JP2023036388A - 無線中継装置及び無線通信システム - Google Patents

無線中継装置及び無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2023036388A
JP2023036388A JP2021143410A JP2021143410A JP2023036388A JP 2023036388 A JP2023036388 A JP 2023036388A JP 2021143410 A JP2021143410 A JP 2021143410A JP 2021143410 A JP2021143410 A JP 2021143410A JP 2023036388 A JP2023036388 A JP 2023036388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
signal
radio
wireless
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021143410A
Other languages
English (en)
Inventor
龍司 杉本
Ryuji Sugimoto
光徳 桐本
Mitsunori Kirimoto
佳祐 山下
Keisuke Yamashita
二郎 國分
Jiro Kokubu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alinco Inc
Original Assignee
Alinco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alinco Inc filed Critical Alinco Inc
Priority to JP2021143410A priority Critical patent/JP2023036388A/ja
Publication of JP2023036388A publication Critical patent/JP2023036388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】キャリアセンスの機能を有する無線機間で通話中であっても、放送音声信号の無線送信を行うことができる無線中継装置等を提供する。【解決手段】本発明に係る無線中継装置は、キャリアセンスの機能を有する無線中継機2であって、受信された無線信号を復調して第1の音声信号を発生する受信復調部22と、入力される第2の音声信号と、第1の音声信号を合成して、合成後の合成音声信号を出力する音声信号合成部23と、キャリアセンス対象チャンネルにキャリアを検出しないときに、合成音声信号を変調して無線送信する変調送信部24とを備える。無線中継機2はさらに、第2の音声信号の信号レベルが所定のしきい値以上であるか否かを判断し、しきい値以上であるときに音声検出信号を出力する音声検出部28と、音声検出信号に応答して、入力される第2の音声信号を音声信号合成部に入力するように制御する制御部20とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば特定小電力無線局である無線中継装置と、前記無線中継装置を含む無線通信システムとに関する。
周波数の有効利用及び他の利用者との混信の回避を図る目的から国の技術基準と、併せて無線設備の適正品質、互換性の確保等、無線機器製造者及び利用者の利便を図る目的から、「特定小電力無線局無線電話用無線設備標準規格」が非特許文献1において定められている。この特定小電力無線局は無線局の免許が不要であることから全国で広く普及している。
例えば特定小電力無線局の無線機を使用している現場で、スタッフのみに連絡する等のために、現場の放送アナウンス(業務命令や注意喚起などの放送音声の信号(以下、放送音声信号という。))を、放送システムの代わりに各スタッフが所持している無線子機へ直接に、無線送信することが行われている。その際、音源出力機器又はパーソナルコンピュータなどの音声信号出力装置を使い、放送音声信号のみを放送音声信号送信機に出力する。これに応答して、放送音声信号送信機はその放送音声信号を検出すると自動的に放送音声信号を変調して無線送信を開始する。
図5は、例えば特定小電力無線局を利用した、従来例に係る放送音声信号送信機4の装置構成例及び動作例を示すブロック図である。なお、図5において、信号増幅器等については図示を省略する。
図5において、放送音声信号送信機4は、音声信号入力端子41と、音声信号検出部42と、変調送信部43と、送信アンテナ44と、制御部40とを備えて構成される。音声信号出力装置3からの放送音声信号は音声信号入力端子41を介して音声信号検出部42及び変調送信部43に入力される。音声信号検出部42は、入力された放送音声信号の信号レベルが所定のしきい値以上であるときに、音声信号検出信号Sdを制御部40に出力する。制御部40は、音声信号検出信号Sdに応答して、変調送信部43に対して、放送音声信号に従って搬送波を変調して無線送信するように制御する。
