JP2004213147A - 翻訳管理装置及び翻訳管理システム - Google Patents

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亮一 合原
Michio Shiraishi
路雄 白石
Tokuhito Niiyama
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Abstract

【課題】通信ネットワークを介して翻訳者やチェッカー等と双方向で接続し、翻訳仕事の進捗状況を一元的に管理する。
【解決手段】翻訳管理システムは、翻訳者用端末1、チェッカー用端末2、デスク用端末3等と翻訳管理装置10とをインターネット等の通信ネットワークで双方向に接続して構成されている。管理装置10は、翻訳者に翻訳仕事を発注し、翻訳者の作成した一次翻訳文データは、管理装置10に納品される。一次翻訳文データは、チェッカー及びデスクによって多段階で検査される。チェッカーは翻訳者を評価し、デスクはチェッカーを評価する。チェッカーへの評価値で翻訳者への評価値が補正される。翻訳者、チェッカー、デスクへの通信連絡は、メーリングリストにより行われる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、翻訳作業の進行状態を一元的に管理することができる翻訳管理システム及び翻訳管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、インターネット上のサーバで運営されている各種の情報提供サイト等では、諸外国の出来事等を日本語に翻訳してユーザに提供している。情報提供サイトの主催者は、原文の翻訳を翻訳会社等を通じて翻訳者に依頼する。翻訳者は、指定された原文を翻訳して翻訳文を作成し、電子メールやファクシミリ通信等の手段を利用して翻訳文を納品する。翻訳者には、例えば、ワード数等に応じた報酬が支払われる。
【0003】
翻訳の依頼者、仲介者及び翻訳者の3者のコンピュータをデータ通信ネットワークで結び、翻訳の依頼、翻訳文の納品、料金の請求をコンピュータ処理により支援するようにした技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−290814号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1では、依頼者や翻訳者等のコンピュータを通信ネットワークで接続し、翻訳の依頼から費用請求までの処理の一部を自動化している。しかし、従来技術は、全体の流れのほんの一部分のみをコンピュータ化するにとどまり、翻訳作業の進捗管理や翻訳支援等を何ら行わず、また、翻訳の品質を維持向上させるための仕組みも備えていない。
【0006】
従って、翻訳の進行管理は手作業に頼ることとなり、また、翻訳の品質も翻訳者の資質や熱意に依存する。従って、高品質の翻訳文を安定して速やかに供給するのが難しい。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、一連の翻訳業務を一元的に管理し、品質の高い翻訳文を速やかに安定して供給可能な翻訳管理システム及び翻訳管理装置を提供することにある。本発明のさらなる目的は、後述する実施の形態の記載から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る翻訳管理システムは、翻訳者により使用される翻訳者端末と、検査者により使用される検査端末と、翻訳管理装置とを含んで構成されている。翻訳者の端末では、翻訳管理装置からの翻訳依頼に基づいて一次翻訳文データが作成される。検査者の端末では、一次翻訳文データを検査して二次翻訳文データを作成し、かつ、一次翻訳文データの翻訳品質を評価してなる評価値を翻訳管理装置に入力させる。翻訳管理装置は、翻訳者の端末及び検査者の端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、翻訳依頼から二次翻訳文データの納品までを一元的に管理する。
【0009】
そして、翻訳管理装置は、翻訳依頼を翻訳者の端末に提示する発注手段と、翻訳者により作成された一次翻訳文データを翻訳者の端末から受信した場合は、一次翻訳文データの検査依頼を検査者の端末に提示する検査依頼手段と、評価値を検査者の端末から受信し、翻訳者の評価を行う評価手段とを含んでなり、評価手段の評価結果に基づいて、発注手段を制御する。
【0010】
翻訳管理装置は、例えば、翻訳管理サーバとして構成され、翻訳管理装置と翻訳者の端末及び検査者の端末とはインターネット等の通信ネットワークを介して接続されたクライアントサーバシステムとして実現可能である。翻訳者及び検査者は、例えば、パーソナルコンピュータや携帯情報端末等の端末を使用することができる。また、1人の翻訳者又は検査者がそれぞれ複数の端末を用いて翻訳管理装置とデータ通信を行うこともできる。
【0011】
翻訳者は、原文を指定された言語の翻訳文に翻訳する。翻訳者により作成された翻訳文のデータを、本明細書では、一次翻訳文データと呼ぶ。検査者は、一次翻訳文データを検査し、誤訳等を修正する。検査者による検査(及び検査の結果必要となった修正)を経た翻訳文のデータを、本明細書では、二次翻訳文データと呼ぶ。なお、一次翻訳文データは、多段階で検査される場合もある。例えば、一次検査者による検査、二次検査者による検査、三次検査者による検査等々の如くである。検査者は、一次翻訳文データを検査する際に、一次翻訳文データの翻訳品質を評価し、一次翻訳文データに対する(即ち、翻訳者に対する)評価値を決定する。この評価値は、一次翻訳文データに対する検査者の主観的評価を数値化したものである。評価値は、例えば、80点や90点等のように点数化して表現してもよく、あるいは、「優、良、可」等のように予め設定されている複数ランクのいずれに該当するかのランク分けとして表現してもよい。
【0012】
翻訳管理装置は、発注手段、検査依頼手段及び評価手段を備えており、翻訳作業の進行を一元的に管理する。これに加えて、依頼元からの翻訳依頼の受付、依頼元への翻訳文データの納品、翻訳者及び検査者に対する報酬の支払管理等も含めて管理してもよい。
【0013】
発注手段は、例えば、電子メール等の手段を用いて、翻訳依頼を翻訳者の端末に提示する。翻訳依頼には、例えば、原文データ(あるいは原文データへのリンク)、納期、翻訳プロジェクトの名称等を含めることができる。翻訳依頼は、予め指定された特定の翻訳者にのみ提示することもできるし、あるいは、複数の翻訳者に提示してもよい。翻訳依頼を複数の翻訳者に提示する場合、各翻訳者の評価や専門性等を考慮して、待ち行列内の多数の翻訳者の中から複数の翻訳者を選択することもできる。翻訳者の数よりも少ない翻訳依頼を提示する場合は、先に翻訳着手を希望した翻訳者に対し先着順で翻訳を依頼することもできる。
