JPH07277229A - 自動車用荷台 - Google Patents

自動車用荷台

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Publication number
JPH07277229A
JPH07277229A JP9573095A JP9573095A JPH07277229A JP H07277229 A JPH07277229 A JP H07277229A JP 9573095 A JP9573095 A JP 9573095A JP 9573095 A JP9573095 A JP 9573095A JP H07277229 A JPH07277229 A JP H07277229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
wing
side wall
wing portions
aluminum
Prior art date
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Pending
Application number
JP9573095A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Sakai
方喜 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Trex Co Ltd
Original Assignee
Nippon Trailmobile Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Trailmobile Co Ltd filed Critical Nippon Trailmobile Co Ltd
Priority to JP9573095A priority Critical patent/JPH07277229A/ja
Publication of JPH07277229A publication Critical patent/JPH07277229A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用荷台のウイング部を軽量化し、その
回動による開閉作業を容易にし、さらに羽根の組立を容
易にし、変形や破損も防止する。 【構成】 本発明の自動車用荷台は、床板、この床板の
前端部に立設された前壁および前記床板の後端部に立設
された後壁とを備えた荷台本体を有している。前記前壁
の上部と前記後壁の上部との間に屋根梁が設けられ、前
記荷台本体の側壁の一部と屋根部とをなす横断面がL字
形状となったウイング部は、前記屋根梁に上下方向に開
閉自在に取り付けられており、前記ウイング部はアルミ
ニウム製のハニカム構造のパネルにより形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷物運搬用のトラックな
どにおける荷台に関し、特に、荷台を構成する側壁の一
部と屋根部とが一体となり、上下方向に開閉自在となっ
た羽根つまりウイング部を有する自動車用荷台に関す
る。
【0002】
【従来の技術】荷物運搬用のトラックの荷台あるいはト
ラクタに牽引されるトレーラの荷台としては、これの開
閉を容易に行い得るようにするために、荷台の側壁の一
部と屋根部とが一体となり、横方向の断面がL字形状と
なった羽根つまりウイング部を上下方向に開閉自在とし
たタイプのものがある。
【0003】実開平2−86812号公報には、ウイン
グ車とも言われるトレーラ用荷台におけるウイング部の
構造が示されており、図4はこの公報に記載されたウイ
ング部の構造を示している。
【0004】図4に示すように、ウイング部はアルミニ
ウムや鉄などの金属によりそれぞれ形成された外側梁1
2と、内側梁14と、これらの梁の間に梯子状に固定さ
れた複数本の中間梁16とにより形成された矩形の枠体
を有している。この枠体の上面に屋根板18を覆ってリ
ベットやボルトで屋根板18を枠体に固定することによ
り、ウイング部が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】トラックやトレーラな
どの荷台におけるウイング部は、その基端部を中心とし
て回動させることにより上下方向に開閉動作が行われて
おり、この開閉駆動は油圧、ワイヤーの牽引、あるいは
ばねなどが利用されており、いずれの駆動源を利用して
も、ウイング部自体の重量はできるだけ軽いことが望ま
しい。
【0006】しかしながら、上記従来のトラックやトレ
ーラのウイング部は、外側梁、内側梁および中間梁によ
り形成された枠体と、これに固定された屋根板とを有
し、これらは金属により作られているので、必然的に相
当の重量を有している。
【0007】また、ウイング部は複数の中間梁が梯子状
となった枠体に板材を張り付けた構造となっているため
に、ウイング部の各部位では強度および重量が一様では
なく、しかも上下方向に開閉動作する際にウイング部の
両端に局所的に荷重が集中することになり、ウイング部
全体に不規則かつ不均等な荷重が作用することになっ
た。そのため長期間にわたる多数回の開閉作業、すなわ
ち多数回のウイング部の回動作業によりウイング部自体
が変形したり、破損することがあった。
【0008】従来のウイング部は、通常、以下のとおり
の工程により組み立てられている。まず、外側梁12、
内側梁14、中間梁16を用いて矩形の枠体を形成した
後に、これらをリベットで固定している。そして、屋根
板18およびコルゲート板(側壁)を上記枠体に取り付
けてこれらをリベットで固定している。
【0009】したがって、外側梁12、内側梁14およ
び複数の中間梁16を治具にセットする作業、リベット
挿入用の穴開け作業、枠体の形状、寸法チェック、枠体
と屋根板との間のシール張りなどのように、表面には現
れないが、羽根つまりウイング部の組立には多くの面倒
な作業が必要となり、その人手も相当に必要としてい
た。
【0010】特開平2−193760号公報は、電車な
どのようにレールを走行する客車のボディをサンドイッ
チ構造とした車体胴体を開示し、実開昭63−1837
2号公報は、台枠の車体中央部をハニカムパネルとした
電車を開示している。電車などのように、大型のボディ
