JP3911762B2 - 車両用非常ドアのロック解除制御装置 - Google Patents

車両用非常ドアのロック解除制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用非常ドアのロック解除制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
バス等、多くの乗員を収容する大型車両においては、車体の適宜の位置に非常口が設けられて、非常口は非常ドアにて開閉されるようになっている。また、非常ドアは車体に対して、適宜のロック機構によりロックされていて、通常の状態では車体に対するロック状態が保持され、非常時には、非常ドアに設けたロック解除ハンドルのロック解除操作により、車体に対するロック状態が解除され、乗員は非常口から脱出できるようになっている。
【0003】
ところで、非常ドアを備えた車両においては、ロック解除ハンドルの配設位置が明確に視認でき、かつロック解除ハンドルが通常の状態では操作できないが、非常時には迅速に操作できるように配設することが必要である。このため、ロック解除ハンドルを、例えば、非常ドアのアウタパネルとインナパネル間に配設するとともに、両パネルのロック解除ハンドルに対向する位置に操作用の窓(操作窓)を設け、かつ各操作窓を破壊し易い蓋体にて覆蓋している。なお、蓋体としては、一般に透明なアクリル製の板材が採用されているが、不透明な材料が採用されている場合には、蓋体の表面にロック解除ハンドルの配設位置である表示がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、非常ドアを備えた車両においては、ロック解除ハンドルの配設位置を車室の内外から視認できるとともに、蓋体を容易に破壊してロック解除ハンドルを操作することができる。従って、当該車両の駐車時には、蓋体を破壊してロック解除ハンドルを操作することにより、非常ドアのロック機構によるロックを解除して非常ドアを開放し、非常口から車室内へ侵入することができる。このため、車室内に置いてある荷物等が盗難にあうおそれがある。
【0005】
かかる問題に対処するには、キー操作により非常ドアをロック、ロック解除する新たなロック機構を設けることが考えられるが、非常ドアを車両の駐車の際にキー操作によりロックし、かつ発進の際にキー操作によりロック解除することは面倒であるとともに、これらのキー操作を忘れるおそれがある。
【0006】
従って、本発明の目的は、車両の駐車時には、ロック解除ハンドルのロック解除の操作機能が自動的に無効になる非常ドアのロック解除制御装置を提供して、上記した問題を解消することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体の非常口を開閉する非常ドアに設けられ同非常ドアの前記車体に対するロック機構のロック状態を解除するロック解除ハンドルのロック解除操作機能を制御するロック解除制御装置である。
【0008】
しかして、本発明に係るロック解除制御装置は、前記ロック解除ハンドルのロック解除操作を規制する規制手段と、同規制手段の規制機能を有効状態および無効状態のいずれかに選択的に決定する規制機能決定手段と、同規制機能決定手段の選択的決定を制御する制御手段を備え、同制御手段は、前記規制手段の規制機能がイグニションスイッチのオン操作により無効状態にかつイグニションスイッチのオフ操作により有効状態になるように、同規制機能決定手段の選択的決定を制御することを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係るロック解除制御装置においては、前記規制手段は、前記ロック解除ハンドルと連結し前記ロック機構との連結状態を断続される連結リンクを備え、同連結リンクと前記ロック機構とが非連結状態のとき前記ロック解除ハンドルのロック解除操作を無効とするロック解除機構であり、前記規制機能決定手段は、前記連結リンクを回動して同連結リンクの前記ロック機構との連結の断続状態を決定する正逆回転用の駆動モータであり、前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオン、オフ操作により前記駆動モータの電源に対する接続を切換えて同駆動モータの回転方向を変更する切換手段であることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明に係るロック解除制御装置においては、前記切換手段は、前記イグニッションスイッチのオン、オフ操作により動作するリレーを備えていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の作用・効果】