【0014】
検査依頼手段は、翻訳者から一次翻訳文データを受信すると、この一次翻訳文データの検査を検査者に依頼する。検査の依頼は、積極的に又は消極的に行うことができる。積極的な検査の依頼としては、例えば、電子メール等による検査依頼の通知を挙げることができる。消極的な検査依頼としては、例えば、依頼元から依頼された翻訳の進行状況を表示するための進行状態表示手段を設け、この表示された進行状態を端末を介して検査者に適宜確認させることにより、一次翻訳文データの検査に着手させる構成を挙げることができる。
【0015】
検査者により検査され必要な修正を受けた二次翻訳文データは、例えば、翻訳の依頼元に納品される。さらに、本発明では、検査者から入力された評価値に基づいて、発注手段を制御する。例えば、評価値の高い翻訳者ほど多数の翻訳に着手できるように発注手段からの翻訳依頼の提示を制御させることができる。
【0016】
このように、本システムによれば、翻訳管理装置によって、翻訳作業の進行状態を一元的に管理することができる。また、一次翻訳文データに対する評価値に応じて、翻訳者への発注を制御できるため、良質な翻訳を促すことができ、翻訳品質を高めることができる。
【0017】
本発明に従う翻訳管理装置は、翻訳依頼を所定の翻訳者の端末に提示する発注手段と、翻訳者の端末から入力された一次翻訳文データの検査依頼を所定の検査者に依頼する検査依頼手段と、一次翻訳文データの品質を評価してなる評価値を検査者の端末から受信し、翻訳者の評価を行う評価手段とを備え、評価手段の評価結果に基づいて、発注手段が制御される。
【0018】
そして、好適な実施形態では、発注手段は、高い評価を得た翻訳者ほど翻訳依頼の提示頻度を増大させるようになっている。例えば、高評価の翻訳者には週に5本、中程度の評価の翻訳者には週に3本、評価の低い翻訳者には週に1本等のように、評価に応じて、提示する翻訳依頼数を制御できる。これに加えて、例えば、評価が高い場合は、翻訳の基礎単価を上げるようにしてもよい。
【0019】
好適な実施形態では、検査依頼手段は、それぞれ異なる複数の検査者により多段階でそれぞれ検査させるべく一次翻訳文データの検査依頼を行うものであり、評価手段は、各検査者から入力された各評価値に基づいて、翻訳者の評価を行うようになっている。
【0020】
例えば、一次検査者と二次検査者等のように、2人以上の検査者によって一次翻訳文データを多段階で検査できる。そして、評価手段は、各段階で出された評価値に基づいて、翻訳者の評価(一次翻訳文データの評価)を行う。多段階検査時の評価方法としては、例えば、各検査者が出した評価値の平均値を最終評価として算出することもできるし、あるいは、各段階の評価値を乗算することにより最終評価を算出してもよい。即ち、例えば、一次検査者による評価値をVi1、二次検査者による評価値をVi2、最終評価値をVgとした場合、Vg=(Vi1+αVi2)/2のように算出してもよいし(αは重み付け係数)、Vg=(Vi1×Vi2)/100のように求めてもよい。
【0021】
好適な実施形態では、評価手段は、各検査者による評価値を補正して評価するようになっている。
【0022】
即ち、検査者の熟練度等によって評価値にばらつきや恣意性が生じるのを防止するため、例えば、統計的手法等を用いることにより評価値を補正し、公正で客観的な評価値を得る。
【0023】
好適な実施形態では、さらに、翻訳作業を支援するための翻訳支援手段を備え、翻訳支援手段は、入力された複数の翻訳文データを照合して一致点及び相違点を表示可能な文書比較機能を含んでいる。
【0024】
例えば、一次翻訳文データと二次翻訳文データの一致点及び相違点を表示させることにより、翻訳者は、検査者による検査修正の結果を容易に確認することができ、次回の翻訳作業に活かすことができる。また、一次翻訳文データが複数の検査者により検査された場合は、各検査者により修正された二次翻訳文同士を比較して一致点及び相違点を表示させることにより、各段階における検査の状況を容易に確認することができる。
【0025】
好適な実施形態では、評価手段による評価結果に基づいて、翻訳者への報酬金額を決定する報酬管理手段を備えている。
【0026】
例えば、報酬管理手段は、高い評価を受けるほど翻訳者への報酬金額を高く設定することができる。
【0027】
また、本発明は、コンピュータプログラムや翻訳管理方法として把握することもできる。
【0028】
コンピュータプログラムは、例えば、メモリ装置やハードディスク装置等の記録媒体に記録して固定できるほか、通信ネットワークを介して配信することもできる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図13に基づき本発明の実施の形態について詳述する。
【0030】
図1は、翻訳管理システムの全体概要を示す構成説明図である。本翻訳管理システムは、翻訳者の使用する翻訳者用端末1と、検査者としてのチェッカーが使用するチェッカー用端末2と、検査者(二次検査者)としてのデスクが使用するデスク用端末3と、会計担当者の使用する会計担当者用端末4と、組織管理者が使用する組織管理者用端末5と、システム管理者が使用するシステム管理者用端末6と、これら各端末1〜6とインターネット等の通信ネットワークCNを介して接続された翻訳管理装置10とを備えている。翻訳管理装置10は、ネットワーク上のサーバとして構築されており、本システムは、全体としてクライアント/サーバ型の構成を有する。
【0031】
本システムでは、例えば、インターネット上のニュース配信サイトから依頼を受けた原文データを翻訳し、依頼元に納品する。本システムでは、ニュース配信サイト等から日々多数の記事翻訳仕事を受け付け、これらの受け付けた記事翻訳仕事を予め登録されている翻訳者に提示し、翻訳者の作成した一次翻訳文データをチェッカー及びデスクの2段階(あるいはデスクのみの1段階)で検査修正した上で、ニュース配信サイト等に納入する。従って、本システムでは、納期がきわめて短く、かつ、記事内容の正確性も問われるという特徴を有する記事翻訳を、速やかに、かつ、高品質で提供できるように、後述のような種々の工夫を行っている。なお、本システムは、記事の翻訳に適しているが、記事翻訳に限らず、技術論文等の翻訳管理システムにも適用可能である。
【0032】
