JPH07274143A - テレビ信号中に埋め込まれたディジタル信号に対するシグマ−デルタ・アナログ−ディジタル変換機能を備えた受信器 - Google Patents

テレビ信号中に埋め込まれたディジタル信号に対するシグマ−デルタ・アナログ−ディジタル変換機能を備えた受信器

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JPH07274143A
JPH07274143A JP6329168A JP32916894A JPH07274143A JP H07274143 A JPH07274143 A JP H07274143A JP 6329168 A JP6329168 A JP 6329168A JP 32916894 A JP32916894 A JP 32916894A JP H07274143 A JPH07274143 A JP H07274143A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アナログテレビ信号に埋め込まれ
たディジタル信号を取り出すための受信器を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 複合ビデオ信号により振幅変調されたビデオ
搬送波と直交する抑圧搬送波のBPSK変調がディジタ
ル信号受信器内で検出され、検出されたBPSKは残余
複合ビデオ信号からBPSKを分離するためのディジタ
ル櫛形フィルタリングに先立ってアナログ−ディジタル
変換器でディジタル化される。アナログ−ディジタル変
換器は、比較的安価なフラッシュ変換器からビット分解
能の増加された数を得るためにシグマ−デルタタイプと
される。従って、最大残余複合ビデオ信号に比較して低
い増幅のBPSKは量子化雑音に埋め込まれない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログテレビ信号に
埋め込まれたディジタル信号を取り出すための受信器に
関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号のフォーマットに適切な
制限を施せば、ディジタル情報を符号化する比較的小さ
な信号(例えば3ないし5IRE)を複合ビデオ信号に
混合し、かつそれらの複合ビデオ信号から再生されるテ
レビ画像に悪影響が出ないようにすることは可能であ
る。米国特許出願「直交位相ビデオ搬送波にディジタル
信号を有するNTSCTV信号の処理装置」(1993
年10月26日出願 08/141 070)において
Jim Yangがこれを行うシステムを述べており、
本明細書でもこれに言及する。米国特許出願No.08
/141 070は、本発明と同様、三星電子株式会社
を譲受人としたもので、雇用の範囲内で行われた発明を
譲渡するという予め決められた雇用契約に基づいて譲渡
は行われた。米国特許出願No.08/141 070
は、ビデオ搬送波と同じ周波数かつ直交位相の関係にあ
る抑圧搬送波の2進位相偏移キーイング(BPSK)変
調を述べたものである。米国特許出願No.08/14
1 070は、櫛形フィルタを用いずに色信号と輝度信
号を分離するTV受信器において色信号にクロストーク
が入るのを避けるため、BPSK信号の帯域をおよそ2
MHzに制限することを提唱している。米国特許出願N
o.08/141 070は、送信データをパーシャル
レスポンスフィルタに通して処理を行うことを望ましい
としており、PSK副搬送波を複合ビデオ信号の輝度部
分から分離するためにディジタル信号受信器でライン櫛
形フィルタリングをを行った後、複数レベルシンボル決
定回路によってデータを取り出すものである。米国特許
出願No.08/141 70はまた、NTSC信号の
連続したフレーム中の連続したペアにおいてBPSKフ
レームを逆相で繰り返すことを提唱している。フレーム
ペアにわたってデータを繰り返すと、NTSCテレビ信
号中に検出される複合ビデオ信号に伴うBPSKが、複
合ビデオ信号から生成されて画面に表示される画像中で
より目立たなくて済む。フレームペアにわたってデータ
を繰り返す手法は、連続したテレビ画像中の静止部分を
表す複合ビデオ信号の輝度信号部分からBPSKを分離
するために、ディジタル信号受信器中でフレーム櫛形フ
ィルタを用いる手法の基礎となっている。
【0003】米国特許出願No.08/141 070
は、複合ビデオ信号をディジタル化するために通常用い
られるフラッシュ変換器を用いると仮定して、検出後B
PSKをディジタル化する際に問題となる点を述べてい
る。BPSKを同期的に検出すると750kHz以上の
複合ビデオ信号の残余がBPSKに伴うが、この残余が
BPSKより大きい場合がある。もしディジタル化がB
PSKの同期的検出の直後に行われた場合、こうした大
きなビデオ信号の残余が、アナログ入力信号に対してフ
ラッシュ変換器が与えるダイナミックレンジのほとんど
を占めてしまい、8ビット程度の分解能力しかないフラ
ッシュ変換器の量子化雑音のため比較的小さなBPSK
信号の分解が悪くなってしまう。12ビットのフラッシ
ュ変換器も製造することができるが、一般市場の電子製
品に使用するには高価すぎる。米国特許出願08/14
1 070は、BPSKに伴う、750kHz以上の複
合ビデオ信号の残余の相対的大きさを抑圧するために、
ディジタル化の前にBPSK信号をアナログライン櫛形
フィルタで処理することを提唱している。それによっ
て、BPSK信号を、フラッシュ変換器のディジタル出
力範囲のうちより大きな範囲で分解しシンボルエラーを
減らすことができる。
【0004】米国特許出願「TV信号内のディジタル信
号のオーバーサンプリングアナログ−ディジタル変換を
行う受信器」(1993年10月26日出願 08/1
41071)において、Thomas Vincent
Bolgerは、ビット分解能の上昇とともにフラッ
シュ変換器の値段も急激に上がるが、2MHzを越えた
帯域幅に対する値段の上昇は比較的穏やかであることを
指摘している。米国特許出願No.08/141 07
0で開示されているシステムにおけるBPSKに対する
2MHzの制限は、最大のシンボルレートで適正にサン
プリングが行われるために4MHzのサンプリングレー
トを要請しているが、このサンプリングレートの16
倍、32倍、あるいは64倍での動作が可能な8ビット
フラッシュ変換器は比較的安価である。そこでBolg
erは、そうした8ビットフラッシュ変換器でより優れ
たビット分解能を実現するためにオーバーサンプリング
変換法を用いることができると指摘している。4MHz
のサンプリングレートの16倍のレートでオーバーサン
プリングを行うと、実効12ビット分解能を実現でき、
被検出BPSKが、フラッシュ変換器のダイナミックレ
ンジの大半を占める併存する複合ビデオ信号に比べて小
さくても、被検出BPSKを量子化雑音の中に埋没させ
ないでディジタル化することができる。
【0005】「シグマ−デルタ」アナログ−ディジタル
変換器として知られるタイプのオーバーサンプリング変
換器が、基本的な単一ビット分解能ADCを用いて複数
ビット分解能を得るためのものとして設計者になじみの
深いものである。基本的な複数ビット分解能アナログ−
ディジタル変換器のビット分解能を向上するためのシグ
マ−デルタ・アナログ−ディジタル変換器が知られてい
る。シグマ−デルタ・アナログ−ディジタル変換器を動
作させると、ディジタル出力信号をディジタル−アナロ
グ変換器にフィードバックしてその出力がさらにアナロ
グ減算器に送られ、その後のオーバーサンプリング手順
において基本的なADCがディジタル化するエラー信号
を生成する。アナログ−ディジタル変換で生じる量子化
雑音は、デジェネラティブフィードバックによって抑圧
される(周波数を上げてローパスディジタルフィルタ処
理によって抑圧される)、ディジタル−アナログ変換中
に生じた量子化雑音は抑圧されない。このため、DAC
の問題をクリアする単一ビット符号化器が、シグマ−デ
ルタ・アナログ−ディジタル変換器では好んで用いられ
てきた。単一ビット符号化器を用いたADCは、毎秒1
メガビット以上のBPSKを受信するディジタル受信器
には不適当である。なぜならビット分解能の要件を満た
すために行われるオーバーサンプリングでは、実用的で
はないサンプリングレートが要求されるからである。米
国特許出願No.08/141 071にあるように、
一般に知られる、複数ビット符号化器を用いるシグマ−
デルタ・アナログ−ディジタル変換器を使おうとして問
題が起きたため、Bolgerはシグマ−デルタ変調以
外のオーバーサンプリング法を追求するようになった。
【0006】Plessey Research Ca
swell Ltd.のT.C.LeslieとB.S
inghは、本出願においても言及する「改善されたシ
グマ−デルタ変調器アーキテクチャア」と題した論文
(1990年IEEE「回路及びシステム90」シンポ
ジウムCH 2868−8900000−0372,p
p. 372−375)の中で、各オーバーサンプリン
グステップ毎に基本的な複数ビット分解能のADC出力
信号の内1ビットだけをアナログ信号に変換してフィー
ドバックするシグマ−デルタ手順を用いることによっ
て、基本的な複数ビット分解能ADCのビット分解能を
向上させることを述べている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、NTSCテ
レビ信号中に埋め込まれた比較的低パワーのBPSKを
検出した後に生じるアナログ−ディジタル変換に伴う問
題を解決するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】複合ビデオ信号によって
振幅変調されたビデオ搬送波と直交する副搬送波のBP
SK変調を検出するディジタル信号受信器を実施例と
し、シグマ−デルタタイプのオーバーサンプリングアナ
ログ−ディジタル変換器を用いてBPSKと残余複合ビ
デオ信号との櫛形フィルタによる分離を行う前に、被検
出BPSKをディジタル化する。
【0009】
【実施例】一般的に言って、簡略化と理解し易さを考慮
して、図では等化遅延を省略した。ビデオ信号処理装置
設計の当業者なら、様々な処理経路において様々な処理
を受けることによって様々な遅延を受けるピクセルやデ
ータを適切にタイミング制御するためにそのような遅延
を設ける必要性を認めるであろう。当業者であれば、そ
のような遅延が必要な箇所、遅延の長さについて理解で
きるであろうが、そのような遅延は以下では記述・議論
されない。論理回路では、好ましくない「論理競合」状
態を克服するため、あるいは論理演算を行う際の潜在的
遅延を補償するためシミング遅延を設けるやり方につい
ては当業者なら理解できるものであり、シミング遅延を
設けるための論理回路設計の詳細については以下では述
べない。さらに、以下の開示においてアナログ−ディジ
タル変換器(ADC)が示されたり述べられたりしてい
る場合、当業者ならそのような変換器の前段にアンチエ
リアシングローパスフィルタを設けた方がよいというこ
と、並びにその設け方について理解できるであろうが、
それについては以下では詳しく述べない。また、以下の
開示においてディジタル−アナログ変換器(DAC)が
示されたり述べられたりしている場合、当業者ならその
ような変換器の後にサンプリングクロック拒絶ローパス
フィルタを設けたほうがよいということ、並びにその設
け方について理解できるであろうが、それについては以
下では詳しく述べない。
【0010】図1はディジタル信号を埋め込んだテレビ
信号を送信するテレビ送信器1を示す。信号源2はオー
ディオ処理回路3に対して一つ以上のアナログオーディ
オ信号を供給し、オーディオ処理回路3は、オーディオ
搬送波の周波数を変調するオーディオ搬送波送信器4に
対して変調信号を供給する。オーディオ処理回路3は音
声と画像を同期させるため、必要な遅延を含むものであ
る。慣例に従って、オーディオ処理回路3はさらに、ア
ナログオーディオ信号用のプレエンファシス回路網を含
み、オーディオ搬送波送信器4に対して供給される変調
信号に含めるための立体音響及び2次オーディオプログ
ラム副搬送波を生成する装置を備えていてもよい。送信
器4からは周波数変調(FM)オーディオ搬送波がマル
チプレクサ5に供給され、同相VSB AM画像搬送波
及び直交位相VSB BPSKデータ搬送波と周波数多
重化するのが典型的である。無線放送のテレビ送信器1
においては、このマルチプレクサ5はアンテナ結合回路
網の形をとるのが典型的であり、結果として得られる周
波数多重化した信号が送信アンテナ6から送信される。
ケーブル放送システムの発信局に用いるテレビ送信器
は、無線放送に使う送信アンテナ6を備えていない。所
与のチャンネルから送られる周波数変調された信号が他
のチャンネルから送られる周波数変調された信号でさら
に周波数変調され、結果の信号がリニア増幅器によって
ケーブル放送のトランクケーブルに供給されるため、マ
ルチプレクサ5は異なった形態をとる。
【0011】図1では、送信器8に供給される変調信号
のベースを成すアナログ複合信号を信号源7が供給す
る。送信器8はVSB AM画像搬送波をマルチプレク
サ5に供給し、画像搬送波はそこで周波数変調(FM)
音声搬送波による周波数変調を受ける。垂直同期パル
ス、水平同期パルス、及び信号源7から供給されるアナ
ログ複合ビデオ信号のカラーバーストステーション同期
信号発生器9によって供給される対応の信号に同期す
る。複合ビデオ信号の信号源7とステーション同期発生
器9との間の制御接続10がこの同期に用いられる手段
を表している。信号源7が複合ビデオ信号を発生する遠
方の発生器である場合、例えば町のスタジオであるとか
地方のテレビ局とネットワークを結んでいる別のテレビ
局であるとかの場合、制御接続10はステーション同期
発生器9とのゲンロック接続であってもよい。信号源7
が地方のカメラである場合、そのカメラは制御接続10
を通じてステーション同期発生器9から同期情報を受け
取ってもよい。ビデオテープ録画装置やテレシネ装置に
対する同期を含めたこうした同期方法は、当業者ならな
じみのあるものである。典型的には、時分割マルチプレ
クサ11が、垂直同期パルス、水平同期パルス、等化パ
ルス、カラーバースト及びペデスタル(「ポーチ」と呼
ばれることがよくある)を含む同期ブロック情報を、当
所の同期ブロック情報に代えて、画像搬送波送信器8に
対する変調信号として加えられる複合ビデオ信号に挿入
するために用いる。
【0012】図1のテレビ送信器1は、VSB AM送
信器12がさらに設けられ、NTSC複合ビデオ信号の
VSB AMビデオ搬送波と直交する残留側波帯2進位
相偏移キーイング(VSB BPSK)抑圧搬送波を発
生する点で従来の送信器と異なっている。このVSB
AM送信器12は、搬送波及びBPSK変調信号の双方
に対してバランスが取れた平衡変調器を含むことも可能
であり、さらには、VSB AM送信器8から同相ビデ
オ搬送波を受け取り直交位相ビデオ搬送波を平衡変調器
に供給する90゜位相偏移回路網をさらに備えることが
可能である。送信器12からのVSB BPSK信号
は、送信器8からのNTSC複合ビデオ信号で振幅変調
されるVSB AMビデオ搬送波と同様、マルチプレク
サ5に供給され、そこで周波数変調(FM)した音声搬
送波で周波数変調される。信号源13は、フレームリピ
ータ15に加えられるシリアルビットストリームにエラ
ー補正符号を追加挿入するためのエラー補正符号化器1
4に対し、ディジタル信号をシリアルビットの形で供給
する。フレームリピータ15は、その入力信号として受
け取ったデータの各フレームを出力信号として2度供給
する。フレームリピータからの出力信号は、パーシャル
レスポンスフィルタ16に供給され、パーシャルレスポ
ンスフィルタ16は、複合ビデオ信号を抑圧するためデ
