JPH09151769A - 内燃機関のアイドル回転速度制御装置の診断装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル回転速度制御装置の診断装置

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JPH09151769A
JPH09151769A JP31103495A JP31103495A JPH09151769A JP H09151769 A JPH09151769 A JP H09151769A JP 31103495 A JP31103495 A JP 31103495A JP 31103495 A JP31103495 A JP 31103495A JP H09151769 A JPH09151769 A JP H09151769A
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JP
Japan
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idle
cylinder pressure
control valve
intake
intake air
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JP31103495A
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Hirokazu Shimizu
博和 清水
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Publication date
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  • Testing Of Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドル中にアイドル制御弁を開閉せずに故
障診断を行うことにより、アイドル中の運転性に悪影響
を与えることのない故障診断装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】 アイドルスイッチがONとなったか否か
を判定し(S1)、燃料カット中であるか否かを判定し
(S2)、アイドルスイッチON時の筒内圧力をサンプ
リングする(S3)。ISC/Vを強制的に所定開度開
き(S4)、ISC/V強制開時の筒内圧力をサンプリ
ングし(S5)、筒内圧力変化代=ISC/V強制開時
筒内圧力−初期値筒内圧力を演算する(S6)。S6に
て演算した筒内圧力変化代と正常判定値(OK判定値)
とを比較し(S7)、ISC/V5が正常であると判定
し(S8)、筒内圧力変化代と異常判定値(NG判定
値)とを比較して(S9)、ISC/Vが故障であると
判定する(S10)。S11では、診断保留と判定し、
S12に進んで、診断回数をカウントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のアイド
ル回転速度制御装置に関し、特に、その故障診断技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子制御燃料噴射装置を備えた内燃機関
にあっては、吸気スロットル弁をバイパスする補助空気
通路に介装された電磁式のアイドル制御弁(以下、IS
C/V)の開度を制御して吸入空気量を制御し、もって
アイドル回転速度を目標回転速度となるようにフィード
バック制御するようにしている。
【0003】そして、このようなアイドル回転速度制御
装置の故障診断装置としては、従来、アイドル中に前記
ISC/Vを開閉して、そのときの吸入空気量Qaをエ
アフロメータ等の吸入空気量検出手段により検出し、検
出された吸入空気量信号に基づいて、アイドル回転速度
制御装置の故障診断を行うようにしたものが知られてい
る。
【0004】例えば、図8に示すように、ISC/Vの
開閉制御を行い、そのときの吸入空気量Qa信号の幅Δ
Qaが規定値以下であるとNGと判定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の故障診断装置にあっては、上述したように、
アイドル中に吸入空気量を変化させる結果となるため、
Pi変動率(アイドル安定度)が悪化し、図8に示すよ
