JPH0726498B2 - 自動車用トランクの開閉体ロック操作装置 - Google Patents

自動車用トランクの開閉体ロック操作装置

Info

Publication number
JPH0726498B2
JPH0726498B2 JP29608588A JP29608588A JPH0726498B2 JP H0726498 B2 JPH0726498 B2 JP H0726498B2 JP 29608588 A JP29608588 A JP 29608588A JP 29608588 A JP29608588 A JP 29608588A JP H0726498 B2 JPH0726498 B2 JP H0726498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trunk
lock
seat
vehicle
cancel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29608588A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02144484A (ja
Inventor
幹雄 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP29608588A priority Critical patent/JPH0726498B2/ja
Publication of JPH02144484A publication Critical patent/JPH02144484A/ja
Publication of JPH0726498B2 publication Critical patent/JPH0726498B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アクチュエータによりトランクロックを解除
してトランクリッドを開けることができるとともに、後
部座席に可倒式のシートバックを備える自動車用トラン
クの開閉体ロック操作装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のアクチュエータによりトランクロックを解除し得
るようにした装置としては、例えば特開昭57−6072号公
報に開示されているものがある。
この装置は、運転席近傍に設けたスイッチをON操作する
ことにより、トランクロックに連係されたアクチュエー
タを駆動させ、この駆動力により、トランクロックとス
トライカとの噛合を解除して、車室内からトランクリッ
ドを開けることができるようになっている。
また、自動車を他人に貸すような場合、または、駐車す
るような場合には、トランク内の荷物の保管を安全なも
のにするため、トランクリッドに設けたキーシリンダを
施錠操作することによって、トランクリッドに設けたス
イッチを開成状態とし、運転席に設けたスイッチを操作
しても、トランクロックを解除できないようになってい
る。
後部座席に可倒式のシートバックを備えた装置として
は、例えば実開昭59−104838号公報に開示されているも
のがある。
この装置は、シートバックをラッチ機構をもって車体へ
係止し、レリーズ機構のノブを操作することにより、ラ
ッチ機構を解除状態として、シートバックを前倒し可能
とし、かつキャンセル機構の把手をトランクルーム内か
ら操作することにより、シートバックをロックし、車室
内からのレリーズ機構による前倒し操作を阻止すること
によって、車室内からトランク内の荷物を取り出せない
ようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような従来の装置においては、自動車を他人に貸
すような場合、または駐車するような場合において、ト
ランク内の荷物の保管を安全なものにするには、運転席
のスイッチによるトランクロックの解除を不能にするい
わゆるキャンセル状態の操作と、車室内からのシートバ
ックの前倒し操作を不能にするシートバックのキャンセ
ル操作との、互いに隔てた部位にある2ヶ所のキャンセ
ル操作が必要である。そのため、操作が面倒であった。
また、トランク及びシートバックのキャンセル操作は、
ともに、その都度、車外へ出て、トランクリッドのキー
操作及びトランク内からシートバックのキャンセル機構
の把手の操作をしなければならないという面倒な操作を
強いられるため、キャンセル操作を怠ったり、忘れたり
する虞れがあり、トランク内の荷物の保管の安全性を欠
くという問題点もあった。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、車室
内での一か所の操作により、トランク及びシートバック
をキャンセル状態にすることができるようにして、操作
