JPH1049598A - 電子決裁システム及びワークフローサービスシステム - Google Patents

電子決裁システム及びワークフローサービスシステム

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JPH1049598A
JPH1049598A JP8204375A JP20437596A JPH1049598A JP H1049598 A JPH1049598 A JP H1049598A JP 8204375 A JP8204375 A JP 8204375A JP 20437596 A JP20437596 A JP 20437596A JP H1049598 A JPH1049598 A JP H1049598A
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JP8204375A
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Daisuke Arikawa
大輔 有川
Takao Kaneko
貴夫 金子
Harumi Mori
晴美 森
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 購入対象物品の情報をカタログ等で入手して
決裁文書等を作成する際、従来では部門単位等で製品情
報を共有することができない場合が多く、また、転記ミ
スが発生したり、同一の物品に対する決裁文書の記載が
起案者によって異なっていた。 【解決手段】 カタログデータベース111に蓄積して
おいたカタログ情報を利用して、決裁文書編集部14で
電子的に決裁文書を作成し、回覧を行う。ワークフロー
サーバ21は、決裁文書ファイルをファイル格納部21
1に保管し、回覧処理部22及び通知部23を介して、
決裁文書ファイルの属性と電子的な回覧を管理する。承
認、確認および決裁等に際しては、文書参照部24およ
び照査処理部25がファイルにアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、業務処理の電子
化に係り、特に、決裁文書等の文書の作成、回覧ならび
に承認等の業務を電子化する電子決裁システム及びワー
クフローサービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業、官庁等において物品を購入する場
合、例えば、購入対象物品の情報をカタログ等で入手
し、入手した情報に基づいて決裁文書等を作成し、上長
の決裁を受けて発注している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来では、物品購入起
案者が個別に製品情報等を入手している。このため、会
社単位、部門単位等で製品情報を共有することができな
い場合が多く、製品情報が再利用されることはほとんど
なかった。
【0004】また、製品情報等は、多くの場合、電話ま
たはファクシミリにより、業者に依頼して取り寄せてい
る。このため、製品情報等を入手するのに長時間を要
し、その上、得られる製品情報の品質も必ずしも高いも
のとはいえなかった。さらに、紙ベースの物品情報をも
とに決裁文書を作成していたため、対象物品の金額等の
情報の転記ミスが発生したり、同一の物品を購入する場
合にも、起案者によって決裁文書に記載される物品情報
が異なっていた。
【0005】さらに、紙ベースで決裁文書を起案してい
たため、多くの場合、他人が起案した決裁文書を参照し
たり、再利用したりすることができず、様式の統一も困
難であった。また、起案後は、起案者が決裁文書を決裁
者に直接手渡しするなどして回覧していたため、決裁処
理にも時間を要した。
【0006】企業、官庁等においては、環境保護等の観
点から、業務の電子化によるペーパレス化が期待されて
いる。しかし、決裁等を伴う業務処理は、上述のよう
に、物品情報の形態が多様であり、しかも、回覧による
承認等が必要であることから、電子化が困難であった。
【0007】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、決裁及び回覧等を必要とする業務処理及び処理文
書を電子化して、迅速で確実な業務処理を可能とするこ
とを目的とする。また、この発明は、物品情報等の業務
処理用の情報を、簡単な操作で共用及び再利用し得るシ
ステムを提供することを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる電子決裁システム
は、データベースと、前記データベースから読み出した
情報を利用して、決裁文書データを作成する決裁文書作
成手段と、前記決裁文書作成手段により作成された決裁
文書データを電子的に回覧する回覧処理手段と、回覧者
の操作に応じて、前記決裁文書データヘのデータの書き
込み及び決裁結果を示す属性の更新を行う照査処理手段
と、を具備することを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、データベースに
より、各種情報を共有することができ、この共有した情
報を用いて決裁文書を作成することができる。また、作
成した決裁文書を電子的に回覧し、決裁を受けることが
できる。
