JP2002092399A - 印刷受発注方法、及び印刷受発注システム、並びに印刷受発注システムにおいて利用される情報資源 - Google Patents

印刷受発注方法、及び印刷受発注システム、並びに印刷受発注システムにおいて利用される情報資源

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JP2002092399A
JP2002092399A JP2000275087A JP2000275087A JP2002092399A JP 2002092399 A JP2002092399 A JP 2002092399A JP 2000275087 A JP2000275087 A JP 2000275087A JP 2000275087 A JP2000275087 A JP 2000275087A JP 2002092399 A JP2002092399 A JP 2002092399A
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Hiroyuki Fukuda
弘之 福田
Mutsumi Kikuchi
睦実 菊池
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷物の出版を行う者が印刷会社に対して印刷
物の印刷注文を行う際、それに係る必要な情報を両者が
それぞれ簡単に取得できるようにして、もって両者にと
って効率的且つ経済的に印刷物の印刷受発注を行えるよ
うにすること。 【解決手段】コンピュータネットワークに接続された出
版社の端末から印刷要求が出されると(ステップS20
1)、受発注データベースではその要求品質を満たす印
刷を行える印刷会社を検索し(ステップS202)、各
印刷会社20の印刷負荷状況に応じて順番を並べ替え
(ステップS203)、この順番で、印刷要求を出した
出版社の端末に印刷会社の候補を出力表示する(ステッ
プS204)。出版社がその候補を不適格とした場合
は、次の候補を選定して(ステップS207)、提示す
る。出版社の発注意思が確認されたならば、受発注成立
として処理がされる(ステップS206)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のコンピュータネットワークを利用した、印刷物に係る
印刷受発注の方法、及び印刷受発注のシステム、並びに
その印刷受発注のシステムにおいて利用される情報資源
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、出版社が印刷会社に対して、ある
印刷物(出版物)の印刷注文を行う際、その印刷注文に
は様々な印刷要求項目が付帯してくる。
【0003】即ち、その印刷物の納期は勿論のこと、そ
の印刷部数や使用する紙種、或いは色数といった種々の
細部にわたる項目である。
【0004】従って、両者間で取り交わされる印刷の受
発注は、これら各印刷要求項目の両者間での確認、合意
があって初めて成立するものであるため、印刷会社の営
業担当者には、印刷要求を出している顧客(出版社)と
の打ち合わせを事細かに行う等、煩雑な作業が強いられ
ていた。
【0005】近年では、印刷原稿をデジタル化して、サ
ーバにその印刷原稿データを保存しておき、再版時には
そのサーバからレイアウト情報等を呼び出して、印刷部
数を設定し実行することにより、所定の回線を通じて印
刷会社に印刷指示書と印刷用データを送るようにするサ
ービスも始まっている。
【0006】従って、このようなサービスを利用すれ
ば、上記したような打ち合わせ等に要する労力はかなり
軽減される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一方で
は、デジタルであるが故にオリジナルデータと完全に同
一のものを印刷させることができるため、仮に異なる印
刷会社で印刷した場合でも、その印刷品質は同じレベル
に仕上がって欲しいという要求もあり、そのような印刷
品質への関心が以前よりも高まってきていることもまた
事実である。
【0008】その背景には、ある広告主が全国に配布す
る印刷物を作成する場合、印刷物を一箇所で作成してそ
れを全国に配送するよりは、全国各地の拠点となる印刷
会社で印刷を行わせる方がコスト的にも、時間的にも有
利となるといった点等がある。
【0009】この場合、確かに短納期で作成できるとい
うメリットはあるが、広告主がその印刷品質を確認する
時間が殆ど持てないという別の問題も発生している。
【0010】従って、印刷物については、客観的な評価
尺度を確立することが急務となっている。
【0011】特に、印刷物の分野においては、官能的な
評価が依然として主流になっているという特別の事情が
存在する。
【0012】例えば、印刷物に求められる品質として、
濃度、コントラストといった一般的な画像の品質評価尺
度の他に、各色毎の位置のずれ量や、ドットのダブリと
呼ばれる画質劣化の要因等が加わるが、これらは一般的
な評価基準が殆ど無く、専門的な技能を持った人が主観
的に評価を行い、不具合があればそれを適時印刷の工程
で軽減するように調整を行っている。
【0013】当然その調整結果についても、印刷を発注
した広告主によって、やはり感性的に「良い感じ」かど
うかで評価されるのが一般的であり、それを客観的な評
価尺度で評価することはできなかった。
【0014】一方、印刷の受発注の現状を見てみると、
各地で作成される印刷物は広告主と予め契約されている
印刷工場との間でデータのやり取りを行ってから印刷が
開始されるが、データ形式がその工場に適合しているか
どうかを確認することは言うまでも無く、印刷工場の負
荷状況も踏まえて印刷指示を出さないと納期を守れない
可能性が出てきたりするので、なるべく多くの印刷工場
を印刷発注対象工場として登録をしておくことが必要と
なる。
【0015】また、印刷原稿は印刷直前にならないと入
手できない場合や、印刷の途中や、場合によっては印刷
の完了後に原稿の修正要求が発せられることも少なく無
い。
【0016】従って、その場合、やり直しが発生したり
して突発的に印刷工場の負荷が極端に増大することもあ
る。
【0017】こうした場合、これらに迅速に対処するた
めには、印刷の負荷に余裕を持たせた計画を設定してお
かねばならないが、結果としてトータルでの稼働率が落
ちてしまい好ましくない。
【0018】更に、全国各地に存在する多くの印刷会社
は、通常、地域に関連した印刷物の受注営業活動を行っ
ているので、営業の担当地域も限定したものとなり、結
果として、全国展開の印刷要求を出すような広告主と接
触する機会は殆ど無く、新規の顧客獲得は極めてし難い
状況にあり、加えて、広告主の数も限られているので、
繁忙期での負荷状況が大きく変動し、印刷設備の稼働率
が一定化できないといった経済上の不具合も有った。
【0019】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、印刷物の出版を行う者が印刷会社に対し、その印
刷物の印刷について注文を行う際、それに係る必要な情
報を両者がそれぞれ簡単に取得できるようにして、もっ
て両者にとって効率的且つ経済的に印刷物の印刷受発注
を行えるようにした印刷受発注方法、及び印刷受発注シ
ステム、並びに印刷受発注システムにおいて利用される
情報資源を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による印刷受発注方法は、出版を目的とした
印刷物の印刷を行う第1の当事者と、当該印刷された印
刷物の出版を行う第2の当事者との間で行われるコンピ
ュータネットワークを利用した当該印刷物に係る印刷受
発注の方法であって、前記第2の当事者が、前記コンピ