翻訳管理装置10は、翻訳作業の進捗状況を管理するための翻訳進捗管理部20と、翻訳者等を支援するための翻訳支援部30と、翻訳者等の評価を管理するための評価管理部40と、翻訳者等へ支払う報酬を管理するための報酬管理部50と、翻訳者、チェッカー、デスク等の本システムを利用するユーザを管理するためのユーザ管理部60と、組織管理部70及びメーリングリスト(図中「ML」と略記)管理部80とを備えている。なお、これらの各機能20〜80は、同一のコンピュータ上に形成されている必要はなく、異なる複数台のコンピュータ上に分散して実現し、各機能を双方向のデータ通信ネットワークで接続し、連携動作させてもよい。
【0033】
図2は、翻訳管理装置20の詳細な機能構成を示すブロック図である。翻訳進捗管理部20は、翻訳発注機能21と、着手機能22と、納品機能23と、評価機能24と、掲載版発行機能25とを含んで構成されている。
【0034】
翻訳発注機能21は、後述のように、翻訳仕事の内容を記述した発注リストを介して、翻訳者に翻訳を発注するものである。着手機能22は、各作業者(本明細書では、翻訳者、チェッカー、デスクを総称して作業者と呼ぶ場合がある)による仕事の着手を管理するものである。即ち、着手機能22は、発注された翻訳依頼に対して翻訳者が着手するための翻訳者着手機能と、納品された一次翻訳文データのチェックにチェッカーが着手するためのチェッカー着手機能と、納品された二次翻訳文データへのチェックにデスクが着手するためのデスク着手機能の3つのサブ機能を備えている。
【0035】
納品機能23は、各作業者から翻訳管理装置20に入力される翻訳文データを受信して記憶するものである。評価機能24は、翻訳者及びチェッカーの評価を行うためのものである。なお、本実施形態では、翻訳実務に優れた人材をデスクとして用いるため、デスクに対する評価は管理していないが、デスクに対する評価を行うようにしてもよい。掲載版発行機能25は、チェッカー及びデスク(デスクだけの場合もある)の検査・修正を受けた確定版の翻訳文データを発行するものである。この掲載版の翻訳文データは、例えば、ニュース配信サイト等を介して公開される。
【0036】
翻訳支援部30は、翻訳辞書機能31と、文書比較機能32と、記事検索機能33と、翻訳フィードバック機能34と、翻訳データベース35及び記事ファイルデータベース36を備えている。翻訳辞書機能31は、単語登録機能や単語検索機能等を備えており、翻訳辞書データベース35を利用して、翻訳作業に必要な辞書サービスを提供するようになっている。例えば、企業名等の固有名詞は、吸収合併等によって変化し易く、また、翻訳時に表記上のぶれも生じやすいため、翻訳辞書データベース35に予め翻訳語を登録しておくことにより、翻訳者が異なる場合でも統一された表現を用いることができる。また、翻訳辞書データベース35には、翻訳文データの修正結果が反映されるようになっている。
【0037】
文書比較機能32は、例えば、一次翻訳文データと二次翻訳文データとを照合し、両者の一致点及び相違点を表示するものである。また、チェッカーとデスクの双方がそれぞれ一次翻訳文データを検査する場合は、一次翻訳文データとチェッカー作成の二次翻訳文データ、一次翻訳文データとデスク作成の二次翻訳文データ、チェッカー作成の二次翻訳文データとデスク作成の二次翻訳文データを、それぞれ比較して一致点及び相違点を表示させることができる。なお、文書比較の具体的処理は、後述する。記事検索機能33は、記事ファイルデータベース36に記憶された記事ファイルを検索するものである。翻訳フィードバック機能34は、チェッカーやデスクによる一次翻訳文データの修正結果を翻訳者に通知してフィードバックさせるものである。
【0038】
評価管理部40は、各翻訳者に与えられた評価値を記録するための評価記録機能41と、各翻訳者の基礎単価を設定するための基礎単価設定機能42とを含んでいる。翻訳進捗管理部20の評価機能24により算出された評価値は、評価ファイル43に記述されて翻訳管理部40に引き渡され、評価記録機能41により記録される。また、各翻訳者の基礎単価は、基礎単価ファイル44に記述されて評価管理部40から翻訳進捗管理部20に引き渡される。
【0039】
報酬管理部50は、納品実績管理機能51と、外注費請求管理機能52とを含んで構成されている。納品実績管理機能51は、翻訳進捗管理部20の納品機能23から納品ファイル53を介して入力される各作業者の納品実績をそれぞれ管理するものである。
【0040】
ユーザ管理部60は、ユーザの登録及び更新機能61と、アクセス管理機能62とを備えている。本システムには、予め登録されたユーザのみがログインして利用できるようになっている。ユーザ認証としては、例えば、ユーザID及びパスワード等のテキストコードベースのものを使用できるほか、声紋や指紋等の生体情報を用いることも可能である。ユーザ名、ユーザID、パスワード及びその他の属性情報は取引先マスタ63に記録されている。
【0041】
組織管理部70は、グループ管理機能71と、プロジェクト管理機能72とを備えている。グループとは、例えば、翻訳、報道、出版、制作、開発、サポート、管理という職能別の区分を示し、プロジェクトとは、例えば、A社向け翻訳、B社向け翻訳等のように、顧客別の翻訳仕事の区分を示す。本システムに参加する翻訳者は、翻訳グループに属すると共に、現在仕掛かり中の翻訳に関するプロジェクトにも所属する。各グループにはグループ長が、各プロジェクトにはプロジェクト長が、それぞれ責任者として存在する。各グループの構成等に関する情報はグループファイル73に記述され、各プロジェクトの構成等に関する情報はプロジェクトファイルに記述されている。
【0042】
メーリングリスト管理部80は、情報連絡手段としてのメーリングリストを管理するものである。例えば、各プロジェクト別のメーリングリスト81が生成されており、このメーリングリストを介して、翻訳者、チェッカー及びデスクに対し、各プロジェクトの各翻訳依頼毎に翻訳作業の進捗状況が通知されるようになっている。
【0043】
次に、図3に基づいて、評価機能24による評価方法について説明する。図3(a)は各翻訳者の評価値を管理するためのテーブルを、図3(b)は各チェッカーの評価値を管理するためのテーブルを、それぞれ示す。各評価テーブルは、例えば、翻訳者(又はチェッカー)のID、氏名、評価ランク、評価点、得意分野及びその他の属性情報を関連付けて構成されている。評価ランクとは、評価値を所定の幅で区切ったものであり、例えば、評価値100点〜80点はランクA、評価値79点〜60点はランクB、評価値59点以下をランクCというように設定される。なお、評価ランクは必須の項目ではない。また、評価点としては、最新の最終評価点に限らず、過去の評価点も併せて管理できる。
【0044】
