JPH0928973A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH0928973A
JPH0928973A JP7201548A JP20154895A JPH0928973A JP H0928973 A JPH0928973 A JP H0928973A JP 7201548 A JP7201548 A JP 7201548A JP 20154895 A JP20154895 A JP 20154895A JP H0928973 A JPH0928973 A JP H0928973A
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哲 中村
Suikou Murakami
穂幸 村上
Kiyoshi Sarada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯機に、洗濯物の種類や洗剤に合った洗剤
溶かし機能をもたせる。 【解決手段】 水に溶けにくい粉石鹸や通常の洗剤を使
用する洗濯コースでは、強水流により洗濯槽内で洗剤溶
かしを実行する。一方、洗剤自体は比較的水に溶け易い
が洗濯物は布傷みが生じ易いドライクリーニング指定衣
類を洗濯するドライコースでは、まず、洗剤投入後(ス
テップS40)に弱水流で洗剤溶かしを行ない(ステッ
プS44)、そのあと洗濯物を投入し(ステップS4
5)洗いを行なわせる(ステップS49)。従って、洗
剤溶かし中に誤って洗濯物が洗濯槽に投入されたときで
も、水流は弱いため布傷みを生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に関し、特に
洗濯槽内にて洗剤を溶かす機能を有する洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】洗濯機においては、予め洗剤を水によく
溶かしたのち洗いを行なうことが洗浄性能の観点から好
ましい。例えば、実開昭58−17886号公報記載の
洗濯機では、操作部に洗剤溶かしのための押しボタンス
イッチが設けられ、操作者が洗剤を洗濯槽内に投入した
後このボタンを押すと、洗濯槽内に注水が行なわれ回転
翼が回転されることにより洗剤の溶解が促進されるよう
になっている。そして、洗剤が充分に溶けたあとに洗濯
物が投入され、洗いが行なわれる。
【0003】また、洗剤を溶かす機能を有する洗濯機と
しては、最近、洗剤を溶かすための専用ボックスを洗濯
槽の上部に備えるものも商品化されている。この種の洗
濯機では、操作者により専用ボックス内に所定量の粉末
洗剤が投入されると、該ボックス内への注水が開始され
且つ該ボックス内に設けられた小型の回転翼が回転され
る。これにより、粉末洗剤は攪拌されつつ水によく溶
け、液体状の洗剤となる。この液体になった洗剤が洗濯
槽内に注がれるため、洗濯槽内の水に速やかに広がる。
【0004】しかしながら、このような専用ボックスは
当然かなりのコストアップになるため、コスト面からは
上述のように洗い工程に用いる回転翼により洗濯槽内で
洗剤を溶かす方が望ましい。ところが、近年、洗濯に用
いられる洗剤の種類は格段に増加しており、水に溶けに
くい粉石鹸や非常に溶け易い液体洗剤まで幅広い。更
に、従来ドライクリーニングで洗濯するように指定され
ていた衣類を洗濯可能なドライクリーニング物専用の洗
剤も商品化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するために成されたものであり、その目的は、
洗剤の種類に合った洗剤溶かしが行なえるとともに、特
にドライクリーニング指定の衣類を洗濯するに好適な洗
濯機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段、実施の形態及び効果】上
記課題を解決するために成された第1の発明は、洗濯物
の洗いに先立って洗濯槽底部に設けられた回転翼の回転
による水流により該洗濯槽内に投入された洗剤を溶かす
洗剤溶かしを実行する洗濯機において、 a)洗濯物の種類や使用する洗剤の種類等に応じた洗濯コ
