空気量制御手段が駆
動している過程のある2点の出力値と、その2点の出力
の間の時間を用いて吸入空気量センサの故障を判断す
る。
【0014】これにより時間変化に対する吸入空気量セ
ンサの劣化と故障とが検出される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を適用した吸入空気量センサの
故障検出装置の実施例を図面を用いて説明する。図1は
本発明に係る内燃機関周辺の構成図を示した図である。
この内燃機関4には吸入空気の通路として、図示されな
いアクセルペダルと連動して開閉されるスロットルバル
ブ16を途中に備える主吸気通路15が具備されてい
る。この主吸気通路15にはスロットルバルブ16の開
度を検出するスロットル開度センサ12が備えつけられ
ている。また内燃機関4は吸入空気の通路として、アイ
ドル時の吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段をな
すバイパス弁3を途中に備えるバイパス吸気通路11を
も備えている。このバイパス吸気通路11はスロットル
バルブ16をバイパスするように備えられている。
【0016】これら主吸気通路15およびバイパス吸気
通路11の吸気の上流側には吸入空気量を検出する吸入
空気量センサをなすエアフロセンサ1が備えつけられて
いる。本実施例はこのエアフロセンサ1の故障を検出す
るものである。このエアフロセンサ1により、検出され
た吸入空気量に基づく信号が電子制御ユニット(EC
U)7に入力されて燃料噴射量が算出され、算出された
値に基づく量の燃料が燃料噴射弁6から噴射される。
【0017】またスロットルバルブ16の開度を検出す
るスロットル開度センサ12、内燃機関4の回転数を検
出する回転数センサ13、内燃機関4の冷却水の温度を
検出する冷却水温センサ14等の内燃機関4の運転状態
を表した各種信号がECU7に入力され、内燃機関4が
エアフロセンサ1の故障を検出するのに相応しい所定運
転状態が検出される。
【0018】ここで所定運転状態とは故障検出に際し内
燃機関4の通常の運転に支障が与えられず、しかも内燃
機関4の運転が安定している状態である。本実施例で
は、(1)内燃機関4が完全に暖機された後であるこ
と、(2)スロットルバルブ16が全閉状態にあるこ
と、(3)変速のギヤがONとOFFとの間の過渡状態
にないこと(ONもしくはOFF状態)、(4)エアコ
ン等の補機類がONとOFFとの間の過渡状態にないこ
と(ONもしくはOFF状態)、以上をその条件として
いる。すなわち内燃機関4がアイドル状態で、その回転
数が目標回転数で安定している状態を選んでいる。
【0019】またバイパス弁3の故障を検出するために
バイパス弁3の開度信号がECU7に入力され、バイパ
ス弁3の故障が検出される。もしバイパス弁3が故障の
状態と判断されたとき、正確な応答性の判断が困難であ
るのでエアフロセンサ1の故障判断は中止される。エア
フロセンサ1の応答性に関する故障の判断はバイパス弁
3が正常時に所定運転状態が検出されたのち行われる。
まずエアフロセンサ1の出力とバイパス弁3の開度とに
基づいて応答性が演算され、演算結果によりエアフロセ
ンサ1の劣化、故障が判断される。
【0020】図2、図3は本発明の第1実施例にかかる
エアフロセンサ1の故障判断処理を示したフローチャー
トである。この処理は図示されないイグニッション(I
G)スイッチがONのときなどに、先述で述べた内燃機
関4が所定運転状態にある場合において、特定の補機類
がONされるときなどバイパス弁3が特定の開度だけ開
かれるタイミングで故障検出が行われる。例えば本実施
例はエアコンのスイッチが入れられたときに故障検出が
行われるように設定されているとする。つまり本実施例
では所定開度Δθはエアコンの負荷に応じた値で設定さ
れているとする。
【0021】この処理はまず所定運転状態にあるか否か
が判断される。所定運転状態にあるときエアコンのスイ
ッチがOFFからONになったならば最初にバイパス弁
3の故障が検出される。バイパス弁3が故障していない
と判断された場合、再び所定運転状態にあるか否かが判
断され、所定運転状態にあるときエアコンのスイッチが
OFFからONになったならば次にエアフロセンサ1の
故障が検出される。ここでバイパス弁3が故障している
と判断された場合エアフロセンサ1の故障検出は行わな
い。これはエアフロセンサ1の故障検出はバイパス弁3
を用いるためであり、バイパス弁3が故障している場合
エアフロセンサ1の故障検出が正確にできないからであ
る。
【0022】バイパス弁3の故障判断としてエアコンの
スイッチがONされたとき、バイパス弁3がエアコンの
負荷に応じた所定開度Δθだけ開かれ、所定開度Δθだ
け開かれる時間ΔtV が計測される。この所定開度Δθ
だけ開かれる時間ΔtV が所定時間(第2の所定時間)
を越えなかったときはバイパス弁3が正常であると判断
される。
【0023】そしてエアフロセンサ1の故障判断として
エアコンのスイッチがONされたとき、エアコンの負荷
に応じた所定開度Δθだけバイパス弁3が開かれてエア
フロセンサ出力qが所定値qa に到達する時間Δtが計
測される。このエアフロセンサ出力qが所定値qa に到
達する時間Δtが所定時間tth(第1の所定時間)より
大きいと判断された場合、エアフロセンサ1が故障して
いると判断される。
【0024】次にこのフローチャートの各ステップにつ
いて説明する。まずステップ101からステップ103
にてバイパス弁3の故障を検出するために内燃機関4が
所定運転状態であるか否かが判断される。ステップ10
1にてスロットルバルブ16の開度が全閉状態である
か、ステップ102にて内燃機関4の回転数がアイドル
時の目標回転数であるか、ステップ103にて冷却水温