ュータネットワークに接続された自己の端末に、前記印
刷物の印刷要求に関する情報を入力する第1の工程と、
前記第1の工程で入力された印刷要求を満足することが
可能と判断される前記第1の当事者を、当該第1の当事
者に関する情報を記憶した前記コンピュータネットワー
クに接続された情報資源の中から検索する第2の工程
と、前記第2の工程で検索された前記第1の当事者に関
する情報を前記第2の当事者の端末において出力表示す
る第3の工程と、前記第2の当事者が、前記第3の工程
で出力表示された前記第1の当事者に関する情報に基づ
いて、印刷発注対象としての前記第1の当事者を選定す
るための確定情報を自己の端末に入力する第4の工程
と、を含むことを特徴とする。
【0021】即ち、この印刷受発注方法によれば、印刷
物の出版を行う者が印刷会社に対してその印刷物の印刷
注文を行う際、その印刷物の出版を行う者の印刷要求を
満足させられる印刷会社をコンピュータネットワークを
利用して簡単に検索でき、印刷物の出版を行う者及び印
刷会社の両者が効率的且つ経済的にその印刷物の印刷受
発注を行える。
【0022】また、上記目的を達成するために、本発明
による印刷受発注システムは、出版を目的とした印刷物
の印刷を行う第1の当事者と、当該印刷された印刷物の
出版を行う第2の当事者との間で行われるコンピュータ
ネットワークを利用した当該印刷物に係る印刷受発注の
システムであって、前記第2の当事者が前記印刷物の印
刷要求に関する情報を入力する前記コンピュータネット
ワークに接続された端末と、前記端末で入力された印刷
要求に対して前記第1の当事者に関する情報を当該端末
に提供可能な前記コンピュータネットワークに接続され
た情報資源と、を具備し、前記情報資源は、前記端末で
入力された印刷要求に関する情報に基づいて、当該印刷
要求を満足することが可能と判断される前記第1の当事
者を検索する検索手段を備え、前記端末は、前記検索手
段で検索された前記第1の当事者に関する情報を出力表
示する表示手段と、前記第2の当事者が、前記表示手段
で出力表示された前記第1の当事者に関する情報に基づ
いて、印刷発注対象としての前記第1の当事者を選定す
るための確定情報を入力する入力手段と、を備えること
を特徴とする。
【0023】即ち、この印刷受発注システムによれば、
印刷物の出版を行う者が印刷会社に対してその印刷物の
印刷注文を行う際、その印刷物の出版を行う者の印刷要
求を満足させられる印刷会社をコンピュータネットワー
クを利用して簡単に検索でき、印刷物の出版を行う者及
び印刷会社の両者が効率的且つ経済的にその印刷物の印
刷受発注を行える。
【0024】更に、上記目的を達成するために、本発明
による印刷受発注システムにおいて利用される情報資源
は、出版を目的とした印刷物の印刷を行う第1の当事者
と、当該印刷された印刷物の出版を行う第2の当事者と
の間で行われるコンピュータネットワークを利用した当
該印刷物に係る印刷受発注のシステムにおいて利用され
る前記コンピュータネットワークに接続された情報資源
であって、前記第2の当事者が前記印刷物の印刷要求に
関する情報を入力する、前記コンピュータネットワーク
に接続された端末からの前記印刷要求に対して、当該印
刷要求を満足することが可能と判断される前記第1の当
事者を検索し、当該検索された第1の当事者に関する情
報を前記コンピュータネットワークを介して前記端末に
提供可能なように構成されたことを特徴とする。
【0025】即ち、この情報資源によれば、印刷物の出
版を行う者が印刷会社に対してその印刷物の印刷注文を
行う際、その印刷物の出版を行う者の印刷要求を満足さ
せられる印刷会社をコンピュータネットワークを利用し
て簡単に検索でき、印刷物の出版を行う者及び印刷会社
の両者が効率的且つ経済的にその印刷物の印刷受発注を
行える。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0027】図1は、出版社10と印刷会社20と印刷
物30との3者の関係を、ERD記号を用いて表したも
のである。ERD記号では、3者は、「人・物」を表す
四角で表されている。また、それらを印刷会社20から
見た場合の「関連」が菱形で表されている。そして、そ
れぞれの対象には「属性」があり、それらは丸で囲むよ
うに表現されている。
【0028】先ず、出版社10の属性としては、印刷物
30の印刷要求に関する情報としての「要求品質」と、
「納期」とがある。これらは、出版社10から印刷会社
20への要求事項として、仕事のレベルを表している。
【0029】この要求に応じる印刷会社20には、その
属性として、印刷品質を確保することができるかどうか
を判断するための情報である「印刷技術」と、印刷物3
0の納期を守るための判断情報としての「負荷状態」と
がある。
【0030】そして、両者が折り合えば受注(出版社1
0から見ると発注)となり、印刷物30の印刷が行われ
ることになる。
【0031】この時に、印刷という行為には「品質管
理」という属性があり、印刷物30自体には「印刷品
質」という属性が存在する。
【0032】ここで、これら各属性について簡単に説明
する。
【0033】出版社10の印刷要求項目には、印刷物3
0の解像度に相当する情報や、カラー印刷なのかモノク
ロ印刷なのかといった情報、その他紙の種類や印刷後の
裁断、といった情報等が含まれている。
【0034】印刷会社20の属性の「負荷状態」とは、
納期までに印刷を完了させることができるかどうかとい
う印刷機の空き具合や、印刷作業に従事できる人の予定
が含まれる。
【0035】また、印刷会社20の「印刷技術」という
属性は、印刷要求を満足させることのできる装置や技術
をその会社が保有しているかどうかといった情報に相当
する。具体的には、印刷機の性能やスペック、そして印
刷技術に関する所定の公的或いは私的な認定を既に受け
ているかどうかといった情報がそれに相当する。
【0036】印刷時の「品質管理」という属性は、各印
刷会社20で定める品質管理方法または作業標準に基づ
いて測定された客観的な評価値のことである。
【0037】最終的に完成した印刷物30にも、その出
来具合としての「印刷品質」がある。
【0038】ここで、印刷時の「品質管理」と、完成し
た印刷物30の「印刷品質」という各属性の関係につい
て簡単に説明する。
【0039】印刷の「品質管理」には印刷を行っている
ときの抜き取り検査による測定が一般的である。これ
は、全ての印刷物の「印刷品質」を測定しているわけで
はないので、両者に高い相関はあるものの、必ずしも一
致しない場合もある。
【0040】この相関を高めるために、「正しい方法で
作成されたものは正しいものに出来あがる」という、工
程保証の考え方を導入し、印刷の方法を厳格に定めるこ
とで品質を安定させようとしているのが一般的である。
【0041】これには、印刷装置の性能が安定している
かという評価項目も含まれている。即ち、高い印刷品質
を求める場合には、印刷装置の設定を十分なものにする
だけではなく、印刷途中でのチェックの頻度や、評価項
目を増やす必要が有る。
【0042】また、「印刷品質」には、要求品質で客観
的な尺度で表現しきれないような、主観的な完成度も含
まれている。
【0043】これらは、装置で測定しにくい「色味」で
あったり「しずる感」であったりするので、このような
主観的な完成度を発注側に確認してもらうために校正印
刷と呼ばれる、所謂見当合わせ的な活動が必要となって
いる。
【0044】図2の(A)は、インターネット等のコン
ピュータネットワークに接続された情報資源としてのデ
ータベース内に、印刷会社20毎に様々な属性情報を記
憶させて、出版社10と印刷会社20との間で印刷受発
注を行なう場合のフローチャートを示したものである。
【0045】即ち、コンピュータネットワークに接続さ