性及びトランク内の荷物の保管の安全性をさらに向上さ
せることができるようにした自動車用トランクの開閉体
ロック操作装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明の装置は、車室内また
は車外に設けた解除操作手段によるON信号出力により、
トランクロックに連係されたトランク用アクチュエータ
を駆動して、トランクロックを解除し、かつ、後部座席
に傾倒可能に設けたシートバックのシートロックを解除
して、シートバックを倒すことにより、車室内とトラン
ク内とを連通するようにした自動車用トランクの開閉体
ロック操作装置であって、前記シートロックに連係さ
れ、かつ操作部材によるシートロックの解除を可能にす
る解錠位置と、不能にするキャンセル位置とに作動可能
なシートロック用アクチュエータと、車室内に設けら
れ、前記解除操作手段によるON信号出力を無効にすると
ともに、前記シートロック用アクチュエータをキャンセ
ル位置に駆動させるON信号を出力可能なキャンセル操作
手段とを備えることを特徴としている。
〔作用〕
キャンセル操作手段が操作されていない解錠状態のとき
は、車内または車外解除操作手段をON操作することによ
って、トランク用アクチュエータを作動させてトランク
を自由に開けることができる。
また、車内からシートロックの操作部材を引張ることに
よって、シートロックを解除し、シートバックを前傾さ
せて、トランク内と車内とを連通させることができる。
車内において、キャンセル操作手段をON操作することに
より、シートロック用アクチュエータはキャンセル方向
に作動して、シートロックをキャンセル状態にするとと
もに、解除操作手段によるトランク用アクチュエータの
駆動を不能にして、シートバック及びトランクリッドの
開放を阻止して、トランク内の荷物の保管を確実にする
ことができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を、第1図乃至第7図に基づいて
説明する。
(1)は、自動車の車体後部にトランクヒンジ(図示
略)によって開閉自在に枢着されたトランクリッド、
(2)は、トランクリッド(1)に配設されたトランク
ロックで、ベースプレート(3)には、車体側に固着さ
れたストライカ(4)と係脱可能なラッチ(5)、及び
該ラッチ(5)が、ストライカ(4)と係合したときラ
ッチ(5))の解除方向への回動を拘束する如く係合可
能なロッキングプレート(6)が枢着されている。
(7)は、ベースプレート(3)に配置され、かつロッ
キングプレート(6)が解除位置に操作されたときONに
なる常開成のトランク開成検知スイッチである。
ストライカ(4)のベースプレート(4a)には、オープ
ンレバー(8)が枢着され、その先端部は、トランクリ
ッド(1)が閉止されているとき、第2図において矢示
方向に作動することにより、ロッキングプレート(6)
を解除方向に連動させ、ラッチ(5)とストライカ
(4)との噛合を解除することができる。
(9)は、車体側のストライカ(4)の下方に配設され
た周知の電動式のトランク用アクチュエータで、その出
力部(9a)は、ワイヤ(10)を介して前記オープンレバ
ー(8)に連係されている。このトランク用アクチュエ
ータ(9)が作動することにより、オープンレバー
(8)を介してトランクロックの噛合は解除され、トラ
ンクリッド(1)を開けることができる。
(11)は、トランクリッド(1)に設けられたキーシリ
ンダで、キープレートによって、解除操作することによ
り、ロータに固着されたキーレバー(11a)が前記ロッ
キングプレート(6)の操作部(6a)に当接して、ロッ
キングプレート(6)を解除方向に回動させることがで
きる。
(12)は、前記キーシリンダ(11)のオーナメントに設
けられた常開成のスイッチ、すなわち、車外解除操作手
段で、車外からON操作することにより、前記トランク用
アクチュエータ(9)を駆動させるON信号を出力して、
車外からトランクリッド(1)を開けることができる。
(13)は、車室内の運転席近傍のインストルメントパネ
ルに設けられた常開成のスイッチ、すなわち車内解除操
作手段で、車内においてON操作することにより、トラン
ク用アクチュエータ(9)を駆動させるON信号を出力し
て、車内からトランクリッド(1)を開けることができ
る。
(14)は、前記車内解除操作手段(13)と同様に車室内
に設けられた常開成のキャンセルスイッチ、すなわちキ
ャンセル操作手段であり、イグニッション・キーシリン
ダ(15)にキープレートが差し込まれているとき、車室
内においてON操作することにより、後部座席(18)のシ
ートバック(16)に設置された後述するシートロック用
アクチュエータ(17)をキャンセル方向に作動させて、