が暖機時に相当する水温であるかが判断される。つまり
ステップ101からステップ103にて内燃機関4が故
障検出にふさわしい状態である所定運転状態かが判断さ
れる。ここで所定運転状態とは先述で述べた通常の運転
に支障を与えず、しかも内燃機関4の回転数が安定した
状態とする。このときのエアフロセンサ出力qはq0
する。
【0025】ステップ101からステップ103にて所
定運転状態にないと判断された場合、つまりステップ1
01からステップ103の条件に1つでもあてはまらな
いと判断された場合、所定運転状態になるまでこのステ
ップ101からステップ103の処理が繰り返される。
次のステップ104からステップ109にてバイパス弁
3の故障が検出される。
【0026】ステップ101からステップ103で所定
運転状態と判断された場合、ステップ104にてエアコ
ンのスイッチがOFFからONに変わったか否かが判断
される。エアコンのスイッチがONされていない場合、
所定運転の状態でエアコンのスイッチが入れられるまで
ステップ101に戻る。ステップ104でエアコンのス
イッチが入れられたと判断された場合、ステップ105
にてエアコンの負荷に応じた所定開度Δθだけバイパス
弁3が開かれる。そしてステップ106にてバイパス弁
3がΔθだけ開かれるまでに要する時間ΔtV が計測さ
れる。本実施例ではこの時間ΔtV の計測はエアコンの
スイッチが入れられたときからバイパス弁3が所定開度
Δθ開かれたことを示す開度信号が検出されるまでにカ
ウントされるタイマのカウント値に基づくものである。
【0027】ステップ107にてこのΔθだけ開かれる
までに要する時間ΔtV が所定時間(本実施例では10
ms)を越えているか否かが判断される。所定時間より
大きいと判断された場合はバイパス弁3の開きが所定時
間より遅いので、ステップ109にてバイパス弁3が故
障していると判断される。エアフロセンサ1の故障検出
はバイパス弁3を用いて行うのでバイパス弁3が故障し
ていると判断された場合、エアフロセンサ1の故障検出
は行われない。
【0028】ステップ109にてバイパス弁3が故障し
ていると判断された場合、運転者にバイパス弁3の故障
を知らせるなどバイパス弁3の故障時になされる所定の
手続きが行われる。そしてバイパス弁3が一時的な故障
状態(バイパス弁3に氷が付着し、回動性が悪くなる、
など)が考えられるのでステップ101にもどり、再び
バイパス弁3の故障検出が行われる。
【0029】ステップ107にてΔθだけ開かれるまで
に要する時間ΔtV が所定時間より小さいと判断された
場合、ステップ108にてバイパス弁3が正常であると
判断され、エアフロセンサ1の故障検出がなされるよう
にステップ110に進む(以上、吸入空気量制御手段故
障判断手段)。ステップ110からステップ112にて
今度はエアフロセンサ1の故障を検出するために、ステ
ップ101からステップ103と同様に内燃機関4が所
定運転状態であるか否かが判断される。
【0030】ステップ110にてスロットルバルブ16
の開度が全閉状態であるか、ステップ111にて内燃機
関4の回転数がアイドル時の目標回転数であるか、ステ
ップ112にて冷却水温が暖機時に相当する水温である
かが判断される。つまりステップ110からステップ1
12にて内燃機関4が故障検出にふさわしい状態である
所定運転状態かが判断される。このときのエアフロセン
サ出力qもq0 でなる。
【0031】ステップ110からステップ112にて所
定運転状態にないと判断された場合、つまりステップ1
10からステップ112の条件に1つでもあてはまらな
いと判断された場合、所定運転状態になるまでこのステ
ップ110からステップ112の処理が繰り返される。
以下、ステップ113からステップ117にてエアフロ
センサ1の故障検出が行われる。
【0032】ステップ110からステップ112で所定
運転状態と判断された場合、ステップ113にてエアコ
ンのスイッチがOFFからONされたか否かが判断され
る。エアコンのスイッチがONされていない場合、ふた
たび所定運転の状態でエアコンのスイッチが入れられる
までステップ110に戻る。ステップ113でエアコン
のスイッチが入れられたと判断された場合、ステップ1
14にてエアコンの負荷に応じた所定開度Δθだけバイ
パス弁3が開かれる。
【0033】そしてステップ115にてエアフロセンサ
1の故障判断として、バイパス弁3が開かれ始めてか
ら、エアフロセンサ出力qが所定値qa に達するまでの
時間Δtが計測される。この時間Δtはバイパス弁3が
開かれはじめてからエアフロセンサ出力qが所定値qa
に達した時点までにカウントされるタイマのカウント数
に基づくものである。
【0034】ここで所定値qa も外部負荷(本実施例で
はエアコン)に応じた値である。例えばバイパス弁3が
正常であるとき所定開度Δθだけ開かれた際に最終的に
エアフロセンサ1の出力がq’に収束する場合、所定値
a はq’以下の値であればよい。本実施例ではqa
q’として考えている。そしてステップ116にて、ス
テップ115で計測されたエアフロセンサ出力qが所定
値qa に達するまでの時間Δtが所定時間tthより大き
いか否かが判断される。
【0035】所定時間tthはエアフロセンサ1の正常時
にエアフロセンサ出力qが所定値q a に達するまでの時
間Δt程度の時間である。所定時間tthより大きいと判
断された場合はエアフロセンサ1の応答性が悪いのでス
テップ117にてエアフロセンサ1が故障であると判断
される。よって運転者にエアフロセンサ1の故障を知ら
せるなどエアフロセンサ1の故障時に実施される所定の
手続きが実施される。
【0036】ステップ116で計測された時間Δtが所
定時間tthより小さいと判断された場合、エアフロセン
