JPH07275561A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH07275561A
JPH07275561A JP6070711A JP7071194A JPH07275561A JP H07275561 A JPH07275561 A JP H07275561A JP 6070711 A JP6070711 A JP 6070711A JP 7071194 A JP7071194 A JP 7071194A JP H07275561 A JPH07275561 A JP H07275561A
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JP
Japan
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washing
power
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washing machine
time
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JP6070711A
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Kimihiko Nakamura
公彦 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯運転の実行中に、停電したり、電源プラ
グがコンセントから引き抜かれたりして電源が遮断さ
れ、或いは電源スイッチをオフする操作が行われ、洗濯
運転が途中で停止してしまった場合、その停止した状態
から洗濯運転を再開する。 【構成】 洗濯運転中に、電源が遮断され、或いは「電
源切」キースイッチが操作されると、運転制御回路はそ
の時点の運転状態、即ち実行中のコース、行程、水位、
布量、布質、汚れ具合等をEEPROMに書き込み記憶
させる。その後、「スタート・一時停止」キースイッチ
を操作すると、運転制御回路がEEPROMの記憶内容
を読み出して表示器に表示させ、次に「スタート・一時
停止」キースイッチと「電源入」キースイッチが同時に
操作されると、EEPROMに記憶されていた内容によ
り、途中停止した以降の洗濯運転を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯運転の途中で電源ス
イッチがオフされたりした場合、その途中停止した状態
から以降の洗濯運転を再開できるようにした洗濯機に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、全自動式の脱水兼用洗濯機で
は、複数の洗濯コースから所望のコースを選んで運転す
る自動コース運転の他、所望により洗い、すすぎ、脱水
を適宜組み合わせて運転するマニュアルコース運転を行
うことができると共に、それらのコース運転時に水位等
を使用者の所望に応じて設定することができるようにな
っている。
【0003】このものでは、通常、洗濯モータ、吸水
弁、排水弁等の負荷回路中に設けられた電源スイッチを
オンするための操作を行った後、上記のようなコース選
択、水位選択等の操作を行い、運転開始操作をすると、
選択された内容にて洗濯運転が実行されるように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような脱水兼用
洗濯機においては、洗濯運転の実行中、商用電源が停電
したり、誤って電源プラグをコンセントから引き抜いて
しまったりした場合、或いは誤って電源スイッチをオフ
する操作をしてしまったような場合、そこで洗濯運転が
停止してしまうが、従来の脱水兼用洗濯機では、その停
止時点からの再運転ができず、このため、最初から設定
操作をやり直さねならず、煩わしいという問題があり、
しかも途中停止した状態が分からないので、途中停止し
た状態から洗濯運転を開始させることができないという
問題があった。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、洗濯運転の実行中に、停電したり、電
源プラグがコンセントから引き抜かれたりして電源が遮
断され、或いは電源スイッチをオフする操作が行われて
洗濯運転が途中で停止してしまった場合、その停止した
状態から洗濯運転を再開することができる洗濯機を提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の洗濯機は、洗濯運転を制御する制御手段と、