【0010】前記回覧処理手段による前記決裁文書デー
タの電子的回覧に関し、決裁文書の存在を示す電子メー
ルを次の回覧者に逐次配信する通知手段を配置しても良
い。このような構成とすれば、次の回覧者は確実に回覧
対象の決裁文書の存在を認識することができる。
【0011】この通知手段は、回覧者に配信する電子メ
ール中に、直前の回覧者による決裁結果を示す情報を含
ませるようにしてもよい。このような構成とすることに
より、各回覧者は、直前の回覧者の決裁内容を参考にす
ることができる。
【0012】前記照査処理手段は、その時点での回覧者
のみが、前記決裁文書データヘの書き込み及び決裁結果
を示す属性の更新を行えるようにするための認証手段を
含んでも良い。このような構成とすることにより、決裁
文書の改ざん等を防止できる。
【0013】前記データベースは、例えば、購入対象物
品の情報を格納し、前記決裁文書作成手段は、前記デー
タベースに登録されている情報に基づいて物品購入決裁
文書を作成し、前記回覧により承認された決裁文書デー
タに基づいて、購入を承認された物品を電子的に発注す
る手段をさらに備えてもよい。
【0014】この発明の第2の観点にかかるワークフロ
ーサービスシステムは、ワーク文書を格納する格納手段
と、前記格納手段に格納された前記ワーク文書を操作す
る複数の操作手段と、前記格納手段に格納された前記ワ
ーク文書の電子的回覧に相当するワークフローを制御す
るワークフロー手段と、前記ワークフロー手段による電
子的回覧時に、前記ワーク文書の存在を示す電子メール
を次の回覧者の前記操作手段に通知する通知手段と、を
具備することを特徴とする。
【0015】この構成によれば、任意のワーク文書を電
子的に回覧することができ、しかも、次の回覧者に回覧
対象ワーク文書が存在することを通知することができ
る。
【0016】回覧者に配信する電子メール中に、直前の
回覧者による書き込み及び更新内容を示す情報を含ませ
てもよい。このような構成とすることにより、各回覧者
は、直前の回覧者の決裁内容を参考にすることができ
る。
【0017】前記照査処理手段は、その時点の回覧者の
みが、前記ワーク文書ヘの書き込み及び更新を行えるよ
うにするための認証手段を含んでいてもよい。このよう
な構成とすることにより、ワーク文書や決裁の改ざんを
防止できる。
【0018】前記操作手段は、前記データベースから情
報を読み出し、該情報を加工して、前記ワーク文書を作
成する手段を含んでも良い。このような構成によれば、
共通の情報を用いて、容易にワーク文書を作成できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1〜図5を参照して、この発
明の第1の実施の形態に係る電子決裁システムを説明す
る。
【0020】図1は、この発明の第1の実施の形態に係
る電子決裁システムの機能構成を示す。図1の電子決裁
システムは、物品購入のための決裁システムであり、主
として、カタログ情報サービス及び電子決裁ワークフロ
ーサービスから構成されている。
【0021】この実施の形態において、カタログ情報サ
ービスは、製品カタログ等の購入対象物品のカタログ情
報を電子化してデータベースに蓄積するとともに、蓄積
されたカタログ情報を電子的に取り込んで編集して、決
裁文書を作成するために使用される。このカタログ情報
サービスは、電子決裁ワークフローサービスにリンクさ
れており、作成された決裁文書を電子決裁ワークフロー
サービスに引き渡す。
【0022】電子決裁ワークフローサービスは、決裁文
書を保管し、電子的な回覧及び照査を管理して、承認、
確認及び決裁等を行う。この電子決裁ワークフローサー
ビスは、最終的に物品購入のための購買システムにリン
クする。購買システムは電子決裁ワークフローサービス
により承認された決裁文書から物品を発注する。
【0023】図1に示すように、電子決裁システムは、
カタログ情報サーバ11、カタログ情報データ登録部1
2、カタログ情報参照部13、決裁文書作成部14、起
案処理部15、起案者端末16、ワークフローサーバ2
1、回覧処理部22、通知部23、文書参照部24、照
査処理部25、照査者端末26及び購入処理部31を具
備する。
【0024】カタログ情報サーバ11は、購入対象物品
のカタログ情報を蓄積したカタログデータベース111
と、カタログデータベース111に登録されているカタ
ログ情報をHTML(Hyper Text Markup Language)形
式に変換するHTML変換部112と、を有している。
【0025】カタログ情報データ登録部12は、カタロ
グデータベース111に購入対象物品のカタログ情報を
登録する。カタログ情報データ登録部12は、例えば、
物品の製品カタログ上の製品名、規格名、メーカ名及び
単価等のテキスト(文字)情報を登録するテキスト入力
部と、製品カタログ上の画像情報を取り込んで入力する
イメージスキャナ等の画像入力部から構成される。テキ
スト入力部は、オペレータが製品カタログを参照しなが
ら入力するためのキーボードでも良く、画像入力部から
取り込んだ画像データからテキスト情報を抽出するOC
R(光学文字認識)システムから構成されても良い。
【0026】カタログ情報参照部13は、カタログデー
タベース111に登録されているカタログ情報を検索
し、参照(表示)する。このカタログ情報参照部13