れた出版社10の端末から印刷要求が出されると(ステ
ップS201)、データベースではその要求品質を満た
す印刷を行える印刷会社20を検索する(ステップS2
02)。このとき、印刷会社20毎に保有している印刷
技術に関する認定情報が利用される。
【0046】選別された印刷会社20の中から、印刷要
求の一つの納期を守ることができるかどうかを判断する
ために、各印刷会社20の印刷負荷状況に応じて順番を
並べ替える(ステップS203)。
【0047】そして、この順番で、印刷要求を出した出
版社10の端末に印刷会社20の候補を出力表示し(ス
テップS204)、発注意思を確認する(ステップS2
05)。
【0048】ここで、候補が不適格であった場合は、次
の候補を選定した後(ステップS207)、上記ステッ
プS204に戻って、それを提示する。なお、この候補
の提示の時点で、印刷にかかる費用など詳細のデータを
提示するようにしている。
【0049】而して、出版社10に発注意思がある場合
には、上記ステップS205においてその確定情報をキ
ーボード等より入力して、受発注成立として処理がされ
る(ステップS206)。
【0050】この例のような動きを行なわせる為のデー
タベースのテーブル構成例を図2の(B)を用いて説明
する。
【0051】ここで、左端の列は、各テーブル名を表し
ている。その隣の列は、各テーブルに含まれるフィール
ド名を表しており、右端の列は、テーブル間で同一のフ
ィールド名が存在している場合の参照関係を表してい
る。
【0052】つまり、参照する側のあるレコードが、参
照される側のどのレコードに関連するものかを、フィー
ルドの値で関連付けするようになっている。
【0053】まず、印刷会社に関連するテーブルとし
て、印刷会社、設備、認定、評価という4つのテーブル
からなっている。
【0054】各テーブルは、それに含まれるレコードを
データベース上で管理する為のテーブル名と同じフィー
ルド名+IDを持った主キーフィールドを必ず含んでい
る。
【0055】印刷会社テーブルは、主キーとしての印刷
会社IDと、会社情報という2つのフィールドを持って
いる。
【0056】同様に、設備テーブルは、主キーとしての
設備IDの他に、印刷会社テーブルを参照するための印
刷会社IDフィールドと、設備の性能を示した性能フィ
ールドと、設備の負荷状況を示したカレンダオブジェク
トのフィールドからなっている。ここで、カレンダオブ
ジェクトは、具体的には、設備の稼動予定やメンテナン
ス計画が時間単位で記入されているものである。
【0057】また、認定テーブルは、主キーとしての認
定IDの他に、印刷会社IDフィールドと認定を受けて
いる印刷条件の内容を表す印刷条件フィールドからなっ
ている。
【0058】そして、評価テーブルは、主キーとしての
評価IDの他に、認定条件を参照する認定IDフィール
ドと、評価の方法を示した評価内容フィールドからなっ
ている。
【0059】このデータベースから、上記ステップS2
02で示したような要求品質を満たす会社の検索を実行
する場合は、認定テーブルの印刷条件フィールドで検索
を行い、適合する印刷条件で認定を受けている印刷会社
20を検索する。
【0060】このとき、要求品質が具体的な客観評価尺
度で示されている場合は、評価テーブルのレコードの評
価内容フィールドにより検索を実行し、その結果に対し
て認定IDで参照する認定テーブルのレコードから印刷
会社IDを得るようにすることも可能である。
【0061】次に、上記ステップS203における各印
刷会社20の負荷状況による並べ替えを実行する場合
は、上記検索結果から得られた印刷会社IDを含むレコ
ードを設備テーブル中から検索し、そのレコードのカレ
ンダオブジェクトをチェックして負荷状況に関する情報
を得て、納期までに使うことの出来る設備の空き具合を
評価する。
【0062】このとき、要求品質に見合った性能を持っ
た設備であることを条件にして設備を検索するようにし
ている。
【0063】そして、受発注が成立すると、印刷要求が
まとめられた明細書に相当するレコードが作成される。
これには、印刷物の評価内容とその規定値が示されてお
り、データベースでは、図3の(A)のようにテーブル
が構成されている。
【0064】ここで、受注テーブルは、主キーとしての
受注IDの他に、印刷会社IDフィールドと、出版社I
Dフィールドを含んでいる。
【0065】また、この受発注の条件が記された条件テ
ーブルは、主キーとしての条件IDの他に、受注テーブ
ルを参照する受注IDフィールドと、測定に使う装置を
参照する測定装置IDフィールドと、その測定値基準フ
ィールドとからなっている。
【0066】そして、測定装置テーブルは、主キーとし
ての測定装置IDと、装置のシリアル番号、校正情報等
のフィールドを有している。
【0067】このようなデータベースの構造からも判る
ように、受注における条件とは一つであるとは限らず、
同じ受注条件IDを持った複数のレコードを持つことが
可能であり、これによって印刷品質を事細かに定義する
ことが可能になる。
【0068】また、測定装置に関する情報は、測定でき
る項目毎の精度等のように関連する情報の全てを網羅す
るように構成すれば更に望ましい。その場合は、更に、
それらの項目毎のテーブルを追加していくことになる。
【0069】次に、実際に印刷を行う場面で用いられる
テーブルについて、同様に説明する。
【0070】図3の(B)に示すように、印刷、検査と
いう2つのテーブルが有り、印刷テーブルには、主キー
としての印刷IDの他に、印刷の受発注との関連を示す
受注IDフィールドを含んでいる。また、検査テーブル
は、上記印刷実行中の検査結果を保存するためのテーブ
ルであり、主キーとしての検査IDの他に、印刷テーブ
ルとの関連を示した印刷IDフィールドと、検査項目を
特定するための条件IDフィールドと、検査結果を保存
する結果フィールドとからなる。
【0071】ここで、図3の(A)と図3の(B)との
間の関係を整理しておくと、受注時にその品質条件の全
てが規定されたものが図3の(A)の条件テーブルであ
る。これは測定装置と測定方法が規定されていることに
なる。
【0072】一方印刷時は、図3の(B)に示したよう
に受注テーブルへの関連付けがされているので、受注時
の条件すなわち品質条件の全てが同時に規定されること
になる。
【0073】この条件の項目は全て測定されなければ出
荷が出来ないので、印刷時には各項目について測定がな
され、その結果が検査テーブルに入れられることにな
る。
【0074】このとき、検査テーブルでは再度条件ID
を用いて、検査すべき項目のどの項目に関するデータな
のかが関連付けられるようになっている。
【0075】次に、印刷物30の検査方法の例について
説明する。
【0076】印刷物30の画像濃度は、濃度計を使うこ
とで測定が出来る。また、面積率といった網点画像特有
の評価値も測ることが可能な濃度計が存在しており、実
際の印刷の現場で品質管理で利用される場合がある。
【0077】これらの検査方法の他に、特開平11−3
9415号公報に記載されているように、ドットコード
の印刷画像からそのコード中に含まれるエラーの量を測
定する方法が提案されている。
【0078】この公報に開示されている方法によれば、
ドットコード自体が印刷解像度の限界に近い細かさを有
しており、その印刷結果には印刷の出来具合に応じて、
コードに含まれるエラーの量が異なるので、それを測定
することでエラーレートと呼ばれるコード品質を測定す
ることが出来、それを印刷品質の指標とすることも可能
である。
【0079】特に、印刷が上記コードを印刷する目的で
なされる場合には、上記コードに含まれるエラーレート
を指標とすることの効果は絶大である。
【0080】この検査結果は、印刷物の制作過程で実施
