JPH07279094A - 新聞印刷用紙 - Google Patents
新聞印刷用紙Info
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- JPH07279094A JPH07279094A JP7465794A JP7465794A JPH07279094A JP H07279094 A JPH07279094 A JP H07279094A JP 7465794 A JP7465794 A JP 7465794A JP 7465794 A JP7465794 A JP 7465794A JP H07279094 A JPH07279094 A JP H07279094A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸水性などが改良された新聞印刷用紙の提
供。 【構成】 パルプを主体とする内添サイズを行っていな
い新聞印刷用紙原紙に、化工澱粉、アルキルケテンダイ
マ−、および防滑剤からなる塗工層を、化工澱粉および
アルキルケテンダイマ−の2成分の塗布量が、 0.5〜
2.0g/m2 の範囲であり、また製造される新聞印刷用
紙の動摩擦係数が、0.40〜0.70の範囲となるように設け
ることにより、吸水性などが改良された新聞印刷用紙を
得る。
供。 【構成】 パルプを主体とする内添サイズを行っていな
い新聞印刷用紙原紙に、化工澱粉、アルキルケテンダイ
マ−、および防滑剤からなる塗工層を、化工澱粉および
アルキルケテンダイマ−の2成分の塗布量が、 0.5〜
2.0g/m2 の範囲であり、また製造される新聞印刷用
紙の動摩擦係数が、0.40〜0.70の範囲となるように設け
ることにより、吸水性などが改良された新聞印刷用紙を
得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸水性などが改良され
た新聞印刷用紙に関する。
た新聞印刷用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新聞印刷技術は、オフセット印刷
化、カラ−印刷化、高速大量印刷化、自動化など大きな
進歩を遂げてきている。これに伴い、新聞印刷用紙に対
しても、作業性、印刷適性の面から、各種の物性の改良
が求められている。
化、カラ−印刷化、高速大量印刷化、自動化など大きな
進歩を遂げてきている。これに伴い、新聞印刷用紙に対
しても、作業性、印刷適性の面から、各種の物性の改良
が求められている。
【0003】特に、最近、急速に普及しているオフセッ
ト印刷化は、新聞印刷用紙に対して、(1) 湿潤強度があ
り、水切れなどがないこと、(2) 吸水性が適度に保たれ
ていること、(3) 紙粉の発生がないことなどの品質を要
求している。その中でも、新聞印刷用紙の吸水性の保
持、言い換えれば吸水度(以下、本発明では、点滴吸水
度を吸水度として扱う。点滴吸水度は、Japan TAPPI N
o.33 (吸収性の紙の吸水速度試験方法)に準拠し、滴
下水量1μlで測定したものとする。吸水度が低いほ
ど、吸水性が高く、吸水度が高いほど、吸水性が低いこ
とを意味する。)のコントロ−ルは、重要な問題であ
る。
ト印刷化は、新聞印刷用紙に対して、(1) 湿潤強度があ
り、水切れなどがないこと、(2) 吸水性が適度に保たれ
ていること、(3) 紙粉の発生がないことなどの品質を要
求している。その中でも、新聞印刷用紙の吸水性の保
持、言い換えれば吸水度(以下、本発明では、点滴吸水
度を吸水度として扱う。点滴吸水度は、Japan TAPPI N
o.33 (吸収性の紙の吸水速度試験方法)に準拠し、滴
下水量1μlで測定したものとする。吸水度が低いほ
ど、吸水性が高く、吸水度が高いほど、吸水性が低いこ
とを意味する。)のコントロ−ルは、重要な問題であ
る。
【0004】一般印刷用紙の分野では、印刷用紙の吸水
度の改良は、例えば、サイズ剤などの薬品を内添、ある
いは外添により添加して、印刷用紙にサイズ性などを付
与する方法などにより行われている。内添とは、ウエッ
トエンドで、パルプスラリ−中に薬品を添加し、抄紙と
同時に紙の内部に薬品を含有させる方法であり、外添と
は、抄紙後、サイズプレスやゲ−トロ−ルコ−タ−など
の塗工機を用いて、薬品を紙表面に塗工する方法であ
る。
度の改良は、例えば、サイズ剤などの薬品を内添、ある
いは外添により添加して、印刷用紙にサイズ性などを付
与する方法などにより行われている。内添とは、ウエッ
トエンドで、パルプスラリ−中に薬品を添加し、抄紙と
同時に紙の内部に薬品を含有させる方法であり、外添と
は、抄紙後、サイズプレスやゲ−トロ−ルコ−タ−など
の塗工機を用いて、薬品を紙表面に塗工する方法であ
る。
【0005】内添に用いられるサイズ剤としては、酸性
抄紙の場合、強化ロジンサイズ剤、ロジン系エマルジョ
ンサイズ剤、合成系サイズ剤などが、中性抄紙の場合、
アルキルケテンダイマ−(以下、AKDと略す。)、ア
ルケニルコハク酸無水物(ASA)などが知られてい
る。また、変成澱粉(カチオン化澱粉)とAKDから成
る内添用の製紙用サイズ剤が、特開昭60-88196号公報、
特開平4-363301号公報などに開示されている。また、外
添に用いられるサイズ剤(表面サイズ剤)としては、ス
チレン/マレイン酸系共重合体、スチレン/アクリル酸
系共重合体などのアニオン性高分子化合物、ロジンやフ
タル酸などのアルキド樹脂ケン化物、石油樹脂とロジン
のケン化物などのアニオン性低分子化合物、スチレン系
ポリマ−などのカチオン性高分子化合物などが用いられ
ている。
抄紙の場合、強化ロジンサイズ剤、ロジン系エマルジョ
ンサイズ剤、合成系サイズ剤などが、中性抄紙の場合、
アルキルケテンダイマ−(以下、AKDと略す。)、ア
ルケニルコハク酸無水物(ASA)などが知られてい
る。また、変成澱粉(カチオン化澱粉)とAKDから成
る内添用の製紙用サイズ剤が、特開昭60-88196号公報、
特開平4-363301号公報などに開示されている。また、外
添に用いられるサイズ剤(表面サイズ剤)としては、ス
チレン/マレイン酸系共重合体、スチレン/アクリル酸
系共重合体などのアニオン性高分子化合物、ロジンやフ
タル酸などのアルキド樹脂ケン化物、石油樹脂とロジン
のケン化物などのアニオン性低分子化合物、スチレン系
ポリマ−などのカチオン性高分子化合物などが用いられ
ている。
【0006】これに対し、新聞印刷用紙では、吸水度の
改良は、例えば、(a) サイズ剤、耐水化剤などの薬品の
内添、(b) 原料配合の変更、(c) 抄紙条件の変更などに
より対処しているのが現状である。
改良は、例えば、(a) サイズ剤、耐水化剤などの薬品の
内添、(b) 原料配合の変更、(c) 抄紙条件の変更などに
より対処しているのが現状である。
【0007】一方、新聞印刷用紙自体の大きな流れとし
て、軽量化、脱墨パルプ(以下、DIPと略す。)の高
配合化などの流れがある。軽量化は、不透明度の低下、
剛度の低下などを、DIPの高配合化は、微細繊維増加
などにともなう紙紛落ち、紙力の低下などの問題を引き
起こしている。これらの傾向は、特に表面強度の点で、
大きなマイナス要因となっている。
て、軽量化、脱墨パルプ(以下、DIPと略す。)の高
配合化などの流れがある。軽量化は、不透明度の低下、
剛度の低下などを、DIPの高配合化は、微細繊維増加
などにともなう紙紛落ち、紙力の低下などの問題を引き
起こしている。これらの傾向は、特に表面強度の点で、
大きなマイナス要因となっている。
【0008】したがって、オフセット印刷用新聞印刷用
紙は、吸水度の改良に加えて、軽量化、DIPの高配合
化によるマイナス面を克服しながら、表面強度の改良も
行う必要があり、一般印刷用紙より非常に厳しい品質の
改良を要求されている。言い換えれば、例えば、軽量化
の進展に伴い、坪量47g/m2 未満の新聞印刷用紙の改
良は、坪量47g/m2 以上の新聞印刷用紙の改良より非
常に困難な課題となってきている。
紙は、吸水度の改良に加えて、軽量化、DIPの高配合
化によるマイナス面を克服しながら、表面強度の改良も
行う必要があり、一般印刷用紙より非常に厳しい品質の
改良を要求されている。言い換えれば、例えば、軽量化
の進展に伴い、坪量47g/m2 未満の新聞印刷用紙の改
良は、坪量47g/m2 以上の新聞印刷用紙の改良より非
常に困難な課題となってきている。
【0009】新聞印刷用紙の表面強度の改良は、大別し
て非塗工での対策と塗工による対策の2つが知られてい
る。非塗工での対策は、原料配合の変更、抄紙条件の変
更、紙力増強剤の増量などによる方法であるが、もはや
これだけではオフセット印刷用新聞印刷用紙への厳しい
品質要求に対応することは困難な状況である。これに対
し、塗工による対策は、澱粉、化工澱粉(酸化澱粉、澱
粉誘導体など)やポリビニルアルコ−ルなどを、新聞印
刷用紙原紙に表面塗工(外添)する方法であり、表面強
度の改良に有効な手段となっている。
て非塗工での対策と塗工による対策の2つが知られてい
る。非塗工での対策は、原料配合の変更、抄紙条件の変
更、紙力増強剤の増量などによる方法であるが、もはや
これだけではオフセット印刷用新聞印刷用紙への厳しい
品質要求に対応することは困難な状況である。これに対
