JPH06238088A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH06238088A
JPH06238088A JP50A JP2890793A JPH06238088A JP H06238088 A JPH06238088 A JP H06238088A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 2890793 A JP2890793 A JP 2890793A JP H06238088 A JPH06238088 A JP H06238088A
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雅宏 今井
Takayuki Hirano
高行 平野
Yoshiyuki Makino
嘉幸 牧野
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Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電が発生したり、電源プラグがコンセント
から取り外されたりしたときにも、槽洗浄が必要な時期
の判断及びその報知を正確に行う。 【構成】 マイクロコンピュータ27により洗濯運転の
実行回数を積算し、その積算した洗濯運転回数を不揮発
性メモリ35に記憶するようにし、そして、この不揮発
性メモリ35に記憶された洗濯運転回数が設定値30に
達したときに、ブザー34を鳴動駆動して槽を洗浄する
槽洗浄コースの実行を使用者に促す報知を行う構成とし
たものである。これにより、停電が発生したり、電源プ
ラグがコンセントから取り外されたりしても、洗濯運転
回数がクリアされることがなくなるから、槽洗浄が必要
な時期の判断及びその報知が正確になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外槽内に洗濯兼脱水運
転用の回転槽を設け、洗濯及び脱水運転を自動的に実行
するように構成された洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗濯機である全自動洗濯機にお
いては、洗濯運転を繰り返し実行すると、回転槽の外側
や外槽の内側に洗剤や石鹸等の汚れが付着し、これに黒
かび等が発生することがわかっている。このような汚れ
が多くなると、悪臭が発生したり、該汚れが洗いやすす
ぎ運転中に剥離して洗濯物に付着したりすることがあっ
た。これに対して、従来より、槽を洗浄して上記汚れを
除去する槽洗浄コースを実行可能に構成したものがあ
り、この構成では、使用者が槽洗浄の必要時期を適宜判
断して槽洗浄コースを実行するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、使用者が槽洗浄を実行することを忘れた
り、槽洗浄が必要な時期の判断を誤ったりすることが多
く、黒かび等の汚れが洗濯物に付着してしまうことが多
かった。これに対して、特開平4−240486号公報
に記載された洗濯機では、洗濯運転の実行回数又は洗濯
運転の運転時間を積算して、この積算した洗濯運転回数
又は洗濯運転時間が設定値に達したときに槽洗浄の必要
時期であることを報知して、使用者に槽洗浄コースの実
行を促すようにしていた。しかし、この構成では、停電
が発生したり、電源プラグをコンセントから取り外した
りすると、それまでに積算された洗濯運転回数又は洗濯
運転時間がリセットされてしまうので、槽洗浄が必要な
時期の判断が不正確になるという問題点があった。特
に、使用者によっては、洗濯運転終了後に毎回電源プラ
グをコンセントから取り外す人もおり、実用上の有効性
で問題があった。
【0004】また、洗濯運転の実行時に使用する洗剤の
量も一定量ではなく変動するものであると共に、使用す
る洗剤量に応じて槽に付着する汚れの程度が変動するこ
とから、洗濯運転回数だけによって槽洗浄の必要時期の
判断を行うと、判断の正確性がやや劣るという事情もあ
る。
【0005】そこで、本発明の目的は、停電が発生した