電源の遮断及び電源スイッチのオフを検出する検出手段
と、記憶手段とを具備し、前記制御手段は、洗濯運転の
実行中に前記検出手段が電源の遮断或いは電源スイッチ
のオフを検出した時、その時点での洗濯運転状態を前記
記憶手段に記憶させ、その後、特定操作がなされたと
き、記憶手段の記憶内容を読み出してそれ以降の洗濯運
転を実行させることを特徴とするものである(請求項
1)。
【0007】この場合、記憶手段が記憶する洗濯運転状
態は、少なくともコース、行程、水位であることが好ま
しく(請求項2)、記憶手段を不揮発性メモリとするこ
とが好ましい(請求項3)。また、特定操作としては、
所定の複数の操作が同時に行われること(請求項4)、
或いは運転開始の操作の後、電源スイッチをオンする操
作と運転開始の操作とが同時に行われること(請求項
5)とすることができる。
【0008】更に、本発明は、制御手段は、電源スイッ
チのオフが検出された時、その後、一定時間内に特定操
作がなされた場合に、記憶手段の記憶内容を読み出して
それ以降の洗濯運転を行わせるよう構成とすることがで
きる。また、特定操作が行われたとき、表示部に、記憶
手段に記憶された運転状態を表示することが好ましい。
【0009】
【作用】請求項1記載の洗濯機では、洗濯運転中に電源
が遮断され、或いは電源スイッチをオフする操作が行わ
れると、これが検出手段により検出され、その時点での
洗濯運転状態が記憶手段に記憶される。この後、特定操
作がなされると、制御装置が記憶手段の記憶内容を読み
出してそれ以降の洗濯運転を実行させる。
【0010】請求項2記載の洗濯機では、洗濯運転中に
電源が遮断され、或いは電源スイッチをオフする操作が
行われた時、少なくともコース、行程、水位が記憶手段
に記憶されるので、再開された洗濯運転を当初の設定内
容通りに正確に再現できる。請求項3記載の洗濯機で
は、記憶手段は不揮発性メモリにより構成されているの
で、その記憶保持のための電源を必要としない。
【0011】請求項4、請求項5記載の洗濯機では、所
定の複数の操作が同時に行われた場合、運転開始の操作
の後、電源スイッチをオンする操作と運転開始の操作と
が同時に行われた場合に、途中で停止した洗濯運転が再
開されるので、不用意な操作により洗濯運転の再開が行
われるおそれがない。
【0012】請求項6記載の洗濯機では、電源スイッチ
のオフが検出された時、その後、一定時間内に特定操作
がなされた場合に、記憶手段の記憶内容を読み出してそ
れ以降の洗濯運転を行わせるので、使用者がなんらかの
事情で故意に電源スイッチをオフする操作を行って運転
を停止させたい場合に、その後に誤って特定操作を行っ
てしまい、停止させるべき運転が再開されてしまうとい
う不具合をなくすことができる。請求項7記載の洗濯機
では、特定操作が行われると、表示部に、記憶手段の記
憶内容が表示されるので、再開する洗濯運転の状態を使
用者に知らしめることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図2には、全自動式脱水兼用洗濯機の全
体構成が示されており、外箱1内には水受槽2が弾性支
持機構の吊り棒3による支持状態にて配設されている。
この水受槽2内には、洗濯槽兼脱水槽である回転層4が
配設され、更にこの回転槽4の内底部には撹拌体5が配
設されている。
【0014】上記水受槽2の外底部には、洗濯モータ6
及び駆動機構7が配設されており、この駆動機構7によ
り洗い及びすすぎ時には回転槽4を静止状態にして撹拌
体5を回転させ、脱水時には回転槽4を撹拌体5と共に
回転させるようにしている。また、水受槽2の下方部に
は、水受槽2内の水を機外に排出するための排水ケース
8、排水弁9及び排水ホース10が配設されている。そ
して、排水ケース8には、水受槽2(回転槽4)内の洗
濯水の濁度を検出するため濁度検出手段としての濁度セ
ンサ11が設けられている。なお、この濁度センサ11
は発光素子とこの発光素子の発する光を排水ケース8内
の水を通して受ける受光素子からなる周知の構成のもの
である。
【0015】一方、前記外箱1の最上部には、トップカ
バー12が装着されており、このトップカバー12に
は、洗濯物出入口を開閉する蓋13及びこの蓋13の開
閉に連動してオンオフする蓋スイッチ14(図4参照)
が設けられている。また、トップカバー12の後部に
は、吸水弁15や水位センサ16が設けられていると共
に、前部には操作パネル17が設けられている。なお、
水位センサ16は、水受槽2の下方部に形成されたエア
トラップ2a内の圧力により水受槽2内の水位を検出す
るものである。
【0016】上記操作パネル17には、図3に示すよう