かかる構成のロック解除制御装置においては、車両のイグニションキーが引抜かれてイグニッションスイッチがオフ状態にある車両の駐車中では、規制機能決定手段は規制手段の規制機能を有効状態に選択していて、規制手段はロック解除操作手段の解除操作を無効にしている。このため、非常ドアの操作窓を覆蓋している蓋体を破壊してロック解除ハンドルを操作しても、非常ドアのロック機構によるロックは解除し得ず、非常ドアを開放して車室内へ侵入することはできない。
【0012】
また、駐車中の車両を発進すべく、イグニッションキーを挿入してイグニッションスイッチをオン状態にすると、規制機能決定手段は制御手段の制御により規制手段の規制機能を無効状態に選択して、規制手段はロック解除操作手段の解除操作を有効にする。このため、非常ドアの操作窓を覆蓋している蓋体を破壊してロック解除ハンドルを操作すれば、非常ドアのロック機構によるロックを解除し得て、非常ドアを開放することができる。この状態は、イグニッションスイッチがオフ状態になるまで保持され、非常時には、車両を停止して非常ドアを開放して車室内から脱出することができる。
【0013】
また、走行中の車両を停止してイグニションスイッチをオフ状態にすると、規制機能決定手段は制御手段の制御により規制手段の規制機能を有効状態に選択して、規制手段はロック解除操作手段の解除操作を無効にする。このため、ロック解除ハンドルを操作しても、非常ドアのロック機構によるロックは解除し得ず、非常ドアを開放して車室内へ侵入することはできない。
【0014】
このように、当該ロック解除制御装置によれば、車両の駐車時には、ロック解除ハンドルのロック解除の操作機能が自動的に無効になるとともに、車両の発進時にはロック解除ハンドルのロック解除の操作機能が自動的に有効になるため、車両の駐車中における車室内での盗難を防止することができるとともに、走行途中での非常時には、非常ドアを開放して車室内からの容易な脱出を図ることができる。
【0015】
なお、本発明に係るロック解除制御装置においては、規制手段として、ロック解除ハンドルと連結しロック機構との連結状態を断続される連結リンクを備え、同連結リンクとロック機構とが非連結状態のときロック解除ハンドルのロック解除操作を無効とするロック解除機構を採用し、規制機能決定手段として、連結リンクを回動して同連結リンクのロック機構との連結の断続状態を決定する正逆回転用の駆動モータを採用し、かつ制御手段として、イグニッションスイッチのオン、オフ操作により駆動モータの電源に対する接続を切換えて同駆動モータの回転方向を変更する切換手段を採用することにより、さらに、切換手段として、イグニッションスイッチのオン、オフ操作により動作するリレーを採用することにより、簡単な構造でかつ小型に構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明すると、図1には本発明の一例に係るロック解除制御装置を装備した車両の後部が示されている。当該車両はバスであって、車体11の後部には非常口12が形成されていて、非常口12は左開き式の非常ドア13にて開閉される。非常ドア13は、左側縁部にて非常口12の左側縁部に回動可能に組付けられていて、図2に示すロック装置により車体11側に解除可能にロックされている。
【0017】
ロック装置は、ロック機構20aと、ロック解除機構20bと、ロック解除制御機構20cと、制御回路30を備えているもので、ロック機構20a、ロック解除機構20b、およびロック解除制御機構20cを構成する各構成部材はベース21に組付けられており、ベース21を非常ドア13を構成するインナパネル13aの右側壁の内面に取付けることにより、インナパネル13aとアウタパネル13b間に配設されている。
【0018】
ロック機構20aは、ベース21に回動可能に支持したラッチ22と、車体11の非常口12の左壁部に設けた図示しないストライカを備え、ストライカは左側壁から非常ドア13の右側壁側へ突出していて、非常ドア13の閉鎖時には非常ドア13側のラッチ22が自動的に掛止されるように構成されている。これにより、非常ドア13は、非常口12を閉鎖することにより、車体11側に自動的にロックされる。当該ロック装置20aにおいては、ラッチ22を回動操作することによりストライカから外すことができて、ロック状態が解除されるように構成されている。。
【0019】
ロック解除機構20bは、ロック解除ハンドル23、第1リンク24、第2リンク25、および第3リンク26を備えている。ロック解除ハンドル23は、ベース21に設けたブラケット21aに上下方向へ回動可能に支持されて左右方向へ延び、ハンドル部23aは左側へ延びて非常ドア13に設けた操作窓13cに臨み、かつ操作部23bは右側へ延びている。