従って、図5の放送音声信号送信機4によれば、音声信号出力装置3からの放送音声信号を変調して無線送信するので、複数の無線子機101は放送音声信号の音声を受信して聞くことができる。
特許第4812711号公報(図1、図2)
社団法人電波産業会、「特定小電力無線局無線電話用無線設備標準規格」,RCR-STD-20 4.1版、平成17年11月30日改定
ところで、非特許文献1の13ページにおいて、特定小電力無線局の「キャリアセンス」について以下のように定められている(旧郵政省告示、平成元年第49号)。以下、「キャリアセンスの規定」という。
「(3)キャリアセンス
無線設備にはキャリアセンスを備えるものとする。キャリアセンスは、無線通信回線の設定に先立ち、他の無線局の電波を受信した場合、当該無線局の発射電波と同一の周波数(複信方式及び半複信方式のものにあっては受信周波数に対応する送信周波数)の電波の発射を行わないものとする。空中線電力が1mW以下のものについては、通信方式が複信方式及び半複信方式であっても自局の送信周波数でキャリアセンスを行うことができる。」
すなわち、「キャリアセンス」とは、無線送信を開始する前に他の無線局が送信を開始しようとする無線チャンネル(自チャンネル)を使用していないか確認し、他の無線機が自チャンネルを使用中であれば、同一周波数での送信を行わないことで干渉による混信を回避する機能である。ここで、他の無線局が通信中であれば一定時間経過してから再度通信を試みることになる。
図6は図5の放送音声信号送信機4における問題点を説明するためのブロック図である。ここで、放送音声信号送信機4は特定小電力無線局であって、キャリアセンスの機能を有するものとする。
図6に示すように、無線子機101,102間で通話中に放送音声信号の送出を開始すると、キャリアセンスの機能により、放送音声信号の無線送信ができなくなる。これにより、場合によっては大事な放送アナウンスが頭切れもしくは受信できなくなってしまう、という問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、キャリアセンスの機能を有する無線通信システムの無線機間で通話中であっても、放送音声信号の無線送信を行うことができる無線中継装置と、前記無線中継装置を含む無線通信システムを提供することにある。
本発明の一態様に係る無線中継装置は、
キャリアセンスの機能を有する無線中継装置であって、
受信された無線信号を復調して第1の音声信号を発生する受信復調部と、
入力される第2の音声信号と、前記第1の音声信号を合成して、合成後の合成音声信号を出力する音声信号合成部と、
キャリアセンス対象チャンネルにキャリアを検出しないときに、前記合成音声信号を変調して無線送信する変調送信部とを備える。
従って、本発明に係る無線中継装置によれば、キャリアセンスの機能を有する無線通信システムの無線機間で通話中であっても、放送音声信号の無線送信を行うことができる。
実施形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図1の無線子機1-1,1-2の装置構成例を示すブロック図である。 図1の無線中継機2の装置構成例を示すブロック図である。 図3の制御部20により実行される無線中継処理の第1の部分を示すフローチャートである。 図3の制御部20により実行される無線中継処理の第2の部分を示すフローチャートである。 従来例に係る放送音声信号送信機4の装置構成例及び動作例を示すブロック図である。 図5の放送音声信号送信機4における問題点を説明するためのブロック図である。 比較例1に係る放送音声信号送信機4Aの装置構成例、動作例及び課題を示すブロック図である。 比較例2に係る放送音声信号送信機4Bの装置構成例、動作例及び課題を示すブロック図である。 図1の実施形態に係る無線通信システムの動作例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施形態及び変形例について図面を参照して説明する。なお、同一又は同様の構成要素については同一の符号を付している。
(発明者の知見)
前記従来例における問題点を解決するために考えられる比較例1及び2に係る放送音声信号送信機4A,4Bの装置構成例、動作例及び課題について以下に説明する。
(比較例1)
図7は比較例1に係る放送音声信号送信機4Aの装置構成例、動作例及び課題を示すブロック図である。なお、図7において、他の図と同じ構成要素については、同一の符号を付し、信号増幅器等については図示を省略する。図7において、放送音声信号送信機4Aは、音声信号入力端子41と、音声信号検出部42と、変調送信部43と、送信アンテナ44と、制御部40Aと、AD変換器(ADC)45と、メモリ46と、DA変換器(DAC)47とを備えて構成される。
図7(A)において、無線子機101,102間で通話中の場合、キャリアセンスの機能による干渉回避により、放送音声信号を含む無線信号を無線送信することはできない。このとき、制御部40Aは、放送音声信号を放送音声データにAD変換して、放送音声データをメモリ46に一時的に保存するように制御する。次いで、図7(B)において、無線子機101,102間で通話が終了してキャリアが無くなれば、無線送信ができるようになる。このとき、制御部40Aは、メモリ46の放送音声データを放送音声信号にDA変換して、当該放送音声信号に従って搬送波を変調した後、無線信号を無線送信することができる。
