JPH07269814A - 濃淡燃焼装置 - Google Patents
濃淡燃焼装置Info
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- JPH07269814A JPH07269814A JP6287094A JP6287094A JPH07269814A JP H07269814 A JPH07269814 A JP H07269814A JP 6287094 A JP6287094 A JP 6287094A JP 6287094 A JP6287094 A JP 6287094A JP H07269814 A JPH07269814 A JP H07269814A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 NOxの発生を極力減少させ得る濃淡燃焼装
置であって、偏平な淡用混合室の長手方向に沿って配置
した各噴出口から、燃料ガスや混合気をできる限り均一
な噴出圧で噴出させ、極力均一な燃焼を可能にする濃淡
燃焼装置の提供を目的とする。 【構成】 濃混合気を燃焼する偏平な濃用炎口を有する
偏平な濃燃焼部3が、複数個間隔を隔てて並設され、淡
混合気を燃焼する偏平な淡用炎口を有する偏平な淡燃焼
部が、濃燃焼部3を構成部材として、隣合う濃燃焼部同
士の間に形成された濃淡燃焼装置であって、淡用混合室
11の長手方向に沿って設けた淡用ガス導通路17を、
その淡用導入口16とは反対側において連通状態で屈曲
させて淡用導入口16側に延出し、この延出淡用ガス導
通路17aに噴出口18を形成してある濃淡燃焼装置。
置であって、偏平な淡用混合室の長手方向に沿って配置
した各噴出口から、燃料ガスや混合気をできる限り均一
な噴出圧で噴出させ、極力均一な燃焼を可能にする濃淡
燃焼装置の提供を目的とする。 【構成】 濃混合気を燃焼する偏平な濃用炎口を有する
偏平な濃燃焼部3が、複数個間隔を隔てて並設され、淡
混合気を燃焼する偏平な淡用炎口を有する偏平な淡燃焼
部が、濃燃焼部3を構成部材として、隣合う濃燃焼部同
士の間に形成された濃淡燃焼装置であって、淡用混合室
11の長手方向に沿って設けた淡用ガス導通路17を、
その淡用導入口16とは反対側において連通状態で屈曲
させて淡用導入口16側に延出し、この延出淡用ガス導
通路17aに噴出口18を形成してある濃淡燃焼装置。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濃混合気を燃焼する偏
平な濃用炎口が一端面に形成され、この濃用炎口に連通
する濃用混合室と、この濃用混合室に燃料ガスおよび燃
焼用空気を導入する濃用導入口とが形成された偏平な濃
燃焼部が、複数個間隔を隔てて並設され、淡混合気を燃
焼する偏平な淡用炎口が前記濃用炎口と同一側の端面に
備えられ、この淡用炎口に連通する偏平な淡用混合室
と、この淡用混合室に燃焼用空気を導入する淡用空気導
入口とが備えられた偏平な淡燃焼部が、前記濃燃焼部を
構成部材として、隣合う濃燃焼部同士の間に形成され、
淡混合気生成用の燃料ガスまたは混合気を導通する淡用
ガス導通路が偏平な淡用混合室の長手方向に沿って設け
られて、この淡用ガス導通路に形成の複数の噴出口から
燃料ガスまたは混合気を前記淡用混合室に噴出するよう
に形成され、前記濃用導入口に燃料ガスを供給する濃用
ガス供給手段と、前記淡用ガス導通路の淡用導入口に燃
料ガスを供給する淡用ガス供給手段とが設けられ、前記
濃用導入口および前記淡用空気導入口に燃焼用空気を供
給する空気供給手段が設けられた濃淡燃焼装置に関す
る。
平な濃用炎口が一端面に形成され、この濃用炎口に連通
する濃用混合室と、この濃用混合室に燃料ガスおよび燃
焼用空気を導入する濃用導入口とが形成された偏平な濃
燃焼部が、複数個間隔を隔てて並設され、淡混合気を燃
焼する偏平な淡用炎口が前記濃用炎口と同一側の端面に
備えられ、この淡用炎口に連通する偏平な淡用混合室
と、この淡用混合室に燃焼用空気を導入する淡用空気導
入口とが備えられた偏平な淡燃焼部が、前記濃燃焼部を
構成部材として、隣合う濃燃焼部同士の間に形成され、
淡混合気生成用の燃料ガスまたは混合気を導通する淡用
ガス導通路が偏平な淡用混合室の長手方向に沿って設け
られて、この淡用ガス導通路に形成の複数の噴出口から
燃料ガスまたは混合気を前記淡用混合室に噴出するよう
に形成され、前記濃用導入口に燃料ガスを供給する濃用
ガス供給手段と、前記淡用ガス導通路の淡用導入口に燃
料ガスを供給する淡用ガス供給手段とが設けられ、前記
濃用導入口および前記淡用空気導入口に燃焼用空気を供
給する空気供給手段が設けられた濃淡燃焼装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる濃淡燃焼装置は、そもそも装置全
