JP2003248747A - 電子帳票処理システム、電子帳票処理プログラム、そのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体、及び電子帳票処理方法 - Google Patents

電子帳票処理システム、電子帳票処理プログラム、そのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体、及び電子帳票処理方法

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JP2003248747A
JP2003248747A JP2002169110A JP2002169110A JP2003248747A JP 2003248747 A JP2003248747 A JP 2003248747A JP 2002169110 A JP2002169110 A JP 2002169110A JP 2002169110 A JP2002169110 A JP 2002169110A JP 2003248747 A JP2003248747 A JP 2003248747A
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JP2002169110A
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Naoki Azuma
直樹 東
Kenji Hirata
謙二 平田
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Mazda Motor Corp
IBM Japan Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
IBM Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な業務形態に適合した電子帳票テンプレ
ートを作成してメモリに登録する際、該電子帳票テンプ
レートの内容の確認を行なうことができるとともに、上
記確認を効率的に行なうことのできる技術を提供する。 【解決手段】 ステップS2において、ビジネスプロセ
スの選択を行なう。ステップS3において、帳票フォー
マットの作成を行なう。ステップS4において、電子帳
票テンプレートの内容の確認を行なう。ステップS5に
おいて、電子帳票テンプレートをテストテンプレートと
して仮登録する。ステップS6において、テストテンプ
レートの動作テストを行なう。ステップS7において、
及第点が与えられた電子帳票テンプレートの内容の再確
認を行なう。ステップS8において、電子帳票テンプレ
ートをワークフローシステム上で作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子帳票処理シス
テム、電子帳票処理プログラム、そのプログラムを記録
したコンピューター読み取り可能な記録媒体、及び電子
帳票処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開2001−125997
号公報に示されるように、電子的に作成した文書を回覧
し、上記文書を回覧された者に上記文書の承認の可否等
を求めることを、コンピューターネットワークを介して
行なうシステム、いわゆるワークフローシステムが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、企業では、
帳票用紙を回覧等することにより行なっていた帳票業務
の効率化とペーパーレス化とを図るため、電子帳票を上
述のワークフローを用いて回覧等するシステムが、急速
に導入されつつある。電子帳票とは、電子帳票テンプレ
ートの各項目に、出張の申請等を行なう起案者が所定事
項を入力したものである。また、ワークフローとは、企
業などにおいて、様々な事務処理、意志決定するうえ
で、帳票、書類などを回覧、決済するシステムをネット
ワーク上で実現するものである。
【0004】企業には、知的財産部、営業部等の複数の
部門が存在する。そして、各部門ごとに、必要とされる
帳票フォーマットは異なる。帳票フォーマットとは、電
子帳票テンプレートの項目の構成である。例えば、知的
財産部では、電子帳票中に「特許」、「審査請求」等の
項目が必要となる場合があるが、営業部等ではそれらは
不必要であろう。一方、営業部では、「営業費用」、
「営業人数」等の項目が必要であるが、知的財産部では
それらは不必要であろう。また、各部門はそれぞれ特有
の業務形態を有するため、各部門が必要とする承認ルー
トのプログラムも相違する。承認ルートのプログラムと
は、電子帳票の回覧、決済するシステムをネットワーク
上で実現するものである。承認ルートとは、電子帳票の
回覧ルートを示すものである。したがって、汎用的な電
子帳票テンプレートだけでは様々な業務形態に対して対
応することができず、各部門は独自に電子帳票テンプレ
ートを作成し、該電子帳票テンプレートを予めメモリに
登録しておく必要がある。ここで、メモリとは、電子帳
票テンプレートが記憶されているものであり、起案者が
電子帳票を作成する際に、記憶された電子帳票テンプレ
ートの中から任意の電子帳票テンプレートを雛型として
読み出すことができるものである。また、各部門の業務
形態は多岐に亘っているため、各部門は多数の電子帳票
テンプレートを準備する必要がある。
【0005】しかし、承認ルートのプログラムの作成に
はITについての高度な知識が必要であるため、ITに
長けた情報システム部等以外の他部門においては、帳票
フォーマット及び承認ルートのプログラムの作成を一か
ら行なうことは非常に困難である。
【0006】また、帳票フォーマット及び承認ルートの
プログラムの作成を外部のIT関連企業等に外注するこ
とも考えられる。しかし、IT関連企業等は上記作成に
欠くことのできない発注元の企業の業務内容を把握して
いないため、まずその業務内容の理解に努めなければな
らない。その結果、IT関連企業等は上記作成に長時間
を要する。
【0007】以上のように、情報システム部門やIT関
連企業では電子帳票テンプレートを作成するのに必要な
高度な専門知識を有しているものの、各部門の業務形態
についての情報に疎いため、該部門の業務形態に合致し
た電子帳票テンプレートを作成することが困難であっ
た。また、全部門の電子帳票テンプレートを作成するに
は膨大な業務量が必要となり、その業務を全て情報シス
テム部門やIT関連企業に委ねることは無理があった。
【0008】また、各部門において使用する電子帳票テ
ンプレートを該部門で作成する場合、各部門は業務形態
の情報を豊富に有するものの、承認ルートを作成するた
めに必要な知識を持たないため、業務形態に合致した電
子帳票テンプレートを作成することが困難であった。
【0009】そこで、発明者たちは、上記問題点を考察
し、以下の見解を得た。すなわち、電子帳票テンプレー
トの作成段階において、各部門の業務形態についての情
報が必要とされるのは帳票フォーマットであり、この部
分はITに関する専門知識を持たない者でも作成するこ
とができる。一方、承認ルートのプログラムの作成に
は、ITに関する高度な専門知識が必要とされる。しか
し、様々なバリエーションが考えられる帳票フォーマッ
トと異なり、承認ルートのパターンは限られている。
【0010】そこで、各部門で使用する電子帳票テンプ
レートを該部門に所属する作成者が作成する際、作成者
に帳票フォーマットを自由に規定させるとともに、承認
ルートのプログラムの作成に関しては作成者の負担を軽
減するべく、何らかの方法で支援するのが好適ではない
かという結論に至った。
【0011】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ユーザーが電子帳票
テンプレートを作成する場合に、承認ルートのプログラ
ムに関する高度な専門知識を持たないユーザーでも、電
子帳票テンプレートの作成を容易に行なうことができる
ようにするとともに、様々な業務形態に適合した電子帳
票テンプレートを作成してメモリに雛型として登録可能
とすることができるようにするものである。さらに、作
成されたテンプレートの信頼性を確実に検証してワーク
フローシステムに影響が発生しないようにした仕組みを
組込むことでコンピュータに関する専門知識のないユー
ザーが作成したテンプレートでも確実にワークフロー上
を弊害なく作動させることができるようにするものであ
る。言いかえると、上記のようなユーザーが作成に際し
て本番ワークフロー等への悪影響を気にすることなく作
成できるとともに、作成したものの完成評価を本番ワー
クフローへ負担をかけることなく気軽に何度も行なうこ
とができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
承認を受けるための申請事項を入力する申請部と、該申
請事項について承認を受けるべき承認者を指定する宛先
部とを有した電子帳票を起案者に作成させるとともに、
該起案者による電子帳票の申請と、該起案者によって指
定された承認者による電子帳票の承認とを、コンピュー
タネットワークを介して行なう電子帳票処理システムに
おいて、該電子帳票処理システムは、起案者に電子帳票
の作成時に雛型として呼び出されるテンプレートを要求
に応じて作成させるとともに、雛型として保存させるテ
ンプレート作成支援手段を備え、該テンプレート作成支
援手段は、上記申請部を要求に応じて起案者に作成させ
る申請部作成支援手段と、上記宛先部を要求に応じて起
案者に作成させる宛先部作成支援手段を備え、該宛先部
作成支援手段は、承認者から電子帳票について承認を得
る承認機能を予め組込ませた複数の承認パターンを備え
ているとともに、該準備された複数の承認パターンの中
から起案者により承認パターンが選択されることで、該
選択した承認パターンに対応する宛先部と承認機能とが
上記テンプレートに組込まれるよう構成され、さらに、
電子帳票処理システムは、コンピュータネットワークを
介して上記電子帳票の申請及び承認の処理を行なう第1
処理部と、該第1処理部に影響を与えないように該第1