うに回転変動が生じる等アイドル中の運転性に悪影響を
与えるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、アイドル中にアイドル制御弁を開閉せずに故
障診断を行うことにより、アイドル中の運転性に悪影響
を与えることのない故障診断装置を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、図1に示すように、機関のアイドル運転時
に、吸気スロットル弁をバイパスする補助空気通路に介
装されたアイドル制御弁の開度を制御して吸入空気量を
制御し、機関回転速度を目標回転速度とするように吸入
空気量をフィードバック制御するアイドル回転速度制御
装置において、機関の減速運転状態を判定する減速運転
状態判定手段と、前記減速運転状態判定手段により減速
運転状態が判定されたときにアイドル制御弁を強制的に
開くアイドル制御弁開制御手段と、減速運転状態が検出
されたときのアイドル制御弁開制御前と開制御後の機関
の筒内圧力を夫々検出する筒内圧力検出手段と、前記ア
イドル制御弁開制御前と開制御後の機関の筒内圧力の変
化代を演算する筒内圧力変化代演算手段と、前記演算さ
れた筒内圧力変化代に基づいて前記アイドル制御弁の故
障を診断する故障診断手段と、を含んで構成した。
【0008】請求項2に係る発明は、前記筒内圧力検出
手段、筒内圧力変化代演算手段及び故障診断手段に代え
て、減速運転状態が判定されたときのアイドル制御弁開
制御前と開制御後の機関の吸入空気量を夫々検出する吸
入空気量検出手段と、前記アイドル制御弁開制御前と開
制御後の機関の吸入空気量の変化代を演算する吸入空気
量変化代演算手段と、前記演算された吸入空気量変化代
に基づいて前記アイドル制御弁の故障を診断する故障診
断手段と、を含んで構成した。
【0009】請求項3に係る発明は、前記筒内圧力検出
手段、筒内圧力変化代演算手段及び故障診断手段に代え
て、減速運転状態が判定されたときのアイドル制御弁開
制御前と開制御後の機関の吸入負圧を夫々検出する吸入
負圧検出手段と、前記アイドル制御弁開制御前と開制御
後の機関の吸入負圧の変化代を演算する吸入負圧変化代
演算手段と、前記演算された吸入負圧変化代に基づいて
前記アイドル制御弁の故障を診断する故障診断手段と、
を含んで構成した。
【0010】請求項4に係る発明は、前記故障診断手段
は、前記筒内圧力又は吸入空気量又は吸入負圧の変化代
と正常判定値とを比較する第1の比較手段と、前記筒内
圧力又は吸入空気量又は吸入負圧の変化代と異常判定値
とを比較する第2の比較手段と、前記比較手段による比
較結果に基づいて、前記筒内圧力又は吸入空気量又は吸
入負圧の変化代が正常判定値以上のときにアイドル制御
弁が正常であると判定し、前記筒内圧力又は吸入空気量
又は吸入負圧の変化代が正常判定値未満かつ異常判定値
未満のときにアイドル制御弁が異常であると判定する判
定手段と、前記筒内圧力又は吸入空気量又は吸入負圧の
変化代が正常判定値未満かつ異常判定値以上のときに診
断保留とする保留手段と、を含んで構成した。
【0011】請求項5に係る発明は、前記診断保留が決
定される毎に診断回数として計測する計測手段と、計測
された診断回数に応じて、強制的に開くアイドル制御弁
の開度を変更するアイドル制御弁開度変更手段と、を含
んで構成した。
【0012】請求項6に係る発明は、前記診断保留が決
定される毎に診断回数として計測する計測手段と、計測
された診断回数に応じて、正常判定値と異常判定値の少
なくとも一方を変更する判定値変更手段と、を含んで構
成した。
【0013】請求項7に係る発明は、前記診断保留が決
定される毎に診断回数として計測する計測手段と、計測
された診断回数に応じて、強制的に開くアイドル制御弁
の開度を変更するアイドル制御弁開度変更手段と、計測
された診断回数に応じて、正常判定値と異常判定値の少
なくとも一方を変更する判定値変更手段と、を含んで構
成した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図2は請求項1〜7に係る発明の一
実施形態共通のシステム図を示している。この図におい
て、エアクリーナ1からの空気は、吸気ダクト2を通
り、該吸気ダクト2に介装され図示しないアクセルペダ
ルに連動する吸気スロットル弁3と、この吸気スロット
ル弁3をバイパスして設けられた補助空気通路4に介装
された電磁式のISC/V5とを夫々介して内燃機関8