サ1は正常とされ、再びエアフロセンサ1の故障を検出
するためにステップ101にもどる(以上、センサ故障
判断手段)。本実施例ではエアコンがONされたときバ
イパス弁3が一度エアコンの負荷に応じた所定開度Δθ
だけ開かれ、バイパス弁3の故障検出が行われたあと、
再度エアコンがONされバイパス弁3が所定開度Δθだ
け開かれたときにエアフロセンサ1の故障検出を行う構
成になっている。このエアコンが作動したときに故障検
出が行われる場合のバイパス弁3の開度の挙動とエアフ
ロセンサ出力の挙動とを図4に示す。
【0037】内燃機関4は所定運転状態にあるとする。
このときエアフロセンサ1の出力がq0 (本実施例では
8m3 /h)とする。まずエアコンのスイッチがONさ
れたとき(時刻T1 )バイパス弁3の開度制御が実行さ
れ、バイパス弁3がエアコンの負荷に応じた所定開度Δ
θ(本実施例では0.7m3 /h増量相当分)だけ開か
れた(時刻T2 )とする(ステップ105)。このとき
所定開度Δθ開かれる時間ΔtV (=T2 −T1 )が計
測される(ステップ106)。
【0038】計測された所定開度Δθ開かれる時間Δt
V と所定時間(本実施例では10ms)との比較に基づ
いてバイパス弁3の故障検出が行われる(ステップ10
7)。そしてここではバイパス弁3が故障していないと
判断された(ステップ108)とする。その後エアコン
のスイッチがOFFされ(時刻T3 )、エアフロセンサ
出力qがそれに遅れて内燃機関4が所定運転状態にある
ときのエアフロセンサ出力q0になる(時刻T4 )。バ
イパス弁3が正常であることが検出できたので、次回の
所定運転状態にエアコンのスイッチがONされるまでエ
アフロセンサ1の故障検出は行われない。
【0039】そして次に所定運転状態になり、エアコン
スイッチがONされたとき(時刻T 5 )、再びバイパス
弁3がエアコンに応じた所定開度Δθだけ開かれ(ステ
ップ114)、それに遅れてエアフロセンサ出力qがq
0 からqa (本実施例では8.7m3 /h増量相当分)
になる(時刻T6 )。そしてこのバイパス弁3が開かれ
てからエアフロセンサ出力qがqa になるまでの時間Δ
t(=T6 −T5 )が計測される(ステップ115)。
計測されたエアフロセンサ出力qがqa になるまでの時
間Δtが所定時間tth(本実施例では50ms)より大
きいか否かが判断され(ステップ116)、大きい場合
エアフロセンサの故障と判断される(ステップ11
7)。
【0040】しかし1回目(ステップ105)および2
回目(ステップ113)のバイパス弁3が開かれる時は
同じ補機類である必要がなく、それぞれ別の補機類の作
動によるバイパス弁3の開度変化によりバイパス弁3と
エアフロセンサ1の故障検出が実施されてもよい。例え
ば一回目のバイパス弁3が開かれるとき作動した補機類
をエアコン、2回目のバイパス弁3が開かれたとき作動
した補機類を電動ファン(FAN)とする。このときの
バイパス弁3の開度の挙動とエアフロセンサ出力の挙動
とを図5に示す。
【0041】1回目のバイパス弁3の開度制御が実行さ
れ(時刻T7 )、バイパス弁3がエアコンの負荷に応じ
た所定開度Δθだけ開かれたとする(ステップ104、
時刻T8 )。このとき所定開度Δθだけ開かれる時間Δ
V (=T8 −T7 )が計測される(ステップ10
5)。計測された所定開度Δθだけ開かれる時間ΔtV
と所定時間との比較に基づいてバイパス弁3の故障検出
が行われる(ステップ106)。そしてここではバイパ
ス弁3が故障していないと判断された(ステップ10
7)とする。
【0042】エアコンがOFFされたとすると、バイパ
ス弁3が所定開度Δθだけ閉じられ(時刻T9 )、エア
フロセンサ出力qがそれに遅れて内燃機関4が所定運転
状態にあるときのエアフロセンサ出力q0 になる(時刻
10)。その後電動FANがONされたとすると、バイ
パス弁3は故障していないと判断されているのでエアフ
ロセンサ1の故障を検出するために2回目にバイパス弁
3が電動FANに応じた所定開度だけΔθ1 (≠Δθ)
(本実施例では0.8m 3 /h増量相当分)開かれ(ス
テップ109、時刻T11)、それに遅れてエアフロセン
サ出力qがq0 からq' a となる(時刻T12)。
【0043】そしてこのバイパス弁3が開かれてからエ
アフロセンサ出力qがq'1になるまでの時間Δt'1(=
11−T12)が計測される(ステップ110)。計測さ
れたエアフロセンサ出力qがq' a となるまでの時間Δ
tが所定時間t' thより大きいか否かが判断され(ステ
ップ111)、大きい場合エアフロセンサの故障と判断
される(ステップ112)。
【0044】以上のように本実施例はエアフロセンサ出
力qがある出力値をとるまでの時間と所定時間とを比較
することにより、応答性に対するセンサの劣化と故障と
を検出することができる。上の実施例では一度目のエア
コンがONされたときにバイパス弁3が開かれバイパス
弁3の故障が検出された。そして次にエアコンがONさ
れたときにエアフロセンサ1の故障が検出された。これ
に対し第2実施例では一回のバイパス弁3の開度変化に
バイパス弁3およびエアフロセンサ1の各々の故障検出
処理が一括して行われる。この処理について図6に説明
する。
【0045】この処理もIGスイッチがONされたとき
に実施されるとする。そして先述で述べた内燃機関4が
所定運転状態にある場合において、特定の補機類がON
されるときなどバイパス弁3が特定の開度で開かれるタ
イミングで双方の故障検出が行われるとする。例えば本
実施例でもエアコンのスイッチが入れられたときに故障
検出が始まるように設定されているとする。
【0046】第2実施例ではまず所定運転状態にあるか
否かが判断される。所定運転状態にありエアコンのスイ
