JPH07274254A - 無線会議システム - Google Patents
無線会議システムInfo
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- JPH07274254A JPH07274254A JP6083742A JP8374294A JPH07274254A JP H07274254 A JPH07274254 A JP H07274254A JP 6083742 A JP6083742 A JP 6083742A JP 8374294 A JP8374294 A JP 8374294A JP H07274254 A JPH07274254 A JP H07274254A
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- JP
- Japan
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- signal
- master station
- station
- output
- phase
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 親局と複数の子局間で使用する無線周波数の
周波数帯域を削減して無線周波数の有効利用を可能に
し、かつ親局の設備の簡易化を図った無線会議システム
を得る。 【構成】 親局100と複数の子局200〜400は全
て同一の無線周波数f1で信号を送受可能な構成として
おり、親局は、各子局からの信号を受信し、これを各子
局に向けて送信する。また、親局から送信信号があると
きには、子局からの信号を送信することを阻止する。更
に、親局の受信信号に回り込み信号があるときには、相
殺手段によりこれを相殺し、子局からの信号を明瞭に受
信する。親局100と子局200〜400はそれぞれ同
一の周波数f1で双方向の通信を行うことができ、無線
周波数帯域の有効利用が可能となり、子局が増えても親
局の受信部は一つで良く、親局を小型低消費電力に構成
できる。
周波数帯域を削減して無線周波数の有効利用を可能に
し、かつ親局の設備の簡易化を図った無線会議システム
を得る。 【構成】 親局100と複数の子局200〜400は全
て同一の無線周波数f1で信号を送受可能な構成として
おり、親局は、各子局からの信号を受信し、これを各子
局に向けて送信する。また、親局から送信信号があると
きには、子局からの信号を送信することを阻止する。更
に、親局の受信信号に回り込み信号があるときには、相
殺手段によりこれを相殺し、子局からの信号を明瞭に受
信する。親局100と子局200〜400はそれぞれ同
一の周波数f1で双方向の通信を行うことができ、無線
周波数帯域の有効利用が可能となり、子局が増えても親
局の受信部は一つで良く、親局を小型低消費電力に構成
できる。
Description
【0001】本発明は無線通信システムに関し、特に親
局と複数の子局の間で無線通信により会議を行うシステ
ムに関する。
局と複数の子局の間で無線通信により会議を行うシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の無線会議システムとして、
例えば特開平3−60254号公報に示されるように、
無線親子電話において、親局と複数の子局との間で会議
を行う目的で用いられているものがある。図4は、この
ような従来の無線会議システムの一例を示すシステムブ
ロック図である。子局200,300,400はそれぞ
れマイクロホン201,301,401にて集音された
音声B,C,Dを各々周波数f2,f3,f4を使って
親局100に送信する。親局100は各子局200〜4
00からの音声B,C,Dをスピーカ102に出力する
と共に、マイクロホン101にて集音された音声Aと混
合し、再び送受信アンテナ124から各子局200〜4
00に周波数f1を使って送信する。
例えば特開平3−60254号公報に示されるように、
無線親子電話において、親局と複数の子局との間で会議
を行う目的で用いられているものがある。図4は、この
ような従来の無線会議システムの一例を示すシステムブ
ロック図である。子局200,300,400はそれぞ
れマイクロホン201,301,401にて集音された
音声B,C,Dを各々周波数f2,f3,f4を使って
親局100に送信する。親局100は各子局200〜4
00からの音声B,C,Dをスピーカ102に出力する
と共に、マイクロホン101にて集音された音声Aと混
合し、再び送受信アンテナ124から各子局200〜4
00に周波数f1を使って送信する。
【0003】子局200〜400では送受信アンテナ2
03,303,403にて受信した親局100からの信
号に対し、自局の発信した音声信号を遅延させ、同期を
とった上で相殺し、それぞれの子局において音声A,
C,D、A,B,D、A,B,Cをスピーカ202,3
02,402に出力する。これにより、親局100では
各子局200〜400の音声B,C,Dを受信でき、各
子局200〜400では自局以外の子局と親局100の
音声を受信できる。
03,303,403にて受信した親局100からの信
号に対し、自局の発信した音声信号を遅延させ、同期を
とった上で相殺し、それぞれの子局において音声A,
C,D、A,B,D、A,B,Cをスピーカ202,3
02,402に出力する。これにより、親局100では
各子局200〜400の音声B,C,Dを受信でき、各
子局200〜400では自局以外の子局と親局100の
音声を受信できる。
【0004】図5は、前記した親局100の構成の一例
を示すブロック図である。送受信アンテナ124にて受
信された子局からの信号は周波数f2,f3,f4毎に
それぞれ独立された受信部131,132,133に入
力され、増幅され復調される。復調された信号は、スイ
ッチ134,135,136にて選択的に出力され、一
方はスピーカ102に出力され、もう一方は親局のマイ
クロホン101にて集音された音声と混合器137にお
いて混合されて送信部138に入力される。マイクロホ
ン101にて入力される音声はスイッチ139にて切断
