JPH07268370A - 改良された特性を有する、水素添加された鉱物性または合成グリース - Google Patents

改良された特性を有する、水素添加された鉱物性または合成グリース

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JPH07268370A
JPH07268370A JP6298689A JP29868994A JPH07268370A JP H07268370 A JPH07268370 A JP H07268370A JP 6298689 A JP6298689 A JP 6298689A JP 29868994 A JP29868994 A JP 29868994A JP H07268370 A JPH07268370 A JP H07268370A
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Abstract

(57)【要約】 水素添加した鉱油および/または合成潤滑油、フルオロ
ポリエーテル油および有機または無機増粘剤を含んで成
るグリースであって、潤滑油+フルオロポリエーテル油
/増粘剤の重量比が97:3〜80:20であり、潤滑
油/フルオロポリエーテル油の重量比が93:5〜6
0:40であるグリース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は相対運動をする物体間に使用する
グリースに関し、より詳しくは、一般的にグリースと呼
ばれる半固体の潤滑剤に関する。さらに詳しくは、本発
明は、改良された特性を示す、鉱物性または合成のグリ
ースに関する。相対運動をする機械部品間の摩擦を低減
させるために液体、半固体および固体の潤滑剤を使用す
ることは良く知られている。潤滑剤としては、水素添加
された鉱物性または合成の油およびグリースの製品が一
般的に使用されている。また、外部よりの潤滑剤の連続
的供給が困難な機械的部位には、半固体潤滑剤、すなわ
ちグリースが一般的に使用される。グリースはチキソト
ロピー性を有し、運動状態では流体であり、したがっ
て、液体の潤滑剤を使用するのが困難な部位の潤滑に好
適であり、また潤滑箇所の密封機構を簡略化できる利点
がある。
【0002】グリースは基油に増粘剤、および所望によ
り添加剤を配合したものである。基油としては、鉱物性
または合成の潤滑剤が主として使用される。増粘剤とし
ては、金属セッケン、ポリ尿素またはベントナイトの様
な非セッケンを使用することができる。これらの油で製
造されたグリースは安価であるが、一般的に約150℃
までの限られた温度範囲でしか使用できない。そこで、
鉱物性および合成のグリースの欠点は、下記のとおりで
ある。 − 最高使用温度が高くなく、それを超える温度では、
特に酸化性の環境中ではグリースが熱的に不安定にな
り、 − 使用温度が設定されても、これらのグリースの使用
時間は限られている。使用温度におけるグリースの耐久
性を決定する要因の一つは、油の蒸発であり、とりわけ
増粘剤により形成された固相からの油の分離である。グ
リース製造における基本的な操作は、事実、鉱油と増粘
剤のいわゆる均質化工程である。鉱油が増粘剤中により
均質に分散する程、その分離が遅くなり、したがってグ
リースの耐久性も高くなる。均質化および分離を決定す
る最要因は、油と増粘剤の相容性である。この分野で
は、安定剤および酸化防止剤を加えてグリースの化学
的、熱的および熱酸化的安定性を高め、油の分離を低減
させる試みが知られている。他の添加剤、例えば耐摩耗
および耐腐食添加剤も加えることができ、これらの特性
を改良することができる。粘度指数向上剤を加えて温度
による粘度の変動を制限することもできる。
【0003】主たる問題点は常に、グリースの全寿命に
わたって一定した特性を得るための、すべての成分の相
容性である。相容性があまり良くなければ、急速な分離
のために油の損失が起こり、機械部品の相対運動に必要
な機械的トルクが増加し、ある一定時間の後に固着が生
じる。潤滑剤やグリースを使用して回転部分の局所温度
を下げた場合、温度がある一定水準より下がると、機械
部品の相対運動に必要なトルクが急激に増大する。この
様なトルク/温度曲線の勾配の急上昇が起こる温度を最
低使用温度といい、さらに降温し、軸受けが完全に固着
する温度を固着点という(図1)。本発明の目的は、公