ッチがONされたときにバイパス弁3の故障とエアフロ
センサ1の故障とが1回のバイパス弁3の開度変化で判
断される。バイパス弁3の故障検出としてエアコンの負
荷に応じた所定開度Δθだけ開かれる際に所定開度Δθ
開かれる時間ΔtV が計測される。このΔtV が所定時
間を越えなかったときはバイパス弁3が正常であると判
断される。
【0047】そしてエアフロセンサ1の故障検出として
エアコンの負荷に応じた所定開度Δθだけ開かれる際に
バイパス弁3の故障検出と同時にエアフロセンサ出力q
が所定値qa に到達する時間Δtが計測される。この時
間Δtが所定時間tthより大きいと判断された場合、エ
アフロセンサ1が故障していると判断される。次にこの
フローチャートの各ステップについて説明する。
【0048】まずステップ201からステップ203は
第1実施例のステップ101からステップ103と同様
のステップで内燃機関4が所定運転状態であるか否かが
判断される。ステップ201にてスロットルバルブ16
の開度が全閉状態であるか、ステップ202にて内燃機
関4の回転数がアイドル時の目標回転数であるか、ステ
ップ203にて冷却水温が暖機時に相当する水温である
かが判断される。つまりステップ201からステップ2
03にて内燃機関4が故障検出にふさわしい状態である
所定運転状態かが判断される。このときのエアフロセン
サ出力qはq0 とする。
【0049】ステップ201からステップ203にて所
定運転状態にないと判断された場合、つまりステップ2
01からステップ203の条件に1つでもあてはまらな
いと判断された場合、所定運転状態になるまでこのステ
ップ201からステップ203の処理が繰り返される。
次にステップ204からステップ211にてバイパス弁
3およびエアフロセンサ1の故障が検出される。
【0050】ステップ201からステップ203で所定
運転状態と判断された場合、ステップ204にてエアコ
ンのスイッチがOFFからONされたか否かが判断され
る。エアコンのスイッチがONされていない場合、ふた
たび所定運転の状態でエアコンのスイッチが入れられる
までステップ201に戻る。ステップ204でエアコン
のスイッチが入れられたと判断された場合、ステップ2
05にてエアコンの負荷に応じた所定開度Δθだけバイ
パス弁3が開かれる。そしてステップ206にてバイパ
ス弁3の故障を検出するためにバイパス弁3がΔθだけ
開かれるまでに要する時間ΔtV が計測される(吸入空
気量制御手段故障判断手段)。次にステップ207にて
エアフロセンサ1の故障を検出するために、バイパス弁
3が開かれ始めてからエアフロセンサ出力qが所定値q
a に達するまでの時間Δtが計測される(センサ故障判
断手段)。
【0051】ステップ208にてまずバイパス弁3の故
障を検出するためにステップ206で計測されたバイパ
ス弁3がΔθだけ開かれる時間ΔtV が所定時間(本実
施例では10ms)より大きいか否かが判断される(吸
入空気量制御手段故障判断手段)。大きくないと判断さ
れた場合はバイパス弁3の開く速さが所定時間より遅い
ので、ステップ210にてバイパス弁3が故障している
と判断される。バイパス弁3が故障している場合、エア
フロセンサ1の故障検出が正確にできない。よってバイ
パス弁3の故障を運転者に伝えるなどのバイパス弁3の
故障時の手続きを取り、ステップ201にもどる。
【0052】ステップ208にてバイパス弁3がΔθだ
け開かれる時間ΔtV が所定時間より小さいと判断され
た場合、ステップ209にてバイパス弁3は正常である
と判断され、ステップ211にてエアフロセンサ1の故
障を検出するためにエアフロセンサ出力qが所定値qa
に到達するまでの時間Δtが所定時間tthより大きいか
否かが判断される(センサ故障判断手段)。大きい場合
はエアフロセンサ1の応答性が悪いのでステップ212
にてエアフロセンサ1が故障していると判断される。
【0053】なおステップ211にてエアフロセンサ出
力qが所定値qa に到達するまでの時間Δtが所定時間
thより大きくないと判断された場合、エアフロセンサ
1は故障していないので再びエアフロセンサ1の故障検
出がなされるようにステップ201にもどる。第2実施
例のエアコンが作動したときに故障検出が行われる場合
のバイパス弁3の開度の挙動とエアフロセンサ出力の挙
動とを図7に示す。
【0054】所定運転状態にあるときのエアフロセンサ
出力qがq0 であるとき、エアコンがONされ(時刻T
13)バイパス弁3が開かれはじめる。するとそれに伴い
エアフロセンサ出力qも上昇する。バイパス弁3がエア
コンの負荷に応じた所定開度Δθだけ開かれたとき(時
刻T14)、バイパス弁3が開かれはじめてから所定開度
Δθだけ開かれるまでの時間ΔtV (=T14−T13)が
計測される(ステップ206)。このΔθだけ開かれる
までの時間ΔtV が所定時間より大きいと判断された場
合(ステップ208)、バイパス弁3が正常と判断され
る(ステップ209)。
【0055】これと同時にバイパス弁3が開かれはじめ
てからエアフロセンサ出力qが所定値qa に達するまで
の時間Δtが計測され(ステップ207)、エアフロセ
ンサ出力qが所定値qa に達する(時刻T15)までの時
間Δt(=T15−T13)が所定時間tthより大きいか否
かが判断される(ステップ211)。大きいと判断され
たときエアフロセンサ1は故障していると判断される
(ステップ212)。
【0056】以上のように第2実施例は第1実施例と同
様に応答性に対するセンサの劣化と故障とを検出するこ
とができるとともに、バイパス弁3およびエアフロセン
サ1の故障検出を1回のバイパス弁3の開度変化により
実施するので、2回に分けて実施するより簡素なプログ
ラムで素早く双方の故障検出ができる。なお以上の第1