することができる。送信部138に入力された信号は、
変調され増幅されて周波数f1にて送受信アンテナ12
4から送信される。
を示すブロック図である。送受信アンテナ124にて受
信された子局からの信号は周波数f2,f3,f4毎に
それぞれ独立された受信部131,132,133に入
力され、増幅され復調される。復調された信号は、スイ
ッチ134,135,136にて選択的に出力され、一
方はスピーカ102に出力され、もう一方は親局のマイ
クロホン101にて集音された音声と混合器137にお
いて混合されて送信部138に入力される。マイクロホ
ン101にて入力される音声はスイッチ139にて切断
することができる。送信部138に入力された信号は、
変調され増幅されて周波数f1にて送受信アンテナ12
4から送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の無線会議シ
ステムでは、各子局200〜400から親局100への
送信周波数が親局から子局への送信周波数と異なり、ま
た各子局毎に送信周波数が異なるため、少なくとも親局
と子局の数を加えた数の異なる無線周波数が必要とな
り、無線周波数帯域を有効に利用できないという問題が
あった。すなわち、前記した無線会議システムでは、本
来は親局と各子局とが送受一対の周波数であったもの
を、親局から子局への送信周波数を子局によらず同一の
周波数としたものであり、親局から各子局に対する無線
周波数を削減することが可能とされているが、各子局か
ら親局への送信周波数が子局毎に異なることは同じであ
り、結果として各子局から親局への上り回線の周波数帯
域は削減されていないことになる。また、もともと一対
の周波数のうち送信側のみを一本化しただけであるか
ら、一本化によって生じた空きの周波数帯域の再利用が
行いにくいという問題があった。
ステムでは、各子局200〜400から親局100への
送信周波数が親局から子局への送信周波数と異なり、ま
た各子局毎に送信周波数が異なるため、少なくとも親局
と子局の数を加えた数の異なる無線周波数が必要とな
り、無線周波数帯域を有効に利用できないという問題が
あった。すなわち、前記した無線会議システムでは、本
来は親局と各子局とが送受一対の周波数であったもの
を、親局から子局への送信周波数を子局によらず同一の
周波数としたものであり、親局から各子局に対する無線
周波数を削減することが可能とされているが、各子局か
ら親局への送信周波数が子局毎に異なることは同じであ
り、結果として各子局から親局への上り回線の周波数帯
域は削減されていないことになる。また、もともと一対
の周波数のうち送信側のみを一本化しただけであるか
ら、一本化によって生じた空きの周波数帯域の再利用が
行いにくいという問題があった。
【0006】一方、前記した無線会議システムでは、子
局毎に送信周波数が異なるため、会議中新たに子局が会
議に参加する場合には、その都度回線を接続しなければ
ならないという問題があり、会議に参加する子局数の増
減によって所要無線帯域幅が変わってしまうという問題
がある。さらに、親局側にて受信部の数が子局の数と同
じだけ必要になるため、装置が大型化し、かつ大消費電
力のものとなるという問題あり、子局の増加の度に受信
部を増設していかなくてはならないという問題があっ
た。
局毎に送信周波数が異なるため、会議中新たに子局が会
議に参加する場合には、その都度回線を接続しなければ
ならないという問題があり、会議に参加する子局数の増
減によって所要無線帯域幅が変わってしまうという問題
がある。さらに、親局側にて受信部の数が子局の数と同
じだけ必要になるため、装置が大型化し、かつ大消費電
力のものとなるという問題あり、子局の増加の度に受信
部を増設していかなくてはならないという問題があっ
た。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、親局と複数の子局間で
使用する無線周波数の周波数帯域を格段に削減して無線
周波数の有効利用を可能にした無線会議システムを提供
することにある。また、本発明の他の目的は、無線会議
システムを構成する子局の数が増大した場合でも、無線
周波数の周波数帯域を拡大することがなく、しかも親局
側における設備の増加を不要にした無線会議システムを
提供する。更に、本発明は、子局の数にかかわらず親局
の消費電力の増大を防止した無線会議システムを提供す
ることにある。
使用する無線周波数の周波数帯域を格段に削減して無線
周波数の有効利用を可能にした無線会議システムを提供
することにある。また、本発明の他の目的は、無線会議
システムを構成する子局の数が増大した場合でも、無線
周波数の周波数帯域を拡大することがなく、しかも親局
側における設備の増加を不要にした無線会議システムを
提供する。更に、本発明は、子局の数にかかわらず親局
の消費電力の増大を防止した無線会議システムを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の無線会議システ
ムは、親局と複数の子局は全て同一の無線周波数で信号
を送受可能な構成としており、親局は各子局からの信号
を受信する手段と、この受信した信号と親局で発生され
る信号をそれぞれ子局に向けて送信する手段と、受信し
た信号に回り込んだ親局で発生された信号を相殺する干
渉波相殺手段とを備える構成とする。
ムは、親局と複数の子局は全て同一の無線周波数で信号
を送受可能な構成としており、親局は各子局からの信号
を受信する手段と、この受信した信号と親局で発生され
る信号をそれぞれ子局に向けて送信する手段と、受信し
た信号に回り込んだ親局で発生された信号を相殺する干
渉波相殺手段とを備える構成とする。
【0009】また、親局で発生される信号を検出する手
段と、親局で発生される信号を検出したときに受信した
信号を送信することを阻止する手段とを備えることが好
ましい。更に、親局で発生される信号を検出したときに
前記干渉波相殺手段による相殺動作を停止させるように
構成することが好ましい。
段と、親局で発生される信号を検出したときに受信した
