JPH07271826A - 画像形成記憶装置 - Google Patents

画像形成記憶装置

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JPH07271826A
JPH07271826A JP6085551A JP8555194A JPH07271826A JP H07271826 A JPH07271826 A JP H07271826A JP 6085551 A JP6085551 A JP 6085551A JP 8555194 A JP8555194 A JP 8555194A JP H07271826 A JPH07271826 A JP H07271826A
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Takeshi Nozaki
武史 野崎
Toshiharu Takahashi
俊晴 高橋
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、コードの文書データをイメージ展
開してプリント出力したものと同じものを得ようとした
際に、高速に、しかも画像の劣化無しに、得られるよう
にできることを目的とする。 【構成】この発明は、普通紙複写機、プリンタ、ファク
シミリを複合化したデジタル式の複写機において、ワー
プル等により作成されているコードの文書データをプリ
ント出力する際に、プリンタとして動作するときに一度
内部でイメージ化したデータをプリントと同時にイメー
ジデータの形でハードディスクに圧縮保存し、再度その
プリント物をコピー(特に複数部必要と)する際に、そ
のプリント物をスキャンすることなしに、もとのイメー
ジデータを検索し引き出してプリントするようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、普通紙複写機、プリ
ンタ、ファクシミリを複合化したデジタル式の複写機等
の画像形成記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、普通紙複写機(PPC)は紙原稿
のイメージを紙などの記録媒体にハードコピーするもの
であった。
【0003】また、従来プリンタはパーソナルコンピュ
ータ(PC)などから受けたイメージ情報、或いはコー
ド情報を、そのまままたはコード/イメージ変換等を行
い紙などの記録媒体に記録するものであった。
【0004】また、従来、ファクシミリ(FAX)は、
受信時は通信相手から受け取った圧縮コード化されたイ
メージ情報を伸張し、紙などの記録媒体に記録し、送信
時は通信相手に対し紙原稿などのイメージ情報を光電変
換によりイメージデータ化し圧縮したコード情報を送信
するものであった。
【0005】しかし、例えばここで、プリントしたもの
を10部コピーしたいとした場合には、もとのデータを
PC等からプリンターに送り10部コピーするか、プリ
ントしたものを複写機で10部コピーするかのどちらか
の選択枝が有る。
【0006】前者の場合の問題は、通常プリンターはコ
ード/イメージ変換に時間が掛かるなどの理由で通常プ
リントスピードはコピーなどに比べて遅い場合が多く、
目的の成果物つまり10部コピーを得るまでに時間が掛
かる事である。
【0007】後者の場合の問題は、複雑な画像等のプリ
ント物である場合に、コピーではもう一度読み取り、画
像形成の行程が入るために画像劣化が生じ易く、当初の
目的の複写結果が得られない場合が多い事である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した際に、コード
の文書データをイメージ展開してプリント出力したもの
と同じものを得ようとした際に、画像が劣化してしまっ
たり、あるいはイメージ展開に伴う時間がかかり遅いと
いう欠点を除去するもので、コードの文書データをイメ
ージ展開してプリント出力したものと同じものを得よう
とした際に、画像の劣化無しに、かつ高速に得ることが
できる画像形成記憶装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成記憶
装置は、コードデータを受入れる受入手段、この受入手
段により受入れたコードデータをイメージデータに変換
する変換手段、この変換手段により変換されたイメージ
データとしての画像を圧縮する圧縮手段、この圧縮手段
により圧縮された1頁あるいは複数頁からなる1文書ご
との圧縮イメージデータを、その文書を検索するための
検索データに対応して記憶する文書記憶手段、上記変換
手段により変換されたイメージデータとしての画像に上
記検索データのイメージ化データを付加する付加手段、
およびこの付加手段により検索データが付加されている
画像を被画像形成媒体上に形成する画像形成手段から構
成される。
【0010】この発明の画像形成記憶装置は、コードデ
ータを受入れる受入手段、この受入手段により受入れた
コードデータをイメージデータに変換する変換手段、こ
の変換手段により変換されたイメージデータとしての画
像を圧縮する圧縮手段、この圧縮手段により圧縮された
1頁あるいは複数頁からなる1文書ごとの圧縮イメージ
データを、その文書を検索するための検索データに対応
して記憶する文書記憶手段、上記変換手段により変換さ
れたイメージデータとしての画像に上記検索データのイ
メージ化データを付加する付加手段、この付加手段によ
り検索データが付加されている画像を被画像形成媒体上
に形成する画像形成手段、上記検索データを入力する入
力手段、この入力手段により入力された検索データに対
応して上記文書記憶手段に記憶されている1文書単位の
イメージデータを読出す読出手段と、この読出手段によ
り読出された1頁単位のイメージデータを元のイメージ
データに伸張する伸長手段、およびこの伸長手段により
伸長されたイメージデータとしての画像を、上記画像形
成手段により被画像形成媒体上に形成する処理手段から
構成される。
【0011】この発明の画像形成記憶装置は、コードデ
ータを受入れる受入手段、この受入手段により受入れた
コードデータをイメージデータに変換する変換手段、こ
の変換手段により変換されたイメージデータとしての画
像を圧縮する圧縮手段、この圧縮手段により圧縮された
1頁あるいは複数頁からなる1文書ごとの圧縮イメージ
データを、その文書を検索するための検索データに対応
して記憶する文書記憶手段、上記変換手段により変換さ
れたイメージデータとしての画像に上記検索データのイ
メージ化データを付加する付加手段、この付加手段によ
り検索データが付加されている画像を被画像形成媒体上
に形成する画像形成手段、上記検索データとファクシミ
リの送信指示を入力する入力手段、この入力手段により
入力された検索データに対応して上記文書記憶手段に記
憶されている1文書単位のイメージデータを読出す読出
手段、およびこの読出手段により読出された1頁単位の
イメージデータを上記入力手段により入力された送信内
容に応じた相手先にファクシミリ送信する送信手段から
構成される。
【0012】この発明の画像形成記憶装置は、通信回線
を介して送信された圧縮されているイメージデータを受
信する受信手段、この受信手段により受信した圧縮イメ
ージデータを1頁あるいは複数頁からなる1文書ごと
に、その文書を検索するための検索データに対応して記
憶する文書記憶手段、上記受信手段により受信した1頁
単位の圧縮イメージデータを元のイメージデータに伸張
する伸長手段、この伸長手段により伸長されたイメージ
データとしての画像に上記検索データのイメージ化デー
タを付加する付加手段、およびこの付加手段により検索
データが付加されている画像を被画像形成媒体上に形成
する画像形成手段から構成される。
【0013】
【作用】この発明は、コードデータを受入手段で受入
れ、この受入れたコードデータをイメージデータに変換
手段で変換し、この変換されたイメージデータとしての
画像を圧縮手段で圧縮し、この圧縮された1頁あるいは
複数頁からなる1文書ごとを、その文書を検索するため
の検索データに対応して文書記憶手段に記憶し、上記変
換手段により変換されたイメージデータとしての画像に
上記検索データのイメージ化データを付加し、この検索
データが付加されている画像を上記画像形成手段で被画
像形成媒体上に形成し、上記検索データを入力し、この
入力された検索データに対応して上記文書記憶手段に記
憶されている1文書単位のイメージデータを読出し、こ
の読出された1頁単位のイメージデータを元のイメージ
データに伸張し、この伸長されたイメージデータとして
の画像を、上記画像形成手段により被画像形成媒体上に
形成するようにしたものである。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0015】図1は一実施例に係わるデジタル複写機制
御システム等の画像形成記憶装置の構成ブロック図の概
略を示すものである。
【0016】上記デジタル複写機制御システムは、全体
は大きく3つのブロックより成り、スキャナ13、プリ
ンタ15との間を画像処理手段14で繋ぎ、デジタル複
写機を構成する基本部1と、この基本部1からの画像デ
ータを受け取り記憶し、その記憶した画像データを再び
基本部1に転送する事でメモリコピーを実現するページ