および第2の実施例では外部負荷のない状態(エアフロ
センサ1の出力がq0 )から特定の補機類(本実施例で
はエアコン)のON時に故障検出が行われる場合が述べ
られている。しかし他の様々な外部負荷のある状態から
特定の補機類のON時に故障検出を行う場合も考えられ
る。この場合内燃機関4の回転数が外部負荷の補正分を
入れた目標回転数か否かの判断を含む所定運転状態か否
かの判断がまず行われる。そしてエアコンのスイッチが
ONされたときに、エアコンのスイッチがONされる前
の様々な外部負荷のある状態でのエアフロセンサ出力q
0 からq=|qa −q0 |に達するまでの時間に基づい
たエアフロセンサ1の故障検出を行う構成となる。
【0057】本発明の第3実施例を図8に示す。上述の
第1、第2実施例におけるエアフロセンサ1を故障と判
断する条件は共に計測されたエアフロセンサ出力qが所
定値qa に達するまでの時間Δtが所定時間tthを越え
たときであった。これに対し第3実施例ではエアフロセ
ンサ1の故障検出としてエアコンのスイッチがONされ
バイパス弁3を外部負荷に応じた所定開度Δθだけ開か
れるときに、開かれはじめてから所定時間Δt経過後の
エアフロセンサ出力値qb が計測される。このΔt経過
後のエアフロセンサ出力値qb が所定値qth1 (第2の
所定値)を下回った場合エアフロセンサ1の故障と判断
される。
【0058】次にこのフローチャートの各ステップにつ
いて説明する。本実施例も吸入空気量制御手段故障判断
手段としてバイパス弁3の故障検出が行われたあと、バ
イパス弁3が正常と判断されたときエアフロセンサ1の
故障検出が行われる。このバイパス弁3の故障検出はス
テップ301からステップ309として図2のステップ
101からステップ109の処理と同じ処理であるので
その説明および図は省く。
【0059】ステップ310からステップ312にて今
度はエアフロセンサ1の故障を検出するために、ステッ
プ101からステップ103と同様に内燃機関4が所定
運転状態であるか否かが判断される。この所定運転状態
の判断もこれまでの実施例と同じであるのでその説明を
省く。以下のステップ313からステップ317では本
発明の第3実施例に係るエアフロセンサ1の故障検出処
理を行っている。
【0060】ステップ310からステップ312で所定
運転状態と判断された場合、ステップ313にてエアコ
ンのスイッチがOFFからONされたか否かが判断され
る。エアコンのスイッチがONされていない場合、ふた
たび所定運転の状態でエアコンのスイッチがONされる
までステップ310に戻る。ステップ313でエアコン
のスイッチがONされたと判断された場合、ステップ3
14にてエアコンの負荷に応じた所定開度Δθだけバイ
パス弁3が開かれる。
【0061】そしてステップ315にてエアフロセンサ
1の故障を検出するために、バイパス弁3が開かれてか
ら所定時間Δt経過後のエアフロセンサ出力qb が計測
される。所定時間Δtはバイパス弁3が開かれたときか
らカウントされるタイマによるものであり、所定時間Δ
tに対応する値がカウントされたときにエアフロセンサ
出力qb が計測される。
【0062】ステップ316にて所定時間Δt経過後の
エアフロセンサ出力qb が所定値q th1 以下か否かが判
断される。ここで所定値qth1 はエアフロセンサ1が正
常時、所定開度Δθだけ開かれたときの所定時間Δt経
過後のエアフロセンサ出力qb 程度である。所定値q
th1以下と判断された場合はエアフロセンサ1の応答性
が悪いので、ステップ317に進みエアフロセンサ1が
故障していると判断される。
【0063】ステップ316にて所定値qth1 より大き
いと判断された場合、エアフロセンサ1は正常であると
判断され、再びエアフロセンサ1の故障検出がなされる
ようにステップ310にもどる(センサ故障判断手
段)。第3実施例のエアコンが作動したときに故障検出
が行われる場合のバイパス弁3の開度の挙動とエアフロ
センサ出力の挙動とを図10に示す。なお、バイパス弁
3の故障検出の作動は第1実施例のその部分と同じであ
るので省く。
【0064】第1実施例と同様にバイパス弁3が正常と
判断された場合(ステップ108)、再び所定運転状態
でエアコンのスイッチが入れられ、バイパス弁3が所定
開度Δθだけ開かれはじめる(時刻T16)ときにエアフ
ロセンサ1の故障検出が行われる。そしてバイパス弁3
が開きはじめてから所定時間Δt(本実施例では50m
s)後(時刻T17)のエアフロセンサ出力qb が計測さ
れ(ステップ315)、エアフロセンサ出力qb が所定
値qth1 (本実施例では8.6m3 /h)より大きいか
否かが判断される(ステップ316)。大きいと判断さ
れたときエアフロセンサ1は故障していると判断される
(ステップ317)。
【0065】なお第3実施例では外部負荷がない所定運
転状態での目標回転数が基準とされ、その基準からの補
正において故障検出が行われたが、本発明はこの基準か
らの補正に限られない。図9は本発明の第4実施例を示
すフローチャートである。第4実施例はアイドル時で暖
機され、外部負荷分補正された目標回転数とエンジン回
転数とがほぼ一致していているときのエアフロセンサ1
の出力をqc として、そこからある特定の補機(ここで
はエアコン)によりバイパス弁3が開かれる場合を考え
ている。このときエアコン分の負荷を考慮してバイパス
弁3がΔθ(本実施例では0.7m3 /h増量相当分)
開かれるが、このときのエアフロセンサ出力qをqd
すると、前の故障判定の基準である qb ≦qth1 (本実施例では=8.6m3 /h) を |qd −qc |≦qth2 (第1の所定値、本実施例では
=0.6m3 /h) とする。
【0066】次にこのフローチャートの各ステップにつ
いて説明する。本実施例も吸入空気量制御手段故障判断