ースを選択するために操作される入力手段と、 b)該入力手段の操作により選択された洗濯コースに応じ
て前記回転翼の回転速度を切り替えることにより、洗剤
溶かしの際の水流の強さを切り替える運転制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0007】上記第1の発明に係る洗濯機の運転制御手
段は、少なくとも強水流と弱水流の2種類の水流を生じ
させるように回転翼を回転させる。そして、入力手段の
操作により選択された洗濯コースが、特に布傷みを生じ
易い衣類を洗濯するためのものである場合に、洗剤溶か
しを弱水流にて実行する。
【0008】従ってこれによれば、布傷みを生じ易い衣
類を洗濯する場合に本来洗剤溶かしを行なったあとに洗
濯物を洗濯槽内に投入すべきであるにも拘らず、誤って
洗剤溶かし中に洗濯物を投入してしまった場合であって
も、水流が弱いため布傷みを回避することができる。ま
た、通常の衣類を洗濯する洗濯コースにおいては、強水
流で洗剤溶かしが行なわれるため、水に溶けにくい洗剤
も完全に水に溶け充分な洗浄性能が発揮される。
【0009】なお、前記入力手段は洗剤として粉石鹸の
使用を選択するための入力手段を含み、前記運転制御手
段は粉石鹸の使用が選択された場合には洗剤溶かしを強
水流で実行することを特徴としている。
【0010】これによれば、特に水に溶けにくい粉石鹸
を洗いに用いる場合でも、洗いに先立って該粉石鹸を充
分に水に溶かすことができるため、洗浄性能が充分に発
揮される。
【0011】更に、前記入力手段はドライクリーニング
指定の衣類を洗濯する洗濯コースを選択するための入力
手段を含み、前運転記制御手段は該洗濯コースが選択さ
れた場合には洗剤溶かしを弱水流で実行することを特徴
としている。
【0012】ドライクリーニング指定の衣類は布傷みし
易いため、弱い水流で洗いやすすぎを行なう必要があ
る。本発明に係る洗濯機においてドライクリーニング指
定の衣類を洗濯する洗濯コースの基本的な手順は、まず
洗濯槽内で洗剤溶かしを行なったあとに、洗濯物を洗濯
槽に投入し洗いを行なうというものである。しかしなが
ら、操作者が誤って洗剤溶かし前又は洗剤溶かし中に洗
濯物を投入した場合でも、洗剤溶かしが弱水流で行なわ
れるため、布傷みを回避することができる。
【0013】上記課題を解決するために成された第2の
発明は、ドライクリーニング指定の衣類を洗濯するため
の洗濯コースであり且つ洗濯槽底部に設けられた回転翼
の回転による水流により該洗濯槽内に投入された洗剤を
溶かす洗剤溶かしを含む洗濯コースを実行する洗濯機に
おいて、 a)予め設定された複数の洗濯コースの中からドライクリ
ーニング指定衣類用の洗濯コースを選択するために操作
される入力手段と、 b)該入力手段の操作により前記ドライクリーニング指定
衣類用の洗濯コースが選択された際には、洗剤溶かし時
の水流が弱くなるように前記回転翼の回転速度を遅くす
る運転制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0014】上記第2の発明に係る洗濯機においても、
ドライクリーニング指定衣類用の洗濯コースが選択され
た場合には洗剤溶かしは弱水流で行なわれるため、洗剤
溶かし前又は洗剤溶かし中に洗濯物が投入されても布傷
みを回避することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明に係る洗濯機の縦断面図、図2は
洗濯機の操作部の入力キー配置を示す平面図、図3は洗
濯機の電気系のブロック構成図、図4は洗濯工程の基本
的な流れを示すフローチャート、図5は本発明に係る洗
濯機の粉石鹸溶かしコースにおける処理動作を示すフロ
ーチャート、図6は標準コースにおける洗い工程迄の処
理動作を示すフローチャート、図7はドライコースにお
ける洗い工程迄の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【0016】まず、図1により洗濯機全体の構成を説明
する。機枠10の上部後方には入力キーを備える操作部
11が設けられている。機枠10の内部には外槽12が