に、「コース切換」、「洗い」、「すすぎ」、「脱
水」、「水位」、「スタート・一時停止」、「電源
入」、「電源切」等の各種のキースイッチ18〜25が
設けられていると共に、コース関係、時間関係、水位関
係等の各種表示器26〜28が設けられている。上記
「コース切換」キースイッチ18は標準、分け洗い、が
んこ汚れ、つけ置き、スピード、大物、手洗い等の各種
の自動運転コースから所望のものを選択するためのも
の、「洗い」、「すすぎ」、「脱水」の各キースイッチ
19〜21はそれらを適宜組み合わせてマニュアル運転
コースを設定するためのもので、「洗い」キースイッチ
19により洗い時間を設定し、「すすぎ」キースイッチ
20によりすすぎ回数を設定し、「脱水」キースイッチ
21により脱水時間を設定する。また、「水位」キース
イッチ22は水受槽2内の水位を高、中、低、少量のう
ちから所望のものを選択するためのものである。
【0017】電気的構成を示す図4において、商用交流
電源のコンセントに接続される電源プラグ29の一方の
端子は、電源スイッチとしてのリレー30を介して前記
洗濯モータ6、排水弁9及び給水弁15の一方の端子に
接続されており、それら洗濯モータ6、排水弁9及び給
水弁15の他方の端子は、運転制御回路31により制御
される駆動回路32を介して電源プラグ29の他方の端
子に接続されている。
【0018】また、電源プラグ29の両端子には、交流
電源を降圧し、これを直流化する直流定電圧回路33が
接続されており、この直流定電圧回路33の直流出力は
運転制御回路31に与えられる。そして、直流定電圧回
路33の出力端子間には、例えば分圧抵抗回路からなる
電圧検出回路34が接続されている。
【0019】上記運転制御回路31は、マイクロコンピ
ュータを主体として構成され、これには、前記濁度セン
サ11、蓋スイッチ14、水位センサ16、各種キース
イッチ18〜25からの入力信号、電圧検出回路34及
び回転センサ35からの入力信号が与えられる。そし
て、運転制御回路31は、上記の各入力信号及び予め定
められたプログラムに従って各表示器26〜28を制御
すると共に、洗濯モータ6、排水弁9、給水弁15を駆
動回路32を介して制御する。
【0020】ここで、上記回転センサ35は、洗濯モー
タ6の回転軸の回転を検出するためのもので、例えばロ
ータリエンコーダから構成されており、運転制御回路3
1は、この回転センサ35からの入力信号により、後述
のようにして洗濯量及び布質を判定する。また、運転制
御回路31は、「電源入」キースイッチ24がオン操作
された場合には、リレー30をオン動作させて洗濯モー
タ6、排水弁9、給水弁15を駆動回路32により通断
電制御可能状態にすると共に、「電源切」キースイッチ
25がオン操作された場合には、リレー30をオフ動作
させる。また、運転制御回路31は、脱水運転中に蓋1
3が開放された場合には、これを蓋スイッチ14により
検出して脱水運転を中断させるようになっている。
【0021】しかして、運転制御回路31には、記憶手
段としての不揮発性メモリ例えばEEPROM36が接
続されており、運転制御回路31は、洗濯運転中に「電
源切」キースイッチ25がオン操作された場合、電圧検
出回路33が所定電圧以下を検出した場合には、そのE
EPROM36にその時点の運転状態を記憶させるよう
になっている。従って、運転制御回路31は、電源スイ
ッチたるリレー30をオフさせるための「電源切」キー
スイッチ25の操作及び電圧検出回路33を電圧検出手
段として電源遮断を検出するための検出手段として機能
する。
【0022】そして、図示はしないが、運転制御回路3
1はバックアップ電源用のコンデンサを有し、商用電源
の停電した場合、或いは電源プラグ29がコンセントか
ら引き抜かれた場合等の電源遮断時に、後述のようにし
てEEPROM36に運転状態を書き込んで記憶させる
動作を当該コンデンサから電源供給を受けている間に行
うようになっている。
【0023】次に上記構成の作用を図1に示すフローチ
ャートを参照しながら説明する。洗濯物を回転槽4内に
収容し、「電源入」キースイッチ24をオン操作し(ス
テップS1で「YES」)、その上で各キースイッチ1
8〜22を操作し(ステップS2で「YES」)、「ス
タート・一時停止」キースイッチ23をオン操作する
(ステップS3で「YES」)。なお、ここでは標準コ
ースが選択されたものとする。
【0024】「スタート・一時停止」キースイッチ23
がオン操作されると、洗濯運転が開始され、運転制御回
路31はまず布量検出を行う(ステップS4)。この布
量検出は、洗濯モータ6を予め定められた時限で正回
転、停止、逆回転、停止という所定サイクルを繰り返す
