JPH0324135Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は洗面台の洗面ボールの取付構造に関
する。

（従来技術） 従来洗面台として、天板に上下方向に開放した
切り欠きが形成され、この切り欠きに洗面ボール
がその張り出し周縁が切り欠きの周縁に乗るよう
して嵌められたものは知られている。

（考案の背景） 上記洗面台において、天板を大理石や人造大理
石とした場合、天板にねじをねじ嵌めるのが困難
であるので、天板にねじをねじ嵌めることなく洗
面ボールを天板に取付ける手段が必要であつた。

（考案の目的） この考案は、洗面ボール及び天板のいずれに
も、ねじをねじ嵌めることなく、洗面ボールを確
実且つ簡単に取付けることが出来る洗面ボールの
取付構造を提供することを目的とするものであ
る。

（実施例） 以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて
説明する。

天板１は室内の側壁２に直接取り付けられてお
り、この天板１の前縁には垂下縁３が形成され、
この垂下縁３に上縁段部４を当てるようにして前
幕板５が天板１に連結されている。なお、前幕板
５前面及び上縁段部４等には、化粧・装飾加工が
施されている。天板１には、第１図に示す如く平
面形状コ字状周縁を有する、上下方向に開放した
洗面ボール嵌入切り欠き６が形成され、前幕板５
には第４図に示す如く円弧状周縁を有する洗面ボ
ール嵌入切り欠き７が形成され、これら切り欠き
６，７に洗面ボール８が、その前部を前幕板５よ
り突出させるようにして嵌められ、この洗面ボー
ル８の張り出し周縁が切り欠き６の周縁に支承さ
れ、また、洗面ボール８の前部が切り欠き７の周
縁に支承されている。

前記洗面ボール８には、第３図に示す如く、天
板１の下方に突出する垂下壁９が形成され、この
垂下壁９に開口１０が形成され、この開口１０に
取付金具１２の係合片１１が外側から嵌められて
係合片１１が開口１０の上縁に当接され、前記取
付金具１２の他端に形成されたねじ孔１３にねじ
１４が下方からねじ嵌められ、このねじ１４の上
端が天板１の下面に当てられており、このねじ１
４を締め付けることにより取付金具１２、ひいて
はそれと係合した洗面ボール８に下向きの力を与
えて洗面ボール８の張り出し周縁とねじ１４とで
天板１を挟持するようにして、洗面ボール８を天
板１に固定している。

（考案の効果） この考案によれば、前記した如き構成によつ
て、以下の如き効果を奏するものである。

洗面ボール８に天板１の下方に突出する垂下壁
９が形成され、この垂下壁９に開口１０が形成さ
れ、この開口１０に取付金具１２の係合片１１が
外側から嵌められて係合片１１が開口１０の上縁
に当接され、前記取付金具１２の他端に形成され
たねじ孔１３にねじ１４が下方からねじ嵌めら
れ、このねじ１４の上端が天板１の下面に当てら
れているものであるから、天板１にねじをねじ嵌
めることなく、洗面ボール８を天板１に確実且つ
簡単に取付けることが出来る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すものであつて、
第１図は一部破砕平面図、第２図は第１図−
線断面図、第３図は第１図−線拡大断面図、
第４図は第１図−線断面図である。 １……天板、３……垂下縁、６……切り欠き、
８……洗面ボール、９……垂下壁、１０……開
口、１１……係合片、１２……取付金具、１３…
…ねじ孔、１４……ねじ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天板１に上下方向に開放した切り欠き６が形成
   され、この切り欠き６に洗面ボール８がその張り
   出し周縁が切り欠き６の周縁に乗るようにして嵌
   められている洗面台において、前記洗面ボール８
   に天板１の下方に突出する垂下壁９が形成され、
   この垂下壁９に開口１０が形成され、この開口１
   ０に取付金具１２の係合片１１が外側から嵌めら
   れて係合片１１が開口１０の上縁に当接され、前
   記取付金具１２の他端に形成されたねじ孔１３に
   ねじ１４が下方からねじ嵌められ、このねじ１４
   の上端が天板１の下面に当てられている洗面台の
   洗面ボールの取付構造。