ィジタル信号受信器で行われるライン櫛形フィルタリン
グの後も残るような形にデータを変える。パーシャルレ
スポンスフィルタ16からのディジタル反応はディジタ
ル−アナログ変換器(DAC)17に送られ、アナログ
キーイング信号に変換される。DAC17は、高周波数
プレエンファシスと偏移整形フィルタ18に、ディジタ
ルのゼロに対応して所定のプラスの値を取り、ディジタ
ルの1に対応して所定の負の値を取るキーイング記号を
供給する。アナログ変調信号の所定の負レベルは、アナ
ログ変調信号の所定のプラスのレベルと同じ絶対値を持
つ。フィルタ18は、同期的にVSB BPSKを検出
する際の検出効率の損失を補うが、その損失は単側波帯
伝送であることに起因する。フィルタ18の応答は、送
信器12の平衡変調器へ供給されたキーイング記号であ
る。平衡変調器が変調される直交位相ビデオ搬送波を受
け取る。NTSC複合ビデオ信号による振幅変調を受け
るVSB AMビデオ搬送波をマルチプレクサ5へ供給
する送信器8は、操作される送信器12からの直交位相
VSB BPSK抑圧搬送波に干渉するかもしれない付
随位相変調を回避するために慎重に設計されている。P
SKのための直交位相VSB AM搬送波は抑圧される
ので、VSB PSKとVSB AM搬送波が組合せさ
れた信号の位相合せは、同相VSB AMビデオ搬送波
のそれと違わない。図1では送信器8そして12は互い
に分離しているように描かれているが、実際には同じ上
側波帯フィルタと最終増幅段とを送信器8そして12が
共有することができる。
【0013】図2は、16がパーシャルレスポンスフィ
ルタ16が取りうる一つの形160を示す。シリアルビ
ット形のディジタル入力信号が入力端子161を経由し
て2入力排他的論理和(XOR)ゲート162の最初の
入力に加えられ、排他的論理和ゲートからの出力は出力
端子163に接続しそこにパーシャルレスポンスフィル
タ160の応答を供給する。XORゲート162の2番
目の入力は、マルチプレクサ165がディジタル遅延線
164の書込み入力接続に加えた出力信号への遅延応答
をディジタル遅延線164の読み出し出力接続から受け
取る。ディジタル遅延線164は、読み出し後上書きモ
ードで動作し周期的にアドレス指定が行われるライン格
納メモリとすることができ、テレビの一つの水平方向走
査線の期間に等しい「1H」遅延を提供する。マルチプ
レクサ165へ制御信号として供給される最終行復号化
結果が1である時、すなわちデータフレームの最終のデ
ータ行がパーシャルレスポンスフィルタ160に供給さ
れていると示されている時を除いて、マルチプレクサ1
65は出力端子163に現れたパーシャルレスポンスフ
ィルタ160の応答を選択して、ディジタル遅延線16
4の書込み入力接続に加える。
【0014】マルチプレクサ165への制御信号として
供給された最終行復号化結果が1である時、つまり最終
のデータ行がパーシャルレスポンスフィルタ160に供
給されていることが示されている時、マルチプレクサ1
65はディジタル遅延線164の書込み入力接続にモジ
ュロ−2データフレームカウントを加える。そのように
加えられたモジュロ−2データフレームカウントが1つ
のペアのフレームの最終フレームの最終行においてゼロ
の時は、ゼロの行がディジタル遅延線164に書込ま
れ、次の1つのペアのフレームの最初のデータ行の間
に、データが変化なしにパーシャルレスポンスフィルタ
160を通るようにする。しかしマルチプレクサ165
が選択しディジタル遅延線164の書込み入力接続に加
えるモジュロ2データフレームカウントが最初の1つの
ペアのデータフレームの最終行において1の場合、ゼロ
の行がディジタル遅延線164に書込まれ、1つのペア
のデータフレームの最終フレームの最初のデータ行の間
に、データはパーシャルレスポンスフィルタ160を通
過することによって1の補数化される。これによって1
つのペアのデータフレームの最終行のその他のデータ行
が、そのペアのデータフレームの前に来る最初の行の対
応するデータ行の1の補数化される。
【0015】パーシャルレスポンスフィルタ160によ
るディジタルフィルタリングは、出力端子163に現れ
るディジタル応答のゼロと1をキーイング信号の+1と
−1の振幅に変換することによって生成されるアナログ
信号におけるDC項を抑圧する、これは例えばBPSK
信号の生成をコントロールする。このディジタルフィル
タリングは、水平走査線周波数fH の半分の奇数倍の周
波数において、応答のピークを示し、水平走査線周波数
H の倍数においてゼロ応答を示す。このディジタルフ
ィルタリングによって、データに対応するPSK信号
が、輝度信号の櫛形周波数スペクトルを反転させた櫛形
周波数スペクトルを持つようになり、そのスペクトル
は、水平走査線周波数fH の半分の奇数倍でゼロ応答を
示し、水平走査線周波数fH の倍数で応答のピークを示
す。パーシャルレスポンスフィルタ160はPSKのス
ペクトルを整形し、それが単一1H遅延線と減算器を含
んだ2タップハイパスライン櫛形フィルタを通るように
する。そのようなハイパスライン櫛形フィルタは、垂直
に整列したピクセル間で補正がよく行われた輝度信号を
抑圧し、PSKのためのジャミング信号としてそれを変
形するディジタル信号受信器の中に設置することができ
る。
【0016】図3は、パーシャルレスポンスフィルタ1
6が取りうる別の形166を示し、パーシャルレスポン
スフィルタ160と同じ要素162ー165を含んだ最
終段フィルタ部分を含むものである。パーシャルレスポ
ンスフィルタ166はさらに、その最終段フィルタ部分
と同様の第1段フィルタ部分を更に含む。入力端子16
1により、この第1段フィルタ部分には2入力排他的論
理和ゲート167があり、ゲート167は、入力端子1
61に接続される第1の入力と、図2のパーシャルレス
ポンスフィルタ160の場合のように入力端子161に
接続されるのではなく、XORゲート162の最初の入
力に接続される出力とを持っている。XORゲート16
7の2番目の入力は、マルチプレクサ169によってデ
ィジタル遅延線168の書込み入力接続に加えられる出
力信号への遅延応答を、ディジタル遅延線168の読み
出し出力接続から受け取る。ディジタル遅延線168
は、ディジタル遅延線164と同様、テレビの水平方向
走査線のひとつの期間に等しい「1H」遅延を提供す
る。マルチプレクサ169への制御信号として供給され
る最終行復号化結果が時1である時、つまりデータフレ
ームの最終データ行がパーシャルレスポンスフィルタ1
66に供給されていると示される時を除いては、マルチ
プレクサ169はXORゲート167の応答を選択して
ディジタル遅延線168の書込み入力接続に加える。
【0017】マルチプレクサ169への制御信号として
供給された最終行復号化結果が1である時、つまり最終
データ行がパーシャルレスポンスフィルタ166に供給
されていることがを示される時、マルチプレクサ169
はディジタル遅延線164の書込み入力接続にワイヤー
ドゼロを加える。これによって、各々のデータフレーム
の最終行の間にディジタル遅延線164に1行のゼロが
書き込まれる。このゼロ行は次のデータフレームの最初
の行の間にXORゲート167に供給され、データの最
初の行はXORゲート167によってXORゲート16
2に送られ、図2のパーシャルレスポンスフィルタ16
0で述べたように選択的に1の補数化が行われる。
【0018】パーシャルレスポンスフィルタ160に比
べて、パーシャルレスポンスフィルタ166の櫛形応答
はより鋭い鋸歯状であると同時に、水平走査線周波数f
H の半分の奇数倍でゼロ応答を示し、水平走査線周波数
H の倍数で応答のピークを示す。ディジタル信号受信
器で3タップハイパスライン櫛形フィルタは、PSK信
号を平坦な周波数スペクトルに戻し輝度信号を変形して
PSKのジャミング信号とするために使用することがで
きる。
【0019】図4は、位相偏移キーイング信号が生成さ
れる元となるディジタルデータのディジタルフィルタリ
ングのために使用する図1のテレビ送信器の部分の構成
の詳細を示す。エラー補正符号化器14は、レートバッ
ファ20へシリアルビット形でディジタル信号を供給す
る。なるべくなら、符号化器14は、変更リード・ソロ
モン符号を生成するタイプのものとし、そしてレートバ
ッファ20はインタリーバを兼用する。レートバッファ
20のインタリーバとしての動作は、列方向のデータの
走査の最初の順番を、VSB AMビデオ送信器8によ
って送られる複合ビデオ信号のそれぞれの水平方向走査
線と同時にVSB BPSKデータ送信器12によって
最終的に送られるデータ行に対して横断するように配置
する。これは、水平方向走査線に対して横断する列にマ
ッピングされたデータではなく水平方向走査線に沿った
列にマッピングされたデータに基づいて動作する変更リ
ード・ソロモン符号の場合と比べて、水平方向コヒーレ
ンスを持ちがちな複合ビデオ信号のインパルスノイズや
中帯域周波数による変更リード・ソロモン符号のジャム
ビットが少ないようにするためである。いずれにしろ、
レートバッファ20は、フレーム格納メモリ21に対し
て規則的な時間間隔に基づいてビットを供給し、交互の
データフレーム中においてのみ書き込むメモリである。
データフレームは、525行のシンボルのブロックによ
って定義され、データ行走査レートの倍数の走査レート
で生じる。そのデータ行走査レートはアナログ複合ビデ
オ信号の水平方向走査線レートと同じである。BPSK
シンボルはビットであるが、変更リードソロモンビット
が適用されるシンボルは通例2N ビットデータである
(Nは3、4あるいは5のような小さな正の整数)。変
更リード・ソロモン符号各々のビット長は525以下
(例えば256あるいは512)になるよう選択され、
インパルスノイズがその長さに沿って一度より多く変更
リード・ソロモン符号を混乱させないようにする。
【0020】複合ビデオ信号のデータ行と水平方向走査
線の相対位相合せは、各々のデータ行が複合ビデオ信号
のそれぞれの水平方向走査線と時間的に同時に起こるよ
うに行われる。データフレームは、信号源7によって供
給されたアナログ複合ビデオ信号のフレームと同じレー
トで発生する、しかし、この明細書の後で述べる理由の
ために、複合ビデオ信号の9個の水平方向走査線分、デ
ータフレームをビデオ信号フレームから遅れさせると都
合がよい。フレーム格納メモリ21は、最初のデータフ
レームが書き込まれた後読み出され、2番目のデータフ
レームが書き込まれた後に再読み出しされ、データフレ
ームの連続した組のそれぞれのフレームの間に、パーシ
ャルレスポンスフィルタ16への入力信号として供給さ
れる出力信号を生成する。レートバッファ20そしてフ
レーム格納メモリ21の書込みおよび読み出しは、フレ
ーム格納パッキング制御回路22によってコントロール
される。
【0021】一定の垂直帰線消去間隔(VBI)走査線
の間の複合ビデオ信号へのゴーストキャンセル参照信号
の挿入をコントロールするため8フレームサイクルをカ
ウントする送信器1のフレームカウンタは、データフレ
ームの各々の連続したペアのそれぞれのフレームの間に
おいてフレーム格納メモリ21の読み出しそして読み出
し後上書き動作のタイミングを制御するモジュロ2デー
タフレームカウンタ23を一つの段として含んでいる。
パッキング制御回路22はさらに、データ行カウンタ2
4からのデータ行カウント信号を受け取り、そしてシン
ボルカウンタ25からシンボルカウント信号を受け取
る。パッキング制御回路22はデータ行カウント信号を
行アドレス指定として、そしてシンボルカウント信号を
行内読み出しアドレス指定として、フレーム格納メモリ
21に加える。データ行カウントとシンボルカウントに
よって、パッキング制御回路22が図4のフレーム格納
メモリ21に加える完全アドレス指定ADが構成され
る。さらに、回路22は、フレームメモリ21のための
書込みイネーブル信号WE、書込みの間にフレーム格納
メモリ21に供給される完全なアドレス指定ADと同期
してレートバッファ20に供給される読み出しアドレス
指定RAD、そしてレートバッファ20のためのアドレ
ス指定WADを生成する。ディジタルデータが選択的に
送られる時、回路22はさらにフレーム格納メモリ21
のために読み出しイネーブル信号を生成する。
【0022】具体的には、動作モードは次の通りであ
る。データフレームカウントビットがフレームカウンタ
23からパッキング制御回路22まで供給され、モジュ
ロ2データフレームカウントビットがゼロである時に限
ってフレーム格納メモリ21の書込みイネーブル信号を
生成するために使用される。パッキング制御回路22
は、モジュロ2データフレームカウントビットがゼロで
ある時に読み出し後上書きモードで作動するようにフレ
ーム格納メモリ21に条件を与える読み出しイネーブル
信号と書込みイネーブル信号を供給する。モジュロ2デ
ータフレームカウントビットが1の時、パッキング制御
回路22は読み出しイネーブル信号だけを供給する。
【0023】最終行復号化器27はデータ行カウンタ2
4からデータ行カウント信号を供給されて、パーシャル
レスポンスフィルタ16のマルチプレクサ165に対し
て、そしてマルチプレクサ169がフィルタ16におい
て使用されるならばそれに対しても制御信号を生成す
る。最終行復号化器27は、データフレーム最終行を示
すもの以外のデータ行カウントの全ての値に対して、最
終行復号化結果としてゼロ出力信号を供給する。そのゼ
ロ出力信号が、フィルタ16のマルチプレクサ165
(そしてもし使用されるならばマルチプレクサ169
も)を調整してフィルタ16による通例のパーシャルレ
スポンスフィルタリングが実行されるようにする。デー
タ行カウントがデータフレームの最終行を示す場合、最
終行復号化器27は、フィルタ16のマルチプレクサ1
65(そしてもし使用されるならばマルチプレクサ16
9も)に1の応答を送り、次のデータフレーム用のフィ
ルタ16の初期状態を1−H遅延線164に(そしても
し使用されるならば遅延線168に)ロードする。モジ
ュロ2データフレームカウンタ23は、モジュロ−2デ
ータフレームカウントを別の入力信号としてマルチプレ
クサ165へ供給し、その入力信号は、最終行復号化器
27が制御信号としてマルチプレクサ165に1を供給
する時、1ーH遅延線164の入力接続に選択される。
【0024】図4は、シンボルカウンタ25に加えて、
電圧制御発振器(VCO)31、ゼロ交差検出器32、
255カウント復号化器33そして自動周波数位相制御
(AFPC)検出器34を含むシンボルクロッキング回
路30を示す。シンボルカウンタ25は、8個の2進カ
ウント段を含む。ゼロ交差検出器32(正確に言えば平
均軸交差検出器と名付けたほうがよいかもしれない)
は、発振器30の正弦波振動が所定の方向でそれらの平
均軸と交差した時、パルスを生成する。ゼロ交差検出器
は、VCO31の正弦波の変動に対応する矩形波を生成
するリミッタアンプ、これら矩形波の変動に対応したパ
ルスを生成する微分器、タイミング調整の目的のために
フレーム格納パッキング制御回路22に供給する一つの
極性のパルスを分離するクリッパを通例含んでいる。さ
らに、これらのパルスはシンボルカウンタ25に供給さ
れ、各々の連続したラインでカウントされ、パッキング
制御回路22に供給されたシンボルカウント信号を生成
する。255カウント復号化器33は、シンボルカウン
トが255に達するとそれを復号化し、パルスを生成す
る。最大カウントは2の整数乗であるのでシンボルカウ
ントが単に算術的0に戻るのに任せるのではなく、ゼロ
交差検出器によってカウンタ25に供給される次のパル
スに対してカウンタ25をリセットするために、255
カウント復号化器33からの各々のパルスを使用するこ
とができ、これによってシンボルカウントが算術的0に
戻る。255カウント復号化器33は、AFPC検出器