は、HTML変換部112からのHTML形式のカタロ
グ情報を参照するためのハイパーテキストブラウザを備
える。
【0027】ハイパーテキストブラウザとしては、例え
ば、WWWブラウザ、ウェブブラウザまたはHTMLブ
ラウザ等と称されるインターネットのホームページ参照
用ソフトウェアが知られており、代表的なものとして
は、ネットスケープナビゲータ(商品名:Netscape Com
munications社)、インターネットエクスプローラ(商
品名:Microsoft社)等がある。
【0028】決裁文書作成部14は、通常のワードプロ
セッサまたはエディタ等の文書編集ソフトウェアを用い
て構成され、物品購入伺い書、稟議書等の物品購入のた
めの決裁文書を編集・作成する。決裁文書作成部14
は、カタログ情報参照部13が表示するカタログ情報の
所要部分を、OS(オペレーティングシステム)がイン
タフェースとして提供しているコピーアンドペースト機
能により抽出して、編集することができる。
【0029】起案処理部15は、決裁文書作成部14に
より作成された決裁文書に決裁処理のワークフローのた
めの所定の属性を付して、決裁文書ファイルとし、ワー
クフローサーバ21に供給する。決裁文書ファイルが起
案処理部15からワークフローサーバ21に供給された
ことは、直接またはワークフローサーバ21を介して間
接的に回覧処理部22にも通知される。
【0030】起案者端末16は、決裁文書を起案するオ
ペレータが使用する端末である。起案者端末16によ
り、カタログ情報参照部13及び決裁文書作成部14の
操作を行う。また、カタログ情報データ登録部12への
カタログデータの登録も、この起案者端末16を介して
行うことができる。以上の構成が主としてカタログ情報
サービスに関連する部分である。
【0031】ワークフローサーバ21は、決裁処理のワ
ークフローサービスを実現するサーバであり、起案処理
部15から提供された決裁文書ファイルを格納するファ
イル格納部211を有している。所定の属性を含む決裁
文書ファイルは、不要となるまで常時ファイル格納部2
11に格納されたままの状態で、ワークフローサーバ2
1により管理され、属性の操作及び電子メールの配送に
よって、回覧、決裁等の処理が電子的に実現される。
【0032】回覧処理部22は、ファイル格納部211
に格納された決裁文書の属性を監視することにより、そ
の決裁文書の回覧状況を把握して、電子的な回覧を達成
すべく、ワークフローサーバ21及び通知部23を制御
する。
【0033】通知部23は、回覧処理部22から回覧状
況に応じて与えられる制御情報に従って、起案者端末1
6または照査者端末26に逐次決裁文書が回覧されたこ
とを認知させるための通知を与える。通知部23は、起
案者端末16または照査者端末26に回覧の通知をした
ことを回覧処理部22にフィードバックして、回覧処理
部22が回覧状況を一層明確に把握し得るようにする。
【0034】文書参照部24は、ファイル格納部211
に格納された決裁文書ファイルを参照する文書ビューワ
である。文書参照部24による決裁文書の参照は起案者
端末16または照査者端末26のいずれからも常時行う
ことができる。ただし、決裁文書ファイルへの書き込み
は、その時点での回覧者(すなわち、電子回覧における
仮想的な文書保有者)だけが行うことができる。
【0035】照査処理部25は、文書参照部24により
参照した文書の内容を照査した結果の決裁、承認、否
認、差し戻し等に応じて、ファイル格納部211の決裁
文書ファイルの属性を更新する。すなわち、照査処理部
25は、決裁文書ファイルには、少なくとも起案者、回
覧者、決裁権者、回覧順序、回覧位置(文書保有者)、
照査結果、決裁結果等に対応する属性を付す。
【0036】照査者端末26は、決裁文書を照査する照
査者が使用する端末である。この場合、照査者には、起
案された決裁文書の内容を承認する決裁権のない照査
者、決裁文書の内容に経理上の瑕疵がないか否かを確認
する経理担当者及び決裁文書の内容を決裁する決裁権者
等がある。したがって、照査者端末26は、決裁文書の
確認者、承認者、及び決裁権者等が使用する。決裁文書
の確認者、承認者、及び決裁権者等は1人とは限らず複
数人である場合もあり、照査者端末26は、通常複数個
用意される。以上の構成が主として決裁処理ワークフロ
ーサービスに関連する部分である。
【0037】購入処理部31は、決裁文書ファイルの内
容が決裁され、該当物品の購入が許可されたときに、発
注・購買を行う。購入処理部31は、購買システム等と
して構成される場合もある。
【0038】図2は、図1のシステムを実現するための
ハードウェア構成を示している。このシステムは、WA
N(Wide Area Network)100を介して本社101に
結合されたA支社102、B支社103及びC支社10
4を有する企業におけるシステムを示す。WAN100
は、さらにインターネット105により外部に結合され
ている。
【0039】A支社102内のLAN(Local Area Net
work)には、ワークフローサーバ21A、起案者端末1
6、承認者端末26A及び決裁権者端末26Cが結合さ
れている。A支社102内のLANには、さらにカタロ
グ情報サーバ11が結合されている。A支社102のL
ANはWAN100を介して本社101のLANに結合
