JPH0726895Y2 - ロータリー植付装置のバランサ - Google Patents

ロータリー植付装置のバランサ

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JPH0726895Y2
JPH0726895Y2 JP1986142120U JP14212086U JPH0726895Y2 JP H0726895 Y2 JPH0726895 Y2 JP H0726895Y2 JP 1986142120 U JP1986142120 U JP 1986142120U JP 14212086 U JP14212086 U JP 14212086U JP H0726895 Y2 JPH0726895 Y2 JP H0726895Y2
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JP
Japan
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rotary
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rotation
case
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JP1986142120U
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JPS6348420U (ja
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陽一朗 西
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案はロータリー植付装置のバランサに関するものであ
る。
(従来技術) 従来、例えば、遊星歯車機構を利用してロータリ植付爪
を駆動するものであって、かつロータリーケースの一端
に回転中心を、他端に植付アームを取付けたものは、特
開昭61-5711号公報としてすでに知られている。
そしてかかる遊星歯車機構は回転中心と植付アーム軸と
を結ぶ線より横方向に変位した位置に中間歯車が配設さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) 以上のような遊星歯車機構を備えたものによると、ロー
タリーケースの重心位置が回転中心から離れた位置にあ
り、高速回転を行うと重心位置の運動の上下方向成分に
より機体が上下に揺れ、ハンドル等に不快な揺動を発生
した。
又、機体に取付けられているフロートも上下に揺れるた
め苗の植付深さが安定しないという欠点があった。
(問題点を解決するための手段) したがって本案の技術的課題は、ハンドル振動が少ない
植付深さが安定するロータリー植付装置をうることを目
的とするもので、この技術的課題を解決する本案の技術
的手段は、植付伝動ケースの入力軸に遊星歯車機構を備
えたロータリーケースの一側端のロータリーケース回転
中心を支持するよう構成して、該ロータリーケースの他
側端に植付アームを取付けたロータリー植付装置におい
て、ロータリーケース回転中心に対して、ロータリーケ
ースの重心位置とはほぼ反対側のロータリーケースの外
端部に、ロータリーケースが回転した際のバランスをと
るためのバランスウエイトを取付けたことを特徴とする
ロータリー植付装置のバランサである。
(考案の効果) この技術的手段によれば、ロータリーケースの他側端に
植付アームを取付けたロータリー植付装置において、ロ
ータリーケース回転中心に対して、ロータリーケースの
重心位置とほぼ反対側のロータリーケースの外端部に、
ロータリーケースが回転した際のバランスをとるための
バランスウエイトを取付けたものであるから、ロータリ
ーケースの回動による上下方向起振力が少なくなり、機
体の上下振動を最小に押さえることができるし、ハンド
ル振動が少ない。又、機体に取付けられているフロート
が上下に揺れないため苗の植付深さが安定する。また、
植え付け爪への駆動伝達がスムーズになるという特徴が
ある。
そして、植付伝動ケースの入力軸上において、ロータリ
ーケースの回転系のみでバランスをとっているので、他
の回転系と独立した設計ができ、設計の自由度が高まる
というすぐれた特徴を有する。
(実施例) 以下、図面に示す実施例について説明する。
第5図において(1)は田植機の機体フレームであって
該機体フレーム(1)は上面にエンジン(2)が取付く
伝動ケース(3)と、該伝動ケース(3)の左右両端か
ら後方に延びる左右一対の中空状のサイドフレーム
(4)(5)で平面視コ状に構成され、その伝動ケース