ことによって行われ、回転センサ35は、正回転時、停
止後の惰性回転時、逆回転時、停止後の惰性回転時にそ
の回転速度に応じた数のパルスを出力する。この場合、
洗濯物量が多い程、洗濯モータ6にかかる負荷が大きく
て回転速度が上がらず、また惰性回転時間も短くなる。
この結果、洗濯物量が多い程、回転センサ35の出力パ
ルス数は少なくなるので、運転制御回路31は、その回
転センサ35からの入力パルス数により洗濯物量を判定
する。
【0025】このようにして、洗濯物量の判定を行う
と、運転制御回路31は判定した布量に基づいて水位を
決定し(ステップS5)、次に給水弁15を開放して水
受槽2内にその決定した水位となるまで給水する(ステ
ップS6)。水受槽2への給水が終了すると、次に運転
制御回路31は、洗濯物の布質検出を行う(ステップS
7)。この布質検出は、布量検出と同様に、洗濯モータ
6を予め定められた時限で正回転、停止、逆回転、停止
という所定サイクルを繰り返すことによって行われ、回
転センサ35は、正回転時、停止後の惰性回転時、逆回
転時、停止後の惰性回転時にその回転速度に応じた数の
パルスを出力する。この場合、ジーパンのようにごわご
わした堅い布質のものでは、洗濯モータ6にかかる負荷
が変動して回転速度が変動し、柔らかい布質のもので
は、洗濯モータ6にかかる負荷の変動がなく、回転速度
の変動は少ない。この結果、洗濯物の布質が堅いもの
程、回転センサ35の単位時間当たりの出力パルス数の
変動は多くなるので、運転制御回路31は、その回転セ
ンサ35からの入力パルス数変動により布質を判定す
る。
【0026】この後、運転制御回路31は、その布質に
応じた強さの洗濯水流を決定し(ステップS8)、次に
濁度センサ11の入力信号に基づいて洗濯物の汚れ具合
を検出し(ステップS9)、前述したようにして検出し
た布量、汚れ具合等に基づき、洗い時間を決定し(ステ
ップS10)、「標準」コースでの洗い行程に入る。こ
のようにして決定された「標準」コースの内容が、図5
に示すように、洗い12分、すすぎ2回、脱水6分であ
ったとする。
【0027】洗い行程の実行に入ると、運転制御回路3
1は、それ以降、洗濯が終了したか否か(ステップS1
1)、電源が遮断されたか否か(ステップS12)、
「電源切」キースイッチ25がオン操作されたか否か
(ステップS13)を監視する状態となる。そして、洗
い、すすぎ、脱水の各行程が順に実行され、最後の脱水
6分の運転が終了すると(ステップS11で「YE
S」)、運転制御回路31は時間関係の表示器27に終
了表示をすると共に、ブザー(図示せず)を作動させて
洗濯が終了した旨を報知する(ステップS14)。
【0028】ところで、洗濯運転中に、誤って「電源
切」キースイッチ25をオン操作したとする(ステップ
S13で「YES」)。すると、運転制御回路31は、
リレー30をオフ動作させて洗濯運転を停止させると共
に、その時点の洗濯運転状態、即ち実行中の運転コー
ス、実行中の行程とその残り時間(すすぎのときはその
回数)、実行中の行程以降の行程とその時間(すすぎの
ときはその回数)、布量、布質、汚れ具合及び水位をE
EPROM36に書き込み記憶させる(ステップS1
5)。ここで、実行中の運転コース、実行中の行程とそ
の残り時間、実行中の行程以降の行程とその時間のデー
タとしては、例えば図5(a)に示す内容の標準コース
での運転中において、洗い開始後9分経過した時点で
「電源切」キースイッチ25がオン操作されたとする
と、コースは標準、実行中の行程とその残り時間として
洗い3分、実行中の行程以降の行程とその時間としてす
すぎ2回、脱水6分のデータがEEPROM36に書き
込み記憶される。
【0029】そして、この後、所定時間例えば5分以内
に特殊操作、例えば1回「スタート・一時停止」キース
イッチ23がオン操作され、その後、「スタート・一時
停止」キースイッチ23と「電源入」キースイッチ24
とが同時にオン操作されると、運転制御回路31は停止
時点からそれ以降の運転を再開させる。即ち、「スター
ト・一時停止」キースイッチ23がオン操作されると
(ステップS17で「YES」)、運転制御回路31は
EEPROM36の記憶内容を読み出し、表示部として
の時間関係の表示器27に洗い3分、すすぎ2回、脱水
6分の表示を行う(ステップS18)。
【0030】そして、その後「スタート・一時停止」キ
ースイッチ23と「電源入」キースイッチ24とが同時
にオン操作されると(ステップS19で「YES」)、
運転制御回路31は、リレー30をオン動作させて洗い
を再開させて(ステップS20)、前記ステップS11