34へパルスを供給し、VCO31に供給されるAFP
C電圧を生じさせるための水平方向同期パルスHと比較
させる。これは、VCO31の変動周波数が水平方向走
査線周波数の255倍、つまり4027972Hzにな
るよう調節する負帰還ループを完成する。
【0025】モジュロ2データフレームカウンタ23お
よびデータ行カウンタ24によるカウント動作と、アナ
ログ複合ビデオ信号のフレームを同期させる1つの方法
を考える。この明細書で述べているシステムのためのデ
ィジタル信号受信器では、アナログ複合ビデオ信号の各
々のフレームのライン9の先頭でデータフレームカウン
トを再生成するカウンタを、そのようなフレームの最初
のフィールドの後縁エッジの直後と同期させることが望
ましい。そのような場合、ディジタル信号受信器中でデ
ータ行カウントを生成するカウンタは、アナログ複合ビ
デオ信号の各々のフレームのライン9の始めに、所定の
カウント値にリセットされる。図4において示された送
信器の部分において、モジュロ2データフレームカウン
タ23およびデータ行カウンタ24によるカウンタ動作
を同期させると、所望の受信器特性を得ることができ
る。
【0026】255カウント復号化器33の出力信号
は、2入力ANDゲート36への最初の入力信号として
供給される。ステーション同期発生器9は後縁エッジ検
出器36に垂直同期パルスVを供給し、検出器36は、
複合ビデオ信号のライン9の終結時にパルスを供給し、
複合ビデオ信号出力信号のライン271の中間で出力信
号は第2の信号としてANDゲート35に供給される。
ANDゲート35の応答は、複合ビデオ信号のライン9
の終結時のデータフレームエンドパルスから成る。これ
らのデータフレームエンドパルスの各々はモジュロ2デ
ータフレームカウンタ23へのトリガパルスとして加え
られ、データフレームカウント信号を進めると共に、デ
ータ行カウントを所定の初期値にリセットするためにデ
ータ行カウンタ24に加えられる。実際には、255カ
ウント復号化器33は省略してもよく、シンボルカウン
タ25の最終2進カウント段からのキャリーパルスは復
号化器33出力信号の代わりにAFPC検出器34およ
びANDゲート35に供給されてもよい。
【0027】図1ー4を参照して上述した送信装置は、
米国特許出願No.08/141070で述べられてい
るものと同じある。図5ー8を参照して以下に述べられ
るディジタル信号受信器が本発明の実施例である。図5
は、アンテナ42のような手段からディジタル信号を埋
めたテレビ信号を受け、埋め込まれたディジタル信号を
抽出するためのディジタル信号受信器37を示す。チュ
ーナ43は、第1の検出器によって検出するテレビチャ
ンネルを選択し、第1の検出器は、選択されたテレビ信
号を1揃えの中間周波数と周波数の像に変換するため
の、通常スーパーヘテロダイン型式の同調可能なダウン
コンバータである。中間周波数(IF)フィルタ44
は、ビデオ中間周波数を選択し中間周波数(IF)アン
プ45に入力し、周波数の像を拒絶する。現在の慣例に
したがって、表面音響波(SAW)フィルタをビデオI
Fフィルタ44として用い、モノリシック集積回路(I
C)中に、中間同調なしに、ビデオIFアンプ45を複
数段アンプとして設けるために使用することができる。
ビデオIFアンプ45は、増幅されたビデオIF信号を
同相同期式ビデオ検出器46および直交位相同期ビデオ
検出器47に供給する。45.75MHzの公称周波数
で振動する発振器48は、位相偏移なしに同相同期式ビ
デオ検出器46にその変動を供給し、直交位相同期ビデ
オ検出器47には偏移回路網49によって提供された9
0゜遅延位相偏移と共に供給する。発振器48には、直
交位相同期ビデオ検出器47の出力信号に応答する自動
周波数・偏移制御(AFPC)が備えられている。同期
ビデオ検出器46および47は、ビデオIFアンプ45
および発振器48のIC中の部分とともに通例含まれ
る。ビデオ検出器46および47の各々は、高位の搬送
波型式または真の同期型式である。同相同期ビデオ検出
器46によって取り出された同相修正複合ビデオ信号
が、同相修正複合ビデオ信号からそれぞれ水平・垂直同
期パルスを取り出す水平同期分離器50および垂直同期
分離器51に供給される。
【0028】ビデオIFフィルタ44がおよそ3.5M
Hzの帯域幅しか持たず45.25MHzに中心を持つ
ことが望ましいという点を除けば、ここまでのところで
考慮したディジタル信号受信器37の特長は、テレビ受
信器設計の当業者ならなじみのものである。このビデオ
IFフィルタ44は、直交位相ビデオ検出器47の後段
に色とインチャンネル音拒絶を設ける必要性なしに、色
拒絶とインチャンネル音拒絶を提供する。(ディジタル
信号受信器37がテレビ受信器とともに構成される場
合、直交位相ビデオ検出器47の後のフィルタリングに
よって色とインチャンネル音の拒絶が提供されるよう
に、ビデオIFフィルタ44を拡張してもよい。)直交
位相ビデオ検出器47の帯域幅は、BPSK応答の
「尾」の上位の周波数を弱めないために、シンボルレー
トより幾分広くとる必要がある。直交位相ビデオ検出器
47は、NTSC複合ビデオ信号の内750kHz以上
の周波数の部分だけを伴ったキーイング信号を検出す
る。
【0029】実際にはディジタル受信器37は、ゴース
ト抑圧回路を通常含むが、その回路は図5においては他
の部分と分けて明確に示されているわけではないもの
の、1993年8月20日に出願された米国特許出願N
o.08/108 311で詳細に述べられているのと
同じ型のものであってよい。同相および直交位相ビデオ
検出器46および47の各々は、同期検出器それ自体の
後に、他のビデオ検出器に含まれる同期検出器それ自体
の後に用いられるのと同様のゴーストキャンセルフィル
タおよび等化フィルタをそれぞれ持っている。2つのゴ
ーストキャンセルフィルタの調節可能なパラメータは、
コンピュータで行われる計算に従って平行的に調節さ
れ、さらに、2つの等化フィルタの調節可能なパラメー
タもコンピュータで行われる更なる計算に基づいて平行
的に調節される。送信時に4.1MHzまで周波数が拡
大し、ディジタル信号受信器では限られたIF帯域幅の
ために2.5MHzほどしか拡大しないゴーストキャン
セル参照(GCR)信号は、同相同期式ビデオ検出器4
6によって検出されるビデオ信号の選択された垂直帰線
消去間隔(VBI)走査線から抽出される。GCR信号
は、ディジタル化され、ゴーストキャンセルフィルタお
よび等化フィルタの調節可能なパラメータを計算するコ
ンピュータへの入力信号として供給される。それとは別
のやり方として、またはそれに追加して、直交位相ビデ
オ検出器47応答の直流または低周波部分を感知し、ゴ
ーストキャンセルフィルタの調節可能なパラメータの計
算の基礎として使用することもできる。
【0030】図5のディジタル信号受信器37において
は、シンボル当たりサンプルカウント信号が、電圧制御
発振器105から受け取る正弦波の変動に対応してゼロ
交差検出器104が生成するパルスをカウントするシン
ボル当たりサンプルカウンタ103によって生成され
る。シンボルカウント信号は、シンボル当たりサンプル
カウンタ103からのオーバフローキャリーをカウント
するシンボルカウンタ52によって生成される。復号化
器55は255に達するシンボルカウントを復号化し、
ゼロ交差検出器104によってカウンタ103に供給さ
れる次のパルスの際にカウンター103および52をリ
セットするパルスを生成し、シンボル当たりサンプルカ
ウントとシンボルカウントの両方を算術的0に戻す。復
号化器55によって生成されたパルスは、水平同期分離
器によって分離され、シンボル間隔の分数に相当する
間、制御遅延線57によって調整可能に遅延された水平
同期パルスと比較されるためにAFPC56に供給され
る。比較の結果はAFPC56内でローパスフィルタリ
ングされ、VCO105に加える自動周波数・位相制御
(AFPC)電圧信号が生成される。これらの手法によ
って、ラインロックされたVCO105の発振周波数が
水平方向走査線周波数fH つまり64 447545H
zの16 X 256 = 4096倍となるように、
コントロールする。制御発振器を述べる際に使用される
用語「ラインロックされた」とは、その発振周波数が1
5,734.264Hzの走査線周波数と一定の割合を
保っていることを示す。これは発振周波数を適正な率で
割った値と水平同期パルスを比較するAFPC回路によ
って通例行われる。
【0031】キーイング信号、およびそれに付随して直
交位相ビデオ検出器47によって検出されるNTSC複
合ビデオ信号の750kHz以上の周波数を持つ部分は
整合フィルタ58へ供給される。整合フィルタはキーイ
ング信号に応答するが、それに伴なう複合ビデオ信号の
内750kHz周波数成分の選択された部分にしか応答
しない。整合フィルタ58は、送信器のフィルタ18の
偏移整形を行う部分のロールオフに一致するピーク応答
を提供し、シンボル間干渉が減少するようPSK帯域幅
を十分に拡大する。さらに、整合フィルタ58は、0.
75から1.25MHzの周波数範囲ではVSB BP
SKが一段と単側波帯になり、1.25MHz以上の周
波数範囲では事実上単側波帯であることに起因する直交
位相ビデオ検出器47の検出効率のロールオフを補うた
めのピーク応答を提供することもできる。しかしなが
ら、異なったテレビ送信器の残留側波帯フィルタが互い
に差異を示すので、直交位相ビデオ検出器47の検出効
率のロールオフを補うためのピーク応答は、変動を整形
することに加えて適切なピーク応答を提供するように偏
移整形フィルタ18を修正することによって、各々のテ
レビ送信器1で行われる。この送信器1における追加ピ
ーキングあるいは2進キーイング信号のプレエンファシ
スは、輝度信号とともに送られる0.75MHz以上の
BPSK高周波成分を増大させる。
【0032】整合フィルタ58からの応答は、入力信号
としてアナログ−ディジタル変換器( ADC) 106へ
加えられる。直交位相ビデオ検出器47は750kHz
未満の複合ビデオ信号周波数をほとんど取り出さず、B
PSK符号はゼロ周波数成分を持つように行われる。7
50kHz以上の周波数では多くのエネルギーを使わず
にテレビ画像を伝送する際は、直交位相同期ビデオ検出
器47の応答のBPSK部分は、ひとつの極性から他の
極性へと交替を示す。従ってADC106は、正極性あ
るいは負極性のアナログ信号をディジタル化する機能を
持つ型のものであり、本発明によればADC106は、
シグマ−デルタ変換器である。
【0033】さらに詳しく述べれば、ADC106は、
T.C.LeslieとB.Singhの論文「改良シ
グマ−デルタ変調器のアーキテクチュア」(1990年
IEEE回路およびシステムシンポジウムシンポジウ
ム、90 CH2868−8900000−0372、
pp372−375)で述べられているような、単一ビ
ットフィードバックを持つ複数ビットシグマ−デルタ変
換器であることが望ましい。8ビット分解能フラッシュ
変換器(妥当な金額で販売されている)は、第2オーダ
ーフィードバックループでエラー信号をサンプリング
し、単一ビットフィードバックはディジタル−アナログ
変換エラーを最小にするために使用される。第2オーダ
ーシグマ−デルタフィードバックループは、無条件に安
定である。16:1のオーバーサンプリング率の場合、
水平方向走査線レートfH の256倍のシンボルレート
の16倍のレートでエラー信号をサンプリングするが、
発振器105の発振が所定の方向でゼロ軸を横切るのに
対応して、パルスがゼロ交差検出器104からライン1
07を通じて受けとられるたびにサンプリングを行う。
フラッシュ変換器のディジタル出力は変換器106内の
FIRローパスフィルタへ供給されて、このフィルタの
ディジタル応答はサブサンプラーによって16:1サブ
サンプル化されるが、パルスがシンボル当たりサンプル
カウンタ103のキャリーオーバフローからライン10
8上で受け取られるたびにサンプリングは行われる。こ
のデシメーションは、後段のディジタル櫛形フィルタの
遅延部分に要求される格納可能量を減少させる。シンボ
ルレートでのサブサンプル化は、最適な位相合せを伴な
えば、複合ビデオ信号の部分の内シンボルレートで変化
するがシンボルレートでのサンプリングに対しては直交
位相である部分に対する応答を抑圧する同期シンボル検
出の形である。
【0034】単一ビットADC109は、ゼロ交差検出
器104によってライン108に供給されたパルスに対
応して、水平方向走査線レートfH の256倍のシンボ
ルレートの16倍でサンプリングを行い、整合フィルタ
58応答の極性を表わす符号ビットを供給するため整合
フィルタ58応答に応答する。その符号ビットおよびビ
ットラッチ110で1サンプル分遅延されたその符号ビ
ットが、排他的論理和ゲート111へのそれぞれの入力
として供給される。XORゲート111は整合フィルタ
58の応答を検出し、パルス位相弁別器67へこの検出
結果を供給する。パルス位相弁別器67は、整合フィル
タ58の応答のゼロ交差が、制御発振器105の発振の
ゼロ交差に対する適切な位相合わせからずれるのを選択
的に検出する。ずれはXORゲート111によって検出
され、ゼロ交差はゼロ交差検出器104によって検出さ
れる。パルス位相弁別器67は、これら選択的に検出さ
れたずれをサンプルアンドホールドしてローパスフィル
タ処理し、それによって、AFPC56に加える水平同
期パルスHに対して制御遅延線57が提供する遅延の調
節のための制御信号を生成する。パルス位相弁別器67
によるこの選択的検出は、垂直帰線消去間隔中、複合ビ
デオ信号への直交位相ビデオ検出器47の応答の値がゼ
ロであると予想される部分で行わうことができる。第2
オーダーシグマ−デルタエラー信号ディジタル化の間
の、ADC107のフラッシュ変換器によるオーバーサ
ンプリングの位相合せは、シンボル間の干渉が最小にな
るように調節される。
【0035】ラインロックされた発振器の位相合せの調
節のための手法は、JungーWan Ko(本発明者
の同僚)によって開発された型と同じものである。制御
遅延線57から供給される調整可能な遅延水平同期パル
スHに対する、制御発振器105の発振周波数の位相合
せをコントロールするAFPCループは、位相調整の間
にADC106のクロッキングが「グリッチ」または顕
著な周期性の短縮を示すことを回避するフィルタ機能を
提供する。細かい位相調整がADC106クロッキング
自体で行われるならば、そのようなグリッチは時々生じ
る。垂直同期分離器51は、分離された垂直同期パルス
Vへの「損失の多い」統合的応答を閾値検出器68へ供
給し、閾値検出器68の閾値電圧は、垂直同期パルスが
5.5走査線以上かつ6.5走査線以下にわたって統合
される時のみ閾値を越えるように選択される。入力信号
がその閾値電圧を越えた時のみ1であり他の場合はゼロ
である閾値検出器68の出力信号が、2入力ANDゲー
ト69の第1の入力信号として供給される。各々のデー
タ行のシンボルカウントの最終的な値に対して(水平方
向走査線の終りに)1を生成し、他の場合はゼロを生成
する復号化器55は、その出力信号を第2の入力信号と
してANDゲート69に供給する。ANDゲート69は
複合ビデオ信号フレームの最初のフィールドの始めに発
生する垂直パルスの後縁エッジに応答し、これらのエッ
ジの各々に対応してそれぞれのデータフレームエンドパ
ルスを提供するが、フレームのそれぞれの最初と最後の
フィールドの間に発生する垂直パルスの後縁エッジには
対応しない。
【0036】ANDゲート69の応答のデータフレーム
エンドパルスはカウント入力(CI)信号としてモジュ
ロ2データフレームカウンタ70に供給され、再生成デ
ータフレームカウント信号を進めるが、データフレーム
カウントは、送信器でのデータフレームカウント信号か
ら走査線1本分オフセットされる。米国特許出願No.