その後の、車内解除操作手段(13)及び車外解除操作手
段(12)によるトランクリッド(1)の開放ができない
ようにすることができる。
前記シートバック(16)は、後部座席(18)の背凭れ
(18a)に傾倒自在に枢着され、前傾させることによ
り、車室内とトランク内とを通路(19)を介して連通す
ることができる。
(20)は、前記シートバック(16)に配設されたシート
ロックで、背凭れ(18a)に固着されたストライカ(2
1)と係脱可能なラッチ(22)を備えている。該ラッチ
(22)は、ばね(23)によって常時係合方向に付勢され
ており、またその端部には、車室内側に延出した紐状の
操作部材(24)が連結されている。
(25)は、前記シートロック(20)のベースプレート
(20a)に軸(25a)をもって枢着された施解錠レバー
で、その一端には、ブロックピン(26)が連結されてい
る。第4図に示すキャンセル状態にあっては、そのブロ
ックピン(26)がベースプレート(20a)より突出し
て、ラッチ(22)の解除方向(第5図において反時計方
向)への回動を阻止する如くラッチ(22)に当接可能で
ある。またブロックピン(26)がベースプレート(20
a)より没入した解錠状態にあっては、ラッチ(22)の
解除方向への回動を自由にさせることができる。
(27)は、施解錠レバー(25)の他端に連結された操作
ノブで、トランク内側より施解錠レバー(25)を施解錠
操作できるようにシートバック(16)の背面に配設され
ている。
前述のシートロック用アクチュエータ(17)は、第4図
及び第6図に示すように、ケース(28)と、該ケース
(28)に固定された正逆回転可能なモータ(29)と、該
モータ(29)の出力軸(29a)に周知の遠心クラッチ(3
0)を介して連結されたネジ棒(31)と、該ネジ棒(3
1)に螺合して、モータ(29)の正転又は逆転によっ
て、遠心クラッチ(30)が螺がって、ネジ棒(31)が回
転することにより、同図において左右方向に直線運動可
能な移動部材(32)とを備えている。
移動部材(32)は、ロッド(33)を介して施解錠レバー
(25)に連結され、第4図に示すキャンセル位置と、第
6図に示す解錠位置とに移動可能で、施解錠レバー(2
5)をキャンセル位置及び解錠位置に作動させることが
できる。
(34)は、移動部材(32)に埋設されたマグネット(3
5)の磁力によりON、OFFするリードスイッチ、すなわち
キャンセル保持手段を示す。
キャンセル保持手段(34)は、移動部材(32)が解錠位
置にあるときONで、キャンセル位置にあるときOFFする
ように配置される。
(36)は、運転席のドア(37)に設けられたドアロック
で、車外のキーシリンダ(38)、又は車内のロックノブ
(39)を施錠操作することによって、ハンドル操作によ
るドア開を不能にするとともに、解除操作することによ
って、ドア開を可能にする周知の施解錠機構を備えてい
る。
(40)は、ドアロック(36)の施錠、解錠を検知するス
イッチ、すなわちドアロック検知手段で、解錠時にはO
N、施錠時にはOFFするように、ドアロック(36)の施解
錠機構に連結されている。
第7図は、制御回路の一実施例を示す。
図において、(9b)は、前記トランク用アクチュエータ
(9)のモータ、(41)は、前記イグニッション・キー
シリンダ(15)にキープレートが差し込まれているとき
ONする常開成のイグニッション検知スイッチを示す。
モータ(9b)の一方の端子は、トランク解除用のリレー
(42)の常開成の接点(42a)を介して電源に接続さ
れ、他方の端子は接地されている。
前記シートロック用アクチュエータ(17)のモータ(2
9)の一方の端子は、解錠用のリレー(43)の切換接点
(43a)に接続され、他方の端子は、キャンセル用のリ
レー(44)の切換接点(44a)にそれぞれ接続されてい
る。
前記リレー(42)(43)(44)は、スイッチング・トラ
ンジスタ(45)(46)(47)にそれぞれ接続されてい
る。
スイッチング・トランジスタ(45)のベースは、アンド
ゲート回路(48)の出力端子に接続されている。
アンドゲート回路(48)の一方の入力端子は、オアゲー
ト回路(49)の出力端子に、他方の入力端子は、キャン
セル保持手段(34)の接点にそれぞれ接続されている。
オアゲート回路(49)の一方の入力端子は、車内解除操
作手段(13)の接点に、他方の入力端子は、アンドゲー
ト回路(50)の出力端子に、それぞれ接続されている。
すなわち、キャンセル保持手段(34)がOFFのときは、
アンドゲート回路(48)の入力端子にON信号が入力され
ていないので、車内解除操作手段(13)がONして、オア
ゲート回路(49)を介してON信号が入力しても、アンド
ゲート回路(48)の論理積を得ることができず、スイッ
チング・トランジスタ(45)を導通させて、モータ(9