(3)に一体的に設けた走行ミッションケース(6)に
は前記両サイドフレーム(4)(5)の間で後方に延び
るスイングケース(7)の前端が回動自在に枢着され、
該スイングケース(7)の先端には機体フレーム(1)
の左右中心線上に位置する走行車輪(8)が設けられ、
この走行車輪(8)は前記エンジン(2)から走行ミッ
ションケース(6)よりスイングケース(7)内のチェ
ーンを介して回動駆動される。
又、前記両サイドフレーム(4)(5)の後端には苗植
付伝動ケース(9)(10)を各々固着して両植付ケース
(9)(10)間を門型の連結フレーム(11)で連結し、
サイドフレーム(5)とスイングケース(7)との間に
車輪昇降装置を設けて、車輪(8)を上下動することに
より田植機全体を昇降するようになっている。
(13)(14)は植付伝動ケース(9)(10)から後方に
延びる左右一対の操縦ハンドルでこれに後傾式の苗載台
(17)が支持されている。
(18)(18)は車輪(8)の両側方に設けられたフロー
トである。
植付伝動ケース(9)(10)には、第3図の如くエンジ
ン(2)から駆動される入力軸(20)が回転自在に支持
されている。又、入力軸(20)には太陽歯車(21)が遊
嵌されている。ただし、太陽歯車位相調節部材(24)を
介して植付伝動ケース(9)(10)に固定されている。
入力軸(20)の端部には中空状の2つ割ロータリーケー
ス(22)が軸架されており、ボルト(23)により入力軸
(20)に固定されている。
ロータリーケース(22)には太陽歯車(21)と噛合し、
かつ太陽歯車(21)と同歯数の中間歯車(25)が中間軸
(26)を介して回転自在に設けられており、駆動軸(2
7)には中間軸(26)上の中間歯車(25)に常時噛合す
る太陽歯車(21)と同歯数の遊星歯車(28)が取付けら
れている。
これら太陽歯車(21)、中間歯車(25)、遊星歯車(2
8)は回転中心から適宜寸法偏心した歯車である。
そして入力軸(20)と駆動軸(27)とを結ぶ線(H)に
対して横方向に適宜距離(l)だけ変位した位置に中間
歯車(25)がある。
さて、回転体としてのロータリーケース(22)がその回
転軸である入力軸(20)により自転すると、植付伝動ケ
ース(9)又は(10)に対して回転不能の太陽歯車(2
1)に噛合する中間歯車(25)はロータリーケース(2
2)の自転に伴ってその自転の回転角度と同じ回転角度
だけ同方向に自転する。
この中間歯車(25)に遊星歯車(28)を介して連動する
駆動軸(27)は中間歯車(25)の自転によってロータリ
ーケース(22)の自転方向と逆方向に自転するから駆動
軸(27)に直結する植付アーム(29)は苗載台の方向を
向いた姿勢状態で入力軸(20)を中心に旋回運動するこ
とになり、この旋回運動中において苗載台の面する側を
上から下に下降するときに植付アーム(29)の植付爪
(30)の先端部にて苗載台上の苗マットから苗一株だけ
分割したのち、その下降下限において圃場面に植付し、
その後において圃場面より上昇するものである。
この場合太陽歯車(21)、中間歯車(25)、遊星歯車
(28)が偏心歯車でないときには、駆動軸(27)の矢印
C方向への自転の回転角度がロータリーケース(22)に
おける矢印A方向への自転の回転角度とが同じであるた
め駆動軸(27)の植付アーム(29)はロータリーケース
(22)の自転に伴ってその自転方向と逆方向に同じ回転
角度だけ遅れ回転することにより植付アーム(29)は苗
載台の方向を向いた状態でしかも苗載台に対して一定の
姿勢を保った状態のもとで旋回運動するから、植付爪の
先端における運動軌跡の閉ループは入力軸(20)から駆
動軸(27)までの距離を半径とする円状にしかならない
が、太陽歯車(21)、中間歯車(25)、遊星歯車(28)
は偏心歯車に構成したことにより、ロータリーケース
(22)のA方向への自転に伴う駆動軸(27)のC方向へ
の自転はその一回転中において各偏心歯車(21)(25)
(28)の直径差にてロータリーケース(22)の自転速度
に対して早くなったり、遅くなったりすることになり、
しかも中間歯車(25)を入力軸(20)と駆動軸(27)と
を結ぶ線(H)に対して横方向に適宜距離(l)だけ変
位した位置に配設したことにより、偏心歯車(21)(2
5)(28)の噛合位相にずれを生じてロータリーケース
(22)のA方向への自転速度よりも早い速度で駆動軸
(27)がC方向に回転するときの速度が中間歯車を入力
軸と駆動軸とを結ぶ線(H)上に位置した場合よりも更
に早くなる一方、ロータリーケース(22)のA方向への
自転速度よりも遅い速度で駆動軸(27)がC方向に回転
のときの速度が中間歯車(25)を入力軸(20)と駆動軸