処理部とは別に設けられコンピュータネットワークを介
して上記電子帳票の申請及び承認の検証を行なう第2処
理部と、上記テンプレート作成支援手段の支援によって
作成されたテンプレートが正常に作動するか否かを検証
するための検証手段とを備え、上記検証手段は、上記テ
ンプレート作成支援手段の支援によって作成されたテン
プレート上記第2処理部に仮登録させ、該第2処理部に
おいて該テンプレートが正常に作動することが確認され
た後、該第2処理部から上記第1処理部に登録移行させ
るよう構成されていることを特徴とする。
【0013】従って、各部門で申請部の様式(換言すれ
ば帳票フォーマット)及び承認パターンが異なる各種の
電子帳票用テンプレートを、システムエンジニアが個々
に対応することなく、自部門で簡単に構築することがで
きるようになる。すなわち、各部門のテンプレート作成
者は、その電子帳票に適した承認パターンを選択すれ
ば、承認者を指定する宛先部(承認ルート)と、承認者
から承認を得る承認機能(その承認ルートに従った認否
確認処理のためのプログラム)とが自動的に設定される
から、実質的には自己の有する業務形態に関する知識に
基づいて申請部の編集をするだけで当該テンプレートを
作成することができ、その作成にITに関する高度の専
門知識を必要としなくなる。
【0014】そうして、テンプレートが実際に運用され
る前に、該テンプレートが正常に機能するかを試すこと
ができるから、テンプレートの運用段階において問題が
発生することを未然に防ぐことができる。すなわち、完
成度の高いテンプレートを供給することができる。テン
プレートがITに関する高度の専門知識を有しない者に
よって作成された場合でも、実際に運用する前にその動
作チェックを行なうので、当該システム上での動作不良
により他の電子帳票の申請・承認処理に影響が出ること
を未然に防ぐことができる。
【0015】また、テンプレートの動作検証を第1処理
部(本サーバ)で行なうことも考えられるが、検証すべ
きテンプレートの数が多くなると、第1処理部で既に運
用されている電子帳票の申請・承認処理に支障をきたす
おそれがあるとともに、その検証中にテンプレートの動
作不良があった場合、他の電子帳票の申請・承認処理に
支障をきたすおそれがある。
【0016】そこで、本発明では、実際の電子帳票の申
請・承認処理を行なう第1処理部とは別に検証専用の第
2処理部を設けたものであり、既に運用されている電子
帳票の申請・承認処理に影響を与えることなく、動作検
証を行なうことができる。
【0017】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、上記テンプレート作成支援手段の支援によって作成
されたテンプレートをネットワーク接続された承認者の
端末に表示し、承認者端末を通じて承認の可否情報を取
得するテンプレート承認手段と、上記テンプレートの承
認の可否情報をネットワーク接続されたテンプレート作
成者の端末に表示するテンプレート承認結果表示手段と
を備え、上記検証手段は、上記テンプレート承認手段に
よって承認が取得されたテンプレートについて上記検証
を行なうものであり、さらに、上記検証手段によって正
常に動作することが確認されたテンプレートを記憶する
テンプレート記憶手段と、記憶されたテンプレートをネ
ットワーク接続された起案者の端末に表示し、該起案者
による電子帳票の作成を該起案者の端末を通じて支援す
る電子帳票作成支援手段と、起案者によって作成された
電子帳票を上記承認者の端末と同一又は異なる承認者端
末に表示し、該承認者端末を通じて承認の可否情報を取
得する承認手段と、上記電子帳票の承認の可否情報を起
案者端末に表示する承認結果表示手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0018】すなわち、作成者によって作成されたテン
プレートは不適切な項目等が含まれている場合があるの
で、承認者がテンプレートの承認の可否を行なうことが
好ましい。
【0019】これに対して、本発明によれば、テンプレ
ート承認手段を備えているため、承認者が作成者に承認
の可否を直接口頭で伝える場合と比較して、承認者によ
るテンプレートの承認の可否を正確且つ迅速に行なうこ
とができる。そうして、不適切な項目等が含まれるテン
プレートは承認者によって否認されるため、該テンプレ
ートは運用前に除去されることになる。したがって、検
証テストには完成度の高いテンプレートを供給すること
ができ、トラブルの発生を少なくする上で有利になる。
【0020】また、作成者端末と承認者端末とはネット
ワークを介して接続されているので、作成者と承認者と
を互いに遠く離れた箇所に配置することも可能である。
そのため、作成者と承認者との居所がそれぞれ異なる場
合(例えば、本社と支社など)であっても、承認は迅速
に行なわれる。
【0021】この場合、テンプレートの承認があった場
合に、テンプレートをテストテンプレートとして記憶す
るテストテンプレート記憶手段を設け、検証手段は、少
なくとも作成者端末を通じて作成者を対象にテストテン
プレートの動作テストを許可し、動作テストのテスト結
果に基づく作成者によるテストテンプレートの承認の可
否情報を作成者端末を通じて取得するようにすればよ
い。
【0022】請求項3に係る発明は、請求項2におい
て、上記テンプレート承認手段は、上記テンプレートの
プレビュー画面を承認者端末に表示することを特徴とす
る。
【0023】すなわち、作成されたテンプレートは第1
処理部によるワークフローシステム上で作動された状態
で承認者によって把握されることが望ましいが、動作テ
ストが済んでいないテンプレートをワークフローシステ
ムに載せることはトラブルの原因になる。仮にテンプレ
ートの動作テストが済んでいても、第1処理部によるワ
ークフローシステム上でテンプレートを作動させるに
は、煩雑な端末操作や複雑なコンピューター処理が必要
となる。
【0024】そこで、本発明では、テンプレートのプレ
ビュー画面を承認者端末に表示するようにしたものであ
る。ここで、プレビュー画面には申請部と宛先部とが表
示されるため、承認者がプレビュー画面においてテンプ
レートの承認の可否を判断する上で利便性がよくなる。
【0025】請求項4に係る発明は、請求項3におい
て、さらに、予め記憶された記憶済みの電子帳票テンプ
レートを作成者端末に表示し、電子帳票テンプレートの
承認の可否を行うための電子帳票を上記記憶済みの電子
帳票テンプレートに基づいて作成する際に、作成者によ
る該テンプレートの申請部へのデータの入力をネットワ
ーク接続された作成者端末を通じて支援するテンプレー
ト承認電子帳票作成支援手段と、電子帳票テンプレート
の承認の可否を行なう承認者の選定に際し、作成者によ
る該選定をネットワーク接続された作成者端末を通じて
支援するテンプレート承認者決定手段との少なくとも一
方の手段を有し、上記テンプレート承認手段は、データ
が入力された申請部と上記承認者との少なくとも一方を
含むテンプレート承認画面を承認者端末に表示するとと
もに、上記プレビュー画面と上記テンプレート承認画面
とを別段階で承認者端末に表示することを特徴とする。
【0026】これにより、プレビュー画面とテンプレー
ト承認画面とは別段階で承認者端末に表示されるため、
作成された電子帳票テンプレートと該電子帳票テンプレ
ートの承認の可否の情報を取得するために作成された電
子帳票とは別段階で表示されることになる。よって、承
認者は上記電子帳票テンプレートと上記電子帳票とを混
同するおそれがない。
【0027】請求項5に係る発明は、請求項4におい
て、上記プレビュー画面は、テンプレート承認画面上よ
り読み出し可能に構成されていることを特徴とする。
【0028】これにより、承認者はテンプレート承認画
面を経なければプレビュー画面を見ることができないた
め、承認者は上記電子帳票テンプレートと上記電子帳票
とを混同するおそれがない。
【0029】請求項6に係る発明は、請求項4又は5に
おいて、上記プレビュー画面は、未承認のテンプレート
のプレビュー画面であることを承認者端末に表示するこ
とを特徴とするこれにより、承認者は、プレビュー画面
は未承認のテンプレートの表示画面であることを認識で
きるため、当該テンプレートと電子帳票とを混同するお
それがない。
【0030】請求項7に係る発明は、請求項2におい
て、上記テンプレート承認手段によるテンプレートの承
認が行なわれる部門として、テンプレート作成者の所属
する作成部門とテンプレートを管理する管理部門とを含
むことを特徴とする。
【0031】これにより、テンプレートの承認ルートは
作成部門と管理部門とを含んでいるため、作成された電
子帳票テンプレートは管理部門の承認者の承認を得なけ
ればならない。すなわち、電子帳票テンプレートの実際
の運用前に管理部門の承認者によって電子帳票テンプレ
ートの承認の可否が行なわれるため、管理部門の立場か
ら見て問題のある電子帳票テンプレートを事前に除去す
ることができる。
【0032】請求項8に係る発明は、請求項2におい
て、上記検証手段は、上記検証に供するテンプレート
を、該テンプレートの運用を承認するネットワーク接続
された承認者の端末、並びに該テンプレートを当該ワー
クフローシステムで運用するための設定処理を行なうネ
ットワーク接続された処理者の端末に表示することを特
徴とする。
【0033】従って、テンプレートの運用を承認する承
認者、並びにテンプレート運用設定処理者は、当該テン
プレートが承認されていること、そして、これから動作
テストが行なわれることを事前に知ることができ、テン
プレートの動作テストから運用に至るまでの業務を効率
的に行なわせることができる。
【0034】すなわち、検証の際には、検証テスト前に
行なったテンプレートの承認から時間が経過しているた
め、承認者は該テンプレートの内容を忘れてしまってい
る可能性があるが、仮にその内容を忘れていたとして
も、事前にテストが行なわれるテンプレートの内容を確
認することができるから、テストが効率良く行なわれ
る。
【0035】請求項9に係る発明は、請求項8におい
て、上記検証手段は、上記検証によりテンプレートが正
常に動作することが確認されたとき、該テンプレートの
