JPH07266897A - 自動車用放熱装置 - Google Patents

自動車用放熱装置

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JPH07266897A
JPH07266897A JP6058494A JP6058494A JPH07266897A JP H07266897 A JPH07266897 A JP H07266897A JP 6058494 A JP6058494 A JP 6058494A JP 6058494 A JP6058494 A JP 6058494A JP H07266897 A JPH07266897 A JP H07266897A
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radiator
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pin
dividing
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Takayoshi Kataoka
敬善 片岡
Yoshitomi Matsuzaki
義富 松崎
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Nissan Motor Co Ltd
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • F28F9/002Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファンを備えたシュラウドの着脱を容易と
し、またスペース上有利な自動車用放熱装置の提供を目
的とする。 【構成】 ファン5を備えたシュラウド1とラジエータ
7とを組み付けた自動車用放熱装置において、シュラウ
ド1を、ファン5を備えた主体部33とそれ以外の分割
部35とに分割構成し、主体部33と分割部35との合
せ部45に、嵌合によって両者を離脱自在に結合する結
合部53,55を設け、主体部33及び分割部35とで
なるシュラウド1をラジエータ3側に着脱可能な組み付
け状態とする上組付部7,11と下組付部17,59と
を設け、前記下組付部の少なくとも一部を前記分離部に
形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シュラウドとラジエ
ータとを組み付けた自動車用放熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用放熱装置としては、例え
ば図7に示すようなものがある(類似構造として実開昭
61−20431号公報、実開平1−115840号公
報、実開平2−31342号公報参照)。
【0003】まず、図7において左斜上方が車両前方F
r である。この自動車用放熱装置はシュラウド1とラジ
エータ3とを備え、両者組み付けられた状態で車体側に
取り付けられるものである。更に、説明すると、前記シ
ュラウド1は全体が一体構成のものであり、モータファ
ン5が組み付けられている。シュラウド1の上部にはラ
ジエータ3への締結結合用のシュラウド上部ブラケット
7が2個所に設けられている。シュラウド1の下部には
ラジエータ3側に嵌合させるシュラウド組付ピン9が2
個所に設けられている。
【0004】前記ラジエータ3には車体前後方向の背面
部側において、その上部にラジエータ上部ブラケット1
1が2個所に設けられている。ラジエータ3の上部には
ラジエータ上部取付ピン16が左右2個所に設けられて
いる。ラジエータ3の背面下部にはシュラウド取付ブラ
ケット13が2個所に設けられている。シュラウド取付
ブラレット13にはシュラウド組付ピン9を嵌合させる
嵌合穴15がそれぞれ設けられている。ラジエータ3の
下面部にはラジエータ下部取付ピン17が2個所に突設
されている。
【0005】一方、車体側のファーストクロスメンバ1
9には、ラジエータ取付ブラケット21が2個所設けら
れている。ラジエータ取付ブラケット21にはラジエー
タ下部取付ピン17を差し込む取付穴23がそれぞれ設
けられている。
【0006】そしてラジエータ3はラジエータ下部取付
ピン17がラジエータ取付ブラケット21の取付穴23
に図示しないマウントインシュレータ等を介して差し込
まれる。また、ラジエータ上部取付ピン16が図示しな
いマウントインシュレータ等を介して図示しない取付ス
