JPH0644732Y2 - トラック用ウイングパネル - Google Patents

トラック用ウイングパネル

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JPH0644732Y2
JPH0644732Y2 JP3111889U JP3111889U JPH0644732Y2 JP H0644732 Y2 JPH0644732 Y2 JP H0644732Y2 JP 3111889 U JP3111889 U JP 3111889U JP 3111889 U JP3111889 U JP 3111889U JP H0644732 Y2 JPH0644732 Y2 JP H0644732Y2
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JP
Japan
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fitting
rail
composite
plate
corner
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JP3111889U
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JPH02121424U (ja
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圭祐 居潟
忠夫 山磨
▲吉▼二 竹倉
尚一 野守
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SHINWA AUTOMOTIVE INDUSTRY CO.,LTD
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
SHINWA AUTOMOTIVE INDUSTRY CO.,LTD
Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラック用ウイングパネルに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、トラックの幌には、第4図に示すように、積降し
作業の迅速化を図るため、積降を荷台の後部,両側部の
三面から積み降しできるウイングパネル10,10が開発さ
れている。
この一対のウイングパネル10,10は断面略L字形を有す
るもので、センターレール31とコーナーレール40との間
およびコーナーレール40とエンドレール81との間には、
それぞれ所定間隔で架け渡された天井ポスト7およびサ
イドポスト8が固定されている。そして、前記各レール
31,40,81および各ポスト7,8には、アルミコルゲート板
9がリベットで取り付けられ、天井面および側面を形成
している。また、前記センターレール31は、蝶番4を介
してセンタービーム3に回動可能に支持されている。
前記構成からなるウイングパネル10は、通常、エンドレ
ール81の一部が煽板6の上端面に当接して閉じられてお
り、油圧シリンダ5で蝶番4を支点として回動すること
により、図に示すように、幌側面が完全に開ききった状
態で停止するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のウイングパネルでは、 アルミコルゲート板をセンターレール等に取り付けて
いるが、この取付けにリベットが大型トラック1台当た
り約2000本必要であり、部品点数,生産工数が多く、生
産性が悪い。
トラックの積載重量,強度等の関係から肉厚の薄いア
ルミコルゲート板を使用しているので、へこんだり、孔
があいたりするおそれがある。
アルミコルゲート板が損傷した場合の補修は、補修箇
所にアルミ板等を張り付ける方法、あるいは部分的に前
記アルミ板を取り替える方法等があるが、前者の方法で
は見苦しく、外観上の問題があり、後者の方法では取替
えにリベットの取外し、取付け作業をしなければなら
ず、補修に手間がかかり、高価なものとなる。
アルミコルゲート板は表面が波状のため、文字,図形
等を描くことが困難であり、また、描かれた文字,図形
等はデザイン性に欠ける。
積荷が果物,野菜等であれば、外部温度の影響を受け
るのは好ましくないので、断熱性が要求されるが、従来
のウイングパネルではアルミコルゲート板の内側面に別
体の断熱材を取り付ける必要があり、取付けのために別
工程が必要となるだけでなく、重量が増加してしまう等
の問題点がある。
また、前記ウイングパネルは大型トラックに採用され
ることが多く、全長が10m以上になることがある。
したがって、ウイングパネルを1枚の長尺なもので形成
しようとすれば、大型プレスおよび広い作業場が必要と
なる。さらに、長尺なパネルでは、輸送および取付け作
業等にクレーン等が必要となり、手間がかかるととも
に、前記作業中に破損しやすい。
そこで、本考案は前記問題点に鑑み、強度面の不安もな
く、生産,運搬,組付け作業が容易なトラック用ウイン
グパネルを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、ウイングパネル
