JP2805000B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
との混合気を燃焼する偏平な炎口が一端面に形成され、
この炎口に連通する混合室と、この混合室に燃料ガスお
よび燃焼用空気を導入する導入口とが形成された偏平な
燃焼部が、複数個間隔を隔てて並設され、燃焼用空気ま
たは淡混合気を吐出する偏平な吐出口が前記炎口と同一
側の端面に備えられ、この吐出口に連通する通気室と、
この通気室に燃焼用空気を導入する空気導入口とが、前
記燃焼部を構成部材として隣合う燃焼部同士の間に形成
され、前記燃焼部の導入口に燃料ガスを供給するガス供
給手段と、この燃焼部の導入口および前記空気導入口に
燃焼用空気を供給する空気供給手段とが設けられた燃焼
装置に関する。
燃焼温度を低くして、窒素酸化物であるNOxの発生を
極力低減させるために考え出されたもので、例えば、本
出願人が先に出願した特願平5−58634などが存在
する。この先願に開示の装置は、上述したような燃焼装
置において、淡混合気を吐出する偏平な淡用炎口に、こ
の炎口の長手方向に淡混合気を整流する整流板を波状に
屈曲させて配置した構造で、この整流板によって淡混合
気を整流するとともに、整流板による淡混合気の冷却効
果で、逆火防止をも意図している。しかしながら、この
淡用炎口に隣接する濃用炎口に形成される濃火炎に対し
ては、特に考慮していなかったので、以下のような問題
点があった。
淡混合気を吐出して燃焼させると同時に、濃用炎口から
の濃混合気に二次空気を供給する作用もあり、この淡用
炎口から吐出される淡混合気は、燃焼用空気の混合率が
高く、そのため、濃用炎口からの濃混合気に比べて、よ
り高速で淡用炎口から吐出される。したがって、この点
について特に考慮していなかった先願の装置において
は、淡用炎口から勢い良く吐出される淡混合気によっ
て、濃混合気がリフトされて濃火炎が吹き消えを起こ
し、場合によっては不完全燃焼によってCOが発生する
懸念があった。
いては、一般に図10に示すように、比較的強い火力を
必要とする高負荷燃焼時にあっては、燃料ガスの供給量
と燃焼用空気の供給量とをほぼ比例するように変化させ
るのであるが、弱い火力を必要とする低負荷燃焼時にあ
っては、燃料ガスの供給量が減っても燃焼用空気の供給
量をほぼ一定にし、燃焼装置の耐風性を向上させるよう
に設定するのが常である。そのために、低負荷燃焼時に
おいては、燃料ガスの量が少なくなる割りには淡用炎口
からの淡混合気の流速が速く、前述の吹き消えの懸念が
大であった。
には、どうしても濃用炎口を形成する部材の厚みtが存
在し、場合によっては、この図のような折り返しの厚み
Tが存在するため、淡用炎口から勢い良く吐出する淡混
合気の影響で渦流が発生し、この渦流に濃火炎が巻き込
まれて、濃火炎本来の目的である保炎効果が損なわれる
懸念もあった。
点を解決し、燃焼用空気の混合率を上げた場合において
も、火炎の吹き消えや巻き込みなどを極力防止して、常
に安定した燃焼を可能にする燃焼装置の提供を目的とす
る。
め、本発明による燃焼装置は、炎口に隣接する吐出口か
ら吐出される燃焼用空気または淡混合気の流速を、この
吐出口の両側に位置する炎口側ほど遅く、吐出口の中央
側ほど速くなるように調整する流速調整手段を前記吐出
口に位置させてあることを主たる特徴とする。
各構成をもその特徴とするものである。つまり、前記流
速調整手段を、吐出口の長手方向に沿って位置する3枚
以上の整流板から構成したり、これら3枚以上の整流板
を、燃焼用空気または淡混合気の流れ方向において、炎
口側の整流板ほど実質的に長く、吐出口の中央側の整流
板ほど実質的に短く構成することをも特徴とする。ま
た、前記流速調整手段を3枚の整流板から構成し、中央
の整流板を燃焼用空気または淡混合気の流れ方向に短
く、両側の整流板を燃焼用空気または淡混合気の流れ方
向に長くしたり、この3枚の整流板を燃焼用空気または
淡混合気の流れ方向にほぼ同じ長さにして、中央の整流
板の一部を吐出口から外方へ突出させることも特徴とす
る。
大部分の吐出口を淡混合気を燃焼する淡用炎口に構成
し、この淡用炎口に連通する前記通気室を淡混合気を生
成する淡用混合室に構成して、この淡用混合室に淡混合
気生成用の燃料ガスまたは混合気を噴出する噴出口を有
する淡用ガス導通路と、この淡用ガス導通路に燃料ガス