08/ 108,311に述べられているように、テレビ
送信器1とディジタルデータ受信器37におけるデータ
フレームカウントの同期を行うには、4フレームサイク
ルの19番目の走査線におけるバースト位相合せとベッ
セルチャープ位相合せの所定の順列において生じるゴー
ストキャンセル参照(GCR)信号への参照によるのが最
良である。モジュロ2データフレームカウントを生成す
る単一2進段カウンタ70は、モジュロ2N データフレ
ームカウントを生成する複数2進段カウンタにおけるひ
とつの段である場合が多い。Nは2以上の正の整数であ
る。複数2進段カウンタは、ゴーストキャンセル参照(
GCR) 信号の格納のタイミング調節のために使用され
る。
【0037】さらに、ANDゲート69の応答における
データフレームエンドパルスはリセット(R)信号とし
てデータ行カウンタ71へ加えられ、その出力信号とし
て再生成されたデータ行カウントをリセットして算術的
0に戻す。その時データ行カウントは524でなければ
ならない。データ行カウンタ71は、水平同期分離器5
0から供給された水平同期パルスHをカウントするよう
に接続されている。データ行カウントは、ビデオ検出器
46および47の中に含まれた等化フィルタおよびゴー
ストキャンセルフィルタの調整可能なフィルタパラメー
タを計算するコンピュータのためにデータを獲得する回
路(図5では明確に示されてはいない)の中にGCR信
号を含んでいるVBI走査線の選択をコントロールする
ために使用される。
【0038】ハイパスフレーム櫛形フィルタ72は、入
力信号としてADC106のディジタル応答を受け取
る。ハイパスフレーム櫛形フィルタ72は、ディジタル
減算器73および入力端子に加えられた信号サンプルに
対応して1フレーム走査遅れて出力端子にその信号サン
プルを供給するディジタルフレーム格納器74を含む。
ディジタルのフレーム格納器74は、読み出し後上書き
モードで動作するラムとして構成すれば具合がよい。こ
のラムは、ラインアドレス指定(LAD)としてカウン
タ71からデータ行カウントを受け取り、シンボルアド
レス指定(SAD)としてカウンタ52からシンボルカ
ウントを受け取る。減算器73は、ADC106から被
減数入力信号として現在のフレームに対するディジタル
化されたキーイング信号のサンプルを受け取り、減数入
力信号としてフレーム格納器74から前のフレームに対
するディジタル化されたキーイング信号の対応するサン
プルを受け取る。減算器73からの差分信号は、ハイパ
スフレーム櫛形フィルタ72の応答であるが、そこから
フレーム対フレームの相互関係を示す残余輝度成分が除
かれる。
【0039】ハイパスライン櫛形フィルタ120は入力
信号としてこの応答を受け取る。ハイパスライン櫛形フ
ィルタ120は、図1の送信器1におけるパーシャルレ
スポンスフィルタ16として使用される図2のパーシャ
ルレスポンスフィルタ160用の整合フィルタである。
ハイパスライン櫛形フィルタ120は、検出されるキー
イング信号に伴うがラインごとに変化を示さない複合ビ
デオ信号の部分を抑圧する。フィルタ120の具体的な
構造は図9および10を参照してこの明細書の後の方で
述べる。
【0040】ADC106への入力信号として供給され
るアナログ信号の一部は、キーイング信号の2進符号を
表わす。従って、ハイパスフレーム櫛形フィルタ72に
入力信号として供給されたディジタル信号もそれと同様
である。ハイパスライン櫛形フィルタ120に入力信号
として供給されたハイパスフレーム櫛形フィルタ72か
らのディジタル応答は、有効なデータフレームである交
互のデータフレームのキーイング信号の2進符号を依然
として表わすものである。それらデータフレームにおい
ては、減算器73が、対応するディジタルサンプルが同
等の振幅および反対の極性を持つ2つのデータフレーム
を差分的に組合せる。無効データフレームである介在デ
ータフレームにおいては、ハイパスライン櫛形フィルタ
120に入力信号として供給されたハイパスフレーム櫛
形フィルタ72のディジタル応答は、その性質上3値を
取る。なぜならそれらのデータフレームにおいては、減
算器73は、対応するディジタルサンプルが同等の振幅
および反対の極性を持つこともあれば、同等の振幅およ
び同じ(プラスもしくはマイナスの)極性を持つことも
ある2つのデータフレームを差分的に組み合わせるから
である。これら無効の交互データフレームの間は、ハイ
パスライン櫛形フィルタ120からのディジタル応答は
5レベルの性質を持つが、無効のデータフレームに基づ
くシンボル決定は無関係である。有効な交互データフレ
ームの間は、ハイパスライン櫛形フィルタ120に入力
信号として供給されるディジタル信号はキーイング信号
の2進符号を表わし、従ってハイパスライン櫛形フィル
タ120からのディジタル応答はキーイング信号の3値
符号を表わす。
【0041】入力信号としてハイパスライン櫛形フィル
タ120のディジタル応答を受け取るシンボル決定回路
75は、従ってそれぞれ−1と0と+1を中心にした3
個の比較器範囲を持つ。シンボル決定回路75は、ハイ
パスライン櫛形フィルタ120からの出力信号に対する
修正ディジタル応答を生成する絶対値回路751を含
む。絶対値回路751の修正ディジタル応答はキーイン
グ信号の2進符号を表わし、閾値検出器752に供給さ
れる。
【0042】閾値検出器752は、キーイング信号の2
進符号に関してシンボル決定を行うための、ディジタル
通信技術で良く知られているタイプのシンボル決定回路
である。閾値検出器752は、絶対値回路751からシ
ンボルストリームを受け取って、シンボルがゼロらしい
か1らしいかを決定する。閾値検出器752は閾値検出
器として作動するようにされたディジタル比較器を典型
的に含んでおり、ディジタル閾値を越えたかどうかに基
づいてシンボルが1らしいかゼロらしいかを決定するた
めに、閾値検出結果を用いる。閾値検出器752は、な
るべくなら閾値検出用のディジタル閾値がシンボルの強
弱に対応して自動的に調節される型であることが望まし
い。そのようなケースでは、閾値検出器752は、絶対
値回路751によって供給されたシンボルストリームの
平均ピークレベルあるいはその平均レベル、あるいはそ
の両方を検出する関連回路を備えている。検出される各
々のレベルから閾値検出用の閾値を確定するために比較
器へ供給されるディジタル値を計算するための関連回路
がある。シンボル決定閾値を決定するための検出手続
は、なるべく垂直帰線消去間隔の間に選択的に実行す
る。その間隔中は、複合ビデオ信号が直交位相ビデオ検
出器47によって検出される信号にエネルギーをほとん
どを寄与しない。
【0043】シンボル決定回路75からのシンボルスト
リームは、レートバッファ77に入力信号として供給さ
れ、レートバッファは、交互のフレームの内キーイング
信号はキャンセルされないがフレームごとに変化しない
輝度信号部分はキャンセルされるフレームだけから、入
力サンプルを受け入れるようデータフレームカウントに
よって条件付けられている。ディジタルサンプルはサン
プルレートでレートバッファに供給され、シンボルレー
トの半分でレートバッファから出力され、エラー補正符
号化器78に加えられる。符号化器78はシンボル決定
回路75による決定結果をシリアルビットディジタル入
力データとして受け取り、その中のエラーを補正して修
正シリアルビットディジタルデータを供給する。修正デ
ィジタルシリアルビットデータはディジタル信号受信器
37の出力データであり、信号源13がテレビ送信器1
に供給すように図1で示されているシリアルビットディ
ジタルデータに対応していなければならない。
【0044】水平方向走査線に沿ったデータの列ではな
く、水平ラインを横切るデータの列で動作する変更リー
ドソロモン符号を使用した送信器1で使用されるように
設計されたディジタル信号受信器37の好ましい実施例
においては、レートバッファ77は、エラー補正復号化
器78に対するデインタリーバとして動作する。レート
バッファ77に対する書込みアドレス生成器は、図6に
示されない。読み出しアドレス生成器は、データ行カウ
ントを供給するデータ行カウンタ71とシンボルカウン
トを供給するシンボルカウンタ52を含み、レートバッ
ファ77内のラムにおける行および列アドレス指定を行
う。
【0045】図6は、図5のディジタル信号受信器37
を改良し、さらに図2に示されたパーシャルレスポンス
フィルタ160を用いて送信器1と共に使用されるよう
に設計されたディジタル信号受信器38を示す。ディジ
タル信号受信器37に比較した場合、ディジタル信号受
信器38において互いにカスケード接続されたハイパス
フレーム櫛形フィルタ72およびハイパスライン櫛形フ
ィルタ120の順番が逆転している。
【0046】図7は、図5のディジタル信号受信器37
を改良し、図3に示されるパーシャルレスポンスフィル
タ166を用いて送信器1と共に使用されるよう設計さ
れたディジタル信号受信器39を示す。このディジタル
信号受信器39において、ハイパスライン櫛形フィルタ
120の後に別のハイパスライン櫛形フィルタ130が
続く。ハイパスライン櫛形フィルタ120および130
のこのカスケード接続は、1−H、2−Hの遅延間隔で
タップされフィルタ応答を出させるために(−0.2
5):0.5:(−0.25) の率で重み付けされた重
み付き加重ネットワークへ入力信号を供給するディジタ
ル遅延線を使用するのと同じことである。
【0047】送信器のパーシャルレスポンスフィルタが
図3において示すものに相当するタイプ166であれ
ば、そしてディジタル信号受信器が図7で示されるもの
あるいは相当するタイプの3走査線ハイパスライン櫛形
フィルタを含むものであれば、有効データフレームの間
のハイパスフレーム櫛形フィルタ72のディジタル応答
は、PSK信号を表すということに関しては3値という
より、本質的に5レベルである。従って、図7において
は、−1、0および+1をそれぞれ中心とした3つの比
較器範囲を持つ図5あるいは6のシンボル決定回路75
が、−2、−1、0、+1および+2を中心とした5つ
の比較器範囲を持つシンボル決定回路76と置き換って
いる。シンボル決定回路76は絶対値回路761を含む
が、これはハイパスフレーム櫛形フィルタ72の出力信
号に対して修正ディジタル応答を生成する。絶対値回路
761の修正ディジタル応答はキーイング信号の2進符
号を表すのではなく、直流電圧ペデスタルに重畳された
キーイング信号の3値符号を表す。だから、この修正デ
ィジタル応答は、2重閾値検出器762に供給される。
2重閾値閾値検出器762は、絶対値回路761からシ
ンボルストリームを受け取って、シンボルがゼロらしい
か、1らしいか、あるいは2らしいかを決める。2はゼ
ロと同一視される。2重閾値閾値検出器762は2つの
ディジタル比較器を典型的に含んでいるガ、それぞれが
単一閾値検出器として作動するようになっている。片方
のディジタル閾値はもう片方の2倍である。閾値検出結
果に依存してシンボルの特定を行う簡易論理回路が結果
として得られる。もしどちらの閾値も越えないならば、
論理回路はシンボルがおそらくはゼロだと示す。低いデ
ィジタル閾値だけを越えるならば、論理回路はシンボル
がおそらくは1だと示す。高低両方のディジタル閾値を
越えれば、論理回路はシンボルがおそらくは2だと示
し、それはゼロと同一視される。2重閾値閾値検出器7
62は、閾値検出のための閾値の決定を行う比較器に供
給されるディジタル値がシンボル強弱に対応して自動的
に調節される型であることが望ましい。そのようなケー
スでは、2重閾値検出器762は、絶対値回路761に
よって供給されるシンボルストリームの平均レベルある
いはその平均ピークレベルあるいはその両方を検出する
ための関連回路を備えている。検出された各々のレベル
から、閾値検出のためのそれぞれの閾値が確立できるよ
うディジタル比較器へ供給するディジタル値を計算する
回路がある。シンボル決定閾値を決定するための検出手
続は、なるべく垂直帰線消去間隔の間に選択的に実行す
る。その間隔中なら複合ビデオ信号が直交位相ビデオ検
出器47によって検出される信号にエネルギーをほとん
ど寄付しない。
【0048】図8は、図7のディジタル信号受信器39
を改良し、図3に示されたパーシャルレスポンスフィル
タ166を用いて送信器1と共に使用するよう設計され
たディジタル信号受信器40を示す。ディジタル信号受
信器40においては、ハイパスフレーム櫛形フィルタ7
2がハイパスライン櫛形フィルタ120および130の
カスケード接続の後に置かれるディジタル信号受信器3
9と違って、前に置かれる。ハイパスフレーム櫛形フィ
ルタ72がハイパスライン櫛形フィルタ120よりは後
だがハイパスライン櫛形フィルタ130よりは前に置か
れる構成も本発明のもう一つの実施例である。
【0049】図5および6のディジタル信号受信器37
および38のシンボル決定回路75、および図7および
8のディジタル信号受信器39および40のシンボル決
定回路76は、データ通信技術者が「ハード決定」フォ
ワードエラー補正と呼ぶものを実行するため、復号化器
78へ2値入力信号を供給するための「ハード」決定を
それぞれ行う。もちろん、その代わりに、シンボル決定
回路75および76を、データ通信技術者が「ソフト決
定」フォワードエラー補正と呼ぶものを実行するため、
適正な復号化器の中に複数レベルを持つ入力信号を供給
する回路で置き換えることもできる。
【0050】図9は、ハイパス櫛形フィルタ120がと
ることができるひとつの形121を詳細に示す。フィル
タ121の入力端子122は、その出力接続をフィルタ
121の出力端子124に接続される差動増幅器123
の非反転入力接続に接続する。差分入力増幅器123の
反転入力接続は、アナログ遅延線125の出力接続か
ら、マルチプレクサ126からの出力信号に対する遅延
応答を受け取る。マルチプレクサ126の出力信号は、
遅延線125の入力接続に加えられる。アナログ遅延線
125は、一つの水平方向走査線の継続時間に等しい遅
延を提供する。そのような「1ーH」遅延線は、もし性
質上アナログであれば、電荷結合素子(CCD)シフト
レジスタとして構成されることが多い。そして差分入力
増幅器123は、CCDシフトレジスタの電荷感知出力
段に含まれ、CCDシフトレジスタおよび電荷注入入力
回路と共にモノリシック集積回路(IC)の形に構成さ
れていることが多い。マルチプレクサ126は、伝送ゲ
ートとして動作する電解効果トランジスタを使用して、
同じICの中に構成すると都合がよい。
【0051】マルチプレクサ126は復号化器61から
制御信号を受け取るが、復号化器61は、データ行カウ
ンタ71からのデータ行カウントがデータフレームのデ
ータの最終行に対応した値に達したとき1で応答し、デ
ータ行カウントの全ての他の値へはゼロで応答する。復
号化器61の出力信号が1であるのに対応して、マルチ
プレクサ126は、その出力応答としてアナログ0を選
択する。復号化器61の出力信号がゼロであるのに対応
して、マルチプレクサ126は、入力端子122に供給
された被検出BPSK信号を選択し1−H遅延線125
の入力接続に加える。
【0052】図10はハイパスライン櫛形フィルタ12
0が取りうる別の形127を詳細に示す。これは図9に
示された形の変形であるが、要素125および126を
含まないものである。マルチプレクサ128の出力接続
は、図10の差分入力増幅器123の反転入力接続に接
続する。マルチプレクサ128は復号化器62から制御
信号を受け取るが、復号化器62は、データ行カウンタ
71からデータ行カウントがデータフレームのデータの
最初の行に対応した値にリセットされると1で応答し、
データ行カウントの全ての他の値へはゼロで応答する。
復号化器62の出力信号が1であるのに対応して、マル
チプレクサ128は、その出力応答としてアナログ0を
選択する。復号化器61の出力信号がゼロであるのに対
応して、マルチプレクサ128は、1−Hアナログ遅延
線129から出力信号を選択し、差分入力増幅器123
の非反転入力接続へ加える。1−Hアナログ遅延線12
9の出力信号は、フィルタ120の入力端子122に供
給された信号への遅延応答であり、その遅延はひとつの
水平方向走査線の継続時間に等しい。図11は、ハイパ
スライン櫛形フィルタ120および130のカスケード
接続がとることができるひとつの形を詳細に示す。ハイ
パスライン櫛形フィルタ121は、図9のものと同じあ
り、図11のハイパスライン櫛形フィルタ131は、ハ
イパスライン櫛形フィルタ121の要素122−126
に相当し各々のフィルタの境界の内側で同様に接続され
ている要素132−136を持っている。
【0053】図12は、ハイパスライン櫛形フィルタ1
20および130のカスケード接続がとることができる
別の形を詳細に示す。ハイパスライン櫛形フィルタ12
7は、図10のものと同じあり、図12のハイパスライ
ン櫛形フィルタ137は、ハイパスライン櫛形フィルタ
127の要素128および129に相当し各々のフィル
タの境界の内側で同様に接続される要素138および1
39を持つ。
【0054】図13は、エラー補正符号化器14から供
給された変更リード・ソロモン符号に対してインタリー
バとして使用される時、図4に示されたレートバッファ
20がとることができる形を示す。データフレームペア
カウンタ80はカウント入力(CI)としてデータフレ
ームカウンタ23から供給されるキャリーアウト(C
I)信号を受け取る。データフレームペアカウンタ80
は、エラー補正符号に対してインタリーバとして動作す
る2つのデータフレーム格納ランダムアクセスメモリ8
1および82における交互の書込みおよび読み出し動作
をコントロールする。ラム81および82には、交互の
フレームペア間隔の間に、PSKレートの半分でアドレ
スエラー補正符号化器14から書込みが行われ、書込み
に際しては列および列当たりシンボルによってアドレス
指定を行う。ラム81および82の各々は、書込みが行
われるフレームペア間隔に続く各々のフレームペア間隔
においてPSKレートでフレーム格納メモリ21に読ま
れ、アドレス走査は行および行当たりシンボルによって