しかしながら、図7の比較例1では、放送音声信号を無線送信するタイミングには、音声信号出力装置3から放送音声信号を出力して放送したいタイミングからのタイムラグが発生する。したがって、放送アナウンスの頭切れは解決されるが、タイムラグが発生するという問題点があった。
(比較例2)
図8は比較例2に係る放送音声信号送信機4Bの装置構成例、動作例及び課題を示すブロック図である。なお、図8において、他の図と同じ構成要素については、同一の符号を付し、信号増幅器等については図示を省略する。図8において、放送音声信号送信機4Bは、音声信号入力用データ通信回路41Aと、音声信号検出部42と、変調送信部43と、送信アンテナ44と、制御部40Bとを備えて構成される。
図8(A)において、無線子機101,102間で通話中の場合、キャリアセンスの機能による干渉回避により、放送音声信号を含む無線信号を無線送信することはできない。このとき、制御部40Bは、音声信号出力装置3とのデータ通信によって、音声信号出力装置3からの放送音声信号の出力を一時的に停止するように制御する。次いで、図8(B)において、無線子機101,102間で通話が終了してキャリアが無くなれば、無線送信ができるようになる。このとき、制御部40Bは、音声信号出力装置3とのデータ通信によって、一時停止していた放送音声信号の出力を再開させて、放送音声信号を受信し、受信した放送音声信号に従って搬送波を変調した後、無線信号を無線送信することができる。
しかしながら、図8の比較例2でも、図7の比較例1と同様に、放送音声信号を無線送信するタイミングには、音声信号出力装置3から放送音声信号を出力して放送したいタイミングからのタイムラグが発生する。したがって、放送アナウンスの頭切れは解決されるが、タイムラグが発生する。また、頭切れを解決するためには、音声信号出力装置3の制御回路において特別な改造(放送音声信号送信機4Bからの制御信号に応じて、放送音声信号の出力を一時停止する制御システム)が必要であり、既存の音声信号出力装置3ではそのままの導入ができず、また、音声信号出力装置3側で放送音声信号の送信指示を遅延させるだけで根本的な解決法にならない、という問題点があった。
本発明者らは、以上の従来例、比較例1及び2における問題点を解決するために、新規の無線中継機(無線中継装置の一例である)を考案したものである。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図1において、実施形態に係る無線通信システムは、複数の無線子機1-1,1-2(総称して、符号1を付す。)と、音声信号出力装置3に接続される音声信号入力端子26を有する無線中継機2とを備えて構成される。ここで、複数の無線子機1と、無線中継機2とは、例えば特定小電力無線局であって、キャリアセンスの機能を有する無線通信装置である。また、音声信号出力装置3は、無線中継機2の外部装置であって、音源出力機器又はパーソナルコンピュータなどの電子機器である。
各無線子機1は、PTT(Push To Talk)キー19Aをオンしたときに、音声信号を含む無線信号を送信アンテナ18を用いて無線送信する一方、PTTキー19Aをオフしたときに中継器2からの無線信号を受信アンテナ11を用いて無線受信して、音声信号を復調して出力する従来技術に係る無線機である。また、無線中継機2は、ある無線子機1-1から送信される無線信号を受信アンテナ21を用いて受信して音声信号を復調した後、当該復調された音声信号に従って搬送波を変調して音声信号を含む無線信号を発生して送信アンテナ25を用いて他の無線子機1に無線送信する。さらに、無線中継機2は、音声信号出力装置3から音声信号入力端子26を介して入力される放送音声信号を前記復調された音声信号に加算して、当該加算された音声信号に従って搬送波を変調して音声信号を含む無線信号を発生して送信アンテナ25を用いて他の無線子機1に無線送信する。これにより、無線子機1間で通話中であっても、タイムタグなしに、放送音声信号を含む無線信号を無線送信することができる。
なお、本実施形態において、放送音声信号の音声を傍受するためには、無線中継機2から送信される無線信号の送信チャンネルは、すべての無線子機1の受信チャンネルに設定されるものとする。
図2は図1の各無線子機1(1-1,1-2)の装置構成例を示すブロック図である。図2において、無線子機1は、制御部10と、受信アンテナ11と、受信復調部12と、信号増幅器13と、スピーカ14と、マイクロホン15と、信号増幅器16と、変調送信部17と、送信アンテナ18と、PTTキー19Aを有する入力部19とを備えて構成される。