を供給する淡用ガス供給手段とを設けて、前記燃焼部を
濃混合気を燃焼する濃燃焼部に構成したり、この淡用ガ
ス導通路を、前記濃燃焼部の濃用炎口からの混合気吐出
方向視において、前記濃燃焼部と重複するように配置す
ることも特徴とする。
吐出口から吐出される燃焼用空気または淡混合気の流速
を、この吐出口の両側に位置する炎口側ほど遅く、吐出
口の中央側ほど速くなるように調整する流速調整手段を
前記吐出口に位置させるものであるから、例え燃焼用空
気の量を多くしたり、燃焼用空気の混合率を上げても、
炎口に近接する部分においては、燃焼用空気や混合気の
流速を低下させることができる。したがって、この炎口
に形成される火炎がリフトして吹き消えが生じること
も、また、火炎が渦流に巻き込まれることも少なくな
り、安定した燃焼が可能となる。
考えられるが、吐出口の長手方向に沿って位置する整流
板から構成する場合には、同時に燃焼用空気や混合気の
整流作用をも期待できる。さらに、この流速調整手段を
3枚以上の整流板で構成し、燃焼用空気または淡混合気
の流れ方向において、炎口側の整流板ほど実質的に長
く、吐出口の中央側の整流板ほど実質的に短くすれば、
構造も簡単で、製造も容易となる。特に、この流速調整
手段を3枚の整流板から構成する場合には、4枚以上の
整流板から構成する場合に比して、単に枚数が減って材
料的に有利なだけでなく、この吐出口から吐出される燃
焼用空気や混合気による圧力損失を少なくすることがで
き、この場合、中央の整流板を短くし、両側の整流板を
長くしたり、3枚の整流板をほぼ同じ長さにして、中央
の整流板の一部を吐出口から外方へ突出させたりするこ
とで、簡単、確実に燃焼用空気や混合気の流速を所望通
りに調整することができる。
出口のうち、全部または大部分の吐出口を淡混合気を燃
焼する淡用炎口に構成し、この淡用炎口に連通する前記
通気室を淡混合気を生成する淡用混合室に構成して、こ
の淡用混合室に淡混合気生成用の燃料ガスまたは混合気
を噴出する噴出口を有する淡用ガス導通路と、この淡用
ガス導通路に燃料ガスを供給する淡用ガス供給手段とを
設けて、前記燃焼部を濃混合気を燃焼する濃燃焼部に構
成する場合においては、この燃焼装置をいわゆる濃淡燃
焼装置とすることができ、殊に、前記淡用ガス導通路
を、前記濃燃焼部の濃用炎口からの混合気吐出方向視に
おいて、前記濃燃焼部と重複するように配置すれば、濃
燃焼部の間に設ける淡用混合室内に淡用ガス導通路が位
置するような事態を避けて、燃焼用空気や混合気の通風
による圧力損失を少なくすることができる。
によれば、例え燃焼用空気の量を多くしたり、燃焼用空
気の混合率を上げても、炎口に形成される火炎のリフト
による吹き消えや渦流への巻き込みが少なくなり、高負
荷燃焼時から低負荷燃焼時に至るまで、常に安定した燃
焼が可能となる。このことは、逆に、低負荷燃焼時にお
ける耐風性を向上させることが可能なことであり、ま
た、燃焼用空気の量や燃焼用空気の混合率を大幅に変更
できることであり、この燃焼装置の汎用性をも向上させ
得るのである。
して、構造を簡素化し、同時に燃焼用空気や混合気を整
流させることもでき、この整流板を3枚にすることで、
材料の節減を図りながら燃焼用空気や混合気による圧力
損失を少なくすることもでき、しかも、流速の調整を簡
単、確実に行うことができる。さらに、この燃焼装置を
いわゆる濃淡燃焼装置とし、燃焼用空気や混合気の通風
による圧力損失を少なくして使用することもできる。
ナユニットなどに使用するもので、その実施例を図に基
づいて説明すると、図1から図3に示すように、バーナ
ケース1に内装の箱状枠体2の内部に、偏平状の濃燃焼
部としての濃燃焼用バーナ3が所定間隔を置いて多数並
設されて収納されている。このバーナケース1の下方に
は、燃焼用空気の空気供給手段としてのファン4が位置
され、このファン4の吐出口4aがバーナケース1の底
部に開口されて、このバーナケース1の底部と箱状枠体
2の底部との間に空気室5が形成されている。
の小さい濃混合気を上方に吐出させる偏平な濃用炎口6
と、この濃用炎口6に連通する濃用混合室7と、この濃
用混合室7に濃混合気生成用の燃料ガスと燃焼用空気と
を導入する濃用導入口8などから構成されている。この
ように偏平な濃燃焼用バーナ3を所定間隔を置いて並設
することで、隣合う濃燃焼用バーナ3同士の間には偏平
な間隔空間ができ、この間隔空間が淡燃焼部としての淡