配置され、外槽12の内部には周壁に多数の脱水孔を有
する脱水槽を兼用した洗濯槽13が設置されている。洗
濯槽13の底部には洗濯物を攪拌するための回転翼14
が配置され、モータ15の回転は、モータプーリ16、
ベルト17、主プーリ18及び動力切換え機構19を介
して洗濯槽13及び回転翼14へ伝達される。動力切換
え機構19は、洗濯時には回転翼14のみを回転させ、
脱水時には洗濯槽13及び回転翼14を共に回転させる
べくメカニカルな切換えを行なう。
【0017】外槽12の底部には排水口20が設けら
れ、排水電磁弁22によって開閉される排水管21を通
して排水がなされる。また、外槽12の底部の一角には
エアトラップ23が設けられ、圧力ホース24を介して
水位センサ25に連結されており、水位に応じた空気の
圧力を水位センサ25において検出することにより外槽
12の中の水位が検知される。水道給水路26から給水
される水は給水電磁弁27を介して洗濯槽13へ注水さ
れ、ポンプ給水路28からの水は吸水ポンプ29によっ
て吸い上げられて洗濯槽13へ注水される。
【0018】図中の洗濯槽13内に破線で示している水
位L1〜L4は、予め設定されている4つの洗い(又はす
すぎ)水位モード「極少」、「低」、「中」及び「高」
にそれぞれ対応したものである。また、水位L1よりも
更に低い位置に設定されている水位L0は、給水の初期
時に給水異常を速やかに検知するため及び後述のような
洗剤溶かしの動作を行なうための水位(以下「リセット
水位」という)である。
【0019】次に、図1の操作部11における入力キー
配置を図2を参照して説明する。操作部11は、複数の
入力キーから成る入力部40と、入力キー操作により選
択されたモードや数値を表示するための表示部41とか
ら構成される。以下、入力部40の各入力キーの機能に
ついて順に述べる。
【0020】水位選択キー42は、洗濯物の量に応じて
洗い工程及びすすぎ工程時の水量を「極少」、「低」、
「中」、「高」の4モードの中から操作者がマニュアル
選択するための入力キーであり、表示部41内の選択さ
れた水位モードの部分が点灯するようになっている。こ
の4つのモードに対応する洗濯槽13内の水位が図1中
のL1〜L4の位置に示したものである。なお、洗い工程
及びすすぎ工程時の水位は、通常、負荷量センサによっ
て検知される洗濯物の量に応じて適切な水位が自動的に
選択され、選択された水位モードが表示される。
【0021】風呂水利用キー43は、ポンプ給水路28
を介して給水される風呂水を、洗い工程、第1すすぎ工
程、第2すすぎ工程のいずれに使用するかを操作者が選
択するための入力キーであり、風呂水が使用される工程
に対応する表示部41内の部分が点灯するようになって
いる。
【0022】コース選択キー44は、洗濯物の種類や汚
れの程度に応じて、予め洗い時間や水流等が決められて
いる複数の洗濯コースの中から1つを選択するための入
力キーであり、選択されたコースに対応する表示部41
内の部分が点灯するようになっている。
【0023】また、お好みコース選択キー45は、洗い
や脱水の時間、すすぎの回数等を操作者が自由に設定す
るための入力キーであり、入力操作に応じた値が表示部
41に表示される。これらの数値設定を一時的にメモリ
し、コース選択キー44で「自分流」を選択することに
より、メモリした通りに一連の洗濯工程を実行させるこ
ともできる。
【0024】その他、予約キー46は、洗濯開始時刻を
予約するための入力キー、粉石鹸溶かしキー47は、水
に溶けにくい粉石鹸を使用するに際し、洗濯物を洗濯槽
13に投入する前に予め洗濯槽13内で強水流により粉
石鹸を溶かしたい場合に操作する入力キーである。
【0025】さて、続いて、本発明に係る洗濯機の電気
的構成を図3を参照して説明する。主としてマイクロコ
ンピュータから構成される制御部30に対して、操作部
11の入力部40からキー入力信号が、水位センサ25
から水位検知信号が入力される。制御部30は運転プロ
グラムを格納したメモリを有しており、入力部40から
のキー入力を受け、対応する運転プログラムに従って、
モータ15を駆動するモータ駆動部31、給水電磁弁2