制御部10は、入力部19の操作入力に従って、受信復調部12及び変調送信部17の動作を制御する。具体的には、無線子機1のPTTキー19Aがオフされている受信時において、受信アンテナ11により、中継器2から受信された、音声信号を含む無線信号は、受信復調部12に入力される。受信復調部12は、入力される無線信号に対して、低雑音増幅及び周波数変換を行った後、音声信号を復調して信号増幅器13を介してスピーカ14に出力することで、前記音声信号の音声をスピーカ14から出力させる。また、無線子機1のPTTキー19Aがオンされている送信時において、マイクロホン15に入力される音声は音声信号に変換された後、変換された音声信号は信号増幅器16を介して変調送信部17に出力される。変調送信部17は、入力される音声信号に従って搬送波を変調することで、音声信号を含む無線信号を発生した後、電力増幅して送信アンテナ18を介して無線送信する。
図3は図1の無線中継機2の装置構成例を示すブロック図である。図3において、無線中継機2は、制御部20と、受信アンテナ21と、受信復調部22と、音声信号合成部23と、変調送信部24と、送信アンテナ25と、音声信号入力端子26と、信号増幅器27と、音声信号検出部28とを備えて構成される。
図3において、受信アンテナ21により無線子機1から受信された、音声信号を含む無線信号は、受信復調部22に入力される。受信復調部22は、入力される無線信号に対して、低雑音増幅及び周波数変換を行った後、音声信号を復調してスイッチSW1を介して音声信号合成部23に出力する。また、音声信号出力装置3からの放送音声信号は音声信号入力端子26及び信号増幅器27を介して音声信号検出部28に入力されるとともに、スイッチSW2を介して音声信号合成部23に入力される。
音声信号検出部28は、入力される放送音声信号の信号レベルが所定のしきい値以上である否かを判断し、所定のしきい値以上であるときに、音声検出信号Sdを制御部20に出力する。音声信号合成部23は、入力される2個の音声信号を加算して合成し、合成後の音声信号を変調送信部24に出力する。変調送信部24は、入力される音声信号に従って搬送波を変調することで、音声信号を含む無線信号を発生した後、電力増幅して送信アンテナ25を介して無線送信する。制御部20は、図4A及び図4Bの無線中継処理を実行することにより、受信復調部22と、変調送信部24と、スイッチSW1,SW2を制御する。
図4A及び図4Bは、図3の制御部20により実行される無線中継処理を示すフローチャートである。
図4AのステップS1において、受信復調部22は受信無線信号の入感待ち状態となり、変調送信部24は無線送信を停止し、音声信号入力端子26は放送音声信号の入力待ち状態となり、スイッチSW1及びSW2をともにオフにする。次いで、ステップS2において、受信復調部22は無線信号の入感があったか否かが判断され、YESのときはステップS3に進む一方、NOのときはステップS11に進む。ステップS3では、変調送信部24が無線送信中であるか否かが判断され、YESのときはステップS4に進む一方、NOのときはステップS7に進む。
ステップS4では、音声信号検出部28は所定のしきい値以上の放送音声信号を検出したか否かが判断され、YESのときはステップS5に進む一方、NOのときはステップS6に進む。ステップS5では、スイッチSW1及びSW2をともにオンした後、ステップS2に戻る。ステップS6では、スイッチSW1をオンし、スイッチSW2をオフして、ステップS2に戻る。また、ステップS7において、送信チャンネルで受信されるキャリアは無いか否かが判断され、YESのときはステップS8に進む一方、NOのときはステップS2に戻る。ステップS8では、受信復調部22で受信して復調した音声信号を含む中継通話の無線送信を開始し、ステップS9でスイッチSW1をオンした後、ステップS2に戻る。
図4BのステップS11において、音声信号検出部28は放送音声信号を検出したか否かが判断され、YESのときはステップS12に進む一方、NOのときはステップS14に進む。ステップS12では、変調送信部24が無線送信中であるか否かが判断され、YESのときはステップS13に進む一方、NOのときはステップS17に進む。ステップS13では、スイッチSW1をオフし、スイッチSW2をオンした後、図4AのステップS2に戻る。
ステップS14において、変調送信部24が無線送信中であるか否かが判断され、YESのときはステップS15に進む一方、NOのときは図4AのステップS2に戻る。ステップS15では、変調送信部24の無線送信を停止し、ステップS16でスイッチSW1,SW2をともにオフにした後、図4AのステップS2に戻る。
ステップS17において、送信チャンネルで受信されるキャリアは無いか否かが判断され、YESのときはステップS18に進む一方、NOのときは図4AのステップS2に戻る。ステップS18では、放送音声信号を含む無線信号の無線送信を開始し、ステップS19でスイッチSW1をオフし、スイッチSW2をオンした後、図4AのステップS2に戻る。
以上のように構成された無線中継処理の動作は以下の通りである。
(1)ステップS7及びS17は、キャリアセンスの機能のための分岐処理であり、キャリアセンスの機能でキャリアを検出したときは、無線送信処理に移行せず、キャリアを検出しないときは、受信した音声信号の無線送信処理(S8)、又は放送音声信号の無線送信処理(S18)に移行する。