図3(c)は、チェッカーによる翻訳者の評価値を補正するための方法を示す概念図である。本システムでは、一次翻訳文データの品質をチェッカー及びデスク(デスクだけの場合もある)が評価し、その評価値に基づいて翻訳者への発注を制御することにより、翻訳者に翻訳品質の向上を動機づけるため、適正な評価が重要となる。そこで、本システムでは、複数の補正機能を用いることにより、適正な評価を安価に行えるようにしている。
【0045】
まず、図3(c)の右側に示すように、第1の補正機構として、チェッカー及びデスクによる多段階評価システムを採用している。チェッカーによる一次評価をデスクが二次評価することにより、熟練度や資質あるいは性格等によって種々ばらつきやすいチェッカーの評価を補正している。具体的には、例えば、ある一次翻訳文データについて、チェッカーが80点の評価を与えた場合、デスクがチェッカー自身の能力を70点として評価した場合は、80×0.7=56点という最終評価値が一次翻訳文データ(その作成者である翻訳者)に与えられるようになっている。このように、多段階評価システムを採用し、デスクがチェッカーを評価することで、チェッカーの評価値を補正し、間接的にデスクが翻訳者の評価を決定する。
【0046】
第2の補正機構として、評価機能24は、評価補正機能240を備えており、評価補正機能240には、難易度補正機能241と、能力補正機能242と、段階数補正機能243とが含まれている。
【0047】
難易度補正機能241とは、各翻訳毎の要求度(難易度)に応じて、評価値を補正するためのものである。翻訳者に発注される翻訳仕事は、原文の言語、専門性(例えば、最新医学の解説記事等のように専門用語が多く含まれるもの)、顧客から求められる品質等に応じて、その難易度は種々相違する。例えば、特殊な分野の翻訳に与えられた70点の評価と、一般的な報道記事の翻訳に与えられた80点の評価とがある場合、単純に両者を数字だけで比較し、70点の方が低い評価であると判断するのは妥当ではない。そこで、本システムでは、難しい翻訳ほど難易度が高くなるように、各翻訳毎に難易度を設定している。そして、評価値に難易度を乗ずることにより、補正する。例えば、デスクによる修正を経た評価値が70点の場合、その翻訳の難易度が「2」に設定されていると、難易度補正後の評価値は、70×2=140点となる。一方、80点の評価を得た簡単な翻訳の難易度が「1.5」に設定されている場合は、80×1.5=120点となる。
【0048】
能力補正機能242は、翻訳者に発注された翻訳の難易度と翻訳者の翻訳能力との不適合を是正するためのもので、高い翻訳能力を有する翻訳者を適正に評価するための機能である。難易度補正機能241により、翻訳の難易度に応じて適正な評価を行うことができるが、高い翻訳能力を有する翻訳者が、難易度の低い簡単な翻訳に着手すると、難易度補正後の評価値は低くなり、結果的に、その翻訳者の評価が低下する。例えば、高い翻訳能力を有する翻訳者が難易度「2」の翻訳で90点(補正前の評価値)を取った場合は、難易度補正により180点の評価値を得るが、難易度「1.5」の翻訳で100点(補正前の評価値)を取った場合は、難易度補正により150点の評価値しか得ることができない。即ち、高い翻訳能力を有する翻訳者が、低い難易度に設定された翻訳に着手すると、その翻訳者の得る最終的な評価は低下することになり、翻訳者の翻訳能力が適正に評価されないことになる。このため、能力補正機能242では、所定値以上の高い翻訳能力を有する翻訳者が、難易度の低い翻訳で所定値以上の評価値を得た場合は、難易度の高い翻訳を行った場合に得られたであろう評価値と同程度の値に補正する。
【0049】
段階数補正機能243は、一次翻訳文データの検査段階の数に応じて、評価値を補正するものである。本システムでは、図3(c)の右側に示すように、チェッカー及びデスクによる2段階検査と、図3(c)の左側に示すように、デスクのみが検査する1段階検査との、検査段階数の異なる複数種類の検査ルートを備えている。ここで、段階数が少なくなるほど(即ち、1段の検査では)、検査内容に見落としを生じやすく、結果的に実際よりも高めの評価が下される可能性が増大する。特に、翻訳者の翻訳能力が低い場合ほど、検査段階数による評価差が大きくなる傾向にある。そこで、本システムでは、再帰分析で仮説を方程式化し、補正関数を確定して段階数による補正を行う。
【0050】
次に、図4は、翻訳者の評価に応じて、翻訳の発注(翻訳依頼)を動的に変更させる様子を示す概念図である。
【0051】
例えば、本システムに予め登録されている多数の翻訳者を、評価値に基づいて、複数のグループにランク分けし、高評価のグループに属する翻訳者には、一人当たり週にn1本の翻訳に着手できるように、発注リストを提示する。中程度の評価のグループでは、n1より少ないn2本の翻訳を発注し、低評価のグループに対しては、さらに少ないn3本の翻訳を発注する。図中では、着手した翻訳者を黒い丸印で表現し、未着手の空いている翻訳者を白い丸印で表す。
【0052】
各グループにそれぞれ発注される翻訳は、特別な場合を除いて、翻訳者が先着順で着手可能になっている。特別な場合とは、例えば、予め翻訳者が指定されている場合等である。翻訳者が1つの翻訳に着手した場合、その翻訳者は翻訳者待ち行列から取り除かれ、着手済の翻訳の一次翻訳文データが本システムに納品されるまで、次の新たな発注リストは提示されないようになっている。しかし、これに限らず、例えば、所定数の翻訳に着手するまで、翻訳者を翻訳者待ち行列に置き、発注リストを提示する構成としてもよい。
【0053】
各翻訳者は、上述した通り、チェッカー及びデスク、あるいはデスクのみから評価を受け(場合によっては、さらに専門家による翻訳チェックを行うこともある)、評価補正機能240により補正された評価値が翻訳者管理テーブルに記憶される。この結果、評価値が所定値を上回った翻訳者は1ランク上のグループに移動し、また、評価値が所定値を下回った翻訳者は1ランク下のグループに移動する。評価の低いグループに属するほど、提示される翻訳仕事は減少し、翻訳に着手する機会が乏しくなる。しかし、本システムでは、単なる優勝劣敗方式を採用するのではなく、最低ランクのグループに属する翻訳者にも、最低限の数n3だけは翻訳着手の機会を与えている。
【0054】
次に、図5は、本システムが提供する進捗管理画面の一例を示す。予め登録されている翻訳者、チェッカー、デスク、システム管理者等が、本システムにログインすると、図5に示すような画面が各端末のディスプレイに表示される。
【0055】