信号を送信することを阻止する手段とを備えることが好
ましい。更に、親局で発生される信号を検出したときに
前記干渉波相殺手段による相殺動作を停止させるように
構成することが好ましい。
【0010】ここで、干渉波相殺手段は、親局で発生さ
れる信号の位相と、受信信号中の回り込み信号の位相を
比較する手段と、親局で発生される信号のレベルと位相
を変化制御する手段と、前記位相比較結果に基づいてこ
の信号のレベルと位相の変化を制御する手段と、レベル
及び位相が制御された信号を受信信号に混合させて相殺
を行う手段とで構成される。
れる信号の位相と、受信信号中の回り込み信号の位相を
比較する手段と、親局で発生される信号のレベルと位相
を変化制御する手段と、前記位相比較結果に基づいてこ
の信号のレベルと位相の変化を制御する手段と、レベル
及び位相が制御された信号を受信信号に混合させて相殺
を行う手段とで構成される。
【0011】例えば、親局は、送信アンテナと、受信ア
ンテナと、前記受信アンテナに接続する受信装置と、前
記受信装置の出力を受ける混合器と、この混合器の出力
の一部を受けて復調を行う復調器と、この復調器の出力
を受けるスピーカと、親局内で発生する音声の有無を検
出する音声検出器と、前記音声検出器の出力により前記
復調器の出力の一部を断接するスイッチと、前記復調器
の出力の一部を親局内で発生した音声に混合する混合器
と、前記混合器の出力を受け変調を行う変調器と、前記
変調器の出力を分岐する方向性結合器と、この方向性結
合器の出力を受け送信信号の増幅を行ない送信アンテナ
から送信する送信装置と、前記方向性結合器の分岐され
た信号を前記受信信号の分岐された信号と比較して両者
の位相比較を行う位相比較器と、前記方向性結合器の分
岐された信号を受けて外部より供給される制御情報によ
り振幅・位相制御を行ない、その出力を前記混合器に出
力する移相器と、前記位相比較器の出力を受けて所定の
方法により制御信号を発し、この制御信号により前記移
相器の制御を行う制御器とを備え、少なくとも親局で音
声が発生される際には、スイッチをオフして受信信号を
送信装置にまで供給することを阻止し、かつ制御器によ
り移相器を制御して受信信号中に含まれる送信信号の回
り込み信号を相殺するように構成する。
ンテナと、前記受信アンテナに接続する受信装置と、前
記受信装置の出力を受ける混合器と、この混合器の出力
の一部を受けて復調を行う復調器と、この復調器の出力
を受けるスピーカと、親局内で発生する音声の有無を検
出する音声検出器と、前記音声検出器の出力により前記
復調器の出力の一部を断接するスイッチと、前記復調器
の出力の一部を親局内で発生した音声に混合する混合器
と、前記混合器の出力を受け変調を行う変調器と、前記
変調器の出力を分岐する方向性結合器と、この方向性結
合器の出力を受け送信信号の増幅を行ない送信アンテナ
から送信する送信装置と、前記方向性結合器の分岐され
た信号を前記受信信号の分岐された信号と比較して両者
の位相比較を行う位相比較器と、前記方向性結合器の分
岐された信号を受けて外部より供給される制御情報によ
り振幅・位相制御を行ない、その出力を前記混合器に出
力する移相器と、前記位相比較器の出力を受けて所定の
方法により制御信号を発し、この制御信号により前記移
相器の制御を行う制御器とを備え、少なくとも親局で音
声が発生される際には、スイッチをオフして受信信号を
送信装置にまで供給することを阻止し、かつ制御器によ
り移相器を制御して受信信号中に含まれる送信信号の回
り込み信号を相殺するように構成する。
【0012】また、送信アンテナと受信アンテナを送受
信アンテナで共用し、送信装置と受信装置とをサーキュ
レータを介して送受信アンテナに接続することが好まし
い。
信アンテナで共用し、送信装置と受信装置とをサーキュ
レータを介して送受信アンテナに接続することが好まし
い。
【0013】
【作用】親局は、各子局からの信号を受信し、これを各
子局に向けて送信する。また、親局から送信信号がある
ときには、子局からの信号を送信することを阻止する。
更に、親局の受信信号に回り込み信号があるときには、
相殺手段によりこれを相殺し、子局からの信号を明瞭に
受信する。親局と子局はそれぞれ同一の周波数で双方向
の通信を行うことができ、無線周波数帯域の有効利用が
可能となる。また、子局の送信周波数が共通であるか
ら、新たに子局が増えてもその都度新しい周波数で回線
を接続する必要が無く、所要無線周波数帯域幅も変わら
ない。親局は送受信する周波数が単一であるので受信部
は一つで良く、親局を小型低消費電力に構成でき、かつ
子局の増加に対しても受信部を増設する必要はない。
子局に向けて送信する。また、親局から送信信号がある
ときには、子局からの信号を送信することを阻止する。
更に、親局の受信信号に回り込み信号があるときには、
相殺手段によりこれを相殺し、子局からの信号を明瞭に
受信する。親局と子局はそれぞれ同一の周波数で双方向
の通信を行うことができ、無線周波数帯域の有効利用が
可能となる。また、子局の送信周波数が共通であるか
ら、新たに子局が増えてもその都度新しい周波数で回線
を接続する必要が無く、所要無線周波数帯域幅も変わら
ない。親局は送受信する周波数が単一であるので受信部
は一つで良く、親局を小型低消費電力に構成でき、かつ
子局の増加に対しても受信部を増設する必要はない。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例のシステム構成図であ
り、親局100と、複数の子局、ここでは3つの子局2
00,300,400との間で無線会議システムを構築
した例を示している。子局200はマイクロホン201
にて集音された音声Bを無線周波数f1を使って送受信
アンテナ203から親局1に送信する。また、親局10
0からの音声をスピーカ202から出力する。同様に、
子局300はマイクロホン301にて集音された音声C
を無線周波数f1を使って送受信アンテナ303から親
局1に送信し、親局100からの音声をスピーカ302
から出力する。更に、子局400はマイクロホン401
にて集音された音声Dを無線周波数f1を使って送受信
