JP2002362265A - 自動車のバンパーの位置決め構造 - Google Patents
自動車のバンパーの位置決め構造Info
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Abstract
ーターピン40を車体パネル11の位置決め孔41に挿
入して、バンパー1の車体に対する位置決めを行うもの
において、ロケーターピン40の抜けを阻止してバンパ
ー1の傾斜を防止し、該バンパー1の組み付け作業を容
易にして、組立ラインの生産性を向上する。 【解決手段】 フロントバンパー本体4の裏面の左右両
側に、車体側へ略水平に突設されたロケーターピン40
を有するプレート部材5,5をそれぞれ固定する。ロケ
ーターピン40には、その下部に基端から所定の位置ま
で略水平に延びる水平面部45とこの水平面部45の先
端縁から垂下する垂下面部46とからなる段部47を形
成する一方、上部に垂下面部46よりも基端側の部位か
らロケーターピン40の基端へ向かって基端側ほど上方
に位置するように傾斜した可撓性爪部50を一体形成す
る。
Description
めピンによって車体に対して位置決めする構造に関し、
特に、位置決めピンの位置決め孔からの抜けを防止する
構造の技術分野に属する。
位置決め構造として、例えば、特開平10−22628
7号公報に開示されるように、バンパーの裏面に突設し
た位置決めピンを車体パネルの位置決め孔に挿入して、
該バンパーの車体に対する位置決めを行うようにしたも
のが知られている。このものでは、自動車の組立ライン
においてロボット等によりバンパーを車体に搭載すると
きでも、前記位置決めピンによってバンパーの位置決め
を行うことができる。
記従来例のようにして位置決めされたバンパーは、その
後、ボルトによって車体に固定される。すなわち、車体
パネルにナットを取り付け、さらにこのナットに螺合す
るようにボルトが貫通する取付孔をバンパーに形成して
おき、該取付孔とナットの孔部とを一致させた後、バン
パー側からボルトを挿入する。
は、位置決めピンを挿入した後にロボットによるバンパ
ーの支持が解除されると、該位置決めピンはバンパーの
自重によってその基端側における上側の部分が位置決め
孔から抜けるように傾斜し、バンパーの上側が車体から
離れてしまう。このため、作業者はバンパーを車体側へ
押さえつけながら、両者を前記したボルト等によって固
定しなければならず、バンパーの組み付け作業が非常に
困難なものとなる。特に、前記ボルトによる固定箇所が
位置決めピンよりも上方に設けられている場合には、バ
ンパーの取付孔が車体のナットから大きく離れることに
なるため、前記の不具合はより顕著なものとなる。
であり、その目的とするところは、バンパーの裏面に突
設した位置決めピンの形状に工夫を凝らし、バンパーの
組み付け作業を容易にして組立ラインの生産性を向上す
ることにある。
に、本発明の解決手段では、位置決めピンの上部に、該
位置決めピンを位置決め孔へ挿入したときに、該位置決
め孔の周縁部と係合する可撓性の爪部を設けた。
ーの裏面から車体側に突出するように位置決めピンを設
け、該位置決めピンを車体側の位置決め孔に挿入するよ
うにしたバンパーの位置決め構造を前提とする。そし
て、位置決めピンの上部には、自由端部が下方へ変位す
るように撓んで位置決めピンの位置決め孔への挿入を許
容するとともに、位置決めピンが位置決め孔へ挿入され
たときに、前記自由端部が位置決め孔の周縁部と係合し
て位置決めピンの抜けを阻止する可撓性爪部を設ける構
成とする。
するときには、爪部の自由端部側が下方に変位して位置
決め孔に容易に挿入され、その後、該爪部の自由端部が
位置決め孔の周縁部と係合して位置決めピンの抜けが阻
止される。すなわち、前記爪部が位置決めピンの上部に
設けられているので、該位置決めピンの基端側の上部が
位置決め孔から抜けることが阻止され、かつバンパーの
車体への締結部を車体に近接させておくことができる。
このことにより、バンパーの組み付けが容易になり各々
の組み付け工数を削減して組立ラインの生産性を向上さ
せることができる。
ける位置決めピンの下部には、その基端側から先端側へ
向かって略水平に延びる水平面部と、この水平面部の先