知のグリースの欠点を解消した、下記の特性、すなわち − グリースからの油の分離が少なく、 − 同じ使用温度における潤滑の耐久性が高く、したが
ってグリースの寿命が長く、 − 公知の鉱物性および合成のグリースと比較して、グ
リースの最高使用温度がより高く、 − 低温固着温度が低く、 − グリースの寿命中、可動機械部品の作動に必要な機
械的トルクが低く、 − 最低使用温度が、ほとんどの用途に必要とされる様
に、約−40℃のオーダーであるを示す鉱油または合成
油を基剤とするグリースである。
【0004】驚くべきことで、予期せぬことに、後述の
フルオロポリエーテル油を使用することにより、鉱物性
および/または合成のグリースに関する上記特性の組合
せを改良できることが分かった。したがって本発明の目
的は、水素添加された鉱物性および/または合成の潤滑
油、フルオロポリエーテル油および有機または無機増粘
剤を含んで成り、潤滑油+フルオロポリエーテル油/増
粘剤の重量比が97:3〜80:20であり、潤滑油/
フルオロポリエーテル油の重量比が95:5〜60:4
0であるグリースである。好ましくは潤滑油+フルオロ
ポリエーテル油/増粘剤の重量比が93:7〜88:1
2であり、潤滑油/フルオロポリエーテル油の重量比が
80:20〜70:30である。
【0005】本発明の目的であるグリースは、予め製造
した水素添加グリースをペルフルオロポリエーテル油と
混合することによっても製造できる。あるいは、ペルフ
ルオロポリエーテル油を予め有機または無機増粘剤と混
合してフッ素化グリースを形成し、次いでこれを水素添
加油またはグリースと混合する。増粘剤は完全に、また
は部分的にフッ素化されていることができ、水素添加グ
リースおよびフッ素化グリース中で同一であるか、また
は異なるものでよい。好ましいフッ素化増粘剤は、数平
均分子量が300,000〜800,000、好ましく
は500,000〜600,000であり、平均粒子径
が4〜10ミクロンで、粒子が長球状であるポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)である。数平均分子量が
106 〜107 であるPTFEも使用できる。例えば分
子量が600000〜で、平均粒子径が7〜10ミクロ
ンであるAlgoflon L206 型のPTFE粉体を使用するこ
とができる。
【0006】本発明の組成物に使用するフルオロポリエ
ーテル油は、鎖に沿って、1種以上の(CFXO)型
[ここでXはFまたはCF3 、(CF2 CF2 O)、
(CF2CF(CF3 )O)、(CF2 CF2 CF
2 O)である]のフルオロオキシアルキレン単位が統計
的に分布しているフルオロポリエーテル液体である。フ
ルオロポリエーテル構造を有する化合物は、好ましくは
下記の種類の構成単位を含む、下記の種類の化合物から
選択する。 1)ペルフルオロポリエーテルの鎖に沿って統計的に分
布した(C3 6 O) および(CFXO)[ここでXは
FまたはCF3 である]、 2)直鎖(CF2 CF2 CF2 O)または分枝鎖(CF
2 CF(CF3 )O)型の(C3 6 O)、 3)ペルフルオロポリエーテルの鎖に沿って統計的に分
布した(C3 6 O) 、(C2 4 O)、(CFXO)
[ここでXはFまたはCF3 である]、 4)ペルフルオロポリエーテルの鎖に沿って統計的に分
布した(C2 4 O)、(CF2 O)。 フルオロポリエーテル油の粘度は約10〜4000 cS
t、好ましくは40〜2000 cStである。上記のフル
オロポリエーテルは、所望により塩素および/または水
素原子を含む、フルオロアルキル中性末端基を有する。
これらの物質としては、Fomblin 、KrytoxおよびDemnum
の様な、容易に入手できる市販の製品がある。
【0007】好ましいフルオロポリエーテルの中で、下
記の種類を挙げることができる。 (式中、Xは−F、−CF3 であり、AおよびA' は、
同一であるか、または互 よく、T=H、Clである)。(CF2 CF(CF3
O)および(CFXO)単位はペルフルオロポリエーテ
ル鎖に沿って統計的に分布しており、mおよびnは、m
/nの比が20〜1000、ペルフルオロポリエーテル
の粘度が10〜4000 cStになる様な整数である。こ
れらのペルフルオロポリエーテルは、例えば英国特許第
1,104,482号に記載されている方法によりヘキ
