JPH07268224A - 感熱転写記録用色素 - Google Patents

感熱転写記録用色素

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JPH07268224A
JPH07268224A JP6087201A JP8720194A JPH07268224A JP H07268224 A JPH07268224 A JP H07268224A JP 6087201 A JP6087201 A JP 6087201A JP 8720194 A JP8720194 A JP 8720194A JP H07268224 A JPH07268224 A JP H07268224A
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JP
Japan
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dye
formula
atom
groups
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Pending
Application number
JP6087201A
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English (en)
Inventor
Naomi Kawarasaki
直巳 河原崎
Sachiko Fujiyama
幸子 藤山
Junji Chiba
純司 千葉
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SANKYO KAGAKU KK
Original Assignee
SANKYO KAGAKU KK
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Publication date
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な転写性、着色性、色再現性を有し、且
つ諸堅牢性に優れた鮮明なマゼンタ色を呈する感熱転写
記録用色素を提供することにある。 【構成】 特定のアジン誘導体からなる感熱転写記録用
色素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱転写記録用マゼンタ
色素に関し、更に詳しくは、昇華型感熱転写記録方法に
おいて、有用な転写性、着色性、色再現性、諸堅牢性に
優れた鮮明なマゼンタ色の色素を提供することを目的と
する。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビ、ビデオ、スチルビデオカ
メラなどの一過性の画像からハ−ドコピ−を得る方法の
一つに昇華型感熱転写記録方式がある。この方法は熱に
より色素を昇華させて、被記録体に像を形成させるもの
であり、熱源として発熱素子または半導体レ−ザが用い
られる。この熱源に与えるエネルギ−を変えることによ
り色素の昇華転写量を制御することができ、階調性の良
い画像が得られるので、この方式は特にピクトリアルカ
ラ−記録には有利な方法と考えられる。
【0003】減色法によりフルカラ−画像を得る場合、
色相表現の基本となる三原色は、イエロ−、マゼンタ、
シアンである。このうちマゼンタは緑色の補色であり、
澄んだ赤紫色で、その極大吸収波長が500〜540n
mであることが要求される。現在昇華型感熱転写記録用
として用いられているマゼンタ色の分散染料は、彩度が
不足しており色再現性の優れたカラ−画像は得られな
い。また最近の記録方法の進歩に伴い、低エネルギ−で
十分に濃度のある鮮明な画像を与えることのできる高速
記録用材料が望まれているが、この点でも現在用いられ
ている分散染料は十分満足のいく性能を有していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、転写性、着色性、色再現性に優れ、更に諸堅牢性に
優れた鮮明なマゼンタ色を呈する感熱転写記録用色素を
提供するものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、このような
状況に鑑み、従来技術の問題点を解決すべく、鋭意研究
の結果、アジン系色素が極めて転写性に優れ、また鮮明
なマゼンタ色を呈し、イエロ−色素、シアン色素と混合
した際すぐれた色再現性を示すことを見出し、本発明を
完成することに至った。
【0006】即ち、本発明は下記一般式(1)で示され
る感熱転写記録用色素に関するものである。
【0007】
【化4】
【0008】式中、Aは下記化5のいずれかの構造を表
し、Bは下記化6のいずれかの構造を表す。
【0009】
【化5】
【0010】式中、Yは酸素原子、ジシアノメチレン
基、=NRを表す。Rは水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、アルキル基を表す。R1 およびR2 は各々水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、ア
ルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルコキ
シ基、アラルキル基、アリール基、アシル基、アシルア
ミノ基、スルホニルアミノ基、ウレイド基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基を表す。nおよびmは各々1ま
たは2の整数を表す。nまたはmが2を表す場合、各々
のR1 又はR2 はそれぞれ同一でも異なってもよい。上
記R、R1 及びR2 で表される置換基は、更に置換基を
有していてもよい。
【0011】
【化6】
【0012】式中、Zは酸素原子、窒素原子又は硫黄原
子を表す。R3 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