(27)とを結ぶ線(H)上に位置した場合よりも更に遅
くなるのである。
したがってロータリーケース(22)の自転に対して駆動
軸(27)のC方向への自転が遅くなる時期が植付アーム
の圃場面に近づくように下降する時期に、植付アームの
C方向への自転が早くなる時期が、植付アームの上昇上
限に近づくように上昇する時期に各々該当するように設
定することにより植付アームは圃場面に近づくように下
降するときにロータリーケースの自転よりもC方向に遅
れ勝手に自転して姿勢を下向きに変え、上昇上限に近づ
くときロータリーケースの自転よりも余分にC方向に進
み勝手に自転して姿勢を上向きに変えるから植付アーム
の植付爪の先端の運動軌跡の閉ループは上下方向に細長
い閉ループ曲線となると共にこの閉ループ曲線の下降下
限における形状は8字状の閉ループ曲線とすることがで
きる。
以上のようなロータリーケース植付装置によると回転す
るロータリーケースの重心位置(S)が回転中心から離
れた位置にあり、高速回転をおこなうと重心位置の運動
の上下方向成分により機体が上下に揺れ、ハンドル等に
不快な振動を発生する。又、機体に取付けられているフ
ロートも上下に揺れるため苗の植付深さが安定しない。
そこで本案は、植付伝動ケースの入力軸に遊星歯車機構
を備えたロータリーケース(22)の一側端のロータリー
ケース回転中心(20)を支持するよう構成して、該ロー
タリーケース(22)の他側端に植付アームを取付けたロ
ータリー植付装置において、ロータリーケース回転中心
(20)に対して、ロータリーケース(22)の重心位置
(S)とほぼ反対側のロータリーケース(22)の外端部
に、ロータリーケース(22)が回転した際のバランスを
とるためのバランスウエイト(32)を取付けたことを特
徴とするものであり、ロータリーケースの回転中心に対
してロータリーケース重心位置(S)とほぼ反対側にバ
ランスウエイト(32)を取付けることによって、以上の
ようにロータリーケースが回転した際のバランスをとる
構成としたものである。
図示のものはロータリーケース(22)の取付部(33)に
設けたボルト(34)をバランスウエイト(32)の長穴
(35)に挿通して締めつけるようにしている。
したがってバランスウエイト(32)の取付取外しがで
き、又、その取付位置を調節することも可能である。
以上の如くバランスウエイト(32)を取付けることによ
り機体の振動を最小に押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の正面図 第2図は同上平面図 第3図は従来装置の断面図 第4図はロータリーケースの断面図 第5図は歩行型田植機の正面図である。 (9)(10)……植付伝動ケース (20)……入力軸 (21)……太陽歯車 (22)……ロータリーケース (23)……ボルト (24)……太陽歯車位相調節部材 (25)……中間歯車 (26)……中間軸 (27)……駆動軸 (28)……遊星歯車 (29)……植付アーム (32)……バランスウエイト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】植付伝動ケースの入力軸に遊星歯車機構を
    備えロータリーケースの一側端のロータリーケース回転
    中心を支持するよう構成して、該ロータリーケースの他
    側端に植付アームを取付けたロータリー植付装置におい
    て、ロータリーケース回転中心に対して、ロータリーケ
    ースの重心位置とはほぼ反対側のロータリーケースの外
    端部に、ロータリーケースが回転した際のバランスをと
    るためのバランスウエイトを取付けたことを特徴とする
    ロータリー植付装置のバランサ。
JP1986142120U 1986-09-17 1986-09-17 ロータリー植付装置のバランサ Expired - Lifetime JPH0726895Y2 (ja)

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JPS6348420U JPS6348420U (ja) 1988-04-01
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JPS57154926U (ja) * 1981-03-23 1982-09-29
JPS5894321U (ja) * 1981-12-19 1983-06-27 ヤンマー農機株式会社 苗植装置
JPH0657084B2 (ja) * 1984-06-19 1994-08-03 ヤンマー農機株式会社 田植機の苗植装置

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