手段としてバイパス弁3の故障検出が行われたあと、バ
イパス弁3が正常と判断されたときエアフロセンサ1の
故障検出が行われる。このバイパス弁3の故障検出はス
テップ401からステップ409として図2のステップ
101からステップ109の処理と同様な処理であるの
でその説明および図は省く。
【0067】ステップ410からステップ412にて今
度はエアフロセンサ1の故障を検出するために、ステッ
プ101からステップ103と同様に内燃機関4が所定
運転状態であるか否かが判断される。ここでこれまでの
判断基準としての目標回転数は補機類が全く作動してい
ない状態での目標回転数であったが、本実施例ではある
特定の補機類が作動している状態での目標回転数を考え
ている。この点以外の所定運転状態の判断はこれまでの
実施例と同じであるのでその説明を省く。
【0068】また同様にステップ410からステップ4
12にて所定運転状態にないと判断された場合、つまり
ステップ410からステップ412の条件に1つでもあ
てはまらないと判断された場合、所定運転状態になるま
でこのステップ410からステップ412の処理が繰り
返される。以下のステップ413からステップ419で
は本発明の第3実施例に係るエアフロセンサ1の故障検
出処理を行っている。
【0069】ステップ410からステップ412で所定
運転状態と判断された場合、ステップ413にてエアフ
ロセンサ出力qc が計測される。そしてステップ414
にてエアコンのスイッチがOFFからONされたか否か
が判断される。エアコンのスイッチがONされていない
場合、ふたたび所定運転の状態でエアコンのスイッチが
ONされるまでステップ410に戻る。
【0070】ステップ414でエアコンのスイッチがO
Nされたと判断された場合、ステップ415にてエアコ
ンの負荷に応じた所定開度Δθだけバイパス弁3が開か
れる。そしてステップ416にてエアフロセンサ1の故
障を検出するために、バイパス弁3が開かれてから所定
時間Δt経過後のエアフロセンサ出力qd が計測され
る。所定時間Δtはバイパス弁3が開かれたときからカ
ウントされるタイマによるものであり、所定時間Δtに
対応する値がカウントされたときにエアフロセンサ出力
d が計測される。
【0071】計測されたのちステップ417にてエアフ
ロセンサ1の故障判断として、エアフロセンサ出力qd
およびqc の差の絶対値|qd −qc |が算出される。
そしてステップ418にて算出された絶対値|qd −q
c |が所定値qth2 以下か否かが判断される。ここで所
定値qth2 はエアフロセンサ1が正常時、所定開度Δθ
だけ開かれたときの所定時間Δt経過後のエアフロセン
サ出力|qd −qc |程度である。所定値qth2 以下と
判断された場合はエアフロセンサ1の応答性が悪いの
で、ステップ419に進みエアフロセンサ1が故障して
いると判断される。
【0072】ステップ418にて所定値qth2 より大き
いと判断された場合、エアフロセンサ1は正常であると
判断され、再びエアフロセンサ1の故障検出がなされる
ようにステップ401にもどる(センサ故障判断手
段)。以上のような第3実施例の構成で応答性に対する
センサの劣化と故障とを検出することができる。
【0073】本発明の第5実施例を図11に示す。第5
実施例ではバイパス弁3が開かれはじめてから微小の所
定時間dtごとにエアフロセンサ出力qが計測される。
バイパス弁3が開かれる直前のエアフロセンサ出力がq
0 、バイパス弁3が開かれはじめてから所定時間dt後
のエアフロセンサ出力がq1 、次の所定時間dt後のエ
アフロセンサ出力がq2 、…という具合に、i番目の所
定時間dt後のエアフロセンサ出力がqi (i=1、
2、3、…)とされる。そして所定回数k回以上のエア
フロセンサ出力qi (i=1、2、3、…、k)の計測
が行われる。
【0074】k回計測されたエアフロセンサ出力qi
ら所定時間ごとのエアフロセンサ出力の変化量
【0075】
【数1】
【0076】を算出し、vi の最大値
【0077】
【数2】
【0078】を求める。この最大値Vmax が所定値Q
(第3の所定値)を下回った場合エアフロセンサ1の故
障と判断する。次にこのフローチャートの各ステップに
ついて説明する。本実施例も吸入空気量制御手段故障判
断手段としてバイパス弁3の故障検出が行われたあと、
バイパス弁3が正常と判断されたときエアフロセンサ1
の故障検出が行われる。このバイパス弁3の故障検出は
ステップ501からステップ509として図2のステッ
プ101からステップ109の処理と同じ処理であるの
でその説明および図は省く。
【0079】ステップ510からステップ512にて今
度はエアフロセンサ1の故障を検出するために、ステッ
プ101からステップ103と同様に内燃機関4が所定
運転状態であるか否かが判断される。この所定運転状態
の判断もこれまでの実施例と同じであるのでその説明を
省く。以下のステップ513からステップ517では本
発明の第5実施例に係るエアフロセンサ1の故障検出処
理を行っている。
【0080】ステップ510からステップ512で所定
運転状態と判断された場合、ステップ513にてエアコ
ンのスイッチがOFFからONされたか否かが判断され
る。エアコンのスイッチがONされていない場合、ふた
たび所定運転の状態でエアコンのスイッチが入れられる
までステップ510に戻る。ステップ513でエアコン
のスイッチが入れられたと判断された場合、ステップ5
14にてエアコンの負荷に応じた所定開度Δθだけバイ
パス弁3が開かれる。
【0081】そしてステップ515にてエアフロセンサ
1の故障を検出するためにバイパス弁3が開かれはじめ
てから所定時間dtごとのエアフロセンサ出力qi (i
=1、2、…)が計測される。所定時間dtはタイマの