を表す。R4 は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
トロ基、アミノ基、アルキル基、シクロアルキル基、ア
ルケニル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール
基、アシル基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、
ウレイド基、カルバモイル基、スルファモイル基を表
す。pは1または2の整数を表す。pが2を表す場合、
各々のR4 はそれぞれ同一でも異なってもよい。上記R
3 及びR4 で表される置換基は、更に置換基を有してい
てもよい。
【0013】前記化5及び化6における各置換基につい
て詳しく説明する。Rは水素原子;シアノ基;塩素、臭
素、沃素等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基等のアルキル基;クロロエチル基等の
ハロゲノアルキル基;シアノエチル基等のシアノアルキ
ル基;メトキシエチル基、エトキシエチル基等のアルコ
キシアルキル基;ヒドロキシエチル基、βーヒドロキシ
プロピル基等のヒドロキシアルキル基を表す。Rは、好
ましくは水素原子、アルキル基であり、更に好ましくは
水素原子、メチル基である。これらの官能基を導入する
ことにより耐光性、耐熱移行性がより向上する。
【0014】R1 およびR2 は、各々水素原子;塩素、
臭素、沃素等のハロゲン原子;シアノ基;ニトロ基;メ
チルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のアミノ基;メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル
基;クロロエチル基等のハロゲノアルキル基;シアノメ
チル基、シアノエチル基等のシアノアルキル基;メトキ
シエチル基、エトキシエチル基等のアルコキシアルキル
基;ヒドロキシエチル基、βーヒドロキシプロピル基等
のヒドロキシアルキル基;シクロヘキシル基等のシクロ
アルキル基;ビニル基、プロペニル基、ブテニル基等の
アルケニル基;メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ
基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;フェ
ニル基、トリル基、ハロゲノフェニル基、アルコキシフ
ェニル基等のアリール基;アセチル基、プロパノイル
基、ベンゾイル基等のアシル基;アセチルアミノ基、ベ
ンゾイルアミノ基等のアシルアミノ基;メタンスルホニ
ルアミノ基、エタンスルホニルアミノ基、ベンゼンスル
ホニルアミノ基等のスルホニルアミノ基;メチルウレイ
ド基、1,3−ジメチルウレイド基、エチルウレイド基
等のウレイド基;メチルカルバモイル基、エチルカルバ
モイル基、フェニルカルバモイル基等のカルバモイル
基;メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル
基、フェニルスルファモイル基等のスルファモイル基が
挙げられる。R1 は、好ましくは水素原子、ハロゲン原
子、アシルアミノ基であり、更に好ましくは水素原子、
アセチルアミノ基である。R2 は、好ましくは水素原子
である。これらの官能基を導入することにより耐光性、
耐熱移行性がより向上する。
【0015】R3 は水素原子;塩素、臭素、沃素等のハ
ロゲン原子;メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基等のアルキル基;クロロエチル基等のハロゲノアルキ
ル基;シアノエチル基等のシアノアルキル基を表す。R
3 は好ましくはアルキル基であり、更に好ましくはメチ
ル基、エチル基である。これらの官能基を導入すること
により耐光性、耐熱移行性がより向上する。
【0016】R4 は水素原子;塩素、臭素、沃素等のハ
ロゲン原子;シアノ基;ニトロ基;メチルアミノ基、エ
チルアミノ基、プロピルアミノ基、ジメチルアミノ基、
ジエチルアミノ基等のアミノ基;メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基等のアルキル基;クロロエチル基
等のハロゲノアルキル基;シアノメチル基、シアノエチ
ル基等のシアノアルキル基;メトキシエチル基、エトキ
シエチル基等のアルコキシアルキル基;ヒドロキシエチ
ル基、βーヒドロキシプロピル基等のヒドロキシアルキ
ル基;シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル
基、プロペニル基、ブテニル基等のアルケニル基;メト
キシ基、エトキシ基等のアルコキシ基;ベンジル基、フ
ェネチル基等のアラルキル基;フェニル基、トリル基、
ハロゲノフェニル基、アルコキシフェニル基等のアリー
ル基;アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基等の
アシル基;アセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基等の
アシルアミノ基;メタンスルホニルアミノ基、エタンス
ルホニルアミノ基、ベンゼンスルホニルアミノ基等のス
ルホニルアミノ基;メチルウレイド基、1,3−ジメチ
ルウレイド基、エチルウレイド基等のウレイド基;メチ
ルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、フェニルカ
ルバモイル基等のカルバモイル基;メチルスルファモイ
ル基、エチルスルファモイル基、フェニルスルファモイ
ル基等のスルファモイル基が挙げられる。R4 は好まし
くは水素原子又はアルキル基であり、更に好ましくはメ
チル基である。これらの官能基を導入することにより耐
光性、耐熱移行性がより向上する。一方、一般式(1)