り、電源プラグをコンセントから取り外したりしたとき
にも、槽洗浄が必要な時期の判断及びその報知を正確に
行うことができる洗濯機を提供するにある。また、本発
明の他の目的は、槽洗浄が必要な時期の判断及びその報
知をより一層正確に行い得るようにした洗濯機を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機は、外槽
内に洗濯兼脱水運転用の回転槽を設けて成る洗濯機にお
いて、洗濯運転の実行回数を積算する積算手段を備え、
そして、積算された洗濯運転回数を記憶する不揮発性メ
モリを備え、この不揮発性メモリに記憶された洗濯運転
回数が設定値に達したときに槽を洗浄する槽洗浄コース
の実行を使用者に促す報知を行う報知手段を備えたとこ
ろに特徴を有する。
【0007】この場合、不揮発性メモリに記憶された洗
濯運転回数が設定値に達したときに槽洗浄コースを自動
的に設定する槽洗浄設定手段を備える構成とすることも
好ましい。また、洗濯運転の実行時に使用された洗剤量
を検出する洗剤量検出手段を備えると共に、検出された
洗剤量に応じて洗濯運転回数を補正する補正手段を備え
る構成とすることも考えられる。
【0008】
【作用】上記手段によれば、洗濯運転の実行回数を積算
してその積算結果である洗濯運転回数を不揮発性メモリ
に記憶させる構成としたので、停電が発生したり、電源
プラグをコンセントから取り外したりしても、洗濯運転
回数がクリアされることがない。そして、不揮発性メモ
リに記憶された洗濯運転回数が設定値に達したときに、
槽を洗浄する槽洗浄コースの実行を使用者に促す報知を
行う構成であるので、槽洗浄の必要時期が正確に判断さ
れると共にその報知が正確に行われるようになる。
【0009】この場合、不揮発性メモリに記憶された洗
濯運転回数が設定値に達したときに槽洗浄コースを自動
的に設定するように構成したので、使用者は、槽洗浄コ
ースを速やかに実行することができ、更に使い勝手が良
くなる。
【0010】ところで、使用する洗剤量に応じて槽に付
着する汚れ量が変動することがあり、洗濯運転回数だけ
によって槽洗浄の必要時期の判断を行うと、判断の正確
性がやや劣るという事情がある。これに対しては、洗濯
運転の実行時に使用された洗剤量を検出し、この検出さ
れた洗剤量に応じて洗濯運転回数を補正するように構成
したので、槽洗浄が必要な時期の判断がより一層正確に
なると共に、槽洗浄が必要であることの報知がより一層
正確になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1な
いし図5を参照しながら説明する。まず、全自動洗濯機
の全体構成を示す図2において、外箱1内には、外槽で
ある水受槽2が弾性支持されており、この水受槽2内に
洗濯兼脱水用の回転槽3が回転可能に設けられている。
上記回転槽3の内底部には、撹拌体4が回転可能に配設
されている。
【0012】また、水受槽2の外底部には、洗濯兼脱水
運転用のモータ5及び機構部6が配設されている。この
機構部6は、洗濯時にはモータ5の回転力を減速して撹
拌体4へ伝達して該撹拌体4を正逆回転させ、脱水時に
はモータ5の回転力を回転槽3及び撹拌体4へ伝達して
両者を一体に一方向へ高速回転させるように構成されて
いる。
【0013】更に、上記水受槽2の底部の外側に形成さ
れた排水口7には、排水弁8及び配水管9が配設されて
いる。そして、排水口7に隣接してエアトラップ10が
設けられており、このエアトラップ10には、水位セン
サ11(図1参照)がエアチューブ12を介して接続さ
れている。上記水位センサ11は、外箱1の上部カバー
13内の後部に配設されており、この上部カバー13内
の後部に給水弁14が配設されている。
【0014】また、排水弁8の弁ケース8a内には、洗
剤量検出手段である濁度センサ15が配設されている。
この濁度センサ15は、LED等からなる発光素子及び
フォトトランジスタ等からなる受光素子を有し、これら
素子を対向させて構成されている。上記濁度センサ15
は、水受槽2(回転槽3)内に貯留された洗濯水を、発
光素子と受光素子との間に位置させることにより、洗濯
