JPH072765Y2 - 洗面器の取付具 - Google Patents

洗面器の取付具

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JPH072765Y2
JPH072765Y2 JP15289289U JP15289289U JPH072765Y2 JP H072765 Y2 JPH072765 Y2 JP H072765Y2 JP 15289289 U JP15289289 U JP 15289289U JP 15289289 U JP15289289 U JP 15289289U JP H072765 Y2 JPH072765 Y2 JP H072765Y2
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washbasin
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counter
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JP15289289U
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JPH0389772U (ja
Inventor
佳之 中山
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は、洗面化粧台のカウンターの裏面側に、アンダ
ーカウンター型の洗面器を支持固定するための洗面器の
取付具の改良に関する。
【従来の技術】
従来、アンダーカウンター型の洗面器を支持固定するた
めの洗面器の取付具としては、実公昭63−9661号公報に
記載のものがある。この洗面器の取付具Aは、第4図に
示す如く、カウンター1に埋設したブツシユ2に螺着し
てカウンター下面1aから垂下する連結ボルト3と、連結
ボルト3の挿通が可能な通孔4aを穿設した洗面器支持具
4と、連結ボルト3に螺合して洗面器支持具4を支承す
るナツト5とからなる。洗面器支持具4は、数mm肉厚の
軟鋼板を段状にプレス成形したものであつて、通孔開設
部分のナツト受部4bと、ナツト受部4bの一側下方に略L
型に伸長した連結部4c及び洗面器受部4dと、ナツト受部
4bの他側に立設した傾倒防止板4eとを備えている。 洗面器の取付具Aを用いた洗面器6の支持固定の手順は
次の通りである。まず連結ボルト3をブツシユ2に螺合
固定し、連結ボルト3に洗面器支持具4の通孔4aを嵌挿
させ、これをナツト5により支持した後、洗面器6を所
定位置にもたらして、洗面器受部4dで洗面器6の下面周
縁6aを掛止させる。そしてナツト5を螺進して洗面器支
持具4を付勢上昇させることにより、洗面器6の上面周
縁6bがカウンター1の下面1aに当接した状態に支持固定
する。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、洗面器6を陶磁器で形成した場合には、洗面
器製造中の焼成収縮等により周縁部6cの外形寸法に誤差
が生じることがある。このとき、連結ボルト3は、カウ
ンター1に対する位置が予め決められているため、洗面
器6の周縁部6cに対して離反又は接近することになる。 しかし、従来の洗面器の取付具Aは、洗面器支持具4の
形状及び各部位の寸法が予め決つているため次のような
問題点が生じる。即ち、許容範囲を越えて離反した場合
には、洗面器支持具4の洗面器受部4dで洗面器6の下面
周縁6aを掛止することができない。逆に、許容範囲を越
えて接近した場合には、洗面器支持具4の連結部4cと洗
面器6の周縁部6cとの衝突を避けるために、第5図に示
す如く、洗面器支持具4を回動する必要があり、洗面器
6の下面周縁6aに当接する洗面器支持具4の洗面器受部
4dの掛止面積が非常に小さくなり不安定な掛止状態とな
るか、又は回動角度が多いときには掛止不能な状態とな
ることがある。 このため、従来の洗面器の取付具Aを用いた場合には、
洗面器6における周縁部6cの外形寸法の許容誤差範囲を
非常に狭くする必要があり、洗面器の歩留りを低下する
原因となつていた。 本発明は、上記問題点を解決するために、洗面器の下面
周縁に当接して洗面器を支持する洗面器支持具の部位か
ら連結ボルトまでの直線距離を、洗面器の周縁部の外形
寸法誤差に応じて変更することができる洗面器取付具の
提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案に係る洗面器の支持具(以下、「本案具」とい
う)が採用した手段は、カウンター下面に取付けられる
連結ボルトと、連結ボルトの挿通が可能な通孔を開設し
た洗面器支持具と、連結ボルトに螺合して洗面器支持具
を支承するナツトとを備え、洗面器の下面周縁を支持し
て洗面器をカウンターに固定するための洗面器の取付具
において、前記洗面器支持具は前記通孔を有する中間部
材と、中間部材に揺動自在に連結して洗面器を掛止する
掛止部材とを備えたことである。 なお、前記中間部材は掛止部材の挿通が可能な挿通孔を
前記通孔と平行に開設し、更に、前記掛止部材は棒状に
形成した引張部の下端側に掛止フツクを折曲形成し且つ
引張部の上端側に抜止用頭部を形成することもある。
【作用】
本案具は、連結ボルトに対して洗面器支持具の中間部材
を揺動することができると共に洗面器支持具の中間部材
と掛止部材との揺動角度を調節することができるため、
洗面器の下面周縁に当接する掛止部材の部位から中間部
材のボルト嵌挿部位までの直線距離を、洗面器の周縁部
の外形寸法誤差に応じて適宜変更することができる。
【実施例】
以下、本案具を第1図乃至第3図に示す実施例に基づい
て説明する。 本案具Bにおいて、連結ボルト3及びナツト5を備える