運用の依頼を上記処理者の端末に表示することを特徴と
する。
【0036】これにより、処理者はテンプレートの運用
依頼を処理者端末を通じて知ることができ、当該運用を
処理者に便宜良く行なわせることができる。また、処理
者は当該テンプレートの動作検証が無事に済んだことを
知ることができ、当該テンプレートの運用への移行を円
滑に行なわせることができる。
【0037】請求項10に係る発明は、請求項2におい
て、さらに、上記テンプレート承認手段によるテンプレ
ートの承認ルートを構成する承認者の選定に際して、テ
ンプレート作成者による該選定をネットワーク接続され
た作成者端末を通じて支援する承認者選定支援手段を備
えていることを特徴とする。
【0038】これにより、テンプレートの承認ルートは
電子帳票の承認ルートとは別の承認ルートとして規定す
ることができる。よって、テンプレートの承認ルートも
業務形態に適合したものとして設定することが可能とな
り、テンプレートの承認の可否を承認者に利便良く行な
わせることができる。
【0039】請求項11に係る発明は、承認を受けるた
めの申請事項を入力する申請部と、該申請事項について
承認を受けるべき承認者を指定する宛先部とを有した電
子帳票を起案者に作成させるとともに、該起案者による
電子帳票の申請と、該起案者によって指定された承認者
による電子帳票の承認とを、コンピュータネットワーク
を介して行なう電子帳票処理システムにおいて、起案者
に電子帳票の作成時に雛型として呼び出されるテンプレ
ートを要求に応じて作成させるとともに、雛型として保
存させるテンプレート作成支援のための電子帳票処理プ
ログラムであって、コンピュータに、起案者のテンプレ
ート作成要求を受け付けて、複数の承認パターンのうち
から必要な承認パターンを選択するようにテンプレート
作成者に求めることと、上記選択パターンの選択に応じ
て、該選択された承認パターンに対応する宛先部と、該
宛先部の承認者から電子帳票について承認を得る承認機
能とをテンプレートに組み込むことによる上記宛先部の
作成支援と、上記申請部の作成支援と、作成されたテン
プレートが正常に動作するか否かを確認するための検証
申請を受け付け、コンピュータネットワークを介して上
記電子帳票の申請及び承認の処理を行なう第1処理部に
影響を与えないように該第1処理部とは別に設けられコ
ンピュータネットワークを介して上記電子帳票の申請及
び承認のテストを行なう第2処理部に、当該テンプレー
トを仮登録することと、上記第2処理部においてテンプ
レートが正常に作動することが確認された後、該第2処
理部から上記第1処理部に移行登録することとを実行さ
せることを特徴とする。
【0040】請求項12に係る発明は、承認を受けるた
めの申請事項を入力する申請部と、該申請事項について
承認を受けるべき承認者を指定する宛先部とを有した電
子帳票を起案者に作成させるとともに、該起案者による
電子帳票の申請と、該起案者によって指定された承認者
による電子帳票の承認とを、コンピュータネットワーク
を介して行なう電子帳票処理システムにおいて、起案者
に電子帳票の作成時に雛型として呼び出されるテンプレ
ートを要求に応じて作成させるとともに、雛型として保
存させるテンプレート作成支援のための電子帳票処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体で
あって、コンピュータに、起案者のテンプレート作成要
求を受け付けて、複数の承認パターンのうちから必要な
承認パターンを選択するようにテンプレート作成者に求
めることと、上記選択パターンの選択に応じて、該選択
された承認パターンに対応する宛先部と、該宛先部の承
認者から電子帳票について承認を得る承認機能とをテン
プレートに組み込むことによる上記宛先部の作成支援
と、上記申請部の作成支援と、作成されたテンプレート
が正常に動作するか否かを確認するための検証申請を受
け付け、コンピュータネットワークを介して上記電子帳
票の申請及び承認の処理を行なう第1処理部に影響を与
えないように該第1処理部とは別に設けられコンピュー
タネットワークを介して上記電子帳票の申請及び承認の
テストを行なう第2処理部に、当該テンプレートを仮登
録することと、上記第2処理部においてテンプレートが
正常に作動することが確認された後、該第2処理部から
上記第1処理部に移行登録することとを実行させる電子
帳票処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な
記録媒体である。
【0041】従って、請求項11及び請求項12の各電
子帳票処理プログラムによれば、請求項1に係る電子帳
票処理システムを実現することができ、承認機能が組み
込まれた各種の電子帳票用テンプレートを、特別な知識
を要さずに自部門で簡単に構築することができるように
なる。また、事前検証により、テンプレートの運用段階
において問題が発生することを未然に防ぐことができ、
第1処理部での他の電子帳票処理に支障をきたすことを
避けることができる。
【0042】請求項13に係る発明は、承認を受けるた
めの申請事項を入力する申請部と、該申請事項について
承認を受けるべき承認者を指定する宛先部とを有した電
子帳票を起案者に作成させるとともに、該起案者による
電子帳票の申請と、該起案者によって指定された承認者
による電子帳票の承認とを、コンピュータネットワーク
を介して行なう電子帳票処理システムにおいて、電子帳
票の作成時に雛型として呼び出すテンプレートをコンピ
ュータによって作成するための電子帳票処理方法であっ
て、コンピュータに、承認者から電子帳票について承認
を得る承認機能を予め組込ませた複数の承認パターンを
記憶させておき、上記テンプレートの作成にあたり、上
記コンピュータに記憶された複数の承認パターンから必
要な承認パターンを選択することにより、該選択した承
認パターンに対応する宛先部と承認機能とを上記テンプ
レートに組み込み、上記テンプレートを、コンピュータ
ネットワークを介して上記電子帳票の申請及び承認の処
理を行なう第1処理部に影響を与えないように該第1処
理部とは別に設けられコンピュータネットワークを介し
て上記電子帳票の申請及び承認のテストを行なう第2処
理部に仮登録し、上記第2処理部においてテンプレート
が正常に作動することを確認した後、該第2処理部から
上記第1処理部に移行登録することを特徴とする。
【0043】従って、テンプレートの作成者は、コンピ
ュータに予め記憶されている複数の承認パターンから必
要な承認パターンを選択すれば、特別な知識を要さず
に、承認機能が組み込まれたテンプレートを自部門で簡
単に構築する上で有利になるとともに、事前検証によ
り、テンプレートの運用段階において問題が発生するこ
とを未然に防ぐことができ、第1処理部での他の電子帳
票処理に支障をきたすことを避けることができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、承認を
受けるため申請事項を入力する申請部と、申請事項につ
いて承認を受けるべき承認者を指定する宛先部とを有す
る電子帳票用テンプレートの作成のために、承認者から
電子帳票について承認を得る承認機能を予め組込ませた
複数の承認パターンを準備し、承認パターンの選択によ
ってテンプレートに宛先部と必要な承認機能とを組み込
むことができるようにしたから、各部門で申請部の様式
及び承認パターンが異なる各種の電子帳票用テンプレー
トを、ITに関する特別な知識を要さずに、簡単に構築
することができるようになるとともに、作成されたテン
プレートの検証テストを専用の第2処理部で事前に行な
うようにしたから、テンプレートの運用段階において問
題が発生することを未然に防ぐことができ、第1処理部
での他の電子帳票処理に支障をきたすことを避けること
ができる。
【0045】
【発明の実施の形態】まず、電子帳票のワークフロー処
理を実行するワークフローシステムについて説明する。
【0046】図1は、電子帳票のワークフロー処理を実
行するワークフローシステムの構成を示す概略図であ
る。
【0047】ワークフローシステムはサーバーに登録さ
れ、サーバーはメモリと起案者の使用する起案者端末と
承認者の使用する承認者端末とネットワークを介してつ
ながっている。ここで、サーバーは電子帳票のワークフ
ロー処理を実行する部門である。メモリは電子帳票テン
プレートを記憶している部門である。ここで、電子帳票
テンプレートとは電子帳票の雛型であり、帳票フォーマ
ットと電子帳票の承認ルートとを含んでいる。帳票フォ
ーマットとは電子帳票テンプレートの項目である。起案
者はメモリに記憶された電子帳票テンプレートを用いて
電子帳票の作成を行なう者である。承認者は電子帳票の
承認の可否を行なう者である。
【0048】以下、電子帳票のワークフロー処理の流れ
を説明する。
【0049】まず、起案者は、サーバーによって提示さ
れた電子帳票テンプレートから業務形態に適した電子帳
票テンプレートを1つ選択する。次に、起案者は選択し
た電子帳票テンプレートに所定のデータを入力し、電子
帳票を作成する。そして、作成完了後、起案者は所定の
操作を行なうことにより電子帳票の承認申請を行ない、
これにより、サーバーは電子帳票をワークフロー上で作
動させる。
【0050】次に、サーバーは、起案者によって指定さ
れた承認者の承認者端末に、電子帳票の承認の可否を行
なうことを依頼する電子メールを送信する。電子メール
を受け取った承認者は電子帳票を閲覧し、承認あるいは
否認のいずれかを行なう。承認者による承認結果はサー
バーに送信され、サーバーは承認結果に応じて電子帳票
のステータスを変更する。ここで、ステータスとは、承
認者によって審査済み、あるいは、承認者による承認待
ち状態等の情報のことをいう。その後、サーバーは承認
結果を起案者端末に電子メールで送信する。
【0051】ここで、本発明に係る電子帳票処理システ
ムは、電子帳票テンプレートの作成、電子帳票の作成及
び電子帳票の承認を支援するものである。
【0052】本実施形態では、図2に示すように、シス
テムはサーバーの管理を行なうサーバー処理部門の端末
2、電子帳票のワークフロー処理を実行するための本サ