に戻る。その後、洗いが3分行われた後、すすぎが2
回、脱水が6分行われると、洗濯終了となり(ステップ
S11で「YES」)、前述したと同様の終了報知が行
われる(ステップS12)。
【0031】この場合、「電源切」キースイッチ25を
オン操作した後、上記した特殊操作が一定時間例えば5
分間以内に行われないときには(ステップS16で「Y
ES」)、運転制御装置31は元のステップS1に戻
り、コース等の設定が行われないと洗濯運転を実行しな
い状態となる。
【0032】また、洗濯運転中に商用電源が停電した
り、或いは誤って電源プラグ29をコンセントから引き
抜いてしまう場合がある。この場合には、電圧検出回路
33の検出電圧が所定電圧以下を検出するため(ステッ
プS12で「YES」)、運転制御回路31は、バック
アップ電源たる図示しないコンデンサからの給電により
上記したと同様にしてその時点の洗濯運転状態をEEP
ROM36に記憶させる動作を行う(ステップS2
1)。
【0033】そして、商用電源が復帰し、或いは電源プ
ラグ29がコンセントに差し込まれると、運転制御回路
31は、電圧検出回路33が所定電圧以上を検出したか
否か(電源復帰か否か)を検出するステップS22から
動作を開始するようになっており、ここで「YES」と
なった後、特殊操作が行われることを監視する状態とな
る。そして、前述したと同様に、1回「スタート・一時
停止」キースイッチ23がオン操作されると(ステップ
S23で「YES」)、EEPROM36の記憶内容を
読み出してその内容を時間関係の表示器27に表示し
(ステップS24)、その後、「スタート・一時停止」
キースイッチ23と「電源入」キースイッチ24とが同
時にオン操作されると(ステップS25で「YE
S」)、リレー30をオン動作させて電源遮断により途
中停止した状態から洗濯運転を再開させ(ステップS2
6)、洗濯終了になると(ステップS11で「YE
S」)、前述したと同様の終了報知を行う(ステップS
12)。
【0034】このように本実施例によれば、洗濯運転中
に誤って「電源切」キースイッチ25を操作してしまっ
たり、商用電源が停電したり、或いは電源プラグ29を
誤ってコンセントから引き抜いてしまったりした場合、
その時点の運転状態をEEPROM36に記憶し、その
後、特殊操作がなされたとき、EEPROM36の記憶
内容を読み出して洗濯運転を再開させるので、従来とは
異なり、コースを選択するための操作を再度行って最初
から運転をやり直す等せずとも済む。
【0035】この場合、特殊な操作、即ち「スタート・
一時停止」キースイッチ23を1回操作した後、「スタ
ート・一時停止」キースイッチ23と「電源入」キース
イッチ24が操作されない限り、洗濯運転の再開は行わ
れないので、不用意に洗濯運転が再開されてしまうおそ
れがない。
【0036】また、EEPROM36には、実行中のコ
ース、行程、水位が記憶されるので、途中停止した状態
から以降の洗濯運転を正常に行うことができる。しか
も、本実施例では、特に汚れ具合、布量、布質もEEP
ROM36に記憶されるので、当初設定された通りの運
転状態をより正確に再現して、途中停止した状態から以
降の洗濯運転をより一層設定通りに行うことができる。
【0037】ところで、何らかの理由で、使用者が「電
源切」キースイッチ25を故意にオン操作して洗濯運転
を停止させる場合があり、このような場合、その後のコ
ース設定等の際に、たまたま特殊操作が行われると、途
中停止された洗濯運転が再開されてしまうという不具合
を生ずる。しかしながら、「電源切」キースイッチ25
を誤って操作してしまった場合には、使用者は直ちにそ
れに気付いて前述の特殊操作を行って洗濯運転を再開さ
せるが、故意に「電源切」キースイッチ25をオン操作
した場合には、そのまま暫く放置されることが多い。こ
のような事情に鑑み、本実施例では、「電源切」キース
イッチ25がオンされた後、所定時間(本実施例では5
分)内に特殊操作がなされた場合にのみ洗濯運転を再開
するようにし、所定時間経過後は特殊操作がなされても
洗濯運転を再開しないようにしたので、上記の不具合を
生ずるおそれはない。
【0038】なお、特殊操作は、「スタート・一時停
止」キースイッチ23と「電源入」キースイッチ24と
の組み合わせだけでなく、他の組み合わせであっても良
く、また「スタート・一時停止」キースイッチ23と
「電源入」キースイッチ24とを同時操作したことのみ
で洗濯運転を再開させる構成としても良い。バックアッ
プ電源としてはコンデンサに限らず、電池であっても良
い。電圧検出手段は電源プラグ29の両端子間の電圧を