テーに取り付けられ、各取付ステーは図示しないラジエ
ータコアサポートアッパに取り付けられる。
【0007】一方、シュラウド1は、モータファン5が
組み付けられた状態でそのシュラウド組付ピン9がシュ
ラウド取付ブラケット13の嵌合穴15に嵌合され、シ
ュラウド上部ブラケット7がラジエータ上部ブラケット
11にボルト25によって締結固定される。
【0008】従って、シュラウド1をラジエータ3と共
に確実に組み付けることができる。また、シュラウド1
の組み付けを利用してモータファン5をラジエータ3側
に確実に組み付けることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにシュラウド1が一体構造である場合は、メンテナ
ンス等のためにモータファン5を取り外す際に、シュラ
ウド1全体を取り外さなければならず、以下のような問
題があった。
【0010】すなわち、この取り外しはボルト25を緩
めてシュラウド上部ブラケット7のラジエータ上部ブラ
ケット11に対する締結結合を解除し、更にシュラウド
1を上方に持ち上げてシュラウド取付ピン9をシュラウ
ド取付ブラケット13の嵌合穴15から引き抜かなけれ
ばならない。そして、このような取り外し構造である
と、シュラウド1取り外し用の特別のスペースがラジエ
ータ3周囲に必要となり、多数の部品が密集するエンジ
ンルーム内ではレイアウト上極めて不利な構造となる。
【0011】また、取り外しスペースが十分に取れない
場合には取り外しが更に面倒になる恐れがある。すなわ
ち、図8のようにラジエータ3の左右両側には車体側の
フロントサイドメンバ27が存在し、且つ、ラジエータ
3の上部にはラジエータホース29が位置している。従
って、取り外しの際には、ラジエータホース29をラジ
エータ3から取り外すことが必須の作業となるからであ
る。なお、取り外しの際にシュラウド1がラジエータホ
ース29に干渉するのを避けるため、シュラウド1を鎖
線図示のように回転させて取り外すことも考えられる
が、シュラウド1の下コーナー部31(ハッチング部)
がフロントサイドメンバ27に干渉するため、単純には
回転させることはできなかった。
【0012】そこでこの発明は、エンジンルーム内での
レイアウト上有利であり、且つ、取り外しの簡単な自動
車用放熱装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、ファンを備えたシュラウドとラジ
エータとを組み付けた自動車用放熱装置において、前記
シュラウドを、前記ファンを備えた主体部とそれ以外の
分割部とに分割構成し、前記主体部と分割部との合せ部
に、嵌合によって両者を離脱自在に結合する結合部を設
け、前記主体部及び分割部とでなるシュラウドを前記ラ
ジエータ側に着脱可能な組み付け状態とする上組付部と
下組付部とを設け、前記下組付部の少なくとも一部を前
記分割部に形成したことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
用放熱装置であって、前記分割部は、前記シュラウドの
上下2分割によって形成したことを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1記載の自動車
用放熱装置であって、前記分割部は、前記シュラウドの
下コーナー部を分割して形成したことを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項2記載の自動車
用放熱装置であって、前記結合部は、前記主体部と分割
部との一方に上下方向へ突設した結合ピンと、他方に形
成され前記結合ピンを嵌合させる結合穴とであることを
特徴とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項4記載の自動車
用放熱装置であって、前記ラジエータは、上部にシュラ
ウドを組み付けるためのラジエータ上部ブラケットを有
し、且つ下部に車体側の取付穴に差し込むラジエータ下
部取付ピンを有し、前記上組付部は、前記ラジエータ上
部ブラケットに締結結合するシュラウド上部ブラケット
であり、前記下組付部は、前記ラジエータ下部取付ピン
に嵌合させるシュラウド下部嵌合部であることを特徴と
する。
【0018】請求項6の発明は、請求項3記載の自動車
用放熱装置であって、前記ラジエータは、前記シュラウ
ド組付け用の嵌合穴を設けたシュラウド取付ブラケット
を下部に有し、前記下組付部を、前記シュラウド組付用