し、塗工による対策は、澱粉、化工澱粉(酸化澱粉、澱
粉誘導体など)やポリビニルアルコ−ルなどを、新聞印
刷用紙原紙に表面塗工(外添)する方法であり、表面強
度の改良に有効な手段となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、新聞印
刷用紙における吸水度対策のうち、一般印刷用紙でも用
いられているサイズ剤などの薬品を内添する方法(内添
サイズ)は、(1) 薬品を低濃度パルプスラリ−に添加す
る必要がある。(2) パルプシ−トへの薬品の定着量が一
定しない。(薬品の定着量が低い。)(3) 循環白水を使
用している。などの点から、薬品の添加濃度のコントロ
−ルが難しく、過剰添加する必要があった。また、過剰
添加により、紙力の低下、マシ−ントラブルが起こるこ
とも考えられ、薬品を内添する方法は、コスト面、品
質、操業性などの面から問題があった。
刷用紙における吸水度対策のうち、一般印刷用紙でも用
いられているサイズ剤などの薬品を内添する方法(内添
サイズ)は、(1) 薬品を低濃度パルプスラリ−に添加す
る必要がある。(2) パルプシ−トへの薬品の定着量が一
定しない。(薬品の定着量が低い。)(3) 循環白水を使
用している。などの点から、薬品の添加濃度のコントロ
−ルが難しく、過剰添加する必要があった。また、過剰
添加により、紙力の低下、マシ−ントラブルが起こるこ
とも考えられ、薬品を内添する方法は、コスト面、品
質、操業性などの面から問題があった。
【0011】また、原料配合の変更や抄紙条件を変更す
ることは、例えば実機では原料の変動などがあり、一般
的な方法ではなかった。
ることは、例えば実機では原料の変動などがあり、一般
的な方法ではなかった。
【0012】一方、新聞印刷用紙における表面強度対策
について考えると、澱粉、化工澱粉(酸化澱粉、澱粉誘
導体など)、ポリビニルアルコ−ルなどを外添する方法
は、表面強度の点では、確かに効果があるが、吸水度の
改良を行うことはできなかった。
について考えると、澱粉、化工澱粉(酸化澱粉、澱粉誘
導体など)、ポリビニルアルコ−ルなどを外添する方法
は、表面強度の点では、確かに効果があるが、吸水度の
改良を行うことはできなかった。
【0013】また、一般印刷用紙で用いられている表面
サイズ剤を外添することも考えられるが、これらの表面
サイズ剤は、澱粉、化工澱粉(酸化澱粉、澱粉誘導体な
ど)、ポリビニルアルコ−ルなどに比べてコスト的に不
利であった。
サイズ剤を外添することも考えられるが、これらの表面
サイズ剤は、澱粉、化工澱粉(酸化澱粉、澱粉誘導体な
ど)、ポリビニルアルコ−ルなどに比べてコスト的に不
利であった。
【0014】そこで、本発明では、新聞印刷用紙原紙
に、薬品を外添する方法のみにより、吸水度および表面
強度の両方を改良したオフセット用新聞印刷用紙の提供
を課題とした。
に、薬品を外添する方法のみにより、吸水度および表面
強度の両方を改良したオフセット用新聞印刷用紙の提供
を課題とした。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題は、新聞印刷用
紙原紙に、化工澱粉、AKD、および防滑剤を含有した
塗布液を外添した新聞印刷用紙により解決した。
紙原紙に、化工澱粉、AKD、および防滑剤を含有した
塗布液を外添した新聞印刷用紙により解決した。
【0016】新聞用紙原紙に、化工澱粉を外添し、原紙
表面に化工澱粉だけからなる塗工層を設けることは、表
面強度を改良することはできるが、吸水度の改良には、
不十分である。例えば、酸化澱粉を、新聞印刷用紙原紙
に塗布量 0.5〜 2.0g/m2で塗布しても、吸水度は、
数秒以下であった。
表面に化工澱粉だけからなる塗工層を設けることは、表
面強度を改良することはできるが、吸水度の改良には、
不十分である。例えば、酸化澱粉を、新聞印刷用紙原紙
に塗布量 0.5〜 2.0g/m2で塗布しても、吸水度は、
数秒以下であった。
【0017】また、一般に、AKDを内添あるいは外添
したAKDサイズ紙は、静・動摩擦係数がかなり低下す
ることが知られている。そのため、新聞用紙原紙に、A
KDを外添し、AKDだけからなる塗工層を設けること
や、あるいは、その新聞用紙原紙に化工澱粉とAKDを
外添し、化工澱粉とAKDからなる塗工層を設けること
も、同様に静・動摩擦係数の低下の問題があった。
したAKDサイズ紙は、静・動摩擦係数がかなり低下す
ることが知られている。そのため、新聞用紙原紙に、A
KDを外添し、AKDだけからなる塗工層を設けること
や、あるいは、その新聞用紙原紙に化工澱粉とAKDを
外添し、化工澱粉とAKDからなる塗工層を設けること
も、同様に静・動摩擦係数の低下の問題があった。
【0018】そこで、静・動摩擦係数の低下を防ぐため
に、炭酸カルシウムなどの防滑剤を加えることが考えら
れる。すなわち、新聞印刷用紙原紙に、化工澱粉、AK
Dおよび防滑剤の3者を外添することが考えられるが、
3成分のうち化工澱粉およびAKDの2成分の塗布量が
0.5g/m2 未満であると、吸水度が十分に上がらなか
った。本発明者らは、化工澱粉およびAKDの2成分の
塗布量が 0.5g/m2以上になって初めて十分な吸水度
が得られることを見い出だした。また、その2成分の塗
布量が 2.0g/m2 以上になっても、逆に(1) 吸水度が
高くなりすぎる、(2) ネッパリを起こしやすくなる。な
どの問題があった。
に、炭酸カルシウムなどの防滑剤を加えることが考えら
れる。すなわち、新聞印刷用紙原紙に、化工澱粉、AK
Dおよび防滑剤の3者を外添することが考えられるが、
3成分のうち化工澱粉およびAKDの2成分の塗布量が
0.5g/m2 未満であると、吸水度が十分に上がらなか
った。本発明者らは、化工澱粉およびAKDの2成分の
塗布量が 0.5g/m2以上になって初めて十分な吸水度
が得られることを見い出だした。また、その2成分の塗
布量が 2.0g/m2 以上になっても、逆に(1) 吸水度が
高くなりすぎる、(2) ネッパリを起こしやすくなる。な
どの問題があった。
【0019】すなわち、本発明は、新聞印刷用紙原紙
に、化工澱粉、およびアルキルケテンダイマ−を含有す
る塗工層を設けた新聞印刷用紙において、該塗工層の化
工澱粉、およびアルキルケテンダイマ−(AKD)の2
成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 であり、かつ該塗工
層を設けた新聞印刷用紙の動摩擦係数が0.40〜0.70の範
囲にあることを特徴とする新聞印刷用紙に関する。
に、化工澱粉、およびアルキルケテンダイマ−を含有す
る塗工層を設けた新聞印刷用紙において、該塗工層の化
工澱粉、およびアルキルケテンダイマ−(AKD)の2
成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 であり、かつ該塗工
層を設けた新聞印刷用紙の動摩擦係数が0.40〜0.70の範
囲にあることを特徴とする新聞印刷用紙に関する。
【0020】本発明で用いる新聞印刷用紙原紙は、グラ
ンドパルプ(GP)、サ−モメカニカルパルプ(TM
P)、セミケミカルパルプなどのメカニカルパルプ(M
P)、およびこれらのパルプを含む新聞、雑誌の故紙を
脱墨して得られる脱墨パルプ(DIP)、抄紙工程から
の損紙を離解して得られる回収パルプ、およびクラフト
パルプ(KP)に代表されるケミカルパルプ(CP)な
どを、単独または任意の比率で混合して、坪量36〜47g
/m2 程度抄造されたものである。坪量36g/m2 未満
である場合、その原紙は、紙力が不足するため、新聞印
刷用紙として適当ではない。一方、坪量47g/m2 以上
の場合、その原紙は、坪量47g/m2 未満の場合(言い
換えれば、軽量化新聞印刷用紙の場合)と比べて、表面
強度が高いため、必ずしも薬品の外添により、吸水度、
および表面強度の両者を同時に改良する必要はない。ま
た、DIPの配合率については、任意の範囲( 0〜 100
%)で配合すればよい。最近のDIPの高配合化の流れ
からすると、30〜70%の範囲がより好ましい。
ンドパルプ(GP)、サ−モメカニカルパルプ(TM
P)、セミケミカルパルプなどのメカニカルパルプ(M
P)、およびこれらのパルプを含む新聞、雑誌の故紙を
脱墨して得られる脱墨パルプ(DIP)、抄紙工程から
の損紙を離解して得られる回収パルプ、およびクラフト
パルプ(KP)に代表されるケミカルパルプ(CP)な
どを、単独または任意の比率で混合して、坪量36〜47g
/m2 程度抄造されたものである。坪量36g/m2 未満
である場合、その原紙は、紙力が不足するため、新聞印
刷用紙として適当ではない。一方、坪量47g/m2 以上
の場合、その原紙は、坪量47g/m2 未満の場合(言い
換えれば、軽量化新聞印刷用紙の場合)と比べて、表面
強度が高いため、必ずしも薬品の外添により、吸水度、
および表面強度の両者を同時に改良する必要はない。ま
た、DIPの配合率については、任意の範囲( 0〜 100
%)で配合すればよい。最近のDIPの高配合化の流れ
からすると、30〜70%の範囲がより好ましい。
【0021】また、この新聞印刷用紙原紙は、必要に応
じて、ホワイトカ−ボン、クレ−、タルク、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、尿素樹脂粉末などの製紙用填料