されることの他に、印刷技術の客観的評価尺度として利
用することが可能である。
【0081】つまり、前述したように印刷の出来次第で
エラーレートが変動することから、印刷物のエラーレー
トの変動を見ることで、その印刷会社20の印刷品質の
管理状況が測定できるのである。
【0082】具体的には、例えば10000部の印刷物
を制作するにあたって、500枚印刷するたびに抜き取
ったサンプルのエラーレートを測定し、その変動を見た
ときに、3000枚印刷後にエラーレートがかなり増加
していた場合は、その印刷物に紙紛と呼ばれる粉状の物
質の影響で画像がダメージを受けていることが想定され
る。
【0083】逆に、それらを確実に管理できている印刷
会社20であれば、そのような影響が出る以前に対策が
打たれることになるので、エラー率の増加は防げている
はずである。
【0084】また、平均的な印刷において、そのドット
コードのエラーレートの平均値を求めておく事で、その
印刷会社20における印刷技術を測定することが可能と
なる。
【0085】つまり、客観的評価尺度で印刷技術を測定
することで、各印刷会社20での画像品質の管理の良し
悪しが同一の基準で比較できるようになるのである。
【0086】また、上述したような管理方法を印刷会社
内での作業標準として保有しているかどうかで、認定を
与えるかどうかという判定も行えるようになる。
【0087】印刷技術や品質管理に関する認定は、上述
したようなドットコードのエラー率の管理方法によるも
の以外であっても構わなく、ISO9000シリーズの
取得状況であったり、例えば日本印刷技術協会が認定す
るDTPエキスパートの資格もそれに含んでも良い。
【0088】つまり、印刷原稿をDTP(desk top pub
lishing)で作成する能力に関する「DTPエキスパー
ト」の資格を保有したスタッフの有無をデータベースに
登録しておくと、出版社10からDTP作業までを印刷
会社20に依頼したいという要求が出た場合には、上記
資格保有者の居る印刷会社20をデータベースで検索す
ることができるようになり、単純に印刷業務のみに留ま
らず、より幅広いサービスに関する受発注が本システム
で行うことができるようになる。
【0089】次に、ネットワークを通じてデータベース
にアクセスする様子を、図を参照して説明する。
【0090】図4の(A)は、出版社10と印刷会社2
0が夫々に離れた地点にある同じ受発注データベース4
0にインターネット50を通じてアクセスする例を示し
ている。なお、同図中の印刷会社20及び出版社10は
1つのシンボルとして描いてあるが、これらは複数の会
社がインターネット50に接続されている場合を想定し
ている。
【0091】この場合、印刷会社20における負荷状況
や作業予定を記したカレンダオブジェクトの実態も遠隔
地にある受発注データベース40上に存在することにな
る。従って、印刷会社20の工場にデータベース用のコ
ンピュータなどの設備は不用で、遠隔地のデータベース
にアクセスする端末21だけがあれば運用できるという
メリットがある。
【0092】また、出版社10にとっても、やはりイン
ターネット50を通じて上記遠隔地のデータベースに印
刷要求を出すことによって、そのコンピュータ上のデー
タベースエンジンで得られた検索結果を表示するような
端末11だけが必要となり、設備としては簡単なもので
済むというメリットがある。
【0093】また、印刷会社20の中にデータベースを
持つ場合は、図4の(B)のように接続方法を含めて似
た構成になる。
【0094】しかし、この場合は、印刷会社20のデー
タベースは、受発注データベースと適宜同期を取る必要
が生じる。即ち、印刷会社20のデータベースで印刷設
備の稼動状態を管理している場合に、その情報が受発注
データベース40と同期が取られていない状態で出版社
10からの印刷要求が発生すると、受発注データベース
40内の印刷会社20の設備の稼動状態に関する情報に
基づいて候補会社を選定してしまうため、実際に設備が
空いていないにも拘わらず候補と決定されてしまった
り、両方のデータベースで同じ主キー値を持つレコード
が異なる変更をされてしまう所謂「矛盾」という状態が
発生する危険性がある。
【0095】これら不具合を無くすためには、両者のデ
ータベースの内容を等しくする所謂「同期を取る」とい
う動作が必要になる。この同期の動作自体は、例えば、
前回同期を取った時刻以降に変更された内容の有無を調
べ、それがある場合には新しい情報で古い情報を置き換
えるように動作するのが一般的である。
【0096】この同期を取るには、専用線を用いる場合
も考えられるが、図4の(A)の例と同様にインターネ
ット50を利用する場合も考えられる。
【0097】いずれにせよ、同期が取れるまでは受発注
データベース40において受発注は行えないので、受発
注データベース40では、印刷要求が出される度に同期
の取れていないデータベースと同期を取るような動作を
開始し、それが完了してから検索が開始されるようにな
っている。
【0098】更に、この同期に関する動作だけでは「矛
盾」の発生を完全に防止することが難しい為、図5に示
すように受発注における確認を行わせることが望まし
い。
【0099】図2の(A)では出版社10の都合で印刷
会社20を決定するところまでを説明したが、出版社1
0と印刷会社20の両者で整合する場合の例を、図5で
説明する。なお、この図5は、図2の(A)のステップ
S205とステップS206の間に新たな処理を追加す
ることになり、図2の(A)で記載されている部分は同
じになるので、その部分については図示及び説明は省略
する。
【0100】即ち、上記ステップS205において出版
社10の発注意思が確認されたならば、その出版社10
側の発注意思が確認された印刷会社20を発注候補とし
て決定する(ステップS211)。そして、その発注候
補の印刷会社20に対して印刷要求が有った旨を連絡す
る(ステップS212)。
【0101】印刷会社20に、その要求に応じて受注す
るかどうかを判定させ(ステップS213)、受注意思
が有る場合には、上記ステップS206に進んで、受発
注が成立することになる。これに対して、受注出来ない
と判定された場合には、上記ステップS207に進ん
で、他候補の選定処理を実行する。
【0102】このような確認の手順を踏む効果は、デー
タベース間の矛盾の防止以外に、出版社10側の希望す
る印刷会社20を選ばせる自由度を上げることも含まれ
る。例えば、出版社10にとって常に発注を行なってき
た懇意の印刷会社20に対して優先的に仕事を回すよう
にするなどの配慮をここで行えるようにするのである。
【0103】もちろん、データベースの中で、系列会社
のような会社間の親和性を評価尺度として判断し、系列
会社を優先させるようにすることも可能である。その場
合、印刷要求において印刷会社情報に含まれる系列を指
定することになる。
【0104】次に、印刷会社20を複数の候補として受
発注を行う場合について説明する。
【0105】印刷物制作の段階で内容の差し替え等が発
生して、印刷の予定が変更になる場合が少なく無い。そ
れに迅速に対応するために、代替印刷工場をリストアッ
プしておき、緊急の予定変更に対応できるようにするこ
とのニーズは以前から強かった。
【0106】そこで、図2の(A)におけるステップS
202での印刷会社の候補を選定する時点で、印刷予定
日時の前後をチェックし、予定が変更になった場合の対
応が出来る予備候補会社を予め選んでおくようにする。
【0107】この会社が初めの計画で選定された会社で
ない場合もあり、従って、この予備候補印刷会社には受
発注の成立も無い可能性が有る。従って、この予備候補
印刷会社は受発注データベース40では認識されている
が、実際に予定変更等のアクシデントが発生するまでは