体の燃焼温度を低くして、窒素酸化物であるNOxの発
生を極力低減させるために考え出されたもので、例え
ば、本出願人が先に出願した特願平5−326624な
どが存在する。まず、この特願平5−326624に開
示した構造につき、添付の図7に基づいて説明すると、
燃料ガスと燃焼用空気とを混合して淡混合気を生成する
淡用混合室11において、その偏平な淡用混合室11の
長手方向に沿って、一端が閉鎖された淡用ガス導通路1
7を配設し、他端に形成した淡用導入口16に淡用ガス
ノズル22を臨ませ、この淡用ガスノズル22からの燃
料ガスの吹き込みで、燃焼用空気をエゼクタ作用により
所定の割合で淡用導入口16に吸引し、淡用ガス導通路
17の通過過程で予め混合して、その混合気を前記淡用
ガス導通路17に設けた複数の噴出口18から淡用混合
室11に噴出させる構造であった。ところが、この先願
の装置では、一端部に淡用導入口16を有する1本の筒
状体で淡用ガス導通路17を形成し、この1本の筒状体
に直接噴出口18を設けたものであったから、下記のご
とき問題点があった。
体の燃焼温度を低くして、窒素酸化物であるNOxの発
生を極力低減させるために考え出されたもので、例え
ば、本出願人が先に出願した特願平5−326624な
どが存在する。まず、この特願平5−326624に開
示した構造につき、添付の図7に基づいて説明すると、
燃料ガスと燃焼用空気とを混合して淡混合気を生成する
淡用混合室11において、その偏平な淡用混合室11の
長手方向に沿って、一端が閉鎖された淡用ガス導通路1
7を配設し、他端に形成した淡用導入口16に淡用ガス
ノズル22を臨ませ、この淡用ガスノズル22からの燃
料ガスの吹き込みで、燃焼用空気をエゼクタ作用により
所定の割合で淡用導入口16に吸引し、淡用ガス導通路
17の通過過程で予め混合して、その混合気を前記淡用
ガス導通路17に設けた複数の噴出口18から淡用混合
室11に噴出させる構造であった。ところが、この先願
の装置では、一端部に淡用導入口16を有する1本の筒
状体で淡用ガス導通路17を形成し、この1本の筒状体
に直接噴出口18を設けたものであったから、下記のご
とき問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、この先願の
淡用ガス導通路17に仮りに5個の噴出口18を設け、
淡用導入口16側から先端側へ、順にaからeの符号を
付けると、全圧力はaが最も高く、eの方へ行くにした
がって順次低くなる。しかし、淡用導入口16に近いa
では、動圧が非常に高く、その分だけ静圧が低くなり、
結果として、図5のグラフにおいて白抜きの棒で示すよ
うに、aの噴出口18からの噴出圧が最も低く、eの方
へ行くにしたがって順次高くなり、aとeではかなりの
圧力差が生じることになる。このように、各噴出口18
の間で噴出圧に極端な差が生じると、偏平な淡用混合室
11に対して、その長手方向に燃料ガスや混合気を均一
に噴出することができず、当然のことながら、均一な燃
焼が不可能となる。このような傾向は、高負荷時のよう
に、淡用ガスノズル22からの燃料ガスの吹き込み速度
が大きくなればなる程顕著となり、この点に改良の余地
があった。
淡用ガス導通路17に仮りに5個の噴出口18を設け、
淡用導入口16側から先端側へ、順にaからeの符号を
付けると、全圧力はaが最も高く、eの方へ行くにした
がって順次低くなる。しかし、淡用導入口16に近いa
では、動圧が非常に高く、その分だけ静圧が低くなり、
結果として、図5のグラフにおいて白抜きの棒で示すよ
うに、aの噴出口18からの噴出圧が最も低く、eの方
へ行くにしたがって順次高くなり、aとeではかなりの
圧力差が生じることになる。このように、各噴出口18
の間で噴出圧に極端な差が生じると、偏平な淡用混合室
11に対して、その長手方向に燃料ガスや混合気を均一
に噴出することができず、当然のことながら、均一な燃
焼が不可能となる。このような傾向は、高負荷時のよう
に、淡用ガスノズル22からの燃料ガスの吹き込み速度
が大きくなればなる程顕著となり、この点に改良の余地
があった。
【0004】本発明は、このような先願装置の有する問
題点を改良し、偏平な淡用混合室の長手方向に対して
も、各噴出口からできる限り均一な噴出圧で燃料ガスや
混合気を噴出させ、極力均一な燃焼を可能にする濃淡燃
焼装置を提供しようとするものである。
題点を改良し、偏平な淡用混合室の長手方向に対して
も、各噴出口からできる限り均一な噴出圧で燃料ガスや
混合気を噴出させ、極力均一な燃焼を可能にする濃淡燃
焼装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による濃淡燃焼装置は、偏平な淡用混合室の
