JP2000303088A - 潤滑剤組成物とそれを用いた転がり軸受 - Google Patents
潤滑剤組成物とそれを用いた転がり軸受Info
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Abstract
が早期に疲労寿命に至るのを防止し、転がり軸受の長寿
命化を可能とするとともに、それ自体の耐熱性にもすぐ
れた潤滑剤組成物と、それを封入した転がり軸受とを提
供する。 【解決手段】 潤滑剤組成物は、潤滑基油としてのフッ
素系合成油に、フッ素樹脂系増ちょう剤と、摩耗防止剤
としての有機アンチモン化合物、または有機モリブデン
化合物とを添加した。転がり軸受は、上記潤滑剤組成物
を封入した。
Description
回転、高荷重などの過酷な条件下で使用される潤滑剤組
成物と、それを用いた転がり軸受とに関するものであ
る。
ど、自動車のエンジンの周囲で潤滑に使用される潤滑剤
組成物にはこれまでも、高温、高速回転、高荷重などの
過酷な使用条件下において、焼き付きなどを生じること
なく、長期間に亘って十分な潤滑性能を発揮することが
求められ、それに対応すべく種々の改良がなされてき
た。
つ急速な性能向上にともなって、潤滑剤組成物の使用条
件はこれまでよりもさらに高温、高速回転、高荷重化す
る傾向にあり、現状の組成物ではこの傾向に十分に対応
できなくなりつつある。
ータ用の転がり軸受の使用条件は、エンジン回転数の向
上、および高トルク化にともなって、これまでよりもさ
らに高速回転、高荷重化しつつある他、最近になって一
部で採用され始めた、ラジエータからの冷却水を発電機
内部に循環させる水冷式オルタネータの場合は、転がり
軸受が厚いケーシングの内部に配置されるため、たとえ
ばその使用温度が170℃以上といった、これまでにな
い高温になることが予想されている。
過酷な使用条件下において使用される転がり軸受に、従
来の潤滑剤組成物を使用したのでは、当該転がり軸受
が、理論的に推定される寿命時間前に、極めて短時間で
疲労寿命に至るという問題がある他、とくにその高熱に
よって潤滑剤組成物自体が劣化しやすいという問題もあ
った。
用される転がり軸受が早期に疲労寿命に至るのを防止
し、転がり軸受の長寿命化を可能とするとともに、それ
自体の耐熱性にもすぐれた潤滑剤組成物と、それを封入
した転がり軸受とを提供することにある。
に、発明者らはまず、前記のように転がり軸受が、理論
的に推定される寿命時間前に、極めて短時間で疲労寿命
に至る原因について検討を行った。その結果、高速回転
中に、転がり軸受の、転動体と内外輪の転走面との間で
すべりを伴なう過大な接線力が生じて、転がり軸受が早
期に疲労寿命に至ること、それを防止するためには、潤
滑剤組成物中に、たとえば上記内外輪の転走面や転動体
の表面などを形成する金属と反応して、当該各表面に、
接線力低減に寄与する化合物被膜を形成しうる化合物
を、摩耗防止剤として添加すればよいことを見出した。
すぐれた化合物の具体的な種類について検討するととも
に、上記化合物と組み合わせた際に、これらの化合物の
特性を最大限に発揮させることができ、かつ転がり軸受
の使用条件に最適の潤滑性能を有するとともに、それ自
体の耐熱性にもすぐれた潤滑剤組成物を形成しうる潤滑
基油、および増ちょう剤についてさらに検討を行った結
果、本発明を完成するに至った。
滑基油としてのフッ素系合成油と、(2) フッ素樹脂系増
ちょう剤と、(3) 有機アンチモン化合物および有機モリ
ブデン化合物からなる群より選ばれた少なくとも1種の
化合物とを含有することを特徴とするものである。
明において、潤滑基油として使用されるフッ素系合成油
としては、その分子中にフッ素を含有し、かつ耐熱性に
すぐれた種々のフッ素系合成油がいずれも使用可能であ
るが、とくに式(5):
る、その末端がフッ素で封鎖された低分子量のヘキサフ