において、Bとして4−ピリジル基またはベンゾチアゾ
リル基が好ましく、4−ピリジル基が更に好ましい。以
下に本発明に用いられる一般式(1)で示される色素の
好ましい具体例を表−Aに示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】一般式(1)で示される色素は、公知の方
法、例えば、Dyes and pigment 17
(2),303(1991)に記載されている方法によ
って、下記一般式(2)で示されるアミノ化合物と下記
一般式(3)あるいは(6)で示されるフェノール化合
物をジアゾカップリングさせ、合成した下記一般式
(4)あるいは(7)で示されたアゾ化合物を沃化エチ
ル等でアルキル化させることにより容易に製造すること
ができる。
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびn、
m、pはいずれも前記の意味を持つ。あるいは、一般式
(1)で示される色素は、公知の方法、例えば、Dye
sand pigment 17(2),303(19
91)等に載されている方法によって、下記一般式
(9)あるいは(12)で示されるヒドラゾン化合物と
下記一般式(10)あるいは(13)で示したベンゾキ
ノン化合物と縮合反応させることにより容易に製造する
ことができる。
【0023】
【化9】
【0024】
【化10】
【0025】式中、R1 、R2 、R3 、R4 、Z、Y、
n、mおよびpはいずれも前記の意味を有する。本発明
の色素を用いて感熱転写記録用インキを製造する方法と
しては、色素を適当な結合剤と共に溶剤中でボ−ルミル
などを用いて溶解または微粒化してインキとする方法が
ある。結合剤としては、エポキシ樹脂、フェノ−ル樹
脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコ−ン樹脂、セ
ルロ−ス樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリス
チレン、ポリカ−ボネ−ト、ポリエステル、ポリイミ
ド、ポリビニルブチラ−ル、アラビアゴム、カゼインな
どが挙げられる。また溶剤としては、水、メタノ−ル、
エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル等のアルコ−ル
類、トルエン、キシレン、モノクロルベンゼン等の芳香
族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン類、ジクロルエタン、トリク
ロルエチレン、パ−クロルエチレン等のハロゲン化水素
類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類などが挙
げられる。
【0026】また転写方法としては、上記で得られたイ
ンキを適当な基体上にバ−コ−タを用いて塗布して転写
シ−トを作成し、該シ−トを被記録体と重ね、次いでシ
−トの背面から発熱素子等で加熱する方法があり、その
ようにすればシ−ト上の色素が、被記録体上に転写され
る。転写基体としては、一般にコンデンサ−紙、セロハ
ン紙、又はポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂のような
耐熱性の良好なプラスチックフィルムが適している。ま
た被記録体としては、普通紙を用いることもできるが発
色感度を高めるために、ポリエステル系樹脂またはポリ
アミド系樹脂などをコ−トした紙、あるいはポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニルまたはポリエステルなどの合成紙
が使用される。本発明の色素は鮮明なマゼンタ色である
ため、インドアニリン系のシアン色素、例えば下記構造
【0027】
【化11】
【0028】で示されるシアン色素、及びジシアノメチ
レン系のイエロー色素、例えば下記構造式
【0029】
【化12】
【0030】で示されるイエロー色素と組み合わせてフ
ルカラ−を得るのに適している。
【0031】
【発明の効果】本発明により、転写性、着色性、色再現
性に優れ、更に諸堅牢性に優れた鮮明なマゼンタ色を呈
する感熱転写記録用色素を提供することができる。
【0032】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、本実施例は本発明を限定するものではない。
【0033】〔実施例1〕 (1)アゾ色素の製造 フェノール6.0gを10%水酸化ナトリウム溶液45
mlに溶解し、0〜5°Cに冷却させ、この溶液に、水
60mlに亜硝酸ナトリウム6.3gを溶解した水溶液
を滴下し、ジアゾニウム液を調製した。4−アミノピリ
ジン7.2gを塩酸26mlと水30mlに溶解し、こ
の溶液中に、上記のジアゾニウム液を0〜5°Cで滴下
後、同温度で30分反応させた。反応終了後、得た結晶
を濾別し、4−(p−ヒドロキシフェニルアゾ)ピリジ
ン4.4g(収率34.3%)を得た。 融点253.
5〜254.5°C
【0034】(2)色素(No.1)の製造 4−(p−ヒドロキシフェニルアゾ)ピリジン4.3g
をジメチルアセトアミド700mlに溶解し、この溶液
にヨウ化エタン20gを室温で滴下し40°Cで3日反
応し、200mlまで濃縮後濾別し、エタノール220
mlと10%水酸化ナトリウム溶液220mlの混合溶
媒で再結晶し、目的物であるアジン系色素0.5g(収
率9.8% 表−AのNo.1の色素)を得た。 融点
111.5〜113°C 本品の極大吸収波長(酢酸エ
チル)は514nmであった。
【0035】(3)色素(No.2)の製造 1,4−ベンゾキノン4.3gを水200mlに溶解
し、この溶液中に、N−メチルベンゾチアゾリノンヒド
ラゾンハイドロクロライド10.2gを水150mlに
溶解した溶液を滴下後、室温で1日反応させた。反応終
了後、得た結晶を濾別し、酢酸エチル200mlで再結
晶し、目的物であるアジン系色素3.3g(収率25.