例えば、画面の左端には、各種のメニューが表示されている。メニュー項目としては、例えば、記事管理メニューM1、進行管理メニューM2、納品管理メニューM3、発行管理メニューM4、報道メニューM5、辞書メニューM6、翻訳者管理メニューM7、ユーザ管理メニューM8、取引先管理メニューM9、グループ管理メニューM10、経理メニューM11、ML管理メニュー12、アカウントメニューM13を挙げることができる。
【0056】
各メニューの中から主だったメニューの詳細を幾つか説明すると、記事管理メニューM1は、記事を管理するためのもので、例えば、「記事検索」、「記事作成(記事ID発行)」、「発行日設定」、「記事作成+新規納品」、「記事分割」、「記事削除」、「プロジェクト別記事集計」等のサブメニューを提供可能である。進行管理メニューM2は、翻訳作業の進行を管理するためのもので、例えば、「進行表」と「進行統括表」のサブメニューを提供することができる。納品管理メニューM3は、翻訳者等からのデータ納品を管理するためのもので、例えば、「新規納品」、「再納品」、「インデックス」、「発注」、「ピックアップ入力」、「ピックアップリスト」、「納品検索/修正/削除」、「納品確認」、「納品一覧」、「プロジェクト別納品集計」、「編集当番入力」、「編集当番集計/修正/削除」等のサブメニューを提供可能である。
【0057】
また、発行管理メニューM4は、検査を経て確定された翻訳文データの発行を管理するためのもので、例えば、「発行」、「掲載順位設定」、「掲載版記事検索」、「新規掲載版記事入力」、「掲載版記事修正」、「掲載版記事削除」、「掲載版記事集計」、「発行済記事集計」、「掲載版記事コピー」、「掲載版記事ワード数」、「フラッシュ入力」、「フラッシュ入力+発行」等のサブメニューを提供可能である。辞書メニューM6は、辞書サービスを管理するもので、例えば、「単語追加」、「単語修正」、「単語削除」、「単語検索」、「辞書テスト」等のサブメニューを提供可能である。翻訳者管理メニューM7は、翻訳者の評価等を管理するためのもので、例えば、「翻訳者評価一覧(被評価者)」、「翻訳者評価一覧(評価者)」、「翻訳者基礎単価一覧」等のサブメニューを提供可能である。ユーザ管理メニューM8は、ユーザを管理するためのもので、例えば、「新規ユーザ作成」、「ユーザ検索」、「ユーザ削除」、「グループ設定」、「プロジェクト設定」、「パスワードリセット」、「納品ユーザ名設定」、「メールアドレス設定」等のサブメニューを提供可能である。
【0058】
進行管理メニューM2から進行表を選択すると、図5中の右側に示すように、各社毎の記事翻訳の進行状況が表示される。進行表画面では、例えば、依頼元及び納期を特定する管理欄G10と、この依頼元から依頼されている各翻訳毎に進行状況をそれぞれ表示する複数の進行状況欄G20〜G50とが、表示されている。
【0059】
各顧客毎の管理欄G10では、顧客名称G11及び発行予定日G12が表示されている。つまり、図5に示す画面例では、2002年10月28日に発行が予定されている各記事翻訳の進行状況が表示されている。
【0060】
各進行状況欄G20〜G50には、それぞれ例えば、記事を特定するための記事ID等を表示する記事特定部G21〜G51と、翻訳すべき原文へのリンク及び納品された一次翻訳文データの一部が表示される見出し部G22〜G52と、ステータス表示部G23〜G53とが含まれている。ステータス表示部G23〜G53では、「翻訳」、「チェック」、「デスク」及び「専門チェック」の各段階毎に着手状況を表示する。各段階における仕事(翻訳や検査)に着手するための宣言ボタンB1〜B4が設けられている。
【0061】
新規に登録されたばかりの記事翻訳の場合は、進行状況欄G20に示すように、翻訳者、チェッカー、デスクのいずれもが未着手であり、宣言ボタンB1〜B4が全て表示されている。
【0062】
発注リストによって記事翻訳の仕事が各翻訳者に提示されると、その記事の翻訳を希望する翻訳者は、ボタンB1を操作することにより、その翻訳に着手する旨を宣言することができる。誰よりも先にボタンB1を操作した翻訳者が、その記事の翻訳に着手できる。翻訳者が翻訳に着手すると、進行状況欄G30に示すように、ボタンB1に代えて、着手した翻訳者の氏名が表示される。
【0063】
翻訳者が一次翻訳文データを作成し、一次翻訳文データを本システムに送信して記憶させると、一次翻訳文データの納品が完了し、チェッカー(又はデスク)による検査待ちの状態に移行する。一次翻訳文データが納品されると、各チェッカーは、ボタンB2を操作することにより、先着順で一次翻訳文データの検査に着手することができる。進行状況欄G40に示すように、一次翻訳文データの検査に着手したチェッカーの氏名がボタンB2に代えて表示される。
【0064】
チェッカーによる一次検査が終了し、二次翻訳文データ(チェッカーにより検査され、必要な修正を受けたもの)が本システムに納品されると、デスクによる検査待ち状態となる。そして、前記同様に、ボタンB3を操作することにより、デスクは、早い者勝ちで二次翻訳文データの検査に着手できる。進行状況欄G50に示すように、ボタンB3に代えて、二次検査に着手するデスクの氏名が表示される。
【0065】
さらに、専門性の高い翻訳の場合は、専門家によるチェックを行うこともでき、その場合は、専門家がボタンB4を操作することにより、専門チェックに着手するようになっている。なお、作業者の種類に応じて、表示される進行状況は異なる点に留意すべきである。例えば、各翻訳者は、自分の作成した一次翻訳文を検査するチェッカー及びデスクの氏名を確認することはできず、チェッカーも担当デスクの氏名を確認することはできないようになっている。
【0066】
次に、図6〜図11を参照して、本実施形態の動作を説明する。図中では、ステップを「S」と略記する。なお、各図に示すフローチャートは、処理の概要を示すもので、実際のプログラムとは必ずしも一致しない。
【0067】
まず、図6〜図8は、翻訳進捗管理処理の流れを示す。翻訳進捗管理処理は、随時必要に応じて実行される。
【0068】
ニュース配信サイト等の取引先から新たな翻訳が本システムに依頼されると、発注担当者は、本システムにログインし、発注処理画面から新たな翻訳の仕事を翻訳者に発注する(S1)。
【0069】
翻訳発注機能21は、入力された内容(例えば、顧客名、原文、発行予定日等)に基づいて、発注リストを作成する(S2)。作成された発注リストは、メーリングリストによって、各翻訳者、各チェッカー、各デスク(各作業者)の端末にそれぞれ通知される(S3)。ここで、上述の通り、予め登録されている複数の翻訳者のうち、所定の翻訳者にのみ通知される。
【0070】