燃焼用バーナ9の形成や、燃焼用の空気を供給する空気
供給部の形成などに利用されている。
この炎口6と同様に上方に開口する偏平な吐出口10
が、その下方には吐出口10に連通する通気室11が、
さらに下方には通気室11に燃焼用の空気を導入する空
気導入口12が位置され、これら吐出口10、通気室1
1、空気導入口12などからなる空気供給部が、濃燃焼
用バーナ3そのものを構成部材として形成され、この構
成部材の兼用化によって部材の節約と構造の簡略化を図
っている。
数個の吐出口10のうち、大部分の吐出口10は一次空
気混合率の大きい淡混合気を上方に吐出させる淡用炎口
10aとして構成され、この淡用炎口10aに連通する
通気室11が淡用混合室11aとして、この淡用混合室
11aに下方から燃焼用空気を導入する空気導入口12
が淡用空気導入口12aとして、それぞれ構成されてい
る。そして、これら淡燃焼用バーナ9の淡用空気導入口
12aと空気供給部の空気導入口12へは、箱状枠体2
の底壁を形成する整風用の多孔板13を介して前記空気
室5から上方へ向けて燃焼用の空気を通風供給するよう
になっている。
ーナ9に隣接する濃燃焼用バーナ3の下方には、隣接す
る淡燃焼用バーナ9の淡用混合室11aに淡混合気生成
用の燃料ガスまたは混合気を導く断面形状楕円形の淡用
ガス導通路14が、偏平な淡燃焼用バーナ9の長手方向
に沿って配置されている。これら各淡用ガス導通路14
は、濃用炎口6からの混合気吐出方向視において濃燃焼
用バーナ3と重複し、かつ、濃用混合室7や濃用導入口
8よりも前記淡用空気導入口12aに近接する位置に配
置されて、各濃燃焼用バーナ3と一体的に形成されてい
る。そして、各淡用ガス導通路14には、その長手方向
に沿って左右に複数個の噴出口15が形成されていて、
各淡用ガス導通路14の左右に位置する淡用混合室11
aに向けて適当な角度で混合気を噴出するように構成さ
れている。
ーナ9の淡用炎口10aには、図1から明らかなよう
に、その長手方向に沿って燃焼用空気や淡混合気を整流
して吐出するための合計3枚の整流板16,17,18
が位置されていて、中央の整流板17は箱状枠体2に保
持され、両側の整流板16,18はそれぞれ濃燃焼用バ
ーナ3に固着されている。そして、中央に位置する整流
板17は、燃焼用空気や淡混合気の流れ方向に沿う長さ
が短く、この中央の整流板17の両側で濃用炎口6近く
に位置する両整流板16,18の方は、燃焼用空気や淡
混合気の流れ方向に沿う長さがより長くなっている。
の長さを変えることで、吐出口10と淡用炎口10aに
おいては、中央側ほど流動抵抗が小さく、濃用炎口6に
近いほど流動抵抗が大きくなって、燃焼用空気や淡混合
気は、中央側ほど多量に、濃用炎口6側ほど少量流れる
ことになる。したがって、吐出口10から吐出される燃
焼用空気と淡用炎口10aから吐出される淡混合気の流
速は、ともに中央側ほど速く、濃用炎口6側ほど遅くな
るのであり、このように流速を調整する流速調整手段1
9が前記3枚の整流板16、17、18によって構成さ
れているのである。
用空気とを導入する断面形状楕円形の淡用導入口20と
濃燃焼用バーナ3の濃用導入口8とは、同一方向に向け
て近接して開口され、その開口部近くには、濃用燃料ガ
スを分配供給する濃用燃料ガスヘッダー21と淡用燃料
ガスを分配供給する淡用燃料ガスヘッダー22とが位置
されている。これら両ヘッダー21,22は、濃用燃料
ガスヘッダー21を上にして上下に配置されていて、上
方の濃用燃料ガスヘッダー21には濃用ガス供給手段の
一例である多数の濃用ガスノズル23が、下方の淡用燃
料ガスヘッダー22には淡用ガス供給手段の一例である
淡用ガスノズル24がそれぞれ取り付けられている。
臨んでいて、この濃用ガスノズル23からの燃料ガスの
吹き込みによって、空気室5の燃焼用空気をエゼクタ作
用により所定の割合で濃用導入口8に吸引し、濃用混合
室7の通過過程で混合して濃混合気を生成し、この濃混
合気を濃用炎口6から吐出させる。同様に、各淡用ガス
ノズル24は各淡用導入口20に臨んでいて、この淡用
ガスノズル24からの燃料ガスの吹き込みで、空気室5
の燃焼用空気をエゼクタ作用により所定の割合で淡用導
入口20に吸引する。その際、淡用導入口20は断面形
状が楕円形で、淡用ガスノズル24の方は断面形状が円
形であるため、主として楕円形の淡用導入口20の上部
と下部とから燃焼用空気を吸引し、淡用ガス導通路14