サフルオロプロペンを光酸化反応させ、続いて英国特許
第1,226,566号、EP340739に記載され
ている方法により末端基を不活性基に転化し、次いでフ
ッ素化することにより得られる。 (式中、Bは−C2 5 、−C3 7 であり、m'は、製
品の粘度が上記1に示す範囲内になる様な正の整数であ
る)。これらの化合物は、USP2,242,218に
記載されている方法により、ヘキサフルオロプロペンエ
ポキシドをイオンオリゴマー化し、それに続いてフッ化
アシル(COF)をフッ素で処理することにより製造さ
れる。 (式中、m"は製品の粘度が上記の範囲内になる様な整数
である)。これらの物質は、USP3,214,478
に記載されている方法により、ヘキサフルオロプロペン
エポキシドのイオンテロメリゼーションおよびそれに続
くフッ化アシルの光化学二量体化により得られる。
【0008】 4. A”O[CF2 CF(CF3 )O]q'− (C2 4 O)s'(CFXO)r'A"' (式中、A”およびA"'は、同一であるか、または互い
に異なるものであって、CF3 、C2 5 、C3 7
あり、XはF、CF3 であり、r'、q'およびs'は整数で
あり、0でもよいが、いずれの場合もペルフルオロポリ
エーテルの粘度が上記の範囲内になる数であり、比率r'
/(r'+s'+q')≦1/10であり、q'/s'が0.2〜
6である)。これらの物質は、USP3,665,04
1、EP344,547および340,793に記載さ
れている方法により、C3 6 およびC2 4 の混合物
を光酸化し、続いてフッ素で処理することにより得られ
る。 5. CF3 O(C2 4 O)p (CF2 O)q −CF3 (式中、pおよびqは、同一であるか、または互いに異
なった整数であり、比率p/qが0.1〜5であり、粘
度が上記の限界内に入る様な数である)。これらのペル
フルオロポリエーテルは、米国特許第3,715,37
8号によりC2 4 を光酸化し、続いて光酸化生成物を
米国特許第3,665,041号によりフッ素で処理す
ることにより製造される。 6. AivO−(CF2 −CF2 −CF2 O)m"' v (式中、AivおよびAv は、同一であるか、または互い
に異なるものであって、C2 5 、C3 7 であり、
m"'は製品の粘度が上記の値の範囲内になる数であ
る)。これらの物質は、ヨーロッパ特許第148,48
2号により得られる。 7. DO−(CF2 −CF2 O)r D' (式中、DおよびD' は、同一であるか、または互いに
異なるものであって、CF3 、C2 5 であり、rは製
品の粘度が上記の値の範囲内になる数である)。これら
の物質は、米国特許第4,523,039号により得ら
れる。
【0009】 (式中、R' f はペルフルオロアルキルであり、Rf
Fまたはペルフルオロアルキルであり、n' は粘度が上
記の限界内になる様な数である)。これらのペルフルオ
ロポリエーテルは、PCT特許出願WO87/0053
8に記載されている。本発明の組成物に使用するフルオ
ロポリエーテルは部分的に、該フッ素化油の10重量%
までの、上記の構造中に1個以上の反応性末端基を有す
るフルオロポリエーテルを含むことができる。末端基
は、例えば本出願者の名前による特許出願EP4350
62、EP382224に詳細に説明されている様に、
フッ化アシル、カルボキシル、アルコール、ケトン、ア
ミド、アミン、アルコキシルおよびニトリル基により形
成される。その様な場合、グリースの耐摩耗性および耐
腐食性が改良される。
【0010】本発明の潤滑組成物における水素添加され
た基油としては、炭化水素型の鉱油、動物または植物
油、ポリエステル、シリコーン、ポリアルファオレフィ
ン、ポリグリコールの様な合成油から選択された、どの
様な油でも使用することができる。水素添加油は上記の
油の混合物でもよい。本発明の潤滑組成物中の油と混合
される増粘剤は、油がグリースに変換されるまで油の粘
度を増加させる。本発明では、増粘剤として、水素添加
グリースで一般的に使用される増粘剤、例えば金属セッ
ケン、ベントナイト、ポリ尿素、非常に細かい粉末状シ
リカ、テレフタルアミド酸塩、等、およびフッ素化油の
場合に一般的に使用される増粘剤、特に細かい粉末状ポ
リテトラフルオロエチレンを使用することができる。本
発明の潤滑組成物は、潤滑油およびグリースで一般的に
使用される種類の様々な添加剤、例えば酸化防止剤、腐