長手方向に沿って設けた淡用ガス導通路を、その淡用導
入口とは反対側において連通状態で屈曲させて前記淡用
導入口側に延出し、この延出淡用ガス導通路に噴出口を
形成することを主たる特徴とする。
め、本発明による濃淡燃焼装置は、偏平な淡用混合室の
長手方向に沿って設けた淡用ガス導通路を、その淡用導
入口とは反対側において連通状態で屈曲させて前記淡用
導入口側に延出し、この延出淡用ガス導通路に噴出口を
形成することを主たる特徴とする。
【0006】さらに、この主たる特徴に加えて、以下の
構成をも特徴とする。つまり、前記淡用ガス導通路と延
出淡用ガス導通路とを、濃用炎口からの混合気吐出方向
視において、濃燃焼部と重複するように設けたり、これ
ら淡用ガス導通路と延出淡用ガス導通路とを、1本の筒
状体とこの筒状体の内部空間を仕切る仕切り板とから形
成することをも特徴とする。また、この淡用ガス導通路
と延出淡用ガス導通路とを形成する筒状体を、濃燃焼部
と同一部材で一体的に形成したり、さらには、仕切り板
までをも、濃燃焼部と同一部材で一体的に形成すること
を特徴とする。
構成をも特徴とする。つまり、前記淡用ガス導通路と延
出淡用ガス導通路とを、濃用炎口からの混合気吐出方向
視において、濃燃焼部と重複するように設けたり、これ
ら淡用ガス導通路と延出淡用ガス導通路とを、1本の筒
状体とこの筒状体の内部空間を仕切る仕切り板とから形
成することをも特徴とする。また、この淡用ガス導通路
と延出淡用ガス導通路とを形成する筒状体を、濃燃焼部
と同一部材で一体的に形成したり、さらには、仕切り板
までをも、濃燃焼部と同一部材で一体的に形成すること
を特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の主たる特徴によれば、偏平な淡用混合
室の長手方向に沿って設けた淡用ガス導通路を、その淡
用導入口とは反対側において連通状態で屈曲させて前記
淡用導入口側に延出し、この延出淡用ガス導通路に噴出
口を形成するするものであるから、淡用導入口から淡用
ガス導通路内へ吹き込まれた燃料ガスや混合気は、この
淡用ガス導通路内を通過する間に速度がかなり低下す
る。言い換えると、燃料ガスや混合気は、動圧が低くな
って動圧による影響が少なくなった状態で延出淡用ガス
導通路に至る。そして、この延出淡用ガス導通路に形成
された複数の噴出口から、燃料ガスや混合気が淡用混合
室内へ噴出されることになるので、各噴出口からの噴出
圧はかなり均一化され、偏平な淡用混合室の長手方向に
対して極力一定した噴出圧で噴出されることになる。ま
た、淡用導入口を基準として各噴出口までの距離を考え
ると、先願のものに比べて長くなり、この淡用導入口か
ら燃料ガスと燃焼用空気とを吹き込むタイプの燃焼装置
においては、その間における燃料ガスと燃焼用空気との
混合効果をも期待できる。
室の長手方向に沿って設けた淡用ガス導通路を、その淡
用導入口とは反対側において連通状態で屈曲させて前記
淡用導入口側に延出し、この延出淡用ガス導通路に噴出
口を形成するするものであるから、淡用導入口から淡用
ガス導通路内へ吹き込まれた燃料ガスや混合気は、この
淡用ガス導通路内を通過する間に速度がかなり低下す
る。言い換えると、燃料ガスや混合気は、動圧が低くな
って動圧による影響が少なくなった状態で延出淡用ガス
導通路に至る。そして、この延出淡用ガス導通路に形成
された複数の噴出口から、燃料ガスや混合気が淡用混合
室内へ噴出されることになるので、各噴出口からの噴出
圧はかなり均一化され、偏平な淡用混合室の長手方向に
対して極力一定した噴出圧で噴出されることになる。ま
た、淡用導入口を基準として各噴出口までの距離を考え
ると、先願のものに比べて長くなり、この淡用導入口か
ら燃料ガスと燃焼用空気とを吹き込むタイプの燃焼装置
においては、その間における燃料ガスと燃焼用空気との
混合効果をも期待できる。
【0008】さらに、淡用ガス導通路と延出淡用ガス導
通路とを、濃用炎口からの混合気吐出方向視において、
濃燃焼部と重複するように設けることにより、濃燃焼部
の間に設ける淡用混合室内に淡用ガス導通路や延出淡用
ガス導通路などが位置するような事態を避けて、この淡
用混合室そのものを凹凸の少ないシンプルな形状にする
こともできる。このように、淡用混合室内に燃焼用空気
の良好な流動を妨げるものが少なくなれば、通風による
圧力損失が少なくなって、多量の燃焼用空気を流動させ
る淡用混合室としては理想に近い形態となる。
通路とを、濃用炎口からの混合気吐出方向視において、
濃燃焼部と重複するように設けることにより、濃燃焼部
の間に設ける淡用混合室内に淡用ガス導通路や延出淡用
ガス導通路などが位置するような事態を避けて、この淡
用混合室そのものを凹凸の少ないシンプルな形状にする
こともできる。このように、淡用混合室内に燃焼用空気