ーバー4(第1処理部)、後述の複数のビジネスプロセ
ス(以下、BPともいう)と後述の帳票編集画面とを記
憶しているサーバー内のメモリ6、テストサーバー(第
2処理部)8及びテストサーバー内のメモリ10を備
え、これらは、後述の起案部門の端末27,29,3
1、社内のシステム管理を行なうIT部門の端末33,
35,37、及び処理部門の端末38等とネットワーク
を介してつながっている。端末はコンピューターで構成
されている。ただし、システムの構成等は任意である。
また、本サーバー4とテストサーバー8とサーバー内の
メモリ6とテストサーバー内のメモリ10とがホストコ
ンピューターを構成している。
【0053】図3は、本発明に係るシステムを用いて電
子帳票テンプレートの作成を行なう場合の作業の流れを
示すフローチャートである。
【0054】ステップS1において、ユーザー(詳しく
は、電子帳票テンプレートの作成者)はまず、これから
電子帳票テンプレートを作成しようとする対象業務がワ
ークフローによって業務処理を行なうことに向いている
か否かの判断を行なう。そして、対象業務がワークフロ
ーによって処理することに向いていると判断した場合、
ユーザーはステップS2へと移行する。
【0055】ステップS2において、システムはユーザ
ーに、複数のBPを提示し、ユーザーはその中から対象
業務に適応した1つのBPを選択する。つまり、システ
ムはユーザーに、対象業務に最も適したBPを選択する
ことを要求する。ここで、BPとは、本システムによっ
て作成された電子帳票テンプレートを業務処理に使用で
きる環境に移行させた際、該電子帳票テンプレートを元
に作成された電子帳票の承認順序を含む承認ルートを規
定したものである。なお、システムは予め複数のBPを
記憶している。そして、システムはユーザーによって選
択されたBP(電子帳票の承認ルート)を記憶する。
【0056】次に、ステップS3において、ユーザーは
システムの支援を受けながら帳票フォーマットを作成す
る。言い換えると、ステップS3においてシステムはユ
ーザーに帳票フォーマットを作成することを要求する。
ここで、帳票フォーマットとは、電子帳票テンプレート
の項目である。
【0057】具体的には、システムは、複数の帳票項目
と複数の帳票項目部材(帳票項目と帳票項目部材の詳細
は後述する)とをユーザーに提示し、ユーザーによって
指定された帳票項目に対し、ユーザーによって指定され
た帳票項目部材によって項目定義を行なう。そして、シ
ステムは、項目定義が行なわれた帳票項目(帳票フォー
マット)を記憶する。
【0058】次に、ステップS4において、システム
は、選択されたBPと帳票フォーマットとを有するとと
もに承認待ちの電子帳票テンプレートを承認者に提示
し、承認者は該電子帳票テンプレートの承認の可否を行
なう。そして、システムは承認の可否についての情報を
取得する。なお、ステップS4では、電子帳票テンプレ
ートの承認の可否を行なうために作成された電子帳票に
予め規定されたBPによって承認処理業務を行なってい
る。
【0059】ステップS5において、承認者によって電
子帳票テンプレートが承認された場合、処理者(テンプ
レート運用設定処理者)は電子帳票テンプレートをテス
トテンプレートとしてテストサーバーに仮登録する。
【0060】次に、ステップS6において、システム
は、テストサーバーに仮登録されたテストテンプレート
をユーザーに提示する。ユーザーは仮登録されたテスト
テンプレートがワークフロー上で適切に作動するかをテ
ストする。そして、ユーザーがテスト結果に及第点を与
えた場合、システムは、ユーザーのテスト結果に対する
承認についての情報を取得するとともに、ステップS7
へと移行する。
【0061】ステップS7において、システムは、ユー
ザーによって及第点が与えられた電子帳票テンプレート
を承認者に提示する。承認者は及第点が与えられた電子
帳票テンプレートの承認の可否を行なう。そして、シス
テムは承認の可否についての情報を取得する。
【0062】ステップS8において、システムは作成さ
れた電子帳票テンプレートを該電子帳票テンプレートを
用いて電子帳票を作成できる状態にして、ユーザーの利
用に供する。こうして、電子帳票を作成する起案者は、
作成された電子帳票テンプレートを用いて業務処理を行
なうことが可能となる。
【0063】なお、ステップS2及びステップS3はテ
ンプレート作成支援手段(宛先部の作成支援手段及び申
請部の作成支援手段)を構成し、ステップS4はテンプ
レート承認手段を構成し、ステップS5はテストテンプ
レート記憶手段を構成し、ステップS6及びステップS
7はテストテンプレート承認手段を構成している。ま
た、テストテンプレート記憶手段及びテストテンプレー
ト承認手段は動作テスト支援手段を構成している。
【0064】次に、本システムによって作成された電子
帳票テンプレートを用いて業務処理を行なう場合の流れ
を以下に示す。つまり、電子帳票の作成及び承認に関す
る作業の流れについて説明する。
【0065】また、承認申請を行なう起案者がコンピュ
ーター(起案者端末)を起動させる。そして、起案者が
ワークフローシステムを起動させると、ディスプレイに
は登録された電子帳票テンプレートのリストが表示され
る。ここで、電子帳票テンプレートのリストには、起案
者のみが必要とする電子帳票テンプレートが一覧表示さ
れる。次に、起案者はリストの中から対象業務に適した
電子帳票テンプレートを選択する。すると、ディスプレ
イにはその電子帳票テンプレートが表示される。次に、
起案者は、電子帳票テンプレートの各項目に所定のデー
タを入力するとともに電子帳票の承認者を設定すること
により、電子帳票を作成する(電子帳票作成支援手
段)。
【0066】その後、システムは、起案者によって指定
された承認者の承認者端末に、電子帳票の承認の可否を
依頼する電子メールを送信する。電子メールを受け取っ
た承認者は、該電子帳票の承認の可否を行なう(承認手
段)。システムは承認者による承認結果を記憶するとと
もに、起案者端末に承認結果を表示する(承認結果表示
手段)。
【0067】以下、本システムによって電子帳票テンプ
レートの作成、電子帳票の作成及び電子帳票の承認を行
なうプロセスの実施例を詳細に説明する。
【0068】作成者としての起案部門の起案者は、コン
ピューター(作成者端末)27を起動する。ここで、起
案部門の起案者とは、電子帳票テンプレートを作成する
者である(以下、起案者という)。ここでは、コンピュ
ーター27が作成者端末を構成しており、コンピュータ
ー27は作成者端末を構成すると同時に起案者端末も構
成している。つまり、起案者と上述の承認申請を行なう
起案者が同一である。ただし、起案者と作成者とは別人
であってもよく、起案者端末と作成者端末とが異なって
いてもよいことは勿論である。
【0069】そして、起案者は社内ネットワークとして
のイントラネットにアクセスし、それにより、コンピュ
ーター27のディスプレイにはイントラネットのトップ
ページが表示される。
【0070】次に、起案者はコンピューター27のキー
ボードやマウスを使ってユーザーIDとパスワードを入
力し、それから、トップページ内に一覧表示された項目
の中から「ワークフロー」という項目を選択することに
より、ワークフローページにログインする。すると、デ
ィスプレイには既に登録された電子帳票テンプレートが
一覧表示されたリストが表示される。起案者はリストの
中から、所定の電子帳票テンプレートを選択する。そう
すると、ディスプレイには図4に示す設定画面が表示さ
れる。
【0071】以下、ステップS2〜ステップS8とに区
分して説明する。
【0072】(1) ステップS2 本設定画面は、システムが起案者に所定事項の入力等を
要求する画面である。起案者は帳票名設定欄1に帳票名
を入力するとともに、ビジネスプロセス設定欄3のプル
ダウンリストから1つのBPを選択する。
【0073】本実施形態では、システムは、図5に示す
ように、BPとしてパターン1、パターン2及びパター
ン3を記憶している。パターン1は、起案者の所属する
起案部門の中で承認が行なわれるパターンである。パタ
ーン2は、起案部門だけでなく処理部門における承認を
も必要とするパターンである。パターン3は、起案部門
における承認の後に、受付部門及び処理部門における承
認を必要とするパターンである。
【0074】起案部門は起案者、審査者(事前承認者の
こと。以下、同じ。)及び承認者(換言すれば、当該部
門の最終承認者。以下、同じ。)によって、処理部門は
担当者、審査者及び承認者によって、受付部門は担当
者、審査者及び承認者によって構成されている。例え
ば、起案者がパターン1を採用した場合、本システムに
よって作成された電子帳票を用いて承認申請を行なう
際、電子帳票は起案部門の起案者、起案部門の審査者、
起案部門の承認者の順に流れ、最後に起案部門の起案者
に戻ってくることになる。ただし、起案部門の承認を担
当する者は、本システムによって作成された電子帳票テ
ンプレートにデータを入力することにより、電子帳票を
作成する際に決定される。なお、BPの総数、各BPを
構成する承認部門の数、承認部門の構成者数等は任意で
ある。
【0075】本例では、起案者はプルダウンリストから
パターン3を選択することとする。したがって、ここで
は、承認ルートはパターン3によって構成されている。
なお、本実施形態では、複数のBPから1つのBPを選
択させているが、例えば、パターン1が起案部門によっ
て構成され、パターン2が処理部門によって構成されて
いる場合、パターン1とパターン2とを選択することも
可能である。このとき、電子帳票は起案部門、処理部門
の順に流れていく。
【0076】設定画面にデータ入力後、起案者が作成ボ
タンをクリックすると、システムは、図6に示す作成画
面を表示する。なお、本作成画面は、システムにすでに
登録された電子帳票テンプレートである。
【0077】作成画面は、帳票名称欄5、申請部門欄
7、申請者欄9、E−mail欄11、件名欄13、テ
スト系登録希望日欄15、起案部門欄17、審査部門欄
19、処理部門欄21、コメント欄23、申請ボタン2
5、雛型保存ボタン等によって構成されている。