【0020】
第1リンク24は、ブラケット21aに上下方向へ回動可能に支持されて前後方向へ延び、リンク本体24aの前端には係合部24bが形成されている。第リンク24の係合部24bは、ロック解除ハンドル23の操作部23bの先端部の上方に係合可能に臨んでいる。
【0021】
第2リンク25は、その上端にて第1リンク24の後端部に回動可能に連結されて下方へ延びている。第2リンク25のリンク本体25aの中間部には係合部25bが形成されているとともに、下端部には上下方向に延びる係合溝25cが形成されている。第3リンク26は、その前端部にてラッチ22と一体にベース21に上下方向へ回動可能に支持されて後方に延びている。第3リンク26のリンク本体26aの後端部には、左方へ突出する係合部26bが形成されていて、同係合部26bは第2リンク25の係合部25bの下側に、互いに係合可能に臨んでいる。
【0022】
ロック解除制御機構20cは、操作レバー27と、ベース21の下端部に設けた収容部21bに収容されている駆動モータ28を備えている。操作レバー27は駆動モータ28にて、その支持軸27aを中心に前後方向(矢印A方向およびB方向)へ所定量回動するもので、上端部には係合ピン27bが突設されている。係合ピン27bは、第2リンク25の係合溝25cに挿入されて係合していて、操作レバー27を第2リンク25に連結している。
【0023】
ロック解除機構20bを構成する第1リンク24には、その前端部にベース21側に一端を掛止したテンションスプリング29の他端が掛止されている。テンションスプリング29は、第1リンク24を付勢してその係合部24bをロック解除ハンドル23の操作部23b上に弾撥的に係合させ、かつ第2リンク25を上動させている。また、操作レバー27は矢印B方向の回動位置にあって、第2リンク25の係合部25bを第3リンク26の係合部26b上に位置させている。この状態は、ロック解除機構20bのロック解除機能を有効にしている状態である。
【0024】
図3には、ロック解除制御機構20cを制御する制御回路30が示されている。当該制御回路30は、イグニションスイッチのオン、オフ操作により、駆動モータ28の回転方向を変換して、操作レバー27を図2の矢印A方向、および矢印B方向への回動を制御するものである。
【0025】
しかして、制御回路30は、電源31を駆動モータ28に接続するための接続回路と、イグニッションスイッチ32、第1リレー33、第2リレー34、第3リレー35、第4リレー36、ロックタイマー37、アンロックタイマー38を備えた回路とにより構成されている。
【0026】
当該制御回路30においては、イグニションスイッチ32のオン操作により、第1リレー33が動作してその可動接点33aを固定接点33b側から固定接点33c側へ切換え、アンロックタイマー38を所定時間動作させるとともに、第2リレー34および第3リレー35を動作して、第2リレー34の可動接点34aを固定接点34bに接続し、かつ第3リレー35の可動接点35aを固定接点35b側から固定接点35c側へ切換えるとともに、所定時間経過後には、第2リレー34の可動接点34aを固定接点34bから離間するとともに、第3リレー35の可動接点35aを固定接点35c側から固定接点35b側へ切換える。
【0027】
この結果、駆動モータ28は所定時間通電されて、アンロックタイマー38にて設定されている所定時間の間一方向に回転して、ロック解除制御機構20cの操作レバー27を所定量回動させて停止する。
【0028】
一方、イグニッションスイッチ32をオフ操作すると、第1リレー33が動作してその可動接点33aを固定接点33c側から固定接点33b側へ切換え、ロックタイマー37を所定時間動作させるとともに、第2リレー34および第3リレー35を動作して、第2リレー34の可動接点34aを固定接点34bに接続し、かつ第4リレー36の可動接点36aを固定接点36b側から固定接点36c側へ切換えるとともに、所定時間経過後には、第2リレー34の可動接点34aを固定接点34bから離間するとともに、第4リレー36の可動接点36aを固定接点36c側から固定接点36b側へ切換える。
【0029】
この結果、駆動モータ28に対する通電方向が切換えられて所定時間通電され、ロックタイマー37にて設定されている所定時間の間他方向に回転して、ロック解除制御機構20cの操作レバー27を逆方向へ所定量回動させて停止する。
【0030】