食防止剤、摩耗防止剤、極度の圧力下で使用する添加
剤、他の固体潤滑剤および粘度指数向上剤を含むことが
できる。
【0011】本発明の潤滑組成物の製造方法は、必須成
分として少なくとも潤滑油、フルオロポリエーテル油お
よび増粘剤を混合することを含んで成る。これらの成分
は、本発明のグリースを得るために、どの様な様式で混
合してもよい。下記の様な混合方法を使用することがで
きる。 (1)3種類の成分を一緒に混合する。 (2)増粘剤を水素添加油と混合し、この混合物をフル
オロポリエーテル有機油と混合する、すなわち水素添加
油で予め製造しておいたグリースにフッ素化有機油を加
える。 (3)増粘剤としてポリテトラフルオロエチレンまたは
類似の低分子量重合体を含むフルオロポリエーテル油を
潤滑油と混合する。 (4)増粘剤を水素添加油と混合し、そうして得られた
グリースを、有機および無機の、フッ素化された、また
はフッ素化されていない増粘剤とフルオロポリエーテル
油から別に製造されたグリースと混合する。
【0012】混合は、好適な装置中で、上記の方法の一
つにより、各成分および所望により使用する添加剤を加
えて行なう。例えば、グリース製造用の従来の技術によ
り、水素添加潤滑油と増粘剤の混合から出発することが
できる。次いで、その様にして得られた混合物に、フッ
素化油(またはフッ素化油を予め増粘剤、例えばポリテ
トラフルオロエチレンと混合してあるフッ素化グリー
ス)を徐々に、所望の組成物が得られるまで加える。そ
うして得られた混合物を最後にホモジナイザー、例えば
Manto Galvin型の、または3本シリンダーホモジナイザ
ーに通すが、均質化の際の温度は好ましくは20〜50
℃である。ホモジナイザー処理の回数は、良好な均質性
を得るために通常の非フッ素グリースに行なう処理回数
の2または3倍にするのが好ましい。以下に、実施例に
より本発明を説明するが、本発明の範囲を限定するもの
ではない。実施例および比較例の組成物の製造に使用し
た成分および該組成物の特性測定法は下記のとおりであ
る。
【0013】原料成分 − 水素添加グリース ナフテン系鉱油またはトリメリト酸のエステルに増粘剤
および他の添加剤を、表1に示す配合比で加えることに
より製造する。 − フッ素化グリース フルオロポリエーテル油“Fomblin Y45 ”または“Fomb
lin Y25 ”(Ausimont製)に増粘剤としてポリテトラフ
ルオロエチレン“Algoflon L 206”(Ausimont製)を加
えて製造する(表2参照)。 − フッ素化油 フルオロポリエーテル油“Fomblin Y25 ”または“Fomb
lin Y45 ”(Ausimont製)を使用する(表3参照)。
【0014】特性測定法 − 低温特性 ASTM D1478の方法によりトルクを測定し、使
用温度とトルクの関係を考察する。 − 最低使用温度 温度とトルクの関係において、温度を低下させた際、ト
ルクが急激に上昇する温度を最低使用温度とする(図
1、表4参照)。 − 固着温度 温度とトルクの関係において、トルクが1.274Nmに
達する温度を固着温度とする(図1、表5参照)。 − 蒸発量 ASTM DD972に準拠し、149℃、22時間後
の蒸発量(%)を測定する(図1、表6参照)。 − 油分離性 FTMS 791/321に準拠し、149℃、30時
間後の油分離(%)を測定する(表7参照)。 − 摩耗量 ASTM 2266に準拠する。 − 固着加重 IP 239の方法に準拠する(表8参照)。 − ヘルツ荷重 IP 239の方法に準拠する(表8参照)。 − 高温における運転可能時間 下記の条件下でFAG6204型ベアリングの運転可能
時間を測定する。 温度:170〜175℃ 回転数:10,000回転/分 半径方向荷重:31.25Kg 軸方向荷重:2.5Kg 100時間運転毎に68時間停止(表9参照)。特性を
表中および以下に記載する。
【0015】実施例1〜4 予め潤滑油および増粘剤および他の添加剤を混合して得
られた表1の水素添加グリースA、B、CおよびDを、
表2に示すフッ素化グリースと90/10の重量比で混
合し、潤滑剤組成物を製造し、物理的および摩擦学的特
性および高温における運転時間を測定した。
【0016】比較例1〜4 該グリースA、B、CおよびD、すなわち実施例1〜4
の組成物からフッ素化グリースを除いたものについて物
理的および摩擦学的特性を測定した。