や、ポリアクリルアミド系高分子、ポリビニルアルコ−
ル系高分子、カチオン化澱粉、尿素/ホルマリン樹脂、
メラミン/ホルマリン樹脂などの紙力増強剤や、アクリ
ルアミド/アミノメチルアクリルアミドの共重合物の
塩、カチオン化澱粉、ポリエチレンイミン、ポリエチレ
ンオキサイド、アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム
共重合物などのろ水性/歩留まり向上剤や、硫酸アルミ
ニウム(硫酸バンド)などの助剤などを含有してもよ
い。この原紙の物性は、オフセット印刷機で印刷できる
ものである必要があり、一般の新聞印刷用紙程度の引張
り強度、引裂き強度、伸びなどの物性を有するものであ
ればよい。
じて、ホワイトカ−ボン、クレ−、タルク、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、尿素樹脂粉末などの製紙用填料
や、ポリアクリルアミド系高分子、ポリビニルアルコ−
ル系高分子、カチオン化澱粉、尿素/ホルマリン樹脂、
メラミン/ホルマリン樹脂などの紙力増強剤や、アクリ
ルアミド/アミノメチルアクリルアミドの共重合物の
塩、カチオン化澱粉、ポリエチレンイミン、ポリエチレ
ンオキサイド、アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム
共重合物などのろ水性/歩留まり向上剤や、硫酸アルミ
ニウム(硫酸バンド)などの助剤などを含有してもよ
い。この原紙の物性は、オフセット印刷機で印刷できる
ものである必要があり、一般の新聞印刷用紙程度の引張
り強度、引裂き強度、伸びなどの物性を有するものであ
ればよい。
【0022】一方、この新聞印刷用紙原紙は、内添サイ
ズ剤を用いてもよいが、前述したような内添に伴う問題
を解決する上からすると、原則として内添サイズ剤を用
いていない紙の方がより好ましい。内添サイズ剤とし
て、例えば、強化ロジンサイズ剤(ロジンに無水マレイ
ン酸、あるいは無水フマル酸を付加させて部分マレイン
化、もしくはフマル化ロジンとし、アルカリで完全けん
化して溶液としたもの)、エマルジョンサイズ剤(部分
マレイン化、あるいはフマル化ロジンを、ロジン石鹸、
あるいは各種界面活性剤を乳化剤として用い、水に分散
させたもの)、合成サイズ剤(ナフサ留分から得られる
C3 〜C10留分を共重合した石油樹脂を用いたサイズ
剤)、反応性サイズ剤(AKD、アルケニルコハク酸無
水物)などが挙げられる。内添サイズ剤を用いないこと
について、吸水度の面から言い換えれば、原紙として
は、吸水度5秒以下の紙がより望ましい。
ズ剤を用いてもよいが、前述したような内添に伴う問題
を解決する上からすると、原則として内添サイズ剤を用
いていない紙の方がより好ましい。内添サイズ剤とし
て、例えば、強化ロジンサイズ剤(ロジンに無水マレイ
ン酸、あるいは無水フマル酸を付加させて部分マレイン
化、もしくはフマル化ロジンとし、アルカリで完全けん
化して溶液としたもの)、エマルジョンサイズ剤(部分
マレイン化、あるいはフマル化ロジンを、ロジン石鹸、
あるいは各種界面活性剤を乳化剤として用い、水に分散
させたもの)、合成サイズ剤(ナフサ留分から得られる
C3 〜C10留分を共重合した石油樹脂を用いたサイズ
剤)、反応性サイズ剤(AKD、アルケニルコハク酸無
水物)などが挙げられる。内添サイズ剤を用いないこと
について、吸水度の面から言い換えれば、原紙として
は、吸水度5秒以下の紙がより望ましい。
【0023】したがって、本発明では、吸水度5秒以下
の新聞印刷用紙原紙に、化工澱粉、およびAKDを含有
する塗工層を設けた新聞印刷用紙において、該塗工層の
化工澱粉、およびAKDの2成分の塗布量が 0.5〜 2.0
g/m2 であり、かつ該塗工層を設けた新聞印刷用紙の
動摩擦係数が0.40〜0.70の範囲にあることを特徴とする
新聞印刷用紙がより好ましい。
の新聞印刷用紙原紙に、化工澱粉、およびAKDを含有
する塗工層を設けた新聞印刷用紙において、該塗工層の
化工澱粉、およびAKDの2成分の塗布量が 0.5〜 2.0
g/m2 であり、かつ該塗工層を設けた新聞印刷用紙の
動摩擦係数が0.40〜0.70の範囲にあることを特徴とする
新聞印刷用紙がより好ましい。
【0024】本発明で用いられる化工澱粉としては、変
成澱粉(過硫酸アンモニウム(APS)変成澱粉、酵素
変成澱粉など)、アルファ−化澱粉、酸化澱粉、澱粉誘
導体(エステル化澱粉、エ−テル化澱粉、架橋澱粉な
ど)、グラフト化澱粉などが挙げられる。本発明では、
各澱粉は、単独で用いてもよいし、混合して使用しても
よい。これらの中でも、ゲ−トロ−ル適性、すなわち
(a) 溶液濃度が高く、低粘度である。(b) 耐老化性が高
い。(c) フィルム形成能に優れるなどの性質を有するも
のが良く、例えば、酸化澱粉、エ−テル化澱粉などがよ
り好ましい。
成澱粉(過硫酸アンモニウム(APS)変成澱粉、酵素
変成澱粉など)、アルファ−化澱粉、酸化澱粉、澱粉誘
導体(エステル化澱粉、エ−テル化澱粉、架橋澱粉な
ど)、グラフト化澱粉などが挙げられる。本発明では、
各澱粉は、単独で用いてもよいし、混合して使用しても
よい。これらの中でも、ゲ−トロ−ル適性、すなわち
(a) 溶液濃度が高く、低粘度である。(b) 耐老化性が高
い。(c) フィルム形成能に優れるなどの性質を有するも
のが良く、例えば、酸化澱粉、エ−テル化澱粉などがよ
り好ましい。
【0025】言い換えれば、吸水度が5秒以下の新聞印
刷用紙原紙に、酸化澱粉、およびAKDを含有する塗工
層を設けた新聞印刷用紙において、該塗工層の酸化澱
粉、およびAKDの2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m
2 であり、かつ該塗工層を設けた新聞印刷用紙の動摩擦
係数が0.40〜0.70の範囲にある新聞印刷用紙、あるいは
吸水度が5秒以下の新聞印刷用紙原紙に、エ−テル化澱
粉、およびAKDを含有する塗工層を設けた新聞印刷用
紙において、該塗工層のエ−テル化澱粉、およびAKD
の2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 である新聞印刷
用紙がより望ましい。
刷用紙原紙に、酸化澱粉、およびAKDを含有する塗工
層を設けた新聞印刷用紙において、該塗工層の酸化澱
粉、およびAKDの2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m
2 であり、かつ該塗工層を設けた新聞印刷用紙の動摩擦
係数が0.40〜0.70の範囲にある新聞印刷用紙、あるいは
吸水度が5秒以下の新聞印刷用紙原紙に、エ−テル化澱
粉、およびAKDを含有する塗工層を設けた新聞印刷用
紙において、該塗工層のエ−テル化澱粉、およびAKD
の2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 である新聞印刷
用紙がより望ましい。
【0026】酸化澱粉は、歴史的に古くから使用されて
いる化工澱粉であり、一般的に、次亜塩素酸ナトリウム
などによる酸化反応により、低分子量化、および分子中
へのカルボキシル基、アルデヒド基、あるいはカルボニ
ル基などの導入を行ったものである。またエ−テル化澱
粉は、澱粉分子の水酸基を、エ−テル化したものであ
り、ヒドロキシメチル化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉
などのヒドロキシアルキル化澱粉、カルボキシルメチル
化澱粉、メチル化澱粉、エチル化澱粉、プロピル化澱
粉、ベンジル化澱粉などが挙げられる。
いる化工澱粉であり、一般的に、次亜塩素酸ナトリウム
などによる酸化反応により、低分子量化、および分子中
へのカルボキシル基、アルデヒド基、あるいはカルボニ
ル基などの導入を行ったものである。またエ−テル化澱
粉は、澱粉分子の水酸基を、エ−テル化したものであ
り、ヒドロキシメチル化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉
などのヒドロキシアルキル化澱粉、カルボキシルメチル
化澱粉、メチル化澱粉、エチル化澱粉、プロピル化澱
粉、ベンジル化澱粉などが挙げられる。
【0027】本発明で用いられるアルキルケテンダイマ
−(AKD)は、主にパルミチン酸、ステアリン酸など
の硬化脂肪酸から合成される一般式(1)で表される2
量体化合物である。これらのAKDは、単独または組み
合わせて使用すればよい。また、AKDは、水中に分散
させエマルジョン化させて用いるのが一般的である。
−(AKD)は、主にパルミチン酸、ステアリン酸など
の硬化脂肪酸から合成される一般式(1)で表される2
量体化合物である。これらのAKDは、単独または組み
合わせて使用すればよい。また、AKDは、水中に分散
させエマルジョン化させて用いるのが一般的である。
【化1】 (ここで、R1 およびR2 は、炭素数14〜18のアルキル
基を表す。)
基を表す。)
【0028】本発明の新聞印刷用紙の動摩擦係数は、0.
40〜0.70の範囲にあることが望ましい。このような動摩
擦係数を得るためには、例えば、化工澱粉、およびAK