当該ロック装置においては、ロック解除機構20bと、ロック解除制御機構20cと、制御回路30とが一体となって本発明に係るロック解除制御装置を構成していて、ロック解除機構20bが本発明の規制手段に該当し、ロック解除機構20bを構成する第2リンク25が本発明の連結リンクに該当し、かつロック解除制御機構20cを構成する駆動モータ28が本発明の規制機能決定手段に該当する。ロック解除制御機構20cにおいては、駆動モータ28の一方向への回転により、操作レバー27が矢印A方向の回動位置に移行し、かつ駆動モータ28の他方向への回転により、操作レバー27が矢印B方向の回動位置に移行するように設定されている。
【0031】
このように構成したロック装置においては、車両のイグニションキーが引抜かれてイグニッションスイッチ32がオフ状態にある場合、制御回路30の第1リレー33は図3に示す状態にあって、可動接点33aが固定接点33b側に接続している。このため、ロック装置を構成するロック解除制御機構20cにおいては、操作レバー27が図2の矢印A方向の回動位置にあって、第2リンク25を第1リンク24との連結点を中心として矢印C方向へ回動させていて、第2リンク25の係合部25bは第3リンク26の係合部26bの上方から外れて位置している。
【0032】
この状態のロック装置において、ロック解除機構20bを構成するロック解除ハンドル23のハンドル部23aを下方へ回動操作した場合、その操作部23bにて第1リンク24の係合部24bをテンションスプリング29に抗して押上げ、第1リンク24をその支点24cを中心に回動し、第2リンク25押下げるが、第2リンク25は第3リンク26を押下げることができないため、ロック機構20aを構成するラッチ22を回動させることができず、ロック機構20aによるロック状態を解除することはできない。
【0033】
この状態は、イグニションキーが引抜かれている車両の駐車中の状態であって、非常ドア13の操作窓13aを覆蓋している蓋体を破壊してロック解除ハンドル23を操作しても、非常ドア13のロック機構20aによるロック状態は解除し得ず、非常ドア13を開放して車室内へ侵入することはできない。
【0034】
駐車中の車両を発進すべく、イグニッションキーを挿入してイグニッションスイッチ32をオン状態にすると、第1リレー33が動作してその可動接点33aを固定接点33b側から固定接点33c側へ切換え、アンロックタイマー38を所定時間動作させるとともに、第2リレー34および第3リレー35を動作して、第2リレー34の可動接点34aを固定接点34bに接続し、かつ第3リレー35の可動接点35aを固定接点35b側から固定接点35c側へ切換えるとともに、所定時間経過後には、第2リレー34の可動接点34aを固定接点34bから離間するとともに、第3リレー35の可動接点35aを固定接点35c側から固定接点35b側へ切換える。
【0035】
このため、ロック解除制御機構20cを構成する駆動モータ28は所定時間通電されて、アンロックタイマー38にて設定されている所定時間の間一方向に回転して、操作レバー27を所定量回動させて矢印B方向の回動位置に位置、すなわち、図2に示す状態に位置させる。これに伴い、第2リンク25は、第1リンク24との連結点25dを中心として矢印D方向へ回動されて、第2リンク25の係合部25bは、図2に示すように、第3リンク26の係合部26bの上方に位置する。
【0036】
この状態のロック装置において、ロック解除機構20bを構成するロック解除ハンドル23のハンドル部23aを下方へ回動操作した場合、その操作部23bにて第1リンク24の係合部24bをテンションスプリング29に抗して押上げ、第1リンク24をその支点24cを中心に回動し、第2リンク25を押下げる。これに伴い、第2リンク25はその係合部25bにて第3リンク26を押下げ、ロック機構20aを構成するラッチ22を回動させて、ロック機構20aによるロック状態を解除することができる。
【0037】
この状態は、イグニションキーが差込まれている車両の車両の走行中または一次停止中の状態であって、非常ドア13に操作窓13aを覆蓋している蓋体を破壊してロック解除ハンドル23を操作すれば、非常ドア13のロック機構20aによるロック状態は解除される。このため、非常時には、車両を一旦停止して非常ドア13を開放して車室内から脱出することができる。
【0038】
また、走行中の車両を停止してイグニションスイッチ32をオフ状態にすると、第1リレー33はその可動接点33aを固定接点33c側から固定接点33b側へ切換動作して、駆動モータ28を所定時間回転させて操作レバー27を矢印A方向の回動位置に位置させ、ロック解除ハンドル23の解除操作を無効にする。
【0039】