【0017】実施例5〜6 ペルフルオロポリエーテル油Fomblin Y25 を、表3に示
す比率で予め製造した水素添加グリースと混合し、これ
を使用して潤滑剤組成物を製造し、高温における運転時
間および物理的および摩擦学的特性を測定した。
【0018】比較例5〜6 実施例5〜6の原料からペルフルオロポリエーテル油を
除いたものを原料成分として潤滑剤組成物を製造し、物
性を測定した。
【0019】比較例7および8 実施例1〜4の組成物の製造に使用したフッ素化グリー
スの特性を測定した。
【0020】低温における特性:表4〜5 表4および5において、本発明のグリースの「最低使用
温度」および「固着温度」の値をそれぞれかなり水素添
加した、またはフッ素化したグリースの値と比較する。表4 表4で、実施例1〜4の、本発明の目的であるグリース
の「最低使用温度」の値を、対応する、フッ素化油を含
まない水素添加グリースの値と比較することにより、最
低使用温度は、ほとんどの用途に最適な温度である約−
40℃であることが分かる。部分的に過フッ素化グリー
スを含む実施例1〜4の混合グリースの該値を過フッ素
化グリースのみの値(比較例7)と比較することによ
り、その配合により、比較例7のグリースの最低使用温
度が下がり、約−40℃の最低使用温度が達成されたこ
とは明らかである。比較例7のグリースの最低使用温度
を比較例8のグリースの最低使用温度と比較することに
より、該温度を下げる目的は、過フッ素化グリースの配
合に使用した過フッ素化油の粘度を下げることにより達
成されることが分かる(事実、実施例8の製造に使用し
た油Fomblin Y25 の粘度は、実施例7のグリースの製造
に使用した油Fomblin Y45 の粘度よりも低い)。しか
し、これは、Fomblin で配合したグリース(実施例8)
の最高使用温度にとっては、その揮発性がより高いため
に、損失になる(下記の表参照)。したがって、下記の
表から、粘度がより高いフッ素化油を含むフッ素化グリ
ース(実施例7)を使用するのが好ましい。この結果は
予期せぬことであり、最低使用温度が−30℃のフッ素
化グリースを使用しているにも関わらず、最低使用温度
が約−40℃である本発明の混合グリースが得られるの
である。表5 過フッ素化グリース(比較例7および8)の低温におけ
る挙動が、本発明の混合グリース(実施例1〜4)に変
換することにより改良されることは、「固着温度または
固着点」の値を含む表5に記載の値によっても確認され
る。固着温度は、水素添加グリース(比較例1〜6)の
それと同じオーダーであり、フッ素化油の粘度と無関係
に、比較例7および8のフッ素化グリースのそれよりも
優れている。
【0021】高温における特性:表6〜7 表6および7で、本発明のグリースの「蒸発による重量
損失」および「油分離」の値は、それぞれ、かなり水素
添加した、またはかなりフッ素化したグリースの値と比
較してある。表6 表6に示すデータを考察することにより、混合グリース
(実施例1〜6)は蒸発による重量損失が、対応する水
素添加グリースのそれと同じオーダーであるか、または
それよりかなり低いことが分かる。同じ表から、混合グ
リースの蒸発による最高重量損失は、過フッ素化グリー
スのそれと比較して、許容範囲内にあることが分かる。表7 表7は、本発明の混合グリースの「油分離」の値を、水
素添加グリース(実施例1〜6)の値と、および過フッ
素化グリース(比較例7および8)の値と比較してい
る。「油分離」は、特に高温における用途にとって非常
に重要な特性である。すべての場合で、混合グリースの
油分離は、対応する水素添加グリースのそれよりも低
く、一般的に過フッ素化グリースの油分離よりも低い。
この結果は、フッ素化油と水素添加された成分とは完全
に非相容性であるので、極めて意外なことである。表4
〜7に関して説明した特性値により、水素添加グリース
およびフッ素化グリースの使用温度と比較して、本発明
のグリースは使用温度の幅が広いことが分かる。
【0022】摩擦学的特性:表8 表8では、本発明のグリースの「摩耗」、「固着荷重」
および「ヘルツ荷重」の値を、それぞれ水素添加され
た、またはフッ素化された基グリースの値と比較してい
る。この表に記載されているデータから、混合グリース
では、ほとんどの場合に、摩耗が水素添加グリースの摩
耗および過フッ素化グリースの摩耗に対して改良されて
いる(すなわちより低い)ことが分かる。固着荷重およ
