JP2549606Y2 - 陶器部材の壁面への固定構造 - Google Patents

陶器部材の壁面への固定構造

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JP2549606Y2
JP2549606Y2 JP672792U JP672792U JP2549606Y2 JP 2549606 Y2 JP2549606 Y2 JP 2549606Y2 JP 672792 U JP672792 U JP 672792U JP 672792 U JP672792 U JP 672792U JP 2549606 Y2 JP2549606 Y2 JP 2549606Y2
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wall
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ceramic member
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JP672792U
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Inventor
千明 北折
Original Assignee
株式会社イナックス
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は壁付け形の手洗い器や小
便器などの陶器部材を建築物の躯体壁面等の壁面に固定
した構造に関する。詳しくは、陶器部材の上下レベルの
調整が可能で、しかも固定金具が陶器部材前方から視覚
されない陶器部材の壁面への固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の陶器部材の壁面への固定構造の
従来例について第7,8図を参照して説明する。
【0003】この第7,8図は陶器部材として壁付け形
の手洗い器を躯体壁面に固定した構造を説明するもので
あり、壁付け形手洗い器10の背面の上部に凹部12が
設けられている。躯体壁面の横引き部材14に固定金具
としてのバックハンガー16がビス18で固定されてお
り、このバックハンガー16の先端が凹部12の上面に
係止することにより壁付け形手洗い器10が躯体壁面に
懸吊される。尚、この凹部12の上面は、手洗い器10
の前方に向かって上り勾配となっている。
【0004】手洗い器10の下部は、前方から躯体壁面
に打ち込まれるビス20により固定される。尚、22は
手洗い器の吐水を行なうためのハンドル、24は下方に
向かって手洗い水を放出する吐水口である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の陶器部材の
固定構造にあっては、手洗い器10がバックハンガー1
6に懸吊されているため、凹部12とバックハンガー1
6との取り合いによって手洗い器10の設置高さが決ま
ってしまい、該手洗い器10の高さ調整が難しいという
問題があった。また、ビス20が前方から見えるため、
美感に劣るという問題もあった。
【0006】更に、上記従来の陶器部材にあっては、傾
斜上面を有する凹部12を形成する必要があるため、製
造が若干難しくなるという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の陶器部材の壁面
への固定構造は、陶器部材を、その背面を壁面に当接さ
せて該壁面に固定した構造において、該陶器部材には、
該背面に沿って空洞部が設けられており、該空洞部と陶
器部材背面とを隔てる背壁には、上下方向に延在する長
孔が設けられており、該陶器部材を壁面に固定する固定
金具が、該長孔に挿通されたTボルトによって固着され
ており、該固定金具を介して該陶器部材が前記壁面に固
定されていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】かかる本考案の構造にあっては、固定金具をT
ボルトによって陶器部材の長孔に取付けており、この長
孔に沿って固定金具の上下位置を調整することにより、
陶器部材の設置高さを極めて容易に調整することができ
る。また、固定金具が前面からは全く見えない。更に、
複雑な形状の凹部を陶器部材に形成する必要がなく、製
造も容易である。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本考案の実施例構造を示す組立斜視図、第
2図は固定金具を取付けた陶器部材(本実施例では壁付
け形の手洗い器)の側面図、第3図は第2図のIII −II
I 線に沿う断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断
面図、第5図は固定金具の取付け構造を示す斜視図、第
6図は手洗い器の下部固定構造を示す分解斜視図であ
る。
【0010】第1図に示す如く、建築物の躯体壁面28
に壁付け形の手洗い器30が取付けられる。壁面28に
は開口32が設けられており、壁面28内の柱34,3
6間に掛け渡されるようにして上側ブラケット38と下