【0078】システムは作成画面において、起案者に以
下に示すデータを入力することを要求する。言い換える
と、起案者は作成画面に従ってデータを入力していく。
【0079】帳票名称欄5には、設定画面において設定
した帳票名が自動的に表示される。ただし、本作成画面
において起案者が帳票名の変更を行なうことも可能であ
る。
【0080】申請部門欄7には、システムが記憶してい
る起案者の起案者情報に基づいて起案者の所属部門が自
動的に表示される。なお、起案者が所属選択ボタンをク
リックした場合、起案者による申請部門の内容の変更も
可能である。
【0081】申請者欄9には、起案者名が自動的に表示
される。
【0082】E−mail欄11には、起案者の半角英
字で構成されたメールアドレスが自動的に表示される。
ただし、起案者によるメールアドレスの変更も可能であ
る。
【0083】件名欄13には、起案者によって日本語の
件名が入力される。
【0084】テスト系登録希望日欄15には、起案者が
電子帳票テンプレートのテストサーバーへの仮登録を希
望する日を入力する。
【0085】起案部門欄17は、起案者欄26、審査者
欄28及び承認者欄30によって構成されている。起案
者欄26には、起案者名が自動的に表示される。審査者
欄28には、起案者により審査者名が入力される。審査
者には審査を行なうのに適した人物が選定され、通常は
起案部門に所属する起案者の上司等が選ばれる。承認者
欄30には、起案者により承認者名が入力される。承認
者は、起案部門に所属する起案者の上司等である。
【0086】審査部門欄19は担当者欄32、審査者欄
34及び承認者欄36によって構成されている。担当者
欄32には、審査部門における担当者の名前が入力され
る。担当者の選定及び担当者名の入力は、起案者によっ
て行なわれる。通常、このような担当者としては、起案
部門から事前に相談を受けたメンバー等が選定される。
なお、審査部門の審査者と審査部門の承認者とは審査部
門の担当者によって選定されるので、システムはこの時
点で、起案者に審査者欄34及び承認者欄36に入力す
ることを要求しない。なお、本例では、審査部門とし
て、後述のIT部門が採用されている。
【0087】処理部門欄21には、処理部門が自動的に
表示される。
【0088】なお、起案部門欄17、審査部門欄19及
び処理部門欄21は、設定画面に規定されたBPの承認
順序を示している。また、起案部門欄17、審査部門欄
19及び処理部門欄21は、テンプレートの承認ルート
を構成している。ここでは、起案部門欄17、審査部門
欄19は、それぞれ作成者の所属する作成部門、電子帳
票テンプレートを管理する管理部門に対応する。
【0089】コメント欄23には、電子帳票テンプレー
トの内容の確認を求める際、起案部門の審査者等に伝え
たい特記事項等が起案者によって入力される。ただし、
コメント欄23への入力は任意である。
【0090】また、起案者が雛形保存ボタンをクリック
することにより、システムは作成画面で入力されたデー
タを記憶する。データが入力された作成画面は、電子帳
票テンプレートの承認の可否を行なうための電子帳票と
なる。
【0091】なお、本発明でいうところのテンプレート
承認画面は、上記作成画面によって構成されている。
【0092】(2) ステップS3 次に、起案者が作成画面内の帳票編集ボタン39をクリ
ックすることにより、システムは図7に示す帳票項目編
集画面を表示する。本帳票項目編集画面は、システムが
起案者に所定事項の入力を要求する画面である。なお、
本帳票項目編集画面において、帳票フォーマットが作成
される。
【0093】帳票項目編集画面は、帳票項目レイアウト
画面41、宛先編集ボタン43、帳票イメージ表示ボタ
ン45、帳票設定保存ボタン46、閉じるボタン48等
によって構成されている。帳票項目レイアウト画面41
は、複数の領域に区分された帳票項目47を含んでい
る。そして、80個の帳票項目47が40行×2列に並
んで構成されている。なお、本実施形態では帳票項目4
7の数は80個であるが、帳票項目47の数は任意であ
る。帳票項目47は、編集ボタン49を有する。
【0094】次に、起案者がいずれかの帳票項目47の
編集ボタン49をクリックすると、システムは該帳票項
目の項目編集画面51を表示する。そして、起案者は項
目編集画面51の左側のリスト欄53から帳票項目47
の帳票項目部材を選択し、それにより、システムは項目
編集画面51の右側に帳票項目設定画面55を表示す
る。
【0095】ここで、帳票項目設定画面55は、図8に
示すように、少なくとも表示幅チェックボックス57、
項目名欄59、必須・任意チェックボックス61及び入
力制御欄63を有する。
【0096】表示幅チェックボックス57では、起案者
によって「1/2」あるいは「行全体」が選択され、そ
れにより、システムは帳票項目47の右半分あるいは左
半分、あるいは帳票項目47の全体を使用するかを決定
する。項目名欄59には、起案者により、200字以内
の帳票項目47の標題が入力される。必須・任意チェッ
クボックス61では、起案者は「必須」あるいは「任
意」を選択し、図9に示すように、起案者が「必須」を
選択した場合にはシステムは後述の帳票イメージ表示画
面において該帳票項目に「※」を、「任意」を選択した
場合には「○」を表示する。なお、「※」が表示された
帳票項目は、電子帳票作成段階において必ずデータを入
力しなければならない項目であり、未入力時には電子帳
票作成後に警告が発せられる。また、「○」が表示され
た帳票項目は任意にデータを入力する項目であり、未入
力時にも警告が発せられることはない。入力制御欄63
では、起案者がプルダウンリストから「起案部門」、
「受付部門」、「処理部門」、あるいは「全て」のいず
れかを選択する。そして、選択された部門において、本
システムによって作成された電子帳票テンプレートにデ
ータを入力することにより電子帳票を作成する際に、帳
票項目に関するデータの入力、あるいは、データの変更
が可能となる。なお、「全て」を選択した場合、承認申
請を行なう起案者はいずれの部門でもデータの入力、あ
るいは、データの変更が可能となる。
【0097】また、システムは、図7に示すように、リ
スト欄53内に帳票項目部材として「ファイル添付」、
「処理期限日」、「部署情報」等を記憶している。ここ
で、帳票項目部材とは、帳票項目47の内容を決定付け
るものである。なお、本例では、帳票項目部材として
「ファイル添付」等を記憶しているが、帳票項目部材の
数、帳票項目部材の内容等は任意である。
【0098】例えば、「ファイル添付」で帳票項目47
を構成すると、作成された電子帳票テンプレートは資料
の添付が可能になる。そして、作成された電子帳票テン
プレートにおいて、「ファイル添付」によって構成され
た帳票項目47に「ファイル添付」と記載されたアイコ
ンが表示される。そして、承認申請を行なう起案者が
「ファイル添付」アイコンを操作することにより、承認
申請を行なう起案者によって指定されたファイルが電子
帳票に添付される。これにより、電子帳票の審査者ある
いは承認者は、そのファイルを閲覧することが可能とな
る。なお、システムは添付資料として、.pdf、.d
oc、.xls、.txt、.jpg、.htm、.h
tml、.ppt、.tif等のファイル拡張子の付い
たファイルを認めている。
【0099】次に、起案者は帳票項目設定画面55の設
定ボタン65をクリックし、それにより、システムは該
帳票項目に項目名等が入力された帳票項目レイアウト画
面41を表示する。
【0100】ここで、帳票項目47の編集の一例とし
て、起案者が1番の帳票項目47の編集ボタン49をク
リックした場合を示す。起案者が1番の帳票項目47の
編集ボタン49をクリックすると、図10に示すよう
に、システムは項目編集画面51を表示する。起案者が
リスト欄53から「インフォメーション」を選択する
と、帳票項目設定画面55が表示される。そして、起案
者は、図11に示すように、インフォメーションの内容
を入力し且つ文字のサイズチェックボックスの大、中、
小のいずれかを選択等する。それから、起案者は設定ボ
タン65をクリックする。すると、システムは図12に
示す帳票項目レイアウト画面41を表示する。
【0101】次に、帳票項目レイアウト画面41によ
り、起案者は帳票項目47の内容確認を行なう。
【0102】ここで、起案者がいずれかの帳票項目47
の編集ボタン49をクリックすることにより、該帳票項
目47の内容の変更を認める。そして、内容変更後、起
案者は再度設定ボタン65をクリックする。
【0103】次に、起案者が、宛先編集ボタン43をク
リックすることにより、システムは図13に示す宛先編
集画面を表示する。そして、本画面において、起案者
は、本システムによって作成された電子帳票テンプレー
トにデータを入力することにより電子帳票を作成する際
に、電子帳票の回覧先を入力する宛先欄等を編集する。
ただし、後述の項目名欄67等には予め標準的な項目名
等が表示されているため、項目名の変更が必要なときに
だけ起案者は本宛先編集画面において項目名欄67等の
編集を行なう。なお、図13は、起案者がパターン3を
選択したときの宛先編集画面を示している。
【0104】宛先編集画面は項目名欄67及びノード欄
69等によって構成され、ノード欄69は第1名称欄、
第2名称欄及び必須・任意チェックボックス等によって
構成されている。
【0105】項目名欄67には、起案者がデータ利用部
門等の部門名を入力する。なお、起案者による部門名の
変更が認められる。第1名称欄には、起案者が、「起案
者」等の日本語の名称を入力する。第2名称欄には、起
案者を意味する「Draftsman」等の英語の名称
が必要な場合にのみ、起案者が各日本語の名称に対応し
た英語の名称を入力する。必須・任意チェックボックス
では、起案者が「必須」あるいは「任意」を選択する。
そして、「必須」を選択した場合には、システムは帳票
イメージ表示画面において「※」を、「任意」を選択し
た場合には「○」を表示する。なお、この時点で、起案
者はデータ利用部門の承認者等の役割を担う者の名前を
入力することはできない。本システムによって作成され
た電子帳票テンプレートにデータを入力することにより