ルオロプロピレンエポキシドのホモポリマーで、かつ重
合体の鎖が完全に飽和された、いわゆるパーフルオロア
ルキルポリエーテル(PFPE)が好適に使用される。
かかるPFPEとしては、種々のパーフルオロアルキル
を原料とする種々の分子量のものがあるので、その中か
ら、潤滑剤組成物の使用条件に適合した粘度を有するも
のを選択して使用すればよい。
転がり軸受に使用する潤滑剤組成物の場合は、その40
℃における動粘度が140〜260mm2/s程度のも
のが好ましい。40℃における動粘度が上記の範囲未満
では、以下で述べる増ちょう剤を多量に添加しても、上
記水冷式オルタネータ用の転がり軸受用としての、とく
に高温条件下での使用時に、潤滑剤として必要な粘度が
得られないおそれがある。また逆に40℃における動粘
度が上記の範囲を超えた場合には、転がり軸受けの駆動
トルクが大きくなって、水冷式オルタネータなどの消費
電力が増加するとともに、グリースがせん断によって軟
化し、転がり軸受けから漏洩する結果、転がり軸受けの
寿命が低下するおそれがある。
使用され、その中でもとくにポリ四フッ化エチレン樹脂
(PTFE)が、好適なものとしてあげられる。増ちょ
う剤に好適なPTFEとしては、ディスパージョンタイ
プまたはパウダータイプで、かつその2次粒径が2〜2
0μm程度のものなどがあげられる、上記PTFEなど
の、フッ素樹脂系増ちょう剤の配合量はとくに限定され
ず、潤滑剤組成物の使用条件などに応じて適宜、変更で
きるが、これも前述した水冷式オルタネータ用の転がり
軸受に使用する潤滑剤組成物における、前記潤滑基油と
してのフッ素系合成油(B)と、フッ素樹脂系増ちょう
剤(T)との配合割合は、重量比B/Tで表しておよそ
70/30〜80/20程度であるのが好ましい。
は、上記水冷式オルタネータ用の転がり軸受用として
の、とくに高温条件下での使用時に、潤滑剤として必要
な粘度が得られないおそれがある。また逆に、増ちょう
剤の配合量が上記の範囲を超えた場合には、グリースが
硬くなるために流動性が低下して、潤滑不良を引き起こ
すおそれがある。
外輪の転走面や転動体の表面などを形成する金属と反応
して、当該各表面に、接線力低減に寄与する化合物被膜
を形成しうる摩耗防止剤としては、有機アンチモン化合
物および有機モリブデン化合物からなる群より選ばれた
少なくとも1種の化合物があげられる。このうち有機ア
ンチモン化合物としては、たとえば式(1):
原子、アルキル基またはアリール基を示す。〕で表され
るアンチモンジチオカーバメートや、式(2):
原子、アルキル基またはアリール基を示す。〕で表され
るアンチモンジチオホスフェートなどがあげられる。上
記のうち一般式(1)で表されるアンチモンジチオカーバ
メートの具体的化合物としては、たとえばアール・ティ
ー・ヴァンダービルト社(R. T. VanderbiltCompany, I
nc.)製の商品名「VANLUBE 73」〔一般式(1)
中のR1、R 2がアルキル基である化合物〕などがあげら
れ、また一般式(2)で表されるアンチモンジチオホスフ
ェートの具体的化合物としては、たとえば同じアール・
ティー・ヴァンダービルト社製の商品名「VANLUB
E 622」〔一般式(2)中のR3、R4がアルキル基で
ある化合物〕などがあげられる。
えば式(3):
原子、アルキル基またはアリール基を示し、m,x,y
は任意の数を示す。〕で表されるモリブデンジチオカー
バメートや、式(4):
原子、アルキル基またはアリール基を示す。〕で表され
るモリブデンジチオホスフェートなどがあげられる。上
記のうち一般式(3)で表されるモリブデンジチオカーバ
メートの具体的化合物としては、たとえば前記と同じア
ール・ティー・ヴァンダービルト社製の商品名「MOL
YVAN A」などがあげられ、また一般式(4)で表さ
れるモリブデンジチオホスフェートの具体的化合物とし