されている。
【0040】本社101のLANには、A支社102の
ワークフローサーバ21Aとの間で保持データが複製さ
れて共通化されているワークフローサーバ21B、経理
担当端末26B、及び社内購買情報システム30が結合
されている。
【0041】図1に示した照査者端末26は、照査者端
末26A、経理担当端末26B及び決裁権者端末26C
に相当し、また、ワークフローサーバ21は、ワークフ
ローサーバ21A及び21Bに相当する。さらに、図1
に示した、カタログ情報データ登録部12、カタログ情
報参照部13、決裁文書作成部14、起案処理部15、
回覧処理部22、通知部23、文書参照部24、及び照
査処理部25は、起案者端末16、ワークフローサーバ
21A,21B、及び照査者端末26A,26B,26
C等によって実現される。また、図1の購入処理部31
は、社内購買情報システム30により実現される機能の
一部である。
【0042】次に、図1及び図2の構成を有する電子決
裁システムの動作について、図3〜図5に示すフローチ
ャートを参照して説明する。カタログ情報サービスにお
けるカタログ情報の登録処理を図3に、そしてカタログ
情報の検索/参照処理を図4に示す。
【0043】図3に示すカタログ情報の登録処理は、カ
タログ情報データ登録部12によりカタログ情報の登録
を行う際に起動される。
【0044】まず、対象となる物品の製造メーカが提供
する製品カタログを取得する(ステップS11)。次
に、カタログ情報サーバ11のカタログデータベース1
11を検索し、今回取得したカタログのカタログ情報が
既に登録されているか否か判別する(ステップS1
2)。ステップS12において、該当するカタログ情報
が既に登録されていると判別されれば、そのカタログ情
報を登録せずに破棄する。ステップS12において、該
当するカタログ情報が未登録であると判定されれば、オ
ペレータ、例えば、製品購入決裁文書の起案者は、カタ
ログ情報を登録するため、以下の作業を行う。
【0045】まず、製品カタログから、サーバーに登録
する情報を抽出する(ステップS13)。ステップS1
3において、製品カタログから抽出するテキスト情報
は、通常の場合、製品名、規格名、メーカ名及び単価等
を含む。また、製品カタログ上の画像を、イメージスキ
ャナにより取り込む。
【0046】次に、ステップS13で抽出し、作成した
カタログ情報をカタログ情報サーバ11のカタログデー
タベース111に登録する(ステップS14)。カタロ
グ情報サーバ11のカタログデータベース111に登録
されたカタログ情報は、例えば、クライアントからの参
照要求等により、HTMLフォーマットに変換され要求
元のクライアントに送信される。
【0047】図4は、カタログ情報サーバ11により公
開されたカタログ情報の検索/参照処理を示す。カタロ
グ情報サーバ11のクライアントであるユーザ(この場
合、起案者)は、ブラウザ等がインストールされた起案
者端末16を使用してカタログ情報サーバ11にアクセ
スし、所望のカタログ情報を検索し、参照する(ステッ
プS15)。
【0048】起案者は、ステップS15で参照したカタ
ログ情報を決裁文書の起案に再利用するか否かを判断し
(ステップS16)、再利用しない場合にはそのままリ
ターンする。再利用する場合には、起案者は、表示され
ている製品名、規格名、メーカー名及び単価等のテキス
ト情報を電子決裁システムの決裁文書の編集ウィンドウ
(フィールド)へコピーして(ステップS17)、決裁
文書を編集する。ブラウザに表示されているテキスト情
報を決裁文書の編集ウィンドウにコピーするには、OS
の標準機能であるコピーアンドペースト(カットアンド
ペースト)機能を使用することができる。
【0049】即ち、カタログ情報サービスにおいては、
購入対象となる物品の製品カタログ情報を蓄積するカタ
ログ情報サーバ11を設置し、起案者、すなわちクライ
アントに物品のカタログ情報を発信する。クライアント
は、ブラウザ等を使用して、カタログ情報サービスで提
供されたカタログ情報を閲覧し、その上、自席のパーソ
ナルコンピュータ等からなる起案者端末16にカタログ
情報を取り込んで、電子的に再利用することができる。
【0050】次に、電子決裁ワークフローサービスにつ
いて説明する。電子決裁ワークフローサービスでは、ワ
ークフローサーバ21のファイル格納部211に格納し
た決裁文書ファイルの属性を変更することによって、電
子的な回覧を実現する。電子決裁ワークフローサービス
は、次の表1に挙げる8つの処理からなり、電子決裁ワ
ークフローサービスにおける回覧決裁処理のワークフロ
ーは図5のようになる。
【0051】
【表1】
【0052】また、各処理の作業者の定義を表2に示
す。
【0053】
【表2】
【0054】図5に太線で示す「起案処理(ステップS
21)→事前確認処理(ステップS22)→決裁処理
(ステップS23)→採番処理(ステップS24)→文
書受理処理(ステップS25)」のルートは、決裁手続
きに必須な処理の流れを示している。ステップS24の
採番処理では、採番担当者が一括して採番を行う“αル
ート”と、申請者自らが採番する“βルート”とのどち
らか一方を、作業形態に応じて選択する。
【0055】また、図5に示す処理では、処理のルート
として、ステップS21の起案処理とステップS22の