電子帳票を作成する際に、承認申請を行なう起案者等が
名前を入力する。なお、本宛先編集画面において入力さ
れたデータは、図9に示す電子帳票イメージ表示画面の
BP宛先欄77の表記に反映される。
【0106】宛先編集画面の項目名欄67等にデータを
入力した後、起案者は宛先設定保存ボタン71をクリッ
クする。それにより、システムは宛先編集画面に入力さ
れたデータを記憶する。その後、起案者が閉じるボタン
をクリックすることにより、システムは再び図7に示す
帳票項目編集画面を表示する。
【0107】次に、起案者は帳票項目編集画面の帳票イ
メージ表示ボタン45をクリックし、それにより、シス
テムは図9に示す帳票イメージ表示画面をプレビューす
る。本帳票イメージ表示画面は、業務処理を行なうこと
の可能となった電子帳票テンプレートを用いて電子帳票
を作成しようとする際に表示される画面と同等のもので
ある。そして、起案者は帳票イメージ表示画面の内容を
確認する。
【0108】帳票イメージ表示画面は、標準項目73、
編集項目75、BP宛先欄77等によって構成されてい
る。なお、帳票イメージ表示画面は標準項目73を必ず
有する。また、帳票イメージ表示画面上には「帳票イメ
ージ表示」と表示されている。ここで、帳票フォーマッ
トは編集項目75によって構成され、電子帳票の承認ル
ートはBP宛先欄77によって構成され、プレビュー画
面は帳票イメージ表示画面によって構成されている。
【0109】標準項目73は、起案部門欄とコメント欄
とによって構成されている。編集項目75は、上述の帳
票項目編集画面において設定された帳票項目47によっ
て構成されている。BP宛先欄77は、上述の設定画面
において設定されたBP(本例ではパターン3)によっ
て構成されている。そして、帳票イメージ表示画面の内
容を確認した後、起案者は閉じるボタンをクリックし、
それにより、システムは再び図7に示す帳票項目編集画
面を表示する。
【0110】ここで、起案者が帳票項目編集画面の帳票
設定保存ボタン46をクリックすることにより、システ
ムは帳票項目編集画面において入力されたデータを記憶
する。また、起案者が帳票項目編集画面の閉じるボタン
48をクリックすると、システムは再び図6に示す作成
画面を表示する。
【0111】(3) ステップS4 次に、起案者は図6に示す作成画面内の申請ボタン25
をクリックする。すると、システムは、起案者が図6の
審査者欄28に入力した起案部門の審査者のコンピュー
ター29に帳票イメージ表示画面の内容の確認及び審査
乃至承認を依頼する電子メールを送信する。
【0112】次に、電子メールを受け取った起案部門の
審査者は、コンピューター29上でイントラネットを立
ち上げる。それにより、ディスプレイにはイントラネッ
トのトップページが表示される。次に、起案部門の審査
者はユーザーIDとパスワードを入力する。それから、
トップページ内の「ワークフロー」という項目を選択す
ることにより、ワークフローページにログインする。次
に、起案部門の審査者はワークフローページ内の受信ト
レイから該当する案件をクリックし、それにより、ディ
スプレイには図14に示す確認画面が表示される。な
お、本確認画面において、申請部門欄7や承認者欄30
等は空白であるが、実際には、申請部門欄7等にはデー
タが表記されている。
【0113】次に、起案部門の審査者は帳票イメージ表
示ボタン79をクリックし、それにより、ディスプレイ
には図9に示す帳票イメージ表示画面が表示される。そ
して、起案部門の審査者は帳票イメージ表示画面の内容
を確認する。ここで、帳票イメージ表示画面の内容に不
備がないと判断した場合、起案部門の審査者は承認ボタ
ン(図示せず)をクリックする。このとき、システムは
起案部門の審査者が承認した情報を記憶する。その後、
システムは、起案者が図6の承認者欄30に入力した起
案部門の承認者のコンピューター31に、帳票イメージ
表示画面の内容の確認及び審査乃至承認を依頼する電子
メールを送信する。そして、電子メールを受け取った起
案部門の承認者は、起案部門の審査者と同様にして、帳
票イメージ表示画面の内容を確認する。以後、図15に
示すように、起案者が図6の担当者欄32に入力したI
T部門の担当者、該担当者が図6の審査者欄34に入力
したIT部門の審査者、上記担当者が図6の承認者欄3
6に入力したIT部門の承認者の順に流れていく。
【0114】なお、例えば、IT部門の審査者が帳票イ
メージ表示画面の内容に不備があると判断した場合、I
T部門の審査者は否認ボタン(図示せず)をクリックす
る。それにより、システムは、起案部門の起案者のコン
ピューター27にIT部門の審査者が該帳票イメージ表
示画面の内容を否認したことを伝える電子メールを送信
する。そして、作業は再びステップS2に戻り、ステッ
プS3、ステップS4の順に流れていく。
【0115】なお、本例では、起案部門の承認者等及び
IT部門の承認者等によって帳票イメージ表示画面の内
容が確認されているが、帳票イメージ表示画面の内容を
確認する部門の数、部門を構成する承認者等の人数等は
任意である。
【0116】次に、IT部門の承認者が承認ボタンをク
リックすると、システムはIT部門の承認者が承認した
情報を記憶するとともに、図6の処理部門の担当者欄に
自動的に表示された処理部門の処理担当者(テンプレー
ト運用設定処理者)のコンピューター38に、起案部門
及びIT部門を構成する全ての承認者等によって帳票イ
メージ表示画面の内容が承認されたことを伝える。
【0117】(4) ステップS5 次に、処理担当者は、上述と同様にして、ワークフロー
ページにログインする。次に、処理担当者はワークフロ
ーページ内の受信トレイから該当する案件をクリック
し、それにより、ディスプレイには図14に示す確認画
面が表示される。なお、本確認画面において、申請部門
欄7等は空白であるが、実際には、申請部門欄7等には
データが表記されている。
【0118】次に、処理担当者は、作成画面のテスト系
登録希望日欄15に入力された希望日に、作成された電
子帳票テンプレートをテストテンプレートとしてテスト
サーバー8に仮登録する。
【0119】(5) ステップS6 次に、システムは、起案部門の起案者のコンピューター
27にテストテンプレートが正常に動作すること等の確
認を依頼する電子メールを送信するとともに、起案者の
ワークフローページ内の受信トレイに該電子帳票テンプ
レートをワークフロー上で作動させることを確認させる
案件を登録する。
【0120】次に、電子メールを受け取った起案者は、
本サーバー4に登録されたワークフローシステムと等価
なテストサーバー8に登録されたワークフローシステム
上で、実際に業務処理を行なう場合と同様にして、テス
トテンプレートを用いて電子帳票を作成するとともに、
作成後には承認申請を行い、起案部門の審査者等に電子
帳票の承認の可否を行なわせる。そして、起案者部門の
審査者等は、テストサーバー8に仮登録されたテストテ
ンプレートの動作内容等を確認する。
【0121】そして、起案者がテストの結果に満足した
場合、上述と同様にして、ワークフローページにログイ
ンする。次に、起案者はワークフローページ内の受信ト
レイから該当する案件をクリックし、それにより、ディ
スプレイには、ワークフローに関するファイルが一覧表
示される。起案者は上記ファイルの中から該当する案件
をクリックすると、ディスプレイには図16に示す本番
移行確認画面が表示される。そして、起案者は電子帳票
テンプレートがワークフローシステム上で作動可能とな
ることを希望する日を本番系登録希望日欄16に入力す
る。その後、起案者は承認ボタン(図示せず)をクリッ
クする。それにより、システムは、テスト結果に対する
起案者の承認についての情報を記憶する。なお、起案者
が電子帳票テンプレートの動作内容の確認を行なってい
るが、起案者に加えて、起案部門の審査者等が確認して
もよい。
【0122】(6) ステップS7 次に、システムは、起案者が図6の審査者欄28に入力
した起案部門の審査者のコンピューター29に、帳票イ
メージ表示画面の内容の再確認及び審査を依頼する電子
メールを送信する。
【0123】次に、電子メールを受け取った起案部門の
審査者は、上述と同様にして、ワークフローページにロ
グインする。次に、起案部門の審査者はワークフローペ
ージ内の受信トレイから該当する案件をクリックし、そ
れにより、ディスプレイには図16に示す本番移行確認
画面が表示される。なお、本番移行確認画面において、
申請部門欄7等は空白であるが、実際には、申請部門欄
7等にはデータが表記されている。次に、起案部門の審
査者は帳票イメージ表示ボタン(図示せず)をクリック
し、それにより、ディスプレイには図9に示す帳票イメ
ージ表示画面が表示される。そして、起案部門の審査者
は帳票イメージ表示画面の内容を確認する。ここで、帳
票イメージ表示画面の内容に不備がないと判断した場
合、起案部門の審査者は承認ボタン(図示せず)をクリ
ックする。このとき、システムは起案部門の審査者が承
認した情報を記憶する。その後、システムは、起案者が
図6の承認者欄30に入力した起案部門の承認者のコン
ピューター31に帳票イメージ表示画面の内容の再確認
及び承認を依頼する電子メールを送信する。そして、電
子メールを受け取った起案部門の承認者は、起案部門の
審査者と同様にして、帳票イメージ表示画面の内容を確
認する。そして、帳票イメージ表示画面の内容に不備が
ないと判断した場合、起案部門の承認者は承認ボタンを
クリックする。このとき、システムは起案部門の承認者
が承認した情報を記憶する。それと同時に、システム
は、図6の処理部門の担当者に自動的に表示された処理
部門の処理担当者のワークフローページの受信トレイ
に、電子帳票テンプレートをワークフローシステム上で
作動させることを依頼する案件を登録する。
【0124】(7) ステップS8 次に、処理担当者は、上述と同様にして、ワークフロー
ページにログインする。そして、処理担当者はワークフ
ローページ内の受信トレイから該当する案件をクリック
し、それにより、ディスプレイには図16に示す本番移
行確認画面が表示される。なお、本番移行確認画面にお
いて、申請部門欄7等は空白であるが、実際には、申請