ては、たとえば上記アール・ティー・ヴァンダービルト
社製の商品名「MOLYVAN L」などがあげられ
る。
る他、2種以上を併用することもできる。上記有機アン
チモン化合物や有機モリブデン化合物の、摩耗防止剤と
しての添加量は、前記潤滑基油と増ちょう剤の総量10
0重量部に対して2〜25重量部程度であるのが好まし
い。
は、当該摩耗防止剤を添加したことによる効果が不十分
となって、たとえば転がり軸受の内外輪の転走面や転動
体などの表面に、十分な接線力低減効果を有する化合物
被膜を形成できないおそれがある。逆に上記の範囲を超
えても、それ以上の添加効果が望めないだけでなく、経
済効果の点で不利となるおそれがある。
えばポタシウムボーレートなど)、酸化防止剤、防錆剤
などの、従来公知の種々の添加剤を、従来と同程度の割
合で添加してもよい。本発明の転がり軸受は、上記本発
明の潤滑剤組成物を封入することで製造される。転がり
軸受の形式はとくに限定されず、従来公知の、種々の形
式の転がり軸受に、本発明の構成を適用することができ
る。潤滑剤組成物の封入量は、転がり軸受の形式や寸法
等に応じて適宜変更することができるが、ほぼ従来と同
程度でよい。
転がり軸受の場合は、転動体とない外輪との空隙の容積
の30〜40%程度、潤滑剤組成物を封入するのが好ま
しい。
説明する。なお、各実施例、比較例で用いた各成分は、
下記のとおりである。 *潤滑基油 PFPE1:パーフルオロアルキルポリエーテル〔40
℃における動粘度160mm2/s〕。
ーテル〔40℃における動粘度240mm2/s〕。 PAO:ポリαオレフィン〔100℃における動粘度8
mm2/s〕。 ADE:アルキルジフェニルエーテル〔100℃におけ
る動粘度12mm2/s〕。 *増ちょう剤 PTFE:ポリ四フッ化エチレン樹脂〔乳化重合法によ
って合成された、2次粒径が3〜5μmのもの〕。
ヘキシルアミン、および4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネートの反応生成物(詳細後述)。 *摩耗防止剤 SbDTC:前記一般式(1)中のR1、R2がアルキル基
であるアンチモンジチオカーバメート〔前出の、アール
・ティー・ヴァンダービルト社製の商品名「VANLU
BE 73」〕。
ジチオカーバメート〔前出の、アール・ティー・ヴァン
ダービルト社製の商品名「MOLYVAN A」〕。 MoDTP:前記一般式(4)のモリブデンジチオホスフ
ェート〔前出の、アール・ティー・ヴァンダービルト社
製の商品名「MOLYVAN L」〕。 *酸化防止剤 アルキル化ジフェニルアミン *防錆剤 亜硝酸ナトリウム 実施例1〜6 表1に示した各成分のうち潤滑基油と増ちょう剤とをス
テンレス容器に入れ、室温でかく拌してゲル化させた。
つぎに、上記のゲル1000重量部に、表1に示した量
の摩耗防止剤、酸化防止剤、および防錆剤を加えてさら
にかく拌したのち、3本ロールミルを用いて均一化処理
して、実施例1〜6の潤滑剤組成物を製造した。
同様にして、比較例1、2の潤滑剤組成物を製造した。 比較例3〜6 潤滑基油425重量部に、アミン成分としての64重量
部のp−ドデシルアニリンと25重量部のシクロヘキシ
ルアミンとを混合し、攪拌しつつ100℃に加熱してア
ミン溶液を作製した。また上記と同じ潤滑基油425重
量部に、イソシアネート成分としての61重量部の4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを混合し、攪
拌しつつ100℃に加熱してイソシアネート溶液を作製
した。
ミン溶液を徐々に添加し、反応させて、潤滑基油850
重量部中にジウレア150重量部を生成させた。つぎに
生成したジウレアを均一に分散させるべく、反応液を攪
拌しながら加熱して150℃まで昇温し、150℃で1