の嵌合穴に嵌合させるシュラウド組付ピンとし、前記結
合部は、前記シュラウド組付ピンの縦割りの一方部を分
割部に形成し他方部を主体部に形成する構成を有するこ
とを特徴とする。
【0019】
【作用】上記手段の請求項1の発明によれば、シュラウ
ドのファンを備えた主体部とそれ以外の分割部とは、合
せ部の結合部による嵌合によって離脱自在に結合するこ
とができる。そして、シュラウドの上組付部と下組付部
とにより主体部及び分割部とでなるシュラウドをラジエ
ータ側に着脱自在な組み付け状態とすることができる。
また、分割部をラジエータ側に残したまま主体部のみを
取り外すことができる。但し、分割部も取り外すことが
できる。
【0020】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、シュラウドは、下側の分割部に対し上側の主
体部を結合、離脱させることができる。
【0021】請求項3の発明では、請求項1の発明の作
用に加え、シュラウドのコーナー部の分割部に対して主
体部を結合、離脱させることができる。
【0022】請求項4の発明では、主体部と分割部とを
上下方向に突設した結合ピンと、この結合ピンを嵌合さ
せる結合穴とによって結合、離脱させることができる。
【0023】請求項5の発明では、請求項4の発明の発
明の作用に加え、シュラウドの上部はシュラウド上部ブ
ラケットをラジエータ上部ブラケットに締結結合するこ
とによって組み付けることができる。シュラウドの下部
はラジエータ下部取付ピンにシュラウド下部嵌合部を嵌
合させることによって組み付けることができる。
【0024】請求項6の発明では、請求項3の発明の作
用に加え、分割部に形成したシュラウド組付ピンの縦割
りの一方部と、主体部に形成した他方部とをシュラウド
取付ブラケットの嵌合穴に共に嵌合させることによって
結合の一部を行なわせることができる。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0026】なお、図7に示すものと、同一構成部分に
は同符号を付して説明し、重複した説明は省略する。
【0027】図1はこの発明の第1実施例に係る自動車
用放熱装置の分解斜視図を示している。
【0028】シュラウド1はファンとしてのモータファ
ン5を備えた主体部33とそれ以外の分割部35とに分
割構成されている。特にこの実施例では分割部35はシ
ュラウド1の上下2分割によって形成している。すなわ
ち、合せ部45において、主体部33には、モータファ
ン5を取り付ける一対のフード部37の下側を通る直線
部39と、フード部37に沿った曲線部41と、曲線部
41の外側の突当部43とが形成されている。
【0029】一方、合せ部45において分割部35にも
直線部47、曲線部49、突当部51が対応して形成さ
れている。
【0030】そして、主体部33の直線部39の中央及
び左右の突当部43のそれぞれには下方へ突出した結合
ピン53が設けられている。また、分割部35には直線
部47の中央及び左右突当部51において前記結合ピン
53を嵌合させる結合穴55がそれぞれ設けられてい
る。
【0031】従って、主体部33と分割部35とを合
せ、結合ピン53を結合穴55に嵌合させることによっ
て主体部33及び分割部35が一体的となり、シュラウ
ド1が構成される。
【0032】前記主体部33の上部に設けたシュラウド
上部ブラケット7は、この実施例においてシュラウド1
をラジエータ3側に着脱可能に組み付ける状態とする上
組付部を構成している。
【0033】また、分割部35の下縁部にはシュラウド
1の下部に設けた下組付部としてシュラウド下部嵌合部
である断面L字型の嵌合部ブラケット59が溶接等によ
って固定されている。すなわち、図2のように嵌合部ブ
ラケット59には、係合穴61が設けられている。嵌合
部ブラケット59の先端59aには係合穴61に至る挿
入口63が設けられている。この挿入口63の幅は、図
1のラジエータ下部取付ピン17の径よりも小さく形成
され、嵌合部ブラケット59の弾性によって係合穴61
がラジエータ下部取付ピン17に節度をもって係合する
構成となっている。
【0034】次に、シュラウド1及びラジエータ3の組
み付けについて述べる。
【0035】ラジエータ3は図7と同様にファーストク
ロスメンバ19と図示しないラジエータコアサポータア
ッパとに取り付けられる。
【0036】一方、シュラウド1は、予めモータファン
3を取り付けた主体部33に分割部35が合せ部45で