特にその印刷会社に対して連絡等は行ったりはしない。
【0108】また、予備候補印刷会社として選定される
基準としては、これまで説明してきたような設備の稼動
状態、認定等の技術に関する情報等で選定することは言
うまでもなく、更に緊急な対応ができるような体制であ
るかどうかも選定の条件となる。
【0109】例えば、原稿の電子データをネットワーク
等により直接受け取り、製版までのプリプレスに相当す
る作業が短時間で行えることが最低限必要となる。これ
には、候補印刷会社で印刷を行うべく用意された原稿デ
ータを自分の出力装置用に変換する技術と設備を備えて
いること等、DTP関連の能力が求められることもあ
る。
【0110】次に、出版社10の端末11での入力画面
について説明する。
【0111】先ず、出版社10の端末11には、印刷物
制作に関してその量的要求事項の入力を行なう画面が現
れる。
【0112】図6の(A)は、そのような印刷物制作に
関する量的要求事項の入力後の画面である。ここでは、
印刷物30の完成品の部数を数値で「5000」と入力
し、製本の有無をチェックボックスで無しにセットして
いる(もし製本有りにチェックを入れると、体裁を入力
するボックスが現れるようになっている)。更に、納期
として「00」年「6」月「1」日の「16」時と数値
を入力し、納品場所を「神奈川」県、「横浜」市と文字
入力している。
【0113】そして、入力が完了したならば、画面左隅
のOKボタンをクリックする。すると、画面が、図6の
(B)に示すような質的要求事項入力画面に切り替わる
ようになっている。この質的要求事項入力画面は、未入
力の画面であるが、下記の項目を含んでいる。
【0114】即ち、印刷物30の紙の種類と厚みを指定
するために、紙種、斤量の項目。
【0115】カラー印刷かどうかを指定する色数設定の
項目。
【0116】印刷色に特色インキの使用の有無をセット
するチェックボックス。
【0117】解像度の項目。
【0118】バーコードやドットコード等の印刷に求め
られるような特殊な製造管理方法の要・不要をセットす
るチェックボックス。
【0119】更に特殊製造管理を必要とする場合に現れ
る製造管理方法に関するメニューを選択するプルダウン
メニュー。
【0120】このプルダウンで選べるメニューの内容と
しては、外部認定機関の印刷技術認定の取得状況や全数
品質検査実施を行なわせるかどうかと言った項目が複数
並んでいる。
【0121】量的入力と同様に項目を全て入力してOK
をクリックすると印刷要求の設定は完了する。
【0122】次に、上記要求事項から印刷会社20を検
索する場合について、受発注データベース40の動きを
図7の(A)を用いて説明する。
【0123】(1) まず、印刷要求を受け取る。
【0124】(2) その中の納品場所の情報から、印刷
会社20の所在地の範囲を絞り込んで検索する。所在地
情報は、印刷会社20の会社情報を利用して検索するこ
とが一般的であるが、多少距離が離れた所にある会社で
あっても、設備情報として完成印刷物を指定納品場所ま
で配達する能力があれば対応可能と判断するようになっ
ている。上記検索結果の中から質的要求事項の特殊製造
管理に関する技術保有の有無で更に絞り込んで1次検索
結果とする。
【0125】(3) この1次検索結果で候補となってい
る印刷会社20内のローカルデータベースと受発注デー
タベース40との矛盾が発生しないように同期を取るよ
うにしている。この時、候補印刷会社全てのローカルデ
ータベースに対して確実に同期を取るようにしている。
【0126】(4) 次に、紙種への対応やカラー印刷の
可否等を考慮して、それらに対応した設備の有無をチェ
ックし、その設備を保有していて且つその設備が納期ま
でに予定部数を製作するのに十分な時間だけ空いている
かどうかを確認する。上記確認で全てに当てはまった会
社を2次検索結果とする。
【0127】(5) この2次検索結果の候補印刷会社の
情報を、出版社10の端末11に出力表示するようにし
ている。
【0128】(6) 出版社10から上記候補印刷会社へ
の発注の意思表示がなされる。
【0129】(7) この発注の意思表示がなされた時点
で受発注成立させることも可能であるが、より確実にす
る為に、更に印刷会社20へは発注が有った旨を連絡す
る。
【0130】(8) これに応じて、印刷会社20側のデ
ータベースでは、設備の使用予約として設備テーブルの
カレンダオブジェクトに仮の予定が記録される。
【0131】これにより、印刷会社20内で手動でその
設備を使った業務予定を入れてしまわないようになる。
【0132】(9) その後、その印刷会社20から受発
注データベース40に正式に受注意思の情報が渡る。
【0133】(10) その結果として、受発注データベー
ス40から印刷会社20のデータベースに対してカレン
ダオブジェクトの同期をとるべく要求が入り、先に記録
してあった仮の予定内容が受発注データベース40側に
送られ正式な予定となる。
【0134】このようにして要求事項を受けつけた後、
受発注データベース40での2次検索結果で選ばれた印
刷会社20に関する情報は、出版社10の端末11に図
7の(B)のように表示される。
【0135】ここで、画面左側には印刷要求内容が表示
されており、その右側に対象となりうる会社名が表示さ
れている。
【0136】この表示順は、会社名順で表示させる他に
も、印刷会社の所在地の地域別に分類して並べ替えるこ
とも可能である。それら並べ方の変更は、社名表示部の
上にあるボタンをクリックすることで切り替えられるよ
うになっている。
【0137】この表示では、社名の他に会社の所在地、
連絡先のようなデータベース中の印刷会社テーブルに記
録されている会社情報が表示される。
【0138】更に、この表示には、印刷技術の所定の客
観評価値を表示させることも可能であり、その値を基準
として並べ替えて表示を行なうことも可能である。
【0139】端末11では、表示された会社名をマウス
でクリックする等して、発注意思として確定情報を入力
することができるようになっている。
【0140】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。
【0141】例えば、上記実施の形態では、出版社10
と表現してきたが、印刷物30を企画するだけの企業で
あっても本発明のシステムを利用できることはいうまで
も無く、例えば新聞社であったり、新聞に折り込む広告
のチラシを制作する会社であったりしても構わない。
【0142】また、ネットワークに関してはインターネ
ット50のような広域コンピュータネットワークを例と
したが、電話回線を利用して端末から直接データベース
にアクセスするような構成の物であっても構わない。
【0143】ここで、本発明の要旨をまとめると以下の
ようになる。
【0144】(1) 出版を目的とした印刷物の印刷を
行う第1の当事者と、当該印刷された印刷物の出版を行
う第2の当事者との間で行われるコンピュータネットワ
ークを利用した当該印刷物に係る印刷受発注の方法であ
って、前記第2の当事者が、前記コンピュータネットワ
ークに接続された自己の端末に、前記印刷物の印刷要求
に関する情報を入力する第1の工程と、前記第1の工程
で入力された印刷要求を満足することが可能と判断され
る前記第1の当事者を、当該第1の当事者に関する情報
を記憶した前記コンピュータネットワークに接続された
情報資源の中から検索する第2の工程と、前記第2の工
程で検索された前記第1の当事者に関する情報を前記第
2の当事者の端末において出力表示する第3の工程と、
前記第2の当事者が、前記第3の工程で出力表示された
前記第1の当事者に関する情報に基づいて、印刷発注対
象としての前記第1の当事者を選定するための確定情報
を自己の端末に入力する第4の工程と、を含むことを特
徴とする印刷受発注方法。