5〜40分間保持した後、室温まで徐冷してゲル化し
た。
00重量部に、表2に示した量の摩耗防止剤、酸化防止
剤、および防錆剤を加えてさらにかく拌したのち、3本
ロールミルを用いて均一化処理して、比較例3〜6の潤
滑剤組成物を製造した。上記各実施例、比較例で製造し
た潤滑剤組成物について、以下の各試験を行って、その
特性を評価した。
度(60W)を、日本工業規格JIS K 2220
「グリース」所載の混和ちょう度測定方法に則って測定
した。 軸受寿命の測定 各実施例、比較例で製造した潤滑剤組成物を、それぞれ
両シール付きのラジアル玉軸受(呼び番号6303ZR
D)中に2g封入した後、下記の高速、高負荷条件下で
1000時間運転して、軌道面に剥離が発生し、軸受が
破損するに至った時間を計測した。なお、計測は、各サ
ンプル毎に4個ずつのラジアル玉軸受を用いて4回ずつ
行った。
0時間運転して、潤滑剤組成物の焼き付きによる軸受の
破損が発生するに至った時間を計測した。なお、計測
は、各サンプル毎に4個ずつのラジアル玉軸受を用いて
4回ずつ行った。
はいずれも、摩耗防止剤として有機アンチモン化合物、
有機モリブデン化合物を含有しているために、軸受の寿
命を向上させる効果を有しているものの、フッ素系合成
油以外の潤滑基油であるPAO、ADEを用いるととも
に、フッ素樹脂系以外の増ちょう剤であるジウレア化合
物を用いているために、それ自体の耐熱性が不十分であ
ることがわかった。
ょう剤とを組み合わせた比較例1、2の潤滑材組成物は
ともに、それ自体の耐熱性にはすぐれるものの、摩耗防
止剤として有機アンチモン化合物、有機モリブデン化合
物を含有していないために、軸受の寿命を向上させる効
果が得られないことがわかった。これに対し、実施例1
〜6の潤滑剤組成物はいずれも、軸受の寿命を向上させ
る効果を有するとともに、それ自体の耐熱性にもすぐれ
ていることが確認された。
くに過酷な条件下で使用される転がり軸受が早期に疲労
寿命に至るのを防止し、転がり軸受の長寿命化を可能と
するとともに、それ自体の耐熱性にもすぐれた潤滑剤組
成物と、それを封入した転がり軸受とを提供できるとい
う特有の作用効果を奏する。
Claims (6)
- 【請求項1】(1) 潤滑基油としてのフッ素系合成油と、 (2) フッ素樹脂系増ちょう剤と、 (3) 有機アンチモン化合物および有機モリブデン化合物
からなる群より選ばれた少なくとも1種の化合物とを含
有することを特徴とする潤滑剤組成物。 - 【請求項2】フッ素系合成油が、パーフルオロアルキル
ポリエーテルである請求項1記載の潤滑剤組成物。 - 【請求項3】フッ素樹脂系増ちょう剤が、ポリ四フッ化
エチレン樹脂である請求項1記載の潤滑剤組成物。 - 【請求項4】有機アンチモン化合物が、式(1): 【化1】 〔式中R1、R2は同一または異なって水素原子、アルキ
ル基またはアリール基を示す。〕で表されるアンチモン
ジチオカーバメート、および式(2): 【化2】 〔式中R3、R4は同一または異なって水素原子、アルキ
ル基またはアリール基を示す。〕で表されるアンチモン
ジチオホスフェートのうちの少なくとも一方である請求
項1記載の潤滑剤組成物。 - 【請求項5】有機モリブデン化合物が、式(3): 【化3】 〔式中R5、R6は同一または異なって水素原子、アルキ
ル基またはアリール基を示し、m,x,yは任意の数を
示す。〕で表されるモリブデンジチオカーバメート、お
よび式(4): 【化4】 〔式中R7、R8は同一または異なって水素原子、アルキ
ル基またはアリール基を示す。〕で表されるモリブデン
ジチオホスフェートのうちの少なくとも一方である請求
項1記載の潤滑剤組成物。 - 【請求項6】請求項1記載の潤滑剤組成物を封入したこ
とを特徴とする転がり軸受。
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