Dから成る塗工層中に、防滑剤を含有させればよい。
40〜0.70の範囲にあることが望ましい。このような動摩
擦係数を得るためには、例えば、化工澱粉、およびAK
Dから成る塗工層中に、防滑剤を含有させればよい。
【0029】本発明で用いられる防滑剤については、製
造される新聞印刷用紙の静・動摩擦係数が、新聞用紙原
紙自体の摩擦係数などにも依存するため、その種類およ
び量は、特に限定されるものではない。本発明で使用さ
れる防滑剤としては、例えば、炭酸カルシウム、シリ
カ、合成樹脂(塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、尿
素ホルマリン樹脂、メラミン系樹脂、スチレン/ブタジ
エン系共重合体系樹脂など)などの摩擦防止用粉末、あ
るいはそれら粉末とバインダ−樹脂を含有している防滑
用組成物などが挙げられる。例えば、特開昭55-128556
号公報、特開昭56-54441号公報、特開昭57-184494 号公
報、特開昭58-21473号公報、特開昭59-108079 号公報、
特開昭62-110997 号公報、特開昭62-133199 号公報、特
開平01-183596 号公報、特開平04-327297 号公報などに
記載の防滑用組成物が挙げられる。これらの防滑剤は、
単独または組み合わせて使用すればよい。
造される新聞印刷用紙の静・動摩擦係数が、新聞用紙原
紙自体の摩擦係数などにも依存するため、その種類およ
び量は、特に限定されるものではない。本発明で使用さ
れる防滑剤としては、例えば、炭酸カルシウム、シリ
カ、合成樹脂(塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、尿
素ホルマリン樹脂、メラミン系樹脂、スチレン/ブタジ
エン系共重合体系樹脂など)などの摩擦防止用粉末、あ
るいはそれら粉末とバインダ−樹脂を含有している防滑
用組成物などが挙げられる。例えば、特開昭55-128556
号公報、特開昭56-54441号公報、特開昭57-184494 号公
報、特開昭58-21473号公報、特開昭59-108079 号公報、
特開昭62-110997 号公報、特開昭62-133199 号公報、特
開平01-183596 号公報、特開平04-327297 号公報などに
記載の防滑用組成物が挙げられる。これらの防滑剤は、
単独または組み合わせて使用すればよい。
【0030】本発明で用いられる化工澱粉、AKD、お
よび防滑剤から成る塗布液は、本発明に支障のない範囲
で、他の成分を含有させてもよい。他の成分として、例
えば、カルボキシルメチルセルロ−ス、メチルセルロ−
ス、ヒドロキシアルキルセルロ−スなどの水溶性セルロ
−ス類、スチレン/ブテジエン共重合体ラテックスなど
の合成ゴム系ラテックス類、消泡剤などが挙げられる。
よび防滑剤から成る塗布液は、本発明に支障のない範囲
で、他の成分を含有させてもよい。他の成分として、例
えば、カルボキシルメチルセルロ−ス、メチルセルロ−
ス、ヒドロキシアルキルセルロ−スなどの水溶性セルロ
−ス類、スチレン/ブテジエン共重合体ラテックスなど
の合成ゴム系ラテックス類、消泡剤などが挙げられる。
【0031】本発明の新聞用紙は、前述の新聞用紙原紙
の片面、あるいは両面に、化工澱粉、AKDおよび防滑
剤から成る塗布液を、塗工機により外添することにより
製造される。
の片面、あるいは両面に、化工澱粉、AKDおよび防滑
剤から成る塗布液を、塗工機により外添することにより
製造される。
【0032】化工澱粉、AKDおよび防滑剤から成る塗
布液の配合については、基本的には製造される新聞印刷
用紙の性能によって決定されるべきであり、限定される
べきものではない。しかし、あえて限定すると、化工澱
粉10部に対して、AKDの量は、 0.5〜 3.0部程度が望
ましい。AKDが化工澱粉10部に対して 0.5部未満であ
ると、十分な吸水度を得ることができないし、またAK
Dが化工澱粉10部に対して 3.0部より多いと、(a) 吸水
度が高く成り過ぎる、(b) 摩擦係数の低下が著しい、お
よび(c) コスト的に高くなる。などの点から好ましくな
い。吸水度、コストの面などのバランスから考えると、
化工澱粉10部に対して、AKDを 0.8〜2.0部が、特
に、好ましい。防滑剤の配合比についても、前述したよ
うに、新聞用紙原紙の摩擦係数にも依存するため、特に
限定できるものではない。しかしながら、あえて限定す
ると、化工澱粉10部に対して、防滑剤を0.01〜10.0部程
度である。再度まとめれば、本発明の新聞印刷用紙に用
いられる塗布液は、化工澱粉10部に対して、AKDを
0.5〜 3.0部、防滑剤を0.01〜10.0部、用いるのが望ま
しい。
布液の配合については、基本的には製造される新聞印刷
用紙の性能によって決定されるべきであり、限定される
べきものではない。しかし、あえて限定すると、化工澱
粉10部に対して、AKDの量は、 0.5〜 3.0部程度が望
ましい。AKDが化工澱粉10部に対して 0.5部未満であ
ると、十分な吸水度を得ることができないし、またAK
Dが化工澱粉10部に対して 3.0部より多いと、(a) 吸水
度が高く成り過ぎる、(b) 摩擦係数の低下が著しい、お
よび(c) コスト的に高くなる。などの点から好ましくな
い。吸水度、コストの面などのバランスから考えると、
化工澱粉10部に対して、AKDを 0.8〜2.0部が、特
に、好ましい。防滑剤の配合比についても、前述したよ
うに、新聞用紙原紙の摩擦係数にも依存するため、特に
限定できるものではない。しかしながら、あえて限定す
ると、化工澱粉10部に対して、防滑剤を0.01〜10.0部程
度である。再度まとめれば、本発明の新聞印刷用紙に用
いられる塗布液は、化工澱粉10部に対して、AKDを
0.5〜 3.0部、防滑剤を0.01〜10.0部、用いるのが望ま
しい。
【0033】また、化工澱粉、AKDおよび防滑剤から
成る塗布液の塗布量については、特に、3成分のうち化
工澱粉およびAKDの2成分の塗布量が重要であり、そ
の2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 の範囲が望まし
い。防滑剤の量については、要求される摩擦係数(動摩
擦係数0.40〜0.70)によって決定されるべきであり、特
に限定されるものではない。吸水度、コストの面などの
バランスから考えると、特に、化工澱粉およびAKDの
2成分の塗布量の範囲は、 0.6〜 1.5g/m2がより好
ましい。
成る塗布液の塗布量については、特に、3成分のうち化
工澱粉およびAKDの2成分の塗布量が重要であり、そ
の2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 の範囲が望まし
い。防滑剤の量については、要求される摩擦係数(動摩
擦係数0.40〜0.70)によって決定されるべきであり、特
に限定されるものではない。吸水度、コストの面などの
バランスから考えると、特に、化工澱粉およびAKDの
2成分の塗布量の範囲は、 0.6〜 1.5g/m2がより好
ましい。
【0034】塗工機としては、2ロ−ルサイズプレス、
ゲ−トロ−ルコ−タ−、ブレ−ドロッドメタリングコ−
タ−、エア−ナイフコ−タ−などが挙げられる。これら
の塗工機は、コストの面から、オンマシ−ンであること
が望ましい。新聞印刷用紙に塗工する場合、ゲ−トロ−
ルコ−タ−での塗工が主流を占めており、本発明でも、
ゲ−トロ−ルコ−タ−による両面塗工が望ましい。
ゲ−トロ−ルコ−タ−、ブレ−ドロッドメタリングコ−
タ−、エア−ナイフコ−タ−などが挙げられる。これら
の塗工機は、コストの面から、オンマシ−ンであること
が望ましい。新聞印刷用紙に塗工する場合、ゲ−トロ−
ルコ−タ−での塗工が主流を占めており、本発明でも、
ゲ−トロ−ルコ−タ−による両面塗工が望ましい。
【0035】本発明で用いられる化工澱粉、AKDおよ
び防滑剤から成る塗布液は、ゲ−トロ−ルコ−タ−によ
る塗工適性に優れているという利点も有する。すなわ
ち、例えば、酸化澱粉のみをゲ−トロ−ルコ−タ−によ
り塗布した場合、塗布された新聞印刷用紙には、塗工層
のすじ状のパタ−ンが若干認められるのに比べて、本発
明で用いられる塗布液を塗布した場合には、塗布された
新聞印刷用紙には、そのようなパタ−ンは認められず、
より均一に塗布することができる。
び防滑剤から成る塗布液は、ゲ−トロ−ルコ−タ−によ
る塗工適性に優れているという利点も有する。すなわ
ち、例えば、酸化澱粉のみをゲ−トロ−ルコ−タ−によ
り塗布した場合、塗布された新聞印刷用紙には、塗工層
のすじ状のパタ−ンが若干認められるのに比べて、本発
明で用いられる塗布液を塗布した場合には、塗布された
新聞印刷用紙には、そのようなパタ−ンは認められず、
より均一に塗布することができる。
【0036】本発明の化工澱粉、AKDおよび防滑剤か
ら成る塗工層を設けた新聞印刷用紙の吸水度は、塗布液
の配合比、塗布量などによりコントロ−ルすることが可
能である。そのため、要求される性能に応じて、吸水度
を決定すればよい。言い換えれば、化工澱粉、AKDお
よび防滑剤から成る塗工層は、吸水度コントロ−ル層で
もある。吸水度の範囲としては、10〜 200秒の範囲にあ
ることが望ましい。その範囲の中でも、20〜80秒の範囲