を有する車両にあっては、車両全体に示すボディ重量の
割合が大きいことから、ボディをハニカム構造のパネル
とすることが考慮されている。
【0011】しかしながら、トラックやトレーラなどの
自動車用荷台にあっては、従来その荷台を構成するため
の側壁部や屋根部の占める割合が比較的少ないことか
ら、その軽量化は考慮されておらず、むしろ床板などは
いかにして強度を保つかが重要な問題であった。そのた
め、従来では第4図に示すような構造のウイング部が用
いられている。本発明者は、トラックのウイング部の開
閉動作をいかにして円滑に行うか、およびその組み立て
作業をいかにして容易に行うかについて種々の検討を行
った結果、本発明がなされた。
【0012】本発明の目的は、自動車用荷台のウイング
部つまり羽根を軽量化してその開閉動作を容易に行い得
る技術を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、ウイング部の組立を
容易にすることができる技術を提供することにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、ウイング部自
体の強度、重量をできるだけ一様にして、不規則かつ不
均一等な荷重が作用しないように構成することによっ
て、容易に変形、破損しない自動車用荷台を提供するこ
とにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述とおよび添付図面から明らか
になるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0017】すなわち、本発明の自動車用荷台は、床
板、この床板の前端部に立設された前壁および前記床板
の後端部に立設された後壁を備えた荷台本体を有する自
動車用荷台であって、前記前壁の上部と前記後壁の上部
との間に屋根梁を設け、前記荷台本体の側壁の一部と屋
根部とをなす横断面がL字形状となったウイング部を前
記屋根梁に上下方向に開閉自在に取り付け、前記ウイン
グ部をアルミニウム製のハニカム構造のパネルにより形
成したことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明の自動車用荷台にあっては、ウイング部
がアルミニウム製のハニカム構造のパネルにより形成さ
れているので、そのパネルの各部位における単位面積当
たりの荷重が全体にわたりほぼ均一となり、軽量化と相
まってその開閉動作を円滑に行うことが可能となる。
【0019】また、ウイング部がアルミニウム製のハニ
カム構造のパネルによって形成されているので、ウイン
グ部の外周縁部に取り付けられる部材をリベットで固定
する際に、そのリベット挿入用の穴開け作業などが不要
となり、ウイング部の組立作業が容易となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例である自動車用荷
台を示す斜視図であり、図2は図1におけるA−A線に
沿う矢視図であり、図3は図1におけるB−B線に沿う
一部省略矢視図である。
【0022】ウイング車とも言われる本発明の自動車用
荷台は、図1に示す荷台本体10を有しており、この荷
台本体10は床板1とこの床板1の前端部に立設された
前壁2と、床板1の後端部に立設された後壁4とを有し
ている。この後壁4には図1に示すように、後扉が設け
られている。前壁2の上部と後壁4の上部との間には、
それぞれの荷台本体10の幅方向中央部に位置させて、
図1に示すように、屋根梁6が設けられている。
【0023】この屋根梁6には、側壁部Sの一部と屋根
部Rとをなすとともに横断面がL字形状となったウイン
グ部8が上下方向に開閉自在に取り付けられている。ウ
イング部8は、図示するように、屋根梁6にこれの左右
両側に合計2つ取り付けられている。
【0024】床板1の側部には屋根部Rと一体となって
ウイング部8をなす側壁部Sとともに全体として側壁部
を構成する下部側壁3が図1に示されるように取り付け
られている。この下部側壁3は煽りともいわれており、
その下端部が床板1に回動自在に取り付けられている。
ウイング部8は、これを構成する屋根部Rと側壁部Sと
のいずれもがアルミニウム製のコアを有するハニカム構
造のパネルつまりアルミコア−ハニカムパネル20,2
2により形成されている。
【0025】すなわち、屋根部Rのアルミコア−ハニカ
ムパネル20と側壁部Sのアルミコア−ハニカムパネル
22とを所定の寸法に切断し、断面L字形の折り曲げ材
または型材からなる内側接合部材24の互いに直角方向
に延びるフランジ23,25を前記屋根部Rのアルミコ
ア−ハニカムパネル20と側壁部Sのアルミコア−ハニ
カムパネル22の内側端縁にそれぞれ設ける一方、それ
ぞれのパネル20,22の外側端縁に断面孤状部分26
と互いに直角方向に延びるフランジ28,30からなる
外側接合部材32を設けて形成されている。
【0026】また、フランジ28とフランジ23とで前
記屋根部Rのアルミコア−ハニカムパネル20の端縁を
挾持してこれらはボルト・ナット34aで締結され、同
様にフランジ30とフランジ25とで前記側壁部Sのア
ルミコア−ハニカムパネル22の端縁を挾持してこれら
はボルト・ナット34bで締結されている。なお、本実
施例ではボルト・ナット34a,34b・・・としてト
ラス子ねじとジョイントコネクターを用い、さらに、ネ
オプレンワッシャーを介装して雨水等の侵入を防止して
いる。
【0027】さらに、前記屋根部Rのアルミコア−ハニ
カムパネル20の他の端縁には断面コの字形の縁部材3
6で覆われており、これはボルト・ナット34cでパネ
ル20に固定されている。縁部材36はこれに取り付け
られた蝶番38により屋根梁6に対して回動自在に取り
付けられており、蝶番38の部分でウイング部8は開閉
自在となっている。また、前記側壁部Sのアルミコア−
ハニカムパネル22の下端縁を縁部材40で覆って、ボ
ルト・ナット34dで固定している。
【0028】図3はウイング部8を構成する側壁部Sの
アルミコア−ハニカムパネル22の一部を示す図であ
り、図3に示すように、側壁部Sのアルミコア−ハニカ
ムパネル22の前後両端縁には、それぞれ内側に延びる
フランジ42,42を備えた枠部材44,44が取り付
けられ、このフランジ42,42と断面L字形の隅部材