事前確認処理との間、及びステップS22の事前確認処
理とステップS23の決裁処理との間に、それぞれ照査
者による照査処理(ステップS32、S33、S34及
びステップS35、S36、S37)を挿入することを
可能としている。
【0056】さらに、ステップS21の起案処理におい
て、代理起案を可能にするため“代理起案ルート”を用
意している。代理起案とは、起案者の代わりに決裁文書
作成の作業のみを他の作業者である代理起案者が行い、
起案者はその内容だけを確認する処理である。従って、
決裁文書が代理起案された場合は、起案された決裁文書
は必ず「起案者」により照査処理(ステップS31)さ
れる。
【0057】決裁文書を否認し申請者に差し戻すことが
できるのは、再起案処理(ステップS26)へのフロー
ルートがある照査処理(ステップS31〜S37)、事
前確認処理(ステップS22)及び決裁処理(ステップ
S23)のみである。ステップS26の再起案処理で
は、申請者が否認状態にある決裁文書を再び起案できる
状態に変更・修正する。なお、ステップS21の起案処
理において、起案者は、作成した決裁文書、又は、再起
案処理がなされた決裁文書を破棄することができる。こ
の場合、起案者は上述した方法で再び起案文書を作成
し、ワークフローサーバ21のファイル格納部211に
その起案文書を格納する。
【0058】図5のワークフローの特徴として、通知メ
ール機能がある。通知メール機能は、決裁文書が承認ま
たは否認されたときに、次の回覧者へその旨を、電子メ
ール機能を用いて通知する機能である。図5で作業者の
表示の近傍に付された封筒のマークは、その作業者に決
裁文書が回送されると通知メールが送信されることを示
している。
【0059】上述した決裁文書の回覧ルートのルーティ
ング、すなわち決裁手続きのルートの決定及び各処理へ
の実作業者の割り当ては、起案処理において行われる。
起案処理において、物品購入費用の概算額が決定される
と、起案者毎に予め登録されたルーティングから、概算
額に適合したルートが決定される。
【0060】例えば、起案者Kが、物品Lを購入する場
合を例に、図1〜図5に示す構成の電子決裁システムの
動作を説明する。まず、起案者Kは自己の端末(起案者
端末)16からカタログ情報サーバ11をアクセスし、
15万円の物品Lの情報を参照し、この情報を用いて物
品Lを購入するための物品購入決裁文書を作成する。ま
た、カタログ情報サーバ11に、物品Lのカタログ情報
が登録されていない場合には、Kは入手したカタログか
ら、その情報をカタログ情報サーバに自ら登録し、登録
時に使用した情報を用いて決裁文書を作成しても良い。
【0061】起案者Kは作成した決裁文書をワークフロ
ーサーバ21Aに登録する(ステップS21)。ワーク
フローサーバ21Aは、登録された決裁文書の写しをW
AN100を介して経理担当部門のワークフローサーバ
21Bに登録する。
【0062】ワークフローサーバ21Aには、図6に示
すように、決裁文書の決裁額に応じたワークフローが登
録されている。Kの欄を参照すると、決裁額が5万円以
上20万円未満の場合には、上長Mの照査、経理担当者
nによる事前確認、上長Pによる決裁処理、αルートで
の採番処理、経理担当者による文処理受理処理が行われ
る手順が定義されている。
【0063】この手順に従って、照査対象の決裁文書が
存在することを示すメールが照査者Mに送信される。こ
のメールを受けて照査対象決裁文書の存在を知った照査
者Mは、自己の端末26(承認者端末26A)からワー
クフローサーバ21Aをアクセスし、決裁文書の内容を
確認する(ステップS32)。ここで、決裁文書の内容
が不適切な場合、照査者Mは該決裁文書に差し戻しの属
性を付加すると共に、起案者Kに電子メールで決裁文書
の内容が不適切である旨を通知する。
【0064】差し戻された決裁文書は、再起案処理にお
いて、再び起案できる状態に変更された後(ステップS
26)、起案者Kにより修正され(ステップS21)、
照査者Mに、照査対象の決裁文書が存在することを示す
メールが再度送信される。
【0065】一方、照査者Mは、決裁文書の内容が妥当
であると判断した場合、該決裁文書に照査済(照査O
K)の属性を付加する。ワークフローサーバ21Aは、
該決裁文書に照査済の属性が付加されたことを示す情報
をWAN100を介して経理担当部門のワークフローサ
ーバ21Bに転送する。この情報に応答し、ワークフロ
ーサーバ21Bは、照査済の属性を対応する写しに付加
する。
【0066】経理担当者Nは、自己の端末26Bから、
ワークフローサーバ21Bをアクセスする。ワークフロ
ーサーバ21B内に、事前確認対象の決裁文書が存在す
る場合、該決裁文書を読み出し、経理担当者の立場でそ
の内容を審査する(ステップS22)。
【0067】ここで、決裁文書の内容が不適切な場合、
経理担当者Nは、該決裁文書に差し戻しの属性を付加す
ると共に、起案者Kに電子メールで決裁文書の内容が不
適切である旨を通知する。
【0068】ワークフローサーバ21Bは、該当決裁文
書の事前確認が未承認となった旨をワークフローサーバ
21Aに通知し、ワークフローサーバ21Aも該決裁文
書の属性として、差し戻しを付加する。
【0069】差し戻された決裁文書は、再起案処理にお
いて、再び起案できる状態に変更される(ステップS2