b)を駆動させることはできない。
また、キャンセル保持手段(34)がONのときは、アンド
ゲート回路(48)の入力端子にON信号が入力しているの
で、車内解除操作手段(13)をON操作して、オアゲート
回路(49)を介してアンドゲート回路(48)のON信号を
入力することによって、アンドゲート回路(48)の論理
積によりON信号が出力され、スイッチング・トランジス
タ(45)を導通させてリレー(42)を励磁し、接点(42
a)を閉成する。これにより、トランク用アクチュエー
タ(9)のモータ(9b)が作動して、トランクロック
(2)の噛合が解除され、トランクリッド(1)を車内
から開けることができる。
アンドゲート回路(50)の一方の入力端子は、ドアロッ
ク検知手段(40)の接点に接続され、他方の入力端子
は、車外解除操作手段(12)の接点に接続されている。
すなわち、ドアロックが施錠状態にあって、ドアロック
検知手段(40)がOFFのときは、車外解除操作手段(1
2)をON操作しても、アンドゲート回路(50)のの論理
積を得ることができないので、オアゲート回路(49)に
ON信号を入力できず、トランク用アクチュエータ(9)
を駆動させることはできない。
ドアロックが解錠状態にあって、ドアロック検知手段
(40)がONのときには、車外解除操作手段(12)をON操
作することによって、アンドゲート回路(50)の論理積
を得て、オアゲート回路(49)の他方の入力端子にON信
号を入力する。これにより、上述の車内解除操作手段に
よるON操作をしたときと同様に、トランク用アクチュエ
ータ(9)のモータ(9b)を作動させて、トランクリッ
ド(1)を車外から開けることができる。
スイッチング・トランジスタ(47)のベース端子は、ア
ンドゲート回路(51)の出力端子に接続されている。ア
ンドゲート回路(51)の一方の入力端子は、キャンセル
操作手段(14)に、他方の入力端子は、イグニッション
検知スイッチ(41)の接点にそれぞれ接続されている。
すなわち、イグニッション・キーシリンダ(15)にキー
プレートが差し込まれて、イグニッション検知スイッチ
(41)がONのときに、キャンセル操作手段(14)をON操
作することにより、アンドゲート回路(51)の両方の入
力端子にON信号が入力される。その論理積を得て、アン
ドゲート回路(51)の出力端子からON信号を出力し、ス
イッチング・トランジスタ(47)を導通させて、接点
(44a)を電源側に切換える。
これにより、シートロック用アクチュエータ(17)のモ
ータ(29)は、キャンセル方向に回転して、移動部材
(32)をキャンセル位置に、前記シートロック(20)の
施解錠レバー(25)をキャンセル位置にそれぞれ移動さ
せるとともに、キャンセル保持手段(34)をOFF状態に
切換える。
スイッチング・トランジスタ(46)のベース端子は、前
記トランク開検知スイッチ(7)の接点に接続されてお
り、キーシリンダ(11)を解除操作してトランク開検知
スイッチ(7)をONすることにより、スイッチング・ト
ランジスタ(46)は導通して解錠用リレー(43)を励磁
し、切換接点(43a)を電源側に切換える。
これにより、シートロック用アクチュエータ(17)のモ
ータ(29)は逆転して、移動部材(32)及び施解錠レバ
ー(25)をそれぞれ解錠位置側に移動させるとともに、
キャンセル保持手段(34)をON状態に切換える。
次に、上述のように構成された自動車用トランクの開閉
体ロック操作装置の実施例の作用について説明する。
キャンセル操作手段(14)が操作されていない解除状態
のときは、シートロック用アクチュエータ(17)及びシ
ートロック(20)の施解錠レバー(25)は解錠位置にあ
って、キャンセル保持手段(34)はONしている。
従って、車内の車内解除操作手段(13)をON操作して、
トランク用アクチュエータ(9)を作動させてトランク
リッドを車内から開けることができる。また、このと
き、ドアロック(36)が解除状態であれば、車外解除操
作手段(12)をON操作することにより、トランク用アク
チュエータ(9)を作動させて、トランクリッド(11)
を車外からキーシリンダ(11)を操作することなく開け
ることができる。
また、車内から、シートロック(20)のラッチ(22)に
連結された操作部材(24)をっ張ることによって、ラッ
チ(22)とストライカ(21)との噛合を解除させ、シー
トバック(16)を前傾させることができる。これによ
り、車内とトランク内とを連通させて、車内からトラン
ク内の荷物を取り出したりすることができる。
ドアロック(36)が施錠状態のときは、ドアロック検知
手段(40)はOFF状態にあるので、車外解除操作手段(1
2)をON操作しても、トランク用アクチュエータ(9)