の良好な流動を妨げるものが少なくなれば、通風による
圧力損失が少なくなって、多量の燃焼用空気を流動させ
る淡用混合室としては理想に近い形態となる。
【0009】また、これら淡用ガス導通路と延出淡用ガ
ス導通路とを、1本の筒状体とこの筒状体の内部空間を
仕切る仕切り板とから形成することにより、構造の簡素
化と製造の容易化を図ることができる。この場合、前記
筒状体を濃燃焼部と同一部材で一体的に形成すれば、形
成部材の兼用化でさらに構造を簡単にでき、仕切り板ま
でをも濃燃焼部と同一部材で一体形成する場合には、よ
り一層構造を簡単にして、製造の容易化に伴うコストダ
ウンを図ることができる。
ス導通路とを、1本の筒状体とこの筒状体の内部空間を
仕切る仕切り板とから形成することにより、構造の簡素
化と製造の容易化を図ることができる。この場合、前記
筒状体を濃燃焼部と同一部材で一体的に形成すれば、形
成部材の兼用化でさらに構造を簡単にでき、仕切り板ま
でをも濃燃焼部と同一部材で一体形成する場合には、よ
り一層構造を簡単にして、製造の容易化に伴うコストダ
ウンを図ることができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の濃淡燃焼
装置によれば、偏平な淡用混合室の長手方向に対して、
各噴出口から極力一定した噴出圧で燃料ガスや混合気を
噴出させることができ、均一な燃焼が可能となるばかり
か、燃料ガスと燃焼用空気との混合効果をも期待でき
る。このように、均一な燃焼ができるにもかかわらず、
淡用混合室をシンプルな形状にして、通風による圧力損
失が少なくなしたり、構造の簡素化や製造の容易化によ
り、コストダウンを図ることもできる。
装置によれば、偏平な淡用混合室の長手方向に対して、
各噴出口から極力一定した噴出圧で燃料ガスや混合気を
噴出させることができ、均一な燃焼が可能となるばかり
か、燃料ガスと燃焼用空気との混合効果をも期待でき
る。このように、均一な燃焼ができるにもかかわらず、
淡用混合室をシンプルな形状にして、通風による圧力損
失が少なくなしたり、構造の簡素化や製造の容易化によ
り、コストダウンを図ることもできる。
【0011】
【実施例】本発明の濃淡燃焼装置は、例えば給湯装置の
バーナユニットなどに使用するもので、その実施例を図
1ないし図3に基づいて説明すると、バーナケース1に
内装の箱状枠体2の内部に、偏平状の濃燃焼部としての
濃燃焼用バーナ3が所定間隔を置いて多数並設されて収
納されている。このバーナケース1の下方には、燃焼用
空気の空気供給手段としてのファン4が位置され、この
ファン4の吐出口4aがバーナケース1の底部に開口さ
れて、このバーナケース1の底部と箱状枠体2の底部と
の間に空気室5が形成されている。このように、偏平な
濃燃焼用バーナ3を所定間隔を置いて並設することで、
隣合う濃燃焼用バーナ3同士の間には偏平な空間がで
き、この空間が淡燃焼部としての淡燃焼用バーナ6の形
成に利用されている。つまり、濃燃焼用バーナ3そのも
のを淡燃焼用バーナ6の構成部材としており、この構成
部材の兼用化によって部材の節約と構造の簡略化を図っ
ている。
バーナユニットなどに使用するもので、その実施例を図
1ないし図3に基づいて説明すると、バーナケース1に
内装の箱状枠体2の内部に、偏平状の濃燃焼部としての
濃燃焼用バーナ3が所定間隔を置いて多数並設されて収
納されている。このバーナケース1の下方には、燃焼用
空気の空気供給手段としてのファン4が位置され、この
ファン4の吐出口4aがバーナケース1の底部に開口さ
れて、このバーナケース1の底部と箱状枠体2の底部と
の間に空気室5が形成されている。このように、偏平な
濃燃焼用バーナ3を所定間隔を置いて並設することで、
隣合う濃燃焼用バーナ3同士の間には偏平な空間がで
き、この空間が淡燃焼部としての淡燃焼用バーナ6の形
成に利用されている。つまり、濃燃焼用バーナ3そのも
のを淡燃焼用バーナ6の構成部材としており、この構成
部材の兼用化によって部材の節約と構造の簡略化を図っ
ている。
【0012】前記濃燃焼用バーナ3には、一次空気混合
率の小さい濃混合気を上方に吐出させる偏平な濃用炎口
7と、この濃用炎口7に連通する濃用混合室8と、この
濃用混合室8に濃混合気生成用の燃料ガスと燃焼用空気
とを導入する濃用導入口9などが形成されている。他
方、淡燃焼用バーナ6には、一次空気混合率の大きい淡
混合気を上方に吐出させる偏平な淡用炎口10と、この
淡用炎口10に連通する偏平な淡用混合室11と、この
淡用混合室11に下方から燃焼用空気を導入する淡用空
気導入口12などが形成され、この淡用空気導入口12
へは、箱状枠体2の底壁を形成する整風用の多孔板13
を介して前記空気室5から上方へ向けて燃焼用の空気を
通風供給するようになっている。