メモリ部2と、このページメモリ部2の圧縮画像データ
を記憶するための2次メモリとしてのハードディスク
(HD)、公衆回線を通して外部と画像圧縮データのや
り取りを行うFAXボード(G4/G3・FAX制御手
段)39、機器外部とのデータのやり取りを行うパラレ
ルポート42、シリアルポート42、LANを経由して
データのやり取りを行うLANボード(ローカルエリア
ネットワーク回線制御手段)41、またそれ等をシステ
ムバス43とISAバス44を通して制御するシステム
CPU31、システムCPU31が使用するメインメモ
リ31a、ISAバス44上でのDMA転送を制御する
DMAC32とから成るマザーボード等で構成されるシ
ステム部3である。
【0017】基本部1とページメモリ部2は制御データ
をやりとりする基本部システムインタフェース16、画
像データをやりとりする基本部画像インタフェース17
とで接続されている。また、ページメモリ部2とシステ
ム部3は制御データをやりとりするシステム部システム
インタフェース46、画像データをやりとりするシステ
ム部画像インタフェース47とで接続されている。基本
部1とシステム部3は直接は接続されておらず制御デー
タ及び画像データのやりとりは必ずページメモリ部2を
介して行われる。
【0018】次に、上記3つのシステムの内部構成につ
いて概略を説明する。
【0019】基本部1は入力手段(スキャナ)13、出
力手段(プリンタ)15、画像処理手段14、およびこ
れらを制御する制御手段(基本部CPU)11から構成
される。
【0020】スキャナ13は列状に配置された複数(1
ライン)の受光素子からなるCCDラインセンサ(図示
しない)を有し、原稿台(図示しない)に載置された原
稿の画像を基本部CPU11からの指示に従い1ライン
毎に読みとり、画像の濃淡を8ビットのデジタル・デー
タに変換した後、スキャナインタフェース18を介し
て、同期信号と共に時系列デジタル・データとして画像
処理手段14へ出力する。
【0021】画像処理手段14の概略構成図を図6に示
す。平滑/エッジ強調手段14−1は画像読み取り時に
混入したノイズを平滑化回路により除去し、平滑化によ
ってボケが生じたエッジをエッジ強調回路により先鋭化
する。編集/移動手段14−2はライン単位の簡易的な
編集処理を行うブロックで、例えばライン方向の移動処
理、マスキング/トリミング処理を行う。拡大/縮小手
段14−3は指定した変倍率に応じた画素の繰り返し処
理あるいは間引き処理と補間処理の組み合わせにより拡
大縮小処理を行う。階調変換手段14−4は面積階調手
法を用いてスキャナ13で読み取った1画素8ビットの
画像データを指定した階調数に階調変換する。階調変換
した画像データは後述するプリンタ15のビット数であ
る1画素4ビットの画像データでプリンタ15、あるい
はスキャナデータバス27および基本部画像インタフェ
ース17を介してページメモリ部2へ送られる。プリン
タ15の入出力特性の非線形性の補正は面積階調手法を
用いて階調処理を行うときに同時に行われる。
【0022】基本部CPU11は上記基本部1内の上記
各手段及び後述するページメモリ部2の各手段を制御す
る。
【0023】ページメモリ部2は基本部1内の基本部C
PU11とシステム部3内のシステムCPU31との制
御情報の通信を制御したり、基本部1およびシステム部
3からのページメモリ23へのアクセスを制御し、通信
メモリ5を内蔵するシステム制御手段4、画像データを
一時的に記憶しておく記憶手段(ページメモリ)23、
ページメモリ23のアドレスを生成するアドレス制御部
6、ページメモリ部2内の各デバイス間のデータ転送を
行う画像バス20、ページメモリ部2内の各デバイスと
システム制御手段4との間の制御信号の転送を行う制御
バス21、画像バス20を介してページメモリ23と他
のデバイスとのデータ転送を行うときのデータ転送を制
御するデータ制御手段7、基本部画像インタフェース1
7を介して基本部1と画像データを転送するときに画像
データをインタフェースする画像データI/F手段8、
解像度の異なる機器に画像データを送信するときに画像
データを他の機器の解像度に変換したり、解像度の異な
る機器から受信した画像データを基本部1のプリンタ1
5の解像度に変換したり、2値画像データの90度回転
処理を実行する解像度変換/2値回転手段25、ファク
シミリ送信や光ディスク記憶のように画像データを圧縮
して送信したり、記憶したりするデバイスのために入力
した画像データを圧縮したり、圧縮された形態の画像デ
ータをプリンタ15を介して可視化するために伸長する
圧縮/伸長手段24、画像データI/F手段8に接続さ
れ、プリンタ15から画像データを出力するときに画像
データを90度あるいは−90度回転して出力するとき
に使用する多値回転メモリ9で構成される。ページメモ
リ部2内の各手段についての詳細は後述する。
【0024】システム部3は下記のシステム部3内の各
デバイスをシステム部システムバス43を介して制御す
る制御手段(システムCPU)31、このシステムCP
U31が使用するメインメモリ31a、汎用的なISA
バス44、システム部システムバス43とISAバス4
4をインタフェースするISAバスコントローラ(IS
A・B/C)33、ISAバス44上でのデータ転送を
制御するDMAコントローラ(DMAC)32、ISA
バス44に接続され画像データを電子的に保存するため
の保存手段(HDD)35、そのインタフェースである
HD・FDインタフェース(HD・FDI/F)34、
ISAバス44に接続され画像データを電子的に保存す
るための保存手段(光ディスク装置;ODD)38、そ
のインタフェースであるSCSIインタフェース37、
LAN機能を実現するためのローカルエリアネットワー
ク回線制御手段(LAN)41、プリンタ機能を実現す
るためのプリンタコントローラ手段40、G3・FAX
制御機能を有するG3・FAX制御手段39、機器外部
とのデータのやり取りを行うパラレルポート42、シリ
アルポート42、プリンタコントローラ手段40からの
イメージデータをシステム画像インタフェース47を介
してページメモリ部2へ出力するためのシステム部画像
バス45で構成される。
【0025】上記HDD35に内蔵されるハードディス
クHDには、圧縮された1頁あるいは複数頁からなる1
文書ごとの圧縮イメージデータがファイルとして、その
文書を検索するための検索データで管理された状態で記
憶されるようになっている。
【0026】このファイル構造は、図37に示すよう
に、年月日、文書番号、頁番号からなるファイル名、更
新年月日時刻、先頭番地、全体ファイルサイズ、更新年
月日時刻、先頭番地、全体ファイルサイズ、…、全体ペ
ージ数、一頁目文書記憶領域先頭番地、二頁目文書記憶
領域先頭番地、…、一頁目画像サイズ、一頁目解像度、
一頁目圧縮符号化方式、一頁目符号量、一頁目符号デー
タ、…、二頁目画像サイズ、…によって構成されてい
る。
【0027】また、システム部システムバス43には、
システム部3に対する指示を行うキーボードとディスプ
レイからなるコントロールパネル12が接続されてい
る。
【0028】保存手段(ODD)38はSCSIインタ
フェース37を介してISAバス44と接続され、シス
テムCPU31はSCSIコマンドを用いてシステム部
システムバス43、ISA・B/C33、ISAバス4
4を介して保存手段38を制御する。
【0029】ISA・B/C33の詳細構成を図2に示
す。
【0030】すなわち、ISA・B/C33は、システ
ム部システムバス43からISAバス44へアドレスと
データを変換する変換部(L to ISA)と、その
逆変換を行う変換部(ISA to L)と、割込み制
御を行う割込み制御部(INT−CNT)51と、各種
用途のタイマ(TIMER)54と、時刻をカウントし
現在時刻を管理する時計部(RTC)55とからなる。
【0031】ローカルエリアネットワーク回線制御手段
(LAN)41は、図5に示すようなLANボードによ
って構成されている。すなわち、このLANボード41
を動作状態にセットし、ネットワーク上のファイルサー
バに本デジタル複写機をネットワークプリンタとして登
録する事で上記ファイルサーバに登録したネットワーク
上のパソコン/ワークステーションから使用可能にな
る。ネットワーク上から本デジタル複写機に対しデータ
が送信されて来ると、ネットワークインターフェースコ
ントローラ(NIC)41aはデータを受け取った事を
知らせるために割り込み要求(IREQ)を出力する。
システムCPU31はその割り込みにより受信データが
有る事を知り、その受信データをシステムCPU31が
管理するメインメモリ31aの予め決められた領域に書
き込む様NIC41aに対し指示しDMAコントローラ
32をセットする。NIC41aはデータ転送の為のD
MAリクエスト(DREQ)を出力し、DMAコントロ
ーラ32はその要求によりデータをメインメモリ31a
上に転送する動作を繰り返し、通知した長さのデータ送
信を行う。データを受信している間この動作を繰り返
す。ネットワークインターフェースコントローラー(N
IC)41aは以上の動作を制御する制御回路、ネット
ワークインターフェース回路41bはアナログ電圧信号