このように、当該ロック装置によれば、車両の駐車時には、ロック解除ハンドル23のロック解除の操作機能が自動的に無効になるとともに、車両の発進時にはロック解除ハンドル23のロック解除の操作機能が自動的に有効になるため、車両の駐車時における車室内での盗難を防止することができるとともに、走行途中での非常時には、車両を一旦停止させて非常ドアを開放し、車室内からの容易な脱出を図ることができる。
【0040】
また、当該ロック装置においては、ロック解除ハンドル23の解除規制手段として、ロック解除ハンドル23と連結しロック機構20aとの連結状態を断続される連結リンク(第2リンク25)を備え、第2リンク25とロック機構20aとが非連結状態のときロック解除ハンドル23のロック解除操作を無効とするロック解除機構20bを採用し、ロック解除ハンドル23の規制機能を決定する手段として、連結リンク(第2リンク25)を回動して同連結リンクのロック機構20aとの連結の断続状態を決定する正逆回転用の駆動モータ28を採用し、かつ制御手段として、イグニッションスイッチ32のオン、オフ操作により駆動モータ28の電源31に対する接続を切換えて駆動モータ28の回転方向を変更するリレー(第1〜第4リレー33〜36)を採用して、簡単な構造でかつ小型に構成としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロック解除制御装置を装備した車両の後方から見た部分斜視図である。
【図2】同ロック解除制御装置を組込んだロック装置の拡大斜視図である。
【図3】同ロック解除制御装置を構成する制御回路図である。
【符号の説明】
11…車体、12…非常口、13…非常ドア、13a…インナパネル、13b…アウタパネル、13c…操作窓、20a…ロック機構、20b…ロック解除機構、20c…ロック解除制御機構、21…ベース、21a…ブラケット、21b…収容部、22…ラッチ、23…ロック解除ハンドル、23a…ハンドル部、23b…操作部、24…第1リンク、24a…リンク本体、24b…係合部、24c…支点、25…第2リンク、25a…リンク本体、25b…係合部、25c…係合溝、25d…連結点、26…第3リンク、26a…リンク本体、26b…係合部、27…操作レバー、27a…支持軸、27b…係合ピン、28…駆動モータ、29…テンションスプリング、30…制御回路、31…電源、32…イグニッションスイッチ、33…第1リレー、34…第2リレー、35…第3リレー、36…第4リレー、33a,34a,35a,36a…可動接点、33b,33c,34b,35b,35c,36b,36c…固定接点、37…ロックタイマー、38…アンロックタイマー。

Claims (3)

  1. 車体の非常口を開閉する非常ドアに設けられ同非常ドアの前記車体に対するロック機構のロック状態を解除するロック解除ハンドルのロック解除操作機能を制御するロック解除制御装置であり、前記ロック解除ハンドルのロック解除操作を規制する規制手段と、同規制手段の規制機能を有効状態および無効状態のいずれかに選択的に決定する規制機能決定手段と、同規制機能決定手段の選択的決定を制御する制御手段を備え、同制御手段は、前記規制手段の規制機能がイグニションスイッチのオン操作により無効状態にかつイグニションスイッチのオフ操作により有効状態になるように、同規制機能決定手段の選択的決定を制御することを特徴とする車両用非常ドアのロック解除制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用非常ドアのロック解除制御装置において、前記規制手段は、前記ロック解除ハンドルと連結し前記ロック機構との連結状態を断続される連結リンクを備え同連結リンクと前記ロック機構とが非連結状態のとき前記ロック解除ハンドルのロック解除操作を無効とするロック解除機構であり、前記規制機能決定手段は、前記連結リンクを回動して同連結リンクの前記ロック機構との連結の断続状態を決定する正逆回転用の駆動モータであり、前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオン、オフ操作により前記駆動モータの電源に対する接続を切換えて同駆動モータの回転方向を変更する切換手段であることを特徴とする車両用非常ドアのロック解除制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両用非常ドアのロック解除制御装置において、前記切換手段は、前記イグニッションスイッチのオン、オフ操作により動作するリレーを備えていることを特徴とする車両用非常ドアのロック解除制御装置。
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