(2)変調送信部24が無線送信中(S3でYES)でかつ放送音声信号を検出したとき(S4でYES)は、受信した音声信号と放送音声信号との合成音声信号を含む無線信号を送信する(S5)。
(3)変調送信部24が無線送信中で(S3でYES)でかつ放送音声信号を検出しないとき(S4でNO)は、受信した音声信号のみを含む無線信号を送信する(S6)。
(4)放送音声信号を検出し(S11でYES)でかつ変調送信部24が無線送信中であるとき(S12でYES)は、放送音声信号のみを含む無線信号を送信する(S13)。
(実施形態の動作例)
図9は図1の実施形態に係る無線通信システムの動作例を示すブロック図である。なお、図9において、信号増幅器27等については図示を省略する。
例えばキャリアセンスの機能を有する特定小電力無線局である一般的な無線中継機は、無線子機が通話を開始すると無線中継の送信を開始するが、その際、無線送信直前にキャリアを確認(キャリアセンス)してから中継送信を開始する。以降の無線中継の通話中は、無線子機から無線送信し続けた場合でも、無線中継機はキャリアセンスがかかることなく送信し続けることが可能となる。
そこで、本発明者らは、前記一般的な無線中継機と、図6の従来例に係る放送音声信号送信機4とを組み合わせ、無線中継の通話のため受信して復調された音声信号と、放送音声信号とを加算した合成音声信号を変調送信部24に出力する、図3の無線中継機2を考案した。
無線子機1間が無線中継機2を経由して通話していないときに、放送音声信号が発生した場合は、従来例と同じように放送音声信号のみを含む無線信号を無線送信する。また、無線子機1間が無線中継機2を経由して通話しているときに、放送音声信号が発生した場合は、無線子機1間の中継通話の音声信号に放送音声信号を加算して、加算された音声信号を含む無線信号を無線送信する。その際はすでに無線子機1間の無線中継の通話が確立しているため、キャリアセンスによる送信不可が回避され、かつ放送音声信号の音声が遅延もなく(すなわち、放送音声信号の発生タイミングに対してタイムラグが無く)、放送音声信号を含む無線信号の無線送信が可能となる。
(変形例)
以上の実施形態において、スイッチSW1,SW2を設けているが、本発明はこれに限らず、スイッチSW1又はSW2を設けず、常時閉回路で構成してもよい。
以上の実施形態において、音声信号検出部28及びスイッチSW2を設けているが、本発明はこれに限らず、音声信号検出部28及びスイッチSW2を設けず、信号増幅器27からの放送音声信号を常時音声信号合成部23に入力させるようにしてもよい。
以上の実施形態において、音声信号出力装置3は無線中継機2の外部装置としているが、本発明はこれに限らず、無線中継機2に内蔵してもよい。
(実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、無線子機1のユーザは通話しながら、放送音声信号の音声をタイムラグ無しで聞くことで、放送音声信号の音声内容に対して迅速に対応できる。さらに、音声信号出力装置3はデータ通信の制御回路において特別な改造をすることなく無線通信システムを実現可能となる。
(特許文献1との相違点)
特許文献1の図1及び図2においては、無線中継機において外部入力端子を設け、外部入力端子から入力された音声信号も受信音声信号とともに同時に加算されて、無線送信することが開示されている。しかし、キャリアセンスにおける問題点とその解決方法、及び音声信号検出部28については開示も示唆もない。
以上詳述したように、本発明に係る無線中継装置によれば、キャリアセンスの機能を有する無線通信システムの無線機間で通話中であっても、放送音声信号の無線送信を行うことができる無線中継装置と、前記無線中継装置を含む無線通信システムを提供できる。
1,1-1,1-2 無線子機
2 無線中継機
3 音声信号出力装置
4,4A,4B 放送音声信号送信機
10 制御部
11 受信アンテナ
12 受信復調部
13 信号増幅器
14 スピーカ
15 マイクロホン
16 信号増幅器
17 変調送信部
18 送信アンテナ
19 入力部
19A PTTキー
20 制御部
21 受信アンテナ
22 受信復調部
23 音声信号合成部
24 変調送信部
25 送信アンテナ
26 音声信号入力端子
27 信号増幅器
28 音声信号検出部
40,40A,40B 制御部
41 音声信号入力端子
41A 音声信号入力用データ通信回路
42 音声信号検出部
43 変調送信部
44 送信アンテナ
45 AD変換器(ADC)
46 メモリ
47 DA変換器(DAC)
101,102 無線子機
SW1,SW2 スイッチ

Claims (6)

  1. キャリアセンスの機能を有する無線中継装置であって、
    受信された無線信号を復調して第1の音声信号を発生する受信復調部と、
    入力される第2の音声信号と、前記第1の音声信号を合成して、合成後の合成音声信号を出力する音声信号合成部と、
    キャリアセンス対象チャンネルにキャリアを検出しないときに、前記合成音声信号を変調して無線送信する変調送信部とを備える、無線中継装置。
  2. 前記第2の音声信号の信号レベルが所定のしきい値以上であるか否かを判断し、前記しきい値以上であるときに音声検出信号を出力する音声検出部と、