端縁から垂下する垂下面部とからなる段部を形成し、前
記爪部の自由端部は、位置決めピンの軸方向について前
記垂下面部よりも基端側に位置付けるものとする。
パーが補修等のために修理工場等で車体から取り外され
る際に位置決めピンの爪部が折損した場合に、このバン
パーを再組み付けするときには爪部によって組立ライン
での組み付けのようにバンパーの傾斜を小さくすること
はできないが、位置決めピンの段部がバンパーの自重に
よって位置決め孔の下縁部と確実に係合するようになる
ので、別途、バンパーを支持しなくても位置決めピン全
体の抜けを阻止できる。
軸方向についてずれているので、該位置決めピン本体の
上下方向の寸法を小さくする必要がないため、該位置決
めピンの上下方向の寸法と位置決め孔の上下方向の内寸
との差が比較的大きくなることはなく、所要の位置決め
精度を得ることができる。
付けるときには、まず、位置決めピンの垂下面部近傍が
位置決め孔に挿入される際に、バンパーは全体として上
方へ移動し、その垂下面部近傍が挿入された後には下方
へ移動して水平面部が位置決め孔の下縁部に当接し、そ
の水平面部の延びる方向に車体側へ移動し、しかる後、
前記爪部が撓んで位置決めピンが完全に挿入される。つ
まり、組み付け終盤にバンパーが上方へずれて該バンパ
ーが車体側の部材に接触してしまうような場合に、そう
なる前に、位置決め孔への垂下面部の挿入を完了して、
その後、バンパーが上方にずれないため、バンパーが車
体側部材に接触することなく、位置決めピンをスムーズ
に位置決め孔に挿入することができる。
基づいて説明する。
位置決め構造をフロントバンパー1に適用した実施形態
を示す。このフロントバンパー1は、ボンネットフード
2及び左右のフロントフェンダ3,3と略連続する形状
となるように樹脂材料を射出成形して形成されたフロン
トバンパー本体4と、図2に示すように、その車体後方
側に固定されて該フロントバンパー本体4を車体に位置
決めする左右一対のプレート部材5,5とからなる。
央部の上側には、図示しないフロントグリルが配設され
る中央切欠部6が形成されるとともに、その左右両側に
それぞれヘッドランプ7,7が配設される左右一対のヘ
ッドランプ配設部8,8が形成されている。該ヘッドラ
ンプ配設部8,8の下縁8a,8aは、図3に示すよう
に、車体前後方向に延びるとともにヘッドランプ7,7
の前面の下部において車幅方向に長く形成された溝部7
a,7aに嵌入されている。
a,8aにおける車幅方向の外端には、図2及び図4に
示すように、それぞれ上方へ向かって折れ曲がって略鉛
直に延びるフランジ部10,10(フロントバンパー本
体4の車体パネル11への締結部)が形成されていて、
詳しくは後述する各プレート部材5によるフロントバン
パー本体4の位置決めの後に、このフランジ部10,1
0を車体パネル11に対してボルト12,12によって
締結する。すなわち、フランジ部10及び車体パネル1
1には、ボルト12が貫通する孔部13、14が同軸上
に位置するようにそれぞれ形成されていて、車体パネル
11の孔部14周縁における車体後方側にナット15が
固定されている。そして、2つの孔部13、14を一致
させた後、車体前方からボルト12を挿入してナット1
5と螺合させることで、フロントバンパー本体4を車体
に対して強固に固定することができる。
切欠部6の下側には、エンジンルームへの空気導入孔1
6が形成され、その空気導入孔16の車幅方向両側に
は、それぞれフォグランプ(図示せず)を取り付けるた
めのフォグランプ取付孔17,17が設けられている。
前記フロントバンパー本体4の中央切欠部6と空気導入
孔16との間の部分は、図3に示すように、車体後方側
が開放した大略コ字状の断面を有するように車体前方へ
向けて膨出した中間部18とされている。該中間部18
の車体後方側の面(裏面)の下部には、車幅方向に長く
延びる水平リブ19と、該水平リブ19の後端縁部から
下方に延びて、中間部18の下壁部に繋がる垂直リブ2
0とが一体形成されている。また、前記一対のプレート
部材5,5の配設位置にそれぞれ対応して、垂直リブ2
0の上下方向の略中央部から後方へ突出する突片20a
が形成されるとともに、水平リブ19の先端部にも車幅