からデジタル信号に変換する回路網である。その回路を
経て絶縁トランス等で構成されるトランシーバーインタ
ーフェース41cをさらに経由しイーサーネットケーブ
ル41dと接続される。
【0032】G3・FAX制御手段39は、図3に示す
ようなFAXボードによって構成されている。
【0033】すなわち、G3・FAX制御手段39は、
FAXボード全体を制御するCPU61と、このCPU
61が使うプログラム内蔵用ROM62、プログラム実
行や送受信データの一時保管に使用するRAM63と、
システム部3により送信依頼されたデータを送信相手先
に応じた解像度/符号方式に変換したり相手先から受信
したデータをデジタル複写機内部で使用する解像度/符
号方式に変換するIDC・CODEC64と、デジタル
バイナリデータを周波数信号に変換するMODEM(モ
デム)65と、その信号を回線側で使用する電圧まで昇
圧し回線側との接続等を制御するNCU(ネットワーク
コントロールユニット)66と、システム部との間でコ
マンドのやり取りを行うための共有メモリ69と、転送
データのDMA送受信を行うDMA用ポート68と、時
間を監視するRTCタイマ67とから構成されている。
このG3・FAX制御手段39は、システムCPU31
からのFAX受信指示や、送信指示を受け、公衆回線
(PSTN)を通して画像圧縮データをFAX送受信す
る。
【0034】プリンタコントローラ手段40は、マザー
ボード等によって接続され、その詳細は図4に示すよう
な構成となっている。
【0035】すなわち、プリンタコントローラ手段40
は、システムCPU31から受信したコードデータを受
け内部フォント等を使用して実際印字するイメージデー
タにピクセル展開し画像バスを通してページメモリ部2
に送る機能を有する。
【0036】プリンタコントローラ手段40は、ボード
内動作制御/フォント展開/イメージ展開等を行うCP
U71と、このCPU71が使うワークRAM74と、
フォントデータを格納するFONT・RAM73と、部
分ページメモリを構成するDRAM78、このDRAM
78をコントロールするDRAMコントローラ77、ボ
ード内部セットアップとプログラムをシステム部3のメ
インメモリ31aからダウンロードするプログラムを保
持するスタートアップROM75、DRAM78から構
成される部分ページメモリから画像データをラスターラ
イン単位にページメモリ部2に転送する画像I/F部7
6と、プリンタコントローラ部とシステム部とのコマン
ド/プログラム/フォント等のデータのやり取りを行う
ためのデュアルポートRAM72等から構成されてい
る。
【0037】次に、システム化のためのベースとなるペ
ージメモリ部2内の主要な手段の構成と機能について詳
細を説明する。
【0038】まずはじめにシステム制御手段4の構成と
機能について説明する。図7はシステム制御手段4の概
略構成ブロック図である。システム制御手段4は基本部
CPU11とシステム部3内のシステムCPU31との
制御情報の通信を制御する通信メモリアクセス制御手段
4−1、基本部CPU11とシステム部3の制御手段3
1との間で制御情報の通信を行うときに制御情報を記憶
させるための通信メモリ5、基本部1およびシステム部
3からのページメモリ23へのアクセスを制御するペー
ジメモリアクセス制御手段4−3、基本部システムバス
10を介して基本部1の基本部CPU11から送られて
くる制御情報やイメージ情報を同時に送られてくるアド
レスをデコードして該当するページメモリ部2内のブロ
ックに上記制御情報あるいはイメージ情報を振り分ける
基本部システムバスインタフェース(基本部システム制
御I/F)4−5、システム部3からの制御情報やイメ
ージ情報を同時に送られてくるアドレスをデコードして
該当するシステム制御手段4内の該当するブロックに振
り分けるシステムバスインタフェース(システム部I/
F)4−6、基本部システムバス10上のページメモリ
アクセスが可能な手段(基本ユニット内の基本部CPU
11)やシステム部システムバス43上のメモリアクセ
スが可能な手段(システム部3のシステムCPU31お
よびDMAコントローラ32)が各々の基本部システム
バス10を介してページメモリ23内のイメージ情報を
アクセスするときに、システム制御手段4内のページメ
モリアクセス制御手段4−3とページメモリ23の間で
イメージデータのやりとりをインタフェースするページ
メモリインタフェース(PMI/F)4−4から構成さ
れる。
【0039】通信メモリアクセス制御手段4−1は基本
部1の基本部CPU11とシステム部3のシステムCP
U31がシステム制御手段4内の通信メモリアクセス制
御手段4−1に接続されている通信メモリ5を介して制
御コードの受け渡しを行うときの通信メモリ5のアクセ
スを制御する。通信メモリ5は基本部1の基本部CPU
11及びシステム部のシステムCPU31のメモリ空間
にマッピングされており、それぞれの制御手段からは特
定の領域をアクセスすることにより通信メモリ5とのデ
ータのリード/ライトが可能となる。
【0040】次に、ページメモリ23のアドレスを生成
するアドレス制御部6について説明する。
【0041】図8はアドレス制御部6の概略構成を示す
ブロック図である。
【0042】上記アドレス制御部6は画像バス20から
のリクエストによって各種の転送シーケンスを実行する
転送制御シーケンサ610、画像バス20のリクエスト
と基本部システムバス10またはシステム部ISAバス
46のリクエストを調停を行う調停部620、画像バス
20からの転送において複数チャンネルの各種メモリア
ドレスを発生するアドレス発生部630、アドレス発生
部630から出力されるアドレスとシステムアドレスと
を切換えるセレクタ640、DRAMのアドレス及び制
御信号を発生するDRAM制御部650から構成されて
いる。
【0043】上記アドレス制御部6は画像バス20及び
基本部システムバス10またはシステム部ISAバス4
6の2系統からメモリ・アクセス・リクエストを受け付
ける。上記のリクエストは調停部620により調停が行
われ、調停に勝った側のデータ転送処理が行われる。
【0044】基本部システムバス10またはシステム部
ISAバス46側のリクエストが調停に勝った場合、セ
レクタ640によって選択されたシステムアドレスはD
RAM制御部650に入力される。DRAM制御部65
0は入力されたアドレスをDRAMのアドレスに変換す
ると共に、リード、ライトに必要な制御信号を発生す
る。
【0045】また、転送制御シーケンサ610には画像
バス20からリクエストと共にアドレスチャンネル信号
が入力され、アドレス発生部630内の複数のアドレス
発生器から1つを選択する。画像バス20側のリクエス
トが調停に勝つと、選択されたチャンネルのメモリアド
レスがアドレス発生部630から出力され、DRAM制
御部650に入力される。
【0046】図9はアドレス発生部630の概略構成を
示すブロック図である。
【0047】上記アドレス発生部は4チャンネルの2次
元アドレス発生器(AGC1(631)、AGC2(6
32)、AGC3(633)、AGC4(634))、
2チャンネルのFIFOアドレス発生器(FIFO1
(635)、FIFO2(636))、転送シーケンサ
からのチャンネルセレクト信号によって、それらの発生
するメモリアドレスの内の1つを選択するセレクタ63
7により構成されている。
【0048】2次元アドレス発生器AGC1〜AGC4
(631〜634)は各種のアドレスが発生可能であ
る。例えば図10に示す様に転送制御シーケンサからの
クロックに同期してX方向にアドレスを順次発生するこ
とも可能である。また、パラメータを変更することによ
って図11に示す様にY方向の逆にアドレスを順次発生
することも可能である。
【0049】さらに、スタートアドレスや1ラインの主
走査幅(XW)も原稿Oの紙サイズに応じて任意の設定
が可能である。
【0050】このような各種のアドレスの発生可能なア
ドレス発生器AGCを使用することによって、ページメ
モリ23の任意の矩形領域に対する転送、回転読み出し
や繰り返し読み出し、また、アドレス発生器AGCを2
チャンネル使用することによって、ページメモリ23の
任意の領域間で画像の移動、回転、縦横変換、繰り返
し、鏡像等の画像編集が可能である。
【0051】FIFOアドレス発生器(FIFO1(6
35)、FIFO2(636))はページメモリ23を
FIFOメモリとして使用するためのFIFOアドレ
ス、FIFO制御に必要なステータスを発生する。
【0052】ステータスとしては、FIFOフル(FI
FO領域に未読み出しのデータでいっぱいの状態)、F
IFOエンプティー(FIFO領域に未読み出しのデー
タがない状態)、FIFOハーフ(FIFO領域の半分
以上の未読み出しデータがある状態)がある。また、C
PUからFIFOのレジスタを読み出すことによって、
FIFOに入っているデータ量及び空き容量を知ること
が出来る。
【0053】これらのステータスを用いてFIFO制御
を行うことで、画像バス20のデバイスからデバイス、
または、画像バス20のデバイスから基本部システムバ
ス10へ転送する際に、それぞれの転送速度や、転送タ
イミングの差をFIFOメモリで吸収することができ、
高速なデータ転送が可能である。
