JPS61212423A - パイプ吊り金具片の成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパイプ吊り金具片の成形装置にかかり、上型を
吊り金具片の弧状胴部成形用の一次型と各端の耳片及び
蝶番構成要素の内巻きループ成形用の二次型に分けて一
次型をバネにより二次型に吊支し、プレスが材料を成形
する方向へ移動する一工程中に、−吹型と下型により吊
り金具片の弧状胴部を先ず成形し、この弧状胴部の成形
により材料の両端が上方へ曲って二次型と当接した時点
から各端に耳片と内巻きループを形成し、以って成可く
ブレスに偏荷重をかけないようにしたものである。

従来、この種の吊り金具は蝶番部に外巻きループを形成
している。ところが、この外巻きループでは、パイプ重
量が大きい場合、この重量に負けてループが解は出し、
遂にはパイプ支持の役目を果せなくなることがあった。

そこでこのループを内巻きにしてやれは、パイプ重量に
よりループ端がループ基部側へ圧着されるためループが
締まるようになり、簡単には弛まなくなる。

本発明はこの内巻きループを簡単に形成できる成形装置
を提供しようとするもので、垂直面上のほぼ下半周に沿
う弧状とその少なくとも一端の水平の各成形面のある下
型と、上面のバネ座及び案内兼吊ボルトの挿通孔を有し
該弧状成形面と協働する弧状成形面が垂下した一次型及
び該バネ座及び挿通孔にそれぞれ対向する下面のバネ座
と案内兼吊ボルトの係止挿通孔を有しかつ上型の工程の
終期で作用する一端に下型の該水平成形面と協働する水
平成形面をまた他端に上方へ湾曲したループ成形面を備
えたプレス取付用二次型より成る上型とを有し、案内兼
吊ボルトにより該一次及び二次型間に架装されるバネの
定数を下型と一次型の弧状成形面間での材料の成形力よ
り大きくしたことを特徴とする。

以下に本発明の実施例を図面につき詳述する。

１は下型で、吊り金具片３１の弧状胴部３２の成形用の
垂直面上の円のほぼ下半周に沿う弧状成形面２と、吊り
金具片３１の取付用の耳３３を成形するためのこの弧状
成形面２の少なくとも一端で水平方向に続く水平成形面
３を有する。この水平成形面３は弧状成形面２の他端に
も３′で示すように用意してもよいが、こちら側は吊り
金具片３１の蝶番用ループ３４を成形するためのもので
、ループ３４に適合するために弧状に凹んだ成形面４と
するのが好ましい。５は上型で一次型６と二次型７で構
成される。−吹型６は、上面にバネ座８を有し、案内兼
吊ボルト９を貫挿するための挿通孔１０が穿たれ、下型
ｌの弧状成形面２と協働する弧状成形面１１が挿通孔１
０の支障にならない位置で垂下している。二次型７は、
−吹型６のバネ座８と対向するバネ座１２を下面に有し
、また挿通孔ｌＯと対向して案内兼吊ボルト９を貫挿係
止するための挿通孔１３を有している。係止の態様は、
図示の例では、挿通孔１３の上部に大径部１４を設けて
案内兼吊ボルト９の拡大した頭部１５の下面１６を肩１
７で受け、成形時にはこの案内兼吊ボルト９をプレス１
８側に逃がすようにしているが、その他の適当な方法も
採用し得る。この二次型７は弧状成形面１１０円弧を含
む面上の一端で一次型６の外側に突き出た部分１９の下
面に下型ｌの水平成形面３と協働して吊り金具片３１の
取付用の耳３３を成形する水平成形面２０を備え、また
他端で一次型６の外側に突き出た部分２１の下面に吊り
金具片３１の蝶番用ループ３４を成形するための上方へ
湾曲したループ成形面２２を備えている。そしてこの二
次型７は適当な被取付部２３等を介してプレス１８に取
付けられる。而してこれら一次及び二次型６及び７は、
対向するバネ座８と１２間にバネ２４を架装し、案内兼
吊ボルト９を二次型７の挿通孔１３に上方から挿通し、
対向する一次型６の挿通孔ｌＯに挿通してその下側に臨
出させ、この案内兼吊ボルト９の下端にナツト２５を螺
合することによって一体化され、上型５を構成する。こ
の案内兼吊ボルト９に替えてスタッドの使用も可能であ
る。そしてバネ２４はその定数が下型ｌと一次型６の弧
状成形面２と１１の間で材料３５を成形するのに要する
成形力より大きくしである。この材料３５はループ３４
を形成する側の端部を上方へ少し曲げておくと、成形時
のループ形成の方向性を確実にできる。