水の濁度に応じたレベルの濁度検出信号を出力するよう
になっている。ここで、上記濁度センサ15から出力さ
れる濁度検出信号のレベル(電圧レベル)は、洗い運転
の比較的初期時は水受槽2内に投入される洗剤量即ち洗
剤濃度に応じて変化する。これにより、濁度センサ15
から出力される濁度検出信号に基づいて、水受槽2内に
投入された洗剤量、即ち、洗濯運転に使用された洗剤量
を検出することが可能である。
【0015】また、濁度センサ15から出力される濁度
検出信号のレベルは、水受槽2内の洗濯水に含まれる汚
れ量に応じて変化する。これにより、濁度センサ15か
ら出力される濁度検出信号に基づいて水受槽2内の洗濯
水に含まれる汚れ量を検出することも可能である。
【0016】一方、上部カバー13の前部右端には、操
作パネル16(図3参照)が配設されている。この操作
パネル16には、図3に示すように、下部中央部に洗濯
運転を開始及び一時停止させるためのスタートストップ
スイッチ17が配設され、右辺部分に6個の操作スイッ
チ18〜23が上下に並んで配設されている。これら6
個の操作スイッチ18〜23のうち、最上部にタイマー
予約を行うタイマースイッチ18が設けられ、その下に
順に、洗濯水位を設定する水位スイッチ19、洗い運転
時間を設定する洗いスイッチ20、すすぎ回数を設定す
るすすぎスイッチ21、脱水運転時間を設定する脱水ス
イッチ22、洗濯コースを選択して設定するコース切換
スイッチ23が設けられている。
【0017】そして、操作パネル16の上部左側には、
設定水位を表示する水位表示部24が設けられ、その下
方に時刻や洗濯時間やすすぎ回数や脱水時間等を表示す
る7セグメント形のLEDからなるデジタル表示部2
5、更にその下方に多種類の自動洗濯コース並びに槽洗
浄コースを選択設定表示するコース表示部26が設けら
れている。
【0018】さて、電気的構成を示す図1において、制
御回路である例えばマイクロコンピュータ27は、内部
のメモリに洗濯運転及び脱水運転全般を制御するための
制御プログラムを記憶している。このマイクロコンピュ
ータ27が、積算手段及び補正手段の各機能を有する構
成となっている。そして、上記マイクロコンピュータ2
7は、水位センサ11からの水位検出信号、操作パネル
16の各種のスイッチを有してなるスイッチ入力回路2
8からの各種スイッチ信号及び濁度センサ15からの濁
度検出信号を受けるようになっている。
【0019】また、マイクロコンピュータ27は、排水
弁8及び給水弁14をトライアック29及び30を介し
てオンオフ駆動制御すると共に、モータ5を正転及び反
転用の2個のトライアック31、32を介してオンオフ
駆動制御するように構成されている。更に、マイクロコ
ンピュータ27は、操作パネル16の各種の表示部を有
してなる表示回路33を駆動制御すると共に、報知手段
である例えばブザー34を駆動制御するようになってい
る。そして、マイクロコンピュータ27は、例えばEE
PROM等からなる不揮発性メモリ35にデータを記憶
すると共に、不揮発性メモリ35に記憶されたデータを
読出す構成となっている。この不揮発性メモリ35に記
憶されたデータは、停電が発生したり、電源プラグがコ
ンセントから取り外されたりしたときにも消去されるこ
とがないようになっている。
【0020】尚、マイクロコンピュータ27は、商用交
流電源36を整流平滑回路37及び定電圧回路38を介
して受けることにより、所定の直流定電圧が供給される
ようになっている。上記定電圧回路38からの直流定電
圧は、必要に応じて他の回路にも供給されるようになっ
ている。また、マイクロコンピュータ27は、モータ5
に流れるモータ電流を検出する検出手段(図示しない)
からモータ電流検出信号を受けて、モータ5の負荷を検
出することにより、洗濯物量(布量)を検出する機能も
有している。
【0021】次に、上記構成の作用を、図4ないし図6
も参照して説明する。図4及び図5のフローチャート
は、マイクロコンピュータ27に記憶された制御プログ
ラムのうちの槽洗浄が必要な時期を判断して報知するた
めの制御部分の内容を概略的に示している。また、図6