方向に互いに離間して2つの突片(図示せず)が形成さ
れている。
に位置決めする各プレート部材5について図5に基づい
て説明すると、このプレート部材5は、各ヘッドランプ
7の下方にそれぞれ共通のものが配設され、その全体が
フロントバンパー本体4の中間部18の内方に位置して
いる。
見て、フロントバンパー本体4の中間部18の上壁部か
ら下壁部に亘って上下に長く延びる略矩形板状の本体部
25を有し、該本体部25の車体左側縁部の下端側に
は、車体左側へ突出するように形成されて前記水平リブ
19が嵌入される嵌入部26が設けられている。一方、
前記本体部25の車体右側縁部は、車体前方から見て、
上下方向に略直線的な形状とされ、該右側縁部と下縁部
とからなる隅部近傍には、車体前方へ向かって膨出する
膨出部27が形成されている。また、前記本体部25の
上下方向中間部には、上側段部28と下側段部29とが
形成されていて、本体部25は全体として上側ほど車体
後方へ位置するような形状とされ、さらに、該本体部2
5の上端部には、後方へ向かって折れ曲がって略水平に
延びるフランジ部30が形成されている。
6には、前記垂直リブ20の突片20a及び水平リブ1
9の左側の突片がそれぞれ挿入される開口部32、33
が形成されていて、さらに、前記膨出部27の上方にも
前記開口部32、33と同様の開口部34が開口され、
前記水平リブ19の右側の突片が挿入されるようになっ
ている。一方、前記プレート部材5のフランジ部30に
は、前記フロントバンパー本体4のヘッドランプ配設部
8近傍に形成された嵌合片35と嵌合する嵌合孔36が
設けられている。
面における略中央部には、本願発明の特徴部分である
が、フロントバンパー本体4を車体に対して位置決めす
るロケーターピン40(位置決めピン)が略水平に車体
後方側へ向けて突設されている。該ロケーターピン40
は、先端側ほど縮径するテーパ状となるように、その軸
心部から車体の上下左右方向に向かってそれぞれ略矩形
状断面の突出部が形成され、各突出部が車体パネル11
の所定部位に形成された位置決め孔41に挿入されるこ
とによって、フロントバンパー本体4の車体に対する位
置決めが行われるようになっている。
ル11は、フロントバンパー本体4における中間部18
の内方に達するように車体前方へ膨出した膨出部42
と、この膨出部42に溶接により接合されたブラケット
43とを有する。前記膨出部42の前端部は、上下方向
に延びる略平坦な面とされ、前記プレート部材5と近接
する一方、前記ブラケット43は下側が膨出部42の前
端部に沿う形状とされて該前端部に接合されており、そ
こから前記プレート部材5の下側段部29と略同様な断
面形状となるように折り曲げられて、フロントバンパー
本体4の中間部18の上下方向中央部までプレート部材
5に近接して上方へ延び、その上部に位置決め孔41が
形成されている。
は、その基端から先端側へ向かって所定の位置まで略水
平に延びる水平面部45と、この水平面部45の先端縁
から垂下する垂下面部46とからなる段部47が形成さ
れている。該垂下面部46の車体前後方向の位置はロケ
ーターピン40の略中央部であって、詳しくは後述する
が、ヘッドランプ配設部8との関係を考慮して設定した
所定の位置とされている。さらに、前記垂下面部46の
先端縁からロケーターピン40の先端部まで傾斜面部4
8が形成されている。
の基端と前記垂下面部46に対応する部分との間の略中
央部からロケーターピン40の基端側へ向かって、基端
側ほど上方に位置するように傾斜した可撓性を有する爪
部50が一体形成されている。前記ロケーターピン40
は、図2に示すように、フロントバンパー1が車体に対
する正規の装着位置にあるときに、爪部50が完全に位
置決め孔41よりも車体後方に位置する状態となり、か
つ、この状態で該爪部50の先端50a(自由端部)が
位置決め孔41の上縁部に近接している。
み付ける手順を説明する。まず、フロントバンパー本体
4にプレート部材5を固定する。すなわち、前記フロン
トバンパー本体4の水平リブ19及び垂直リブ20のそ
れぞれの突片20aをプレート部材5の開口部32、3
3、34に挿入しながら、そのフロントバンパー本体4
の嵌合片35をプレート部材5の嵌合孔36へ嵌合させ