アンテナ403から親局1に送信し、親局100からの
音声をスピーカ402から出力する。
する。図1は本発明の一実施例のシステム構成図であ
り、親局100と、複数の子局、ここでは3つの子局2
00,300,400との間で無線会議システムを構築
した例を示している。子局200はマイクロホン201
にて集音された音声Bを無線周波数f1を使って送受信
アンテナ203から親局1に送信する。また、親局10
0からの音声をスピーカ202から出力する。同様に、
子局300はマイクロホン301にて集音された音声C
を無線周波数f1を使って送受信アンテナ303から親
局1に送信し、親局100からの音声をスピーカ302
から出力する。更に、子局400はマイクロホン401
にて集音された音声Dを無線周波数f1を使って送受信
アンテナ403から親局1に送信し、親局100からの
音声をスピーカ402から出力する。
【0015】一方、親局100は各子局200〜400
からの音声B,C,Dを受信アンテナ104で受信し、
これをスピーカ102に出力すると共に、この音声B,
C,Dにマイクロホン101にて集音された音声Aを混
合し、再び送信アンテナ103から子局200〜400
に周波数f1を使って送信する。したがって、親局10
0と各子局200〜400とは全て同一の無線周波数f
1を用いて相互に音声A〜Dを送受し、無線会議を実行
することになる。
からの音声B,C,Dを受信アンテナ104で受信し、
これをスピーカ102に出力すると共に、この音声B,
C,Dにマイクロホン101にて集音された音声Aを混
合し、再び送信アンテナ103から子局200〜400
に周波数f1を使って送信する。したがって、親局10
0と各子局200〜400とは全て同一の無線周波数f
1を用いて相互に音声A〜Dを送受し、無線会議を実行
することになる。
【0016】なお、親局100においては、送信アンテ
ナ103から受信アンテナ104への音声信号の回り込
みを抑えるため、後述する干渉波相殺法によりマイクロ
ホン101にて集音した音声Aの信号を受信側で打ち消
すことにより、音声B,C,Dのみを取り出す。また、
子局200〜400から送信された音声B,C,Dは同
一周波数f1によって送信されるため、同時に発話され
た場合には重なりを生じるが、実際の会議では一人一人
が整然と発言するように司会者等による進行が行われる
ことが多いため、実際の運用においてこのような音声の
重なりが問題となることは殆どない。また、詳細な説明
は省略するが、各子局200〜400は送受信アンテナ
203,303,403にて信号を送受信するが、送信
時のみPTTスイッチを押すように構成しており、した
がって各子局では、その受信時には親局と自局を除く他
の子局の音声A,C,D、A,B,D、A,B,Cを各
子局のスピーカ202,302,402に出力すること
になる。
ナ103から受信アンテナ104への音声信号の回り込
みを抑えるため、後述する干渉波相殺法によりマイクロ
ホン101にて集音した音声Aの信号を受信側で打ち消
すことにより、音声B,C,Dのみを取り出す。また、
子局200〜400から送信された音声B,C,Dは同
一周波数f1によって送信されるため、同時に発話され
た場合には重なりを生じるが、実際の会議では一人一人
が整然と発言するように司会者等による進行が行われる
ことが多いため、実際の運用においてこのような音声の
重なりが問題となることは殆どない。また、詳細な説明
は省略するが、各子局200〜400は送受信アンテナ
203,303,403にて信号を送受信するが、送信
時のみPTTスイッチを押すように構成しており、した
がって各子局では、その受信時には親局と自局を除く他
の子局の音声A,C,D、A,B,D、A,B,Cを各
子局のスピーカ202,302,402に出力すること
になる。
【0017】図2は前記親局100の構成を示すブロッ
ク図である。送信系は、マイクロホン101、音声検出
器105、混合器106、変調器107、アップコンバ
ータ108、方向性結合器109、増幅器110及び送
信アンテナ103で構成される。また、受信系は、受信
アンテナ104、低雑音増幅器111、増幅器112、
混合器113、緩衝器114、ダウンコンバータ11
5、復調器116、分配器117及びスピーカ102で
構成される。そして、これら送信系と受信系との間に、
周波数シンセサイザ118、スイッチ119、干渉波相
殺回路120が設けられる。
ク図である。送信系は、マイクロホン101、音声検出
器105、混合器106、変調器107、アップコンバ
ータ108、方向性結合器109、増幅器110及び送
信アンテナ103で構成される。また、受信系は、受信
アンテナ104、低雑音増幅器111、増幅器112、
混合器113、緩衝器114、ダウンコンバータ11
5、復調器116、分配器117及びスピーカ102で
構成される。そして、これら送信系と受信系との間に、
周波数シンセサイザ118、スイッチ119、干渉波相
殺回路120が設けられる。
【0018】前記送信系においては、マイクロホン10
1により集音された音声は音声検出器105に通され音
声の有無が判断される。音声検出器105より出力され
た音声信号は混合器106により後述する受信信号と混
合され変調器107に入力される。変調器107により
変調された信号はアップコンバータ108により周波数
f1の無線周波数信号に周波数変換され方向性結合器1
09にて増幅器110への入力と干渉波相殺回路120
への入力分とに分配される。そして、増幅器110によ
り増幅された信号は送信アンテナ103から各子局20
0〜400に送信される。
1により集音された音声は音声検出器105に通され音
声の有無が判断される。音声検出器105より出力され
た音声信号は混合器106により後述する受信信号と混
合され変調器107に入力される。変調器107により
変調された信号はアップコンバータ108により周波数
f1の無線周波数信号に周波数変換され方向性結合器1
09にて増幅器110への入力と干渉波相殺回路120
への入力分とに分配される。そして、増幅器110によ
り増幅された信号は送信アンテナ103から各子局20