カウントにより計測され、この所定時間dtに対応する
値がカウントされるごとに、出力されたエアフロセンサ
出力qi が検出される。ここでエアフロセンサ出力qi
の添字iはエアフロセンサ出力qの計測順番を示す。
【0082】ステップ516にてエアフロセンサ出力q
の計測がk回以上行われるように計測順番iが所定値k
以上か否かが判断される。ここでこの所定値kはバイパ
ス弁3の開度変化にかかる時間を所定時間dtで除した
ときの商よりも小さく、また所定時間dtに対するエア
フロセンサ出力qの変化量の最大(中心付近)となる測
定位置(順番)よりも大きい値をとる。
【0083】そしてステップ516にてiがkより小さ
いと判断された場合はステップ515にもどり、iがk
以上になるまで続けられる。ステップ516にてiがk
以上になったと判断されたときステップ517に進み、
所定時間dtごとのエアフロセンサ出力qの変化vi
算出される。そしてステップ518にて算出された所定
時間dtごとの変化vi の最大値がVmax と置き換えら
れる。
【0084】ステップ519にて最大値Vmax が所定値
Qより小さいか否かが判断される。ここでこの所定値Q
はエアフロセンサ1が正常時にとる出力qの最大変化量
とほぼ同量である。つまり検出された2点のエアフロセ
ンサ出力qの間の差の所定時間dtに対する比vi の最
大値Vmax が所定値Qより小さい場合はエアフロセンサ
1の故障と判断する。最大値Vmax が所定値Qより小さ
いと判断された場合はエアフロセンサ1の応答性が悪い
として、ステップ520にてエアフロセンサ1が故障し
ていると判断される。
【0085】ステップ519にて最大値Vmax が所定値
Qより小さいと判断された場合はエアフロセンサ1は正
常であると判断され、再びエアフロセンサ1の故障検出
がなされるようにステップ501に戻る(センサ故障判
断手段)。第5実施例のエアコンが作動したときに故障
検出が行われる場合のバイパス弁3の開度の挙動とエア
フロセンサ出力の挙動とを図12に示す。なお、バイパ
ス弁3の故障検出の作動は第1実施例のその部分と同じ
であるので省く。
【0086】第1実施例と同様にバイパス弁3が正常と
判断された場合(ステップ509)、再び所定運転状態
でエアコンのスイッチがONされ、所定開度Δθだけ開
かれはじめる(時刻T16)ときにエアフロセンサ1の故
障検出が行われる。そしてバイパス弁3が開かれはじめ
てから所定時間dt(本実施例では2ms)ごとのエア
フロセンサ出力qi が計測される(ステップ515)。
計測がk回を越えるまで(ステップ516)繰り返さ
れ、k回を越えたとき所定時間dtごとのエアフロセン
サ出力qの変化率vi が算出される(ステップ51
7)。
【0087】本実施例ではエアコンのスイッチがONさ
れたときにエアフロセンサ出力の立ち上がりに100m
sかかることを想定している。またエアフロセンサ出力
iの変化の最大はこの中間の50ms経過前後であ
る。つまり計測は所定時間dt=2ms経過ごとになさ
れるのでk=50程度でよい。しかし余裕をもたせて7
0ms経過するまで計測を行うことにする。よって本実
施例ではk=35とする。
【0088】算出された変化率のうち最大のものをV
max とし(ステップ518)、この最大値Vmax が所定
値Qより大きいか否かが判断される(ステップ51
9)。ここで所定値QはここではQ=0.2(m3
h)/ms程度とする。そして最大値Vmax が所定値Q
より大きいと判断されたときエアフロセンサ1の故障と
判断される(ステップ520)。
【0089】以上のような第5実施例は本発明における
効果に加え、第1から第4までの実施例より狭い特定部
分で故障検出を行うので、第1から第4までの実施例よ
り検出精度がよい。また特定部分として最大変化部分の
みを選び処理を簡易にしている。以上の実施例ではエア
フロセンサ1の故障診断であるがこれを吸気圧センサに
も採用できる。またバイパス弁3が開かれるときにエア
フロセンサ1の故障検出を行ったが、外部負荷がOFF
されて吸入空気量を減らすためにバイパス弁3が閉じら
れる際にも故障検出を行うことができる。
【0090】以上の実施例ではバイパス弁3の開度を変
化させることにより吸入空気量を変化させ、センサ故障
を検出していたが、バイパス弁3に限らず吸入空気量を
制御させる制御弁であれば、例えば電気信号により負圧
回路を切り換える制御弁(VSV)、リンクレススロッ
トルバルブ、エアバイパスバルブ(過給機)、エキゾー
ストガスリサキュレーション(EGR)バルブでもよ
い。そしてエアコンがONされたときや電動FANがO
Nされたときを例に説明したがバイパス弁3が特定開度
で開閉されるタイミングであればエアコンや電動FAN
に限らない。この場合外部負荷によって判断する所定開
度Δθの値が変わるので、エアフロセンサ1の出力も故
障判断する補機類に合わせて設定する構成が必要であ
る。
【0091】なお第3乃至第5実施例でも第2実施例の
ようにバイパス弁3とエアフロセンサ1とを一回のバイ
パス弁3の開度制御にて実施できる。そして第1、第
3、第4、第5実施例では2回エアコンがONされて2
回バイパス弁3が開かれたときはじめて1回のエアフロ
センサ1の故障検出がなされる構成になっている。しか
しこの他にも様々な方法が考えられる。
【0092】例えばエアコンがONされたときに所定開
度を一度に開くのではなく2段階に開き、最初にバイパ
ス弁の故障検出を行い、次の開度変化でエアフロセンサ
の故障検出を行う方法も可能である。またエアコンがO
N、OFFされるときに双方の故障検出を行い、ON時
にバイパス弁の、OFF時にエアフロセンサの故障検出
を行う方法も可能である。
【0093】
【発明の効果】以上のように本発明は応答性に対する吸