は槽洗浄コースの内容を具体的に示す行程図である。
【0022】今、洗濯運転を実行する場合には、回転槽
3内に洗濯物及び洗剤を投入すると共に、自動洗濯コー
ス又はマニュアル洗濯コースを設定した後、スタートス
トップスイッチ17を操作する。これにより、図4のス
テップS1にて「YES」へ進み、洗濯コースである
か、それ以外のコースつまり槽洗浄コースであるかの判
断を行い(ステップS2)、この場合、洗濯コースであ
るから、ステップS2にて「YES」へ進み、不揮発性
メモリ35から洗濯運転回数を読出す(ステップS
3)。この洗濯運転回数は、槽洗浄を行った後、今回ま
でに実行された洗濯運転の回数を積算したものである。
【0023】そして、洗い行程を開始する(ステップS
4)。ここでは、設定水位まで給水を行った後、モータ
5により撹拌体4を正転及び反転駆動して洗い運転を実
行する。この場合、洗い運転開始後例えば5分が経過し
た時点で、濁度センサ15から出力される濁度検出信号
に基づいて、水受槽2(回転槽3)内に投入された洗剤
量、即ち、洗濯運転に使用された洗剤量を検出する(ス
テップS5)。
【0024】続いて、検出した洗剤量に応じて洗濯運転
回数を補正する。具体的には、洗剤量が多い場合には、
回転槽3及び水受槽2に付着する汚れが多くなるから、
その分だけ洗濯運転回数を増加させる。即ち、図5のス
テップS6にて「YES」へ進み、洗濯運転回数として
1.5を加算する(ステップS7)。一方、洗剤量が適
量(中程度の量)の場合には、回転槽3及び水受槽2に
付着する汚れが普通であるから、ステップS6にて「N
O」へ進むと共に、ステップS8にて「YES」へ進
み、洗濯運転回数として1を加算する(ステップS
9)。また、洗剤量が少ない場合には、回転槽3及び水
受槽2に付着する汚れが少なくなるから、その分だけ洗
濯運転回数を減少させる。即ち、ステップS6にて「N
O」へ進むと共に、ステップS8にて「NO」へ進み、
洗濯運転回数として0.5を加算する(ステップS1
0)。
【0025】そして、上述したように加算(積算)した
洗濯運転回数を不揮発性メモリ35に書き込んで記憶さ
せる(ステップS11)。この後、設定された洗い運転
時間だけ洗い運転を実行した後、引き続き、すすぎ運転
及び脱水運転を順次実行するようになっている。
【0026】しかして、設定された洗濯コースのすべて
の運転が終了したら、ステップS12にて「YES」へ
進み、槽洗浄が必要な時期であるか否かの判断を行う。
具体的には、積算した洗濯運転回数が設定回数である例
えば30に達したか否かの判断を行い(ステップS1
3)、30に達したときには、槽洗浄が必要な時期であ
ると判断し、ステップS13にて「YES」へ進み、槽
を洗浄する槽洗浄コースの実行を使用者に促す報知とし
て、例えばブザー34を0.25秒オンし且つ0.25
秒オフする1サイクルを30サイクル分繰り返す処理を
行う(ステップS14)。一方、30に達していないと
きには、槽洗浄が必要な時期でないと判断し、ステップ
S13にて「NO」へ進み、運転終了の報知として、例
えばブザー34を0.5秒オンし且つ0.5秒オフする
1サイクルを7サイクル分繰り返す処理を行う(ステッ
プS15)。
【0027】次に、槽洗浄コースを実行する場合は、回
転槽3内に槽洗浄用の洗剤(例えば漂白剤)を投入する
と共に、コース切換スイッチ23を操作して槽洗浄コー
スを設定した後、スタートストップスイッチ17を操作
する。これにより、ステップS1にて「YES」へ進む
と共に、洗濯コースでないから、ステップS2にて「N
O」へ進み、不揮発性メモリ35の洗濯運転回数を零ク
リアする(ステップS16)。
【0028】続いて、槽洗浄コースを実行する(ステッ
プS17)。ここでは、図6に示すような槽洗浄行程を
行う。具体的には、まず、給水弁14を開放駆動して、
高水位に達するまで給水し、更に30秒間追加給水を実
行してから、給水弁14を閉じる。続いて、「すすぎ」
を1分間実行する。この場合、モータ5を正転及び反転
駆動して撹拌体4を正転及び反転させる。この後、排水
弁8を開放駆動し、5秒間経過後に、「残水脱水」を5