率の小さい濃混合気を上方に吐出させる偏平な濃用炎口
7と、この濃用炎口7に連通する濃用混合室8と、この
濃用混合室8に濃混合気生成用の燃料ガスと燃焼用空気
とを導入する濃用導入口9などが形成されている。他
方、淡燃焼用バーナ6には、一次空気混合率の大きい淡
混合気を上方に吐出させる偏平な淡用炎口10と、この
淡用炎口10に連通する偏平な淡用混合室11と、この
淡用混合室11に下方から燃焼用空気を導入する淡用空
気導入口12などが形成され、この淡用空気導入口12
へは、箱状枠体2の底壁を形成する整風用の多孔板13
を介して前記空気室5から上方へ向けて燃焼用の空気を
通風供給するようになっている。
【0013】前記濃燃焼用バーナ3の下方には、前記淡
用混合室11に淡混合気生成用の燃料ガスまたは混合気
を導く淡用ガス導通路が、この偏平な淡用混合室11の
長手方向に沿って配設されているのであるが、図4に示
すように、それぞれ1本の筒状体14とこの筒状体14
の内部空間を仕切る仕切り板15とから形成されてい
る。すなわち、偏平な淡用混合室11の長手方向に沿っ
て、一端が閉鎖された1本の筒状体14が配設され、こ
の筒状体14の内部空間が、ほぼ鉛直に配置された仕切
り板15によって、閉鎖された側で互いに連通する状態
で左右2本の導通路に仕切られ、閉鎖された側とは反対
側において、これら2本の導通路の一方に淡用導入口1
6が形成されている。換言すると、淡用導入口16に連
通する淡用ガス導通路17が、偏平な淡用混合室11の
長手方向に沿って配設され、この淡用導入口16の反対
側において連通状態で屈曲されて、再び淡用導入口16
側に延出され、この延出された延出淡用ガス導通路17
aに、複数の噴出口18が形成されているのである。
用混合室11に淡混合気生成用の燃料ガスまたは混合気
を導く淡用ガス導通路が、この偏平な淡用混合室11の
長手方向に沿って配設されているのであるが、図4に示
すように、それぞれ1本の筒状体14とこの筒状体14
の内部空間を仕切る仕切り板15とから形成されてい
る。すなわち、偏平な淡用混合室11の長手方向に沿っ
て、一端が閉鎖された1本の筒状体14が配設され、こ
の筒状体14の内部空間が、ほぼ鉛直に配置された仕切
り板15によって、閉鎖された側で互いに連通する状態
で左右2本の導通路に仕切られ、閉鎖された側とは反対
側において、これら2本の導通路の一方に淡用導入口1
6が形成されている。換言すると、淡用導入口16に連
通する淡用ガス導通路17が、偏平な淡用混合室11の
長手方向に沿って配設され、この淡用導入口16の反対
側において連通状態で屈曲されて、再び淡用導入口16
側に延出され、この延出された延出淡用ガス導通路17
aに、複数の噴出口18が形成されているのである。
【0014】そして、これら各淡用ガス導通路17と延
出淡用ガス導通路17aとは、濃用炎口7からの混合気
吐出方向視において濃燃焼用バーナ3と重複し、かつ、
濃用混合室8や濃用導入口9よりも前記淡用空気導入口
12に近接する位置に配置され、各淡用ガス導通路17
と延出淡用ガス導通路17aとを形成する筒状体14
が、各濃燃焼用バーナ3と同一材料で一体的に形成され
ていて、この筒状体14のほぼ中央に前記仕切り板15
が挟み込まれた状態で位置されている。
出淡用ガス導通路17aとは、濃用炎口7からの混合気
吐出方向視において濃燃焼用バーナ3と重複し、かつ、
濃用混合室8や濃用導入口9よりも前記淡用空気導入口
12に近接する位置に配置され、各淡用ガス導通路17
と延出淡用ガス導通路17aとを形成する筒状体14
が、各濃燃焼用バーナ3と同一材料で一体的に形成され
ていて、この筒状体14のほぼ中央に前記仕切り板15
が挟み込まれた状態で位置されている。
【0015】前記濃燃焼用バーナ3の濃用導入口9と淡
燃焼用バーナ6の淡用導入口16とは、同一方向に向け
て近接して開口され、その開口部近くに上下2本の燃料
ガスヘッダー19,20が位置されていて、上方に位置
する濃用の燃料ガスヘッダー19には濃用ガス供給手段
の一例である多数の濃用ガスノズル21が、下方に位置
する淡用の燃料ガスヘッダー20には淡用ガス供給手段
の一例である多数の淡用ガスノズル22がそれぞれ取り
付けられている。
燃焼用バーナ6の淡用導入口16とは、同一方向に向け
て近接して開口され、その開口部近くに上下2本の燃料
ガスヘッダー19,20が位置されていて、上方に位置
する濃用の燃料ガスヘッダー19には濃用ガス供給手段
の一例である多数の濃用ガスノズル21が、下方に位置
する淡用の燃料ガスヘッダー20には淡用ガス供給手段
の一例である多数の淡用ガスノズル22がそれぞれ取り
付けられている。
【0016】各濃用ガスノズル21は各濃用導入口9に
臨んでいて、この濃用ガスノズル21からの燃料ガスの