ことは、従来と同様である。なお、連結ボルト3は、カ
ウンター1に頭部3aを直接埋め込むか、又はカウンター
1に埋設したブツシユ2(第4図参照)に上端を螺着し
てカウンター下面1aから垂下する。 本案具Bの改良点は、連結ボルト3に嵌挿する中間部材
17に、掛止部材18を揺動自在に連結19して洗面器支持具
14を形成したことである。中間部材17は、厚みが3mm程
度の鋼板からなり、連結ボルト3の挿通が可能な通孔17
a及び掛止部材18の挿通が可能な挿通孔17bを穿設してあ
り、通孔17aと挿通孔17bとが平行となるようにしてあ
る。掛止部材18は、外径が5mmφ程度の鋼棒材からなる
引張部18eの下端側に洗面器受部18a及び鉤部18bからな
る掛止フツク18cを折曲形成すると共に、引張部18eの上
端側に抜止用頭部18dを形成してある。 なお、前記中間部材17は、連結ボルト3に対して垂直状
態を維持するように、図示は省略したが、短管状のブツ
シユを固着し、このブツシユの貫通孔で連結ボルト用の
通孔17aを形成することもある。また、掛止部材18は、
棒状に限定するものではなく、図示は省略したが、板材
で形成すると共に中間部材17に対して連結ピン等で揺動
可能に連結したものであつてもよい。 本案具Bを用いた洗面器16の支持固定の手順は次の通り
である。先ず、カウンター1の下面1aの所定位置に連結
ボルト3を4本垂下する。次に、洗面器支持具14の中間
部材17の挿通孔17bに掛止部材18の鉤部18bから引張部18
eを挿通した状態で洗面器支持具14を4組準備し、準備
した各洗面器支持具14の通孔17aを連結ボルト3に嵌挿
させ、これをナツト5により支持する。続けて、洗面器
16を所定位置にもたらして、洗面器16の下面周縁部16a
に凹設した凹部16dに各洗面器支持具14の掛止部材18の
鉤部18bを挿入すると共に、掛止部材18の洗面器受部18a
で洗面器16の下面周縁16aを掛止する。このとき各洗面
器支持具14は、連結ボルト3に対して中間部材17が揺動
し(第1図(B)中の二点鎖線参照)且つ中間部材17に
対して掛止部材18が揺動するため、洗面器16の凹部16d
に掛止部材18の鉤部18bを合致させることが極めて容易
にできる。最後に、ナツト5を螺進して洗面器支持具14
を付勢上昇させることにより、洗面器16の上面周縁16b
がカウンター1の下面1aに当接した状態に支持固定す
る。なお、洗面器16は、洗面器支持具14の中間部材17が
接近したときに衝突しないように、上面周縁16bに切欠
段部16eを形成することもある。
【考案の効果】
以上詳述の如く、本案具は、連結ボルトに対する中間部
材の揺動角度の調節及び中間部材に対する掛止部材の揺
動角度の調節が夫々できるため、洗面器の下面周縁に当
接する掛止部材の部位から中間部材のボルト嵌挿部位ま
での直線距離を、洗面器の周縁部の外形寸法誤差に応じ
て変更することが可能となり、更にこの変更できる許容
範囲を従来に比べ飛躍的に大きくすることが可能とな
る。その結果、本案具を用いる場合には、洗面器におけ
る周縁部の外形寸法の許容誤差範囲を非常に広くするこ
とが可能となり、洗面器製造時の歩留りを向上させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本案具の一実施例を示すものであ
り、第1図(A)は本案具を用いて洗面器を支持固定し
た要部を拡大して示す正面断面図、第1図(B)は同上
の底面図、第2図は本案具を用いて洗面器を支持固定し
た状態を示す正面断面図、第3図は同上の底面図であ
る。第4図は従来の洗面器の取付具を用いて洗面器を支
持固定した要部を拡大して示す正面断面図、第5図は従
来の洗面器の取付具を用いて大きな洗面器を支持固定し
ている状態の底面図である。 1……カウンター、3……連結ボルト 14……洗面器支持具、16……洗面器 17……中間部材、17a……通孔 17b……挿通孔、18……掛止部材 18c……掛止フツク、19……連結

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウンター下面に取付けられる連結ボルト
    と、連結ボルトの挿通が可能な通孔を開設した洗面器支
    持具と、連結ボルトに螺合して洗面器支持具を支承する
    ナツトとを備え、洗面器の下面周縁を支持して洗面器を
    カウンターに固定するための洗面器の取付具において、
    前記洗面器支持具は前記通孔を有する中間部材と、中間
    部材に揺動自在に連結して洗面器を掛止する掛止部材と
    からなることを特徴とする洗面器の取付具。
  2. 【請求項2】前記中間部材は掛止部材の挿通が可能な挿
    通孔を前記通孔と平行に開設し、前記掛止部材は棒状に
    形成した引張部の下端側に掛止フツクを折曲形成し且つ
    引張部の上端側に抜止用頭部を形成した請求項1記載の
    洗面器の取付具。
JP15289289U 1989-12-27 1989-12-27 洗面器の取付具 Expired - Lifetime JPH072765Y2 (ja)

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JP15289289U JPH072765Y2 (ja) 1989-12-27 1989-12-27 洗面器の取付具

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JPH0389772U JPH0389772U (ja) 1991-09-12
JPH072765Y2 true JPH072765Y2 (ja) 1995-01-25

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