7、吸水ポンプ29及び排水電磁弁22等の運転又は動
作を制御する。また、キー入力信号に応じて表示部41
に上述した如き表示を行なう。
【0026】上記構成を有する洗濯機の基本的な洗濯工
程の流れは図4に示す通りである。制御部30は運転プ
ログラムに従い、まず洗い工程を実行し、続いて第1す
すぎ工程、第2すすぎ工程を順次実行し、最後に脱水工
程を実行する。上述のように、操作者がお好みコース選
択キー45を操作することにより、一部の洗濯工程のみ
を実行させることも可能である。洗剤溶かし工程は洗い
工程の準備であるから、洗い工程の始めに実行される。
【0027】以下、本発明に係る洗濯機に関し、図2の
ような入力キーにて設定された洗濯コース毎に、洗剤溶
かしにおける処理動作を図5乃至図7のフローチャート
に沿って説明する。なお、以下の実施例では、風呂水の
利用が選択されておらず水道給水が行なわれる場合につ
いて説明している。
【0028】図5は粉石鹸溶かしキー47が操作された
場合の処理動作を示している。粉石鹸溶かしコースは、
洗濯物を洗濯槽13に投入する前に、特に水に溶けにく
い粉石鹸を予め溶かしておくために実行される。
【0029】粉石鹸溶かしキー47が操作されると、制
御部30は給水電磁弁27を開き、水道給水路26から
の給水を開始させる(ステップS10)。水位センサ2
5の検知信号に基づいて洗濯槽13内の水位は監視さ
れ、リセット水位L0に到達したときに(ステップS1
1)給水電磁弁27は閉じられ給水が停止される(ステ
ップS12)。
【0030】次いで、操作者により洗剤(粉石鹸)が洗
濯槽13に投入され(ステップS13)、洗剤溶かし運
転が開始される(ステップS14)。このとき、制御部
30はモータ駆動部31を制御し、洗濯槽13内の水流
が強水流となるように回転翼14を回転させる。回転翼
14の回転速度は例えば150[rpm]程度とし、運転
時間は2乃至3分程度とする。この強水流により、溶け
にくい粉石鹸も水に溶かされる。なお、洗剤(粉石鹸)
は、洗濯槽13の上部に保持された洗剤ボックスから自
動的に所定量が投入されるようにしても良い。
【0031】洗剤溶かし運転終了後、制御部30は操作
部11に設けられたブザーを駆動し、粉石鹸溶かしコー
スの終了を操作者に報知する(ステップS15)。
【0032】粉石鹸溶かしキー47が操作された場合に
は、上述の如き粉石鹸溶かしコースの終了後、洗濯物が
洗濯槽13に投入され、標準コース等の洗濯コースに応
じて図4に示した一連の洗濯工程が実行されることにな
る。
【0033】図6は、コース選択キー44の操作により
標準コースが選択された場合の洗い工程迄の処理動作を
示したものである。標準コースが選択されスタートキー
48が操作される時点で、洗濯槽13内の状況は2つの
ケースが想定される。すなわち第1は、上述の如く既に
粉石鹸溶かしコースが実行されリセット水位L0迄の洗
剤水が溜まっているケースである。第2は、粉石鹸溶か
しコースを予め実行せずに洗濯を開始するため、洗濯槽
13内に水が全く無いケースである。いずれのケースの
おいても以下の手順で洗い工程迄の処理が進められる。
【0034】洗濯物が洗濯槽13内に投入され(ステッ
プS20)、操作部11の入力キー操作により洗濯コー
ス、風呂水利用等が選択されたあとスタートキー48が
操作されると、制御部30は運転プログラムに従い運転
を開始する。まず、給水電磁弁27が開かれ、水道給水
路26からの給水が開始される(ステップS21)。水
位センサ25の検知信号に基づき、洗濯槽13内の水位
が最も低い洗い水位である極少水位L1に到達したとき
に(ステップS22)、給水電磁弁27は閉じられて給
水が停止される(ステップS23)。
【0035】本実施例においては、極少水位L1は洗い
又はすすぎの最低水位であるとともに、洗濯物の負荷量
を検知するための水位でもある。極少水位L1はリセッ
ト水位L0よりも必ず高い位置に設定されているため、
先に粉石鹸溶かしコースが実行された場合でも洗濯物投
入後に極少水位L1迄の追加給水が行なわれる。
【0036】そして、洗濯物の量を検出するための負荷
量検知が行なわれる(ステップS24)。このとき、制