図示の装置で、材料３５を下型ｌ上の所定位置に置き、
ブレス１日を作動してやる。プレス１８の下降により二
次型７と一次型６とは一体となって下降し、やがて−吹
型６の弧状成形面１１の下端が材料３５の上面に当接す
る。更にプレス１８が下降すると二次型７も下降するが
、−吹型６と二次型７間のバネ２４の定数が成形力より
大きいので、バネ２４はたわむことなく一次型６は弧状
成形面１１で材料３５を下型１の弧状成形面２側へ押し
込み、弧状胴部３２の形成へ進む。材料３５０両端は弧
状胴部３２の形成に伴い水平面上から次第に上方へ転向
する想像線の軌跡を辿りながら外出長さを減じて行く。

弧状胴部３２がほぼ形成された時点で材料３５の一端は
二次型７の水平成形面２０に当接し、他端は二次型７の
ループ成形面２２に当接する。更にプレス１８が下降す
ると、−吹型６の弧状成形面１１が材料３５の弧状胴部
３２を挟んで下型ｌの弧状成形面２に当接し、それ以上
下降しなくなる。ここで二次型７はプレス１８の下降に
よりバネ２４を圧縮して下降し、遂に水平成形面２０が
材料３５の一端部を下型ｌの水平成形面３との間で圧搾
して耳３３を形成し、ループ成形面２２が材料３５の他
端部をその曲面に沿い内側へ巻き込んでループ３４を成
形する。

このようにして成形された吊り金具片３１は、通常のよ
うに一対を対称的に配置し、両者のループ３４にビンを
挿通してパイプ吊り金具が構成される。

本発明によれば上型を一次型と二次型に分け、−次型を
材料成形力より大きいバネ定数のバネで二次型に吊支し
、−次型で材料の弧状胴部を成形し、次いで二次型で材
料の両端部に耳と内巻きループの成形をするようにした
ので、成形力の均衡がとれ、プレスにかかる偏心荷重を
極力小さくできるので、長期の使用に耐えられ、しかも
パイプ重量に十分耐え得るパイプ吊り金具用の片を簡単
に成形できる等、種々の特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる成形装置の具体例を示すもので
第２図の一部をＡ−Ａ線に沿って切断した正面図、第２
図は同一部切断平面図である。 ｌ・・下型、２・・弧状成形面、３・・水平成形面、５
・・上型、６・・−次型、７・・二次型、８・・バネ座
、９・・案内兼量りボルト、１０・・挿通孔、１１・・
弧状成形面、１２・・バネ座、１３・・挿通孔、１８・
舎ブレス、２０・・水平成形面、２２・・ループ成形面
、２３・・バネ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 垂直面上のほぼ下半周に沿う弧状とその少なくとも一端
   の水平の各成形面のある下型と、上面のバネ座及び案内
   兼吊ボルトの挿通孔を有し該弧状成形面と協働する弧状
   成形面が垂下した一次型及び該バネ座及び挿通孔にそれ
   ぞれ対向する下面のバネ座と案内兼吊ボルトの係止挿通
   孔を有しかつ上型の工程の終期で作用する一端に下型の
   該水平成形面と協働する水平成形面をまた他端に上方へ
   湾曲したループ成形面を備えたブレス取付用二次型より
   成る上型とを有し、案内兼吊ボルトにより該一次及び二
   次型間に架装されるバネの定数を下型と一次型の弧状成
   形面間での材料の成形力より大きくしたことを特徴とす
   るパイプ吊り金具片の成形装置。