検出するものであっても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。請求項1記載の洗濯
機では、洗濯運転中に電源が遮断され、或いは電源スイ
ッチをオフする操作が行われると、その時点の制御手段
が洗濯運転状態を記憶手段に記憶させる。その後、特定
操作がなされると、制御装置が記憶手段の記憶内容を読
み出してそれ以降の洗濯運転を実行させるので、最初か
ら設定操作をやり直さずとも済む。
【0040】請求項2記載の洗濯機では、洗濯運転中に
電源が遮断され、或いは電源スイッチをオフする操作が
行われた時、少なくとも実行中のコース、行程、水位が
記憶手段に記憶されるので、再開された洗濯運転を当初
の設定内容通りに正確に再現できる。
【0041】請求項3記載の洗濯機では、記憶手段は不
揮発性メモリにより構成されているので、その記憶保持
のための電源を必要としない。請求項4及び請求項5記
載の洗濯機では、所定の複数の操作が同時に行われた場
合、運転開始の操作の後、電源スイッチをオンする操作
と運転開始の操作とが同時に行われた場合に、途中で停
止した洗濯運転が再開されるので、不用意な操作により
洗濯運転の再開が行われるおそれがない。
【0042】請求項6記載の洗濯機では、電源スイッチ
のオフが検出された時、その後、一定時間内に特定操作
がなされた場合に、記憶手段の記憶内容を読み出してそ
れ以降の洗濯運転を行わせるので、使用者がなんらかの
事情で故意に電源スイッチをオフする操作を行って運転
を停止させたい場合に、その後、誤って特定操作を行っ
てしまい、停止させるべき運転が再開されてしまうとい
う不具合を極力防止することができる。請求項7記載の
洗濯機では、特定操作が行われると、表示部に、記憶手
段の記憶内容が表示されるので、再開する洗濯運転の状
態を使用者に知らしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における制御内容を示すフロ
ーチャート
【図2】脱水兼用洗濯機の縦断側面図
【図3】操作パネルの拡大平面図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】標準コースの一例を示す行程図
【符号の説明】
図面中、17は操作パネル、23は「スタート・一時停
止」キースイッチ、24は「電源入」キースイッチ、2
5は「電源切」キースイッチ、27は表示器(表示
部)、29は電源プラグ、30はリレー(電源スイッ
チ)、31は運転制御回路(制御手段、検出手段)、3
4は電圧検出回路、36はEEPROM(記憶手段、不
揮発性メモリ)である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯運転を制御する制御手段と、 電源の遮断及び電源スイッチのオフを検出する検出手段
    と、 記憶手段とを具備し、 前記制御手段は、洗濯運転の実行中に前記検出手段が電
    源の遮断或いは電源スイッチのオフを検出した時、その
    時点での洗濯運転状態を前記記憶手段に記憶させ、その
    後、特定操作がなされたとき、記憶手段の記憶内容を読
    み出してそれ以降の洗濯運転を実行させることを特徴と
    する洗濯機。
  2. 【請求項2】 記憶手段が記憶する洗濯運転状態は、少
    なくとも実行中のコース、行程、水位であることを特徴
    とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 記憶手段は不揮発性メモリであることを
    特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 特定操作は、所定の複数の操作が同時に
    行われることである請求項1ないし3のいずれかに記載
    の洗濯機。
  5. 【請求項5】 特定操作は、運転開始の操作の後、電源
    スイッチをオンする操作と運転開始の操作とが同時に行
    われることである請求項1ないし3のいずれかに記載の
    洗濯機。
  6. 【請求項6】 制御手段は、電源スイッチのオフが検出
    された時、その後、一定時間内に特定操作がなされた場
    合に、前記記憶手段の記憶内容を読み出してそれ以降の
    洗濯運転を行わせることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 特定操作が行われたとき、表示部に、記
    憶手段に記憶された運転状態を表示することを特徴とす
    る請求項1記載の洗濯機。
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