6)。電子メールを受領した起案者Kは、再起案処理が
なされた決裁文書を修正する(ステップS21)。
【0070】経理担当者Nが決裁文書の内容が妥当であ
ると判断すると、該決裁文書に事前確認済(事前確認O
K)の属性を付す。ワークフローサーバ21Bは、該決
裁文書に事前確認済の属性が付加されたことを示す情報
をワークフローサーバ21Aに通知する。ワークフロー
サーバ21Bからの通知に応答し、ワークフローサーバ
21Aは、この決裁文書に事前確認済の属性を付加す
る。続いて、ワークフローテーブルに定義されたフロー
に従って、決裁対象文書が存在する旨の電子メールが決
裁権者Pに送信される。
【0071】この電子メールを受けて、決裁文書の存在
を知った決裁権者Pは、自己の端末26(決裁権者端末
26C)からワークフローサーバ21Aをアクセスし、
決裁文書の内容を確認する(ステップS23)。ここ
で、決裁文書の内容が不適切な場合、決裁権者Pは該決
裁文書に差し戻しの属性を付加すると共に、起案者Kに
電子メールで決裁文書の内容が不適切である旨を通知す
る。
【0072】差し戻された決裁文書は、再起案処理にお
いて、再び起案できる状態に変更された後(ステップS
26)、起案者Kにより修正され(ステップS21)、
照査対象の決裁文書が存在することを示すメールが照査
者Mに再度送信される。
【0073】一方、決裁権者Pは、決裁文書の内容が妥
当であると判断した場合、該決裁文書に決裁済(決裁O
K)の属性を付加する。ワークフローサーバ21Aは、
該決裁文書に決裁済の属性が付加されたことを示す情報
をワークフローサーバ21Bに転送する。この情報に応
答し、ワークフローサーバ21Bは、決裁済の属性を対
応する写しに付加する。
【0074】続いて、決裁済の属性が付加された決裁文
書に通番号を付すαルートの採番処理が実行される(ス
テップS24)。
【0075】採番終了後、ワークフローテーブルに従っ
て、決裁済みの決裁文書が存在する旨の電子メールが経
理担当者Nの経理担当端末26Bに送信される。このメ
ールを受け取った経理担当者Nは、自己の端末26Bか
ら、ワークフローサーバ21Bをアクセスし、該決裁文
書を読み出し、決裁内容に従って、社内購買情報システ
ム30により、物品Lを発注する(ステップS25)。
以上で、物品Lの購入のための、決裁文書の起案から発
注までの処理が終了する。
【0076】この決裁処理の間、ワークフローサーバ2
1Aをアクセスすることにより、誰でも登録されている
決裁文書を参照することができる。ただし、決裁文書へ
書き込みができるのは、その時点での回覧者のみであ
り、ワークフローサーバ21A、21Bは、図6のワー
クフローテーブルに定義されているワークフローに従っ
て、現在の回覧者以外の者による決裁文書への書き込み
(属性の変更)を禁止する。
【0077】この実施の形態の電子決裁システムでは、
物品の製品カタログ等のカタログ情報をカタログ情報サ
ーバ11で一元的に管理することができる。カタログ情
報を社員全員で共有して参照することができる。また、
カタログ情報の検索及び取得に要する時間を共に短縮す
ることができ、決裁文書の作成も短期間で可能になる。
カタログ情報サーバに登録された情報をコピーアンドペ
ーストすることにより、決裁文書を作成することがで
き、転記の際の記入ミスを低減することができる。電子
的に情報を取得し、コンピュータ画面上で参照、閲覧す
ることができるため、用紙の使用枚数を低減することが
できる。同様に、紙のカタログの収納スペースを低減す
ることができる。
【0078】また、従来の紙で行われた決裁処理より
も、迅速に且つ円滑に回覧処理を行うことが可能とな
る。ワークフローサーバ21にアクセスすれば、いつで
も、誰でも、すべての決裁文書及び処理状況を参照する
ことが可能になる。フォーマットが統一化され、遠隔地
からでも決裁処理が自由な時間に行える。
【0079】なお、上記説明では、ワークフローサーバ
21Aと21Bのいずれか一方に変更があった場合、逐
次的に変更に関する情報を他方へ送信するようにした
が、ワークフローサーバ21Aと21Bとの間で定期的
(例えば、1時間毎)に整合を取り合い、そのときに、
一方のワークフローサーバ21で変更された文書を他方
のワークフローサーバ21に複製するようにしてもよ
い。
【0080】次に、図7を参照して、この発明の第2の
実施の形態に係る情報サービスシステムを説明する。図
7は、この発明の第2の実施の形態に係る情報サービス
システムの機能構成を示している。図7の情報サービス
システムは、カタログ情報サービスシステムとして構成
されており、図1の電子決裁システムにおけるカタログ
情報サービス機能を独立させたものである。カタログ情
報サービスシステムは、図1と同様のカタログ情報サー
バ11、カタログ情報データ登録部12及びカタログ情
報参照部13に加えて、登録用端末41及び利用者端末
42を具備している。
【0081】登録用端末41は、カタログ情報サーバ1
1のカタログデータベース111へのカタログ情報の登
録作業に用いられる端末であり、図3において説明した
作業を行う。利用者端末42は、カタログ情報サーバ1
1のカタログデータベース111に登録されたカタログ
情報の検索、閲覧及び再利用を行うための端末であり、
図4において説明した作業を行う。これら登録用端末4