結合され、一体的なものとされる。この結合は主体部3
3の各結合ピン53が分割部35の各結合穴55に嵌合
することにとよって行なわれる。
【0037】こうして一体化されたシュラウド1は嵌合
部ブラケット59の挿入口63がラジエータ3の下部取
付ピン17に対向するように配置され、そのまま前方側
へ押し付けられることによって下部取付ピン17に係合
穴61が弾性的に係合する。
【0038】また、シュラウド上部ブラケット7は、ボ
ルト25によってラジエータ上部ブラケット11に締結
結合される。これによって、モータファン3はシュラウ
ド1に支持され、シュラウド1はラジエータ3側に組み
付けられる。すなわち、モータファン5のラジエータ3
側への取り付けが無理なく行なわれる。
【0039】一方、メンテナンス等のためにモータファ
ン5を取り外す必要が生じた場合には、次の手順で行な
う。
【0040】まず、ボルト25を離脱させ、シュラウド
上部ブラケット7のラジエータ上部ブラケット11に対
する締結を解除する。
【0041】次に、シュラウド1全体を取り外すのでは
なく、モータファン5の組み付けられている主体部33
のみを若干上方へ持ち上げる。この持ち上げはラジエー
タホース29と主体部33との間のクリアランスで行な
うものとなる。主体部33の持ち上げによって各結合ピ
ン53が分割部35の各結合穴55から離脱し、主体部
33を分割部35から取り外すことができる。
【0042】更に、主体部33を引き上げて取り外すの
であるが、そのまま垂直上方に引き上げるとラジエータ
ホース29に干渉するため、主体部33のラジエータホ
ース29側はそのままにして図1の左側部を上方へ引き
上げるように回転させる。そして、主体部33が斜めの
状態になったら、そのまま傾斜方向に引き上げれば主体
部33を無理なく引き上げることができる。
【0043】このような取り外しによってラジエータホ
ース29を取り外す必要がなくなり、取り外し作業が極
めて容易となる。また、シュラウド1全体を取り外す場
合と比較して特別な取り外しスペースを設ける必要がな
く、多種の部品が密集するエンジンルーム内においてス
ペース上、レイアウト上、極めて有利な構造となる。更
に、シュラウド1全体を取り外す場合には、狭いスペー
スにおいて作業者は下方部の方まで手を差し入れなけれ
ばならないが、上記のように主体部33のみを取り外す
場合にはその必要がなく、この点からも取り外し作業が
極めて容易となる。
【0044】主体部33の取り付けに際しては、上記と
は逆の手順によって主体部33を引き下し、合せ部45
において分割部35と結合させ、シュラウド上部ブラケ
ット7をラジエータ上部ブラケット11にボルト25に
よって締結することで取り付けが完了する。従って、モ
ータファン5の再取り付けも極めて簡単に行なうことが
できる。
【0045】なお、主体部33と分割部35とは予め組
み付けて一体とした後にラジエータ3側に組み付ける手
順と、分割部35を先にラジエータ3側に組み付け、そ
の後主体部33を組み付ける手順との両方を取ることが
できる。
【0046】次に、他の実施例を説明する。なお、上記
実施例と同一構成部分には同符号を付して重複した説明
は省略する。
【0047】図3はこの発明の第2実施例を示してい
る。この実施例はモータファン5を備えた主体部65
と、シュラウド1の下コーナ部を分割して形成した分割
部67との構成としている。主体部65及び分割部67
は、合せ部69で結合されるようになっている。合せ部
69において主体部65にはフード部37の外周に沿っ
た略4分の1円弧の曲線部71と、突当部73とを有し
ている。また、曲線部71の下方部側にはシュラウド組
付ピン75の割りの他方部77が突設されている。前記
突当部73には、上記実施例同様に結合ピン53が突設
されている。
【0048】なお、シュラウド1には一方のシュラウド
組付ピン75の他にこれと対をなす他方のシュラウド組
付ピン79が突設されている。
【0049】前記分割部67の合せ部69は前記主体部
65の合せ部69に対応して形成され、曲線部81,突
当部83を有している。突当部83には上記実施例同様
結合穴55が設けられている。また、曲線部81の下方
側にはシュラウド組付ピン75の縦割りの一方部85が
突設され、前記他方部77と組合わされて一本のシュラ
ウド組付ピン75を構成するようになっている。従っ
て、シュラウド組付ピン75の一方部85及び他方部7