に吸入される。
【0015】一方、燃料は、吸気マニホールド6に介装
された燃料噴射弁7から機関回転に同期して間欠的に噴
射され、前記吸入空気と混合してシリンダ内に吸引され
る。ここで、ISC/V5は、例えば、開弁用コイルと
閉弁用コイルとを備えて構成されたものが用いられてい
る。そして、マイクロコンピュータを内蔵したコントロ
ールユニット9からの駆動パルス信号(開度制御信号)
が、前記コイル夫々に互いに反転された状態で送られる
ようになっており、前記駆動パルス信号のディーティ比
(開弁用コイルに対する通電時間割合%)により、IS
C/V5の開度が制御され、ISC/V5の開度を介し
てアイドル運転時の機関吸入空気量が制御され、機関の
回転速度が制御されている。
【0016】このコントロールユニット9には、前記駆
動パルス信号のデューティ比(ISC/V5の開度)を
決定するために各種のセンサからの信号が入力されるよ
うになっている。各種センサとしては、クランクシャフ
トやカムシャフトから回転信号を取り出して機関回転速
度Nを検出する回転速度センサ10、吸気スロットル弁
3に付設されて該吸気スロットル弁3のアイドル位置
(全閉位置)でONとなるアイドルスイッチ11、内燃
機関8のウォータジャケット部に設けられ機関温度を代
表する冷却水温度Twを検出する水温センサ12、エア
コン用として機関駆動されるコンプレッサ16がONと
なる状態でON信号を出力するエアコンスイッチ13、
前記コンプレッサ16の負荷の大きさを検出する負荷セ
ンサ14、車載バッテリの電圧を検出する電圧センサ1
7等が設けられている。
【0017】又、コントロールユニット9には、筒内圧
力検出手段として、所定気筒内の圧力を検出する筒内圧
力センサ15からの信号が入力され、吸入空気量検出手
段として、エアフロメータ18からの信号が入力され、
吸入負圧検出手段として、ブースト圧を検出する吸気管
内圧力センサ19からの信号が入力されている。ここ
で、かかるシステムにおけるISC/V5に対しては、
アイドルスイッチ11がONとなるアイドル運転時に、
回転速度センサ10によって検出された機関回転速度N
が、水温センサ12によって検出された冷却水温度Tw
に基づいて設定される目標回転速度N´に近づくように
コントロールユニット9からの制御信号により開閉され
るフィードバック制御が実行されている。
【0018】又、ISC/V5の開度制御は、アイドル
スイッチ11からの信号がONとなる所定のアイドル状
態で、冷却水温度Tw、機関回転速度N、エアコンスイ
ッチ13からのON/OFF信号及び電圧センサ15に
よって検出されるバッテリ電圧VB等に基づいてコント
ロールユニット9が、ISC/V5に供給するパルス信
号のデューティ比を変化させることにより実行される。
【0019】ここで、図3のフローチャートに示すプロ
グラムに従ってコントロールユニット9により行われる
ISC/Vの故障診断制御を説明する。尚、本実施形態
において、故障診断制御に係わる本発明の減速運転状態
判定手段、ISC/V開制御手段、筒内圧力変化代演算
手段、故障診断手段、第1の比較手段、第2の比較手
段、判定手段、保留手段、計測手段、アイドル制御弁開
度変更手段及び判定値変更手段等の各機能は、図3のフ
ローチャートに示すように、コントロールユニット9が
ソフトウェア的に備えている。
【0020】図3のフローチャートにおいて、先ず、ス
テップ1(図では、S1と略記する。以下同様)及びス
テップ2にて、機関の減速運転を判定し、かかるステッ
プ1及び2により機関の減速運転が判定された場合に、
故障診断を行うべくステップ以降に進む。即ち、ステッ
プ1においては、アイドルスイッチ11がONとなった
か否かを判定し、ONとなったならばステップ2に進
み、そうでなければリターンする。
【0021】ステップ2においては、燃料カット中であ
るか否かを判定し、燃料カット中である場合にはステッ
プ3に進み、そうでなければリターンする。ステップ3
においては、ISC/V5開度通常時、即ち、アイドル
スイッチ11ON時の筒内圧力(初期値筒内圧力)をサ
ンプリングする。ステップ4においては、ISC/V5
を強制的に所定開度開く。
【0022】次のステップ5では、ステップのISC/
V5強制開時の筒内圧力をサンプリングする。尚、検出
するべき筒内圧力としては、例えば筒内圧力積算値或い
は規定クランク角度における圧力値とする。そして、ス