【0145】即ち、印刷物の出版を行う者が印刷会社に
対してその印刷物の印刷注文を行う際、その印刷物の出
版を行う者の印刷要求を満足させられる印刷会社をコン
ピュータネットワークを利用して簡単に検索でき、印刷
物の出版を行う者及び印刷会社の両者が効率的且つ経済
的にその印刷物の印刷受発注を行える。
【0146】(2) 前記情報資源は、前記第1の当事
者毎に固有の印刷能力に関する属性情報を複数の第1の
当事者について記憶したデータベースを含み、前記第2
の工程は、前記属性情報と前記入力された印刷要求に関
する情報とに基づいて、前記データベースの中から前記
第1の当事者を検索することを特徴とする(1)に記載
の印刷受発注方法。
【0147】即ち、上記(1)の効果に加えて、複数の
印刷会社から所望の印刷会社を検索することができ、そ
の場合に各印刷会社の印刷能力を基にして検索すること
ができる。
【0148】(3) 前記第4の工程において前記第1
の当事者が選定された際、前記第2の当事者側の端末と
当該選定された第1の当事者側の端末との間で印刷受発
注のための相互確認がなされる第5の工程を更に含むこ
とを特徴とする(1)又は(2)に記載の印刷受発注方
法。
【0149】即ち、上記(1)又は(2)の効果に加え
て、印刷受発注において、出版社と印刷会社との間で相
互に印刷受発注の条件等について確認をすることがで
き、後々の、当該印刷受発注に伴う両者間での食い違い
を未善に防止できる。
【0150】(4) 前記コンピュータネットワークに
は、更に、前記第1の当事者毎の属性情報をそれぞれ記
憶した前記第1の当事者毎のローカルデータベースが接
続されており、前記第1の工程で前記印刷要求に関する
情報が入力されたことに応答して前記データベースは前
記各ローカルデータベースと同期をとり、前記第2の工
程における検索が開始されることを特徴とする(2)に
記載の印刷受発注方法。
【0151】即ち、上記(2)の効果に加えて、データ
ベースはローカルデータベースと同期を取ってからその
データベースにおいて検索が行われるので、出版社と印
刷会社との間で相互に情報の食い違いが発生することを
未然に防止でき、出版社は、常に印刷会社の最新の情報
を入手することができる。
【0152】(5) 前記属性情報は、前記第1の当事
者毎に固有の印刷技術に関する情報及び前記第1の当事
者毎の印刷作業負荷状況に関する情報のうちの少なくと
も一つを含むことを特徴とする(2)乃至(4)の何れ
かに記載の印刷受発注方法。
【0153】即ち、上記(2)、(3)又は(4)の効
果に加えて、印刷会社に関する、固有の技術の情報や作
業負荷状況がデータベースに登録されるので、「印刷の
品質が確保できるかどうか」とか「納期を守る事ができ
るかどうか」といった、出版社への基本的な要求に答え
られる。
【0154】(6) 前記第1の工程で入力される印刷
要求に関する情報は、前記印刷物についての要求品質に
関する情報及び前記印刷物についての納期に関する情報
のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする(1)
乃至(5)の何れかに記載の印刷受発注方法。
【0155】即ち、上記(1)、(2)、(3)、
(4)又は(5)の効果に加えて、出版社が所望の印刷
会社を検索する場合に、印刷会社への要求として「印刷
の品質が確保できるかどうか」とか「納期を守る事がで
きるかどうか」といった基本的な要求項目を検索条件と
して指定することができる。
【0156】(7) 出版を目的とした印刷物の印刷を
行う第1の当事者と、当該印刷された印刷物の出版を行
う第2の当事者との間で行われるコンピュータネットワ
ークを利用した当該印刷物に係る印刷受発注のシステム
であって、前記第2の当事者が前記印刷物の印刷要求に
関する情報を入力する前記コンピュータネットワークに
接続された端末と、前記端末で入力された印刷要求に対
して前記第1の当事者に関する情報を当該端末に提供可
能な前記コンピュータネットワークに接続された情報資
源と、を具備し、前記情報資源は、前記端末で入力され
た印刷要求に関する情報に基づいて、当該印刷要求を満
足することが可能と判断される前記第1の当事者を検索
する検索手段を備え、前記端末は、前記検索手段で検索
された前記第1の当事者に関する情報を出力表示する表
示手段と、前記第2の当事者が、前記表示手段で出力表
示された前記第1の当事者に関する情報に基づいて、印
刷発注対象としての前記第1の当事者を選定するための
確定情報を入力する入力手段と、を備えることを特徴と
する印刷受発注システム。
【0157】即ち、印刷物の出版を行う者が印刷会社に
対してその印刷物の印刷注文を行う際、その印刷物の出
版を行う者の印刷要求を満足させられる印刷会社をコン
ピュータネットワークを利用して簡単に検索でき、印刷
物の出版を行う者及び印刷会社の両者が効率的且つ経済
的にその印刷物の印刷受発注を行える。
【0158】(8) 前記情報資源は、前記第1の当事
者毎に固有の印刷能力に関する属性情報を複数の第1の
当事者について記憶したデータベースを含み、前記検索
手段は、前記属性情報と前記入力された印刷要求に関す
る情報とに基づいて、前記データベースの中から前記第
1の当事者を検索することを特徴とする(7)に記載の
印刷受発注システム。
【0159】即ち、上記(7)の効果に加えて、複数の
印刷会社から所望の印刷会社を検索することができ、そ
の場合に各印刷会社の印刷能力を基にして検索すること
ができる。
【0160】(9)前記入力手段によって前記確定情報
が入力された際、前記第2の当事者側の端末と当該選定
された第1の当事者側の端末との間で印刷受発注のため
の相互確認を行う確認手段を更に含むことを特徴とする
(7)又は(8)に記載の印刷受発注システム。
【0161】即ち、上記(7)又は(8)の効果に加え
て、印刷受発注において、出版社と印刷会社との間で相
互に印刷受発注の条件等について確認をすることがで
き、後々の、当該印刷受発注に伴う両者間での食い違い
を未善に防止できる。
【0162】(10) 前記コンピュータネットワーク
には、更に、前記第1の当事者毎の属性情報をそれぞれ
記憶した前記第1の当事者毎のローカルデータベースが
接続されており、前記端末で前記印刷要求に関する情報
が入力されたことに応答して前記データベースは前記各
ローカルデータベースと同期をとり、前記検索手段での
検索が開始されるように構成されたことを特徴とする
(8)に記載の印刷受発注システム。
【0163】即ち、上記(8)の効果に加えて、データ
ベースはローカルデータベースと同期を取ってからその
データベースにおいて検索が行われるので、出版社と印
刷会社との間で相互に情報の食い違いが発生することを
未然に防止でき、出版社は、常に印刷会社の最新の情報
を入手することができる。
【0164】(11) 前記属性情報は、前記第1の当
事者毎に固有の印刷技術に関する情報及び前記第1の当
事者毎の印刷作業負荷状況に関する情報のうちの少なく
とも一つを含むことを特徴とする(8)乃至(10)の
何れかに記載の印刷受発注システム。
【0165】即ち、上記(8)、(9)又は(10)の
効果に加えて、印刷会社に関する、固有の技術の情報や
作業負荷状況がデータベースに登録されるので、「印刷
の品質が確保できるかどうか」とか「納期を守る事がで
きるかどうか」といった、出版社への基本的な要求に答
えられる。
【0166】(12) 前記印刷要求に関する情報は、
前記印刷物についての要求品質に関する情報及び前記印
刷物についての納期に関する情報のうちの少なくとも一
つを含むことを特徴とする(7)乃至(11)の何れか
に記載の印刷受発注システム。
【0167】即ち、上記(7)、(8)、(9)、(1
0)又は(11)の効果に加えて、出版社が所望の印刷