1及び利用者端末42としては、通常の場合、それぞれ
の作業者の手元のパーソナルコンピュータ等の端末を利
用することができる。
【0082】次に、図8を参照して、この発明の第3の
実施の形態に係るワークフローサービスシステムを説明
する。図8は、この発明の第3の実施の形態に係る電子
決裁ワークフローサービスシステムの機能構成を模式的
に示している。図8の電子決裁ワークフローサービスシ
ステムは、図1の電子決裁システムにおける電子決裁ワ
ークフローサービス機能を、一般的な電子決裁ワークフ
ローサービスシステムとして独立させたものである。す
なわち、電子決裁ワークフローサービスは、決裁文書を
保管し、電子メールを利用した電子的な回覧及び照査を
管理して、承認、確認及び決裁等を行うことができる。
【0083】電子決裁ワークフローサービスシステム
は、図1とほぼ同様の決裁文書作成部14、起案処理部
15、起案者端末16、ワークフローサーバ21、回覧
処理部22、通知部23、文書参照部24、照査処理部
25及び照査者端末26に加えて、図1の購入処理部3
1に対応する最終処理部51を具備している。
【0084】最終処理部51は最終決裁が得られると、
その決裁結果に応じた処理を行う。この場合、図5に示
したのとほぼ同様の処理によって、物品購入の決裁に限
らず、種々の決裁処理を行うことができる。
【0085】以上の説明では、文書の決裁にワークフロ
ーサービスを応用する例を示したが、この発明は、「検
討項目票」や「故障処理票」のような、従来は情報を紙
ベースで持ち回っていた任意の処理に応用できる。この
場合のワークフローサービスシステムについて、以下説
明する。図9は、この発明の第4の実施の形態に係る業
務支援ワークフローサービスシステムの機能構成を示し
ている。図9の業務支援ワークフローサービスシステム
は、「検討項目票」または「故障処理票」の処理業務の
支援に用いるシステムとして構成されている。
【0086】業務支援ワークフローサービスシステム
は、図1とほぼ同様の起案処理部15、ワークフローサ
ーバ21、回覧処理部22、通知部23及び文書参照部
24に加えて、図1の起案者端末16、決裁文書作成部
14、照査者端末26及び照査処理部25にそれぞれほ
ぼ対応する起案者端末61、業務文書作成部62、処理
者端末63及び業務処理部64を具備している。起案者
端末61は、「検討項目票」又は「故障処理票」を起案
する起案者が使用する端末である。
【0087】業務文書作成部62は、起案者端末61の
操作に応じて、「検討項目票」、「故障処理票」等の回
覧用の業務文書を作成する。処理者端末63は、「検討
項目票」または「故障処理票」を閲覧・参照し、処理す
る処理者が使用する端末である。業務処理部64は、処
理者端末63の操作に応じて、「検討項目票」、「故障
処理票」等の業務文書を処理する。このようにして、業
務文書の文書ファイルの属性を変更すること及び通知メ
ール機能により回覧処理を実現することができる。
【0088】図9の構成の場合も、文書ファイルの属性
を変更することで実現される回覧処理と、通知メール機
能を適用して、「検討項目票」や「故障処理票」を電子
的に回覧する。
【0089】なお、この発明は上記第1〜第4の実施の
形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
例えば、図1、図2、図6〜図9に示した構成は、一例
にすぎず、任意に変更可能である。また、図3〜図5に
示した処理手順も一例にすぎず、任意に変更可能であ
る。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る電
子決裁システムにおいては、決裁及び回覧等を必要とす
る業務処理及び処理文書が文書ファイル及びその文書フ
ァイルに付した属性を用いて効果的に電子化されるの
で、迅速で且つ確実な業務処理が可能となるとともに、
処理文書は、随時参照及び再利用が可能であるので、ペ
ーパレス化にも寄与し得る。この発明に係るワークフロ
ーサービスシステムは、ワーク文書ファイルをオンライ
ンで検索参照可能に保持管理するとともに、前記ワーク
文書ファイルの属性を管理することにより、そのワーク
文書ファイルの電子的な回覧に相当するワークフローを
形成し、前記ワーク文書ファイルの電子的回覧に関連し
て、ワーク文書の存在を示す電子メールを次の回覧者に
逐次配信し、且つその時点での回覧者の操作に応じて、
前記ワーク文書ファイルヘの書き込み及び更新を行う。
このシステムでは、属性及び電子メールを用いて、電子
的な文書情報の回覧を実現し、回覧文書の管理を容易に
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る電子決裁シ
ステムの模式的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の電子決裁システムを実現するハードウェ
ア構成を示すシステムブロック図である。
【図3】図1の電子決裁システムにおけるカタログ情報
の登録処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1の電子決裁システムにおけるカタログ情報
の検索/参照処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】図1の電子決裁システムにおける回覧決裁処理