テップ6では、筒内圧力変化代を演算する。即ち、筒内
圧力変化代=ISC/V強制開時筒内圧力−初期値筒内
圧力を演算する。
【0023】ステップ7においては、ステップ6にて演
算した筒内圧力変化代と正常判定値(OK判定値)とを
比較する。筒内圧力変化代>OK判定値であると判定さ
れると、ステップ8においてISC/V5が正常である
と判定して、診断を終了する。一方、筒内圧力変化代≦
OK判定値であると判定されると、ステップ9に進む。
【0024】このステップ9では、筒内圧力変化代と異
常判定値(NG判定値)とを比較する。筒内圧力変化代
<NG判定値であると判定されると、ステップ10にお
いてISC/V5が故障であると判定して、診断を終了
する。即ち、ISC/V5が正常であれば、ISC/V
5開制御前と開制御後の機関の筒内圧力の変化代は大き
くなるはずである。
【0025】そのため、ISC/V5開制御前と開制御
後の機関の筒内圧力の変化代をみれば、ISC/V5の
作動状態が判明する。一方、筒内圧力変化代≧NG判定
値であると判定されると、ステップ11に進んで診断保
留と判定し、ステップ12に進んで、診断回数をカウン
トして、リターンする。
【0026】即ち、診断保留の場合は、再びステップ1
から診断を実行し、再び診断保留となる度にステップ1
2にて診断回数をカウントする。この場合、診断回数に
応じて、ステップ4において強制的に開くISC/V5
の開度を変更すると共に、診断回数に応じて、ステップ
7おけるOK判定値とステップ9におけるNG判定値と
を決定する。
【0027】例えば、強制的に開くISC/V5の開度
は、図6に示すように、診断回数が増えるに従って徐々
に大きく変更し、OK判定値は、図7に示すように、診
断回数が増えるに従って徐々に大きく変更し、NG判定
値は、同図に示すように、診断回数に係わらず一定とす
る。次に、本発明の他の実施形態の診断制御内容を図4
のフローチャートに基づいて説明する。
【0028】この実施形態においては、上記実施形態に
おける筒内圧力に代えて、機関の吸入空気量に基づいて
ISC/V5の故障診断を行うことを特徴としている。
即ち、減速運転状態が判定されたときのISC/V5開
制御前と開制御後の機関の吸入空気量を夫々検出し、こ
のISC/V5開制御前と開制御後の機関の吸入空気量
の変化代を演算し、演算された吸入空気量変化代に基づ
いてISC/V5の故障を診断する構成とする。
【0029】これを図4のフローチャートにて説明する
と、同じ数を付したステップは図3のフローチャートの
各ステップと同様であり、ステップ3A,5A,6A,
7A,9Aにおいては、図3のフローチャートのステッ
プ3,5,6,7,9の筒内圧力を全て吸入空気量に変
更した内容となる。即ち、ISC/V5が正常であれ
ば、ISC/V5開制御前と開制御後の機関の吸入空気
量の変化代は大きくなるはずである。
【0030】そのため、ISC/V5開制御前と開制御
後の機関の吸入空気量の変化代をみれば、ISC/V5
の作動状態が判明することになる。又、この実施形態に
おいても、診断回数に応じて、強制的に開くISC/V
5の開度を変更すると共に、診断回数に応じて、OK判
定値とNG判定値とを決定する。
【0031】次に、本発明の更に他の実施形態の診断制
御内容を図5のフローチャートに基づいて説明する。こ
の実施形態においては、上記実施形態における筒内圧
力、吸入空気量に代えて、機関の吸入負圧、即ち、ブー
スト圧に基づいてISC/V5の故障診断を行うことを
特徴としている。
【0032】即ち、減速運転状態が判定されたときのI
SC/V5開制御前と開制御後の機関のブースト圧を夫
々検出し、このISC/V5開制御前と開制御後の機関
のブースト圧の変化代を演算し、演算されたブースト圧
変化代に基づいてISC/V5の故障を診断する構成と
する。これを図5のフローチャートにて説明すると、同
じ数を付したステップは図3のフローチャートの各ステ
ップと同様であり、ステップ3B,5B,6B,7B,
9Bにおいては、図3のフローチャートのステップ3,
5,6,7,9の筒内圧力を全てブースト圧に変更した
内容となる。
【0033】即ち、ISC/V5が正常であれば、IS
C/V5開制御前と開制御後の機関のブースト圧の変化
代は大きくなるはずである。そのため、ISC/V5開
制御前と開制御後の機関のブースト圧の変化代をみれ
ば、ISC/V5の作動状態が判明することになる。
又、この実施形態においても、診断回数に応じて、強制