御部30は、モータ15に或る所定電圧が短時間印加さ
れるようにモータ駆動部31を制御する。これにより回
転翼14は短時間回転されるが、その回転が停止する迄
の時間は負荷量すなわち洗濯物の量に応じたものとな
る。モータ駆動部31ではモータ15の回転に対応した
パルス信号が得られ、負荷量が大きい程回転翼14の回
転は早く停止するため、得られるパルス数は少なくな
る。制御部30はこのパルス数を計数し、その結果に基
づいて負荷量を検知する。
【0037】パルス数から負荷量を求めるに際し、洗濯
槽13内の水も回転翼14の回転に対する負荷となるか
ら、極少水位L1の水の負荷が予め考慮された適当な検
知基準により洗濯物の量が推定される。従って、負荷量
検知時の水位は必ずしも極少水位の位置でなくとも、予
め決められた水位であればいずれの位置にも設定可能で
ある。しかしながら、負荷量検知をより確度良く行なう
ためには、洗濯物の負荷量に対して水の負荷量が小さい
方がより好ましい。
【0038】ステップS24にて検知された負荷量すな
わち洗濯物の量から、適切な洗い水位すなわち「極
少」、「低」、「中」、「高」のいずれかの水位モード
に対応する水位L1〜L4や洗い時の水流の強さ等が決定
される。次いで、給水電磁弁27が開かれて給水が再開
され(ステップS25)、先に決定された洗い水位迄の
水が洗濯槽13に溜まったときに(ステップS26)給
水電磁弁27が閉じられ給水は停止される(ステップS
27)。
【0039】粉石鹸溶かしコースを前もって実行してい
ない場合には、ここで洗剤が投入される(ステップS2
8)。上述したように、洗剤の投入は、操作者が行なう
ようにしても、自動的に洗剤ボックスから行なわれるよ
うにしても良い。
【0040】洗剤投入後回転翼14が回転され洗いが開
始されるが、まず、投入された洗剤を素早く溶かすため
に、始めの所定時間の間は強水流とされる(ステップS
29)。すなわち、制御部30はモータ駆動部31を制
御し、強水流となるように回転翼14を回転させる。こ
のとき回転翼14の回転速度は例えば150[rpm]程
度とし、その時間は1乃至2分程度とする。このような
強水流で洗剤を溶かしたあと、標準水流にて所定時間洗
いが実行される(ステップS30)。ここで、標準水流
とは、負荷量検知と同時又は別に洗濯物の繊維の種類を
判別する布質センサにより検知した布質に適した水流で
ある。一般的には、木綿等の布傷みの少ない繊維の場合
には強い水流で、化繊等の布傷みの生じ易い繊維の場合
には比較的弱い水流で洗いが実行される。
【0041】以上のように、粉石鹸溶かしコースにより
予め洗剤溶かしを行なう場合(図5にて説明した場合)
でも、標準の洗濯コースの中で洗剤溶かしを行なう場合
(図6にて説明した場合)でも、いずれも強水流で洗剤
溶かしが実行される。このため、洗剤が完全に水に溶か
された状態で洗いが行なわれるため、洗浄性能は充分に
発揮される。
【0042】続いて、コース選択キー44の操作により
ドライコースが選択された場合について図7に沿って説
明する。ドライクリーニング指定の衣類は布傷みや色落
ちが生じ易いため、洗剤が直接衣類に接触しないよう
に、始めに洗剤を水によく溶かしたあとに洗濯物を投入
することが望ましい。そこでドライコースでは、まず操
作者により洗剤が洗濯槽13に投入される(ステップS
40)。ドライコースが選択されスタートキー48が操
作されると、給水電磁弁27が開かれ水道給水路26か
ら給水が開始される(ステップS41)。水位センサ2
5の検知信号に基づき、洗濯槽13内の水位がリセット
水位L0に到達したとき(ステップS42)給水電磁弁
27が閉じられ給水は停止される(ステップS43)。
【0043】次いで、洗剤溶かし運転が実行される(ス
テップS44)。すなわち、制御部30はモータ駆動部
31を制御し、弱水流となるように回転翼14を回転さ
せる。このときの回転翼14の回転速度は50[rpm]
程度とされるが、ドライクリーニング指定の衣類専用の
洗剤は通常液体洗剤であるから、弱水流による30秒程
度の運転で充分に水に溶かされる。
【0044】洗剤溶かし後に洗濯物は洗濯槽13へ投入