がより好ましい。
ら成る塗工層を設けた新聞印刷用紙の吸水度は、塗布液
の配合比、塗布量などによりコントロ−ルすることが可
能である。そのため、要求される性能に応じて、吸水度
を決定すればよい。言い換えれば、化工澱粉、AKDお
よび防滑剤から成る塗工層は、吸水度コントロ−ル層で
もある。吸水度の範囲としては、10〜 200秒の範囲にあ
ることが望ましい。その範囲の中でも、20〜80秒の範囲
がより好ましい。
【0037】本発明の新聞印刷用紙は、吸水度をコント
ロ−ルすることができるため、印刷時に使用される各種
インクに幅広く対応することが可能である。例えば、油
性インク中に湿し水を混入させたエマルジョンインクな
どの特殊インク、水なし平版用のタック性の高いインク
などへの対応も考えられる。
ロ−ルすることができるため、印刷時に使用される各種
インクに幅広く対応することが可能である。例えば、油
性インク中に湿し水を混入させたエマルジョンインクな
どの特殊インク、水なし平版用のタック性の高いインク
などへの対応も考えられる。
【0038】また、本発明の新聞印刷用紙の表面強度に
ついても、塗布液の配合比、塗布量などによりコントロ
−ルすることが可能であり、要求される性能に応じて、
表面強度を決定すればよい。
ついても、塗布液の配合比、塗布量などによりコントロ
−ルすることが可能であり、要求される性能に応じて、
表面強度を決定すればよい。
【0039】
【作用】新聞印刷用紙原紙に、化工澱粉、およびAKD
を含有する塗工層を、化工澱粉およびAKDの2成分の
塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 の範囲で設けることによ
り、吸水度、および表面強度に優れた新聞用紙が得られ
る。その理由については、明確な理由は未だ解明されて
いないが、以下のように推定される。
を含有する塗工層を、化工澱粉およびAKDの2成分の
塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 の範囲で設けることによ
り、吸水度、および表面強度に優れた新聞用紙が得られ
る。その理由については、明確な理由は未だ解明されて
いないが、以下のように推定される。
【0040】AKDサイズの発現機構については、種々
の見解があるものの、一つの考え方として、AKDがセ
ルロ−スの水酸基と反応し、β−ケトエステルが生成
し、セルロ−ス表面に疎水性基が導入され、サイズ性が
発現するという考え方がある。
の見解があるものの、一つの考え方として、AKDがセ
ルロ−スの水酸基と反応し、β−ケトエステルが生成
し、セルロ−ス表面に疎水性基が導入され、サイズ性が
発現するという考え方がある。
【化2】
【0041】本発明では、外添されるAKDが、化工澱
粉の水酸基と反応し、化工澱粉のβ−ケトエステルが生
成し、疎水性基が導入されたある種のバリヤ−を原紙の
表面に形成するためだと考えられる。そのため、化工澱
粉のみを塗布した場合に比べ、吸水度が向上する。
粉の水酸基と反応し、化工澱粉のβ−ケトエステルが生
成し、疎水性基が導入されたある種のバリヤ−を原紙の
表面に形成するためだと考えられる。そのため、化工澱
粉のみを塗布した場合に比べ、吸水度が向上する。
【化3】
【0042】また、化工澱粉およびAKDの2成分の塗
布量が、 0.5g/m2 未満であると、バリヤ−が原紙表
面を完全に覆うことができず、吸水度が十分に上がらな
い。これに対し、2成分の塗布量が 0.5g/m2 となっ
て初めて、バリヤ−が原紙表面を完全に覆うことができ
るようになり、吸水度が向上し、表面強度も改善される
と考えられる。
布量が、 0.5g/m2 未満であると、バリヤ−が原紙表
面を完全に覆うことができず、吸水度が十分に上がらな
い。これに対し、2成分の塗布量が 0.5g/m2 となっ
て初めて、バリヤ−が原紙表面を完全に覆うことができ
るようになり、吸水度が向上し、表面強度も改善される
と考えられる。
【0043】一方、防滑剤を添加することにより、AK
Dによる摩擦係数の低下を防ぐことができる。
Dによる摩擦係数の低下を防ぐことができる。
【0044】
【実施例】なお、以下の説明において、部は重量部を示
す。
す。
【0045】〈新聞印刷用紙原紙の製造〉DIP35部、
TMP30部、GP20部、KP15部の割合で混合離解し、
フリ−ネスを 200に調製した混合パルプをベルベフォ−
マ−型抄紙機にて、抄紙速度 900m/min で抄紙し、坪量
43g/m2 、白色度51%、平滑度 60sec、密度0.65、静
摩擦係数0.60、動摩擦係数0.55の新聞印刷用紙原紙を得
た。この原紙は、一般の新聞印刷用紙と同等のものであ
る。
TMP30部、GP20部、KP15部の割合で混合離解し、
フリ−ネスを 200に調製した混合パルプをベルベフォ−
マ−型抄紙機にて、抄紙速度 900m/min で抄紙し、坪量
43g/m2 、白色度51%、平滑度 60sec、密度0.65、静
摩擦係数0.60、動摩擦係数0.55の新聞印刷用紙原紙を得
た。この原紙は、一般の新聞印刷用紙と同等のものであ
る。
【0046】〈新聞印刷用紙の製造〉 [実施例1〜26]酸化澱粉(商品名:SK-20 /日本コ−
ンスタ−チ(株)製)の糊液に、AKD(商品名:A-7
/荒川化学工業(株)製、あるいはA-8 /荒川化学工業
(株)製)、および防滑剤(シリカ系防滑剤(商品名:
P-527 /日本シリカ工業(株)製)、炭酸カルシウム系
防滑剤(商品名:ツネックスE(TUNEX-E) /白石工業
(株)製)、合成樹脂系防滑剤(商品名:AT-931/日本
PMC(株)製、AT-938/日本PMC(株)製、あるい
はAT943A/日本PMC(株)製))を加え、塗布液(固
形分濃度 7〜15%)を調製した。なお、配合比は、表
1、および表2に記載の配合比で調製を行った。その塗
布液を、前述の新聞印刷用紙原紙に、メイヤ−バ−で、
酸化澱粉およびAKDの2成分の塗布量の範囲が 0.5〜
2.0g/m2 で塗布した。塗布後、カレンダ−処理を行
ない、新聞印刷用紙を得た(表1〜2参照)。
ンスタ−チ(株)製)の糊液に、AKD(商品名:A-7
/荒川化学工業(株)製、あるいはA-8 /荒川化学工業
(株)製)、および防滑剤(シリカ系防滑剤(商品名:
P-527 /日本シリカ工業(株)製)、炭酸カルシウム系
防滑剤(商品名:ツネックスE(TUNEX-E) /白石工業
(株)製)、合成樹脂系防滑剤(商品名:AT-931/日本
PMC(株)製、AT-938/日本PMC(株)製、あるい
はAT943A/日本PMC(株)製))を加え、塗布液(固
形分濃度 7〜15%)を調製した。なお、配合比は、表
1、および表2に記載の配合比で調製を行った。その塗
布液を、前述の新聞印刷用紙原紙に、メイヤ−バ−で、
酸化澱粉およびAKDの2成分の塗布量の範囲が 0.5〜
2.0g/m2 で塗布した。塗布後、カレンダ−処理を行
ない、新聞印刷用紙を得た(表1〜2参照)。
【0047】[実施例27〜52]酸化澱粉の代わりに、エ
−テル化澱粉(商品名:PG-280/Penford Products Co.
製)を用い、実施例1〜26と同様にして新聞印刷用紙を
製造した。すなわち、エ−テル化澱粉の糊液に、AK
D、および防滑剤を加え、塗布液(固形分濃度 7〜15
%)を調製した。なお、配合比は、表3、および表4に
記載の配合比で調製を行った。その塗布液を、前述の新
聞用紙原紙に、メイヤ−バ−で、エ−テル化澱粉および
AKDの2成分の塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲で塗
布した。塗布後、カレンダ−処理を行ない、新聞印刷用
紙を得た(表3〜4参照)。
−テル化澱粉(商品名:PG-280/Penford Products Co.
製)を用い、実施例1〜26と同様にして新聞印刷用紙を
製造した。すなわち、エ−テル化澱粉の糊液に、AK
D、および防滑剤を加え、塗布液(固形分濃度 7〜15
%)を調製した。なお、配合比は、表3、および表4に
記載の配合比で調製を行った。その塗布液を、前述の新
聞用紙原紙に、メイヤ−バ−で、エ−テル化澱粉および
AKDの2成分の塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲で塗
布した。塗布後、カレンダ−処理を行ない、新聞印刷用
紙を得た(表3〜4参照)。
【0048】[比較例1〜2]酸化澱粉:AKD:防滑
剤=10部: 1部: 1部の配合比の塗布液を、前述の新聞
用紙原紙に、メイヤ−バ−で、酸化澱粉およびAKDの
2成分の塗布量 0.5g/m2 未満(0.23、および0.45)
で塗布した。塗布後、カレンダ−処理を行ない、比較例
用の新聞印刷用紙を得た(表5参照)。
剤=10部: 1部: 1部の配合比の塗布液を、前述の新聞
用紙原紙に、メイヤ−バ−で、酸化澱粉およびAKDの
2成分の塗布量 0.5g/m2 未満(0.23、および0.45)
で塗布した。塗布後、カレンダ−処理を行ない、比較例
用の新聞印刷用紙を得た(表5参照)。
【0049】[比較例3〜4]エ−テル化澱粉:AK
D:防滑剤=10部: 1部: 1部の配合比の塗布液を、前
述の新聞用紙原紙に、メイヤ−バ−で、エ−テル化澱粉