0〜400に送信される。
【0019】一方、前記受信系においては、受信アンテ
ナ104により入力された信号は低雑音増幅器111及
び増幅器112により増幅され混合器113により干渉
波相殺回路120より入力された信号と混合される。こ
の受信信号には、各子局200〜400の信号と共に、
親局の送信アンテナ103から送信された信号が含まれ
ているため、この送信アンテナ103から受信アンテナ
104に回り込んだ信号を干渉波相殺回路120におい
て相殺する。したがって混合器113より出力された信
号には親局の回り込み送信信号が含まれていない状態と
され、この信号は緩衝器114を通り、ダウンコンバー
タ115により周波数変換され復調器116により復調
される。復調された信号は分配器117により、一方は
スピーカ102から出力され、もう一方はスイッチ11
9を介して前記混合器106に送られる。
ナ104により入力された信号は低雑音増幅器111及
び増幅器112により増幅され混合器113により干渉
波相殺回路120より入力された信号と混合される。こ
の受信信号には、各子局200〜400の信号と共に、
親局の送信アンテナ103から送信された信号が含まれ
ているため、この送信アンテナ103から受信アンテナ
104に回り込んだ信号を干渉波相殺回路120におい
て相殺する。したがって混合器113より出力された信
号には親局の回り込み送信信号が含まれていない状態と
され、この信号は緩衝器114を通り、ダウンコンバー
タ115により周波数変換され復調器116により復調
される。復調された信号は分配器117により、一方は
スピーカ102から出力され、もう一方はスイッチ11
9を介して前記混合器106に送られる。
【0020】なお、前記アップコンバータ108とダウ
ンコンバータ115は周波数シンセサイザ118で発生
される信号を局部発振信号としてそれぞれ周波数変換を
行う。また、前記スイッチ119は音声検出器105の
出力に基づいてオン,オフ動作し、オンされたときに分
配器117の出力を混合器106に入力させる。
ンコンバータ115は周波数シンセサイザ118で発生
される信号を局部発振信号としてそれぞれ周波数変換を
行う。また、前記スイッチ119は音声検出器105の
出力に基づいてオン,オフ動作し、オンされたときに分
配器117の出力を混合器106に入力させる。
【0021】前記干渉波相殺回路120は、減衰機能を
有する移相器121、コントローラ122、位相比較器
123で構成されている。前記送信系の方向性結合器1
09より出力された信号は、移相器121に入力され、
ここで減衰及び位相変化が行われた後混合器113に入
力され、ここで受信アンテナ104にて受信した信号と
混合され、受信した信号のうち送信アンテナ103から
回り込んだ信号を相殺する。また、方向性結合器109
から出力された信号は、同時に位相比較器123に入力
され、ここで緩衝器114から出力された信号との位相
比較が行われ、その位相比較の結果に基づく制御信号が
出力され、コントローラ122に入力される。コントロ
ーラ122はこの制御信号に基づいて前記移相器121
における減衰量と位相変化量を制御する。また、このコ
ントローラ121は、前記受信系の音声検出器105の
出力に基づいてその動作が制御される。即ち、音声検出
器105が音声を検出したときにのみ移相器121を動
作させるように構成される。
有する移相器121、コントローラ122、位相比較器
123で構成されている。前記送信系の方向性結合器1
09より出力された信号は、移相器121に入力され、
ここで減衰及び位相変化が行われた後混合器113に入
力され、ここで受信アンテナ104にて受信した信号と
混合され、受信した信号のうち送信アンテナ103から
回り込んだ信号を相殺する。また、方向性結合器109
から出力された信号は、同時に位相比較器123に入力
され、ここで緩衝器114から出力された信号との位相
比較が行われ、その位相比較の結果に基づく制御信号が
出力され、コントローラ122に入力される。コントロ
ーラ122はこの制御信号に基づいて前記移相器121
における減衰量と位相変化量を制御する。また、このコ
ントローラ121は、前記受信系の音声検出器105の
出力に基づいてその動作が制御される。即ち、音声検出
器105が音声を検出したときにのみ移相器121を動
作させるように構成される。
【0022】以上の構成の親局、及び3つの子局による
無線会議の運用手順を説明する。親局での発言は、マイ
ク101に入力され、送信系により送信アンテナ103
から周波数f1で各子局200〜400に送信される。
したがって、各子局200〜400では親局の発言を受
信することができる。一方、子局200〜400からの
各発言は周波数f1で親局の受信アンテナ104で受信
され、かつ受信系によりスピーカ102から音声として
出力される。また、親局で受信した各子局200〜40
0の発言は、受信系の分配器117からスイッチ119
に入力される。
無線会議の運用手順を説明する。親局での発言は、マイ
ク101に入力され、送信系により送信アンテナ103
から周波数f1で各子局200〜400に送信される。
したがって、各子局200〜400では親局の発言を受
信することができる。一方、子局200〜400からの
各発言は周波数f1で親局の受信アンテナ104で受信
され、かつ受信系によりスピーカ102から音声として
出力される。また、親局で受信した各子局200〜40
0の発言は、受信系の分配器117からスイッチ119
に入力される。
【0023】そして、親局における発言の有無を音声検
波器105において検出し、親局での発言がある場合に
はスイッチ119をオフし、送信系の混合器106に出
力されることが阻止される。逆に、親局での発言が存在
しない場合にはスイッチ119をオンし、混合器106
に出力させる。したがって、親局100からは、親局で
の発言があるときには親局の発言が、親局での発言がな
いときには親局で受信した子局200〜400の発言が
送信系を通して送信されることになる。
波器105において検出し、親局での発言がある場合に
