JPH0629163Y2 - トラックの荷台ボデーの側壁構造 - Google Patents

トラックの荷台ボデーの側壁構造

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JPH0629163Y2
JPH0629163Y2 JP221488U JP221488U JPH0629163Y2 JP H0629163 Y2 JPH0629163 Y2 JP H0629163Y2 JP 221488 U JP221488 U JP 221488U JP 221488 U JP221488 U JP 221488U JP H0629163 Y2 JPH0629163 Y2 JP H0629163Y2
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博 田村
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博 田村
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  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、バントラックの荷台ボデー或いは側面開放
車の荷台ボデーにおける開閉翼の側壁部分の構造に関す
るものである。
《従来の技術》 バントラックや側面開放車の荷台ボデーは、計量化を図
るために板厚0.5mm程度のアルミニウム合金製の外板
パネルで製作されているのが普通であるが、この外板パ
ネル21は、ボデーの骨格22にリベット23止めされ
て装着されているのが普通である(第4図)。一方、ト
ラックのあおりの構造として、1ないし1.5mm程度の
肉厚の断面コ字形の押し出し成形材24を積層してその
フランジ部分25、26をボルトナット27で相互に締
結し、内側にベニヤ板28等を貼ってボックス構造とし
た構造が公知である(第5図)。
《考案が解決しようとする課題》 第4図の外板パネル21を骨格22にリベット止めする
には、外板パネル21にリベット孔を穿孔し、穿孔時に
生じたかえりを除去し、該孔にリベットを挿通し、両側
から衝打してかしめるという作業が必要であるが、リベ
ット止め箇所が非常に多くなり且つかしめ時には2人で
作業を行わねばならないため、その作業が非常に煩雑で
人手を要するという問題がある。また、上記構造ではリ
ベット孔からの雨漏りの発生が常に問題となり、特にリ
ベット孔穿孔時のかえりの除去が充分に行われないまま
リベット止めされた箇所は、トラック走行時の振動によ
りかえりが脱落し、リベットと外板パネルとの間に隙間
があいて雨漏り発生の大きな原因になる。
一方第5図に示したあおりの構造をボデー構造として採
用すれば上記の如き問題は起こらないが、外板パネルと
して相当程度の板厚を備えた板材を使う必要がある。そ
のため、ボデーの重量が現在のものの数倍にもなってし
まい、ボデーを高価にするばかりでなく、ボデーの重量
増加分だけトラックの積載量が減ってしまい、また側面
開放車であれば翼の開閉に大きな動力が必要になるとい
う新たな問題が生ずる。
そこでこの考案は、トラックの荷台ボデーの側壁部にお
ける外板パネルの新たな装着構造を提唱しようとするも
ので、煩雑なリベット止め作業を省略して荷台ボデーを
人手をかけないで製造できるようにすること、雨漏りの
虞のないボデー構造を得ること、及びボデーの重量増加
を避けることを課題としている。
《課題を達成するための手段》 上記課題を達成するため、この考案の荷台ボデーでは、
その側壁部の外板パネルとして、上側フランジ3に立ち
上がり部分4を設けた浅いコ字形断面に成形した外板パ
ネル1を用いている。この外板パネルの上下のフランジ
3、5には、上下連結用ボルトナット10ないしリベッ
トを挿通する挿通孔12・・・が穿孔されると共に、ボ
デー骨格の縦材6を貫通する貫通孔7が上方に絞り上げ
て成形されている。
荷台ボデーの側壁部は、上記構造の外板パネル1の貫通
孔7にボデー骨格の縦材6を通して所望段積層して構築
され、上下の外板パネル1、1のフランジ3、5相互を
ボルトナット10やリベット等で締結し、更に貫通孔7
の周囲の立ち上がり周壁8、9を縦材6に側方より締結
して固定される。
上記構造において上側フランジに立ち上がり部分4を設
ける代わりに、フランジ3a、5aを外側が低くなる方
向に傾斜させた構造としてもよく、またこのフランジ3
a、5aの傾斜構造と立ち上がり部分4の設置とを併用
する構造とすることもできる。
《作用》 上記構造によれば、荷台ボデーの外板パネルを従来と同
様な薄いアルミニウム合金板で製作することができ、し
かもこれを固定するためのリベット止めの手数を大幅に
省くことができる。そして外板パネル1、1aを固定す
るためのボルトナットやリベットその他の締結材用の孔
12、13がボデー外側に開口していないので、該孔1
2、13を経て雨漏りが生ずる虞を完全に回避できる。
また外板パネル1、1a相互の連接部からの雨漏りは、
上側フランジ2に形成した立ち上がり部分4、あるいは
フランジ3a、5a自体の傾斜によって阻止され、ま
た、外板パネル1、1aと骨格の縦材6との貫通部分か
らの雨漏りは、貫通孔7を囲んで絞り成形された立ち上
がり周壁8、9の存在によって阻止される。更に上記構
造では、ボルトナットやリベット等の締結材が荷台ボデ
ーの外表面に現れないので、ボデーの外観も奇麗にでき
る。
《実施例》 第1図及び第2図はこの考案の第1実施例を示した図
で、1は外板パネル、2は外板パネルに形成した上下2
本の補強条、3は外板パネルの上側フランジ、4は該上
側フランジ先端縁の立ち上がり部分、5は外板パネルの