7は後述するラジエータ3側の嵌合穴87に共に嵌合さ
せることによって主体部65と分割部67との合せ部6
9を離脱自在に結合する結合部を構成している。また、
前記結合ピン53及び結合穴55も同様に結合部を構成
している。
【0050】前記ラジエータ3の車体前後方向後方側の
背面下部にはシュラウド取付ブラケット89,91が設
けられている。一方のシュラウド取付ブラケット89に
は前記嵌合穴87が設けられている。また、他方のシュ
ラウド取付ブラケット91にも同様に嵌合穴93が設け
られている。
【0051】なお、シュラウド組付ピン75,79はこ
の実施例においてシュラウド1をラジエータ3側に着脱
可能な組付状態とする下組付部を構成している。
【0052】組み付けに際しては主体部65と、分割部
67とを合せ部69において結合する。この結合は、結
合ピン53と結合穴55とが予め嵌合することによって
仮結合状態となる。
【0053】次いで、ラジエータ3の一方のシュラウド
取付ブラケット89の嵌合穴87に一方のシュラウド組
付ピン75の一方部85及び他方部77を共に差し込む
ことによって嵌合させる。これによって主体部65と、
分割部67の合せ部69の結合が完了する。同時にシュ
ラウド組付ピン75,79がシュラウド取付ブラケット
89,91の嵌合穴87,93に嵌合されることによっ
てシュラウド1下部のラジエータ3側に対する支持を行
なわせることができる。シュラウド1の上部の取り付け
は、上記実施例同様ボルト25の締結によって行なう。
【0054】シュラウド1の取り外しの際には、ボルト
25を取り外してシュラウド上部ブラケット7のラジエ
ータ上部ブラケット11に対する締結を解除する。そし
て、主体部65を上方へ引き上げると、結合ピン53が
分割部67の結合穴55から離脱すると共に、シュラウ
ド組付ピン75の他方部77のみがシュラウド取付ブラ
ケット89の嵌合穴87から離脱する。この状態によっ
て、主体部65を上記実施例と同様な手順で図3の左側
を上方へ持ち上げるように回転させ、斜めの状態とす
る。この時、主体部65の下コーナ部には分割部67が
存在しないため、フロントサイドメンバに干渉すること
なく回転させることができる。そして、主体部65を斜
めの状態としたら上記同様ラジエータホース29に干渉
しないようにそのまま引き抜けばよい。なお、分割部6
7も容易に離脱させることができる。但し、そのままラ
ジエータ3側に残してもよい。
【0055】また、主体部65の組み付けに際しては、
逆の手順によってラジエータ3の背面側に配置し、結合
ピン53を結合穴55に嵌合させると共に、シュラウド
組付ピン75の他方部77を嵌合穴87に嵌合させ、同
時にシュラウド組付ピン79を他方の嵌合穴93に嵌合
させ主体部65と分割部67との結合及びシュラウド1
の下方部のラジエータ3に対する組み付けが完了する。
次いでボルト25を締め込むことによってシュラウド1
のラジエータ3側に対する組み付けが完了する。
【0056】従って、この実施例でも上記同様な作用効
果を奏することができる。また、この実施例では分割部
67が小型となり、その取り扱いが容易となる。
【0057】図4は第3実施例を示している。
【0058】この実施例も第2実施例と同様に下コーナ
部を分割して主体部95に対する分割部97を構成した
ものである。分割部97は第2実施例と異なり、車両前
方Fr に向いてシュラウド1の右側下部に設けられてい
る。分割部97の位置は上記の説明で明らかなように、
上方部のラジエータホースの位置との関係で決まるもの
である。従って、この例では前記ラジエータホースは車
両前方Fr に向いてラジエータ3の右側にあるのではな
く、左側にある場合の構造である。また、分割部97は
フード部37の一部37aを含んで合せ部98としてい
る。結合部の構造は図5(a)のようになっている。
【0059】図5(a)ではシュラウド組付ピン77が
フード37を含めて縦割りに分割され、合せ部98が構
成されている。
【0060】但し、図5(a)の構造に代え、図5
(b)のようにすることもできる。図5(b)ではシュ
ラウド組付ピン99の分割面99aに係合構造を設けた
ものである。すなわち、主体部95側の分割面99aに
突条部101aを形成し、分割部97の分割面99b側
に凹条部101bを形成したものである。この場合は分
割面99a,99bを合せた時に凸条部101aと凹条
部101bとの係合によってシュラウド組付ピン99の
一方部103と、他方部105との上下方向及び前後方