秒間実行する。ここでは、5秒間モータ5を正転駆動し
て回転槽3を脱水回転させる。そして、排水弁8を閉塞
させ、その後、5秒間が経過してから、「すすぎ」を3
分間実行する。この場合も、モータ5を正転及び反転駆
動して撹拌体4を正転及び反転させる。
【0029】続いて、排水弁8を開放駆動し、水位セン
サ11により水位が検出されなくなるまで(リセットさ
れるまで)排水を実行する。そして、「残水脱水」を5
0秒間実行する。ここでは、50秒間モータ5を正転駆
動して回転槽3を脱水回転させる。この後、3秒間が経
過するのを待って、「脱水」を30秒間実行する。この
場合、30秒間モータ5を正転駆動して回転槽3を脱水
回転させる。そして、20秒間の休止期間が経過してか
ら、排水弁8を閉塞させ、もって、槽洗浄行程の運転を
終了する。続いて、槽洗浄行程が終了したら、ステップ
S18にて「YES」へ進み、前述したようにブザー3
4を駆動して運転終了の報知を行う(ステップS1
5)。
【0030】このような構成の本実施例によれば、洗濯
運転の実行回数を積算してその積算結果である洗濯運転
回数を不揮発性メモリ35に記憶させる構成としたの
で、停電が発生したり、電源プラグをコンセントから取
り外したりしても、洗濯運転回数がクリアされることが
ない。そして、不揮発性メモリ35に記憶された洗濯運
転回数が設定値30に達したときに、ブザー34を駆動
して槽(水受槽2及び回転槽3)を洗浄する槽洗浄コー
スの実行を使用者に促す報知を行う構成であるので、槽
洗浄の必要時期を正確に判断することができると共に、
その報知を正確に行うことができるようになる。
【0031】ところで、使用する洗剤量の多少に応じて
回転槽3や外槽2に付着する汚れ量が変動することがあ
り、洗濯運転回数だけによって槽洗浄の必要時期の判断
を行うと、判断の正確性がやや劣るという事情がある。
これに対しては、洗濯運転の実行時に使用された洗剤量
を濁度センサ15により検出し、この検出された洗剤量
に応じて洗濯運転回数を補正するように構成した、具体
的には、洗剤量が多いときには1回を1.5回とし、洗
剤量が少ないときには1回を0.5回とし、洗剤量が適
量のときには1回をそのまま1回としたので、槽洗浄が
必要な時期の判断がより一層正確になり、槽洗浄コース
の実行が必要である旨の報知がより一層正確になる。
【0032】また、図7は本発明の第2の実施例を示す
ものであり、第1の実施例と異なるところは、槽洗浄の
必要時期を判断した後、槽洗浄コースの実行を使用者に
促す報知を行うと共に、槽洗浄コースを自動的に設定す
る構成とした点である。即ち、図5のフローチャートに
おけるステップS14の代わりに、図7のフローチャー
トに示す各ステップを実行するようにしたものである。
【0033】具体的には、槽洗浄コースを自動的に設定
してコース表示部26に槽洗浄コースを表示すると共
に、槽を洗浄する槽洗浄コースの実行を使用者に促す報
知として、例えばブザー34を0.25秒オンし且つ
0.25秒オフする1サイクルを30サイクル分繰り返
す処理を行う(ステップA1)。この状態で、コースを
変更せずに(そのままの設定状態で)、スタートストッ
プスイッチ17をオン操作すると、ステップA2にて
「NO」へ進むと共に、ステップA3にて「YES」へ
進み、図4のフローチャートのステップS16へ進んで
槽洗浄コースを実行する。一方、ステップA2におい
て、コースを変更すると、ステップA2にて「YES」
へ進み、その変更した洗浄コースを設定してコース表示
部26にその洗浄コースを表示する(ステップA4)。
尚、この設定状態で、スタートストップスイッチ17を
オン操作すれば、その設定された洗濯コースが実行され
るようになっている。上記した以外の制御は、第1の実
施例の制御と同じである。
【0034】従って、上記第2の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施例の場合、不揮発性メモリ35に記憶
された洗濯運転回数が設定値30に達したときに槽洗浄
コースを自動的に設定するように構成したので、使用者