下側フランジ、6はボデー骨格の縦材、7は縦材6を貫
通させるためにフランジ3、5に設けた貫通孔、8、9
は貫通孔7を囲んでいる立ち上がり周壁、10は上下に
隣接する外板パネルのフランジ3、5相互を締結してい
るボルトナット、11は立ち上がり周壁8、9と縦材6
とを締結しているボルトナットである。
外板パネルは、例えばローラ成形等により、0.5mm程
度のアルミニウム合金板を補強条2と立ち上がり部分4
とを備えた断面コ字形に成形したもので、上下連結用ボ
ルトナット10の挿通用孔12は、この成形前に穿設し
ておく。縦材6を通す貫通孔7は、上記成形後プレス加
工によって立ち上がり周壁8、9を絞り成形しながら穿
孔される。成形された立ち上がり周壁8、9にはパネル
固定用ボルトナット11の挿通孔13が穿孔される。
ボデー骨格の縦材6は、図示のものでは軽量角形鋼を用
いており、要所にパネル固定用ボルトナット11の挿通
孔14が穿設される。
ボデー壁面の構築は、所望のボデー高さを構築するに必
要な枚数の外板パネル1を荷台に立設した縦材6に貫通
孔7を挿通して積重し、上下に隣接するフランジ3、5
相互を上下連結用ボルトナット10・・・で締結し、更
に立ち上がり周壁に設けた挿通孔13と縦材6に設けた
挿通孔14とを貫通するパネル固定用ボルトナット11
で各外板パネル1を縦材6に固定して構築する。
第3図は、この考案のボデー構造の第2実施例を示した
図で、外板パネル1aのフランジ3a、5aが外側が低
くなる方向に傾斜されて形成されており、上側フランジ
3aに立ち上がり部分が設けられていない点が第1実施
例のものと異なり、他の部分の構造は同じである。第1
実施例のものでは、上下の外板パネル1相互の連結部に
浸入した雨水を上側フランジの立ち上がり部分4で遮断
する構造であるが、第2実施例のものは、上記雨水をフ
ランジ3a、5a自体の傾斜によって遮断する構造とし
ている。
外板パネル相互の連接部からの雨水の浸入を阻止するた
めに、図示実施例の外板パネル1、1aでは補強条2を
下側フランジ5、5aの延長上に設け、この補強条2に
より外板パネル1、1aの連接部に雨水の浸入を阻止す
るための庇が形成されるようにしている。
外板パネル1、1aの連接部や縦材6と貫通孔7との間
には、適宜シール剤を塗布して締結することができ、こ
れによって荷台ボデーの水封構造をより完全なものにす
ることが可能である。
《考案の効果》 以上説明したこの考案の構造により、外板パネルの板厚
を厚くすることなく且つ多量のリベットを用いることな
く荷台ボデーの外板パネルをその骨格に固定することが
でき、ボデー内への雨漏りの虞がなく、且つ軽量で製造
に人手の掛からない荷台ボデーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例のボデー構造の一部を示
す斜視図、第2図は外板パネル相互及び外板パネルと骨
格との締結部分の詳細を示す断面図、第3図は第2実施
例のボデー構造の一部を示す縦断面図である。第4図は
従来の外板パネルの固定構造を、第5図は押し出し成形
材を用いたあおりの従来構造を模式的に示した縦断面図
である。 図中、 1,1a:外板パネル、3,3a:上側フランジ 4:立ち上がり部分、5,5a:下側フランジ 6:骨格の縦材、7:貫通孔 8,9:立ち上がり周壁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立ち上がり部分(4)を設けた上側フランジ
    (3)と下側フランジ(5)とを有する浅いコ字形断面の外板
    パネル(1)の複数枚を積重して構築されており、上下に
    隣接する外板パネル(1),(1)の上下のフランジ(3),(5)相
    互が締着されると共に該フランジ(3),(5)に絞り形成し
    た立ち上がり周壁(8),(9)を有する貫通孔(7)にボデー骨
    格の縦材(6)が貫通しており、各外板パネル(1)は上記立
    ち上がり周壁(8),(9)部分で上記縦材(6)に固定されてい
    る、トラックの荷台ボデーの側壁構造。
  2. 【請求項2】外側が低くなる方向に傾斜させた上下のフ
    ランジ(3a),(5a)を有する浅いコ字形断面の外板パネル
    (1a)の複数枚を積重して構築されており、上下に隣接す
    る外板パネル(1a),(1a)の上下のフランジ(3a),(5a)相互
    が締着されると共に該フランジ(3a),(5a)に絞り形成し
    た立ち上がり周壁(8),(9)を有する貫通孔(7)にボデー骨
    格の縦材(6)が貫通しており、各外板パネル(1a)は上記
    立ち上がり周壁(8),(9)部分で上記縦材(6)に固定されて
    いる、トラックの荷台ボデーの側壁構造。
JP221488U 1988-01-11 1988-01-11 トラックの荷台ボデーの側壁構造 Expired - Lifetime JPH0629163Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01106376U JPH01106376U (ja) 1989-07-18
JPH0629163Y2 true JPH0629163Y2 (ja) 1994-08-10

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ID=31202791

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JPH01106376U (ja) 1989-07-18

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