行う。ここで述べた行当たりシンボルの「シンボル」と
は、PSKシンボルまたはビットであり、符号化の観点
から考慮された変更リード・ソロモン符号に関連した2
N ビットシンボルではない。
【0055】読み出しアドレス指定として、アドレスマ
ルチプレクサ83は、データ行カウンタ24からデータ
行カウントを、シンボル(行当たりシンボル)カウンタ
25から行当たりシンボルカウントを受け取る。書込み
アドレス指定として、アドレスマルチプレクサ83は、
データ行カウンタ84からデータ行カウントを、列当た
りシンボルカウンタ85から列当たりシンボルカウント
を受け取る。ゼロ交差検出器はトリガードフリップフロ
ップ86へPSKレートでトリガーパルスを供給する
が、フリップフロップ86は、PSKレートの半分での
その出力信号の交替変動をカウント入力(CI)とし
て、列当たりシンボルカウンタ85へ供給する分周器と
して機能する。復号化器87は列当たりシンボルカウン
トが最大カウント(列当たりシンボルカウントがゼロか
らスタートしたと仮定すると525)に達すると復号化
し、データ行カウンタ84に対してカウント入力(C
I)信号として1を供給する。復号化器87の出力信号
は2入力OR回路88の第1の入力信号として供給され
るが、OR回路88は、復号化器87からの1に応答し
て列当たりシンボルカウンタ85へのリセット(R)信
号として1を供給し、列当たりシンボルカウントをその
初期値にリセットする。
【0056】OR回路88への第2の入力信号およびデ
ータ列カウンタ84へのリセット(R)信号は、3入力
ANDゲート89からの出力応答によって供給される
が、その出力応答が1の時は列当たりシンボルカウント
とデータ列カウントをそれぞれの初期値にリセットす
る。データフレームの最終行に達したことがデータ行カ
ウントによって示された時のみ、復号化器260はAN
Dゲート89の第1の入力に論理1を供給する。その他
の場合、復号化器260はANDゲート89への出力信
号として論理ゼロを供給する。( パーシャルレスポンス
フィルタ160が送信器1で使用される場合、復号化器
260は図4の復号化器27であってもよく、そうする
ことで、復号化器27はデータフレームの最終行に達し
たことがデータ行カウントによって示された時のみ論理
1を供給するような設計となる。) データ行最終シンボ
ル復号化器33の出力信号およびデータフレームカウン
タ23からのモジュロ2データフレームカウントは、A
NDゲート88の3つの入力信号の他の2つとして加え
られる。ラム(RAM)81および82の内選択された
1つがデータ行ごとにフレーム格納メモリ21に読み込
まれる偶数フレームが来る直前で、奇数フレームで最終
データ行の最終シンボルに達する時のみ、ANDゲート
88の出力応答は1である。
【0057】データフレームペアカウンタ80からのモ
ジュロ2データフレームペアカウントが1になると、ア
ドレスマルチプレクサ83はラム81に対して読み出し
アドレス指定を選択し、ラム82に対して書込みアドレ
ス指定を選択する。データフレームペアカウンタ80か
らのモジュロ2データフレームペアカウントが1である
と、ラム81をデータ行ごとにフレーム格納メモリ21
へ読み出すことができ、そのカウントの1の補数がゼロ
であると、ラム82に対してデータ列ごとにエラー補正
符号化器14から書込みを行うことができる。
【0058】データフレームペアカウンタ80からのモ
ジュロ2データフレームペアカウントがゼロであると、
アドレスマルチプレクサ83は、ラム82への読み出し
アドレス指定を選択し、ラム81への書込みアドレス指
定を選択することができる。データフレームペアカウン
タ80からのモジュロ2データフレームペアカウントが
ゼロであると、ラム82をフレーム格納メモリ21にデ
ータ行ごとに読み出すことが可能となり、そのカウント
の1の補数が1であると、ラム81に対してデータ列ご
とにエラー補正符号化器14から書込みを行うことがで
きる。
【0059】図14は、図5ー8に示されたレートバッ
ファ77がシンボル決定回路75あるいは76から供給
される変更リード・ソロモン符号に対するデインタリー
バとして使用される場合にとりうる形を示す。データフ
レームペアカウンタ90は、カウント入力(CI)信号
としてデータフレームカウンタ70から供給されるキャ
リーアウト(CO)信号を受け取る。データフレームペ
アカウンタ90は、エラー補正符号に対するデインタリ
ーバとして動作する2個のデータフレーム格納ランダム
アクセスメモリ91および92に対する交互の書込みお
よび読み出しをコントロールする。ラム91および92
は交互の偶数フレームの間のみ書込みが行われ、ラム9
1および92に書き込まれるデータはシンボル決定回路
75あるいは76からPSKレートで供給され、アドレ
ス走査は行ごと、そして行当たりシンボルごとに行われ
る。ここで言う行当たりシンボルの「シンボル」とは、
PSKシンボルまたはビットであり、符号化の観点から
考慮された変更リード・ソロモン符号と関連した2N
ットシンボルではない。ラム91および92の各々は交
互のフレームペア間隔の間にPSKレートの半分でフレ
ーム格納メモリ21に読み出され、アドレス走査は列ご
と、そして列当たりシンボルごとに行う。
【0060】書込みアドレス指定として、アドレスマル
チプレクサ93は、データ行カウンタ71からデータ行
カウントを、シンボル(行当たりシンボル)カウンタ5
2からシンボル行カウントを受け取る。読み出しアドレ
ス指定として、アドレスマルチプレクサ93は、データ
列カウンタ94からデータ行カウントを、列当たりシン
ボルカウンタ95から列当たりシンボルカウントを受け
取る。ゼロ交差検出器104はトリガーパルスをPSK
レートでトリガードフリップフロップ96に供給する。
フリップフロップ96は、PSKレートの半分でのその
出力信号の交替変動を、カウント入力(CI)として、
列当たりシンボルカウンタ95に供給するための分周器
として機能する。復号化器97は列当たりシンボルカウ
ントが最大カウント(列当たりシンボルカウントがゼロ
からスタートしたと仮定すると525)に達すると復号
化し、データ行カウンタ94に対してカウント入力(C
I)信号として1を供給する。復号化器97の出力信号
は2入力OR回路98の第1の入力信号として供給され
るが、OR回路98は、復号化器97からの1に応答し
て列当たりシンボルカウンタ95へのリセット(R)信
号として1を供給し、列当たりシンボルカウントをその
初期値にリセットする。
【0061】OR回路98への第2の入力信号およびデ
ータ列カウンタ94へのリセット(R)信号は、3入力
ANDゲート99からの出力応答によって供給される
が、その出力応答が1の時は列当たりシンボルカウント
とデータ列カウントをそれぞれの初期値にリセットす
る。データフレームの最終行に達したことがデータ行カ
ウントによって示された時のみ、復号化器61はAND
ゲート99の第1の入力に論理1を供給する。その他の
場合、復号化器61はANDゲート99への出力信号と
して論理ゼロを供給する。データ行最終シンボル復号化
器55の出力信号およびデータフレームカウンタ70か
らのモジュロ2データフレームカウントは、ANDゲー
ト98の3つの入力信号の他の2つとして加えられる。
ラム91および92の内選択された1つにシンボル決定
回路75または76からデータ行ごとに書込みが行われ
る偶数フレームが来る直前で、奇数フレームで最終デー
タ行の最終シンボルに達する時のみ、ANDゲート98
の出力応答は1である。
【0062】データフレームペアカウンタ90からのモ
ジュロ2データフレームペアカウントが1になると、ア
ドレスマルチプレクサ93はラム91に対してアドレス
指定を選択し、ラム92に対して書込みアドレス指定を
選択する。データフレームペアカウンタ90からのデー
タフレームペアカウントが1であると、ラム91をデー
タ列ごとにエラー補正復号化器78へ読み出すことがで
きる。2入力ANDゲート101は、カウンター70お
よび90からのデータフレームカウントおよびデータフ
レームペアカウントの1の補数がゼロとなるのに対応し
て、ラム92に対して書込みイネーブル(WE)信号と
して1を選択的に供給する。このWE信号によって、ラ
ム92に対してシンボル決定回路75あるいは76から
データ行ごとに書込みを行うことができる。
【0063】データフレームペアカウンタ90からのモ
ジュロ2データフレームペアカウントがゼロであると、
アドレスマルチプレクサ93は、ラム92への読み出し
アドレス指定を選択し、ラム91への書込みアドレス指
定を選択することができる。データフレームペアカウン
タ90からのデータフレームペアカウントがゼロである
と、ラム92をデータ列ごとにエラー補正復号化器78
に読み出すことが可能となる。2入力ANDゲート10
2は、データフレームカウントの1の補数がゼロになり
カウンター90からのデータフレームペアカウントが1
となるのに対応して、ラム91に対して書込みイネーブ
ル(WE)信号として1を選択的に供給する。このWE
信号によって、ラム91に対してシンボル決定回路75
あるいは76からデータ行ごとに書込みを行うことがで
きる。
【0064】ディジタル信号受信器37ー40において
行われるレートバッファリングは、ペアになったフレー
ムをフレーム櫛形フィルタリングした際に生じる非有効
信号のフレームが交互に捨てられる時に生じるギャップ
を満たすためのものであるが、フレーム櫛形フィルタリ
ングの後に行うこともできるが、シンボル決定回路の前
でなければならない。しかしながら、レートバッファリ
ングはなるべくシンボル決定後で行うのがよい、なぜな
らその時はフレーム格納メモリの深さは多数のビットで
はなく1ビットで済むからである。エラー補正復号化の
前に、デインタリーブと同時にレートバッファリングを
行うことが望ましい。レートバッファリングのためにフ
レーム格納メモリーを別に設ける必要性がなくなるから
である。レートバッファリングがデインタリーブとは別
に行われる場合、シフトレジスタ(読み出し/書込みポ
ートを介してアクセスされるラム部分から一度に一行ず
つ平行してロードできるシリアル段を持つ)から供給を
受ける読取専用ポートを有する2重ポートラムである場
合、レートバッファリングはフレーム格納メモリを1つ
だけ用いて行うことができる。
【0065】図15は、LeslieとSinghによ
って述べられている、一般型のシングルループシグマ−
デルタ変換器200を示す。この変換器は図5ー8の各
ディジタル信号受信器の何れにおいても使用することが
できる。シグマ−デルタ変換器200は、基本的な変換
器として、8ビット分解能のフラッシュ変換器201を
用いて構成されている。フラッシュ変換器201のディ
ジタル出力信号の最上位ビット(すなわち符号ビット)
のワイヤードテイキング202が備えられており、この
ビットはディジタルフィードバック信号としてビットラ
ッチ203に加えられる。ビットラッチ203の内容
は、ディジタル−アナログ変換器204によって正また
は負のアナログ電圧レベルに変換され、アナログフィー
ドバック信号を生成する。アナログ減算器205は、シ
グマ−デルタ変換器200の入力端子206に供給され
サンプリングスイッチ(あるいはサンプラー)207に
よって減算器205にサンプリング入力される入力信号
からこのアナログフィードバック信号を減じる。減算器
205からの差分出力信号はアナログエラー信号であ
る。アナログ加算器208は、それ自身の和出力信号
(サンプルアンドホールド回路209によってサンプル
時間分だけ遅延される)をアナログエラー信号に加え、
アナログ加算器208から和出力信号を生成する。アナ
ログ加算器208からの和出力信号はアナログエラー信
号の時間に対する1回積分であり、この積分応答がフラ
ッシュ変換器201によってディジタル化される。ディ
ジタル−アナログ変換器204、アナログ減算器20
5、サンプラー207、アナログ加算器208およびサ
ンプルアンドホールド回路209は、コンデンサ切換回
路中に構成すれば有利である。
【0066】単一ビットフィードバックの使用によって
生成されたエラーは、LeslieとSinghによっ
て提案されているようなやり方で補償される。フラッシ
ュ変換器201のディジタル出力信号の最上位ビット
(すなわち符号ビット)のワイヤードテーキング202
には、より下位のビット位置を通したワイヤードゼロ拡
張213が伴い、被減数入力信号としてフラッシュ変換
器201の完全な8ビットディジタル出力信号を受け取
るディジタル減算器214に対する8ビット減数を生成
する。減算器214からの差分出力信号は8ビットラッ
チの並列バッテリー215においてサンプル時間分遅ら
せられ、ディジタル加算器218に加えられ、ローパス
格納フィルタ219に供給される9ビット和信号を生成
する。蓄積フィルタ219の応答は、サブサンプラー2
20によってシンボルレートでサブサンプル化され、シ
グマ−デルタ変換器200の出力端子221へ入力され
る。
【0067】図16は、LeslieとSinghによ
って述べられている、一般型の2重ループシグマ−デル
タ変換器300を示す。この変換器は図5ー8の各ディ
ジタル信号受信器の何れにおいても使用することがで
き、基本的な変換器として、8ビット分解能のフラッシ
ュ変換器301を含んでいる。フラッシュ変換器301
のディジタル出力信号の最上位ビット(すなわち符号ビ
ット)のワイヤードテイキング302が備えられてお
り、このビットはディジタルフィードバック信号として
ビットラッチ303に加えられる。ビットラッチ303
の内容は、ディジタル−アナログ変換器304によって
正または負のアナログ電圧レベルに変換され、アナログ
フィードバック信号を生成する。アナログ減算器305
は、シグマ−デルタ変換器300の入力端子306に供
給されサンプリングスイッチ(あるいはサンプラー)3
07によって減算器305にサンプリング入力される入
力信号からこのアナログフィードバック信号を減じる。
減算器305からの差分出力信号はアナログエラー信号
である。アナログ加算器308は、それ自身の和出力信
号(サンプルアンドホールド回路309によってサンプ
ル時間分だけ遅延される)をアナログエラー信号に加
え、アナログ加算器308から和出力信号を生成する。
アナログ加算器308からの和出力信号はアナログエラ
ー信号の時間に対する1回積分であり、この1回積分応
答が、減数信号としてアナログフィードバック信号を受
け取るアナログ減算器310に、被減数信号として供給
される。アナログ加算器311は、それ自身の和出力信
号(サンプルアンドホールド回路312によってサンプ
ル時間分だけ遅延される)を積分アナログエラー信号に
加え、アナログ加算器311から和出力信号を生成す
る。アナログ加算器311からの和出力信号はアナログ
エラー信号の時間に対する2回積分であり、この2回積
分応答がフラッシュ変換器301によってディジタル化
される。ディジタル−アナログ変換器304、アナログ
減算器305および310、サンプラー307、アナロ
グ加算器308および311、およびサンプルアンドホ
ールド回路309および312は、コンデンサ切換回路
中に構成すれば有利である。
【0068】単一ビットフィードバックの使用によって
生成されたエラーは、LeslieとSinghによっ
て提案されているようなやり方で補償される。フラッシ
ュ変換器301のディジタル出力信号の最上位ビット
(すなわち符号ビット)のワイヤードテーキング302
には、より下位のビット位置を通したワイヤードゼロ拡
張313が伴い、被減数入力信号としてフラッシュ変換
器301の完全な8ビットディジタル出力信号を受け取
るディジタル減算器314に対する8ビット減数を生成
する。減算器314からの差分出力信号は8ビットラッ
チの並列バッテリー315においてサンプル時間分遅ら
せられ、8ビットラッチの並列バッテリー316におい
てさらにサンプル時間分遅らせられる。フラッシュ変換
器301のディジタル出力信号、8ビットラッチの並列
バッテリー315の内容(ワイヤード単一ビット位置シ
フト317によって2倍にされる)、および8ビットラ
ッチの並列バッテリー316の内容はディジタル加算器
318によって互いに加えられ、ローパス蓄積フィルタ
319に供給される10ビット和信号を生成する。格納
フィルタ319の応答は、サブサンプラ320によって
シンボルレートでサブサンプル化されシグマ−デルタ変
換器300の出力端子321へ入力される。
【0069】本発明者が現在好ましいとする本発明の実
施例を述べたが,通信システム、送信器および受信器の
設計技術の当業者なら、上に述べた開示事項に基づけ
ば、本発明の別の実施例を多数設計することができるで
あろう。このことは明細書に伴う特許請求の範囲を解釈
する際に念頭に置かれなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】米国特許出願No.08/141 070に述
べられている、ディジタル信号を埋め込んだテレビ信号
を送信するテレビ送信器の概略図である。
【図2】米国特許出願No.08/141 070に述
べられているように、図1の送信器に用いることができ
るパーシャルレスポンスフィルタの概略図である。
【図3】米国特許出願No.08/141 070に述
べられているように、図1の送信器に用いることができ
る別のパーシャルレスポンスフィルタの概略図である。
【図4】抑圧直交位相ビデオ搬送波を変調する位相偏移
変調信号を生成する元となるディジタルデータをディジ
タルフィルタにかける図1のテレビ送信器の一部を詳し
く示す概略図である。
【図5】ディジタル信号を埋め込んだテレビ信号を受信
し埋め込まれたディジタル信号を取り出す、本発明の実
施例となるディジタル信号受信器の概略図である。
【図6】ディジタル信号を埋め込んだテレビ信号を受信
し埋め込まれたディジタル信号を取り出す、本発明の実
施例となるディジタル信号受信器の概略図である。
【図7】ディジタル信号を埋め込んだテレビ信号を受信
し埋め込まれたディジタル信号を取り出す、本発明の実
施例となるディジタル信号受信器の概略図である。