は、槽洗浄コースを設定する操作を行う必要がなくな
り、槽洗浄コースを速やかに実行することができて、使
い勝手がより一層良くなる。
【0035】尚、上記各実施例では、洗濯運転に使用し
た洗剤量を検出し、検出した洗剤量に応じて洗濯運転回
数を補正し、補正した洗濯運転回数を積算する構成とし
たが、これに限られるものではなく、例えば検出した洗
剤量を積算して不揮発性メモリに記憶させると共に、補
正しない洗濯運転回数を積算して不揮発性メモリに記憶
させるようにし、この積算洗剤量と洗濯運転回数とに基
づいて槽洗浄が必要な時期の判断を行う構成としても良
い。また、槽洗浄が必要な時期を判断するに際して、洗
濯運転回数と洗剤量とを考慮して判断したが、加えて、
洗剤の種類や水位等の設定条件を考慮して判断するよう
に構成しても良い。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、洗濯運転の実行回数を積算し、その積算された洗濯
運転回数を不揮発性メモリに記憶させ、この記憶された
洗濯運転回数が設定値に達したときに槽を洗浄する槽洗
浄コースの実行を使用者に促す報知を行う構成としたの
で、停電が発生したり、電源プラグをコンセントから取
り外したりしたときでも、槽洗浄が必要な時期の判断及
びその報知を正確に行うことができるという優れた効果
を奏する。
【0037】この場合、不揮発性メモリに記憶された洗
濯運転回数が設定値に達したときに槽洗浄コースを自動
的に設定するように構成したので、使用者は、槽洗浄コ
ースを速やかに実行することができ、更に使い勝手が良
くなる。また、洗濯運転の実行時に使用された洗剤量を
検出し、この検出した洗剤量に応じて洗濯運転回数を補
正するように構成したので、槽洗浄の必要時期をより一
層正確に判断することができ、槽洗浄が必要であること
をより一層正確に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気回路図
【図2】洗濯機全体の縦断側面図
【図3】操作パネルの上面図
【図4】フローチャート(その1)
【図5】フローチャート(その2)
【図6】槽洗浄コースの行程を示す図
【図7】本発明の第2の実施例を示す部分フローチャー
【符号の説明】
2は水受槽(外槽)、3は回転槽、4は撹拌体、5はモ
ータ、15は濁度センサ(洗剤量検出手段)、16は操
作パネル、27はマイクロコンピュータ(積算手段、補
正手段)、34はブザー(報知手段)、35は不揮発性
メモリを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 嘉幸 名古屋市西区葭原町4丁目21番地 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社名古屋事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内に洗濯兼脱水運転用の回転槽を設
    けて成る洗濯機において、 洗濯運転の実行回数を積算する積算手段と、 積算された洗濯運転回数を記憶する不揮発性メモリと、 この不揮発性メモリに記憶された洗濯運転回数が設定値
    に達したときに、槽を洗浄する槽洗浄コースの実行を使
    用者に促す報知を行う報知手段とを備えたことを特徴と
    する洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記不揮発性メモリに記憶された洗濯運
    転回数が設定値に達したときに、槽洗浄コースを自動的
    に設定する槽洗浄設定手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯運転の実行時に使用された洗剤量を
    検出する洗剤量検出手段と、 検出された洗剤量に応じて洗濯運転回数を補正する補正
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2のいず
    れかに記載の洗濯機。
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