メーリングリストで新たな翻訳仕事の提示を受けた各翻訳者のうち、その翻訳を希望する翻訳者は、本システムにログインし、進行表を表示させる。新規に登録されたばかりの進捗状況ステータスは、「翻訳着手待ち」である。翻訳者は、ボタンB1を操作して着手を宣言する(S4)。翻訳者が翻訳着手を宣言すると、その翻訳の進行表に担当翻訳者の氏名等が反映される(S5)。また、各翻訳毎の翻訳者着手状況は、メーリングリストを介して、各作業者の端末に通知される(S6)。
【0071】
翻訳に着手した翻訳者は、本システムが提供する各種の翻訳支援サービス(翻訳辞書や記事検索等)を利用しながら、翻訳作業を進め、一次翻訳文データを作成する(S7)。翻訳が終了すると、翻訳者は、一次翻訳文データを本システムに送信することにより納品する(S8)。翻訳者から一次翻訳文データが納品されると、一次翻訳文データが納品された旨をメーリングリストによって各作業者にそれぞれ通知する(S9)。一次翻訳文データを納品した後で、翻訳者が翻訳の誤り等に気づいた場合は、自発的に一次翻訳文データを修正し(S10)、本システムに再納品することができる(S11)。翻訳者の自発的修正によって一時翻訳文データが再納品された場合は、その旨がメーリングリストによって各作業者に通知される(S12)。翻訳者による自発的な修正が無い場合は、S10〜S12がスキップされる。
【0072】
各チェッカーは、一次翻訳文データの納品が通知されると、本システムにログインして進行表を確認する。一次翻訳文データが納品されると、進捗状況ステータスは「チェック待ち」となる。一次翻訳文データの検査を希望するチェッカーは、ボタンB2を操作して、チェックに着手する旨を宣言する(S13)。チェッカーが着手を宣言すると、担当チェッカーの氏名等がその翻訳の進行表に反映される(S14)。チェッカーが検査に着手した旨は、メーリングリストによりチェッカー及びデスクにそれぞれ通知される(S15)。
【0073】
図7に移って、チェッカーは、翻訳辞書サービス等を利用しながら一次翻訳文データを検査し、翻訳の誤り等を修正して二次翻訳文データを作成する。また、チェッカーは、一次翻訳文データの翻訳品質を評価する(S16)。チェッカーによる二次翻訳文データ及び評価値は、本システムに送信されて納品され(S17)、チェッカーによる納品が完了した旨がメーリングリストにより各作業者にそれぞれ通知される(S18)。前記の翻訳者と同様に、チェッカーも自発的に二次翻訳文データや評価値を修正して(S19)、再納品することができる(S20)。チェッカーによる自発的な修正が行われた場合は、再度メーリングリストによって各作業者に納品通知が行われる(S21)。チェッカーによる自発的な修正が無い場合は、S19〜S21はスキップされる。
【0074】
チェッカーによる検査が終了すると、デスクは、進行表を確認してボタンB3を操作することにより、二次検査に着手する旨を宣言できる(S22)。チェッカーから二次翻訳文データが納品された場合、進捗状況ステータスは「デスク検査待ち」となる。デスクの着手宣言は、進行表に反映され(S23)、メーリングリストによりデスクに通知される(S24)。デスクは、二次翻訳文データを検査すると共に、チェッカーへの評価値を決定する(S25)。デスクによる二次検査が終了すると、検査済の二次翻訳文データが本システムに納品され(S26)、デスクにメーリングリストで納品が通知される(S27)。また、デスクは、自己の検査内容を自発的に訂正することができる(S28)。デスクが自発的に訂正した場合は、再納品が行われ(S29)、再び納品通知が発行される(S30)。
【0075】
デスクによる検査が終了して、掲載版(取引先のサイトに掲載されて公開される最終納品版)の翻訳文データが確定すると(S31)、進行表の進捗状況ステータスは「掲載版確定」に変更される(S32)。また、掲載版の翻訳文データは、メーリングリストによってチェッカー及び翻訳者にそれぞれフィードバックされる(S33)。これにより、チェッカー及び翻訳者は、自己の翻訳の未熟な点を確認して学習することができ、翻訳能力の向上が促進される。
【0076】
図8に移る。本システムでは、掲載版の翻訳文データが確定した後でも、誤字脱字等をバックエンドから修正できる(S34)。そして、校正作業を経た後、翻訳文データは、発行され(S35)、メーリングリストによって出稿が通知される(S36)。
【0077】
図6〜図8で見てきた通り、本システムでは、翻訳作業の進捗状況を一元的に管理し、必要な情報がメーリングリスで所定の作業者に通知され、データ納品等は通信ネットワークを介して行われる。従って、多数の翻訳者、チェッカー及びデスクが全国に(あるいは全世界に)散在している場合でも、協調して翻訳作業を効率的に進めることができる。
【0078】
次に、図9は、翻訳報酬管理処理を示す。翻訳報酬管理処理は、月次処理で行われる。
【0079】
まず、所定の期日が到来すると、報酬管理部50は、その月における各作業者の納品実績を集計し(S41)、メーリングリストを通じて各作業者に納品実績をそれぞれ通知する(S42)。
【0080】
納品実績通知を受領した各作業者は、通知された納品実績を確認し(S43)、納品実績に誤りを発見した場合、本システムに対して、電子メールで納品実績の修正を要求する(S44)。納品実績修正要求メールは、経理担当者の端末4に送信される。納品実績が修正された場合は(S45)、改めて納品実績が作業者に通知される(S46)。
【0081】
次に、例えば、納品実績と基準報酬(基礎単価等)とに基づいて、各作業者毎の報酬金額がそれぞれ算出され(S47)、メーリングリストを通じて、各作業者に報酬明細がそれぞれ通知される(S48)。そして、各作業者が報酬を請求すると、報酬支払データが作成され(S49)、図示せぬ会計システムに入力されて各作業者に報酬が支払われる(S50)。
【0082】
次に、図10は、翻訳評価管理処理を示す。本処理は、月次処理である。所定の期日が到来すると、各作業者毎の評価データがそれぞれ作成され(S61)、メーリングリストを介して各作業者に各人の評価データがそれぞれ通知される(S62)。各作業者は、通知された評価データを確認する(S63)。通知された評価データに異議がある場合、作業者は、評価データの修正を電子メールで要求することができる(S64)。
【0083】
翻訳グループ長は、月次評価データファイルに基づいて(S65)、翻訳者の評価一覧画面を表示させ、各翻訳者の評価を確認できる(S66)。翻訳グループ長は、評価修正要求の電子メールを受信すると、その要求内容を判断し、必要な場合は評価データを補正する(S67)。
【0084】
評価管理部40は、補正された月次評価データファイルに基づいて(S68)、各作業者毎にそれぞれ月次基礎単価を設定する(S69)。設定された基礎単価は、メーリングリストにより各作業者にそれぞれ通知される(S70)。各作業者は、通知された基礎単価を確認し(S71)、基礎単価に異議がある場合は、電子メールで基礎単価の修正を要求できる(S72)。