【図8】ディジタル信号を埋め込んだテレビ信号を受信
し埋め込まれたディジタル信号を取り出す、本発明の実
施例となるディジタル信号受信器の概略図である。
【図9】本発明のディジタル信号受信器において使用さ
れるハイパス櫛形フィルタがとることができる一つの形
を詳細に示す図である。
【図10】本発明のディジタル信号受信器において使用
されるハイパス櫛形フィルタがとることができるもう一
つの形を詳細に示す図である。
【図11】本発明のディジタル信号受信器において使用
されるハイパス櫛形フィルタのカスケード接続がとりう
る一つの形を詳細に示す図である。
【図12】本発明のディジタル信号受信器において使用
されるハイパス櫛形フィルタのカスケード接続がとりう
る一つの形を詳細に示す図である。
【図13】米国特許出願No.08/141 070に
述べられているように、図1のテレビ送信器の内図4に
示す部分で用いることができ、インタリーバとして動作
するレートバッファの概略図である。
【図14】図5ー8のいずれのディジタル信号受信器に
おいても用いることができ,デインタリーバとして動作
するレートバッファの概略図である。
【図15】図15は、本発明に従って、図5ー8のいず
れのディジタル信号受信器においても用いることができ
るシングルループシグマ−デルタ変換器の概略図であ
る。
【図16】本発明に従って、図5ー8のいずれのディジ
タル信号受信器においても用いることができるデュアル
ループシグマ−デルタ変換器の概略図である。
【符号の説明】
1 テレビ送信器 2 信号源 3 オーディオ処理回路 4 オーディオ搬送波送信器 5 マルチプレクサ 6 送信アンテナ 7 信号源 8 送信器 9 ステーション同期発生器 10 制御接続 11 時分割マルチプレクサ 12 VSB AM送信器 13 信号源 14 エラー補正符号化器 15 フレームリピータ 16 パーシャルレスポンスフィルタ 17 DAC 18 偏移整形フィルタ 20 レートバッファ 21 フレーム格納メモリ 22 フレーム格納パッキング制御回路 23 モジュロ2データフレームカウンタ 24 データ行カウンタ 25 シンボルカウンタ 30 シンボルクロッキング回路 31 電圧制御発振器(VCO) 32 ゼロ交差検出器 33 255カウント復号化器 34 自動周波数位相制御(AFPC)検出器 35 ANDゲート 36 2入力ANDゲート 37 ディジタル信号受信器 38 ディジタル信号受信器 39 ディジタル信号受信器 40 ディジタル信号受信器 42 アンテナ 43 チュータ 44 ビデオ中間周波数(IF)フィルタ 45 中間周波数(IF)アンプ 46 同相同期ビデオ検出器 47 直交同期ビデオ検出器 48 発振器 49 偏移回路網 50 水平同期分離器 51 垂直同期分離器 52 シンボルカウンタ 55 復号化器 56 AFPC 57 制御遅延線 58 整合フィルタ 61 復化号器 67 パルス位相弁別器 68 閾値検出器 69 2入力ANDゲート 70 モジュロ2データフレームカウンタ 71 データ行カウンタ 72 ハイパスフレーム櫛形フィルタ 73 ディジタル減算器 74 フレーム格納器 75 シンボル決定回路 76 シンボル決定回路 77 レートバッファ 78 エラー補正符号化器 80 データフレームペアカウンタ 81 データフレーム格納ランダムアクセスメモリ 82 データフレーム格納ランダムアクセスメモリ 83 アドレスマルチプレクサ 84 データ行カウンタ 85 列当たりシンボルカウンタ 86 トリガードフリップフロップ 87 復号化器 88 2入力OR回路 89 3入力ANDゲート 90 データフレームペアカウンタ 91 データフレーム格納ランダムアクセスメモリ 92 データフレーム格納ランダムアクセスメモリ 93 アドレスマルチプレクサ 94 データ列カウンタ 95 列当たりシンボルカウンタ 96 トリガードフリップフロップ 97 復号化器 98 2入力OR回路 99 3入力ANDゲート 101 2入力ANDゲート 103 サンプル当たりシンボルカウンタ 104 ゼロ交差検出器 105 電圧制御発振器 106 ADC 107 ライン 108 ライン 109 単一ビットADC 110 ビットラッチ 111 排他的論理和ゲート 120 ハイパスライン櫛形フィルタ 123 差分入力増幅器 124 出力端子 125 アナログ遅延線 126 マルチプレクサ 127 ハイパスライン櫛形フィルタ 128 マルチプレクサ 129 1−Hアナログ遅延線 130 ハイパスライン櫛形フィルタ 131 ハイパスライン櫛形フィルタ 137 ハイパスライン櫛形フィルタ 160 パーシャルレスポンスフィルタ 161 入力端子 162 2入力排他的論理和(XOR)ゲート 163 出力端子 164 ディジタル遅延線 165 マルチプレクサ 166 パーシャルレスポンスフィルタ 167 2入力排他的論理和ゲート 168 ディジタル遅延線 169 マルチプレクサ 200 シングルループシグマ−デルタ変換器 201 フラッシュ変換器 202 ワイヤードテイキング 203 ビットラッチ 204 DAC 205 アナログ減算器 206 入力端子 207 サンプリングスイッチ 208 アナログ加算器 209 サンプルアンドホールド回路 213 ワイヤードゼロ拡張 214 ディジタル減算器 215 並列バッテリー 218 ディジタル加算器 219 ローパス格納フィルタ 271 ライン 300 2重ループシグマ−デルタ変換器 301 フラッシュ変換器 302 ワイヤードテイキング 303 ビットラッチ 304 DAC 305 アナログ減算器 306 入力端子 307 サンプリングスイッチ 308 アナログ加算器 309 サンプルアンドホールド回路 310 アナログ減算器 311 アナログ加算器 313 ワイヤードゼロ拡張 314 デジタル減算器 315 並列バッテリー 316 並列バッテリー 317 ワイヤード単一ビット位置シフト 318 ディジタル加算器 319 ローパス蓄積フィルタ 320 サブサンプラー 321 出力端子 761 絶対値回路 762 2重閾値閾値検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレン ルロイ リンバーグ アメリカ合衆国 ニュージャージー 08551 ハート・レーン・リンゴーズ 22

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振幅が複合ビデオ信号に応じて変調され
    たビデオ搬送波と組み合わされた伝送において、前記ビ
    デオ搬送波と直交位相で抑圧搬送波の2進位相偏移キー
    イング変調側波帯でディジタルシンボルをシリアル送信
    するシステムと共に使用されるディジタル信号受信器で
    あって:前記組み合わされた伝送に応答して所望の検出
    応答と好ましくない検出応答よりなるアナログ検出応答
    を供給し、前記抑圧搬送波の2進位相偏移キーイングを
    検出し、それにより、振幅変調ビデオ搬送波から検出さ
    れた複合ビデオ信号の残余よりなる前記好ましくない検
    出器応答を伴う前記所望の検出器応答を発生する検出装
    置と;前記アナログ検出応答をディジタル化してディジ
    タル化された検出応答を提供するシグマ−デルタ・アナ
    ログ−ディジタル変換器と;前記ディジタル化された検
    出応答を受けて前記好ましくない検出応答よりむしろ前
    記所望の検出応答に主に依存する応答を発生するディジ
    タル櫛形フィルタとよりなることを特徴とするディジタ
    ル信号受信器。
  2. 【請求項2】 前記ディジタル櫛形フィルタはハイパス
    ディジタルフレーム櫛形フィルタであることを特徴とす
    る請求項1記載のディジタル信号受信器。
  3. 【請求項3】 シグマ−デルタ・アナログ−ディジタル
    変換器は:前記アナログ検出応答を受ける被減数入力接
    続と、アナログフィードバック信号を受ける減数入力接
    続と、前記検出応答と前記アナログフィードバック信号
    との間の差に比例するアナログエラー信号を供給する出
    力接続とを有するアナログ減算器と;前記アナログエラ
    ー信号を少なくとも一回時間的に積分する手段と;前記
    アナログエラー信号を、少なくとも一回時間的に積分し
    た後に、複数ビット分解能のディジタルサンプルに変換
    するフラッシュ変換器と;前記ディジタルサンプルの各
    々の最上位ビットをディジタルフィードバック信号とし
    て受け、それを前記アナログフィードバック信号に変換
    するディジタル−アナログ変換器と;前記ディジタルフ
    ィードバック信号が単一ビットであるように補償するた
    めに前記ディジタルサンプルを補正し、それにより補正
    されたディジタルサンプルを発生する手段と;ディジタ
    ル化された検出応答のサンプルを発生するために、所定
    のサブサンプリング期間にわたる前記補正されたディジ
    タルサンプルの重み付けされた蓄積を行う手段とよりな
    ることを特徴とする請求項2記載のディジタル信号受信
    器。
  4. 【請求項4】 前記ディジタル櫛形フィルタはハイパス
    ディジタルライン櫛形フィルタであることを特徴とする
    請求項1記載のディジタル信号受信器。
  5. 【請求項5】 シグマ−デルタ・アナログ−ディジタル
    変換器は:前記アナログ検出応答を受けるめの被減数入
    力接続と、アナログフィードバック信号を受けるための
    減数入力接続と、前記検出応答と前記アナログフィード
    バック信号との間の相違に比例するアナログエラー信号
    を供給する出力接続とを有するアナログ減算器と;前記
    アナログエラー信号を少なくとも一回時間的に積分する
    手段と;前記アナログエラー信号を、少なくとも一回時
    間的に積分した後に、複数ビット分解能のディジタルサ
    ンプルに変換するフラッシュ変換器と;前記ディジタル
    サンプルの各々の最上位ビットをディジタルフィードバ
    ック信号として受け、それを前記アナログフィードバッ
    ク信号に変換するディジタル−アナログ変換器と;前記
    ディジタルフィードバック信号が単一ビットであるよう
    に補償するために前記ディジタルサンプルを補正し、そ
    れにより補正されたディジタルサンプルを発生する手段
    と;ディジタル化された検出応答を発生するために、所
    定のサブサンプリング期間にわたる前記補正されたディ
    ジタルサンプルの重み付けされた蓄積を行う手段とより
    なることを特徴とする請求項4記載のディジタル信号受
    信器。
  6. 【請求項6】 前記ディジタル櫛形フィルタは、ハイパ
    スディジタルライン櫛形フィルタがカスケードで続くハ
    イパスディジタルフレーム櫛形フィルタであることを特
    徴とする請求項1記載のディジタル信号受信器。
  7. 【請求項7】 シグマ−デルタ・アナログ−ディジタル
    変換器は:前記アナログ検出応答を受ける被減数入力接
    続と、アナログフィードバック信号を受ける減数入力接
    続と、前記検出応答と前記アナログフィードバック信号
    との間の相違に比例するアナログエラー信号を供給する
    ための出力接続とを有するアナログ減算器と;前記アナ
    ログエラー信号を少なくとも一回時間的に積分する手段
    と;前記アナログエラー信号を、少なくとも一回時間的
    に積分した後に、複数ビット分解能のディジタルサンプ
    ルに変換するフラッシュ変換器と;前記ディジタルサン
    プルの各々の最上位ビットをディジタルフィードバック
    信号として受け、それを前記アナログフィードバック信
    号に変換するディジタル−アナログ変換器と;前記ディ
    ジタルフィードバック信号が単一ビットであるように補
    償するために前記ディジタルサンプルを補正し、それに
    より補正されたディジタルサンプルを発生する手段と;
    ディジタル化された検出応答を発生するために、所定の
    サブサンプリング期間にわたる前記補正されたディジタ
    ルサンプルの重み付けされた蓄積を行う手段とよりなる
    ことを特徴とする請求項6記載のディジタル信号受信
    器。
  8. 【請求項8】 前記ハイパスディジタルライン櫛形フィ
    ルタから応答を受け、ビットシリアルディジタル信号応
    答を発生するために各々のディジタルシンボルの同一性
    を決定するシンボル決定回路を更に有することを特徴と
    する請求項6記載のディジタル信号受信器。
  9. 【請求項9】 前記ディジタル櫛形フィルタは、ハイパ
    スディジタルフレーム櫛形フィルタがカスケードで続く
    ハイパスディジタルライン櫛形フィルタであることを特
    徴とする請求項1記載のディジタル信号受信器。
  10. 【請求項10】 シグマ−デルタ・アナログ−ディジタ
    ル変換器は:前記アナログ検出応答を受けるめの被減数
    入力接続と、アナログフィードバック信号を受けるため
    の減数入力接続と、前記検出応答と前記アナログフィー
    ドバック信号との間の相違に比例するアナログエラー信
    号を供給するための出力接続とを有するアナログ減算器
    と;前記アナログエラー信号を少なくとも一回応答する
    時間で積分する手段と;前記アナログエラー信号を、少
    なくとも一回応答する時間で積分した後に、複数ビット
    分解能のディジタルサンプルに変換するフラッシュ変換
    器と;前記ディジタルサンプルの各々の最上位ビットを
    ディジタルフィードバック信号として受け、それを前記
    アナログフィードバック信号に変換するディジタル−ア
    ナログ変換器と;前記ディジタルフィードバック信号が
    単一ビットであるように補償するために前記ディジタル
    サンプルを補正し、それにより補正されたディジタルサ
    ンプルを発生する手段と;ディジタル化された検出応答
    を発生するために、所定のサブサンプリング期間にわた
    る前記補正されたディジタルサンプルの重み付けされた
    蓄積を行う手段とよりなることを特徴とする請求項9記
    載のディジタル信号受信器。
  11. 【請求項11】 前記ハイパスディジタルフレーム櫛形
    フィルタから応答を受け、ビットシリアルディジタル信
    号応答を発生するために各々のディジタルシンボルの同
    一性を決定するシンボル決定回路を更に有することを特
    徴とする請求項9記載のディジタル信号受信器。
  12. 【請求項12】 振幅が複合ビデオ信号に応じて変調さ
    れるビデオ搬送波と組み合わされた伝送において、前記
    ビデオ搬送波と直交位相で抑圧搬送波の2進位相偏移キ
    ーイング変調側波帯においてディジタル信号をシリアル
    送信するシステムと共に使用されるディジタル信号受信
    器であって:前記組み合わされた伝送に応答してアナロ
    グ検出応答を供給し、前記抑圧搬送波の2進位相偏移キ
    ーイングを検出し、それにより、振幅変調ビデオ搬送波
    から検出された複合ビデオ信号の残余より構成される好
    ましくない検出器応答を伴う所望の検出器応答を発生す
    る検出装置と;前記アナログ検出応答をディジタル化さ
    れた検出応答に変換するシグマ−デルタ・アナログ−デ
    ィジタル変換器と;前記ディジタル化された検出信号応
    答を受け、そして各々のディジタルシンボルに対する複
    数のレベルの応答を有するカスケード接続から供給され
    る組み合わされた櫛形フィルタ応答を供給するために接
    続されたイパスディジタルライン櫛形フィルタとハイパ
    スディジタルフレーム櫛形フィルタとのカスケード接続
    と;前記組み合わされた櫛形フィルタ応答に応答し、ビ
    ットディジタルシリアル応答を発生するために各々のデ
    ィジタルシンボルの同一性を決定するシンボル決定回路
    とよりなることを特徴とするディジタル信号受信器。
  13. 【請求項13】 前記ハイパスディジタルフレーム櫛形
    フィルタは、それらの前記カスケード接続において前記
    ディジタルライン櫛形フィルタに先行し:前記ディジタ
    ル化された検出応答を受ける前記ハイパスディジタルフ
    レーム櫛形フィルタの入力接続と;ハイパスディジタル
    フレーム櫛形フィルタ応答をその入力信号として前記ハ
    イパスディジタルライン櫛形フィルタに供給する前記ハ
    イパスディジタルフレーム櫛形フィルタの出力接続と;
    前記複合ビデオ信号のフレーム走査の期間に等しい時間
    間隔で前記ハイパスディジタルフレーム櫛形フィルタの
    入力接続で受け取る前記ディジタル化された検出応答を
    遅延させる一フレームディジタル遅延線と;前記第1の
    一フレームディジタル遅延線から遅延された応答を受け
    る第1の入力接続と、前記ハイパスディジタルフレーム
    櫛形フィルタの入力接続から実質的な遅延無しで接続さ
    れた第2の入力接続と、第1と第2の入力接続における
    信号に対する差分応答を前記ディジタルフレーム櫛形フ
    ィルタの出力接続に供給する出力接続とを有する第1の
    ディジタル減算器とよりなることを特徴とする請求項1
    2記載のディジタル信号受信器。
  14. 【請求項14】 前記一フレーム遅延線は書き込み後上
    書きモードで動作するランダムアクセスメモリであるこ
    とを特徴とする請求項13記載のディジタル信号受信
    器。
  15. 【請求項15】 前記ハイパスディジタルライン櫛形フ
    ィルタは:前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタ
    応答を受ける前記ハイパスディジタルライン櫛形フィル
    タの入力接続と;前記組み合わされた櫛形フィルタ応答
