JPH04150527A - 無線受信機の干渉波除去回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分岐中継無線局における無線受信に利用する。

本発明は隣接回線からの電波干渉を抑圧する無線受信器
の干渉波除去回路に関する。

〔概要〕

本発明は、無線回線からの信号をアンテナにより受信し
復調出力する無線受信機の干渉波除去回路において、 隣接回線の無線受信機から受信電力の一部を取出し、希
望波および隣接回線からの干渉波と合成して干渉波を抑
圧することにより、 干渉波専用アンテナを設電せずに干渉波を除去できるよ
うにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、固定無線回線の伝送品質を決定する雑音のうちの
干渉雑音を低減させる方法として低サイドローブアンテ
ナおよび交差偏波改良アンテナなどのアンテナ技術、ま
たは交差偏波干渉補償器あるいはＦＭ干渉除去回路など
の回路技術が適用されてきた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来用いられているＦＭ干渉除去回路は、干渉源の方向
に本来の通信を行うた必の設備ではない専用アンテナを
設置し干渉波を受信する必要があった。一方、干渉波が
大きく影響するのは同一無線周波数を複数方向から受信
する分岐中継無線局の場合であり、したがって一つの鉄
塔に方路数分のアンテナを設置しなければならず、この
場合、ＦＭ干渉除去回路を構成するには方路数分の干渉
波用アンテナを設置しなければならなかった。

本発明はこのような問題を解決するもので、干渉波専用
アンテナを設置せずに干渉波を除去することができる回
路を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、二つの希望波をそれぞれ受信する２個のアン
テナと、この２個のアンテナからのそれぞれの希望波信
号を復調出力する２個の受信機とを備えた無線受信機の
干渉波除去回路において、前記２個のアンテナが受信し
た信号をそれぞれ分岐する２個の方向性結合器と、この
方向性結合器で分岐された信号がそれぞれ通過する二つ
の振幅制御器および位相制御器の縦続接続回路と、この
２個の縦続接続回路からの信号をそれぞれ希望波信号と
合成する２個の合成器と、前記振幅制御器および前言己
位相制御器を前記２個の合成器でそれぞれ干渉波が打ち
消されるように制御する制御回路とを備えたことを特徴
とする。

前記分岐された信号の各通路に開閉回路を設けることが
望ましい。

〔作用〕

隣接回線の無線受信機から受信電力の一部を取ａし、干
渉波と同一振幅、逆位相にして希望波および隣接回線の
干渉波と合成し干渉波を抑圧する。

これにより、干渉波専用アンテナを設置することなく干
渉波除去回路を構成することができ、鉄塔強度が軽減さ
れるために設置費を低減することができる。

〔実施例〕

次に、本発明実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック図である。

本発明実施例は、二つの希望波をそれぞれ受信する２個
のアンテナ２．１１と、この２個のアンテナ２．９から
のそれぞれの希望波信号を復調出力する２個の受信機５
．１５とを備え、さらに、本発明の特徴として、２個の
アンテナ２．９が受信した信号をそれぞれ分岐する２個
の方向性結合器３．１３と、この方向性結合器３．１３
で分岐された信号がそれぞれ通過する二つの振幅制御器
７．１７および位相制御器８．１８の縦続接続回路と、
この２個の縦続接続回路の信号をそれぞれ希望波信号と
合成する２個の合成器４．１４と、振幅制御器７．１７
および位相制御器８．１８を２個の合成器４．１４でそ
れぞれ干渉波が打ち消されるように制御する制御回路６
．１６とを備え、分岐された信号の各通路に開閉回路９
．１９を設ける。

次に、このように構成された本発明実施例の動作につい
て説明する。ここでは無線受信機１に無線受信機１０の
干渉波Ｕ１が干渉した場合について説明する。

無線回１１１０１　と無線回線１０２とが、分岐角の小
さい同一無線周波数を使用する場合、無線回線１０１の
アンテナ２には希望波Ｄ１の他に無線回線１０２からの
干渉波Ｕ１が到来する。

ここで希望波り、と干渉波Ｕ１の電力比Ｄ＋／Ｕ１が所
要値に満たない場合は、復調出力１１１の信号品質（デ
ィジタル通信の場合は符号誤り率、アナログ通信の場合
はＳ／Ｎ）が劣化する。

そこで、無線受信機１ｏの方向性結合器１３により無線
回線１０２の受信電力の一部を取出し無線受信機１へ入
力させる。このレベルをＤ２　’　とすると、これは干
渉波Ｕ１　と相似な周波数スペクトルを有するので制御
回路６０制御出力により振幅制御器７および位相制御器
８を制御し、レベルＤ≦″を干渉波Ｕ１と同一振幅、逆
位相にして合成器４で希望波Ｄ＋および干渉波Ｕ１と合
成させ、干渉波Ｕ１を抑圧する。

干渉波抑圧前の希望波と干渉波の比Ｄ　ｌ　／　Ｕ　１
であり、干渉波抑圧後の比Ｄ／ＵはＤｌ　／Ｕｌ　＋Ｄ
；゛′であるから抑圧効果が十分大きい場合はＤ１／　
Ｕｌ　＜　Ｄｌ　／　Ｕｌ　＋　Ｄ２”となる。第２図
はこれらの周波数スペクトルの概念を示したものである
。

ここでＵｌ　＋Ｄ２は補正残留を示す。

無線受信機１０に無線受信機１の干渉波Ｕ２が干渉した
場合も全く同様の動作が行われる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、分岐中継無線局に
おいて干渉波専用アンテナを設置しなくても干渉波除去
回路を構成することができ、鉄塔強度の軽減をはかるこ
とができる効果がある。

４、

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック図。 第２図は本発明実施例における周波数スペクトルの概念
図。 １．１０・・・無線受信機、２．１１・・・アンテナ、
３．１３・・・方向性結合器、４．１４・・・合成器、
５．１５・・・受信器、６．１６・・・制御回路、７．
１７・・・振幅制御器、８．１８・・・位相制御器、９
．１９・・・開閉回路、１０１．１０２・・・無線回線
、１１１．１１２・・・復調出力。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、二つの希望波をそれぞれ受信する２個のアンテナと
   、 この２個のアンテナからのそれぞれの希望波信号を復調
   出力する２個の受信機と を備えた無線受信機の干渉波除去回路において、前記２
   個のアンテナが受信した信号をそれぞれ分岐する２個の
   方向性結合器と、 この方向性結合器で分岐された信号がそれぞれ通過する
   二つの振幅制御器および位相制御器の縦続接続回路と、 この２個の縦続接続回路からの信号をそれぞれ希望波信
   号と合成する２個の合成器と、 前記振幅制御器および前記位相制御器を前記２個の合成
   器でそれぞれ干渉波が打ち消されるように制御する制御
   回路と を備えたことを特徴とする無線受信機の干渉波除去回路
   。 ２、前記分岐された信号の各通路に開閉回路を設けた請
   求項１記載の無線受信機の干渉波除去回路。