およびAKDの2成分の塗布量 0.5g/m2 未満(0.2
1、および0.49)で塗布した。塗布後、カレンダ−処理
を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表5参
照)。
D:防滑剤=10部: 1部: 1部の配合比の塗布液を、前
述の新聞用紙原紙に、メイヤ−バ−で、エ−テル化澱粉
およびAKDの2成分の塗布量 0.5g/m2 未満(0.2
1、および0.49)で塗布した。塗布後、カレンダ−処理
を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表5参
照)。
【0050】[比較例5〜6]酸化澱粉の糊液に、AK
Dを加え、塗布液(固形分濃度 7〜15%)を調製した。
なお、配合比は、酸化澱粉:AKD=10部: 1.0 部で調
製を行った。その塗布液を、前述の新聞用紙原紙に、メ
イヤ−バ−で、塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲(0.7
2、および0.84)で塗布した。塗布後、カレンダ−処理
を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表5参
照)。
Dを加え、塗布液(固形分濃度 7〜15%)を調製した。
なお、配合比は、酸化澱粉:AKD=10部: 1.0 部で調
製を行った。その塗布液を、前述の新聞用紙原紙に、メ
イヤ−バ−で、塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲(0.7
2、および0.84)で塗布した。塗布後、カレンダ−処理
を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表5参
照)。
【0051】[比較例7]酸化澱粉の糊液に、防滑剤を
加え、塗布液(固形分濃度 7〜15%)を調製した。な
お、配合比は、酸化澱粉:防滑剤=10部: 1.0 部で調製
を行った。その塗布液を、前述の新聞用紙原紙に、メイ
ヤ−バ−で、塗布量0.69g/m2 で塗布、カレンダ−処
理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表5参
照)。
加え、塗布液(固形分濃度 7〜15%)を調製した。な
お、配合比は、酸化澱粉:防滑剤=10部: 1.0 部で調製
を行った。その塗布液を、前述の新聞用紙原紙に、メイ
ヤ−バ−で、塗布量0.69g/m2 で塗布、カレンダ−処
理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表5参
照)。
【0052】[比較例8〜11]酸化澱粉のみの塗布液
(固形分濃度 7〜15%)を、前述の新聞用紙原紙に、メ
イヤ−バ−で、塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲で塗布
した。塗布後、カレンダ−処理を行ない、比較例用の新
聞印刷用紙を得た(表5参照)。
(固形分濃度 7〜15%)を、前述の新聞用紙原紙に、メ
イヤ−バ−で、塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲で塗布
した。塗布後、カレンダ−処理を行ない、比較例用の新
聞印刷用紙を得た(表5参照)。
【0053】[比較例12]エ−テル化澱粉の糊液に、A
KDを加え、塗布液(固形分濃度 7〜15%)を調製し
た。なお、配合比は、エ−テル化澱粉:AKD=10部:
1.0 部で調製を行った。その塗布液を、前述の新聞用紙
原紙に、メイヤ−バ−で、塗布量0.69g/m2 で塗布し
た。塗布後、カレンダ−処理を行ない、比較例用の新聞
印刷用紙を得た(表5参照)。
KDを加え、塗布液(固形分濃度 7〜15%)を調製し
た。なお、配合比は、エ−テル化澱粉:AKD=10部:
1.0 部で調製を行った。その塗布液を、前述の新聞用紙
原紙に、メイヤ−バ−で、塗布量0.69g/m2 で塗布し
た。塗布後、カレンダ−処理を行ない、比較例用の新聞
印刷用紙を得た(表5参照)。
【0054】[比較例13]エ−テル化澱粉の糊液に、防
滑剤を加え、塗布液(固形分濃度 7〜15%)を調製し
た。なお、配合比は、エ−テル化澱粉:防滑剤=10部:
1.0 部で調製を行った。その塗布液を、前述の新聞用紙
原紙に、メイヤ−バ−で、塗布量0.63g/m2 で塗布、
カレンダ−処理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得
た(表5参照)。
滑剤を加え、塗布液(固形分濃度 7〜15%)を調製し
た。なお、配合比は、エ−テル化澱粉:防滑剤=10部:
1.0 部で調製を行った。その塗布液を、前述の新聞用紙
原紙に、メイヤ−バ−で、塗布量0.63g/m2 で塗布、
カレンダ−処理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得
た(表5参照)。
【0055】[比較例14〜16]エ−テル化澱粉のみの塗
布液(固形分濃度 7〜15%)を、前述の新聞用紙原紙
に、メイヤ−バ−で、塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲
で塗布した。塗布後、カレンダ−処理を行ない、比較例
用の新聞印刷用紙を得た(表5参照)。
布液(固形分濃度 7〜15%)を、前述の新聞用紙原紙
に、メイヤ−バ−で、塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲
で塗布した。塗布後、カレンダ−処理を行ない、比較例
用の新聞印刷用紙を得た(表5参照)。
【0056】実施例1〜52および比較例1〜16の新聞印
刷用紙について、塗布量(化工澱粉およびAKDの2成
分の塗布量)、点滴吸水度、動/静摩擦係数を測定し
た。その評価結果を表1〜6に示す。
刷用紙について、塗布量(化工澱粉およびAKDの2成
分の塗布量)、点滴吸水度、動/静摩擦係数を測定し
た。その評価結果を表1〜6に示す。
【0057】*塗布量(化工澱粉およびAKDの2成分
の塗布量)の測定:サンプル( 100cm2 )を裁断し、蒸
留水50ml中に加え、沸騰湯浴中で1時間保持し、澱粉の
抽出を行った。濾過後、濾液を 100mlに希釈し、その中
の10mlをサンプリングし、 2N-塩酸 2.5ml、ヨウ化カリ
ウム/ヨウ素溶液 2.5mlを加え、全量を50mlにする。58
0nmの吸光度を測定し、予め作成した検量線より澱粉量
を測定した。得られた澱粉量と塗布液の配合比より逆算
して求めた。 *点滴吸水度の測定 Japan TAPPI No.33 (吸収性の紙
の吸水速度試験方法)に準じて、滴下水量1μlで測定
した。 *動/静摩擦係数の測定 Japan TAPPI No.30-79(紙お
よび板紙の摩擦係数試験方法)に従った。
の塗布量)の測定:サンプル( 100cm2 )を裁断し、蒸
留水50ml中に加え、沸騰湯浴中で1時間保持し、澱粉の
抽出を行った。濾過後、濾液を 100mlに希釈し、その中
の10mlをサンプリングし、 2N-塩酸 2.5ml、ヨウ化カリ
ウム/ヨウ素溶液 2.5mlを加え、全量を50mlにする。58
0nmの吸光度を測定し、予め作成した検量線より澱粉量
を測定した。得られた澱粉量と塗布液の配合比より逆算
して求めた。 *点滴吸水度の測定 Japan TAPPI No.33 (吸収性の紙
の吸水速度試験方法)に準じて、滴下水量1μlで測定
した。 *動/静摩擦係数の測定 Japan TAPPI No.30-79(紙お
よび板紙の摩擦係数試験方法)に従った。
【0058】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【0059】[実施例53〜58]酸化澱粉、AKD、およ
び防滑剤からなる塗工液の配合比を、表7記載の配合比
(酸化澱粉:AKD:防滑剤=10部:1部:1〜2 部)で、
塗工液を調製した。その塗布液を、前述の新聞印刷用紙
原紙に、ゲ−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速度 300
m/min で、酸化澱粉およびAKDの2成分の塗布量 0.5
〜 2.0g/m2の範囲で塗工した。塗工後、ス−パ−カ
レンダ−処理を行ない、新聞印刷用紙を得た(表7参
照)。
び防滑剤からなる塗工液の配合比を、表7記載の配合比
(酸化澱粉:AKD:防滑剤=10部:1部:1〜2 部)で、
塗工液を調製した。その塗布液を、前述の新聞印刷用紙
原紙に、ゲ−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速度 300
m/min で、酸化澱粉およびAKDの2成分の塗布量 0.5
〜 2.0g/m2の範囲で塗工した。塗工後、ス−パ−カ
レンダ−処理を行ない、新聞印刷用紙を得た(表7参
照)。
【0060】[実施例59〜60]エ−テル化澱粉、AK
D、および防滑剤からなる塗工液の配合比を、エ−テル
化澱粉:AKD:防滑剤=10部:1部:1部として、塗工液
を調製した。その塗布液を、前述の新聞印刷用紙原紙
に、ゲ−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速度 300m/mi