の通過過程で予め混合し、その混合気を淡用ガス導通路
14の長手方向に形成した複数個の噴出口15から淡用
混合室11aに噴出させる。そして、この淡用混合室1
1aにおいて、噴出口15からの混合気と淡用空気導入
口12aからの燃焼用空気とを混合して淡混合気を生成
し、この淡混合気を淡用炎口10aから吐出させるので
ある。
淡用炎口10aから吐出させて燃焼させるとともに、こ
れら淡用炎口10aや吐出口10に隣接する濃用炎口7
から、一次空気混合率が小さくて単独で安定した燃焼の
可能な濃混合気を吐出させて燃焼させることにより、こ
の濃混合気の燃焼炎による保炎作用で、淡混合気を安定
的に継続燃焼させることができ、燃焼装置全体としてN
Oxの発生を極力抑えながら安定した燃焼が可能となる
のである。
は濃用ガス供給路25が、淡用燃料ガスヘッダー22に
は淡用ガス供給路26が、それぞれ連通接続されてい
て、これら両供給路25,26の分岐箇所より上流側の
メインガス供給路27には、供給する燃料ガスの総量を
調整するメインガス量調整弁Vが介装されている。この
メインガス量調整弁Vは、燃焼装置への燃料ガスの供給
量を変えて火力を調整するためのもので、このメインガ
ス量調整弁Vでも調整できないような弱い火力を必要と
する際には、複数個ある濃燃焼用バーナ3と淡燃焼用バ
ーナ9のうち、一部の淡燃焼用バーナ9とその両側に位
置する一部の濃燃焼用バーナ3のみを燃焼させるのであ
る。
て具体的に説明したが、実際の実施にあたっては種々の
改変を加えることが可能であり、その一例を以下に列挙
する。
の整流板16,17,18で流速調整手段19を構成し
たものを示したが、図4のように、ほぼ同じ長さの3枚
の整流板16,17,18を用いて、中央の整流板17
を吐出口10や淡用炎口10aから若干外側へ突出さ
せ、両側の整流板16,18を逆に若干内側へ引っ込め
て位置させ、これら3枚の整流板16,17,18の燃
焼用空気や淡混合気の流れ方向に沿う長さを実質的に異
ならせて、つまり、中央の整流板17を両側の整流板1
6,18に比して実質的に短くして実施することもでき
る。また、図5に示すように、中央の整流板17を両側
の整流板16,18よりも短くし、かつ、両側の整流板
16,18を若干内側に引っ込めて実施することもで
き、これら3枚の整流板16,17,18の配置に関し
ては、種々の改変が可能である。
で構成する必要はなく、色々な構造のものを採用するこ
とができるが、整流板で構成する場合、これまでの実施
例のように、3枚の整流板に限るものではない。例え
ば、図6のように、4枚の整流板を用いて、中央に位置
する2枚の整流板17a,17bを短くし、両側の整流
板16,18を長くして実施することもできる。さらに
は、6枚の整流板を使用することもでき、図7に示すよ
うに、中央に位置する2枚の整流板17a,17bを短
く、両側に位置するそれぞれ2枚の整流板16a,16
b,18a,18bを長くしたり、図8に示すように、
中央に位置する4枚の整流板17a,17b,17c,
17dを短く、両側に位置する整流板16,18を長く
して実施するなど、整流板の枚数については特に制限は
ない。しかし、燃焼用空気や淡混合気の圧力損失を考慮
すれば、必要最少限の数にするのが理想である。
焼用バーナ3同士の間の間隔空間のうち、大部分を淡燃
焼用バーナ9に残りを空気供給部に構成したものを示し
たが、全ての間隙空間を淡燃焼用バーナ9にすること
も、逆に、全ての間隙空間を空気供給部にすることもで
き、淡燃焼用バーナ9と空気供給部とを混在させる場合
には、ひとつ置きに配置するなど、色々な配置が考えら
れる。
導通路14の噴出口15から一次空気を混合した混合気
を噴出させる構造のものを示したが、勿論、この噴出口
15から燃料ガスを直接噴出させる構造の燃焼装置にも
適用することができる。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
係を示すグラフ
Claims (7)
- 【請求項1】 燃料ガスと燃焼用空気との混合気を燃焼
する偏平な炎口(6)が一端面に形成され、この炎口
(6)に連通する混合室(7)と、この混合室(7)に
燃料ガスおよび燃焼用空気を導入する導入口(8)とが
形成された偏平な燃焼部(3)が、複数個間隔を隔てて
並設され、 燃焼用空気または淡混合気を吐出する偏平な吐出口(1
0)が前記炎口(6)と同一側の端面に備えられ、この