びヘルツ荷重に関しては、混合グリースのそれぞれの値
は水素添加グリースの値よりも優れている。運転性能:表9 表9では、本発明のグリースの「高温における運転寿
命」のデータを水素添加グリースのデータと比較してい
る。得られた結果は、本発明のグリースの寿命が、水素
添加グリースのそれと比較して明らかに改良されてお
り、その改良度合は少なくとも4のファクターで表すこ
とができる。ここに記載したすべてのデータから、予期
せぬことに、ほとんどの用途に対して、水素添加グリー
スの耐久性を、他の特性を最適水準に維持しながら、著
しく改良できることが分かった。実用上の観点から、本
発明のグリースは、公知の水素添加およびフッ素化グリ
ースよりも、明らかに優れたコスト/性能比を有する。
【0023】表1−水素添加基グリースの組成 成分 A B C D SR 130鉱油(ナフテン系鉱油) 41.2 - 46.3 - Priolube 3985 エステル(UNICHEMA) 40.77 82.2 34.75 82.8 増粘剤 KOMAD 35(MINERALIMPEX) 14.0 13.8 - - 安息香酸 2.38 2.35 - - 増粘剤 12- ヒドロキシステアリン酸 - - 10.6 9.5 アゼライン酸 - - 3.6 3.25 水酸化リチウム - - 3.1 2.8 添加剤 IRGANOX L 101 (CIBA GEIGY) 1.0 1.0 1.0 1.0 ETHYL 703 (ETHYL CORP.) 0.5 0.5 0.5 0.5REOMET 39 (CIBA GEIGY) 0.15 0.15 0.15 0.15
【0024】 表2:フッ素化グリースの形態の、フッ素化油を含むグリース 実施例番号 比較例 1 2 3 4 1 2 3 4 7 8 グリースA 90 100 B 90 100 C 90 100 D 90 100 過フッ素化油 6.5 6.5 6.5 6.5 65FOMBLIN Y 45 過フッ素化油 70FOMBLIN Y 25 PTFE 3.5 3.5 3.5 3.5 35 30ALGOFLON L206
【0025】表3:フッ素化油を含む水素添加グリース 実施例番号 比較例番号 5 6 5 6 鉱油SR130 - 29.5 - 39.8 REOLUBE TM10エステル(CIBA GEIGY) 49.2 25.5 66.8 34.4増粘剤 Claytone(ベントナイト) 14.5 - - 19.8 アセトン 2.6 - - 3.5 PENTAMID KH (PENTAGON CHEM. LIMITED) - 8.9 - 12.0 安息香酸 - 2.1 - 2.9 水酸化ナトリウム - 1.5 - 2.1添加剤 IRGANOX L 101 (CIBA GEIGY) 4.3 3.2 5.9 4.3 IRGANOX L 115 (CIBA GEIGY) - 2.1 - 2.9 ETHYL 703 (ETHYL CORP.) 2.1 - 2.9 - REOMET 39 (CIBA GEIGY) 0.8 1.2 1.1 1.6 過フッ素化油 FOMBLIN Y25 26.5 26
【0026】 表4:「最低使用温度」(ASTM D1478) 実施例番号 最低使用温度 ℃ 比較例番号 最低使用温度 ℃ 1 −38 1 −40 2 −41 2 −45 3 −40 3 −40 4 −41 4 −45 5 −42 5 −45 6 −42 6 −45 7 −− 7 −30 8 −− 8 −40
【0027】 表5:「固着温度」、すなわちベアリングが固着する温度 (ASTM D1478) 実施例番号 固着温度 ℃ 比較例番号 固着温度 ℃ 1 −54 1 −54 2 −61 2 −60 3 −55 3 −54 4 −60 4 −61 5 −50 5 −53 6 −52 6 −54 7 −−− 7 −47 8 −−− 8 −49
【0028】 表6:蒸発による重量損失、149℃x22時間(ASTM D972) 蒸発による重量損失 実施例番号 重量% 比較例番号 重量% 1 1.88 1 1.87 2 1.34 2 1.45 3 2.42 3 2.53 4 1.96 4 2.34 5 2.50 5 3.8 6 2.40 6 3.9 7 −−− 7 0.29 8 −−− 8 1.90