【0054】また、FIFOアドレス発生器635、6
36は、FIFO制御を行わない場合、1チャンネルに
つき2チャンネル分の1次元アドレス発生器として使用
することが可能である。
【0055】図12はページメモリ23を2次元アクセ
スする場合の概念図である。ページメモリ23の1回の
アクセス幅(図の場合は64ビット)を1カラムとする
と、1ラインは1カラムの正数倍によって構成されてい
る。また、同じラインに於いてX方向に連続なカラムは
ページメモリ23のリニア・アドレスが連続で、ライン
の最終カラムと、次のラインの先頭カラムのリニア・ア
ドレスは連続している。
【0056】図13は図12のページメモリ23の2次
元メモリをリニア・アドレスに書き表したものである。
【0057】ページメモリ23は、図20の(a)
(b)に示すように、ページデータ領域と圧縮データ領
域により構成されており、圧縮データ領域は、図21に
示すように、各ページ単位の圧縮データ管理情報が記憶
されている圧縮データ管理領域と各ページ単位の圧縮コ
ードデータが記憶される圧縮コードデータ領域とから構
成されている。圧縮データ管理領域には、先頭ページ
数、終了ページ数、各頁ごとに、ページサイズ姿勢、コ
ード先頭アドレス、コード後端アドレスが記憶されるよ
うになっている。
【0058】次にデータ制御手段7について説明する。
データ制御手段7の内部構成を図14に示す。データ制
御手段7は、ページメモリ部2内の画像バス20上のデ
バイス間のデータ転送、および画像バス20上のデバイ
スとページメモリ23間のデータ転送を制御する画像デ
ータ転送制御手段7−1とビットブロック転送及び種々
のラスタオペレーション(論理演算)を実行するイメー
ジ処理手段(ビットブロック転送手段)7−2、基本部
1の基本部CPU11あるいはシステム部3のシステム
CPU31が上記システム制御手段4を介してページメ
モリ23をアクセス(リード/ライト)するときのデー
タをインタフェースするシステムI/F7−3、ページ
メモリ23への書き込み処理において上記アドレス制御
部6のページメモリアクセス調停結果に基づいて画像デ
ータ転送制御手段7−1を介して送られてくる画像バス
20上のデバイスからのデータか、あるいはシステムI
/F7−3を介して送られてくる制御手段(基本部1の
基本部CPU11あるいはシステム部3のシステムCP
U31)からのデータかを選択するセレクタ7−4、ペ
ージメモリ23からのデータの読み出し処理において上
記アドレス制御部6のページメモリアクセス調停結果に
基づいて画像データ転送制御手段(WSEL)7−1を
介した画像バス20上のデバイスへデータを送るか、あ
るいはシステムI/F7−3を介した制御手段(基本部
1の基本部CPU11あるいはシステム部3のシステム
CPU31)へデータを送るかを選択するセレクタ(R
SEL)7−5で構成される。
【0059】イメージ処理手段7−2はページメモリ2
3からデータをリードする経路とライトする経路が独立
しており、それぞれがさらに4ch分独立にあり複数チ
ャンネルの同時並行動作が可能となっている。また、2
つのチャンネルでの論理演算が可能であるため、2つの
ページを合成して1つのページに書き込む事等が可能と
なっている。この2ページの合成は、上記アドレス制御
部6とこのデータ制御手段7との連携動作で自送的に行
われる。
【0060】次に、画像データI/F手段(イメージデ
ータ制御手段)8について説明する。画像データI/F
手段8は画像バス20上のデバイスでスキャナ13ある
いはプリンタ14とページメモリ23との間の画像デー
タ転送を画像処理手段14を介して行う。また、システ
ム部3内のシステム部画像バス45に接続されたバッフ
ァメモリ36或いはプリンタコントローラ40等とペー
ジメモリ23との画像データ転送も行う。
【0061】画像データI/F手段8の内部ブロック図
を図15に示す。画像処理部14より転送されるスキャ
ナ画像データを入力する為のスキャナI/F部8−1、
入力されたスキャナ画像データ定義ビット数に応じて3
2ビットに変換する32ビット変換部8−2、32ビッ
ト変換部8−2で作られた32ビットデータを画像バス
20を通じてページメモリ23に転送するための画像バ
スI/F(スキャナ)部8−3、ページメモリ23から
の画像データをプリンタ15に出力する時に画像バス2
0から受け取る画像バスI/F(プリンタ)部8−4。
画像バスI/F(プリンタ)部に入力された画像データ
32ビットを1画素のビット数単位に変換するピクセル
(pixel)変換部8−5、またピクセル変換前のデ
ータを入力しページメモリ23からのプリンタ画像デー
タを外部の回転用メモリ9を使って90度回転させ1画
素単位のビット数に変換する回転処理部8−6。ピクセ
ル変換部8−5或いは回転処理部8−6からのデータを
画像処理部14を経てプリンタ15に対し出力するプリ
ンタI/F部8−7、ページメモリ23に対し拡張I/
F用の画像データを画像バス20を通して32ビット単
位に転送入出力する画像バスI/F部8−8、画像バス
I/F部8−8へ入力された32ビットデータを8ビッ
ト単位に変更する為のLW→バイト変換部8−9、拡張
I/F部8−11からの8ビットデータを32ビット単
位に変換するバイト→LW変換部8−10、8ビット単
位にシステム部3と画像データを入出力する拡張I/F
部8−11等から構成される。
【0062】また、画像データI/F手段8には、シー
ケンス制御部8−12、システムインタフェース部8−
13も設けられている。
【0063】図16は各画像データ定義ビット数毎の3
2ビット変換部8−2での変換を示したものである。8
ビット/画素の時は4画素で32ビットのデータに、4
ビット/画素の時は8画素で、1ビット/画素の時は3
2画素でそれぞれなる。なお8ビット/画素の時はスキ
ャナ13としてデータを取り入れる時で一般のコピー時
には使用しない。4ビット/画素の時は多値メモリコピ
ー時に使用する。1ビット/画素の時は圧縮ソートまた
はFAX送信時に使用する。
【0064】図17は逆にピクセル変換部8−1での変
換を示したものである。4ビット/画素の時は8画素
に、1ビット/画素の時は32画素に32ビットデータ
を変換する。
【0065】図18の(a)〜(c)は4ビット/画素
の時の回転処理部8−6の動作を示した図である。図1
1で示した順にページメモリ23を読み出した時、画像
データI/F手段8には図18の(a)に示す第0LW
(ロングワード=4バイト長)ラインの第0LWから第
1LW、第2LWと順に送られて来る。その送られて来
るLW内で第0バイト目の下位4ビットが第01(ライ
ン)のデータである(図内斜線部)。つまり送られて来
るLWは8ライン分のデータを含む事になる。そのLW
は図18の(b)(c)に示す通り外部ラインバッファ
9−1にバイト単位に一旦格納し、1ロングワード分の
データを格納した後1画素ずつ読み出す。つまりアドレ
ス0、4、8、・・・の順に読み出し下位4ビットのみ
を出力する。次のラインではアドレス0、4、8、・・
・の上位4ビットを出力、次のラインではアドレス1、
5、9、・・・の下位4ビット、次のラインではアドレ
ス1、5、9、・・・の上位4ビットという具合に読み
出し、8ライン分のデータを読み出したら次のラインバ
ッファ9−2に移り、同じ様な動作を繰り返す。外部ラ
インバッファ9−1、9−2の2つが用意されているの
は、一方が読み出しの時に一方は書き込み動作を行う様
にし、ライン動作の時間的途切れを防ぐ為である。
【0066】一方、1ビット/画素の時は同じ様な仕組
みで1LW(ロングワード)に32ライン分のデータが
あるため読み出し動作の繰り返し数・データの選択ビッ
ト数が異なる。1ビット/画素の時の動作図を図19
(a)〜(c)に示す。
【0067】なお、図18(a)〜(c)、図19
(a)〜(c)の説明では、ページメモリ23の内容を
右回転して読み出し、結果的に左回転して出力される時
の動作を説明している様に思われる。がしかし、逆回転
の時はデータ制御手段7でロングワード全体でビット反
転を行うため、画像データI/F手段8ではこの動作1
種類だけで対応可能となっている。
【0068】図22は、検索データを付加したプリント
出力例を示すものである。検索データとしては、例えば
年月日、文書番号、頁番号からなっている。この場合、
図22で示されるものから検索データを取り去ったもの
が本来のプリンタコントローラ手段40から送られてく
るイメージであるが、検索データをページメモリ23上
にシステムCPU31により作成し、アドレス制御部6
とデータ制御手段7の動作により、2つのイメージを合
成することで図22に示されるようなイメージが得られ
る。これを、プリンタ15でプリントアウトすることで
検索データ付きの画像が得られる。
【0069】次に、プリンタ出力時に検索データを同時
に付加して印刷し、同時にプリントイメージを圧縮し2
次メモリであるハードディスク(HD)に検索データと
ともに保存する動作を、図23〜図25に示すフローチ
ャートを参照しつつ説明する。
【0070】まず、プリンタ印字データの受信イメージ
を展開して登録する処理として、まずパラレルポート4
2またはLANボード41によりデータの受信を開始し
た際(LANボード割込みまたはパラレルポート受取り