はスイッチ119をオフし、送信系の混合器106に出
力されることが阻止される。逆に、親局での発言が存在
しない場合にはスイッチ119をオンし、混合器106
に出力させる。したがって、親局100からは、親局で
の発言があるときには親局の発言が、親局での発言がな
いときには親局で受信した子局200〜400の発言が
送信系を通して送信されることになる。
【0024】これにより、各子局200〜400では、
親局の発言を親局から直接に受信することができ、また
他の子局の発言を親局を介して受信することができる。
このため、各子局の送信電力が小さい場合でも、親局1
00が全ての子局をカバーできる送信電力に設定してお
くことで、各子局では他の子局の発言を受信することが
可能となる。また、親局100が発言しているときに
は、一の子局の発言は親局において送信が阻止されるた
め、他の子局において一の子局の発言と親局の発言が混
信して受信されることがない。これにより、親局が議長
となって整然とした会議の進行が行われることになる。
親局の発言を親局から直接に受信することができ、また
他の子局の発言を親局を介して受信することができる。
このため、各子局の送信電力が小さい場合でも、親局1
00が全ての子局をカバーできる送信電力に設定してお
くことで、各子局では他の子局の発言を受信することが
可能となる。また、親局100が発言しているときに
は、一の子局の発言は親局において送信が阻止されるた
め、他の子局において一の子局の発言と親局の発言が混
信して受信されることがない。これにより、親局が議長
となって整然とした会議の進行が行われることになる。
【0025】ここで、親局の発言が存在し、これが子局
に対して送信されているときには、親局の受信系で受信
した子局200〜400の発言に、親局の発言が送信ア
ンテナ103から受信アンテナ104に回り込み、受信
信号に混在されるおそれがある。そのため、音声検出器
105が親局の発言の有無を検出したときには、干渉波
相殺回路120のコントローラ122を駆動させる。こ
のコントローラ122は、方向性結合器109からの親
局100の発言と、緩衝器114からの回り込んだ親局
の発言との位相差を検出し、この位相差に基づいて移相
器121を制御する。
に対して送信されているときには、親局の受信系で受信
した子局200〜400の発言に、親局の発言が送信ア
ンテナ103から受信アンテナ104に回り込み、受信
信号に混在されるおそれがある。そのため、音声検出器
105が親局の発言の有無を検出したときには、干渉波
相殺回路120のコントローラ122を駆動させる。こ
のコントローラ122は、方向性結合器109からの親
局100の発言と、緩衝器114からの回り込んだ親局
の発言との位相差を検出し、この位相差に基づいて移相
器121を制御する。
【0026】これにより、方向性結合器109から分岐
された親局の発言は、減衰量と位相が制御され、回り込
み受信された親局の発言と同レベルで逆位相の信号とさ
れ、この信号を混合器113において受信信号に混合す
ることで、回り込み受信された親局の発言を相殺するこ
とができる。これにより、親局が発言しているときに、
子局からの発言があったときにも、親局ではその子局の
発言をスピーカ102から出力することができ、例えば
子局からの緊急発言等を聞き取ることが可能となる。
された親局の発言は、減衰量と位相が制御され、回り込
み受信された親局の発言と同レベルで逆位相の信号とさ
れ、この信号を混合器113において受信信号に混合す
ることで、回り込み受信された親局の発言を相殺するこ
とができる。これにより、親局が発言しているときに、
子局からの発言があったときにも、親局ではその子局の
発言をスピーカ102から出力することができ、例えば
子局からの緊急発言等を聞き取ることが可能となる。
【0027】なお、親局の発言が存在しないときには、
音声検出器105からの検出信号によりコントローラ1
22が駆動されないため、干渉波相殺回路120はその
動作が停止され、方向性結合器109からの信号が混合
器113に入力されることがなく、受信系では安定な増
幅動作及び受信動作を行うことになる。ここで、各子局
200〜400は自局のPTTスイッチスイッチを押し
たときにのみ発言が可能であり、PTTスイッチを押し
ていないときには親局と他の子局の発言を受信すること
になるのは前記した通りであり、これにより各子局にお
いても自局と他局との発言が混同されることはない。
音声検出器105からの検出信号によりコントローラ1
22が駆動されないため、干渉波相殺回路120はその
動作が停止され、方向性結合器109からの信号が混合
器113に入力されることがなく、受信系では安定な増
幅動作及び受信動作を行うことになる。ここで、各子局
200〜400は自局のPTTスイッチスイッチを押し
たときにのみ発言が可能であり、PTTスイッチを押し
ていないときには親局と他の子局の発言を受信すること
になるのは前記した通りであり、これにより各子局にお
いても自局と他局との発言が混同されることはない。
【0028】図3は本発明の第2実施例における親局の
構成を示すブロック図である。この実施例において、第
1実施例と等価な部分には同一符号を付してある。この
第2実施例では、第1実施例の送信アンテナ104と受
信アンテナ103を送受信アンテナ124として共用し
た構成としており、かつ送信信号と受信信号とを分離す
るためにサーキュレータ125を採用している。したが
って、前記した親局と3つの子局とで構成される無線会
議の手順においては、送信信号と受信信号をそれぞれサ
ーキュレータ62によって分離して送受信アンテナによ
り送信し或いは受信する以外は全く同様に行われる。
構成を示すブロック図である。この実施例において、第
1実施例と等価な部分には同一符号を付してある。この
第2実施例では、第1実施例の送信アンテナ104と受
信アンテナ103を送受信アンテナ124として共用し
た構成としており、かつ送信信号と受信信号とを分離す
るためにサーキュレータ125を採用している。したが
って、前記した親局と3つの子局とで構成される無線会
議の手順においては、送信信号と受信信号をそれぞれサ