入空気量センサの劣化と故障とを検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成の一実施例を示した図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の第1実施例におけるエアコンのみのバ
イパス弁開度の変化によるエアフロセンサ出力qと時間
の関係を表した図である。
【図5】本発明の第1実施例におけるエアコンと電動F
ANとのバイパス弁開度の変化によるエアフロセンサ出
力qと時間の関係を表した図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第2実施例におけるエアフロセンサ出
力qと時間の関係を表した図である。
【図8】本発明の第3実施例を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の第4実施例を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の第3実施例におけるエアフロセンサ
出力qと時間の関係を表した図である。
【図11】本発明の第5実施例を示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明の第5実施例におけるエアフロセンサ
出力qと時間の関係を表した図である。
【図13】本発明のクレーム対応図である。
【符号の説明】
1 エアフロセンサ 3 バイパス弁 4 内燃機関 6 燃料噴射弁 7 ECU 11 バイパス吸気通路 12 スロットル開度センサ 13 回転数センサ 14 冷却水温センサ 15 主吸気通路 16 スロットルバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 41/18 H

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸入空気量を検出し、検出さ
    れた吸入空気量に対応した信号を出力する吸入空気量セ
    ンサと、 所定の負荷に応じて所定量だけ吸入空気量を可変制御す
    る吸入空気量制御手段と、 前記吸入空気量センサの出力値を検出し、前記吸入空気
    量制御手段が駆動している過程のある2点の出力値とそ
    の2点の出力値の間の時間とを用いて、前記吸入空気量
    センサの故障と判断するセンサ故障判断手段とを備える
    内燃機関用吸入空気量センサの故障検出装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ故障判断装置において、前記
    吸入空気量センサの2点の出力値は特定の大きさの2点
    であり、前記特定の2点間の時間が第1の所定時間より
    大きいときを前記吸入空気量センサの故障と判断する請
    求項1記載の内燃機関用吸入空気量センサの故障検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサ故障判断手段において、前記
    求めた2点の出力値の時間は一定であり、この2点間の
    出力値の差の絶対値が第1の所定値以下のとき前記吸入
    空気量センサの故障と判断する請求項1記載の内燃機関
    用吸入空気量センサの故障検出装置。
  4. 【請求項4】 前記センサ故障判断手段において、前記
    吸入空気量が予め定められた所定の状態にあるときに前
    記吸入空気量制御手段が駆動されてから一定時間後の前
    記吸入空気量センサの出力値と第2の所定値とを比較し
    て前記吸入空気量センサの故障と判断する請求項1記載
    の内燃機関用吸入空気量センサの故障検出装置。
  5. 【請求項5】 前記センサ故障判断手段において、前記
    吸入空気量制御手段が駆動している過程の前記2点の出
    力値は複数組あり、その2点間はすべて一定の時間であ
    り、2点間の出力値の差の、その時間に対する比の最大
    値が第3の所定値より小さい場合前記吸入空気量センサ
    の故障と判断する請求項1記載の内燃機関用吸入空気量
    センサの故障検出装置。
  6. 【請求項6】 前記吸入空気量制御手段により、所定量
    だけ吸入空気量を可変制御する際に、所定の駆動量だけ
    駆動される時間を検出し、この検出された時間が第2の
    所定時間よりも大きい場合は吸入空気量制御手段が故障
    していると判断する吸入空気量制御手段故障判断手段を
    備え、 該吸入空気量制御手段故障判断手段が前記吸入空気量制
    御手段の故障を判断したとき前記センサ故障判断手段に
    よる故障判断を中止する請求項1乃至5記載の内燃機関
    用吸入空気量センサの故障検出装置。
  7. 【請求項7】 前記センサ故障判断手段が故障判断する
    際の前記吸入空気量制御手段の駆動と前記吸入空気量制
    御手段故障判断手段が故障判断する際の前記吸入空気量
    制御手段の駆動とを同時に行う請求項6記載の内燃機関
    用吸入空気量センサの故障検出装置。
  8. 【請求項8】 前記センサ故障判断手段および前記吸入
    空気量制御手段故障判断手段による故障判断は、内燃機
    関がアイドリング状態で、回転数が目標回転数と等し
    く、暖機状態であるときに行われる請求項6乃至7記載
    の内燃機関用吸入空気量センサの故障検出装置。
  9. 【請求項9】 前記吸入空気量制御手段は内燃機関のア
    イドリング時の回転数を制御するものである請求項8記
    載の内燃機関用吸入空気量センサの故障検出装置。
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