n で、エ−テル化澱粉およびAKDの2成分の塗布量
0.5〜 2.0g/m2 の範囲で塗布した。塗工後、ス−パ
−カレンダ−処理を行ない、新聞印刷用紙を得た(表7
参照)。
D、および防滑剤からなる塗工液の配合比を、エ−テル
化澱粉:AKD:防滑剤=10部:1部:1部として、塗工液
を調製した。その塗布液を、前述の新聞印刷用紙原紙
に、ゲ−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速度 300m/mi
n で、エ−テル化澱粉およびAKDの2成分の塗布量
0.5〜 2.0g/m2 の範囲で塗布した。塗工後、ス−パ
−カレンダ−処理を行ない、新聞印刷用紙を得た(表7
参照)。
【0061】[比較例17〜18]酸化澱粉、AKD、およ
び防滑剤からなる塗工液の配合比を、酸化澱粉:AK
D:防滑剤=10部:1部:1部として、塗工液を調製した。
その塗工液を、前述の新聞印刷用紙原紙に、ゲ−トロ−
ルテストコ−タ−で、塗工速度 300m/min で、酸化澱粉
およびAKDの2成分の塗布量 0.5g/m2 未満(0.0
4、および0.17)で塗工した。塗工後、ス−パ−カレン
ダ−処理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表
7参照)。
び防滑剤からなる塗工液の配合比を、酸化澱粉:AK
D:防滑剤=10部:1部:1部として、塗工液を調製した。
その塗工液を、前述の新聞印刷用紙原紙に、ゲ−トロ−
ルテストコ−タ−で、塗工速度 300m/min で、酸化澱粉
およびAKDの2成分の塗布量 0.5g/m2 未満(0.0
4、および0.17)で塗工した。塗工後、ス−パ−カレン
ダ−処理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表
7参照)。
【0062】[比較例19]エ−テル化澱粉、AKD、お
よび防滑剤からなる塗工液の配合比を、エ−テル化澱
粉:AKD:防滑剤=10部:1部:1部として、塗工液を調
製した。その塗布液を、前述の新聞印刷用紙原紙に、ゲ
−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速度 300m/min で、
エ−テル化澱粉およびAKDの2成分の塗布量 0.5g/
m2 未満(0.18)で塗工した。塗工後、ス−パ−カレン
ダ−処理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表
7参照)。
よび防滑剤からなる塗工液の配合比を、エ−テル化澱
粉:AKD:防滑剤=10部:1部:1部として、塗工液を調
製した。その塗布液を、前述の新聞印刷用紙原紙に、ゲ
−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速度 300m/min で、
エ−テル化澱粉およびAKDの2成分の塗布量 0.5g/
m2 未満(0.18)で塗工した。塗工後、ス−パ−カレン
ダ−処理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表
7参照)。
【0063】[比較例20]酸化澱粉、およびAKDから
なる塗工液の配合比を、酸化澱粉:AKD=10部:1部と
して、塗工液を調製した。その塗工液を、前述の新聞印
刷用紙原紙に、ゲ−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速
度 300m/min で、塗布量1.19g/m2 の範囲で塗工し
た。塗工後、ス−パ−カレンダ−処理を行ない、比較例
用の新聞印刷用紙を得た(表7参照)。
なる塗工液の配合比を、酸化澱粉:AKD=10部:1部と
して、塗工液を調製した。その塗工液を、前述の新聞印
刷用紙原紙に、ゲ−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速
度 300m/min で、塗布量1.19g/m2 の範囲で塗工し
た。塗工後、ス−パ−カレンダ−処理を行ない、比較例
用の新聞印刷用紙を得た(表7参照)。
【0064】[比較例21〜22]酸化澱粉、あるいはエ−
テル化澱粉のみから成る塗工液を、前述の新聞印刷用紙
原紙に、ゲ−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速度 300
m/min で、塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲(0.81、お
よび0.88)で塗工した。塗工後、ス−パ−カレンダ−処
理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表7参
照)。
テル化澱粉のみから成る塗工液を、前述の新聞印刷用紙
原紙に、ゲ−トロ−ルテストコ−タ−で、塗工速度 300
m/min で、塗布量 0.5〜 2.0g/m2 の範囲(0.81、お
よび0.88)で塗工した。塗工後、ス−パ−カレンダ−処
理を行ない、比較例用の新聞印刷用紙を得た(表7参
照)。
【0065】実施例53〜60および比較例17〜22の新聞印
刷用紙について、塗布量(化工澱粉およびAKDの2成
分の塗布量)、点滴吸水度、FRT(Fiber rising tes
t )、動/静摩擦係数を測定した。その評価結果を表7
に示す。
刷用紙について、塗布量(化工澱粉およびAKDの2成
分の塗布量)、点滴吸水度、FRT(Fiber rising tes
t )、動/静摩擦係数を測定した。その評価結果を表7
に示す。
【0066】*FRTの測定:新聞印刷用紙をマシ−ン
方向に、 300mm×幅35mmに切り取り、表面解析装置FIBR
1000 (Fibro system AB 製)を用いて、一定面積にお
ける繊維の 0.1mmより長い毛羽立ちの数を求めた。この
値が小さいほど、表面強度が優れていることを示してい
る。
方向に、 300mm×幅35mmに切り取り、表面解析装置FIBR
1000 (Fibro system AB 製)を用いて、一定面積にお
ける繊維の 0.1mmより長い毛羽立ちの数を求めた。この
値が小さいほど、表面強度が優れていることを示してい
る。
【0067】
【表7】
【0068】
【発明の効果】以上、述べてきたように、新聞印刷用紙
原紙に、化工澱粉、AKD、防滑剤から成る塗工層を、
化工澱粉およびAKDの2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g
/m2の範囲で設けることにより、吸水度および表面強
度の改良された、特にオフセット印刷に適した新聞印刷
用紙が得られる。本発明の新聞印刷用紙は、吸水度を自
由にコントロ−ルすることができるため、各種印刷に幅
広く対応することが可能であり、例えばドライオフセッ
ト印刷(水なし平版、凸版オフセット印刷など)への適
用も考えられる。
原紙に、化工澱粉、AKD、防滑剤から成る塗工層を、
化工澱粉およびAKDの2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g
/m2の範囲で設けることにより、吸水度および表面強
度の改良された、特にオフセット印刷に適した新聞印刷
用紙が得られる。本発明の新聞印刷用紙は、吸水度を自
由にコントロ−ルすることができるため、各種印刷に幅
広く対応することが可能であり、例えばドライオフセッ
ト印刷(水なし平版、凸版オフセット印刷など)への適
用も考えられる。
【0069】また、本発明の新聞印刷用紙の製造方法
は、外添のみによりサイズを行う方法であり、内添サイ
ズを行う場合と比べて、ウエットエンドを汚さずにすむ
といった利点もある。
は、外添のみによりサイズを行う方法であり、内添サイ
ズを行う場合と比べて、ウエットエンドを汚さずにすむ
といった利点もある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐竹 寿巳 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社中央研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 新聞印刷用紙原紙に、化工澱粉、および
アルキルケテンダイマ−を含有する塗工層を設けた新聞
印刷用紙において、該塗工層の化工澱粉、およびアルキ
ルケテンダイマ−の2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m
2 であり、かつ該塗工層を設けた新聞印刷用紙の動摩擦
係数が0.40〜0.70の範囲にあることを特徴とする新聞印
刷用紙。 - 【請求項2】 点滴吸水度(Japan TAPPI No.33 に準
拠、滴下水量1μlで測定)が5秒以下の新聞印刷用紙
原紙に、化工澱粉、およびアルキルケテンダイマ−を含
有する塗工層を設けた新聞印刷用紙において、該塗工層
の化工澱粉、およびアルキルケテンダイマ−の2成分の
塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 であり、かつ該塗工層を設
けた新聞印刷用紙の動摩擦係数が0.40〜0.70の範囲にあ
ることを特徴とする新聞印刷用紙。 - 【請求項3】 点滴吸水度(Japan TAPPI No.33 に準