向のずれを規制することができ、シュラウド取付ブラケ
ット91の嵌合穴93に対する差し込みを容易にするこ
とができる。
【0061】また、図4の分割部97上部の主体部95
に対する組み付けは図6(a)のようになっている。図
4及び図6(a)のように分割部97の上部に上方への
取付凸部107を形成し、この取付凸部107に図6
(a)のように弾性差込部109を形成している。弾性
差込部109には係合爪109aが設けられている。ま
た、前記主体部95には合せ部98において前記凸部1
07が合せられる面に差込穴111が設けられている。
差込穴111はその下縁部側が開口されたものとなって
いる。これは主体部95を分割部97から離脱させた
後、再組み付けする時に主体部95を上方から差し込
み、弾性差込部109に上方から容易に係合させること
ができるようにするためである。
【0062】そして、前記弾性差込部109を差込穴1
11へ弾性的に差し込むことによって係合爪109が差
込穴111に係合し、分割部97の上部側における主体
部95への結合を行なうことができる。
【0063】従って、弾性差込部109及び差込穴11
1はこの実施例において合せ部98における結合部を構
成する。
【0064】また、図6(a)の構造に代えて、図6
(b)のようにビス113を用いることもできる。すな
わち、分割部97の凸部107を主体部95に合せ、ビ
ス133で締結するものである。従って、この実施例で
も第2実施例と同様な作用効果を奏することができる。
【0065】また、図5(b)のような結合部を用いる
場合には、シュラウド取付ブラケット91の嵌合穴93
に対する差し込みを容易にすることができる。図6
(a)ような上方部の結合部を採用する場合には、分割
部97の上部が主体部95に弾性的に係合し、より確実
に結合させることができる。図6(b)のようにビス1
33を用いる場合には主体部95と分割部97との結合
強度をより高めることができる。
【0066】なお、上記各実施例ではモータファンを組
み付けたシュラウドについて説明しているが、エンジン
シュラウドでも同様の作用効果を奏することができるも
のである。
【0067】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、ファンの取り付けはシュラウド全体のラジ
エータ側への組み付けによって確実に行なうことができ
る。また、メンテナンス等のためにファンを取り外す際
にはファンを備えた主体部のみを分割部から離脱させる
ことができ、シュラウド全体を離脱させる場合に比べて
その取り扱い、取り外しが極めて容易となる。さらに、
主体部のみを取り外す場合にはラジエータホース等の取
り外しを不要とし、この点からも作業性が著しく向上す
る。また、シュラウド全体を取り外す場合に比べてスペ
ース上、レイアウト上極めて有利な構造となる。
【0068】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、シュラウドの上下2分割によって分割部を構
成し、上方の主体部のみを取り外すことができる。従っ
て、主体部をより小型にすることができ、取り外し作業
をより簡単にすることができる。また、主体部を取り外
した後の分割部のラジエータ側への支持を安定させて行
なわせることができる。このため、主体部の再取り付け
の際には容易に取り付けることができる。
【0069】請求項3の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、分割部が小型となりその取り扱い等が極めて
容易となる。
【0070】請求項4の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、結合ピンと結合穴との嵌合によって主体部と
分割部とを確実に結合することができる。
【0071】請求項5の発明では、請求項4の発明に効
果に加え、シュラウドの上部はラジエータ上部ブラケッ
トを締結結合することによって組み付けることができ、
同下部はラジエータ下部取付ピンにシュラウド下部嵌合
部を嵌合させることによって容易に取り付けることがで
きる。
【0072】請求項6の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、シュラウド組付ピンを利用して結合部を構成
することができ、より構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る分解斜視図であ