的に開くISC/V5の開度を変更すると共に、診断回
数に応じて、OK判定値とNG判定値とを決定する。
【0034】以上説明したように、機関の減速運転状態
のときに、ISC/V5開制御前と開制御後の機関の筒
内圧力、吸入空気量、吸入負圧のいずれかの変化代を演
算し、この演算結果に基づいて、ISC/V5の故障を
診断する構成としたから、従来のようにアイドル中に吸
入空気量を変化させずに済み、アイドル中の運転性に悪
影響を与えることがない。
【0035】特に、上記の診断制御においては、診断回
数に応じて、強制的に開くISC/V5の開度を変更す
るようにしたから、初回は強制的に開くISC/Vの開
度を小さくしておくことにより、初回でOK判定になっ
た場合には、運転性への影響をほとんどなくすことがで
きると共に、診断回数に応じて、強制的に開くISC/
V5の開度並びOK判定値とNG判定値を変更するよう
にしたから、診断が進むに連れて故障の検出精度を向上
することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3に係
る発明によれば、機関の減速運転状態のときに、アイド
ル制御弁開制御前と開制御後の機関の筒内圧力、吸入空
気量、吸入負圧のいずれかの変化代を演算し、この演算
結果に基づいて、アイドル制御弁の故障を診断する構成
としたから、アイドル中の運転性に悪影響を与えること
なく、アイドル制御弁の故障を診断できる。
【0037】請求項4に係る発明によれば、筒内圧力又
は吸入空気量又は吸入負圧の変化代に基づいて、アイド
ル制御弁が正常であるか異常であるか正常、異常を判定
できず診断を保留とするかを容易に判定できる。請求項
5に係る発明によれば、初回は強制的に開くアイドル制
御弁の開度を小さくしておくことにより、初回でOK判
定になった場合には、運転性への影響をほとんどなくす
ことができる。
【0038】請求項6に係る発明によれば、診断が進む
に連れて故障の検出精度を向上することができる。請求
項7に係る発明によれば、運転性への影響をほとんどな
くすことができると共に、診断が進むに連れて故障の検
出精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に係る発明の構成図
【図2】 請求項1〜7に係る発明の実施形態の共通の
システム図
【図3】 請求項1及び2に係る発明の実施形態の診断
内容を示すフローチャート
【図4】 請求項1及び3に係る発明の実施形態の診断
内容を示すフローチャート
【図5】 請求項1及び4に係る発明の実施形態の診断
内容を示すフローチャート
【図6】 請求項5及び7に係る発明の実施形態の内容
を示す特性図
【図7】 請求項6及び7に係る発明の実施形態の内容
を示す特性図
【図8】 従来技術の問題点を説明する制御タイムチャ
ート
【符号の説明】
3 吸気スロットル弁 4 補助空気通路 5 ISC/V 8 内燃機関 9 コントロールユニット 15 筒内圧力センサ 18 エアフロメータ 19 吸気管内圧力センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関のアイドル運転時に、吸気スロットル
    弁をバイパスする補助空気通路に介装されたアイドル制
    御弁の開度を制御して吸入空気量を制御し、機関回転速
    度を目標回転速度とするように吸入空気量をフィードバ
    ック制御するアイドル回転速度制御装置において、 機関の減速運転状態を判定する減速運転状態判定手段
    と、 前記減速運転状態判定手段により減速運転状態が判定さ
    れたときにアイドル制御弁を強制的に開くアイドル制御
    弁開制御手段と、 減速運転状態が検出されたときのアイドル制御弁開制御
    前と開制御後の機関の筒内圧力を夫々検出する筒内圧力
    検出手段と、 前記アイドル制御弁開制御前と開制御後の機関の筒内圧
    力の変化代を演算する筒内圧力変化代演算手段と、 前記演算された筒内圧力変化代に基づいて前記アイドル
    制御弁の故障を診断する故障診断手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関のアイドル
    回転速度制御装置の診断装置。
  2. 【請求項2】前記筒内圧力検出手段、筒内圧力変化代演
    算手段及び故障診断手段に代えて、 減速運転状態が判定されたときのアイドル制御弁開制御