を、発泡合成樹脂板の両面に強化プラスチック板を一体
化してなる複数枚の複合板を、一方の複合板端面に設け
た第1嵌合体の嵌合用凸部より深く形成された第1嵌合
体の嵌合用凸部と、他方の複合板端面に設けた第2嵌合
体の嵌合用凹部とを嵌合一体化して前記凸部と凹部とで
形成された貫通孔を有する長尺複合板とし、この長尺複
合板を金属製であるセンターレールとコーナーレールと
の間および該コーナーレールとエンドレールとの間にそ
れぞれ配設するとともに、前記貫通孔に挿通した連結棒
で各レールと複合板とを固定一体化した構成としたもの
である。
(作用) したがって、本考案によれば、複数枚の比較的小さな複
合板に設けた凸部と凹部とを嵌合固定するだけで、連結
棒を挿通できる貫通孔を形成でき、連結棒で各複合板を
強固に一体化することができる。
(実施例) 次に、本考案に係るトラック用ウイングパネルの一実施
例を第1図および第2図の添付図面を参照して説明す
る。
本考案に係るトラック用ウイングパネル10,10は、第1
図に示すように、トラックの荷台の前部に立設する側板
1および後部に立設する扉部2の上端略中央部に架設さ
れたセンタービーム3に、蝶番4を介して回動自在に取
り付けられるものである。
すなわち、前記ウイングパネル10は、第2図に示すよう
に、断面略L字形を有し、大略、天井パネル11,センタ
ーレール31,第1コーナーレール41と第2コーナーレー
ル51とからなるコーナーレール40,側面パネル61,エンド
レール81とで構成される。
前記天井パネル11は、複数の複合板を嵌合することによ
り形成される。なお、複合板は、発泡合成樹脂板からな
る芯材12の両面に、強化プラスチック板13,13を貼着一
体化したものである。そして、芯材12には、後述する第
1嵌合体17と第2嵌合体18とを有する。
すなわち、第3図に示すように、一方の複合板の端面に
位置する前記強化プラスチック板13,13の間に、嵌合用
凸部14を有する第1嵌合体17が設けられ、他の複合板の
端面には嵌合用凸部より深く形成された嵌合用凹部15を
有する第2嵌合体18が設けられ、嵌合用凸部14を嵌合用
凹部15に嵌合することにより貫通孔16を形成するととも
に、両複合板を一体化する。
なお、前記強化プラスチック板13としては、例えば、ポ
リエステル樹脂にガラス繊維を混練して成板したもの、
又はエンジニアリングプラスチック板,FRP合板の単体又
はこれらの複合板等を使用できる。
前記連結棒21は、前記のようにして形成された天井パネ
ル11の貫通孔16に挿通するもので、一端部に断面略コ字
形の係止部22を有するとともに、他端部に雄ねじ部23を
有し、ナット26の脚部27に設けた雌ねじ部28に螺合可能
としてある。
また、側面パネル61も天井パネル11と同様に複数の複合
板を接合した構造であり、この複合板は、芯材62の両面
に強化プラスチック板63,63をの貼着一体化し、複数の
貫通孔66を設けたものである。この貫通孔66には、前記
連結棒21と同様な形状を有する連結棒71を挿通でき、こ
の連結棒71は一端部に係止部72、他端部に雄ねじ部73を
有するもので、この雄ねじ部73は、ナット76の脚部77に
設けた雌ねじ部78に螺合可能となっている。さらに、前
記複合板の接合は、天井パネルの場合と同様に、第1嵌
合体67の嵌合用凸部64と第2嵌合体68の嵌合用凹部65と
を嵌合して行なわれる。
前記センターレール31は、断面略コ字形をしており、対
向する側板32,33で嵌合溝34を形成している。そして、
このセンターレール31は嵌合溝34の底面35に設けた蝶番
4を介してセンタービーム3に取り付けられており、底
面35にはナット26の脚部27を挿通するための嵌合孔35a
が設けられている。また、外方側の側板33の基部には、
雨水の侵入を防止し、蝶番4を保護するため、一端がセ
ンタービーム3に貼着されたシート6の他端部が、シー
ト取付け部材36を介して固定されている。
前記第1コーナーレール41は、第2図に示すように、対
向する側板42,43の内側面に、断面略L字形の一対の係
合部45を長さ方向に沿って対向するように突設すること
により、嵌合溝44で形成する一方、これとは別の面に凹
溝47を設けた構造を有している。
一方、前記第2コーナーレール51は第1コーナーレール
41と同様に係止部55および嵌合溝54を有するとともに、
第1コーナーレール41の凹溝47に係合可能な係合爪部57
を有している。
そして、第1コーナーレール41と第2コーナーレール51
とは、凹溝47と係合爪部57とを係合させ、ボルト48,58
により固定一体化して組み立てられるようになってい
る。
前記エンドレール81は、対向する側板82,83の間に仕切
り壁84および連結板85を有し、側板82,83、仕切り壁84
で断面略コ字形の嵌合溝85を形成する一方、外方側の側
板82を延設して覆い板87を設けている。また、仕切り壁
84,連結板85には、ナット76を挿通するための嵌合孔
(図示せず)および挿通孔86がそれぞれ設けられてい
る。さらに、連結板85および覆い板87には、ウイングパ
ネル10を閉じた場合にウイングパネル10と煽板6とのシ
ール性を高めるため、緩衝部材91,92がそれぞれ取り付
けられている。
なお、前記センターレール31、第1,第2コーナーレール