る。その後、突片20aを開口部32、33、34の周
縁に溶着させて、フロントバンパー本体4とプレート部
材5を一体化する。
ントバンパー1をロボット(図示せず)に支持させ、所
定の位置に配置された車体パネル11に対して、図6の
矢印に示すように、その前方から組み付けていく。こう
すると、まず、ロケーターピン40の先端が位置決め孔
41に挿入され、次いで、該ロケーターピン40の傾斜
面部48が位置決め孔41の下縁部と当接した状態で挿
入されていき、垂下面部46と連続する部位が挿入され
るまでフロントバンパー1は車体に対して上方へ移動し
ていく。そして、図7に示すように、フロントバンパー
1をさらに矢印の方向に移動して垂下面部46が位置決
め孔41を通過して水平面部45までロケーターピン4
0が挿入されると、フロントバンパー1は下方へ移動し
て水平面部45が位置決め孔41の下縁部に当接した状
態となり、該水平面部45の延びる方向の車体後方へ移
動するようになる。尚、水平面部45は、前記の如くフ
ロントバンパー1が略水平に車体後方へ移動するよう
に、位置決め孔41の下縁部に当接する部位が略水平に
延びるように形成されていればよく、例えば、ロケータ
ーピン40の軸線方向から見て、その当接部分が最も下
側に位置するように湾曲した形状であってもよい。
トバンパー1を矢印の方向に移動すると、ロケーターピ
ン40の爪部50が位置決め孔41の上縁部から下方へ
押圧されて該爪部50の先端50a側が下方に変位す
る。こうして、爪部50は全体として下方へ撓んで位置
決め孔41を通過し、同時にヘッドランプ配設部8の下
縁8aがヘッドランプ7の溝部7aに嵌入される。
ン40が完全に挿入されると、ロボットの支持が解除さ
れる。このとき、フロントバンパー1は自重によりその
上側が車体前方に変位するように傾斜しようとするが、
前記の如く爪部50の先端50aがプレート部材5の位
置決め孔41の上縁部に近接しているので、その傾斜度
合いが極めて低くなり、このことで、フロントバンパー
本体4を押さえつけることなく、該フロントバンパー本
体4のフランジ部10を車体パネル11のそれぞれの孔
部13、14に対して近接させておくことができ、ボル
ト12の挿入を容易に行うことができる。
の挿入の際には、垂下面部46の上下方向の寸法分だけ
ヘッドランプ配設部8が上方へ移動するので、両者4
6、8のそれぞれの車体前後方向の配設位置によって
は、ヘッドランプ配設部8の下縁8aが溝部7aよりも
上方のヘッドランプ7の前面に接触して、ロケーターピ
ン40を完全に挿入できないようになることが考えられ
る。しかし、本発明では、垂下面部46を、ヘッドラン
プ配設部8の下縁8aが溝部7aへ嵌入され始める前
に、位置決め孔41を通過するような所定の位置に形成
しているので、ロケーターピン40の挿入時にヘッドラ
ンプ配設部8の下縁8aがヘッドランプ7の前面に接触
することを回避して、容易に挿入することができる。
損傷を受けた場合に、修理工場等において該フロントバ
ンパー1を一旦、車体から取り外して、補修後に再度車
体に取り付ける手順を説明する。まず、フロントバンパ
ー1を締結しているボルト12を取り外し、その後、該
フロントバンパー1を車体前方へ強く引いて車体パネル
11から取り外す。この際、ロケーターピン40の爪部
50の先端50aが位置決め孔41の上縁部からその長
さ方向に圧縮荷重を受けて、該爪部50は基端から折れ
曲がって破損し、ロケーターピン40が位置決め孔41
から抜ける。
体に組み付ける場合には、作業者が、フロントバンパー
1を保持して車体パネル11に対しその前方から近付け
ていき、ロケーターピン40を前記位置決め孔41へそ
の傾斜面部48に沿って段部47の水平面部45まで挿
入する。この状態では、前記したように爪部50が折損
しているため、組立ラインでの組み付けのようにフロン
トバンパーの傾斜を小さくすることができないが、ロケ
ーターピン40の段部47は、フロントバンパー1の自
重によって位置決め孔41の下縁部と確実に係合するよ
うになるので、ロケーターピン40が位置決め孔41か
ら抜けることがない。それ故、作業者は、フロントバン
パー1を軽く手で支えて容易に車体に対して位置決めす