フラグのチェックによる)、受信データよりユーザコー
ド部分を分離保存し、受信データよりユーザパスワード
部分を分離保存し、検索データ文書番号をカウントアッ
プする。
【0071】そして、検索データ頁番号を初期化する。
コードデータを最終頁から受け取っている場合、最終頁
から行う。プリンタ15向けコード部分のプリンタコン
トローラ40への受け渡しを開始し、コードデータのプ
リンタコントローラ40への受け渡しを行う。ついで、
プリンタコントローラ40より印字要求があった場合、
プリンタ頁サイズ/姿勢を確認し、ページメモリ23に
空き領域が有るか否かを確認する。空き領域が有った場
合、ページ番号更新し、ページメモリ23のページサイ
ズを確保し、パラメータをセットし、プリンタコントロ
ーラ40に印字要求応答し、プリンタコントローラ40
にイメージデータの転送を開始する。
【0072】そして、この転送を開始した際、あるいは
プリンタコントローラ40より印字要求がなかったばあ
い、あるいはページメモリ23に空き領域がなかった場
合、ページメモリ23−プリンタコントローラ40間の
イメージデータの転送中かを調べ、転送中で、イメージ
データの転送が終了した際、イメージデータの転送を停
止する。
【0073】そして、イメージデータの転送中でない場
合、あるいはイメージデータの転送が終了していない場
合、あるいはイメージデータの転送を停止した場合、イ
メージ未圧縮頁があるか否かを調べ、イメージ未圧縮頁
があり、イメージ圧縮が終了しておらず、イメージ圧縮
中でない場合に、圧縮伸長手段24によるイメージ圧縮
動作を開始する。イメージ圧縮が終了した際、圧縮伸長
手段24によるイメージ圧縮動作を停止する。
【0074】そして、イメージ未圧縮頁がない場合、あ
るいはイメージ圧縮中の場合、あるいはイメージ圧縮動
作を停止した場合、イメージが圧縮済みで、2次メモリ
としてのハードディスクHDに未ファイル保存頁が有る
場合、ファイルに空き領域が有るか否かを調べる。ファ
イルに空き領域が有る場合、ファイル保存動作を行う。
そして、頁ファイルの保存が終了した際、ファイルの保
存処理を停止し、検索データ付加処理に移行する。頁フ
ァイルの保存が終了していない場合、ファイルに空き領
域が有るか否かのチェックに戻る。また、ファイルに空
き領域がない場合、後述する2次メモリ最古ファイル削
除ルーチン1へ進む。また、2次メモリとしてのハード
ディスクHDに未ファイル保存頁がない場合、検索デー
タ付加処理に移行する。
【0075】検索データ付加処理は、まず、ファイル保
存済みで検索データの未付加頁が有る場合、検索データ
のイメージ化処理が済んでいるか否かを調べ、済んでい
ない場合、検索データのイメージ化処理を行う。そし
て、検索データのイメージ化処理が行われた場合、ある
いは検索データのイメージ化処理が済んでいる場合、検
索データイメージの合成が終了かを調べ、終了していな
い場合、検索データの合成中かを調べ、合成中でない場
合、イメージの合成を開始し、次の頁印刷処理に進み、
合成中の場合、次の頁印刷処理に進む。また、検索デー
タイメージの合成が終了した場合、イメージの合成を停
止し、次の頁印刷処理に進む。また、ファイル保存済み
で検索データの未付加頁がない場合、次の頁印刷処理に
進む。
【0076】頁印刷処理は、まず、頁印刷が終了してい
ない場合、頁印刷中かを調べ、頁印刷中でない場合、P
prt 頁イメージの準備が済んでいるかを調べる。この頁
イメージの準備が済んでいる場合、頁プリントを開始
し、イメージデータの転送を開始する。
【0077】また、頁印刷が終了している場合、頁イメ
ージをクローズし、全頁の印刷が終了しているかを調
べ、終了していない場合、「Pprt +1」あるいは「P
prt −1」を行う。
【0078】この処理が行われた後、あるいは頁印刷中
の場合、あるいはPprt 頁イメージの準備が済んでいな
い場合、あるいはイメージデータの転送を開始した場
合、パラレルポート42よりデータの受信が終了かを調
べる。終了している場合、プリンタコントローラ40へ
の受け渡しを停止し、プリンタコントローラ40による
全頁のイメージ展開が終了かを調べる。終了している場
合、全頁の圧縮ファイル化の保存が終了かを調べる。終
了している場合、全頁の印刷が終了している際、全頁の
イメージをクローズし、処理を終了する。
【0079】また、パラレルポート42よりデータの受
信が終了していない場合、コードデータのプリンタコン
トローラ40への受け渡し処理に戻る。また、プリンタ
コントローラ40による全頁のイメージ展開が終了して
いない場合、あるいは全頁の印刷が終了していない場
合、プリンタコントローラ40よりの印字要求待ち処理
に戻る。また、全頁の圧縮ファイル化の保存が終了して
いない場合、イメージ未圧縮頁のチェック処理に戻る。
【0080】次に、2次メモリとしてのハードディスク
HDの最古ファイルの削除ルーチン1について説明す
る。
【0081】すなわち、最も古い時刻にファイルされた
データを検索し、該当ファイルをハードディスクHDか
ら削除する。
【0082】また、2次メモリとしてのハードディスク
HDの最古ファイル削除ルーチン2(定時間削除)につ
いて説明する。
【0083】すなわち、全ファイルの時刻を検索し、フ
ァイル後、時間T(設定データ)を越えて保存されてい
るファイルをハードディスクHDから削除する。
【0084】次に、ハードディスクHDに保存されてい
るイメージを検索データにより検索し、複数部数印刷
(つまりメモリ検索コピー)する動作を、図26〜図2
8に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0085】まず、イメージ検索処理として、入力コー
ドに対する文書イメージの圧縮ファイルが有るかを調
べ、ない場合、”該当文書は存在しません”というメッ
セージをコントロールパネル12で表示し、処理を終了
する。
【0086】入力コードに対する文書イメージの圧縮フ
ァイルが有る場合、該当文書イメージの圧縮ファイルを
ハードディスクHDから読出し、ユーザコードのチェッ
クが有るモードかを調べる。有るモードの場合、コント
ロールパネル12により入力されるユーザコードをチェ
ックする。このチェックの結果、入力されたユーザコー
ドが合致するかを調べ、合致しない場合、’ユーザコー
ドが一致しません’というメッセージをコントロールパ
ネル12で表示し、処理を終了する。
【0087】また、ユーザコードのチェックが有るモー
ドでなかった場合、あるいは入力されたユーザコードが
合致した場合、ユーザパスワードのチェックが有るモー
ドかを調べる。有るモードの場合、コントロールパネル
12により入力されるユーザパスワードをチェックす
る。このチェックの結果、入力されたユーザパスワード
が合致するかを調べ、合致しない場合、’ユーザパスワ
ードが一致しません’というメッセージをコントロール
パネル12で表示し、処理を終了する。
【0088】また、ユーザパスワードのチェックが有る
モードでなかった場合、あるいは入力されたユーザパス
ワードが合致した場合、入力頁番号が「00」かを調べ
る。入力頁番号が「00」でない場合、該当頁が有るか
を調べる。該当頁がない場合、’該当頁は存在しませ
ん’というメッセージをコントロールパネル12で表示
し、処理を終了する。また、入力頁番号が「00」の場
合、頁番号初期化、つまり、Pdec を1あるいは最終頁
とし、Pprt を1あるいは最終頁とする。この初期化
後、あるいは該当頁が有った場合、イメージコピー処理
に進む。
【0089】イメージコピー処理は、まず頁伸張中かを
調べる。頁伸張中でない場合、ページメモリ23に空き
領域が有るかを調べる。ページメモリ23に空き領域が
有る場合、該当頁が有るかを調べる。該当頁がない場
合、伸張頁を初期化、つまりPdec を1あるいは最終頁
とする。この初期化後、あるいは該当頁が有った場合、
頁サイズ/姿勢確認を確認し、ページメモリ23の頁サ
イズを確保し、パラメータをセットし、頁伸張を開始す
る。
【0090】この後、あるいは頁伸張中の場合、あるい
はページメモリ23に空き領域がない場合、頁伸張が終
了かを調べる。頁伸張が終了している場合、頁伸張動作
を停止する。この頁伸張動作を停止した際、あるいは頁
伸張が終了していない場合、検索データを付加する印刷
を行うか否かを調べる。その印刷を行う場合、検索デー
タの未付加頁が有るかを調べる。検索データの未付加頁
が有る場合、検索データのイメージ化処理を行う。そし
て、検索データイメージの合成が終了かを調べ、終了し
ていない場合、検索データの合成中かを調べ、合成中で
ない場合、イメージの合成を開始する。また、検索デー
タイメージの合成が終了している場合、イメージの合成
を停止する。
【0091】この合成の停止後、あるいは検索データを
付加する印刷でない場合、あるいは検索データの未付加
頁がない場合、あるいは検索データの合成中の場合、あ
るいはイメージの合成を開始した後、Pprt 頁イメージ
の準備済みかを調べる。この準備が済んでいる場合、頁
プリントが終了かを調べる。頁プリントが終了でない場
合、頁印字中かを調べる。頁印字中の場合、あるいはP
prt 頁イメージの準備が済んでいなかった場合、イメー