46,46で前記側壁部Sのアルミコア−ハニカムパネ
ル22の前後両端縁を挾持してそれぞれはボルト・ナッ
ト34eで固定されている。
【0029】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、他の様々な変形が可能である。たとえば、
図示する実施例にあっては、ウイング部8を構成する屋
根部Rと側壁部Sのいずれもアルミニウム製のハニカム
パネルによって形成しているが、屋根部Rのみあるいは
側壁部Sのみをハニカムパネルによって形成するように
しても良い。
【0030】さらに、大型のトレーラの場合はウイング
部の全長が12メートル近く、またはそれ以上になるの
で、枠部材44,44の間に図4に示されるような複数
の中間梁を列設して、これら枠部材および中間梁の間を
アルミニウム製のハニカムパネルで形成してもよい。
【0031】また、図1はトレーラの荷台を示すが、ト
ラックの荷台についても同様の構造とし得ることは言う
までもない。
【0032】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0033】本発明の自動車用荷台は、以上説明したよ
うに、アルミコア−ハニカムパネルで構成したウイング
部を有するので、次のような優れた作用効果を相乗的に
奏することができる。
【0034】(1).ウイング部全体の重量が軽くなり、ウ
イング部の回動による開閉作業が容易である。
【0035】(2).アルミコア−ハニカムパネル自体の強
度、重量は一様であるから、長期間にわたって多数回の
開閉作業を行っても、ウイング部全体に不規則かつ不均
一等な荷重が作用しないので、容易には変形、破損しな
い。
【0036】(3).アルミコア−ハニカムパネルを所定の
寸法に切断して、端縁に接合部材、縁部材を沿設してボ
ルト・ナットで締結すればよく、しかもパネル本体はア
ルミコア−ハニカム構造であるから、ボルト挿入用の穴
開け作業は接合部材、縁部材のみでよく、外側梁、内側
梁、中間梁を治具にセットする作業、リベット挿入用の
穴開け作業、枠体の形状、寸法チェック、枠体と屋根板
との間のシール張り等、従来必要とされていた多くの面
倒な作業は不要となり、羽根の組立作業が非常に容易で
ある。
【0037】(4).特に、ウイング部を構成する屋根部と
側壁部との両方をアルミコア−ハニカム構造のパネルに
より形成すれば、前記(1) 〜(3) の効果を相乗的かつ総
合的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動車用荷台を示す斜
視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視図である。
【図3】図1のB−B線に沿う一部省略矢視図である。
【図4】従来のウイング車の屋根パネルの一部切欠き平
面図である。
【符号の説明】
1 床板 2 前壁 3 下部側壁 4 後壁 6 屋根梁 8 ウイング部 10 荷台本体 20 屋根部のアルミコア−ハニカムパネル 22 側壁部のアルミコア−ハニカムパネル 23 フランジ 24 内側接合部材 25 フランジ 26 断面弧状部分 28 フランジ 30 フランジ 32 外側接合部材 34a〜34e ボルト・ナット 36 縁部材 38 蝶番 40 縁部材 42 フランジ 44 枠部材 46 隅部材 R 屋根部 S 側壁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床板、この床板の前端部に立設された前
    壁および前記床板の後端部に立設された後壁を備えた荷
    台本体を有する自動車用荷台であって、前記前壁の上部
    と前記後壁の上部との間に屋根梁を設け、前記荷台本体
    の側壁の一部と屋根部とをなす横断面がL字形状となっ
    たウイング部を前記屋根梁に上下方向に開閉自在に取り
    付け、前記ウイング部をアルミニウム製のハニカム構造
    のパネルにより形成したことを特徴とする自動車用荷
    台。
JP9573095A 1995-04-21 1995-04-21 自動車用荷台 Pending JPH07277229A (ja)

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JP9573095A JPH07277229A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 自動車用荷台

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JP9573095A JPH07277229A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 自動車用荷台

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JPH07277229A true JPH07277229A (ja) 1995-10-24

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ID=14145602

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JP9573095A Pending JPH07277229A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 自動車用荷台

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JP (1) JPH07277229A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015137548A1 (ko) * 2014-03-13 2015-09-17 한국차체 주식회사 상용차용 적재함

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015137548A1 (ko) * 2014-03-13 2015-09-17 한국차체 주식회사 상용차용 적재함

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