を作動させることはできず、トランクリッド(1)を開
けることはできない。
すなわち、駐車する場合等において、自動車から離れる
ときは、ドアロック(36)を施錠してドア(37)の開を
不能にしておくことにより、他人により車外解除操作手
段(12)が操作されて、トランクリッド(1)が開けら
れることはない。
自動車を他人に貸すような場合、又は駐停車時の場合に
は、車内において、イグニッション・キーシリンダ(1
5)にキープレーを差し込んだ状態でキャンセル操作手
段(14)をON操作して、シートロック用アクチュエータ
(17)をキャンセル方向に作動させ、その移動部材(3
2)及びシートロック(20)の施解錠レバー(25)をキ
ャンセル位置に移動させる。
これにより、キャンセル保持手段(34)はOFF状態にな
り、車内及び車外の解除操作手段(13)(12)のON操作
を無効にして、トランク用アクチュエータ(9)の駆動
を不能にする。
また、シートロック(20)は、ブロックピン(26)によ
ってラッチ(22)の解除方向の回動が拘束されているの
で、操作部材(24)を引っ張っても解除することができ
ず、シートバック(16)を前傾させることはできない。
従って、他人によってトランクリッド(1)及びシート
バック(16)が開けられることはなく、トランク内の荷
物の保管は確実に保障される。
また、キャンセル操作は、車内で簡単にできるので、操
作性が良く、キャンセル操作の怠たりを未然に防止する
ことができる。
キャンセル状態を解除するには、マスターキーによっ
て、トランクリッド(1)のキーシリンダ(11)を解除
操作すればよい。
すなわち、キーシリンダ(11)の解除操作に連動して、
トランクロック(2)のロッキングプレート(6)が解
除方向に移動することにより、トランク開スイッチ
(7)はON状態になる。これにより、シートロック用ア
クチュエータ(17)のモータ(29)は逆転し、移動部材
(32)及びシートロック(20)の施解錠レバー(25)は
解錠位置に移動して、キャンセル保持手段(34)はON状
態になる。
その後は、車内及び車外の解除操作手段(13)(12)に
よりトランクロック(2)を、また操作部材(24)によ
りシートロック(20)を、それぞれ解除することがで
き、トランクリッド(1)及びシートバック(16)を自
由に開けることができる。
〔発明の効果〕
本発明によると、車室内に設けたキャンセル操作手段の
キャンセル操作によって、後部座席のシートバックのロ
ック解除、及びトランク用アクチュエータの作動による
トランクロックの解除を同時に不能にして、シートバッ
ク及びトランクリッドが他人によって開けられることを
防止することができるので、キャンセル操作の操作性を
向上させて、キャンセル操作忘れを未然に防止すること
ができ、かつトランク内の荷物の保管を確実にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を備える自動車の斜視図、 第2図は、トランクロックの斜視図、 第3図は、シートバックを備えた後部座席の斜視図、 第4図は、シートロックを示すシートバック内の正面
図、 第5図は、第4図のV−V線断面図、 第6図は、シートロック用アクチュエータの内部構造
図、 第7図は、制御回路図を示す。 (1)トランクリッド、(2)トランクロック (7)トランク開検知スイッチ、(9)トランク用アク
チュエータ (11)キーシリンダ、(12)車外解除操作手段 (13)車内解除操作手段、(14)キャンセル操作手段 (16)シートバック、(17)シートロック用アクチュエ
ータ (18)後部座席、(20)シートロック (24)シートロック操作手段、(25)施解錠レバー (29)モータ、(31)移動部材 (34)キャンセル保持手段、(40)ドアロック検知手段 (41)イグニッション検知スイッチ、(42)(43)(4
4)リレー (48)(50)(51)アンドゲート回路、(49)オアゲー
ト回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内または車外に設けた解除操作手段に
    よるON信号出力により、トランクロックに連係されたト
    ランク用アクチュエータを駆動して、トランクロックを
    解除し、かつ、後部座席に傾倒可能に設けたシートバッ
    クのシートロックを解除して、シートバックを倒すこと
    により、車室内とトランク内とを連通するようにした自
    動車用トランクの開閉体ロック操作装置であって、 前記シートロックに連係され、かつ操作部材によるシー
    トロックの解除を可能にする解錠位置と、不能にするキ
    ャンセル位置とに作動可能なシートロック用アクチュエ
    ータと、車室内に設けられ、前記解除操作手段によるON
    信号出力を無効にするとともに、前記シートロック用ア