ジコピー処理の最初に戻る。
【0092】また、頁プリントが終了していた場合、あ
るいは頁印字中でなかった場合、グループモードかを調
べる。グループモードの場合、部数分の印刷終了かを調
べる。部数分の印刷が終了している場合、頁クローズ
し、全頁印刷終了かを調べる。全頁の印刷終了でなかっ
た場合、「Pprt +1」あるいは「Pprt −1」とし、
イメージコピー処理の最初に戻る。また、部数分の印刷
が終了していなかった場合、頁(再)プリントを開始
し、イメージデータの転送を開始し、イメージコピー処
理の最初に戻る。
【0093】また、グループモードでなかった場合、電
子ソートモードかを調べる。電子ソートモードの場合、
頁印刷終了かを調べる。頁印刷が終了の場合、頁クロー
ズし、全頁印刷終了かを調べる。全頁の印刷終了の場
合、部数分の印刷終了かを調べる。部数分の印刷が終了
していなかった場合、Pprt を1あるいは最終頁とし、
イメージコピー処理の最初に戻る。
【0094】また、頁印刷が終了していなかった場合、
頁(再)プリントを開始し、イメージデータの転送を開
始し、イメージコピー処理の最初に戻る。また、電子ソ
ートモードでの全頁の印刷終了でなかった場合、「Ppr
t +1」あるいは「Pprt −1」とし、イメージコピー
処理の最初に戻る。
【0095】また、電子ソートモードでなかった場合、
単頁部数の印刷終了かを調べる。単頁部数の印刷終了で
ない場合、イメージコピー処理の最初に戻る。
【0096】また、単頁部数の印刷終了の場合、あるい
はグループモードでの全頁の印刷終了でなかった場合、
あるいは電子ソートモードでの部数分の印刷終了の場
合、ページメモリ23上のイメージデータの全頁をクロ
ーズし、ファイル保存時刻の更新処理(現時刻データ)
を行い、処理を終了する。
【0097】次に、ハードディスクHDに保存したイメ
ージを検索データにより検索し、それをFAX送信(つ
まりメモリ検索FAX)動作を、図29〜図33に示す
フローチャートを参照しつつ説明する。
【0098】まず、送信文書選択処理として、まずコン
トロールパネル12による入力されるコードに対する文
書イメージ圧縮ファイルが有るかを調べる。そのファイ
ルがない場合、コントロールパネル12により、”該当
文書は存在しません”というメッセージを表示し、累計
指定文書無しかを調べる処理に進む。
【0099】そのファイルがあった場合、該当文書のイ
メージ圧縮ファイルを読出し、ユーザコードのチェック
有りモードかを調べる。そのモードの場合、コントロー
ルパネル12により入力されるユーザコードをチェック
し、入力されたユーザコードが合致するかを調べる。ユ
ーザコードが合致しない場合、コントロールパネル12
により’ユーザコードが一致しません’というメッセー
ジを表示し、累計指定文書無しかを調べる処理に進む。
【0100】また、ユーザコードのチェック有りのモー
ドでない場合、あるいは入力されたユーザコードが合致
する場合、ユーザパスワードのチェック有りモードかを
調べる。そのモードの場合、コントロールパネル12に
より入力されるユーザパスワードをチェックし、入力さ
れたユーザパスワードが合致するかを調べる。ユーザパ
スワードが合致しない場合、コントロールパネル12に
より’ユーザパスワードが一致しません’というメッセ
ージを表示し、累計指定文書無しかを調べる処理に進
む。
【0101】また、ユーザパスワードのチェック有りの
モードでない場合、あるいは入力されたユーザパスワー
ドが合致する場合、入力頁番号が「00」かを調べる。
入力頁番号が「00」でない場合、該当頁が有るかを調
べる。該当頁がない場合、’該当頁は存在しません’と
いうメッセージをコントロールパネル12で表示し、累
計指定文書無しかを調べる処理に進む。また、入力頁番
号が「00」の場合、あるいは該当頁がある場合、ある
いはスキャナ入力ルーチンが終了した場合、追加文書の
有無を確認する”他に追加文書ありますか?”というメ
ッセージをコントロールパネル12で表示する。
【0102】この案内に応じて、他に追加文書があると
指示された場合、後追加か前追加かの選択を案内する”
その文書を今までの文書の後に付けますか?”というメ
ッセージをコントロールパネル12で表示する。この案
内に応じて、後追加、あるいは前追加と指示された場
合、追加文書の選択を案内する”メモリ内の文書ですか
?”というメッセージをコントロールパネル12で表示
する。この案内に応じて、メモリ内の文書でないと指示
された場合、追加文書の選択を案内する”スキャナ入力
文書ですか?というメッセージをコントロールパネル1
2で表示する。この案内に応じて、スキャナ入力文書で
ないと指示された場合、追加文書の有無を確認する処理
に戻る。
【0103】また、メモリ内の文書が追加文書の場合、
送信文書選択処理の最初に戻り、スキャナ入力文書が追
加文書の場合、後述するスキャナ入力ルーチンに進む。
【0104】また、上記該当文書は存在しなかった場
合、ユーザコードが一致しなかった場合、パスワードが
合致しなかった場合、該当頁が存在しなかった場合、累
計指定文書の有無を調べる。累計指定文書がなかった場
合、処理を終了する。累計指定文書が有った場合、ある
いは累計指定文書が無かった場合、二次メモリとしての
ハードディスクHD内の抜粋指定文書の時刻データ更新
処理(現時刻データに書換)を行い、送信先の指定を案
内する”送信先を指定してください”というメッセージ
をコントロールパネル12で表示する。この案内に応じ
て、送信先を指定入力する。
【0105】次に、送信文書データを新規文書として登
録する処理として、まず検索データの文書番号をカウン
トアップし、ファイルを保存し、ファイルの保存終了か
を調べる。ファイルの保存が終了している場合、ファイ
ル保存領域有りか否かを調べる。ファイル保存領域がな
い場合処理を終了し、ファイル保存領域がある場合、フ
ァイルの保存に戻る。また、ファイルの保存が終了した
場合、FAX送信処理へ進む。
【0106】FAX送信処理として、まず、指定文書を
送信先と共にすべてFAXボードに送信を依頼する。つ
いで、送信終了かを送信が終了するまで調べる。送信が
終了している場合、正常終了かを調べる。送信が正常終
了でなかった場合、N(3)回再送信挑戦済みかを調べ
る。N(3)回再送信済みでない場合、再送信を依頼
し、送信終了のチェックに戻る。N(3)回再送信済み
の場合、送信エラーフラグをセットし、送信文書印刷処
理へ進む。また、送信が正常終了であった場合も、送信
文書印刷処理へ進む。
【0107】次に、送信文書印刷処理として、まず、頁
番号の初期化,として、Pdec を1あるいは最終頁と
し、Pprt を1あるいは最終頁とする。ついで、頁伸張
中かを調べる。頁伸張中でない場合、ページメモリ23
に空き領域が有るかを調べる。空き領域が有る場合、該
当頁が有るかを調べる。該当頁が有る場合、頁サイズ/
姿勢確認、ページメモリ23を確保し、パラメータをセ
ットし、頁伸張を開始する。
【0108】この頁伸張の開始後、あるいは頁伸張中で
有った場合、あるいは空き領域が無かった場合、あるい
は該当頁が無かった場合、頁伸張が終了かを調べる。頁
伸張が終了した場合、未伸張頁有りかを調べる。未伸張
頁が有る場合、Pdec を「+1」するか、「−1」し、
未伸張頁が無い場合、頁伸張動作を停止し、ページメモ
リ23上のファイル領域を解放する。
【0109】このファイル領域を解放、あるいはPdec
の変更、あるいは頁伸張が終了していなかった場合、検
索データの未付加頁有りかを調べる。検索データの未付
加頁が有る場合、検索データのイメージ化処理を行い、
送信エラーフラグが有るかを調べる。送信エラーフラグ
が有る場合、送信エラー情報をイメージ化する。送信エ
ラー情報をイメージ化後、あるいは送信エラーフラグが
無かった場合、検索データのイメージ合成が終了かを調
べる。終了していなかった場合、検索データのイメージ
合成中かを調べる。合成中でなかった場合、検索データ
のイメージ合成を開始する。また、検索データのイメー
ジ合成が終了していた場合、イメージ合成を停止する。
【0110】このイメージ合成の停止後、あるいは検索
データの未付加頁が無かった場合、あるいは検索データ
のイメージ合成中であった場合、あるいは検索データの
イメージ合成を開始した後、頁印刷が終了かを調べる。
頁印刷が終了していない場合、頁印刷中かを調べる。頁
印刷中で無かった場合、Pprt 頁イメージの準備済みか
を調べる。準備済みの場合、頁プリントを開始し、本体
へイメージデータの転送を開始する。
【0111】また、頁印刷が終了していた場合、頁をク
ローズし、全頁の印刷終了かを調べる。全頁の印刷が終
了していない場合、Pprt を「+1」あるいはPprt を
「−1」する。全頁の印刷が終了している場合、頁印刷
を停止し、全頁をクローズし、処理を終了する。
【0112】また、頁印刷中の場合、Pprt 頁イメージ
の準備済みで無い場合、本体へイメージデータの転送を
開始した場合、あるいはPprt を変更した場合、頁伸長
中かの確認処理に戻る。
【0113】次に、スキャナ入力ルーチンとして、ま
ず、コントロールパネル12により、”原稿セット後ス
タートボタンを押して下さい。”というメッセージを表
示する。この案内により、スタートボタンが入力された