    を供給する前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタ
    の出力接続と;前記複合ビデオ信号の水平走査線の期間
    に等しい時間間隔で前記前記ハイパスディジタルライン
    櫛形フィルタの入力接続で受け取る前記ハイパスディジ
    タルフレーム櫛形フィルタ応答を遅延させる1−Hディ
    ジタル遅延線と;前記第1の1−Hディジタル遅延線か
    ら遅延された応答を受ける第1の入力接続と、前記ハイ
    パスディジタルライン櫛形フィルタの入力接続から実質
    的な遅延無しで接続された第2の入力接続と、第1と第
    2の入力接続における信号に対する差分応答を前記ハイ
    パスディジタルライン櫛形フィルタの出力接続に供給す
    る出力接続とを有する第2のディジタル減算器とよりな
    ることを特徴とする請求項13記載のディジタル信号受
    信器。
  16. 【請求項16】 前記シンボル決定回路は:前記組み合
    わされた櫛形フィルタ応答を受ける入力接続と修正され
    た応答を供給する出力接続とを有する絶対値回路と;前
    記絶対値回路の出力接続から前記修正された応答を受け
    る入力接続とディジタル信号のビットを供給する出力接
    続とを有し、各々のビットは前記修正された応答が第1
    の閾値レベルを越える第1の状態及び前記修正された応
    答が前記第1の閾値レベルを越えない第2の状態にある
    閾値検出器とよりなることを特徴とする請求項15記載
    のディジタル信号受信器。
  17. 【請求項17】 前記ハイパスディジタルライン櫛形フ
    ィルタは:前記ハイパスディジタルフレーム櫛形フィル
    タ応答を受ける前記ハイパスディジタルライン櫛形フィ
    ルタの入力接続と;前記組み合わされた櫛形フィルタ応
    答を供給する前記ハイパスディジタルライン櫛形フィル
    タの出力接続と;前記複合ビデオ信号の水平走査線の期
    間に等しい時間間隔で前記ハイパスディジタルライン櫛
    形フィルタの入力接続で受け取る前記ハイパスディジタ
    ルフレーム櫛形フィルタ応答を遅延させる第1の1−H
    ディジタル遅延線と;前記第1の1−Hディジタル遅延
    線から遅延された応答を受ける第1の入力接続と、前記
    ハイパスディジタルライン櫛形フィルタの入力接続から
    実質的な遅延無しで接続された第2の入力接続と、第1
    と第2の入力接続における信号に対する差分応答を供給
    する出力接続とを有する第2のディジタル減算器と;期
    間1−Hに等しい時間間隔で前記第2のディジタル減算
    器の差分応答を遅延する第2の1−Hディジタル遅延線
    と;前記第2の1−Hディジタル遅延線から遅延された
    応答を受け取る第1の入力接続と、入力接続から実質的
    な遅延無しで接続された第2の入力接続と、第1と第2
    の入力接続における信号に対する差分応答を前記ディジ
    タルライン櫛形フィルタの出力接続に供給する出力接続
    とを有する第3のディジタル減算器とよりなることを特
    徴とする請求項13記載のディジタル信号受信器。
  18. 【請求項18】 前記シンボル決定回路は:前記組み合
    わされた櫛形フィルタ応答を受ける入力接続と修正され
    た応答を供給する出力接続とを有する絶対値回路と;前
    記絶対値回路の出力接続から前記修正された応答を受け
    取る入力接続とディジタル信号のビットを供給する出力
    接続とを有し、各々のビットは前記修正された応答が第
    1の閾値レベルを越えるが第1の閾値レベルよりは高い
    第2の閾値レベルである第1の状態にあり、前記修正さ
    れた応答が前記第1の閾値レベルを越えないか又は前記
    第1及び前記第2の閾値レベルの両方を越えた第2の状
    態にある2重閾値検出器とよりなることを特徴とする請
    求項17記載のディジタル信号受信器。
  19. 【請求項19】 前記ハイパスディジタルフレーム櫛形
    フィルタは、それらの前記カスケード接続において前記
    ディジタルライン櫛形フィルタの後段とされ:前記ハイ
    パスディジタルライン櫛形応答を受ける前記ハイパスデ
    ィジタルフレーム櫛形フィルタの入力接続と;前記組み
    合わされた櫛形フィルタ応答を供給する前記ハイパスデ
    ィジタルフレーム櫛形フィルタの出力接続と;前記複合
    ビデオ信号のフレーム走査の期間に等しい時間間隔で前
    記ハイパスディジタルフレーム櫛形フィルタの入力接続
    で受ける前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタか
    らの応答を遅延させる一フレームディジタル遅延線と;
    前記第1の一フレームディジタル遅延線から遅延された
    応答を受ける第1の入力接続と、前記ハイパスディジタ
    ルフレーム櫛形フィルタの入力接続から実質的な遅延無
    しで接続された第2の入力接続と、第1と第2の入力接
    続における信号に対する差分応答を前記ディジタルフレ
    ーム櫛形フィルタの出力接続に供給する出力接続とを有
    する第1のディジタル減算器とよりなることを特徴とす
    る請求項12記載のディジタル信号受信器。
  20. 【請求項20】 前記一フレーム遅延線は書き込み後上
    書きモードで動作するランダムアクセスメモリであるこ
    とを特徴とする請求項19記載のディジタル信号受信
    器。
  21. 【請求項21】 前記ハイパスディジタルライン櫛形フ
    ィルタは:前記ディジタル化された検出器応答を受ける
    前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタの入力接続
    と;前記ハイパスディジタルフレーム櫛形フィルタの入
    力接続への前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタ
    の出力接続と;前記複合ビデオ信号の水平走査線の期間
    に等しい時間間隔で前記前記ハイパスディジタルライン
    櫛形フィルタの入力接続で受け取好ましくない検出器応
    答を伴う所望の検出器応答を遅延させる1−Hディジタ
    ル遅延線と;前記第1の1−Hディジタル遅延線から遅
    延された応答を受ける第1の入力接続と、前記ハイパス
    ディジタルライン櫛形フィルタの入力接続から実質的な
    遅延無しで接続された第2の入力接続と、第1と第2の
    入力接続における信号に対する差分応答を前記ハイパス
    ディジタルライン櫛形フィルタの出力接続に供給する出
    力接続とを有する第2のディジタル減算器とよりなるこ
    とを特徴とする請求項19記載のディジタル信号受信
    器。
  22. 【請求項22】 前記シンボル決定回路は:前記組み合
    わされた櫛形フィルタ応答を受ける入力接続と修正され
    た応答を供給する出力接続とを有する絶対値回路と;前
    記絶対値回路の出力接続から前記修正された応答を受け
    る入力接続とディジタル信号のビットを供給する出力接
    続とを有し、各々のビットは前記修正された応答が第1
    の閾値レベルを越える第1の状態及び前記修正された応
    答が前記第1の閾値レベルを越えない第2の状態にある
    閾値検出器とよりなることを特徴とする請求項21記載
    のディジタル信号受信器。
  23. 【請求項23】 前記ハイパスディジタルライン櫛形フ
    ィルタは:前記サブサンプラ応答を受ける前記ハイパス
    ディジタルライン櫛形フィルタの入力接続と;前記ハイ
    パスディジタルフレーム櫛形フィルタの入力接続への前
    記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタの出力接続
    と;前記複合ビデオ信号の水平走査線の期間1−Hに等
    しい時間間隔で前記ハイパスディジタルライン櫛形フィ
    ルタの入力接続で受け取る好ましくない検出器応答を伴
    う所望の検出器応答を遅延させる第1の1−Hディジタ
    ル遅延線と;前記第1の1−Hディジタル遅延線から遅
    延された応答を受ける第1の入力接続と、前記ハイパス
    ディジタルライン櫛形フィルタの入力接続から実質的な
    遅延無しで接続された第2の入力接続と、第1と第2の
    入力接続における信号に対する差分応答を供給する出力
    接続とを有する第2のディジタル減算器と;期間1−H
    に等しい時間間隔で前記第2のディジタル減算器の差分
    応答を遅延する第2の1−Hディジタル遅延線と;前記
    第2の1−Hディジタル遅延線から遅延された応答を受
    け取る第1の入力接続と、前記第2のディジタル減算器
    の出力接続から実質的な遅延無しで接続された第2の入
    力接続と、第1と第2の入力接続における信号に対する
    差分応答を前記ディジタルライン櫛形フィルタの出力接
    続に供給する出力接続とを有する第3のディジタル減算
    器とよりなることを特徴とする請求項13記載のディジ
    タル信号受信器。
  24. 【請求項24】 前記シンボル決定回路は:前記組み合
    わされた櫛形フィルタ応答を受ける入力接続と修正され
    た応答を供給する出力接続とを有する絶対値回路と;前
    記絶対値回路の出力接続から前記修正された応答を受け
    取る入力接続とディジタル信号のビットを供給する出力
    接続とを有し、各々のビットは前記修正された応答が第
    1の閾値レベルを越えるが第1の閾値レベルよりは高い
    第2の閾値レベルである第1の状態にあり、前記修正さ
    れた応答が前記第1の閾値レベルを越えないか又は前記
    第1及び前記第2の閾値レベルの両方を越えた第2の状
    態にある2重閾値検出器とよりなることを特徴とする請
    求項23記載のディジタル信号受信器。
  25. 【請求項25】 振幅が複合ビデオ信号に応じて変調さ
    れるビデオ搬送波と直交位相化で抑圧搬送波の2進位相
    偏移キーイング変調側波帯を送信するためのシステムに
    使用されるディジタル信号受信器であって:中間周波数
    信号応答を、振幅変調ビデオ搬送波と2進位相偏移動キ
    ーイングされた抑圧搬送波とよりなる選択された無線周
    波数信号に供給するチューナと;フィルタリング及び増
    幅要素を含み、増幅された中間周波数増幅器応答を供給
    する、前記中間周波数信号応答のための中間周波数増幅
    器と;中間周波数と周波数及び位相エラー信号により制
    御された平均位相とにおいて、同相及び直交位相中間周
    波数ビデオ搬送波を発生する第1の制御発振器回路と;
    前記増幅された中間周波数増幅器応答を受け、供給され
    た前記同相中間周波数ビデオ搬送波に応じて複合ビデオ
    信号をそれから同期的に検出する同相ビデオ検出器と;
    前記増幅された中間周波数増幅器応答を受け、供給され
    た前記直交位相中間周波数ビデオ搬送波に応じて、前記
    周波数及び位相エラー信号を含む前記複合ビデオ信号の
    部分により、前記直交位相ビデオ検出器からの前記直交
    位相ビデオ検出器応答を伴う2進位相偏移キーイング信
    号をそれから同期的に検出する、直交位相ビデオ検出器
    と;水平同期パルスを前記同相ビデオ検出器により検出
    した複合ビデオ信号から分離する水平同期分離器と;前
    記分離された水平同期パルスで制御された周波数及び位
    相でクロッキング発振を発生し、前記周波数は前記2進
    位相偏移キーイング信号のためのシンボルレートの倍数
    である、第2の制御発振器回路と;前記直交位相検出信
    号を受ける入力接続と、ディジタル化された応答を前記
    2進位相偏移キーイング信号のためのシンボルレートで
    前記クロッキング発振へのサンプルされた応答として前
    記直交位相ビデオ検出器応答に供給する、シグマ−デル
    タ・アナログ−ディジタル変換器と;前記2進位相偏移
    キーイング信号のためのシンボルレートで供給された前
    記ディジタル化された直交位相検出器応答を受け、その
    なかで前記複合ビデオ信号の前記伴う部分への応答が抑
    圧されるディジタル櫛形フィルタ応答を前記2進位相偏
    移キーイング信号に供給する、ディジタル櫛形フィルタ
    と;前記ディジタル櫛形フィルタ応答を受け、前記2進
    位相偏移キーイング信号により送信されるシンボルにつ
    いて決定するシンボル決定回路とよりなることを特徴と
    するディジタル信号受信器。
  26. 【請求項26】 前記シグマ−デルタ・アナログ−ディ
    ジタル変換器は:前記アナログ検出器応答を受けるため
    の第1の入力接続と、アナログフィードバック信号を受
    けるための第2の入力接続と、前記検出器応答と前記ア
    ナログフィードバック信号との間の相違に比例するアナ
    ログエラー信号を供給するための出力接続とを有する差
    分出力増幅器と;前記アナログエラー信号を、複数ビッ
    ト分解能でディジタルエラー信号のサンプルに変換する
    フラッシュ変換器と;前記ディジタルエラー信号の最上
    位ビットをディジタルフィードバック信号として受け、
    それを前記アナログフィードバック信号に変換するディ
    ジタル−アナログ変換器と;ディジタル化された検出器
    応答のサンプルを発生するために、所定のサブサンプリ
    ング期間にわたる補正されたディジタルエラー信号のサ
    ンプルの重み付けされた蓄積を行う手段とよりなること
    を特徴とする請求項25記載のディジタル信号受信器。
  27. 【請求項27】 前記ディジタル櫛形フィルタは、ハイ
    パスディジタルライン櫛形フィルタが続くハイパスディ
    ジタルフレーム櫛形フィルタのカスケード接続を有する
    ことを特徴とする請求項25記載のディジタル信号受信
    器。
  28. 【請求項28】 前記ハイパスディジタルフレーム櫛形
    フィルタは:前記直交位相ビデオ検出器のサンプルへの
    前記ディジタル化された応答のサンプルを前記シンボル
    レートで受ける前記ハイパスディジタルフレーム櫛形フ
    ィルタの入力接続と;ハイパスディジタルフレーム櫛形
    フィルタ応答をその入力信号として前記ハイパスディジ
    タルライン櫛形フィルタに供給する前記ハイパスディジ
    タルフレーム櫛形フィルタの出力接続と;前記複合ビデ
    オ信号のフレーム走査の期間に等しい時間間隔で前記ハ
    イパスディジタルフレーム櫛形フィルタの入力接続で受
    け取る前記サブサンプラ応答を遅延させる一フレームデ
    ィジタル遅延線と;前記第1の一フレームディジタル遅
    延線から遅延された応答を受ける第1の入力接続と、前
    記ハイパスディジタルフレーム櫛形フィルタの入力接続
    から実質的な遅延無しで接続された第2の入力接続と、
    第1と第2の入力接続における信号に対する差分応答を
    前記ディジタルフレーム櫛形フィルタの出力接続に供給
    する出力接続とを有する第1のディジタル減算器とより
    なることを特徴とする請求項27記載のディジタル信号
    受信器。
  29. 【請求項29】 前記ハイパスディジタルライン櫛形フ
    ィルタは:前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタ
    応答を受ける前記ハイパスディジタルライン櫛形フィル
    タの入力接続と;前記組み合わされた櫛形フィルタ応答
    を供給する前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタ
    の出力接続と;前記複合ビデオ信号の水平走査線の期間
    に等しい時間間隔で前記前記ハイパスディジタルライン
    櫛形フィルタの入力接続で受け取る前記ハイパスディジ
    タルフレーム櫛形フィルタ応答を遅延させる1−H遅延
    線と;前記第1の1−Hディジタル遅延線から遅延され
    た応答を受ける第1の入力接続と、前記ハイパスディジ
    タルライン櫛形フィルタの入力接続から実質的な遅延無
    しで接続された第2の入力接続と、第1と第2の入力接
    続における信号に対する差分応答を前記ハイパスディジ
    タルライン櫛形フィルタの出力接続に供給する出力接続
    とを有する第2のディジタル減算器とよりなることを特
    徴とする請求項28記載のディジタル信号受信器。
  30. 【請求項30】 前記シンボル決定回路は:前記組み合
    わされた櫛形フィルタ応答を受ける入力接続と修正され
    た応答を供給する出力接続とを有する絶対値回路と;前
    記絶対値回路の出力接続から前記修正された応答を受け
    る入力接続とディジタル信号のビットを供給する出力接
    続とを有し、各々のビットは前記修正された応答が第1
    の閾値レベルを越える第1の状態及び前記修正された応
    答が前記第1の閾値レベルを越えない第2の状態にある
    閾値検出器とよりなることを特徴とする請求項29記載
    のディジタル信号受信器。
  31. 【請求項31】 前記シンボル決定回路の出力接続から
    供給される出力信号ビットはシンボルレートで供給さ
    れ:前記同相ビデオ検出器により検出された複合ビデオ
    信号から垂直同期パルスを分離する垂直同期分離器と;
    行当たりのシンボルが中間行範囲内にない時に生じる分
    離された垂直同期パルスを計数し、それによりデータフ
    レーム計数を発生するデータフレームカウンタと;前記
    シンボル決定回路の出力接続からビットを受け取るため