    クチュエータをキャンセル位置に駆動させるON信号を出
    力可能なキャンセル操作手段とを備えることを特徴とす
    る自動車用トランクの開閉体ロック操作装置。
JP29608588A 1988-11-25 1988-11-25 自動車用トランクの開閉体ロック操作装置 Expired - Lifetime JPH0726498B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29608588A JPH0726498B2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 自動車用トランクの開閉体ロック操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29608588A JPH0726498B2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 自動車用トランクの開閉体ロック操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02144484A JPH02144484A (ja) 1990-06-04
JPH0726498B2 true JPH0726498B2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=17828923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29608588A Expired - Lifetime JPH0726498B2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 自動車用トランクの開閉体ロック操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0726498B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5562325A (en) * 1995-05-02 1996-10-08 Moberg; Knut Vehicle seat lock arrangement
ATE317778T1 (de) * 2001-07-26 2006-03-15 Antolin Grupo Ing Sa Rücksitzverriegelung für fahrzeuge

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02144484A (ja) 1990-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060288747A1 (en) Motor vehicle with central locking
GB2451820A (en) Vehicle door latch system with child safety locking
JPH0726498B2 (ja) 自動車用トランクの開閉体ロック操作装置
JP2657874B2 (ja) 自動車用ドアロックの操作装置
JPH0726499B2 (ja) 自動車用トランクロックの操作装置
JPH0726500B2 (ja) 開閉体のロック施解錠操作装置
JP2742072B2 (ja) 車両用開閉体制御装置
KR100418022B1 (ko) 자동차의 본네트 열림방지장치
JP3911762B2 (ja) 車両用非常ドアのロック解除制御装置
JPH06129149A (ja) 自動車用ドアロックの操作装置
JPH0622063Y2 (ja) 自動車用開閉体のロック解除操作装置
JPH0466350A (ja) 防盗用シートセット装置
JPH0420684A (ja) 自動車用ドアロック装置
JPH088216Y2 (ja) 自動車用ドアロックの解錠操作装置
JPH01115758A (ja) 自動車用盗難防止構造
JP2556008B2 (ja) 自動車用盗難防止装置
JP2505427Y2 (ja) 自動車の防盗装置
JPH0739785B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JPH0722454Y2 (ja) 車両用盗難防止装置
JPH083634Y2 (ja) 自動車用ドアロックの施錠装置
JP2556012B2 (ja) エンジンフ−ド開閉装置
JPH0721784Y2 (ja) 自動車用ドアロックの施錠装置
JPH0313068Y2 (ja)
JPH0719932Y2 (ja) 建設機械の盗難防止用スイッチ装置
JPS6198884A (ja) 電気錠および電気錠制御システム