場合に、原稿サイズを検出し、ページメモリ23の領域
を確保し(サイズ/姿勢を確保し)、原稿をスキャン
し、原稿のスキャンが終了かを調べる。原稿のスキャン
が終了した場合、他に原稿が有るかを調べる。他に原稿
が有る場合、Psc を「+1」する。
【0114】この後、あるいは原稿のスキャンが終了し
ていなかった場合、あるいは他に原稿が無かった場合、
スキャンした原稿頁の圧縮が終了かを調べる。終了して
いる場合、未圧縮頁データが有るかを調べる。未圧縮頁
データが有る場合、Pscdecを「+1」し、原稿の圧縮
を開始する。
【0115】この圧縮の開始後、あるいはスキャンした
原稿頁の圧縮が終了していなかった場合、あるいは未圧
縮頁データが無い場合、他に原稿が有るかを調べる。他
に原稿が有る場合、ページメモリ23に空き領域が有る
かを調べる。空き領域が有る場合、スタートボタンの入
力確認に戻り、空き領域が無い場合、スキャンした原稿
頁の圧縮が終了したかの確認に戻り、他に原稿が無い場
合、全原稿に対するスキャンと圧縮が済んでいるかを調
べる。済んでいない場合、スキャンした原稿頁の圧縮が
終了したかの確認に戻り、済んでいる場合、スキャナ入
力ルーチンを終了する。
【0116】次に、FAX受信した文書を検索データを
付加して印刷し、同時にFAX受信データを2次メモリ
であるハードディスクHDに検索データとともに保存す
る動作を、図34〜図36に示すフローチャートを参照
しつつ説明する。
【0117】まず、FAX受信、ファイル保存処理とし
て、まず、FAXボードよりFAX受信開始かを調べ
る。受信を開始した場合、受信データよりユーザパスワ
ードの部分を分離保存し、検索データ(文書番号)をカ
ウントアップし、検索データ、頁番号を初期化し、Pを
「1」とする。ついで、FAX文書のコード部分をペー
ジメモリ23内のファイル部分に順次保存し、2次メモ
リとしてのハードディスクHDにファイルの保存処理を
開始する(検索データ、保存開始時刻、解像度、パスワ
ード)。
【0118】そして、2次メモリとしてのハードディス
クHDにファイルの空き領域が有るかを調べる。空き領
域が有る場合、ページメモリ23内のファイル領域を読
出し、ハードディスクHD内のファイルに保存し、FA
Xボードよりのコードをページメモリ23内のファイル
部分に保存し、FAXボードより受信終了が報告された
かを調べる。受信終了が報告されなかった場合、ハード
ディスクHDにファイルの空き領域の確認処理に戻り、
受信終了が報告された場合、受信が異常無しであったか
否かを調べる。異常が有った場合、ページメモリ23の
ファイル部分の全頁を破棄し、ハードディスクHD内の
ファイル部分の全頁を破棄し、検索データの文書番号を
カウントダウンし、処理を終了する。
【0119】また、受信が異常無しであった場合、ペー
ジメモリ23内のファイル領域の内容が、ハードディス
クHD内のファイルに保存終了したかを調べる。その保
存が終了していない場合、ハードディスクHDにファイ
ルの空き領域の確認処理に戻り、その保存が終了してい
る場合、検索データ付加印刷処理に進む。
【0120】次に、検索データ付加印刷処理として、頁
番号を初期化し、Pdec を「1」あるいは最終頁とし、
Pprt を「1」あるいは最終頁とし、頁伸張中かを調べ
る。頁伸張中でない場合、ページメモリ23に空き領域
が有るかを調べる。空き領域が有る場合、該当頁が有る
かを調べる。該当頁がない場合、伸張頁を初期化し、P
dec を「1」あるいは最終頁とし、頁伸長処理の終了の
確認処理へ進む。
【0121】該当頁がある場合、頁サイズ/解像度/姿
勢を確認し、ページメモリ23に頁サイズを確保し、パ
ラメータをセットし、解像度の変換率をセットし、頁伸
張を開始する。
【0122】この頁伸張の開始後、あるいは頁伸張中で
あった場合、あるいはページメモリ23に空き領域がな
かった場合、あるいは伸張頁を初期化し、Pdec を
「1」あるいは最終頁とした場合、頁伸張が終了かを調
べる。頁伸張が終了していた場合、頁伸張動作を停止
し、Pdec を「+1」あるいは「−1」する。このPde
c の変更後、あるいは頁伸張が終了していなかった場
合、伸張済み頁で、検索データの未付加頁が有るかを調
べる。それが有る場合、検索データのイメージ化処理を
行い、検索データイメージの未合成頁が有るかを調べ
る。未合成頁が有る場合、検索データイメージの合成が
終了かを調べる。合成が終了していない場合、イメージ
の合成中かを調べる。イメージの合成中でない場合、イ
メージの合成を開始する。
【0123】また、検索データイメージの合成が終了し
ている場合、イメージ合成を停止する。このイメージ合
成の停止後、あるいは伸張済み頁で、検索データの未付
加頁がない場合、あるいは検索データイメージの未合成
頁がない場合、あるいはイメージの合成中の場合、ある
いはイメージの合成を開始している場合、頁印刷が終了
かを調べる。頁印刷が終了していない場合、頁印刷中か
を調べる。頁印刷中で無かった場合、Pprt 頁イメージ
の準備済みかを調べる。準備済みの場合、頁プリントを
開始し、本体へイメージデータの転送を開始する。
【0124】また、頁印刷が終了していた場合、頁をク
ローズし、全頁の印刷終了かを調べる。全頁の印刷が終
了していない場合、Pprt を「+1」あるいはPprt を
「−1」する。全頁の印刷が終了している場合、頁印刷
を停止し、全頁をクローズし、処理を終了する。
【0125】上記したように、普通紙複写機、プリン
タ、ファクシミリを複合化したデジタル式の複写機にお
いて、ワープル等により作成されているコードの文書デ
ータをプリント出力する際に、プリンタとして動作する
ときに一度内部でイメージ化したデータをプリントと同
時にイメージデータの形でハードディスクに圧縮保存
し、再度そのプリント物をコピー(特に複数部必要と)
する際に、そのプリント物をスキャンすることなしに、
もとのイメージデータを検索し引き出してプリントする
ようにしたものである。
【0126】これにより、高速に、しかも画像の劣化無
しに、上記プリント物と同じものが得られるようにでき
る。
【0127】また、同様にファクシミリにより画像を受
信した際にも、受信画像を受信プリントすると同時に圧
縮データを保存し、後で、再ファクシミリ送信や、コピ
ーに使用することができる。
【0128】また、もう一つとして、プリントデータの
ファクシミリ送信の際にも上記プリント画像の圧縮デー
タを使うことができる。
【0129】また、ハードディスクの残容量がこれから
記憶しようとする文書の記憶容量より少なかった場合
に、ハードディスク内の古い文書を消去したり、あるい
はハードディスクに文書を記憶したときからの経過時間
が所定時間以上であった場合に、ハードディスク内から
消去するようにしたものである。
【0130】これにより、ハードディスクの満杯等のメ
ンテナンス等が不要になり、ユーザの使い勝手を向上さ
せることができる。
【0131】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
コードの文書データをイメージ展開してプリント出力し
たものと同じものを得ようとした際に、画像の劣化無し
に、かつ高速に得ることができる画像形成記憶装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における画像形成記憶装置
の全体の構成を示すブロック図。
【図2】ISAバスコントローラの概略構成を示すブロ
ック図。
【図3】G3・FAX制御手段の概略構成を示すブロッ
ク図。
【図4】プリンタコントローラ手段の概略構成を示すブ
ロック図。
【図5】ローカルエリアネットワーク回線制御手段の概
略構成を示すブロック図。
【図6】画像処理手段の概略構成を示すブロック図。
【図7】システム制御手段の概略構成を示すブロック
図。
【図8】アドレス制御部の概略構成を示すブロック図。
【図9】アドレス発生部の概略構成を示すブロック図。
【図10】2次元アドレス発生器からのアドレスの発生
内容を説明するための図。
【図11】2次元アドレス発生器からのアドレスの発生
内容を説明するための図。
【図12】ページメモリを2次元アクセスする場合の概
念図。
【図13】ページメモリの2次元メモリをリニア・アド
レスに書き表した図。
【図14】データ制御手段の概略構成を示すブロック
図。
【図15】画像データI/F手段の概略構成を示すブロ
ック図。
【図16】32ビット変換部での変換を示す図。
【図17】ピクセル変換部での変換を示す図。
【図18】4ビット/画素の時の回転処理部の動作を説
明するための図。
【図19】1ビット/画素の時の回転処理部の動作を説
明するための図。
【図20】ページメモリの記憶例を説明するための図。
【図21】ページメモリの記憶例を説明するための図。
【図22】検索データが付与されて出力されたプリント
出力例を示す図。
【図23】プリンタ出力時に検索データを同時に付加し
て印刷し、同時にプリントイメージを圧縮しハードディ
スクに検索データとともに保存する動作を説明するため
のフローチャート。
【図24】プリンタ出力時に検索データを同時に付加し
て印刷し、同時にプリントイメージを圧縮しハードディ
スクに検索データとともに保存する動作を説明するため