拠、滴下水量1μlで測定)が5秒以下の新聞印刷用紙
原紙に、酸化澱粉、およびアルキルケテンダイマ−を含
有する塗工層を設けた新聞印刷用紙において、該塗工層
の酸化澱粉、およびアルキルケテンダイマ−の2成分の
塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 であり、かつ該塗工層を設
けた新聞印刷用紙の動摩擦係数が0.40〜0.70の範囲にあ
ることを特徴とする新聞印刷用紙。 - 【請求項4】 点滴吸水度(Japan TAPPI No.33 に準
拠、滴下水量1μlで測定)が5秒以下の新聞印刷用紙
原紙に、エ−テル化澱粉、およびアルキルケテンダイマ
−を含有する塗工層を設けた新聞印刷用紙において、該
塗工層のエ−テル化澱粉、およびアルキルケテンダイマ
−の2成分の塗布量が 0.5〜 2.0g/m2 であり、かつ
該塗工層を設けた新聞印刷用紙の動摩擦係数が0.40〜0.
70の範囲にあることを特徴とする新聞印刷用紙。 - 【請求項5】 点滴吸水度(Japan TAPPI No.33 に準
拠、滴下水量1μlで測定)が、10〜 200秒の範囲にあ
る請求項1、請求項2、請求項3、および請求項4記載
の新聞印刷用紙。 - 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、および
請求項4記載の塗工層をゲ−トロ−ル方式で塗工するこ
とを特徴とする新聞印刷用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07465794A JP3398944B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 新聞印刷用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07465794A JP3398944B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 新聞印刷用紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07279094A true JPH07279094A (ja) | 1995-10-24 |
JP3398944B2 JP3398944B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=13553532
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07465794A Expired - Fee Related JP3398944B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 新聞印刷用紙 |
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---|---|
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Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002161493A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-04 | Nippon Paper Industries Co Ltd | オフセット印刷用新聞用紙 |
JP2002173896A (ja) * | 2000-09-26 | 2002-06-21 | Nippon Paper Industries Co Ltd | オフセット印刷用新聞用紙 |
JP2005240228A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 中質書籍用紙 |
JP2005240229A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 新聞印刷用紙 |
JP2005240227A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 上質紙 |
JP2007002344A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Oji Paper Co Ltd | コールドオフセット用新聞印刷用紙 |
JP2007063705A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Oji Paper Co Ltd | コールドオフセット用新聞印刷用紙 |
CN1312356C (zh) * | 2000-09-26 | 2007-04-25 | 日本制纸股份有限公司 | 平版印刷用新闻用纸 |
JP2007107158A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Oji Paper Co Ltd | コールドオフセット印刷用新聞用紙 |
JP2008255551A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-10-23 | Oji Paper Co Ltd | オフセット印刷用微塗工紙 |
JP2012107365A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Marusumi Paper Co Ltd | 新聞巻取紙 |
WO2024079393A1 (en) * | 2022-10-13 | 2024-04-18 | Kemira Oyj | Aqueous composition, its use and method for providing at least one barrier property |
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---|---|---|---|---|
JP2007146333A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Daio Paper Corp | 新聞用紙 |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP07465794A patent/JP3398944B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002173896A (ja) * | 2000-09-26 | 2002-06-21 | Nippon Paper Industries Co Ltd | オフセット印刷用新聞用紙 |
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JP4590195B2 (ja) * | 2004-02-26 | 2010-12-01 | 日本製紙株式会社 | 新聞印刷用紙 |
JP2005240228A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 中質書籍用紙 |
JP2005240229A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 新聞印刷用紙 |
JP2005240227A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 上質紙 |
JP2007002344A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Oji Paper Co Ltd | コールドオフセット用新聞印刷用紙 |
JP2007063705A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Oji Paper Co Ltd | コールドオフセット用新聞印刷用紙 |
JP2007107158A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Oji Paper Co Ltd | コールドオフセット印刷用新聞用紙 |
JP2008255551A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-10-23 | Oji Paper Co Ltd | オフセット印刷用微塗工紙 |
JP2012107365A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Marusumi Paper Co Ltd | 新聞巻取紙 |
WO2024079393A1 (en) * | 2022-10-13 | 2024-04-18 | Kemira Oyj | Aqueous composition, its use and method for providing at least one barrier property |
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