JPS5844328B2 - 田植機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、歩行操縦用田植機に関するもので、機体の前
後のバランスが良好であり、機体高さが低くて安定性が
よく、前方の視界が良好で、推進車輪の上下動調節も至
極簡単容易になし得る歩行操縦用田植機を得ることを目
的としたものである。

本発明は、田植機体の前端に原動機を搭載し、田植機体
の後部に、上方に突出する歩行操縦用の操縦杆を設け、
該操縦杆の前側に沿わせて、下端部より上端部が後側と
なるように後傾斜している苗タンクを設け、該苗タンク
は左右往復移動装置により左右往復移動するように形成
し、該苗タンクの下端部の前側に苗植付昇降運動して該
苗タンクの苗を挿苗する挿苗杆を設け、田植機体の前後
の中間に上下動可能な伝動チェノケースを介して推進車
輪を設け、該推進車輪の上下調節装置を前記原動機と苗
タンクとの間で、前記原動機よりも上方に出ないように
設けた歩行操縦用田植機の構成を要旨としたものである
。

以下１本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、
１は田植機体である。

田植機体１は、前側の原動機２を搭載する原動機搭載枠
３と、ギヤボックス４←体的に設けた前側枠１１と、後
側の苗植付装置２２の伝動機構を内装する植付ギヤボッ
クス５を有する後側枠２１とからなる。

前記前側枠１１と後側枠２１とは相互に垂直方向に回動
自在（ローリング自在）に枢着させる（第４図）。

該後側枠２１内には伝動チェノ６を内装させて、前記ギ
ヤボックス４から植付ギヤボックス５に動力を伝達し、
伝動機構部を作動させる。

７は原動機２からギヤボックス４内に動力を伝達するベ
ルトである。

８．８は、田植機体１の前後の中間位置で、かつ、左右
両側に設けられた左右一対の推進車輪である。

前記ギヤボックス４には、該ギヤボックス４から左右両
側へ突出して回転する回転支軸９が設けられ、該回転支
軸９の周囲には、後端部が上下方向に回動自在な左右一
対の伝動チェノヶース１０の前端部を軸着し、図示は省
略しであるが、推進車輪８の車軸と回転支軸９との間に
チェノを巻回し、推進車輪８，８は回転しながら上下動
する如く構成する。

２２は苗植付装置でＣ前記植付ギヤボックス５の後端部
にその前部を止着し、後端の挿苗杆２３を、苗タンク２
５の下端部２７に形成した下端開口部２９に対抗させて
設ける。

１２は推進車輪８の上下調節装置で、前記原動機２と苗
タンク２５との間に原動機２よりも上方に出ないように
設けられている。

即ち、外筒１３と内枠１４との間には前記推進車輪８を
常時下方へ弾発付勢するばね１５を介装し、前記外筒１
３の一端を円弧状の取付杆１６の上端に横軸１７と縦軸
１８とからなる２つの枢軸を介して軸＋）：、 Ｌ／
。

取付杆１６の下端は伝動チェノケース１０に固定する。

また、内杆１４には調節螺杵１９の前部を螺合させ、調
節螺杵１９の後部を植付ギヤボックス５の上部に回動の
み自由に支持させる。

２０は整地フロートで、前記田植機体１の下部に取付け
られ、土壌面を整地滑走するものである。

なお、２６は把持部である。

次に作用を述べる。

苗タンク２５に上付マット苗を載置し、歩行操縦用の操
縦杆２４の把持部２６を持って圃場に入り、原動機２に
より各部を駆動すると、推進車輪８．８の回転により、
田植機体１は、圃場の泥土面上を滑走進行する。

同時に、植付ギヤボックス５を介して、苗タンク２５は
左右に往復横移動され、挿苗枠２３は、往復横移動する
苗タンク２５から、−株分ずつ苗を分割して下部土壌面
に植付ける。

前記作業中１作業者は、引続き把持部２６を把持した優
、田植装置の後方を追随して運転することになるが、本
発明の田植装置は、田植機体１の前端に原動機２を搭載
し、田植機体１の後部に。

上方に突出する歩行操縦用の操縦杆２４を設け、該操縦
杆２４の前側に沿わせて、下端部２７より上端部２８が
後側となるように後傾斜している苗タンク２５を設けた
構造としであるので、把持部２６を把持して田植装置の
後方を追随して運転していても、そのまま、僅かに手を
差しのべれば。

苗タンク２５の隅ずみまで管理することができるから、
例えば、苗の一部が途中で引係っているようなときは、
片手を外して僅かに手を差しのべることにより、至極簡
単に修正できる。

また、苗タンク２５によって、視野を著しくせばめると
いうことがなく、特に、植付部の部分の視野を確保でき
るので、仮に、苗が充分差込まれていないようなときは
、直ちに手直しできる。

また、前記苗タンク２５の下端部２７の前側に苗植付昇
降運動して該苗タンク２５の苗を挿苗する挿苗杆２３を
設け、田植機体１の前後の中間に上下動可能な伝動チェ
ノケース１０を介して推進車輪８を設け、該推進車輪８
の上下調節装置１２を前記原動機２と苗タンク２５との
間で、前記原動機２よりも上方に出ないよう設けたから
、田植装置の前側部分の高さを、相当ｔこ低く形成でき
て。

充分の視界を確保でき、また１機体の前後のバランスが
良好となって、操縦性が向上する特徴を有する。

特に、推進車輪８の上下調節装置１２を前記原動機２よ
りも上方に出ないよう設けたことにより、前記原動機２
の上方にカバーを設けるときも、前記原動機２上から上
下調節装置１２上に互って、一体物のカバーを容易に取
付られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部を破断した田植機の側面図、第２図はその
平面図、第３図はその背面図、第４図は連結部の一部破
断側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 田植機体１の前端に原動機２を搭載し、田植機体１
   の後部に、上方に突出する歩行操縦用の操縦杆２４を設
   け、該操縦杆２４の前側に沿わせて。 下端部２７より上端部２８が後側となるように後傾斜し
   ている苗タンク２５を設け、該苗タンク２５は左右往復
   移動装置により左右往復移動するように形成し、該苗タ
   ンク２５の下端部２７の前側に醒植付昇降運動して該苗
   タンク２５の苗を挿苗する挿苗杆２３を設け、田植機体
   １の前後の中間に上下動可能な伝動チェノヶース１ｏを
   介して推進車輪８を設け、該推進車輪８の上下調節装置
   １２を前記原動機２と苗タンク２５との間で、前記原動
   機２よりも上方に出ないように設けた歩行操縦用田植機
   。