JPH04275181A - 感熱転写記録用色素 - Google Patents

感熱転写記録用色素

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Publication number
JPH04275181A
JPH04275181A JP3036325A JP3632591A JPH04275181A JP H04275181 A JPH04275181 A JP H04275181A JP 3036325 A JP3036325 A JP 3036325A JP 3632591 A JP3632591 A JP 3632591A JP H04275181 A JPH04275181 A JP H04275181A
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JP
Japan
Prior art keywords
group
atom
thermal transfer
membered ring
groups
Prior art date
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Pending
Application number
JP3036325A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Chiba
千葉 純司
Hiroyuki Kato
裕之 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKYO KAGAKU KK
Original Assignee
SANKYO KAGAKU KK
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱転写記録用シアン色
素に関し、更に詳しくは、昇華型感熱転写記録方法にお
いて、有用な転写性、着色性、諸堅牢性に優れた鮮明な
シアン色の色素を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビ、ビデオ、スチルビデオカ
メラなどの一過性の画像からハードコピーを得る方法の
一つに昇華型感熱転写記録方式がある。この方法は熱に
より色素を昇華させて、被記録体に像を形成させるもの
であり熱源として発熱素子又は半導体レーザが用いられ
る。この熱源に与えるエネルギーを変えることにより色
素の昇華転写量を制御することができ、階調性の良い画
像が得られるので、この方式は特にピクトリアルカラー
記録には有利な方法と考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】減色法によりフルカラ
ー画像を得る場合、色相表現の基本となる三原色は、イ
エロー、マゼンタ、シアンである。このうちシアンはレ
ッドの補色であり、澄んだ青緑色で、その極大吸収波長
が620〜680nmであることが要求される。現在昇
華型感熱転写記録用として用いられているシアン色の分
散染料は、彩度が不足しており色再現性の優れたカラー
画像は得られない。又最近の記録方法の進歩に伴い、低
エネルギーで十分に濃度のある鮮明な画像を与えること
のできる高速記録用材料が望まれているが、この点でも
現在用いられている分散染料は十分満足のいく性能を有
していない。
【0004】本発明は、このような状況に鑑み、従来技
術の問題点を解決すべく、鋭意研究の結果、インドアニ
リン系アゾメチン色素が極めて転写性に優れ、又鮮明な
シアン色を呈し、イエロー色素、マゼンタ色素と混合し
た際、優れた色再現性を示すことを見出し、本発明を完
成するに至った。即ち、本発明は、下記一般式(1)で
示される感熱転写記録用色素をその要旨とするものであ
る。
【0005】
【化2】
【0006】式中、R1 は置換又は非置換アルキル基
、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基である
か、あるいはXと一緒に5員環又は6員環を形成する原
子又は原子団を表し、R2 は置換又は非置換アルキル
基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリール基を表
す。なお、R1 とR2 とは酸素原子又は窒素原子を
含有してもよい5員環又は6員環を形成しても良い。R
3 は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有
してもよいアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ
基、アラルキル基、アリール基、アシル基、アシルアミ
ノ基、スルホニルアミノ基、ウレイド基、カルバモイル
基、スルファモイル基、アミノ基を表す。R4 は置換
基を有しても良い5または6員のシクロアルケニル基を
表し、R5 、R6 はそれぞれ同一でも異なってもよ
く、水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアル
キル基、アルコキシ基、アシルアミノ基、スルホニルア
ミノ基、ウレイド基を表す。Xは水素原子であるか、あ
るいはR1 と一緒に5員環又は6員環を形成する原子
または原子団を表し、nは1または2を表す。一般式(
1)で示される色素は、公知の方法、例えば一般式(A
)で示される化合物と一般式(B)で示されるp−フェ
ニレンジアミン誘導体を塩化銀、過硫酸アンモニウム、
赤血塩などの酸化剤の存在下、アルカリ性で酸化カップ
リングさせることにより容易に製造することができる。
【0007】
【化3】
【0008】なお、一般式(A)で示される化合物は公
知の方法、例えば一般式(C)で示されるアミノフェノ
ール化合物と一般式(D)で示されるカルボン酸クロラ
イド化合物を脱塩酸縮合する方法によって容易に合成す