部門欄7等にはデータが表記されている。そして、処理
担当者は本番移行確認画面の本番系登録希望日欄16に
入力された希望日に、電子帳票テンプレートをワークフ
ローシステム上で作動させる。その後、システムは、起
案部門の起案者のコンピューター27に、ワークフロー
システム上での電子帳票テンプレートの作動の確認を依
頼する電子メールを送信する。そして、電子メールを受
け取った起案者は、コンピューター27上でイントラネ
ットを立ち上げる。それにより、ディスプレイにはイン
トラネットのトップページが表示される。次に、起案者
はユーザーIDとパスワードを入力する。それから、ト
ップページ内の「ワークフロー」という項目を選択する
ことにより、ワークフローページにログインする。次
に、起案者はワークフローページ内の受信トレイから該
当する案件をクリックし、それにより、ディスプレイに
は図17に示す本番移行完了確認画面が表示される。こ
こで、本番移行完了確認画面とは、電子帳票テンプレー
トがワークフローシステム上で作動されたことを知らせ
る画面である。なお、本番移行完了確認画面において、
申請部門欄7等は空白であるが、実際には、申請部門欄
7等にはデータが表記されている。起案者は作動の確認
後、本番移行完了確認画面の確認ボタン(図示せず)を
クリックする。
【0125】こうして、本システムによって作成された
電子帳票テンプレートを用いて業務処理を行なうことが
可能となる。
【0126】本実施形態によれば、承認者が帳票イメー
ジ表示画面の内容をディスプレイ上で確認するため、帳
票イメージ表示画面の内容の確認及び再確認及び審査乃
至承認を迅速且つ容易に行なうことができる。
【0127】また、承認者が帳票イメージ表示画面の内
容をディスプレイ上で確認するため、不適切な編集項目
75等が含まれる電子帳票テンプレートはワークフロー
システム上において作動される前に除かれることにな
る。したがって、システムは完成度の高い電子帳票テン
プレートを供給することができる。
【0128】また、起案者端末27と審査者端末29,
35及び承認者端末31,37とはネットワークを介し
て接続されるので、起案者と審査者及び承認者とを互い
に遠く離れた箇所に配置することも可能である。そのた
め、起案者と審査者及び承認者との居所がそれぞれ異な
る場合(例えば、本社と支社など)であっても、承認は
迅速に行なわれる。
【0129】また、システムは、起案部門の審査者のコ
ンピューター29等に帳票イメージ表示画面の内容の確
認及び再確認を依頼する電子メールを送信するため、帳
票イメージ表示画面の内容の確認及び審査乃至承認を更
に迅速且つ容易に行なわせることができる。
【0130】また、起案部門の承認者等が帳票イメージ
表示ボタン45をクリックすることにより、ディスプレ
イには帳票イメージ表示画面が表示され、それに加え
て、帳票イメージ表示画面上には「帳票イメージ表示」
と表示されているため、起案部門の承認者等は帳票イメ
ージ表示画面と作成画面とを混同することがない。
【0131】また、本実施例では、作成画面の審査者欄
34にはIT部門に所属する者の名前が入力されるた
め、作成された電子帳票テンプレートはIT部門の承認
者等の承認を得なければならないことになる。したがっ
て、該電子帳票テンプレートは、ワークフローシステム
上で作動させる前に、IT部門に所属する者によって内
容の確認が行なわれるため、作動段階で問題の発生する
おそれのある電子帳票テンプレートを事前に除くことが
できる。
【0132】また、システムは処理部門の処理担当者の
コンピューター38に起案部門及びIT部門を構成する
全ての承認者等に帳票イメージ表示画面の内容が承認さ
れたことを伝える。したがって、処理担当者は帳票イメ
ージ表示画面が承認されたことを容易に知ることができ
る。
【0133】また、本実施例では、電子帳票テンプレー
トを本サーバー4のワークフローシステム上で作動させ
る前に、テストサーバー8に仮登録し、テストサーバー
8のワークフローシステム上で該電子帳票テンプレート
が正常に機能するかを試す。したがって、電子帳票テン
プレートを本サーバー4のワークフローシステム上で作
動させる前に、欠陥のある電子帳票テンプレートを除く
ことができる。
【0134】また、システムは処理部門の処理担当者の
ワークフローページの受信トレイに電子帳票テンプレー
トをワークフローシステム上で作動させることを依頼す
る案件を登録する。したがって、処理担当者はその依頼
を容易に知ることができるとともに、電子帳票テンプレ
ートをワークフローシステム上で作動させることを便宜
良く行なうことができる。
【0135】また、帳票イメージ表示画面には編集項目
75及びBP宛先欄77が表示されているため、承認者
は帳票イメージ表示画面の内容の確認及び承認乃至審査
を便宜良く行なうことができる。
【0136】また、起案者は、審査部門欄19を担当す
る部門としてIT部門を選定している。したがって、テ
ンプレートの承認ルートも業務形態に適合させることが
できる。
【0137】なお、上記実施形態は電子帳票テンプレー
トの作成を支援するシステムであるが、電子文書のテン
プレート等を作成する場合にも適応可能である。
【0138】また、上記実施形態では、帳票項目47を
編集等することにより電子帳票テンプレートを作成した
が、これに限らない。例えば、起案者が一から電子帳票
テンプレートを作成したり、あるいは、既存の電子帳票
テンプレート作成支援プログラムを利用して作成しても
よい。
【0139】また、上記実施形態では、起案者は、ビジ
ネスプロセス設定欄3のプルダウンリストから1つのB
Pを選択することにより電子帳票の承認ルートを決定し
たが、これに限らない。例えば、起案者が一からBPを
作成したり、あるいは、既存のワークフロー作成支援プ
ログラムを利用して作成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子帳票のワークフロー処理を実行するワーク
フローシステムの構成を示す概略図である。
【図2】実施形態に係るシステムの構成を示す概略図で
ある。
【図3】実施形態に係る電子帳票フォーマットの作成を
支援するシステムを用いて、ワークフローシステムを構
築する場合の作業の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施形態に係る設定画面を示す図である。
【図5】実施形態に係るBPの構成を示す概略図であ
る。
【図6】実施形態に係る作成画面を示す図である。
【図7】実施形態に係る帳票項目編集画面を示す図であ
る。
【図8】実施形態に係る帳票項目設定画面を示す図であ
る。
【図9】実施形態に係る帳票イメージ表示画面を示す図
である。
【図10】実施形態に係る帳票項目編集画面を示す図で
ある。
【図11】実施形態に係る帳票項目編集画面を示す図で
ある。
【図12】実施形態に係る帳票項目編集画面を示す図で
ある。
【図13】実施形態に係る宛先編集画面を示す図であ
る。
【図14】実施形態に係る確認画面を示す図である。
【図15】実施形態に係る帳票イメージ表示画面の内容
を確認及び審査乃至承認するルートを示す概略図であ
る。
【図16】実施形態に係る本番移行確認画面を示す図で
ある。
【図17】実施形態に係る本番移行完了確認画面を示す
図である。
【符号の説明】
3 ビジネスプロセス設定欄 15 テスト系登録希望日欄 16 本番系登録希望日欄 17 起案部門欄(テンプレートの承認ルート) 19 審査部門欄(テンプレートの承認ルート) 21 処理部門欄(テンプレートの承認ルート) 41 帳票項目レイアウト画面 47 帳票項目 49 編集ボタン 51 項目編集画面 73 標準項目 75 編集項目(帳票フォーマット) 77 BP宛先欄(電子帳票の承認ルート) 79 帳票イメージ表示ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 謙二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 承認を受けるための申請事項を入力する
    申請部と、該申請事項について承認を受けるべき承認者
    を指定する宛先部とを有した電子帳票を起案者に作成さ
    せるとともに、該起案者による電子帳票の申請と、該起
    案者によって指定された承認者による電子帳票の承認と
    を、コンピュータネットワークを介して行なう電子帳票
    処理システムにおいて、 該電子帳票処理システムは、起案者に電子帳票の作成時
    に雛型として呼び出されるテンプレートを要求に応じて
    作成させるとともに、雛型として保存させるテンプレー
    ト作成支援手段を備え、 該テンプレート作成支援手段は、 上記申請部を要求に応じて起案者に作成させる申請部作
    成支援手段と、 上記宛先部を要求に応じて起案者に作成させる宛先部作
    成支援手段を備え、 該宛先部作成支援手段は、承認者から電子帳票について
    承認を得る承認機能を予め組込ませた複数の承認パター
    ンを備えているとともに、該準備された複数の承認パタ
    ーンの中から起案者により承認パターンが選択されるこ
    とで、該選択した承認パターンに対応する宛先部と承認
    機能とが上記テンプレートに組込まれるよう構成され、 さらに、電子帳票処理システムは、コンピュータネット
    ワークを介して上記電子帳票の申請及び承認の処理を行
    なう第1処理部と、該第1処理部に影響を与えないよう
    に該第1処理部とは別に設けられコンピュータネットワ
    ークを介して上記電子帳票の申請及び承認のテストを行
    なう第2処理部と、上記テンプレート作成支援手段の支
    援によって作成されたテンプレートが正常に作動するか
    否かを検証するための検証手段とを備え、 上記検証手段は、上記テンプレート作成支援手段の支援
    によって作成されたテンプレート上記第2処理部に仮登
    録させ、該第2処理部において該テンプレートが正常に
    作動することが確認された後、該第2処理部から上記第
    1処理部に登録移行させるよう構成されていることを特