    の入力接続を有し、前記データフレームカウントモジュ
    ロ2が2つの値の内の所定の一つを有する時にのみ前記
    ビットを受け取り、前記シンボル決定回路出力信号ビッ
    トを半分のシンボルレートで所定の順序で供給するため
    の出力接続を有するレートバッファとよりなることを特
    徴とする請求項29記載のディジタル信号受信器。
  32. 【請求項32】 前記レートバッファはデインタリーバ
    として動作して前記シンボル決定回路出力信号ビットを
    半分のシンボルレートでエラー補正復号化器へのデータ
    列毎の順序で供給することを特徴とする請求項31項記
    載のディジタル信号受信器。
  33. 【請求項33】 前記シンボルクロッキング発振を計数
    し、それにより行当たりのシンボル計数を発生し、前記
    シンボル計数を前記シンボル計数のための所定のベース
    計数値にリセットするために各々の前記分離された水平
    同期パルスに応答する行当たりのシンボルカウンタと;
    前記行当たりのシンボルカウンタがリセットされる毎に
    計数し、それによりデータ行計数を発生し、前記データ
    行計数を前記データ行計数のための所定のベース計数値
    にリセットするために各々の前記分離された垂直同期パ
    ルスに応答するデータ行カウンタと;前記データフレー
    ムカウントモジュロ2が2つの値のうちの前記所定の一
    つを有する時にのみ前記シボル決定回路の出力接続から
    のビットにより個々の時間で書き込まれ、前記個々の時
    間の間に前記データ行計数と行当たりのシンボル計数と
    を一緒に書き込みアドレスとして受ける、前記レートバ
    ッファに含まれた少なくとも一つのランダムアクセスメ
    モリとを更に有することを特徴とする請求項31記載の
    ディジタル信号受信器。
  34. 【請求項34】 前記ハイパスディジタルライン櫛形フ
    ィルタは:前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタ
    応答を受ける前記ハイパスディジタルライン櫛形フィル
    タの入力接続と;前記組み合わされた櫛形フィルタ応答
    を供給する前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタ
    の出力接続と;前記複合ビデオ信号の水平走査線の期間
    に等しい時間間隔で前記前記ハイパスディジタルライン
    櫛形フィルタの入力接続で受け取る前記ハイパスディジ
    タルフレーム櫛形フィルタ応答を遅延させる第1の1−
    Hディジタル遅延線と;前記第1の1−Hディジタル遅
    延線から遅延された応答を受ける第1の入力接続と、前
    記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタの入力接続か
    ら実質的な遅延無しで接続された第2の入力接続と、前
    記第2の減算器の第1と第2の入力接続における信号に
    対する差分応答を供給する出力接続とを有する第2のデ
    ィジタル減算器と;期間1−Hに等しい時間間隔で前記
    第2の減算器の差分応答を遅延させる第2の1−Hディ
    ジタル遅延線と;前記第1の1−Hディジタル遅延線か
    ら遅延された応答を受ける第1の入力接続と、前記ハイ
    パスディジタルライン櫛形フィルタの入力接続から実質
    的な遅延無しで接続された第2の入力接続と、第1と第
    2の入力接続における信号に対する差分応答を前記ハイ
    パスディジタルライン櫛形フィルタに供給する出力接続
    とを有する第3のディジタル減算器とよりなることを特
    徴とする請求項28記載のディジタル信号受信器。
  35. 【請求項35】 前記シンボル決定回路は:前記組み合
    わされた櫛形フィルタ応答を受ける入力接続と修正され
    た応答を供給する出力接続とを有する絶対値回路と;前
    記絶対値回路の出力接続から前記修正された応答を受け
    取る入力接続とディジタル信号のビットを供給する出力
    接続とを有し、各々のビットは前記修正された応答が第
    1の閾値レベルを越えるが第1の閾値レベルよりは高い
    第2の閾値レベルである第1の状態にあり、前記修正さ
    れた応答が前記第1の閾値レベルを越えないか又は前記
    第1及び前記第2の閾値レベルの両方を越えた第2の状
    態にある2重閾値検出器とよりなることを特徴とする請
    求項34記載のディジタル信号受信器。
  36. 【請求項36】 前記シンボル決定回路の出力接続から
    供給される出力信号ビットはシンボルレートで供給さ
    れ:前記同相ビデオ検出器により検出された複合ビデオ
    信号から垂直同期パルスを分離する垂直同期分離器と;
    行当たりのシンボルが中間行範囲内にない時に生じる分
    離された垂直同期パルスを計数し、それによりデータフ
    レーム計数を発生するデータフレームカウンタと;前記
    シンボル決定回路の出力接続からビットを受け取るため
    の入力接続を有し、前記データフレームカウントモジュ
    ロ2が2つの値の内の所定の一つを有する時にのみ前記
    ビットを受け取り、前記シンボル決定回路出力信号ビッ
    トを半分のシンボルレートで所定の順序で供給するため
    の出力接続を有するレートバッファとよりなることを特
    徴とする請求項34記載のディジタル信号受信器。
  37. 【請求項37】 前記レートバッファはデインタリーバ
    として動作して前記シンボル決定回路出力信号ビットを
    半分のシンボルレートでエラー補正復号化器へのデータ
    列毎の順序で供給することを特徴とする請求項36項記
    載のディジタル信号受信器。
  38. 【請求項38】 前記シンボルクロッキング発振を計数
    し、それにより行当たりのシンボル計数を発生し、前記
    シンボル計数を前記シンボル計数のための所定のベース
    計数値にリセットするために各々の前記分離された水平
    同期パルスに応答する行当たりのシンボルカウンタと;
    前記行当たりのシンボルカウンタがリセットされる毎に
    計数し、それによりデータ行計数を発生し、前記データ
    行計数を前記データ行計数のための所定のベース計数値
    にリセットするために各々の前記分離された垂直同期パ
    ルスに応答するデータ行カウンタと;前記データフレー
    ムカウントモジュロ2が2つの値のうちの前記所定の一
    つを有する時にのみ前記シボル決定回路の出力接続から
    のビットにより個々の時間で書き込まれ、前記個々の時
    間の間に前記データ行計数と行当たりのシンボル計数と
    を一緒に書き込みアドレスとして受ける、前記レートバ
    ッファに含まれた少なくとも一つのランダムアクセスメ
    モリとを更に有することを特徴とする請求項36記載の
    ディジタル信号受信器。
  39. 【請求項39】 前記ディジタル櫛形フィルタは、ハイ
    パスディジタルフレーム櫛形フィルタが続くハイパスデ
    ィジタルライン櫛形フィルタのカスケード接続を有する
    ことを特徴とする請求項25記載のディジタル信号受信
    器。
  40. 【請求項40】 前記ハイパスディジタルフレーム櫛形
    フィルタは:前記ハイパスディジタルライン櫛形応答を
    受ける前記ハイパスディジタルフレーム櫛形フィルタの
    入力接続と;前記組み合わされた櫛形フィルタ応答を供
    給する前記ハイパスディジタルフレーム櫛形フィルタの
    出力接続と;前記複合ビデオ信号のフレーム走査の期間
    に等しい時間間隔で前記ハイパスディジタルフレーム櫛
    形フィルタの入力接続で受け取る前記ハイパスディジタ
    ルライン櫛形フィルタからの応答を遅延させる一フレー
    ムディジタル遅延線と;前記第1の一フレームディジタ
    ル遅延線から遅延された応答を受ける第1の入力接続
    と、前記ハイパスディジタルフレーム櫛形フィルタの入
    力接続から実質的な遅延無しで接続された第2の入力接
    続と、第1と第2の入力接続における信号に対する差分
    応答を前記ディジタルフレーム櫛形フィルタの出力接続
    に供給する出力接続とを有する第1のディジタル減算器
    とよりなることを特徴とする請求項39記載のディジタ
    ル信号受信器。
  41. 【請求項41】 前記ハイパスディジタルライン櫛形フ
    ィルタは:前記直交位相ビデオ検出器のサンプルへの前
    記ディジタル化された検出器応答を前記シンボルレート
    で受ける前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタの
    入力接続と;前記ハイパスディジタルフレーム櫛形フィ
    ルタの入力接続への前記ハイパスディジタルライン櫛形
    フィルタの出力接続と;前記複合ビデオ信号の水平走査
    線の期間に等しい時間間隔で前記前記ハイパスディジタ
    ルライン櫛形フィルタの入力接続で受け取る好ましくな
    い検出器応答を伴う所望の検出器応答を遅延させる1−
    Hディジタル遅延と;前記第1の1−Hディジタル遅延
    線から遅延された応答を受ける第1の入力接続と、前記
    ハイパスディジタルライン櫛形フィルタの入力接続から
    実質的な遅延無しで接続された第2の入力接続と、第1
    と第2の入力接続における信号に対する差分応答を前記
    ハイパスディジタルライン櫛形フィルタの出力接続に供
    給する出力接続とを有する第2のディジタル減算器とよ
    りなることを特徴とする請求項40記載のディジタル信
    号受信器。
  42. 【請求項42】 前記シンボル決定回路は:前記組み合
    わされた櫛形フィルタ応答を受ける入力接続と修正され
    た応答を供給する出力接続とを有する絶対値回路と;前
    記絶対値回路の出力接続から前記修正された応答を受け
    る入力接続とディジタル信号のビットを供給する出力接
    続とを有し、各々のビットは前記修正された応答が第1
    の閾値レベルを越える第1の状態及び前記修正された応
    答が前記第1の閾値レベルを越えない第2の状態にある
    閾値検出器とよりなることを特徴とする請求項41記載
    のディジタル信号受信器。
  43. 【請求項43】 前記シンボル決定回路の出力接続から
    供給される出力信号ビットはシンボルレートで供給さ
    れ:前記同相ビデオ検出器により検出された複合ビデオ
    信号から垂直同期パルスを分離する垂直同期分離器と;
    行当たりのシンボルが中間行範囲内にない時に生じる分
    離された垂直同期パルスを計数し、それによりデータフ
    レーム計数を発生するデータフレームカウンタと;前記
    シンボル決定回路の出力接続からビットを受け取るため
    の入力接続を有し、前記データフレームカウントモジュ
    ロ2が2つの値の内の所定の一つを有する時にのみ前記
    ビットを受け取り、前記シンボル決定回路出力信号ビッ
    トを半分のシンボルレートで所定の順序で供給するため
    の出力接続を有するレートバッファとよりなることを特
    徴とする請求項41記載のディジタル信号受信器。
  44. 【請求項44】 前記レートバッファはデインタリーバ
    として動作して前記シンボル決定回路出力信号ビットを
    半分のシンボルレートでエラー補正復号化器へのデータ
    列毎の順序で供給することを特徴とする請求項43項記
    載のディジタル信号受信器。
  45. 【請求項45】 前記シンボルクロッキング発振を計数
    し、それにより行当たりのシンボル計数を発生し、前記
    シンボル計数を前記シンボル計数のための所定のベース
    計数値にリセットするために各々の前記分離された水平
    同期パルスに応答する行当たりのシンボルカウンタと;
    前記行当たりのシンボルカウンタがリセットされる毎に
    計数し、それによりデータ行計数を発生し、前記データ
    行計数を前記データ行計数のための所定のベース計数値
    にリセットするために各々の前記分離された垂直同期パ
    ルスに応答するデータ行カウンタと;前記データフレー
    ムカウントモジュロ2が2つの値のうちの前記所定の一
    つを有する時にのみ前記シボル決定回路の出力接続から
    のビットにより個々の時間で書き込まれ、前記個々の時
    間の間に前記データ行計数と行当たりのシンボル計数と
    を一緒に書き込みアドレスとして受ける、前記レートバ
    ッファに含まれた少なくとも一つのランダムアクセスメ
    モリとを更に有することを特徴とする請求項43記載の
    ディジタル信号受信器。
  46. 【請求項46】 前記ハイパスディジタルライン櫛形フ
    ィルタは:前記直交位相ビデオ検出器のサンプルへの前
    記ディジタル化された応答のサンプルを前記シンボルレ
    ートで受ける前記ハイパスディジタルライン櫛形フィル
    タの入力接続と;前記ハイパスディジタルフレーム櫛形
    フィルタの入力接続への前記ハイパスディジタルライン
    櫛形フィルタの出力接続と;前記複合ビデオ信号の水平
    走査線の期間1−Hに等しい時間間隔で前記ハイパスデ
    ィジタルライン櫛形フィルタの入力接続で受け取る好ま
    しくない検出器応答を伴う所望の検出器応答を遅延させ
    る第1の1−Hディジタル遅延線と;前記第1の1−H
    ディジタル遅延線から遅延された応答を受ける第1の入
    力接続と、前記ハイパスディジタルライン櫛形フィルタ
    の入力接続から実質的な遅延無しで接続された第2の入
    力接続と、第1と第2の入力接続における信号に対する
    差分応答を供給する出力接続とを有する第2のディジタ
    ル減算器と;期間1−Hに等しい時間間隔で前記第2の
    ディジタル減算器の差分応答を遅延する第2の1−Hデ
    ィジタル遅延線と;前記第2の1−Hディジタル遅延線
    から遅延された応答を受け取る第1の入力接続と、前記
    第2のディジタル減算器の出力接続から実質的な遅延無
    しで接続された第2の入力接続と、第1と第2の入力接
    続における信号に対する差分応答を前記ディジタルライ
    ン櫛形フィルタの出力接続に供給する出力接続とを有す
    る第3のディジタル減算器とよりなることを特徴とする
    請求項40記載のディジタル信号受信器。
  47. 【請求項47】 前記シンボル決定回路は:前記組み合
    わされた櫛形フィルタ応答を受ける入力接続と修正され
    た応答を供給する出力接続とを有する絶対値回路と;前
    記絶対値回路の出力接続から前記修正された応答を受け
    取る入力接続とディジタル信号のビットを供給する出力
    接続とを有し、各々のビットは前記修正された応答が第
    1の閾値レベルを越えるが第1の閾値レベルよりは高い
    第2の閾値レベルである第1の状態にあり、前記修正さ
    れた応答が前記第1の閾値レベルを越えないか又は前記
    第1及び前記第2の閾値レベルの両方を越えた第2の状
    態にある2重閾値検出器とよりなることを特徴とする請
    求項46記載のディジタル信号受信器。
  48. 【請求項48】 前記シンボル決定回路の出力接続から
    供給される出力信号ビットはシンボルレートで供給さ
    れ:前記同相ビデオ検出器により検出された複合ビデオ
    信号から垂直同期パルスを分離する垂直同期分離器と;
    行当たりのシンボルが中間行範囲内にない時に生じる分
    離された垂直同期パルスを計数し、それによりデータフ
    レーム計数を発生するデータフレームカウンタと;前記
    シンボル決定回路の出力接続からビットを受け取るため
    の入力接続を有し、前記データフレームカウントモジュ
    ロ2が2つの値の内の所定の一つを有する時にのみ前記
    ビットを受け取り、前記シンボル決定回路出力信号ビッ
    トを半分のシンボルレートで所定の順序で供給するため
    の出力接続を有するレートバッファとよりなることを特
    徴とする請求項46記載のディジタル信号受信器。
  49. 【請求項49】 前記レートバッファはデインタリーバ
    として動作して前記シンボル決定回路出力信号ビットを
    半分のシンボルレートでエラー補正復号化器へのデータ
    列毎の順序で供給することを特徴とする請求項48項記
    載のディジタル信号受信器。
  50. 【請求項50】 前記シンボルクロッキング発振を計数
    し、それにより行当たりのシンボル計数を発生し、前記
    シンボル計数を前記シンボル計数のための所定のベース
    計数値にリセットするために各々の前記分離された水平
    同期パルスに応答する行当たりのシンボルカウンタと;
    前記行当たりのシンボルカウンタがリセットされる毎に
    計数し、それによりデータ行計数を発生し、前記データ
    行計数を前記データ行計数のための所定のベース計数値
    にリセットするために各々の前記分離された垂直同期パ
    ルスに応答するデータ行カウンタと;前記データフレー
    ムカウントモジュロ2が2つの値のうちの前記所定の一
    つを有する時にのみ前記シボル決定回路の出力接続から
    のビットにより個々の時間で書き込まれ、前記個々の時
    間の間に前記データ行計数と行当たりのシンボル計数と
    を一緒に書き込みアドレスとして受ける、前記レートバ
    ッファに含まれた少なくとも一つのランダムアクセスメ
    モリとを更に有することを特徴とする請求項48記載の
    ディジタル信号受信器。
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