吹き込みによって、空気室5の燃焼用空気をエゼクタ作
用により所定の割合で濃用導入口9に吸引し、濃用混合
室8の通過過程で混合して濃混合気を生成し、この濃混
合気を濃用炎口7から吐出させるのである。同様に、各
淡用ガスノズル22は各淡用導入口16に臨んでいて、
この淡用ガスノズル22からの燃料ガスの吹き込みで、
空気室5の燃焼用空気をエゼクタ作用により所定の割合
で淡用導入口16に吸引し、淡用ガス導通路17の通過
過程で予め混合し、その混合気を延出淡用ガス導通路1
7aに設けた複数の噴出口18から淡用混合室11に噴
出させる。そして、この淡用混合室11において、噴出
口18からの混合気と淡用空気導入口12からの燃焼用
空気とを混合して淡混合気を生成し、この淡混合気を淡
用炎口10から吐出させるのである。
臨んでいて、この濃用ガスノズル21からの燃料ガスの
吹き込みによって、空気室5の燃焼用空気をエゼクタ作
用により所定の割合で濃用導入口9に吸引し、濃用混合
室8の通過過程で混合して濃混合気を生成し、この濃混
合気を濃用炎口7から吐出させるのである。同様に、各
淡用ガスノズル22は各淡用導入口16に臨んでいて、
この淡用ガスノズル22からの燃料ガスの吹き込みで、
空気室5の燃焼用空気をエゼクタ作用により所定の割合
で淡用導入口16に吸引し、淡用ガス導通路17の通過
過程で予め混合し、その混合気を延出淡用ガス導通路1
7aに設けた複数の噴出口18から淡用混合室11に噴
出させる。そして、この淡用混合室11において、噴出
口18からの混合気と淡用空気導入口12からの燃焼用
空気とを混合して淡混合気を生成し、この淡混合気を淡
用炎口10から吐出させるのである。
【0017】この場合、淡用導入口16に連通する淡用
ガス導通路17が、偏平な淡用混合室11の長手方向に
沿って配設され、この淡用導入口16の反対側において
連通状態で屈曲されて、再び淡用導入口16側に延出さ
れているので、淡用導入口16から吹き込まれた燃料ガ
スと燃焼用空気とは、この淡用ガス導通路17内を通過
する間に混合され、しかも、その流速がかなり低下す
る。そして、その後において、延出淡用ガス導通路17
aに形成の噴出口18から噴出されるので、例えば噴出
口18を5個形成したとすると、aからeで示す各噴出
口18からの噴出圧は、図5のグラフにおいて斜線付き
の棒で示すように、ほぼ均一化され、偏平な淡用混合室
11の長手方向に対してほぼ一定した噴出圧で噴出され
ることになる。
ガス導通路17が、偏平な淡用混合室11の長手方向に
沿って配設され、この淡用導入口16の反対側において
連通状態で屈曲されて、再び淡用導入口16側に延出さ
れているので、淡用導入口16から吹き込まれた燃料ガ
スと燃焼用空気とは、この淡用ガス導通路17内を通過
する間に混合され、しかも、その流速がかなり低下す
る。そして、その後において、延出淡用ガス導通路17
aに形成の噴出口18から噴出されるので、例えば噴出
口18を5個形成したとすると、aからeで示す各噴出
口18からの噴出圧は、図5のグラフにおいて斜線付き
の棒で示すように、ほぼ均一化され、偏平な淡用混合室
11の長手方向に対してほぼ一定した噴出圧で噴出され
ることになる。
【0018】このようにして生成した均一な淡混合気を
淡用炎口10から吐出させて燃焼させるとともに、淡用
炎口10に隣接する濃用炎口7から、一次空気混合率が
小さくて単独で安定した燃焼の可能な濃混合気を吐出さ
せて燃焼させることにより、この濃混合気の燃焼炎によ
る保炎作用で、淡混合気を安定的に継続燃焼させること
ができ、燃焼装置全体としてNOxの発生を極力抑えな
がら安定した燃焼が可能となるのである。
淡用炎口10から吐出させて燃焼させるとともに、淡用
炎口10に隣接する濃用炎口7から、一次空気混合率が
小さくて単独で安定した燃焼の可能な濃混合気を吐出さ
せて燃焼させることにより、この濃混合気の燃焼炎によ
る保炎作用で、淡混合気を安定的に継続燃焼させること
ができ、燃焼装置全体としてNOxの発生を極力抑えな
がら安定した燃焼が可能となるのである。
【0019】そして、前記濃用の燃料ガスヘッダー19
には濃用ガス供給路23が、淡用の燃料ガスヘッダー2
0には淡用ガス供給路24が、それぞれ連通接続されて
いて、これら両ガス供給路23,24の分岐箇所より上
流側のメインガス供給路25には、供給する燃料ガスの
総量を調整するメインガス量調整弁Vが介装されてい
る。このメインガス量調整弁Vは、燃焼装置への燃料ガ
スの供給量を変えて火力を調整するためのもので、この
メインガス量調整弁Vでも調整できないような弱い火力
を必要とする際には、複数個ある濃燃焼用バーナ3と淡
燃焼用バーナ6のうち、ある特定の濃燃焼用バーナ3と
淡燃焼用バーナ6のみを燃焼させるように制御して、所
望の弱い火力を得るのである。