    徴とする電子帳票処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記テンプレート作成支援手段の支援によって作成され
    たテンプレートをネットワーク接続された承認者の端末
    に表示し、承認者端末を通じて承認の可否情報を取得す
    るテンプレート承認手段と、 上記テンプレートの承認の可否情報をネットワーク接続
    されたテンプレート作成者の端末に表示するテンプレー
    ト承認結果表示手段とを備え、 上記検証手段は、上記テンプレート承認手段によって承
    認が取得されたテンプレートについて上記検証を行なう
    ものであり、 さらに、 上記検証手段によって正常に動作することが確認された
    テンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、 記憶されたテンプレートをネットワーク接続された起案
    者の端末に表示し、該起案者による電子帳票の作成を該
    起案者の端末を通じて支援する電子帳票作成支援手段
    と、 起案者によって作成された電子帳票を上記承認者の端末
    と同一又は異なる承認者端末に表示し、該承認者端末を
    通じて承認の可否情報を取得する承認手段と、 上記電子帳票の承認の可否情報を起案者端末に表示する
    承認結果表示手段とを備えている電子帳票処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記テンプレート承認手段は、上記テンプレートのプレ
    ビュー画面を承認者端末に表示する電子帳票処理プログ
    ラム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、さらに、 予め記憶された記憶済みの電子帳票テンプレートを作成
    者端末に表示し、電子帳票テンプレートの承認の可否を
    行うための電子帳票を上記記憶済みの電子帳票テンプレ
    ートに基づいて作成する際に、作成者による該テンプレ
    ートの申請部へのデータの入力をネットワーク接続され
    た作成者端末を通じて支援するテンプレート承認電子帳
    票作成支援手段と、 電子帳票テンプレートの承認の可否を行なう承認者の選
    定に際し、作成者による該選定をネットワーク接続され
    た作成者端末を通じて支援するテンプレート承認者決定
    手段との少なくとも一方の手段を有し、 上記テンプレート承認手段は、データが入力された申請
    部と上記承認者との少なくとも一方を含むテンプレート
    承認画面を承認者端末に表示するとともに、上記プレビ
    ュー画面と上記テンプレート承認画面とを別段階で承認
    者端末に表示する電子帳票処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記プレビュー画面は、テンプレート承認画面上より読
    み出し可能に構成されている電子帳票処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、 上記プレビュー画面は、未承認のテンプレートのプレビ
    ュー画面であることを承認者端末に表示する電子帳票処
    理システム。
  7. 【請求項7】 請求項2において、 上記テンプレート承認手段によるテンプレートの承認が
    行なわれる部門として、テンプレート作成者の所属する
    作成部門とテンプレートを管理する管理部門とを含む電
    子帳票処理システム。
  8. 【請求項8】 請求項2において、 上記検証手段は、上記検証に供するテンプレートを、該
    テンプレートの運用を承認するネットワーク接続された
    承認者の端末、並びに該テンプレートを当該ワークフロ
    ーシステムで運用するための設定処理を行なうネットワ
    ーク接続された処理者の端末に表示する電子帳票処理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記検証手段は、上記検証によりテンプレートが正常に
    動作することが確認されたとき、該テンプレートの運用
    の依頼を上記処理者の端末に表示する電子帳票処理シス
    テム。
  10. 【請求項10】 請求項2において、さらに、 上記テンプレート承認手段によるテンプレートの承認ル
    ートを構成する承認者の選定に際して、テンプレート作
    成者による該選定をネットワーク接続された作成者端末
    を通じて支援する承認者選定支援手段を備えている電子
    帳票処理システム。
  11. 【請求項11】 承認を受けるための申請事項を入力す
    る申請部と、該申請事項について承認を受けるべき承認
    者を指定する宛先部とを有した電子帳票を起案者に作成
    させるとともに、該起案者による電子帳票の申請と、該
    起案者によって指定された承認者による電子帳票の承認
    とを、コンピュータネットワークを介して行なう電子帳
    票処理システムにおいて、起案者に電子帳票の作成時に
    雛型として呼び出されるテンプレートを要求に応じて作
    成させるとともに、雛型として保存させるテンプレート
    作成支援のための電子帳票処理プログラムであって、 コンピュータに、 起案者のテンプレート作成要求を受け付けて、複数の承
    認パターンのうちから必要な承認パターンを選択するよ
    うにテンプレート作成者に求めることと、 上記選択パターンの選択に応じて、該選択された承認パ
    ターンに対応する宛先部と、該宛先部の承認者から電子
    帳票について承認を得る承認機能とをテンプレートに組
    み込むことによる上記宛先部の作成支援と、 上記申請部の作成支援と、 作成されたテンプレートが正常に動作するか否かを確認
    するための検証申請を受け付け、コンピュータネットワ
    ークを介して上記電子帳票の申請及び承認の処理を行な
    う第1処理部に影響を与えないように該第1処理部とは
    別に設けられコンピュータネットワークを介して上記電
    子帳票の申請及び承認のテストを行なう第2処理部に、
    当該テンプレートを仮登録することと、 上記第2処理部においてテンプレートが正常に作動する
    ことが確認された後、該第2処理部から上記第1処理部
    に移行登録することとを実行させる電子帳票処理プログ
    ラム。
  12. 【請求項12】 承認を受けるための申請事項を入力す
    る申請部と、該申請事項について承認を受けるべき承認
    者を指定する宛先部とを有した電子帳票を起案者に作成
    させるとともに、該起案者による電子帳票の申請と、該
    起案者によって指定された承認者による電子帳票の承認
    とを、コンピュータネットワークを介して行なう電子帳
    票処理システムにおいて、起案者に電子帳票の作成時に
    雛型として呼び出されるテンプレートを要求に応じて作
    成させるとともに、雛型として保存させるテンプレート
    作成支援のための電子帳票処理プログラムを記録したコ
    ンピュータ読取可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 起案者のテンプレート作成要求を受け付けて、複数の承
    認パターンのうちから必要な承認パターンを選択するよ
    うにテンプレート作成者に求めることと、 上記選択パターンの選択に応じて、該選択された承認パ
    ターンに対応する宛先部と、該宛先部の承認者から電子
    帳票について承認を得る承認機能とをテンプレートに組
    み込むことによる上記宛先部の作成支援と、 上記申請部の作成支援と、 作成されたテンプレートが正常に動作するか否かを確認
    するための検証申請を受け付け、コンピュータネットワ
    ークを介して上記電子帳票の申請及び承認の処理を行な
    う第1処理部に影響を与えないように該第1処理部とは
    別に設けられコンピュータネットワークを介して上記電
    子帳票の申請及び承認のテストを行なう第2処理部に、
    当該テンプレートを仮登録することと、 上記第2処理部においてテンプレートが正常に作動する
    ことが確認された後、該第2処理部から上記第1処理部
    に移行登録することとを実行させる電子帳票処理プログ
    ラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 承認を受けるための申請事項を入力す
    る申請部と、該申請事項について承認を受けるべき承認
    者を指定する宛先部とを有した電子帳票を起案者に作成
    させるとともに、該起案者による電子帳票の申請と、該
    起案者によって指定された承認者による電子帳票の承認
    とを、コンピュータネットワークを介して行なう電子帳
    票処理システムにおいて、電子帳票の作成時に雛型とし
    て呼び出すテンプレートをコンピュータによって作成す
    るための電子帳票処理方法であって、 コンピュータに、承認者から電子帳票について承認を得
    る承認機能を予め組込ませた複数の承認パターンを記憶
    させておき、 上記テンプレートの作成にあたり、上記コンピュータに
    記憶された複数の承認パターンから必要な承認パターン
    を選択することにより、該選択した承認パターンに対応
    する宛先部と承認機能とを上記テンプレートに組み込
    み、 上記テンプレートを、コンピュータネットワークを介し
    て上記電子帳票の申請及び承認の処理を行なう第1処理
    部に影響を与えないように該第1処理部とは別に設けら
    れコンピュータネットワークを介して上記電子帳票の申
    請及び承認のテストを行なう第2処理部に仮登録し、 上記第2処理部においてテンプレートが正常に作動する
    ことを確認した後、該第2処理部から上記第1処理部に
    移行登録することを特徴とする電子帳票処理方法。
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