    前と開制御後の機関の吸入空気量を夫々検出する吸入空
    気量検出手段と、 前記アイドル制御弁開制御前と開制御後の機関の吸入空
    気量の変化代を演算する吸入空気量変化代演算手段と、 前記演算された吸入空気量変化代に基づいて前記アイド
    ル制御弁の故障を診断する故障診断手段と、 を含んで構成したことを特徴とする請求項1記載の内燃
    機関のアイドル回転速度制御装置の診断装置。
  3. 【請求項3】前記筒内圧力検出手段、筒内圧力変化代演
    算手段及び故障診断手段に代えて、 減速運転状態が判定されたときのアイドル制御弁開制御
    前と開制御後の機関の吸入負圧を夫々検出する吸入負圧
    検出手段と、 前記アイドル制御弁開制御前と開制御後の機関の吸入負
    圧の変化代を演算する吸入負圧変化代演算手段と、 前記演算された吸入負圧変化代に基づいて前記アイドル
    制御弁の故障を診断する故障診断手段と、 を含んで構成したことを特徴とする請求項1記載の内燃
    機関のアイドル回転速度制御装置の診断装置。
  4. 【請求項4】前記故障診断手段は、 前記筒内圧力又は吸入空気量又は吸入負圧の変化代と正
    常判定値とを比較する第1の比較手段と、 前記筒内圧力又は吸入空気量又は吸入負圧の変化代と異
    常判定値とを比較する第2の比較手段と、 前記比較手段による比較結果に基づいて、前記筒内圧力
    又は吸入空気量又は吸入負圧の変化代が正常判定値以上
    のときにアイドル制御弁が正常であると判定し、前記筒
    内圧力又は吸入空気量又は吸入負圧の変化代が正常判定
    値未満かつ異常判定値未満のときにアイドル制御弁が異
    常であると判定する判定手段と、 前記筒内圧力又は吸入空気量又は吸入負圧の変化代が正
    常判定値未満かつ異常判定値以上のときに診断保留とす
    る保留手段と、 を含んで構成したことを特徴とする請求項1〜3のうち
    いずれか1つに記載の内燃機関のアイドル回転速度制御
    装置の診断装置。
  5. 【請求項5】前記診断保留が決定される毎に診断回数を
    計測する計測手段と、 計測された診断回数に応じて、強制的に開くアイドル制
    御弁の開度を変更するアイドル制御弁開度変更手段と、 を含んで構成したことを特徴とする請求項1〜4のうち
    いずれか1つに記載の内燃機関のアイドル回転速度制御
    装置の診断装置。
  6. 【請求項6】前記診断保留が決定される毎に診断回数と
    して計測する計測手段と、 計測された診断回数に応じて、正常判定値と異常判定値
    の少なくとも一方を変更する判定値変更手段と、 を含んで構成したことを特徴とする請求項1〜4のうち
    いずれか1つに記載の内燃機関のアイドル回転速度制御
    装置の診断装置。
  7. 【請求項7】前記診断保留が決定される毎に診断回数と
    して計測する計測手段と、 計測された診断回数に応じて、強制的に開くアイドル制
    御弁の開度を変更するアイドル制御弁開度変更手段と、 計測された診断回数に応じて、正常判定値と異常判定値
    の少なくとも一方を変更する判定値変更手段と、 を含んで構成したことを特徴とする請求項1〜4のうち
    いずれか1つに記載の内燃機関のアイドル回転速度制御
    装置の診断装置。
JP31103495A 1995-11-29 1995-11-29 内燃機関のアイドル回転速度制御装置の診断装置 Abandoned JPH09151769A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025080A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Toyota Motor Corp 可変圧縮比機構の故障判定装置
CN101975664A (zh) * 2010-09-27 2011-02-16 重庆建设摩托车股份有限公司 摩托车怠速排放等效测量方法
CN102692324A (zh) * 2012-06-27 2012-09-26 镇江跃进机械厂有限公司 摩托车怠速排放等效测量方法
CN112611575A (zh) * 2020-11-30 2021-04-06 山西华遇科技开发有限公司 一种雪地摩托车怠速排放等效测量方法

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