には濃用ガス供給路23が、淡用の燃料ガスヘッダー2
0には淡用ガス供給路24が、それぞれ連通接続されて
いて、これら両ガス供給路23,24の分岐箇所より上
流側のメインガス供給路25には、供給する燃料ガスの
総量を調整するメインガス量調整弁Vが介装されてい
る。このメインガス量調整弁Vは、燃焼装置への燃料ガ
スの供給量を変えて火力を調整するためのもので、この
メインガス量調整弁Vでも調整できないような弱い火力
を必要とする際には、複数個ある濃燃焼用バーナ3と淡
燃焼用バーナ6のうち、ある特定の濃燃焼用バーナ3と
淡燃焼用バーナ6のみを燃焼させるように制御して、所
望の弱い火力を得るのである。
【0020】〔別実施例〕以上、本発明の実施例につい
て具体的に説明したが、実際の実施にあたっては種々の
改変を加えることが可能であり、その一例を以下に列挙
する。
て具体的に説明したが、実際の実施にあたっては種々の
改変を加えることが可能であり、その一例を以下に列挙
する。
【0021】先の実施例においては、各淡用ガス導通路
17と延出淡用ガス導通路17aとを形成する筒状体1
4のみを、各濃燃焼用バーナ3と同一材料で一体的に形
成したものを示したが、図6に示すように、筒状体14
を形成している左右いずれか一方の板状体を折り曲げ加
工して仕切り板15を形成することもでき、この場合に
は、各淡用ガス導通路17と延出淡用ガス導通路17a
とを、各濃燃焼用バーナ3と同一部材で完全に一体的に
形成することができ、さらに一層構造を簡単にして、製
造の容易化を図ることができる。
17と延出淡用ガス導通路17aとを形成する筒状体1
4のみを、各濃燃焼用バーナ3と同一材料で一体的に形
成したものを示したが、図6に示すように、筒状体14
を形成している左右いずれか一方の板状体を折り曲げ加
工して仕切り板15を形成することもでき、この場合に
は、各淡用ガス導通路17と延出淡用ガス導通路17a
とを、各濃燃焼用バーナ3と同一部材で完全に一体的に
形成することができ、さらに一層構造を簡単にして、製
造の容易化を図ることができる。
【0022】しかしながら、これら淡用ガス導通路17
や延出淡用ガス導通路17aは、必ずしもその一部ある
いは全部を濃燃焼用バーナ3と同一部材で一体的に形成
する必要はなく、濃燃焼用バーナ3とは全く別の部材で
形成することも可能である。この場合には、濃燃焼用バ
ーナ3から何らの制限も受けないので、淡用ガス導通路
17や延出淡用ガス導通路17aを設計する際、その自
由度が大きくなり、より効率のよい燃焼装置を提供する
ことが可能となる。また、これら淡用ガス導通路17や
延出淡用ガス導通路17aの形状や構造についても実施
例のものに限らず、例えば、1本の筒状体を偏平な淡用
混合室11に沿わせて配設し、この筒状体を淡用導入口
16の反対側においてそのまま湾曲させて再び淡用導入
口16側に延出させて形成するなど、色々な改変が可能
である。
や延出淡用ガス導通路17aは、必ずしもその一部ある
いは全部を濃燃焼用バーナ3と同一部材で一体的に形成
する必要はなく、濃燃焼用バーナ3とは全く別の部材で
形成することも可能である。この場合には、濃燃焼用バ
ーナ3から何らの制限も受けないので、淡用ガス導通路
17や延出淡用ガス導通路17aを設計する際、その自
由度が大きくなり、より効率のよい燃焼装置を提供する
ことが可能となる。また、これら淡用ガス導通路17や
延出淡用ガス導通路17aの形状や構造についても実施
例のものに限らず、例えば、1本の筒状体を偏平な淡用
混合室11に沿わせて配設し、この筒状体を淡用導入口
16の反対側においてそのまま湾曲させて再び淡用導入
口16側に延出させて形成するなど、色々な改変が可能
である。
【0023】以上説明した実施例においては、延出淡用
ガス導通路17aの噴出口18から一次空気を混合した
混合気を噴出させる構造のものを示したが、勿論、この
噴出口18から燃料ガスを直接噴出させるようにして実
施するうこともできる。
ガス導通路17aの噴出口18から一次空気を混合した
混合気を噴出させる構造のものを示したが、勿論、この
噴出口18から燃料ガスを直接噴出させるようにして実
施するうこともできる。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】実施例を示す右側面視拡大断面図
【図2】実施例を示す正面視拡大断面図
【図3】実施例を示す切り欠き斜視図
【図4】実施例を示す図2のA−A線における断面図
【図5】淡用ガス導通路の各噴出口における圧力分布を
示すグラフ
示すグラフ
【図6】別の実施例を示す要部の拡大斜視図
【図7】従来構造を示す図4に対応する断面図