側ブラケット40とが取付けられている。上側ブラケッ
ト38は、水平方向に延在する長板状のものであり、主
板面が上方を指向するようにして設置されている。下側
ブラケット40は、水平方向に延在する長板状のもので
あり、主板面が壁面の前方を指向するようにして配置さ
れている。
【0011】この壁付け形手洗い器30は、その背面に
沿って延在する空洞部42が設けられており、この空洞
部42と手洗い器背面とを隔てる背壁44には、上下方
向に延在する長孔46が設けられている。この長孔46
にTボルト48が挿入されると共に、約90°回転さ
れ、これによりTボルト48の頭部48aが長孔46の
裏面縁部に係止されている。このTボルト48によって
L形金具50が壁付け形手洗い器30の背面上部に固定
されている。このL形金具50の水平片50aには円形
開口50bが形成されており、バネ片52aを有したリ
ベット52が該開口50bに上方から挿入されている。
このリベット52のバネ片52aが上側ブラケット38
の開口54に圧入されることにより、壁付け形手洗い器
30の上部が壁面28に固定されている。
【0012】壁付け形手洗い器30の背面下部には、前
記空洞部42に引き続く空洞部(図示略)が設けられて
おり、この空洞部と手洗い器背面とを区画する背壁44
に、前記長孔46と同様の上下方向に延在する長孔(図
示略)が設けられ、この長孔に挿入されたTボルト56
によって下部固定金具58が手洗い器30に固着されて
いる。この下部固定金具58は、く字形に折曲したバネ
片58aを備えており、このバネ片58aが下側ブラケ
ット40に対し上方から嵌合することにより、壁付け形
手洗い器30の下部が壁面28に対し固定される。
【0013】このように構成された壁付け形手洗い器の
固定構造にあっては、L形金具50や下部固定金具58
あるいはこれらを固定するためのTボルト48,56が
いずれも手洗い器30の前方からは全く見えず、従って
手洗い器30の外観がすっきりとし、極めて見栄えの良
いものとなる。
【0014】また、これら金具50,58が長孔によっ
て手洗い器30の背面に固定されているため、これら金
具50,58の上下高さを極めて容易に調整することが
可能である。従って、壁付け形手洗い器30の上下調整
が極めて容易に行なえる。
【0015】更に、この壁付け形手洗い器30は、その
背面に特別な形状の凹部を形成することが不要であり、
製造が容易である。尚、長孔46等については、壁付け
形手洗い器30を成形した後、焼成するのに先立って成
形体を切り取り加工することにより容易に形成すること
ができる。
【0016】上記実施例は壁付け形の手洗い器に関する
ものであるが、本考案は、その背面に沿って延在する空
洞部を有する陶器部材であれば適用可能である。そのよ
うな陶器部材としては、例えば小便器が挙げられる。
【0017】
【考案の効果】以上の通り、本考案の陶器部材の壁面へ
の固定構造にあっては、固定金具が陶器の前方から全く
見えず、極めて見栄えの良い仕上りとすることができ
る。また、固定金具を長孔に沿って上下方向に動かすこ
とができ、陶器部材の上下調整を極めて容易に行なえ
る。更に、この陶器部材は背面に特別な形状の凹部が不
要であり、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例構造を説明する分解斜視図であ
る。
【図2】実施例に係る構造に用いられる陶器部材の側面
図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】壁付け形手洗い器の上部の断面斜視図である。
【図6】壁付け形手洗い器の下部の断面斜視図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
30 壁付け形手洗い器 38 上側ブラケット 40 下側ブラケット 42 空洞部 46 長孔 48,56 Tボルト 50 L形金具 52 リベット 52a バネ片 58 下部固定金具 58a バネ片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陶器部材を、その背面を壁面に当接させ
    て該壁面に固定した構造において、 該陶器部材には、該背面に沿って空洞部が設けられてお
    り、 該空洞部と陶器部材背面とを隔てる背壁には、上下方向
    に延在する長孔が設けられており、 該陶器部材を壁面に固定する固定金具が、該長孔に挿通
    されたTボルトによって固着されており、 該固定金具を介して該陶器部材が前記壁面に固定されて
    いることを特徴とする陶器部材の壁面への固定構造。
JP672792U 1992-02-19 1992-02-19 陶器部材の壁面への固定構造 Expired - Lifetime JP2549606Y2 (ja)

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JPH0567671U JPH0567671U (ja) 1993-09-07
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