41,51、エンドレール81はいずれもアルミ合金等を抽出
し成形加工したものである。
以上の構成部品からなるウイングパネル10は、まず、連
結棒21を挿通した天井パネル11の両端部に、センターレ
ール31の嵌合溝34および第1コーナーレール41の嵌合溝
44を、それぞれ紙面垂直方向にスライドさせ、第1コー
ナーレール41の係合部45に連結棒21の係止部22を係合さ
せながらスライド嵌合する。そして、センターレール31
の嵌合孔35aを連結棒21と同一軸心上に位置決めし、そ
の雄ねじ部23にナット26を螺合してセンターレール31,
天井パネル11,第1コーナーレール41を緊結一体化す
る。
一方、側面パネル61も天井パネル11と同様に組み付け
て、第2コーナーレール51およびエンドレール81を緊結
一体化する。
そして、第1コーナーレール41の凹溝47に第2コーナー
レール51の係合爪部57を嵌合し、ボルト48,58で固定一
体化することにより、ウイングパネル10が完成する。
このようにして組立てられたウイングパネル10は、蝶番
4を介してセンタービーム3に回動自在に取り付けら
れ、油圧シリンダ5の駆動力で第1図に示すように、側
面パネル61が水平になる位置まで回動して開放し、反対
に前記緩衝部材91,92が煽板6に当接する位置まで回動
して閉成するものである。
なお、このように長尺な複合板を使用する場合には、適
宜天井ポスト,サイドポストで補強してもよい。
さらに、複合板相互の接合部には、複合板に面取りを設
けておき、形成されるV溝部に樹脂95を充填すること
で、接合部を目立たなくするようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案に係るウイング
パネルでは、一方の複合板の端面に設けた第1嵌合体の
嵌合用凸部と、他の複合板の端面に設けた第2嵌合体の
嵌合用凹部とを嵌合して接合一体化したものであるの
で、各複合板は比較的小さく、しかも嵌合体を別個に加
工できるため、大型プレスおよび広い作業場を必要とし
ないだけでなく、運搬,取付け作業が容易になる。
また、前記各嵌合体の嵌合と同時に、貫通孔を形成でき
るので、貫通孔の加工を省くことができるばかりか、こ
の貫通孔に連結棒を挿通することにより、嵌合部におけ
る強度を高めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るウイングパネルを有するトラック
の斜視図、第2図は第1図に示すウイングパネルの断面
図、第3図は第1図に示す天井パネルおよび側面パネル
の接合部の断面図、第4図は従来例に係るウイングパネ
ルを有するトラックの斜視図である。 11…天井パネル(複合板)、12,62…芯材、13,63…強化
プラスチック板、21,71…連結棒、31…センターレー
ル、40(41,51)…コーナーレール(第1,第2コーナー
レール)、61…側面パネル(複合板)、81…エンドレー
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹倉 ▲吉▼二 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 (72)考案者 野守 尚一 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−48968(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡合成樹脂板の両面に強化プラスチック
    板を一体化してなる複数枚の複合板を、一方の複合板端
    面に設けた第1嵌合体の嵌合用凸部と、他方の複合板端
    面に設けた第1嵌合体の嵌合用凸部より深く形成された
    第2嵌合体の嵌合用凹部とを嵌合一体化して前記凸部と
    凹部とで形成された貫通孔を有する長尺複合板とし、こ
    の長尺複合板を金属製であるセンターレールとコーナー
    レールとの間および該コーナーレールとエンドレールと
    の間にそれぞれ配設するとともに、前記貫通孔に挿通し
    た連結棒で各レールと複合板とを固定一体化してなるこ
    とを特徴とするトラック用ウイングパネル。
JP3111889U 1989-03-17 1989-03-17 トラック用ウイングパネル Expired - Lifetime JPH0644732Y2 (ja)

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JP3111889U JPH0644732Y2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 トラック用ウイングパネル

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JPH02121424U JPH02121424U (ja) 1990-10-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02121424U (ja) 1990-10-02

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