吐出口(10)に連通する通気室(11)と、この通気
室(11)に燃焼用空気を導入する空気導入口(12)
とが、前記燃焼部(3)を構成部材として隣合う燃焼部
(3)同士の間に形成され、 前記燃焼部(3)の導入口(8)に燃料ガスを供給する
ガス供給手段(23)と、この燃焼部(3)の導入口
(8)および前記空気導入口(12)に燃焼用空気を供
給する空気供給手段(4)とが設けられた燃焼装置であ
って、 前記吐出口(10)から吐出される燃焼用空気または淡
混合気の流速を、この吐出口(10)の両側に位置する
炎口(6)側ほど遅く、吐出口(10)の中央側ほど速
くなるように調整する流速調整手段(19)を前記吐出
口(10)に位置させてある燃焼装置。 - 【請求項2】 前記流速調整手段(19)が、前記吐出
口(10)の長手方向に沿って位置された3枚以上の整
流板(16),(17),(18)からなる請求項1記
載の燃焼装置。 - 【請求項3】 前記3枚以上の整流板(16),(1
7),(18)が、前記燃焼用空気または淡混合気の流
れ方向において、実質的にその長さが異なり、前記炎口
(6)側の整流板(16),(18)ほど長く、吐出口
(10)の中央側の整流板(17)ほど短い請求項2記
載の燃焼装置。 - 【請求項4】 前記流速調整手段(19)が3枚の整流
板(16),(17),(18)からなり、中央の整流
板(17)が前記燃焼用空気または淡混合気の流れ方向
に短く、両側の整流板(16),(18)が前記燃焼用
空気または淡混合気の流れ方向に長い請求項3記載の燃
焼装置。 - 【請求項5】 前記流速調整手段(19)が、前記燃焼
用空気または淡混合気の流れ方向にほぼ同じ長さの3枚
の整流板(16),(17),(18)からなり、中央
の整流板(17)の一部が、前記吐出口(10)から外
方へ突出されている請求項3記載の燃焼装置。 - 【請求項6】 前記燃焼部(3)同士の間に形成された
吐出口(10)のうち、全部または大部分の吐出口(1
0)が淡混合気を燃焼する淡用炎口(10a)に構成さ
れ、この淡用炎口(10a)に連通する前記通気室(1
1)が淡混合気を生成する淡用混合室(11a)に構成
されていて、この淡用混合室(11a)に淡混合気生成
用の燃料ガスまたは混合気を噴出する噴出口(15)を
有する淡用ガス導通路(14)と、この淡用ガス導通路
(14)に燃料ガスを供給する淡用ガス供給手段(2
4)とが設けられ、かつ、前記燃焼部(3)が濃混合気
を燃焼する濃燃焼部に構成されている請求項4または5
記載の燃焼装置。 - 【請求項7】 前記淡用ガス導通路(14)が、前記濃
燃焼部(3)の濃用炎口(6)からの混合気吐出方向視
において、前記濃燃焼部(3)と重複するように配置さ
れている請求項6記載の燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287194A JP2805000B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287194A JP2805000B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269815A JPH07269815A (ja) | 1995-10-20 |
JP2805000B2 true JP2805000B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=13212776
Family Applications (1)
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JP6287194A Expired - Lifetime JP2805000B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2805000B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6287194A patent/JP2805000B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH07269815A (ja) | 1995-10-20 |
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