ることができ、この位置決めしたフロントバンパー1を
ボルト12により容易に車体に締結することができる。
バンパーの位置決め構造によると、ロケーターピン40
の上部に爪部50を形成したので、該爪部50が位置決
め孔41の上縁部と係合することで、ロケーターピン4
0の基端側の上部が位置決め孔41から抜けることを阻
止し、かつフロントバンパー1の傾斜を小さくできるた
め、自動車の組立ラインで組み付け作業を容易に行うこ
とができる。また、爪部50を垂下面部46よりもロケ
ーターピン40の基端側の所定の位置に形成しているの
で、ヘッドランプ配設部8の下縁8aがヘッドランプ7
の前面に接触することを回避して、容易にロケーターピ
ン40の挿入を行うことができる。
ら取り外して爪部50が折損した場合に、該フロントバ
ンパー1を車体に再組み付けするときには、ロケーター
ピン40の段部47がフロントバンパー1の自重によっ
て位置決め孔41の下縁部と確実に係合して、ロケータ
ーピン40の抜けを阻止できるから、再組み付けの作業
も比較的、容易に行える。
態に限定されるものではなく、その他の種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、
フロントバンパー1のフランジ部10と車体パネル11
とにそれぞれ孔部13、14を形成してボルト12及び
ナット15により両者を固定しているが、これに限ら
ず、例えば孔部13、15を省略してフランジ部10と
車体パネル11との両縁部を挟持する挟持部材などを用
いて固定するようにしてもよい。
面を有するロケーターピン40の上下左右の4箇所の各
突出部のうち、下側に位置する突出部の下端に水平面部
45を形成しているが、これに限らず、例えば下側の突
出部を省略して、即ち十字状断面とせず、ロケーターピ
ン40の下部のうち基端側に位置する部分を平坦な水平
面部45とし、該水平面部45のロケーターピン40の
先端側に垂下面部46を形成するようにしてもよい。
部材5とは、一体成形してもよい。
ンパー本体4に直接形成してもよい。
る。
係る自動車のバンパーの位置決め構造によると、位置決
めピンの上部に、位置決め孔への挿入後にその周縁部と
係合する可撓性爪部を設けることで、位置決めピンの基
端側の上部が位置決め孔から抜けることを阻止して、か
つバンパーの車体への締結部を車体に近接させておき、
バンパーの組み付けを容易にし、組立ラインの生産性を
向上させることができる。
ンの下部に、水平面部と垂下面部とからなる段部を形成
することで、バンパーの再組み付け時に段部によって位
置決めピンの抜けを阻止して、作業を容易化できる。ま
た、爪部を段部よりも位置決めピンの基端側に設けるこ
とで、所要の位置決め精度を得ながら位置決めピンを容
易に挿入することができる。
備した自動車の斜視図である。
から見た正面図である。
ルへ固定する構造を示す断面図である。
近傍まで挿入した状態を示す断面図である。
の先端側まで挿入した状態を示す断面図である。
挿入した状態を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 バンパーの裏面から車体側に突出するよ
うに位置決めピンを設け、該位置決めピンを車体側の位
置決め孔に挿入するようにしたバンパーの位置決め構造
において、 前記位置決めピンの上部には、自由端部が下方へ変位す
るように撓んで位置決めピンの位置決め孔への挿入を許
容するとともに、位置決めピンが位置決め孔へ挿入され
たときに、前記自由端部が位置決め孔の周縁部と係合し
て位置決めピンの抜けを阻止する可撓性爪部が設けられ
ていることを特徴とする自動車のバンパーの位置決め構
造。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記位置決めピンの下部には、その基端側から先端側へ
向かって略水平に延びる水平面部と、この水平面部の先
端縁から垂下する垂下面部とからなる段部が形成され、 前記爪部の自由端部は、位置決めピンの軸方向について
前記垂下面部よりも基端側に位置付けられていることを
特徴とする自動車のバンパーの位置決め構造。
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