ることができる。
【0009】
【化4】
【0010】式中、Yは水素原子またはハロゲン原子を
表し、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6
 およびX、nはいずれも前記の意味を持つ。前記一般
式(1)で示されるR1 はメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基等のアルキル基;メトキシエチル基、
エトキシエチル基等のアルコキシアルキル基;ヒドロキ
シエチル基、β−ヒドロキシプロピル基等のヒドロキシ
アルキル基;クロロエチル基等のハロゲノアルキル基;
シアノメチル基、シアノエチル基等のシアノアルキル基
;シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;ベンジル基
、フェネチル基等のアラルキル基;フェニル基、トリル
基、ハロゲノフェニル基、アルコキシフェニル基等のア
リール基であるか、あるいはXと一緒に5員環または6
員環を形成する原子が挙げられる。
【0011】R2 はメチル基、エチル基、プロピル基
、ブチル基等のアルキル基;メトキシエチル基;エトキ
シエチル基等のアルコキシアルキル基;ヒドロキシエチ
ル基、β−ヒドロキシプロピル基等のヒドロキシアルキ
ル基;クロロエチル基等のハロゲノアルキル基;シアノ
メチル基、シアノエチル基等のシアノアルキル基;シク
ロヘキサン基等のシクロアルキル基;ベンジル基、フェ
ネチル基等のアラルキル基;フェニル基、トリル基、ハ
ロゲノフェニル基、アルコキシフェニル基等のアリール
基が挙げられる。なお、R1 とR2は酸素原子、窒素
原子または硫黄原子を含有してもよい5員環または6員
環を形成しても良い。
【0012】R3 は水素原子;塩素、臭素、沃素等の
ハロゲン原子;シアノ基;メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基等のアルキル基;メトキシエチル基、エ
トキシエチル基等のアルコキシアルキル基;ヒドロキシ
エチル基、β−ヒドロキシプロピル基等のヒドロキシア
ルキル基;クロロエチル基等のハロゲノアルキル基;シ
アノメチル基、シアノエチル基等のシアノアルキル基;
シクロヘキサン基等のシクロアルキル基;メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等のアルコキシ
基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;フェ
ニル基、トリル基、ハロゲノフェニル基、アルコキシフ
ェニル基等のアリール基;アセチル基、プロパノイル基
、ベンゾイル基等のアシル基;アセチルアミノ基、ベン
ゾイルアミノ基等のアシルアミノ基;メタンスルホニル
アミノ基、エタンスルホニルアミノ基、ベンゼンスルホ
ニルアミノ基等のスルホニルアミノ基;メチルウレイド
基、1,3−ジメチルウレイド基、エチルウレイド基等
のウレイド基;メチルカルバモイル基、エチルカルバモ
イル基、フェニルカルバモイル基等のカルバモイル基;
メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、フ
ェニルスルファモイル基等のスルファモイル基;メチル
アミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ジメチ
ルアミノ基、ジエチルアミノ基等のアミノ基が挙げられ
る。
【0013】R4 は、下記化5等のアルキル基または
ハロゲン原子で置換されてもよい5員環または6員環の
シクロアルケニル基を示し、下記〔化5〕において、R
7 は水素原子;メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基等のアルキル基;塩素、臭素、沃素等のハロゲン
原子が挙げられる。
【0014】
【化5】
【0015】R5 、R6 は水素原子;塩素、臭素、
沃素等のハロゲン原子;メチル基;エチル基、プロピル
基、ブチル基等のアルキル基;メトキシエチル基、エト
キシエチル基等のアルコキシアルキル基;ヒドロキシエ
チル基、β−ヒドロキシプロピル基等のヒドロキシアル
キル基;クロロエチル基等のハロゲノアルキル基;シア
ノメチル基、シアノエチル基等のシアノアルキル基;メ
トキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の
アルコキシ基;アセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基
等のアシルアミノ基;メタンスルホニルアミノ基、エタ
ンスルホニルアミノ基、ベンゼンスルホニルアミノ基等
のスルホニルアミノ基;メチルウレイド基、1,3−ジ
メチルウレイド基、エチルウレイド基等のウレイド基が
挙げられる。以下に本発明に使用される一般式(1)で
示される好ましい具体例を表−1から表−5に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】本発明の色素を用いて感熱転写記録用イン
キを製造する方法としては、色素を適当な結合剤と共に
溶剤中でボールミルなどを用いて溶解又は微粒化してイ
ンキとする方法がある。結合剤としては、エポキシ樹脂
、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリ
コーン樹脂、セルロース樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステ
ル、ポリイミド、ポリビニルブチラール、アラビアゴム
、カゼインなどが挙げられる。又溶剤としては、水、メ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の
アルコール類、トルエン、キシレン、モノクロルベンゼ