ーキュレータ62によって分離して送受信アンテナによ
り送信し或いは受信する以外は全く同様に行われる。
【0029】ここで、前記実施例は3つの子局と親局と
で無線会議システムを構築した例を示しているが、子局
の数に限定されるものでないことは言うまでもない。そ
して、この場合、子局の数を4以上に増加させた場合で
も、親局を含む全ての局が同一の無線周波数f1を用い
て送受信を行うため、無線周波数の周波数帯域の利用効
率を極めて高いものにすることができる。また、子局の
数が4以上に増えた場合でも、無線周波数の周波数帯域
が増加することはなく、しかも親局で設備の増加を行う
必要もない。
で無線会議システムを構築した例を示しているが、子局
の数に限定されるものでないことは言うまでもない。そ
して、この場合、子局の数を4以上に増加させた場合で
も、親局を含む全ての局が同一の無線周波数f1を用い
て送受信を行うため、無線周波数の周波数帯域の利用効
率を極めて高いものにすることができる。また、子局の
数が4以上に増えた場合でも、無線周波数の周波数帯域
が増加することはなく、しかも親局で設備の増加を行う
必要もない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、親局と各
子局は全て同一の無線周波数で信号を送受可能な構成と
し、親局は各子局からの信号を受信し、この信号と親局
で発生される信号をそれぞれ子局に向けて送信し、かつ
受信した信号に回り込んだ親局で発生された信号を干渉
波相殺手段により相殺することにより、同一の無線周波
数を用いながらも、親局では子局の信号を明瞭に受信で
き、かつこれを各子局に対して送信することが可能とな
る。これにより、無線会議システムにおける無線周波数
帯域を大幅に節約し、かつこれによってできた空き周波
数帯を自由に使用して有効利用を図ることができるとい
う効果がある。また、新たに子局が増えてもその都度新
しい周波数で回線を接続する必要が無く、無線帯域幅も
変わらず、しかも親局においては受信装置は一つで良
く、親局を小型低消費電力のものに構成でき、しかも子
局の増加に対しても受信装置を増設しなくて済むという
効果がある。
子局は全て同一の無線周波数で信号を送受可能な構成と
し、親局は各子局からの信号を受信し、この信号と親局
で発生される信号をそれぞれ子局に向けて送信し、かつ
受信した信号に回り込んだ親局で発生された信号を干渉
波相殺手段により相殺することにより、同一の無線周波
数を用いながらも、親局では子局の信号を明瞭に受信で
き、かつこれを各子局に対して送信することが可能とな
る。これにより、無線会議システムにおける無線周波数
帯域を大幅に節約し、かつこれによってできた空き周波
数帯を自由に使用して有効利用を図ることができるとい
う効果がある。また、新たに子局が増えてもその都度新
しい周波数で回線を接続する必要が無く、無線帯域幅も
変わらず、しかも親局においては受信装置は一つで良
く、親局を小型低消費電力のものに構成でき、しかも子
局の増加に対しても受信装置を増設しなくて済むという
効果がある。
【0031】また、親局で発生される信号を検出し、親
局で発生される信号を検出したときに受信した信号を送
信することを阻止することにより、各子局に対して子局
の信号と親局の信号が混信した信号を送信することが防
止される。更に、親局で発生される信号を検出したとき
に干渉波相殺手段による相殺動作を停止させることで、
親局においいて安定した受信を行うことができる。ま
た、親局に送受信の共用アンテナを設け、これをサーキ
ュレータを介して送信装置と受信装置とに接続している
ので、1本のアンテナで送受信が可能となり、親局の設
備を更に簡略化することが可能となる。
局で発生される信号を検出したときに受信した信号を送
信することを阻止することにより、各子局に対して子局
の信号と親局の信号が混信した信号を送信することが防
止される。更に、親局で発生される信号を検出したとき
に干渉波相殺手段による相殺動作を停止させることで、
親局においいて安定した受信を行うことができる。ま
た、親局に送受信の共用アンテナを設け、これをサーキ
ュレータを介して送信装置と受信装置とに接続している
ので、1本のアンテナで送受信が可能となり、親局の設
備を更に簡略化することが可能となる。
【図1】本発明の無線会議システムの全体構成を示すシ
ステム構成図である。
ステム構成図である。
【図2】本発明にかかる親局の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】本発明にかかる親局の他の実施例の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】従来の無線会議システムの全体構成を示すシス
テム構成図である。
テム構成図である。
【図5】従来の無線会議システムにおける親局の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
100 親局 200,300,400 子局 101,201,301,401 マイクロホン 102,202,302,402 スピーカ 103 送信アンテナ 104 受信アンテナ 105 音声検出器 106 混合器 109 方向性結合器 113 混合器 117 分配器 119 スイッチ 120 干渉波相殺回路 121 移相器 122 コントローラ 123 位相比較器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 無線会議システム
Claims (6)
- 【請求項1】 単一の親局と複数の子局との間で無線会
議を行う無線会議システムにおいて、親局と各子局は全
て同一の無線周波数で信号を送受可能な構成とし、前記
親局は各子局からの信号を受信する手段と、この受信し
た信号と親局で発生される信号をそれぞれ子局に向けて
送信する手段と、前記受信した信号に回り込んだ親局で
発生された信号を相殺する干渉波相殺手段とを備えるこ
とを特徴とする無線会議システム。 - 【請求項2】 親局で発生される信号を検出する手段
と、親局で発生される信号を検出したときに受信した信