2% 表−AのNo.2の色素)を得た。 融点22
8.5〜229°C 本品の極大吸収波長(酢酸エチ
ル)は500nmであった。
【0036】(4)転写シ−ト及び被転写材の作成 上記(2),(3)で得られた色素3部、ポリビニルブ
チラ−ル樹脂4.5部及びメチルエチルケトン46.2
5部、トルエン46.25部のインク組成物をボールミ
ルにより充分混練した後、背面に耐熱処理した6μm厚
のポリエチレンテレフタレ−トフィルムに、乾燥塗布量
が1.0g/m2 になるようにバーコータを用いて塗布
し、乾燥して本発明の転写シートを得た。次に、ポリエ
ステル樹脂11.5部、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
体5.0部、アミノ変性シリコーン1.2部、エポキシ
変性シリコーン1.2部、メチルエチルケトン40.8
部、トルエン40.8部、シクロヘキサノン20.4部
の塗工液を乾燥時10.0g/m2 になる割合で基材シ
−トである合成紙に塗布し、乾燥して被転写材を得た。
【0037】(5)転写記録 前記の本発明転写シ−トと前記被転写材とを対向させ、
転写シ−トの裏面から感熱ヘッドを用いて加熱すること
により記録を行い、鮮明なマゼンタ色の高色濃度記録が
得られた。記録濃度(OD)は、1.47であった。こ
こで、記録濃度は米国マクベス社製のテンシートメータ
ーRD−918で測定した。
【0038】〔実施例3〜27〕以下実施例1と同様に
して表−Aの色素を合成し、それぞれ感熱転写を行って
色濃度の高い鮮明なマゼンタ色記録が得られた。実施例
1〜27の結果を表−Bに示す。なお、耐光性、耐熱移
行性は下記により測定した。 耐光性:キセノンフェードメーター(アトラス社製 C
i35A)で実施し、次の条件(ブラックパネル温度
50°C、50klux、10時間)で変褪色の有無を
確認した。 ○ ; 10時間照射で殆ど褪色なし。 △ ; 10時間照射で僅かな褪色が見られる。 × ; 10時間照射で褪色が著しい。 耐熱移行性:色素を転写した受像紙と合成紙を対向さ
せ、70°Cで20g/cm2 の加圧下、48時間保存
し、合成紙への染色の移行を確認した。合成紙への染色
の移行が無いものを◎、染色の移行が僅かに見られたも
のを○、染色の移行があったものを△、染色の移行が著
しいものを×とした。 〔比較例1〕比較例として、上記本発明の色素に代え
て、下記の比較用染料を用いる以外、実施例1と同様に
して感熱転写を行い、上記と同様の方法で記録濃度、
色、耐光性、耐熱移行性を測定した。その測定結果を表
−Bに示す。 比較用染料1:ディスパーズレッド60
【0039】
【表3】
【0040】表−Bに示すように、本発明の色素は、記
録濃度が良好で、且つ記録画像の変褪色及び染色の移行
が殆ど無いことが判った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で示される感熱転写記録
    用色素。 【化1】 式(1)中、Aは下記化2のいずれかの構造を表し、B
    は下記化3のいずれかの構造を表す。 【化2】 式中、Yは酸素原子、ジシアノメチレン基、=NRを表
    す。Rは水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル
    基を表す。R1 およびR2 は各々水素原子、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、アルキル基、シク
    ロアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アラルキ
    ル基、アリール基、アシル基、アシルアミノ基、スルホ
    ニルアミノ基、ウレイド基、カルバモイル基、スルファ
    モイル基を表す。nおよびmは各々1または2の整数を
    表す。nまたはmが2を表す場合、各々のR1 又はR2
    はそれぞれ同一でも異なってもよい。 【化3】 式中、Zは酸素原子、窒素原子又は硫黄原子を表す。R
    3 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基を表す。R4
    は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アミ
    ノ基、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
    アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、アシル基、
    アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、ウレイド基、カ
    ルバモイル基、スルファモイル基を表す。pは1または
    2の整数を表す。pが2を表す場合、各々のR4 はそれ
    ぞれ同一でも異なってもよい。
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