3 濃燃焼部 4 空気供給手段 6 淡燃焼部 7 濃用炎口 8 濃用混合室 9 濃用導入口 10 淡用炎口 11 淡用混合室 12 淡用空気導入口 14 筒状体 15 仕切り板 16 淡用導入口 17 淡用ガス導通路 17a 延出淡用ガス導通路 18 噴出口 21 濃用ガス供給手段 22 淡用ガス供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 喜市 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内
Claims (5)
- 【請求項1】 濃混合気を燃焼する偏平な濃用炎口
(7)が一端面に形成され、この濃用炎口(7)に連通
する濃用混合室(8)と、この濃用混合室(8)に燃料
ガスおよび燃焼用空気を導入する濃用導入口(9)とが
形成された偏平な濃燃焼部(3)が、複数個間隔を隔て
て並設され、 淡混合気を燃焼する偏平な淡用炎口(10)が前記濃用
炎口(7)と同一側の端面に備えられ、この淡用炎口
(10)に連通する偏平な淡用混合室(11)と、この
淡用混合室(11)に燃焼用空気を導入する淡用空気導
入口(12)とが備えられた偏平な淡燃焼部(6)が、
前記濃燃焼部(3)を構成部材として、隣合う濃燃焼部
(3)同士の間に形成され、 淡混合気生成用の燃料ガスまたは混合気を導通する淡用
ガス導通路(17)が偏平な淡用混合室(11)の長手
方向に沿って設けられて、この淡用ガス導通路(17)
に形成の複数の噴出口(18)から燃料ガスまたは混合
気を前記淡用混合室(11)に噴出するように形成さ
れ、 前記濃用導入口(9)に燃料ガスを供給する濃用ガス供
給手段(21)と、前記淡用ガス導通路(17)の淡用
導入口(16)に燃料ガスを供給する淡用ガス供給手段
(22)とが設けられ、 前記濃用導入口(9)および前記淡用空気導入口(1
2)に燃焼用空気を供給する空気供給手段(4)が設け
られた濃淡燃焼装置であって、 前記淡用混合室(11)の長手方向に沿って設けた淡用
ガス導通路(17)を、その淡用導入口(16)とは反
対側において連通状態で屈曲させて前記淡用導入口(1
6)側に延出し、この延出淡用ガス導通路(17a)に
前記噴出口(18)を形成してある濃淡燃焼装置。 - 【請求項2】 前記淡用ガス導通路(17)と延出淡用
ガス導通路(17a)とが、前記濃用炎口(7)からの
混合気吐出方向視において、前記濃燃焼部(3)と重複
するように設けられている請求項1記載の濃淡燃焼装
置。 - 【請求項3】 前記淡用ガス導通路(17)と延出淡用
ガス導通路(17a)とが、1本の筒状体(14)とこ
の筒状体(14)の内部空間を仕切る仕切り板(15)
とから形成されている請求項2記載の濃淡燃焼装置。 - 【請求項4】 前記淡用ガス導通路(17)と延出淡用
ガス導通路(17a)とを形成する筒状体(14)が、
前記濃燃焼部(3)と同一部材で一体的に形成されてい
る請求項3記載の濃淡燃焼装置。 - 【請求項5】 前記淡用ガス導通路(17)と延出淡用
ガス導通路(17a)とを形成する仕切り板(15)
が、前記濃燃焼部(3)と同一部材で一体的に形成され
ている請求項4記載の濃淡燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287094A JPH07269814A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 濃淡燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287094A JPH07269814A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 濃淡燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269814A true JPH07269814A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13212748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6287094A Pending JPH07269814A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 濃淡燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07269814A (ja) |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6287094A patent/JPH07269814A/ja active Pending
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