号を送信することを阻止する手段とを備える請求項1の
無線会議システム。 - 【請求項3】 親局で発生される信号を検出したときに
前記干渉波相殺手段による相殺動作を停止させるように
構成してなる請求項2の無線会議システム。 - 【請求項4】 干渉波相殺手段は、親局で発生される信
号の位相と、受信信号中の回り込み信号の位相を比較す
る手段と、親局で発生される信号のレベルと位相を変化
制御する手段と、前記位相比較結果に基づいてこの信号
のレベルと位相の変化を制御する手段と、レベル及び位
相が制御された信号を受信信号に混合させて相殺を行う
手段とで構成される請求項1ないし3のいずれかの無線
会議システム。 - 【請求項5】 単一の親局と複数の子局との間で無線会
議を行う無線会議システムにおいて、親局と各子局は全
て同一の無線周波数で信号を送受可能な構成とし、前記
親局は、送信アンテナと、受信アンテナと、前記受信ア
ンテナに接続する受信装置と、前記受信装置の出力を受
ける混合器と、この混合器の出力の一部を受けて復調を
行う復調器と、この復調器の出力を受けるスピーカと、
親局内で発生する音声の有無を検出する音声検出器と、
前記音声検出器の出力により前記復調器の出力の一部を
断接するスイッチと、前記復調器の出力の一部を親局内
で発生した音声に混合する混合器と、前記混合器の出力
を受け変調を行う変調器と、前記変調器の出力を分岐す
る方向性結合器と、この方向性結合器の出力を受け送信
信号の増幅を行ない送信アンテナから送信する送信装置
と、前記方向性結合器の分岐された信号を前記受信信号
の分岐された信号と比較して両者の位相比較を行う位相
比較器と、前記方向性結合器の分岐された信号を受けて
外部より供給される制御情報により振幅・位相制御を行
ない、その出力を前記混合器に出力する移相器と、前記
位相比較器の出力を受けて所定の方法により制御信号を
発し、この制御信号により前記移相器の制御を行う制御
器とを備え、少なくとも親局で音声が発生される際に
は、スイッチをオフして受信信号を送信装置にまで供給
することを阻止し、かつ制御器により移相器を制御して
受信信号中に含まれる送信信号の回り込み信号を相殺す
るように構成したことを特徴とする無線会議システム。 - 【請求項6】 送信アンテナと受信アンテナを送受信ア
ンテナで共用し、送信装置と受信装置とをサーキュレー
タを介して送受信アンテナに接続してなる請求項4の無
線会議システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083742A JPH07274254A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 無線会議システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083742A JPH07274254A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 無線会議システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274254A true JPH07274254A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13810986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6083742A Pending JPH07274254A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 無線会議システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07274254A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2394864A (en) * | 2002-10-04 | 2004-05-05 | Ip Access Ltd | Cellular radio telecommunication system |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0360254A (ja) * | 1989-07-28 | 1991-03-15 | Ascii Corp | 無線親子電話 |
JPH04103228A (ja) * | 1990-08-22 | 1992-04-06 | Mitsubishi Electric Corp | 無線中継装置と無線装置 |
JPH04150527A (ja) * | 1990-10-12 | 1992-05-25 | Nec Corp | 無線受信機の干渉波除去回路 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6083742A patent/JPH07274254A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0360254A (ja) * | 1989-07-28 | 1991-03-15 | Ascii Corp | 無線親子電話 |
JPH04103228A (ja) * | 1990-08-22 | 1992-04-06 | Mitsubishi Electric Corp | 無線中継装置と無線装置 |
JPH04150527A (ja) * | 1990-10-12 | 1992-05-25 | Nec Corp | 無線受信機の干渉波除去回路 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2394864A (en) * | 2002-10-04 | 2004-05-05 | Ip Access Ltd | Cellular radio telecommunication system |
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