【0085】
翻訳グループ長は、月次基礎単価ファイルに基づいて(S73)、各翻訳者の月次基礎単価を一覧画面で確認することができる(S74)。グループに属するメンバー(翻訳者、チェッカー、デスク)から基礎単価の修正要求を受信した場合、翻訳グループ長はその是非を検討し、必要があれば月次基礎単価を修正する(S75,S76)。
【0086】
そして、修正された月次基礎単価ファイルに基づいて、各作業者の月次基礎単価が決定され(S77)、月次基礎単価ファイルが更新される(S78)。この月次基礎単価と納品実績とに基づいて、各作業者の報酬が算出される。ここで、本システムでは、上述の通り、各翻訳者に与える翻訳着手の機会は各翻訳者が獲得した評価値により制御され、また、基礎単価も翻訳者の評価値によって制御される。従って、各翻訳者には、翻訳品質の向上に努める動機付けが与えられるようになっている。
【0087】
次に、図11は、翻訳支援サービスとして用意されている文書比較機能32の一例を示すフローチャートである。
【0088】
まず、図12(a)に示すように、比較する2つの翻訳文データをそれぞれセットする(S101)。説明の便宜上、一方の翻訳文データを原文「A」と呼び、他方の翻訳文データをターゲット文「B」と呼ぶ場合がある。次に、原文「A」及びターゲット文「B」の両方が存在しないか否かを判定する(S102)。ここでは、両者共にデータがセットされているので、「NO」と判定されてS103に移る。
【0089】
そして、原文「A」が存在しないか否かを判定し(S103)、原文「A」が存在しない場合は(S103:YES)、ターゲット文「B」に追加マークを付けてバッファに出力する(S104)。つまり、原文「A」は存在しないがターゲット文「B」が存在する場合とは、「B」が付け加えられた場合なので、追加マークを付加してバッファに記憶させる。比較結果を表示させる場合、図12(b)に示すように、追加された部分には下線が付される。次に、原文「A」は存在するがターゲット文「B」が存在しないか否かを判定する(S105)。即ち、ターゲット文「B」で削除された箇所か否かを検出する。原文「A」に存在しターゲット文「B」に存在しない場合は(S105:YES)、原文「A」に削除マークを付加してバッファに出力させる(S106)。比較結果を表示させる画面では、図12(b)に示すように、削除された部分には取消線が付される。
【0090】
次に、原文「A」及びターゲット文「B」を比較し、両データの最も左に位置する一致部分列に着目する。まず、原文「A」における最左一致部分列のスタート位置pA、ターゲット文「B」における最左一致部分列のスタート位置pB、一致部分列の長さlenをそれぞれ取得する(S107)。
【0091】
そして、一致部分列長lenが0であるか否かを判定する(S108)。一致部分列長len=0の場合は、原文「A」が全て削除され、ターゲット文「B」が新規に追加された場合なので、原文「A」に削除マークを、ターゲット文「B」に追加マークをそれぞれ付加してバッファに格納させる(S109)。一方、len=0でない場合は、lenと原文「A」及びターゲット文「B」のサイズとを比較し、これら3者の長さが一致するか否かを判定する(S110)。len、原文「A」及びターゲット文「B」のサイズが一致する場合は、原文「A」とターゲット文「B」とが完全に一致する場合なので、原文「A」に一致マークを付加してバッファに出力する(S111)。
【0092】
原文「A」とターゲット文「B」とが部分的に一致している場合は(S110:NO)、両データの一致部分よりも前の部分をそれぞれ「A1」、「B1」とし、両データの一致部分をそれぞれ「A2」、「B2」とし、両データの一致部分よりも後の部分をそれぞれ「A3」、「B3」として、3分割する(S112)。
【0093】
次に、原文「A」中の一致部分「A2」に一致マークを付加してバッファに出力すると共に、前後の不一致部分「A1」及び「B1」と「A3」及び「B3」を、それぞれ比較すべき文字列セットとして認識する(S113)。
【0094】
そして、原文及びターゲット文の双方に比較すべき文字列セットが残っているか否かを判定する(S114)。文字列セットが残存する場合は、次に比較すべき文字列セットを原文「A」とターゲット文「B」にそれぞれセットして(S115)、S102に戻り、上述の処理を繰り返す。全文字列を比較し、比較結果がバッファに蓄積された場合は(S114:NO)、処理を終了する。
【0095】
図12は、文書比較処理画面を示す。まず、図12(a)に示すように、原文入力欄321に原文となる翻訳文データを入力し、ターゲット文入力欄322にターゲット文となる翻訳文データを入力する。比較ボタン323を操作すると、文書比較処理が実行される。消去ボタン324を操作すると、入力したデータが消去される。
【0096】
図12(b)には、上述した文書比較処理の結果が示されている。原文から削除された部分には取消線が、原文に追加された部分には下線が、それぞれ付されている。また、原文とターゲット文との両方で一致する部分には、何の装飾も施されない。
【0097】
このように、本システムでは、2つの翻訳文データを比較して、一致点及び相違点を表示可能なため、翻訳者、チェッカー及びデスクは、翻訳文データの修正箇所等を容易に把握でき、翻訳能力の向上に役立たせることができる。
【0098】
図13に基づき、本システムで採用するデータ構造の例を説明する。本システムでは、後述の通り、例えば、取引先から依頼された翻訳の内容、翻訳文データ、原文データ等の翻訳仕事に関する諸情報をマーク付けされたテキストデータとして管理している。
【0099】
納品情報欄M1には、データを納品する者の氏名や納品種別が記載される。例えば、翻訳者が一次翻訳文データを納品する場合、「納品者」には翻訳者の氏名が記載され、「納品種別」には例えば「一次翻訳」と記載される。図13に示す例は、専門チェック時の納品状態を示す。翻訳者からの納品、チェッカーからの納品、デスクからの納品、専門家による納品のように、各納品段階でそれぞれ記載される情報は相違する。翻訳者による納品段階では、後述の評価値等は記載されない。各段階で必要となる項目は、自動的に追加される。
【0100】
記事情報欄M2には、例えば、記事ID、発注担当者氏名、翻訳者氏名、チェッカー氏名、デスク氏名、プロジェクト名、発行予定日、記事タイトル、英語原文記事へのリンク情報、評価値等が記載される。「記事重要度」M22は、記事の翻訳難易度に関連する。「評価値」M23には、各段階毎の評価値(翻訳者評価値、チェッカー評価値、デスク評価値)が記載される。