会社を検索する場合に、印刷会社への要求として「印刷
の品質が確保できるかどうか」とか「納期を守る事がで
きるかどうか」といった基本的な要求項目を検索条件と
して指定することができる。
【0168】(13) 出版を目的とした印刷物の印刷
を行う第1の当事者と、当該印刷された印刷物の出版を
行う第2の当事者との間で行われるコンピュータネット
ワークを利用した当該印刷物に係る印刷受発注のシステ
ムにおいて利用される前記コンピュータネットワークに
接続された情報資源であって、前記第2の当事者が前記
印刷物の印刷要求に関する情報を入力する、前記コンピ
ュータネットワークに接続された端末からの前記印刷要
求に対して、当該印刷要求を満足することが可能と判断
される前記第1の当事者を検索し、当該検索された第1
の当事者に関する情報を前記コンピュータネットワーク
を介して前記端末に提供可能なように構成されたことを
特徴とする印刷受発注システムにおいて利用される情報
資源。
【0169】即ち、印刷物の出版を行う者が印刷会社に
対してその印刷物の印刷注文を行う際、その印刷物の出
版を行う者の印刷要求を満足させられる印刷会社をコン
ピュータネットワークを利用して簡単に検索でき、印刷
物の出版を行う者及び印刷会社の両者が効率的且つ経済
的にその印刷物の印刷受発注を行える。
【0170】(14) 前記情報資源は、前記第1の当
事者毎に固有の印刷能力に関する属性情報を複数の第1
の当事者について記憶した所定のデータベースを含むこ
とを特徴とする(13)に記載の印刷受発注システムに
おいて利用される情報資源。
【0171】即ち、上記(13)の効果に加えて、複数
の印刷会社から所望の印刷会社を検索することができ、
その場合に各印刷会社の印刷能力を基にして検索するこ
とができる。
【0172】(15) 前記コンピュータネットワーク
には、更に、前記第1の当事者毎の属性情報をそれぞれ
記憶した前記第1の当事者毎のローカルデータベースが
接続されており、前記端末で前記印刷要求に関する情報
が入力されたことに応答して前記データベースは前記各
ローカルデータベースと同期をとり、前記検索が開始さ
れるように構成されたことを特徴とする(14)に記載
の印刷受発注システムにおいて使用される情報資源。
【0173】即ち、上記(14)の効果に加えて、デー
タベースはローカルデータベースと同期を取ってからそ
のデータベースにおいて検索が行われるので、出版社と
印刷会社との間で相互に情報の食い違いが発生すること
を未然に防止でき、出版社は、常に印刷会社の最新の情
報を入手することができる。
【0174】(16) 前記属性情報は、前記第1の当
事者毎に固有の印刷技術に関する情報及び前記第1の当
事者毎の印刷作業負荷状況に関する情報のうちの少なく
とも一つを含むことを特徴とする(14)又は(15)
に記載の印刷受発注システムにおいて使用される情報資
源。
【0175】即ち、上記(14)又は(15)の効果に
加えて、印刷会社に関する、固有の技術の情報や作業負
荷状況がデータベースに登録されるので、「印刷の品質
が確保できるかどうか」とか「納期を守る事ができるか
どうか」といった、出版社への基本的な要求に答えられ
る。
【0176】(17) 前記印刷要求に関する情報は、
前記印刷物についての要求品質に関する情報及び前記印
刷物についての納期に関する情報のうちの少なくとも一
つを含むことを特徴とする(13)乃至(16)の何れ
かに記載の印刷受発注システムにおいて使用される情報
資源。
【0177】即ち、上記(13)、(14)、(15)
又は(16)の効果に加えて、出版社が所望の印刷会社
を検索する場合に、印刷会社への要求として「印刷の品
質が確保できるかどうか」とか「納期を守る事ができる
かどうか」といった基本的な要求項目を検索条件として
指定することができる。
【0178】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
印刷物の出版を行う者が印刷会社に対し、その印刷物の
印刷について注文を行う際、それに係る必要な情報を両
者がそれぞれ簡単に取得できるようにして、もって両者
にとって効率的且つ経済的に印刷物の印刷受発注を行え
るようにした印刷受発注方法、及び印刷受発注システ
ム、並びに印刷受発注システムにおいて利用される情報
資源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】出版社と印刷会社と印刷物との3者の関係を、
ERD記号を用いて表した図である。
【図2】(A)はインターネット等のコンピュータネッ
トワークに接続された情報資源としてのデータベース内
に、印刷会社毎に様々な属性情報を記憶させて、出版社
と印刷会社との間で印刷受発注を行なう場合のフローチ
ャートを示した図であり、(B)は(A)のような動作
を行なわせる為のデータベースのテーブル構成例を示す
図である。
【図3】(A)は受発注成立時に作成される印刷物の評
価内容とその規定値が示されたデータベースのテーブル
構成例を示す図であり、(B)は実際に印刷を行う場面
で用いられるテーブルの構成例を示す図である。
【図4】(A)は出版社と印刷会社が夫々に離れた地点
にある同じ受発注データベースにインターネットを通じ
てアクセスする例を示す図であり、(B)は印刷会社の
中にデータベースを持つ場合の例を示す図である。
【図5】出版社と印刷会社との間で印刷受発注を行なう
場合における出版社と印刷会社の両者で整合する動作を
説明するためのフローチャートを示した図である。
【図6】(A)は出版社の端末における印刷物制作に関
する量的要求事項の入力後の画面を示す図であり、
(B)は質的要求事項入力画面を示す図である。
【図7】(A)は要求事項から印刷会社を検索する場合
についての受発注データベースの動きを説明するための
図であり、(B)は受発注データベースでの2次検索結
果で選ばれた印刷会社に関する情報の出版社の端末での
表示画面を示す図である。
【符号の説明】
10 出版社 11 端末 20 印刷会社 21 端末 30 印刷物 40 受発注データベース 50 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 HH01 HJ06 HK07 HK14 HN05 HN15 HQ03 HQ14 HQ17 5B049 BB25 CC05 DD01 EE05 FF01 GG02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出版を目的とした印刷物の印刷を行う第
    1の当事者と、当該印刷された印刷物の出版を行う第2
    の当事者との間で行われるコンピュータネットワークを
    利用した当該印刷物に係る印刷受発注の方法であって、 前記第2の当事者が、前記コンピュータネットワークに
    接続された自己の端末に、前記印刷物の印刷要求に関す
    る情報を入力する第1の工程と、 前記第1の工程で入力された印刷要求を満足することが
    可能と判断される前記第1の当事者を、当該第1の当事
    者に関する情報を記憶した前記コンピュータネットワー
    クに接続された情報資源の中から検索する第2の工程
    と、 前記第2の工程で検索された前記第1の当事者に関する
    情報を前記第2の当事者の端末において出力表示する第
    3の工程と、 前記第2の当事者が、前記第3の工程で出力表示された
    前記第1の当事者に関する情報に基づいて、印刷発注対
    象としての前記第1の当事者を選定するための確定情報
    を自己の端末に入力する第4の工程と、 を含むことを特徴とする印刷受発注方法。
  2. 【請求項2】 前記情報資源は、前記第1の当事者毎に
    固有の印刷能力に関する属性情報を複数の第1の当事者