    前記音声検出信号に応答して、前記入力される第2の音声信号を前記音声信号合成部に入力するように制御する制御部とをさらに備える、請求項1に記載の無線中継装置。
  3. 前記制御部は、受信される無線信号の入感があるときに、前記第1の音声信号を前記音声信号合成部に入力するように制御する、請求項2に記載の無線中継装置。
  4. 前記第2の音声信号は、音声信号出力装置からの放送音声信号である、請求項1~3のうちのいずれか1つに記載の無線中継装置。
  5. 前記無線中継装置は、特定小電力無線局である、請求項1~4のうちのいずれか1つに記載の無線中継装置。
  6. 請求項1~5のうちのいずれか1つに記載の無線中継装置と、
    前記無線中継装置と無線送受信する複数の無線通信装置とを備える、無線通信システム。
JP2021143410A 2021-09-02 2021-09-02 無線中継装置及び無線通信システム Pending JP2023036388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021143410A JP2023036388A (ja) 2021-09-02 2021-09-02 無線中継装置及び無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021143410A JP2023036388A (ja) 2021-09-02 2021-09-02 無線中継装置及び無線通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023036388A true JP2023036388A (ja) 2023-03-14

Family

ID=85508764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021143410A Pending JP2023036388A (ja) 2021-09-02 2021-09-02 無線中継装置及び無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023036388A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2370896C2 (ru) Способ связи, способ и устройство передачи и способ и устройство приема
US20080165949A9 (en) Multi-mode, multi-channel psychoacoustic processing for emergency communications
CN102448149A (zh) 通过广播信道进行双工无线音频链接的系统和方法
JP2023036388A (ja) 無線中継装置及び無線通信システム
US8675896B2 (en) Apparatus and method for audio signal processing in dual standby mobile communication terminal
JP2005538653A (ja) 加入者回線用コードレス型無線電話
KR20060122107A (ko) 에프엠 모듈을 이용한 음성 송수신이 가능한 이동통신단말기 및 그 동작방법
JP2022014255A (ja) 無線通信装置及び無線通信システム
JPH01286528A (ja) 送信出力製方法および送信出力制御装置
JP4812711B2 (ja) 第1及び第2の無線中継機を備えた装置
JP4736891B2 (ja) 移動無線機
JPH11243362A (ja) 無線電話装置,無線電話中継装置および無線電話システム
KR100710341B1 (ko) 이동통신 단말기 및 삼자간 통화 제공 방법
US10778356B2 (en) Terminal device and communication method
JP3102733B2 (ja) 無線通信方式
JP2023058246A (ja) 無線通信装置及び無線通信システム
JP2007096409A (ja) 無線通信システム
EP3444821B1 (en) Car audio output control device and method therefor
JP2006246348A (ja) 無線通信システム
KR20010058699A (ko) 무선 이어폰 마이크
JP2003258672A (ja) 無線通信システムの移動局無線機、基地局無線機
JP3055058B2 (ja) 中継機能を備えたネットワーク無線局
KR20200126555A (ko) 단일주파수 단신통신을 위한 무선중계 방법 및 이를 이용한 시스템
JPS6130822A (ja) 自動割込通信装置
KR100632909B1 (ko) 소출력 무선국용 무선 대역을 이용하여 데이터를송수신하는 이동통신 단말기 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240312