を説明するためのフローチャートである。
【図6】ワークフローテーブルの一例を示す図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態に係る情報サービ
スシステムの模式的構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態に係る電子決裁ワ
ークフローサービスシステムの模式的構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】この発明の第4の実施の形態に係る業務支援ワ
ークフローサービスシステムの模式的構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
11 カタログ情報サーバ 12 カタログ情報データ登録部 13 カタログ情報参照部 14 決裁文書作成部 15 起案処理部 16,61 起案者端末 21,21A,21B ワークフローサーバ 22 回覧処理部 23 通知部 24 文書参照部 25 照査処理部 26 照査者端末 26A 承認者端末 26B 経理担当端末 26C 決裁権者端末 30 社内購買情報システム 31 購入処理部 41 登録用端末 42 利用者端末 51 最終処理部 62 業務文書作成部 63 処理者端末 64 業務処理部 100 WAN 101 本社 102〜104 支社 105 インターネット 111 カタログデータベース 112 HTML変換部 211 ファイル格納部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データベースと、 前記データベースから読み出した情報を利用して、決裁
    文書データを作成する決裁文書作成手段と、 前記決裁文書作成手段により作成された決裁文書データ
    を電子的に回覧する回覧処理手段と、 回覧者の操作に応じて、前記決裁文書データヘのデータ
    の書き込み及び決裁結果を示す属性の更新を行う照査処
    理手段と、 を具備することを特徴とする電子決裁システム。
  2. 【請求項2】前記回覧処理手段による前記決裁文書デー
    タの電子的回覧に関し、決裁文書の存在を示す電子メー
    ルを次の回覧者に逐次配信する通知手段、をさらに具備
    することを特徴とする請求項1に記載の電子決裁システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記通知手段は、回覧者に配信する電子メ
    ール中に、直前の回覧者による決裁結果を示す情報を含
    ませる手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の電
    子決裁システム。
  4. 【請求項4】前記照査処理手段は、その時点での回覧者
    のみが、前記決裁文書データヘの書き込み及び決裁結果
    を示す属性の更新を行えるようにするための認証手段を
    含むことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電子
    決裁システム。
  5. 【請求項5】前記データベースは、購入対象物品の情報
    を格納し、 前記決裁文書作成手段は、前記データベースに登録され
    ている情報に基づいて物品購入決裁文書を作成し、 前記回覧により承認された決裁文書データに基づいて、
    購入を承認された物品を電子的に発注する手段をさらに
    備える、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の電子決裁システム。
  6. 【請求項6】ワーク文書を格納する格納手段と、 前記格納手段に格納された前記ワーク文書を操作する複
    数の操作手段と、 前記格納手段に格納された前記ワーク文書の電子的回覧
    に相当するワークフローを制御するワークフロー手段
    と、 前記ワークフロー手段による電子的回覧時に、前記ワー
    ク文書の存在を示す電子メールを次の回覧者の前記操作
    手段に通知する通知手段と、 を具備することを特徴とするワークフローサービスシス
    テム。
  7. 【請求項7】前記通知手段は、回覧者の前記操作手段に
    配信する電子メール中に、直前の回覧者の操作内容を示
    す情報を含ませる手段を含む、ことを特徴とする請求項
    6に記載のワークフローサービスシステム。
  8. 【請求項8】前記操作手段は、その時点での回覧者のみ
    が、前記ワーク文書ヘの書き込み及び更新を行えるよう
    にするための認証手段を含む、ことを特徴とする請求項
    6又は7に記載のワークフローサービスシステム。
  9. 【請求項9】データベースをさらに備え、 前記操作手段は、前記データベースから情報を読み出
    し、該情報を加工して、前記ワーク文書を作成する手段
    を含む、 ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1つに記載
    のワークフローサービスシステム。
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