る。
【図2】分割部の前方から見た要部斜視図である。
【図3】この発明の第2実施例に係る分解斜視図であ
る。
【図4】この発明の第3実施例に係るシュラウドの斜視
図である。
【図5】要部の分解斜視図であり、(a)は図4の実施
例の要部の拡大分解斜視図である。(b)は変形例の要
部の拡大分解斜視図である。
【図6】分割部の上部の係合を示す断面図であり、
(a)は図4の実施例の要部断面図であり、(b)は変
形例の断面図である。
【図7】従来例に係る分解斜視図である。
【図8】問題点を説明する作用説明図である。
【符号の説明】
1 シュラウド 3 ラジエータ 5 モータファン(ファン) 7 シュラウド上部ブラケット(上組付部) 11 ラジエータ上部ブラケット 15 嵌合穴 17 ラジエータ下部取付ピン(下組付部) 19 ファーストクロスメンバ(車体側) 23 取付穴(車体側) 25 ボルト 33 主体部 35 分割部 45 合せ部 53 結合ピン(結合部) 55 結合穴(結合部) 59 嵌合部ブラケット(シュラウド下部嵌合部)(下
組付部) 65 主体部 67 分割部 69 合せ部 75 シュラウド組付ピン(下組付部) 77 他方部(結合部) 79 シュラウド組付ピン(下組付部) 85 一方部(結合部) 87 嵌合穴(結合部) 89 シュラウド取付ブラケット 95 主体部 97 分割部 98 合せ部 99 シュラウド組付ピン(下組付部) 103 一方部(結合部) 105 他方部(結合部) 109 弾性差込部(結合部) 111 差込穴(結合部) 133 ビス(結合部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンを備えたシュラウドとラジエータ
    とを組み付けた自動車用放熱装置において、 前記シュラウドを、前記ファンを備えた主体部とそれ以
    外の分割部とに分割構成し、 前記主体部と分割部との合せ部に、嵌合によって両者を
    離脱自在に結合する結合部を設け、 前記主体部及び分割部とでなるシュラウドを前記ラジエ
    ータ側に着脱可能な組み付け状態とする上組付部と下組
    付部とを設け、 前記下組付部の少なくとも一部を前記分割部に形成した
    ことを特徴とする自動車用放熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用放熱装置であっ
    て、 前記分割部は、前記シュラウドの上下2分割によって形
    成したことを特徴とする自動車用放熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動車用放熱装置であっ
    て、 前記分割部は、前記シュラウドの下コーナー部を分割し
    て形成したことを特徴とする自動車用放熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の自動車用放熱装置であっ
    て、 前記結合部は、前記主体部と分割部との一方に上下方向
    へ突設した結合ピンと、他方に形成され前記結合ピンを
    嵌合させる結合穴とであることを特徴とする自動車用放
    熱装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動車用放熱装置であ
    って、 前記ラジエータは、上部にシュラウドを組み付けるため
    のラジエータ上部ブラケットを有し、且つ下部に車体側
    の取付穴に差し込むラジエータ下部取付ピンを有し、 前記上組付部は、前記ラジエータ上部ブラケットに締結
    結合するシュラウド上部ブラケットであり、 前記下組付部は、前記ラジエータ下部取付ピンに嵌合さ
    せるシュラウド下部嵌合部であることを特徴とする自動
    車用放熱装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の自動車用放熱装置であっ
    て、 前記ラジエータは、前記シュラウド組付け用の嵌合穴を
    設けたシュラウド取付ブラケットを下部に有し、 前記下組付部を、前記シュラウド組付用の嵌合穴に嵌合
    させるシュラウド組付ピンとし、 前記結合部は、前記シュラウド組付ピンの縦割りの一方
    部を分割部に形成し他方部を主体部に形成する構成を有
    することを特徴とする自動車用放熱装置。
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