【0029】 表7:油分離性、149℃x30時間(FTMS 791/321) 油分離性 実施例番号 重量% 比較例番号 重量% 1 1.52 1 5.19 2 3.12 2 9.10 3 5.90 3 9.08 4 0.25 4 2.38 5 2.50 5 6.90 6 7.90 6 19.61 7 −−− 7 4.24 8 −−− 8 5.50
【0030】 表8:摩擦学的特性 実施例 摩耗量 固着 ヘルツ 比較例 摩耗量 固着 ヘルツ 番号 (ASTM D 荷重 荷重 番号 (ASTM D 荷重 荷重 2266) (IP 239) (IP 239) 2266) (IP 239) (IP 239) (mm) (Kg) (Kg) (mm) (Kg) (Kg) 1 0.67 158 42 1 0.53 141 38 2 0.65 158 47 2 0.76 141 34 3 0.63 200 43 3 0.74 178 35 4 0.72 224 57 4 0.92 200 43 5 0.83 200 80 5 0.70 178 65 6 0.74 200 85 6 0.68 178 68 7 - - - 7 1.19 708 115 8 - - - 8 0.88 355 105
【0031】 表9:高温における運転寿命 高温における運転寿命 実施例番号 時間 比較例番号 時間 2 147 2 35 5 680 5 155 6 >1500 6 207 試験条件 温度 170〜175℃ ベアリング回転速度 10,000 rpm 半径方向荷重 31.25 Kg 軸方向荷重 2.50 Kg 100時間回転毎に68時間停止
【図面の簡単な説明】
【図1】最低使用温度お呼び固着点を示す説明図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パオロ、サベリ イタリー国ミラノ20155、ビアプリンチペ、 エウジェニオ、1/5 (72)発明者 コスタンテ、コルチ イタリー国ミラノ20141、ビア、ショパン、 1

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素添加された鉱物性および/または合成
    の潤滑油、フルオロポリエーテル油および有機または無
    機増粘剤を含んで成るグリースであって、潤滑油+フル
    オロポリエーテル油/増粘剤の重量比が97:3〜8
    0:20であり、潤滑油/フルオロポリエーテル油の重
    量比が95:5〜60:40であることを特徴とするグ
    リース。
  2. 【請求項2】潤滑油+フルオロポリエーテル油/増粘剤
    の重量比が97:3〜88:12であり、潤滑油/フル
    オロポリエーテル油の重量比が80:20〜70:30
    である、請求項1に記載のグリース。
  3. 【請求項3】水素添加グリースを予め製造し、ペルフル
    オロポリエーテル油と混合することにより得られる、請
    求項1または2に記載のグリース。
  4. 【請求項4】フルオロポリエーテル油を予め増粘剤と混
    合してフッ素化グリースを形成し、次いでこれを水素添
    加グリースと混合することにより得られる、請求項1〜
    3のいずれか1項に記載のグリース。
  5. 【請求項5】フッ素化グリースが、増粘剤としてポリテ
    トラフルオロエチレン粉体を使用して得られたものであ
    る、請求項4に記載のグリース。
  6. 【請求項6】フルオロポリエーテル油が、鎖に沿って統
    計的に分布している1種以上の、(CFXO)型[式
    中、XはFまたはCF3 、(CF2 CF2 O)、(CF
    2 CF(CF3 )O)、(CF2 CF2 CF2 O)であ
    る]に属するフルオロオキシアルキレン単位を含んで成
    る液体である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のグ
    リース。
  7. 【請求項7】フルオロポリエーテルが、所望により塩素
    および/または水素原子を含む、フルオロアルキル中性
    末端基を有する、請求項6に記載のグリース。
  8. 【請求項8】フルオロポリエーテルが、 1)ペルフルオロポリエーテルの鎖に沿って統計的に分
    布した(C3 6 O) および(CFXO)[式中、Xは
    −F、−CF3 である]、 2)直鎖型(CF2 CF2 CF2 O)または分枝鎖型
    (CF2 CF(CF3 )O) の(C3 6 O)、 3)ペルフルオロポリエーテルの鎖に沿って統計的に分