【0101】
申し送り事項欄M3には、申し送り事項が記載される。インデックス文欄M4には、インデックス文が記載される。本文欄M5には、翻訳文が記載される。関連記事欄M6には、関連する翻訳文へのリンク情報が記載される。原文インデックス文欄M7,原文本文欄M8,原文関連記事欄M9には、それぞれ原文インデックス文、原文本文、原文関連記事へのリンク情報が記載される。
【0102】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、前記実施の形態に構成要素を追加したり、削除したり、変更等したりして種々の変形を行うことができる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る翻訳管理装置及び翻訳管理システムによれば、翻訳者や検査者の端末と翻訳管理装置とを双方向のデータ通信により接続し、一連の翻訳業務を一元的に管理することができ、また、品質の高い翻訳文を速やかに安定して供給可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る翻訳管理システムの全体構成を概略的に示す説明図である。
【図2】翻訳管理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】評価方法を示す説明図であって、(a)及び(b)は評価値管理テーブルを、(c)は評価値の補正方法をそれぞれ示す。
【図4】翻訳者の評価に応じて発注を制御する様子を示す概念図である。
【図5】翻訳管理画面の一例を示し、各翻訳仕事毎の進行表が表示されている。
【図6】翻訳進捗管理処理のフローチャートである。
【図7】図6に続くフローチャートである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】翻訳報酬管理処理を示すフローチャートである。
【図10】翻訳評価管理処理を示すフローチャートである。
【図11】文書比較処理を示すフローチャートである。
【図12】文書比較処理の画面例を示す説明図である。
【図13】翻訳の進捗管理を行うためのテキストベースのデータ構造を示す。
【符号の説明】
1 翻訳者用端末
2 チェッカー用端末
3 デスク用端末
4 会計担当者用端末
5 組織管理者用端末
6 システム管理者用端末
10 翻訳管理装置
20 翻訳進捗管理部
21 翻訳発注機能
22 着手機能
23 納品機能
24 評価機能
25 掲載版発行機能
30 翻訳支援部
31 翻訳辞書機能
32 文書比較機能
33 記事検索機能
40 評価管理部
41 評価記録機能
42 基礎単価設定機能
50 報酬管理部
60 ユーザ管理部
70 組織管理部
80 メーリングリスト管理部

Claims (9)

  1. 翻訳依頼に基づいて一次翻訳文データを作成する翻訳者の端末と、
    前記一次翻訳文データを検査して二次翻訳文データを作成し、かつ、前記一次翻訳文データの翻訳品質を評価してなる評価値を入力する検査者の端末と、
    前記翻訳者の端末及び前記検査者の端末と通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、翻訳作業の進行を一元的に管理する翻訳管理装置とを備え、
    前記翻訳管理装置は、
    前記翻訳依頼を前記翻訳者の端末に提示する発注手段と、
    前記翻訳者により作成された一次翻訳文データを前記翻訳者の端末から受信した場合は、前記一次翻訳文データの検査依頼を前記検査者の端末に提示する検査依頼手段と、
    前記評価値を前記検査者の端末から受信し、前記翻訳者の評価を行う評価手段とを含んでなり、
    前記評価手段の評価結果に基づいて、前記発注手段を制御することを特徴とする翻訳管理システム。
  2. 翻訳依頼を所定の翻訳者の端末に提示する発注手段と、
    前記翻訳者の端末から入力された一次翻訳文データの検査依頼を所定の検査者に依頼する検査依頼手段と、
    前記一次翻訳文データの品質を評価してなる評価値を前記検査者の端末から受信し、前記翻訳者の評価を行う評価手段とを備え、
    前記評価手段の評価結果に基づいて、前記発注手段が制御されることを特徴とする翻訳管理装置。
  3. 前記発注手段は、高い評価を得た翻訳者ほど前記翻訳依頼の提示頻度を増大させるようになっている請求項2に記載の翻訳管理装置。
  4. 前記検査依頼手段は、それぞれ異なる複数の検査者により多段階でそれぞれ検査させるべく前記一次翻訳文データの検査依頼を行うものであり、
    前記評価手段は、前記各検査者から入力された各評価値に基づいて、前記翻訳者の評価を行うようになっている請求項2に記載の翻訳管理装置。
  5. さらに、前記評価手段は、前記各検査者による評価値を補正して評価するものである、請求項4に記載の翻訳管理装置。
  6. さらに、前記翻訳作業を支援するための翻訳支援手段を備え、
    前記翻訳支援手段は、入力された複数の翻訳文データを照合して一致点及び相違点を表示可能な文書比較機能を含んでいる請求項2に記載の翻訳管理装置。
  7. さらに、前記評価手段による評価結果に基づいて、前記翻訳者への報酬金額を決定する報酬管理手段を備えた請求項2に記載の翻訳管理装置。
  8. 翻訳者の端末及び検査者の端末と通信ネットワークを介して接続されたコンピュータ上で実行されるプログラムであって、
    翻訳依頼を所定の翻訳者の端末に提示する発注手段と、
    前記翻訳者の端末から入力された一次翻訳文データの検査依頼を所定の検査者に依頼する検査依頼手段と、
    前記一次翻訳文データの品質を評価してなる評価値を前記検査者の端末から受信して補正し、前記翻訳者の評価を行う評価手段と、
    前記評価手段の評価結果に基づいて、前記発注手段による前記翻訳依頼の提示を制御する制御手段と、
    を前記コンピュータ上に実現させるためのプログラム。
  9. 翻訳依頼を翻訳者に提示し、
    前記翻訳依頼に応じた翻訳者からの一次翻訳文データを受信し、
    前記受信した一次翻訳文データを1つ又は複数の段階で検査者に検査させ、
    前記検査者による二次翻訳文データを受信し、
    前記検査者による一次翻訳文データの評価値を受信し、
    前記受信した評価値に基づいて、評価の高い翻訳者ほど高頻度で前記翻訳依頼を提示するように、前記翻訳者の待ち行列を動的に変更させる、
    ことを特徴とする翻訳管理方法。
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