される(ステップS45)。そして、洗い水位迄給水が
行なわれたあとに(ステップS46〜S48)、弱水流
での洗いが実行される(ステップS49)。布傷みを極
力抑えるため、洗い時間は標準的な洗濯コースよりも短
くされ、通常、標準コースが10分以上であるのに対し
ドライコースではその半分の数分程度とされる。
【0045】以上の説明のように、ドライコースの特徴
は洗剤溶かしが弱い水流で行なわれる点にある。すなわ
ち、上述のようにドライクリーニング指定の衣類を洗濯
する場合には、前もって洗剤を水に良く溶かしてから洗
濯物を投入することが望ましい。しかしながら、実際に
洗濯機が使用される際には、洗剤溶かし運転の途中で洗
濯物が投入されることも起こり得る。このような場合、
洗剤溶かし運転が強水流で行なわれていると衣類に与え
る損傷は大きいが、本発明に係る洗濯機の如く弱水流で
洗剤溶かしが行なわれておれば衣類に損傷を与えること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る洗濯機の縦断面図。
【図2】 洗濯機の操作部の入力キー配置を示す平面
図。
【図3】 洗濯機の電気系ブロック構成図。
【図4】 洗濯工程の基本的な流れを示すフローチャー
ト。
【図5】 粉石鹸溶かしコースにおける処理動作を示す
フローチャート。
【図6】 標準コースにおける洗い工程迄の処理動作を
示すフローチャート。
【図7】 ドライコースにおける洗い工程迄の処理動作
を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…操作部 13…洗濯槽 14…回転翼 30…制御部 40…入力部 44…コース選択キー 45…お好みコース選択キー 47…粉石鹸溶かしキー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物の洗いに先立って洗濯槽底部に設
    けられた回転翼の回転による水流により該洗濯槽内に投
    入された洗剤を溶かす洗剤溶かしを実行する洗濯機にお
    いて、 a)洗濯物の種類や使用する洗剤の種類等に応じた洗濯コ
    ースを選択するために操作される入力手段と、 b)該入力手段の操作により選択された洗濯コースに応じ
    て前記回転翼の回転速度を切り替えることにより、洗剤
    溶かしの際の水流の強さを切り替える運転制御手段と、
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は洗剤として粉石鹸の使用
    を選択するための入力手段を含み、前記運転制御手段は
    粉石鹸の使用が選択された場合には洗剤溶かしを強水流
    で実行することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記入力手段はドライクリーニング指定
    の衣類を洗濯する洗濯コースを選択するための入力手段
    を含み、前記運転制御手段は該洗濯コースが選択された
    場合には洗剤溶かしを弱水流で実行することを特徴とす
    る請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 ドライクリーニング指定の衣類を洗濯す
    るための洗濯コースであり且つ洗濯槽底部に設けられた
    回転翼の回転による水流により該洗濯槽内に投入された
    洗剤を溶かす洗剤溶かしを含む洗濯コースを実行する洗
    濯機において、 a)予め設定された複数の洗濯コースの中からドライクリ
    ーニング指定衣類用の洗濯コースを選択するために操作
    される入力手段と、 b)該入力手段の操作により前記ドライクリーニング指定
    衣類用の洗濯コースが選択された際には、洗剤溶かし時
    の水流が弱くなるように前記回転翼の回転速度を遅くす
    る運転制御手段と、を備えることを特徴とする洗濯機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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