    布した(C3 6 O) 、(C2 4 O)、(CFXO)
    [式中、Xは−F、−CF3 である]、 4)ペルフルオロポリエーテルの鎖に沿って統計的に分
    布した(C2 4 O)、(CF2 O) の種類の構成単位を含んで成る化合物の群から選択され
    る、請求項7に記載のグリース。
  9. 【請求項9】フルオロポリエーテル油の粘度が10〜4
    000 cStである、請求項1〜8のいずれか1項に記載
    のグリース。
  10. 【請求項10】フルオロポリエーテル油の粘度が約10
    〜2000 cStである、請求項9に記載のグリース。
  11. 【請求項11】フルオロポリエーテル油が、構造 (式中、Xは−F、−CF3 であり、AおよびA' は、
    同一であるか、または互 であり、T=H、Clであり、(CF2 CF(CF3
    O)および(CFXO)単位はペルフルオロポリエーテ
    ル鎖に沿って統計的に分布しており、mおよびnは、m
    /nの比が20〜1000、ペルフルオロポリエーテル
    の粘度が10〜4000 cStになる様な整数である) (式中、Bは−C2 5 、−C3 7 であり、m'は、ペ
    ルフルオロポリエーテルの粘度が上記1に示す範囲内に
    なる様な正の整数である) (式中、m"はペルフルオロポリエーテルの粘度が上記の
    範囲内になる様な整数である) 4. A”O[CF2 CF(CF3 )O]q'− (C2 4 O)s'(CFXO)r'A"' (式中、A”およびA"'は、同一であるか、または互い
    に異なるものであって、CF3 、C2 5 、C3 7
    あり、XはF、CF3 であり、r'、q'およびs'は整数で
    あり、0でもよいが、いずれの場合もペルフルオロポリ
    エーテルの粘度が上記の範囲内になる数であり、比率r'
    /(r'+s'+q')≦1/10であり、q'/s'が0.2〜
    6である) 5. CF3 O(C2 4 O)p (CF2 O)q −CF3 (式中、pおよびqは、同一であるか、または互いに異
    なった整数であり、比率p/qが0.1〜5であり、粘
    度が上記の限界内に入る様な数である) 6. AivO−(CF2 −CF2 −CF2 O)m"' v (式中、AivおよびAv は、同一であるか、または互い
    に異なるものであって、C2 5 、C3 7 であり、
    m"'はペルフルオロポリエーテルの粘度が上記の値の範
    囲内になる数である) 7. DO−(CF2 −CF2 O)r D' (式中、DおよびD' は、同一であるか、または互いに
    異なるものであって、CF3 、C2 5 であり、rはペ
    ルフルオロポリエーテルの粘度が上記の値の範囲内にな
    る数である) (式中、R' f はペルフルオロアルキルであり、Rf
    Fまたはペルフルオロアルキルであり、n' は粘度が上
    記の限界内になる様な数である)を有する、請求項10
    に記載のグリース。
  12. 【請求項12】フルオロポリエーテルが、該フッ素化油
    の10重量%までの、上記の構造中に1個以上の反応性
    末端基を有するフルオロポリエーテルを含む、請求項1
    〜11のいずれか1項に記載のグリース。
  13. 【請求項13】反応性末端基が、フッ化アシル、カルボ
    キシル、アルコール、ケトン、アミド、アミン、アルコ
    キシルおよびニトリル基から選択される、請求項12に
    記載のグリース。
  14. 【請求項14】潤滑油およびグリースで一般的に使用さ
    れる種類の様々な添加剤、例えば酸化防止剤、腐食防止
    剤、摩耗防止剤、極度の圧力下で使用する添加剤、他の
    固体潤滑剤および粘度指数向上剤を含む、請求項1〜1
    3のいずれか1項に記載のグリース。
  15. 【請求項15】請求項1〜14のいずれか1項に記載の
    グリースの製造方法であって、水素添加グリースを、所
    望によりフッ素化グリースの形態の、フルオロポリエー
    テル油と混合し、続いて20〜50℃の温度で均質化
    し、3本シリンダーホモジナイザー中に少なくとも2回
    通すことを特徴とする方法。
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