ン等の芳香族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジクロルエタ
ン、トリクロルエチレン、パークロルエチレン等のハロ
ゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステ
ル類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソ
ルブ類などが挙げられる。
【0022】又転写方法としては、上記で得られたイン
キを適当な基体上にバーコータを用いて塗布して転写シ
ートを作成し、該シートを被記録体と重ね、次いでシー
トの背面から発熱素子で加熱する方法があり、そのよう
にすればシート上の色素が、被記録体上に転写される。 転写基体としては、一般にコンデンサー紙、セロハン紙
、又はポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂のような耐熱
性の良好なプラスチックフィルムが適している。又被記
録体としては、普通紙を用いることもできるが、発色感
度を高めるために、ポリエステル系樹脂又はポリアミド
系樹脂などをコートした紙、あるいはポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル又はポリエステルなどの合成紙が使用さ
れる。本発明の色素は鮮明なシアン色であるため、例え
ば下記構造式
【0023】
【化6】 で示されるイエロー色素および下記構造式
【0024】
【化7】 で示されるマゼンタ色素と組み合わせてフルカラーを得
るのに適している。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、一般式(1)で示され
良好な転写性を有するインドアニリン系アゾメチン色素
を用いることにより、鮮やかなシアン色の感熱転写記録
が得られる。
【0026】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、本実施例は本発明を限定するものではない。
【0027】実施例1 (1)色素の製造 2−(3−シクロヘキセニル)カルボニルアミノ−4,
6−ジクロロ−5−メチルフェノール3gをエタノール
300mlと酢酸エチル300mlに溶解し、この溶液
に水100mlに溶解した炭酸カリウム7.3gおよび
水35mlに溶解した2−アミノ−5−ジエチルアミノ
トルエン3.4gを添加した。この混合液に攪拌下、室
温で水150mlに溶解した過硫酸アンモニウム7.5
gを滴下し、滴下終了後、室温で1時間反応させた。反
応終了後、析出した結晶をろ過し、トルエン/メタノー
ル混合溶媒で再結晶し、目的物であるインドアニリン系
アゾメチン色素4.9g(収率85.0%)を得た。融
点166.5〜167.4℃本品の極大吸収波長(酢酸
エチル)は647nmであった。
【0028】(2)転写シート及び被転写材の作成上記
(1)で得られた色素3部、ポリビニルブチラール樹脂
7部及びメチルエチルケトン45部、トルエン45部の
インク組成物をボールミルにより充分混練した後、背面
に耐熱処理した6μm厚のポリエチレンテレフタレート
フィルムに、乾燥塗布量が1.0g/m2 になるよう
にバーコータを用いて塗布し、乾燥して本発明の転写シ
ートを得た。次に、ポリエステル樹脂14部、メチルエ
チルケトン43部、トルエン43部の塗工液を乾燥時1
0.0g/m2 になる割合で基材シートである合成紙
に塗布し、乾燥して被転写材をえた。
【0029】(3)転写記録 前記の本発明転写シートと前記被転写材とを対向させ、
転写シートの裏面から感熱ヘッドを用いて加熱すること
により記録を行い、鮮明なシアン色の高色濃度記録が得
られた。記録濃度(OD)は、1.83であった。 実施例2〜27 以下実施例1と同様にして表−1の色素を合成し、それ
ぞれ感熱転写を行って色濃度の高い鮮明なシアン色記録
が得られた。実施例1〜27の結果を表−6に示す。
【表6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で示される感熱転写記録
    用色素: 【化1】 式中、R1 は置換又は非置換アルキル基、シクロアル
    キル基、アラルキル基、アリール基であるか、あるいは
    Xと一緒に5員環又は6員環を形成する原子又は原子団
    を表し、R2 は置換又は非置換アルキル基、シクロア
    ルキル基、アラルキル基、アリール基を表す。なお、R
    1 とR2とは酸素原子又は窒素原子を含有してもよい
    5員環又は6員環を形成しても良い。R3 は水素原子
    、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有してもよいアル
    キル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アラルキル
    基、アリール基、アシル基、アシルアミノ基、スルホニ
    ルアミノ基、ウレイド基、カルバモイル基、スルファモ
    イル基、アミノ基を表す。R4 は置換基を有しても良
    い5または6員のシクロアルケニル基を表し、R5 、
    R6 はそれぞれ同一でも異なってもよく水素原子、ハ
    ロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、アルコキ
    シ基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、ウレイド
    基を表す。Xは水素原子であるか、あるいはR1 と一
    緒に5員環又は6員環を形成する原子または原子団を表
    し、nは1または2を表す。
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