のフローチャート。
【図25】プリンタ出力時に検索データを同時に付加し
て印刷し、同時にプリントイメージを圧縮しハードディ
スクに検索データとともに保存する動作を説明するため
のフローチャート。
【図26】ハードディスクに保存したイメージを検索デ
ータにより検索し、複数部数印刷する動作を説明するた
めのフローチャート。
【図27】ハードディスクに保存したイメージを検索デ
ータにより検索し、複数部数印刷する動作を説明するた
めのフローチャート。
【図28】ハードディスクに保存したイメージを検索デ
ータにより検索し、複数部数印刷する動作を説明するた
めのフローチャート。
【図29】ハードディスクに保存したイメージを検索デ
ータにより検索し、それをFAX送信する動作を説明す
るためのフローチャート。
【図30】ハードディスクに保存したイメージを検索デ
ータにより検索し、それをFAX送信する動作を説明す
るためのフローチャート。
【図31】ハードディスクに保存したイメージを検索デ
ータにより検索し、それをFAX送信する動作を説明す
るためのフローチャート。
【図32】ハードディスクに保存したイメージを検索デ
ータにより検索し、それをFAX送信する動作を説明す
るためのフローチャート。
【図33】ハードディスクに保存したイメージを検索デ
ータにより検索し、それをFAX送信する動作を説明す
るためのフローチャート。
【図34】FAX受信した文書を検索データを付加して
印刷し、同時にFAX受信データをハードディスクに検
索データとともに保存する動作を説明するためのフロー
チャート。
【図35】FAX受信した文書を検索データを付加して
印刷し、同時にFAX受信データをハードディスクに検
索データとともに保存する動作を説明するためのフロー
チャート。
【図36】FAX受信した文書を検索データを付加して
印刷し、同時にFAX受信データをハードディスクに検
索データとともに保存する動作を説明するためのフロー
チャート。
【図37】ハードディスクのファイル構造を示す図。
【符号の説明】
1…基本部 2…ページメモリ部 3…システム部 4…システム制御手段 6…アドレス制御部 7…データ制御部 11…基本部CPU 12…コントロールパネル 13…スキャナ 14…画像処理手段 15…プリンタ 23…ページメモリ 31…システムCPU 31a…メインメモリ 35…HDD

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードデータを受入れる受入手段と、 この受入手段により受入れたコードデータをイメージデ
    ータに変換する変換手段と、 この変換手段により変換されたイメージデータとしての
    画像を圧縮する圧縮手段と、 この圧縮手段により圧縮された1頁あるいは複数頁から
    なる1文書ごとの圧縮イメージデータを、その文書を検
    索するための検索データに対応して記憶する文書記憶手
    段と、 上記変換手段により変換されたイメージデータとしての
    画像に上記検索データのイメージ化データを付加する付
    加手段と、 この付加手段により検索データが付加されている画像を
    被画像形成媒体上に形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記文書記憶手段に文書を記憶した時刻
    から所定時間の経過した際に、その文書を上記文書記憶
    手段から消去する消去手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成記憶装置。
  3. 【請求項3】 コードデータを受入れる受入手段と、 この受入手段により受入れたコードデータをイメージデ
    ータに変換する変換手段と、この変換手段により変換さ
    れたイメージデータとしての画像を圧縮する圧縮手段
    と、 この圧縮手段により圧縮された1頁あるいは複数頁から
    なる1文書ごとの圧縮イメージデータを、その文書を検
    索するための検索データに対応して記憶する文書記憶手
    段と、 上記変換手段により変換されたイメージデータとしての
    画像に上記検索データのイメージ化データを付加する付
    加手段と、 この付加手段により検索データが付加されている画像を
    被画像形成媒体上に形成する画像形成手段と、 上記検索データを入力する入力手段と、 この入力手段により入力された検索データに対応して上
    記文書記憶手段に記憶されている1文書単位の圧縮イメ
    ージデータを読出す読出手段と、 この読出手段により読出された1頁単位の圧縮イメージ
    データを元のイメージデータに伸張する伸長手段と、 この伸長手段により伸長されたイメージデータとしての
    画像を、上記画像形成手段により被画像形成媒体上に形
    成する処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記文書記憶手段に文書を記憶した時刻
    を記憶する時刻記憶手段と、この時刻記憶手段に記憶さ
    れている文書ごとの時刻により、上記文書記憶手段に文
    書を記憶してから所定時間の経過したことを判定する判
    定手段と、この判定手段により所定時間の経過が判定さ
    れた際に、その文書を上記文書記憶手段から消去する消
    去手段とを有することを特徴とする請求項3に記載の画
    像形成記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記文書記憶手段に文書を記憶した時刻
    を記憶する時刻記憶手段と、この時刻記憶手段に記憶さ
    れている文書ごとの時刻により、上記文書記憶手段に文
    書を記憶してから所定時間の経過したことを判定する判
    定手段と、この判定手段により所定時間の経過が判定さ
    れた際に、その文書を上記文書記憶手段から消去する消
    去手段と、上記文書記憶手段に記憶されている文書が読
    出されて上記画像形成手段により画像形成された際に、
    この時刻に上記時刻記憶手段の文書を記憶した時刻を更
    新する更新手段とを有することを特徴とする請求項3に
    記載の画像形成記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記文書記憶手段に文書を記憶した時刻
    を記憶する時刻記憶手段と、上記文書記憶手段に文書を
    記憶する際、記憶する文書の記憶容量と上記文書記憶手
    段の残容量とを比較し、残容量が記憶する文書の記憶容
    量より多いか少ないかを判定する判定手段と、この判定
    手段により残容量が記憶する文書の記憶容量より少ない
    場合に、上記時刻記憶手段に記憶されている文書ごとの
    時刻により、上記文書記憶手段に記憶された時刻が一番
    古い文書を上記文書記憶手段から消去する消去手段とを
    有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成記憶
    装置。
  7. 【請求項7】 コードデータを受入れる受入手段と、 この受入手段により受入れたコードデータをイメージデ
    ータに変換する変換手段と、 この変換手段により変換されたイメージデータとしての
    画像を圧縮する圧縮手段と、 この圧縮手段により圧縮された1頁あるいは複数頁から
    なる1文書ごとの圧縮イメージデータを、その文書を検
    索するための検索データに対応して記憶する文書記憶手
    段と、 上記変換手段により変換されたイメージデータとしての
    画像に上記検索データのイメージ化データを付加する付
    加手段と、 この付加手段により検索データが付加されている画像を
    被画像形成媒体上に形成する画像形成手段と、 上記検索データとファクシミリの送信指示を入力する入
    力手段と、 この入力手段により入力された検索データに対応して上
    記文書記憶手段に記憶されている1文書単位の圧縮イメ
    ージデータを読出す読出手段と、 この読出手段により読出された1頁単位の圧縮イメージ
    データを上記入力手段により入力された送信内容に応じ
    た相手先にファクシミリ送信する送信手段と、を具備し
    たことを特徴とする画像形成記憶装置。
  8. 【請求項8】 通信回線を介して送信された圧縮されて
    いるイメージデータを受信する受信手段と、 この受信手段により受信した圧縮イメージデータを1頁
    あるいは複数頁からなる1文書ごとに、その文書を検索
    するための検索データに対応して記憶する文書記憶手段
    と、 上記受信手段により受信した1頁単位の圧縮イメージデ
    ータを元のイメージデータに伸張する伸長手段と、 この伸長手段により伸長されたイメージデータとしての
    画像に上記検索データのイメージ化データを付加する付
    加手段と、 この付加手段により検索データが付加されている画像を
    被画像形成媒体上に形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成記憶装置。
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