    について記憶したデータベースを含み、 前記第2の工程は、前記属性情報と前記入力された印刷
    要求に関する情報とに基づいて、前記データベースの中
    から前記第1の当事者を検索することを特徴とする請求
    項1に記載の印刷受発注方法。
  3. 【請求項3】 前記第4の工程において前記第1の当事
    者が選定された際、前記第2の当事者側の端末と当該選
    定された第1の当事者側の端末との間で印刷受発注のた
    めの相互確認がなされる第5の工程を更に含むことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の印刷受発注方法。
  4. 【請求項4】 前記コンピュータネットワークには、更
    に、前記第1の当事者毎の属性情報をそれぞれ記憶した
    前記第1の当事者毎のローカルデータベースが接続され
    ており、 前記第1の工程で前記印刷要求に関する情報が入力され
    たことに応答して前記データベースは前記各ローカルデ
    ータベースと同期をとり、前記第2の工程における検索
    が開始されることを特徴とする請求項2に記載の印刷受
    発注方法。
  5. 【請求項5】 前記属性情報は、前記第1の当事者毎に
    固有の印刷技術に関する情報及び前記第1の当事者毎の
    印刷作業負荷状況に関する情報のうちの少なくとも一つ
    を含むことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載
    の印刷受発注方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の工程で入力される印刷要求に
    関する情報は、前記印刷物についての要求品質に関する
    情報及び前記印刷物についての納期に関する情報のうち
    の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至
    5の何れかに記載の印刷受発注方法。
  7. 【請求項7】 出版を目的とした印刷物の印刷を行う第
    1の当事者と、当該印刷された印刷物の出版を行う第2
    の当事者との間で行われるコンピュータネットワークを
    利用した当該印刷物に係る印刷受発注のシステムであっ
    て、 前記第2の当事者が前記印刷物の印刷要求に関する情報
    を入力する前記コンピュータネットワークに接続された
    端末と、 前記端末で入力された印刷要求に対して前記第1の当事
    者に関する情報を当該端末に提供可能な前記コンピュー
    タネットワークに接続された情報資源と、 を具備し、 前記情報資源は、 前記端末で入力された印刷要求に関する情報に基づい
    て、当該印刷要求を満足することが可能と判断される前
    記第1の当事者を検索する検索手段を備え、 前記端末は、 前記検索手段で検索された前記第1の当事者に関する情
    報を出力表示する表示手段と、 前記第2の当事者が、前記表示手段で出力表示された前
    記第1の当事者に関する情報に基づいて、印刷発注対象
    としての前記第1の当事者を選定するための確定情報を
    入力する入力手段と、 を備えることを特徴とする印刷受発注システム。
  8. 【請求項8】 前記情報資源は、前記第1の当事者毎に
    固有の印刷能力に関する属性情報を複数の第1の当事者
    について記憶したデータベースを含み、 前記検索手段は、前記属性情報と前記入力された印刷要
    求に関する情報とに基づいて、前記データベースの中か
    ら前記第1の当事者を検索することを特徴とする請求項
    7に記載の印刷受発注システム。
  9. 【請求項9】 前記入力手段によって前記確定情報が入
    力された際、前記第2の当事者側の端末と当該選定され
    た第1の当事者側の端末との間で印刷受発注のための相
    互確認を行う確認手段を更に含むことを特徴とする請求
    項7又は8に記載の印刷受発注システム。
  10. 【請求項10】 前記コンピュータネットワークには、
    更に、前記第1の当事者毎の属性情報をそれぞれ記憶し
    た前記第1の当事者毎のローカルデータベースが接続さ
    れており、 前記端末で前記印刷要求に関する情報が入力されたこと
    に応答して前記データベースは前記各ローカルデータベ
    ースと同期をとり、前記検索手段での検索が開始される
    ように構成されたことを特徴とする請求項8に記載の印
    刷受発注システム。
  11. 【請求項11】 前記属性情報は、前記第1の当事者毎
    に固有の印刷技術に関する情報及び前記第1の当事者毎
    の印刷作業負荷状況に関する情報のうちの少なくとも一
    つを含むことを特徴とする請求項8乃至10の何れかに
    記載の印刷受発注システム。
  12. 【請求項12】 前記印刷要求に関する情報は、前記印
    刷物についての要求品質に関する情報及び前記印刷物に
    ついての納期に関する情報のうちの少なくとも一つを含
    むことを特徴とする請求項7乃至11の何れかに記載の
    印刷受発注システム。
  13. 【請求項13】 出版を目的とした印刷物の印刷を行う
    第1の当事者と、当該印刷された印刷物の出版を行う第
    2の当事者との間で行われるコンピュータネットワーク
    を利用した当該印刷物に係る印刷受発注のシステムにお
    いて利用される前記コンピュータネットワークに接続さ
    れた情報資源であって、 前記第2の当事者が前記印刷物の印刷要求に関する情報
    を入力する、前記コンピュータネットワークに接続され
    た端末からの前記印刷要求に対して、当該印刷要求を満
    足することが可能と判断される前記第1の当事者を検索
    し、当該検索された第1の当事者に関する情報を前記コ
    ンピュータネットワークを介して前記端末に提供可能な
    ように構成されたことを特徴とする印刷受発注システム
    において利用される情報資源。
  14. 【請求項14】 前記情報資源は、前記第1の当事者毎
    に固有の印刷能力に関する属性情報を複数の第1の当事
    者について記憶した所定のデータベースを含むことを特
    徴とする請求項13に記載の印刷受発注システムにおい
    て利用される情報資源。
  15. 【請求項15】 前記コンピュータネットワークには、
    更に、前記第1の当事者毎の属性情報をそれぞれ記憶し
    た前記第1の当事者毎のローカルデータベースが接続さ
    れており、 前記端末で前記印刷要求に関する情報が入力されたこと
    に応答して前記データベースは前記各ローカルデータベ
    ースと同期をとり、前記検索が開始されるように構成さ
    れたことを特徴とする請求項14に記載の印刷受発注シ
    ステムにおいて使用される情報資源。
  16. 【請求項16】 前記属性情報は、前記第1の当事者毎
    に固有の印刷技術に関する情報及び前記第1の当事者毎
    の印刷作業負荷状況に関する情報のうちの少なくとも一
    つを含むことを特徴とする請求項14又は15に記載の
    印刷受発注システムにおいて使用される情報資源。
  17. 【請求項17】 前記印刷要求に関する情報は、前記印
    刷物についての要求品質に関する情報及び前記印刷物に
    ついての納期に関する情報のうちの少なくとも一つを含
    むことを特徴とする請求項13乃至16の何れかに記載
    の印刷受発注システムにおいて使用される情報資源。
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